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▶ 原 美紀の特許一覧

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  • 特開-サポーチ 図1
  • 特開-サポーチ 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022164520
(43)【公開日】2022-10-27
(54)【発明の名称】サポーチ
(51)【国際特許分類】
   A45C 13/30 20060101AFI20221020BHJP
   A45C 3/02 20060101ALI20221020BHJP
   A45C 5/03 20060101ALI20221020BHJP
【FI】
A45C13/30 M
A45C3/02
A45C5/03
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021093280
(22)【出願日】2021-04-15
(71)【出願人】
【識別番号】517120231
【氏名又は名称】原 美紀
(72)【発明者】
【氏名】原 美紀
【テーマコード(参考)】
3B045
【Fターム(参考)】
3B045AA02
3B045AA03
3B045CE07
3B045GA02
3B045GB02
3B045GC02
3B045GD08
(57)【要約】
【課題】 脳損傷や麻痺などにより手や体が不自由になった人々の手や物を乗せたり、支えたりとサポートするバッグを提供する。
【解決手段】 本体部分(1)とサイド部分に固定の金具(2)(3)(4)(5)に稼働用の金具(6)を設けベルト(7)を設けたバッグを特徴とする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
バッグ本体に(1)にサイドのDカン(2)(3)(4)(5)を上下に設け、片側のDカン(2)(3)または(4)(5)のどちらかに円形の金具(6)を付け、ショルダーベルト(7)を設けたバッグ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、脳損傷や麻痺などにより手が不自由になった人々の手や物を乗せたり、支えたりとサポートするバッグに関するものである。
【背景技術】
【0002】
現代、三大疾病のひとつとまで言われる脳卒中は年々増加傾向にある。
その後遺症に悩まされる人も少なくない。
さらに、スーパーやコンビニでのレジ袋が有料化し、皆エコバッグを使用するにあたり、コンビニや一部の販売店でエコバッグに購入品を詰めるスペースが無く、片手しか使えない人にとってとても悩ましい問題が出来てしまった。
そんな片手しか使えない人が使いやすいバッグが無かった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003-299516号広報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これまで立ったまま筆記台として使用できるバッグはあったが、これは一般向きではないという欠点があった。
それはこれがビジネスや趣味には大変便利であっても、見た目的にも重量的にもショッピング用のバッグとは別物であると考えられる。
そしてこれは手が麻痺している人や体が不自由な人には簡単に使えるものではない。
なぜならこの筆記台としても使えるバッグは、ファスナーとしての開け口がたいへん広範囲であり片手の不自由な人には取り扱いが難しく、いくらバッグそのものが筆記台の役割を果たしたとしても、体の不自由な人が買い物で使用するには難易度が高い。
また、サイドには係止部材が設けられているがそもそもこれを片手しか使えない人が外そうとするのは困難である。
本発明はそんな不自由を強いられた人でもこのような欠点を無くし、手間をかけずにスライド式で台になるバッグである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
バッグ本体(1)の横面の金具(2)と(3)の又は(4)と(5)の間に金具(6)を通す。
そして金具(6)にベルト(7)の金具を取り付ける。
本発明は以上の構成からなるショルダーバッグである。
【発明の効果】
【0006】
普段はバッグとして斜め掛けに使用し、バッグから財布やスマホを取り出した後でも、バッグ本体が片手でスライドして横向きになるため、片手だけでもお会計や購入品を置く台として利用出来る。
金具(6)が円形な為、バッグのショルダーベルトの長さやバッグ内の荷物の多さや重さにかかわらず、無段階調整でベストな位置できちんと止まってくれる。
さらに円形の金具があらゆる角度で止まり可動域が広範囲な為、使用者の体形を選ばない。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】 本発明の正面図
図2】 本発明の横面図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
バッグ本体(1)の両サイドの上下にDカン(2)とDカン(3)、Dカン(4)とDカン(5)それぞれ設け、そのDカン(2)(3)又はDカン(4)(5)の間に円形の金具(6)を通し、さらに円形の金具(6)にショルダーベルトの金具(7)を取り付ける
右利きの人には円形の金具(6)を金具(2)と金具(3)の間に取り付け、左利きの人には金具(4)と金具(5)の間に取り付け、利き手がどちらでも使用出来る様にする。
本発明は、以下のような構造である。
これを使用するときは、普段は普通のバッグとして使用し、バッグをスライドさせて横向きに寝かせると、手や体の不自由な人にも使いやすい、支払い時に財布からお金を出す時や購入品をエコバッグにしまう際のスペースとして確保出来る。
【符号の説明】
【0009】
1 バッグ本体。
2 Dカン
3 Dカン
4 Dカン
5 Dカン
6 リング金具
7 ショルダーベルト
図1
図2