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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022165079
(43)【公開日】2022-10-31
(54)【発明の名称】組立式オーブンフレーム
(51)【国際特許分類】
   A47J 37/07 20060101AFI20221024BHJP
   A47J 37/06 20060101ALI20221024BHJP
【FI】
A47J37/07
A47J37/06 316
A47J37/06 331
A47J37/06 361
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021070263
(22)【出願日】2021-04-19
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-08-18
(71)【出願人】
【識別番号】521167741
【氏名又は名称】加藤 かおる
(74)【代理人】
【識別番号】100199668
【弁理士】
【氏名又は名称】林 郁夫
(72)【発明者】
【氏名】加藤 かおる
(72)【発明者】
【氏名】加藤 史識
(72)【発明者】
【氏名】加藤 知樹
【テーマコード(参考)】
4B040
【Fターム(参考)】
4B040AA02
4B040AB11
4B040AC02
4B040AC05
4B040AD04
4B040AE14
4B040CB30
4B040EA07
4B040EC02
(57)【要約】
【課題】従来の熱源上に載置し使用することで、野外の環境下であっても食材を美味しく調理可能であると共に、組立式で持ち運びも便利な組立式オーブンフレームを提供する。
【解決手段】熱源上に載置して使用する組立式のオーブンフレーム1であって、帯板状の金属製板の両端部を同一方向に略直角に屈曲させ平面視略コの字形状に形成された一対の本体フレーム板2と、一対の本体フレーム板2を対向させ略矩形状に組立固定する固定バー3とを有し、本体フレーム板2の両側面部2Aの上縁部近傍所要位置に固定バー貫通用スリット2Bを複数箇所に形成し、固定バー貫通用スリット2Bを選択することで略矩形状の幅方向の長さW1を任意に選択可能となる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
熱源上に載置して使用する組立式オーブンフレームであって、帯板状の金属製板の両端部を同一方向に略直角に屈曲させ平面視略コの字形状に形成され前記組立式オーブンフレームの本体部を形成する一対の本体フレーム板と、前記一対の本体フレーム板を対向させ略矩形状に組立固定する固定バーとを有し、前記本体フレーム板の両側面部の所要位置に固定バー貫通用スリットを複数箇所に形成し、前記固定バー貫通用スリットを選択し前記固定バーを貫通させることで前記略矩形状の幅方向の長さを任意に選択可能となることを特徴とする組立式オーブンフレーム。
【請求項2】
前記本体フレーム板を組立固定した状態の上方開口部を覆いつくす蓋体を有することを特徴とする請求項1に記載の組立式オーブンフレーム。
【請求項3】
前記本体フレーム板を組立固定した状態の上方開口部もしくは熱源側となる下方開口部に串部を直火から遮蔽可能となる遮蔽板を有し、前記遮蔽板は帯板状の金属製板を略直角に屈曲させ形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の組立式オーブンフレーム。
【請求項4】
前記蓋体に、分解した前記本体フレームと、前記固定バーと、前記本体フレーム板を組立固定した状態の上方開口部もしくは熱源側となる下方開口部に食材を保持する串を直火から遮蔽可能な遮蔽板とを、収納し携行可能なことを特徴とする請求項2に記載の組立式オーブンフレーム。
【請求項5】
前記蓋体に前記組立式オーブンフレーム内部の温度を測定可能となる温度計を有することを特徴とする請求項2又は請求項4に記載の組立式オーブンフレーム。
【請求項6】
前記蓋体に、前記組立式オーブンフレーム内部の食材の状態を確認できる透明素材から成る窓部を有することを特徴とする請求項2、請求項4又は請求項5のいずれか1項に記載の組立式オーブンフレーム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、野外で行う調理に使用する組立式オーブンフレームに関し、詳しくは、従来のバーベキューコンロなど様々な熱源上に載置して使用することで、野外における調理効率が向上する組立式オーブンフレームに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、野外での調理法であるバーベキューなどで使用するバーベキューコンロは、金属製の箱型のコンロ本体に複数の脚が取り付けられ、コンロ本体内に燃料を載置し、コンロ本体上部に焼き網や鉄板などを配設する構成であった。
【0003】
このような従来のバーベキューコンロは、炭や薪を燃料として使用するので、火の大きさを調整することが難しいく、火力調整方法が煩雑で不便である問題があった。そこで、特許文献1にはバーベキューコンロ本体の内部に、燃料を載置する燃料載置体を設け、燃料載置体が上下移動自在とし、任意の高さに保持することで火力調整を可能とするバーベキューコンロが開示されている。
【0004】
しかし、特許文献1に開示されているバーベキューコンロは、燃料と被調理物である食材との距離を調整することで、大まかに火力調整を可能とした以外は、基本的な調理方法は従来のバーベキューコンロと同様であり、食材の下面を下方からの直火で加熱調理する調理方法であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005-312803号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ここで、特許文献1に記載の発明や従来のバーベキューコンロを使用した調理法は、食材を下方からの直火で加熱調理する方法である為に、大まかに火力の調整が可能であったとしても、野外の環境下において食材の中心部まで均一に火を通すことが難しく、食材の下面が直火で焦げやすいと言う問題があった。
【0007】
特に、野外の環境下で行われる調理では、その日の気温、風の有無、湿度など外部要因が多数あり、一定の調理結果を得ることが難しく、例えば、食材の表面が焦げる、食材の中心部が十分過熱されていない状態、過熱によって食材の水分が失われた状態、串に刺された食材は串が高温となり手で持てない、竹串や木製の串が焦げて折れてしまうなどの状況に陥りやすい問題があった。
【0008】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その具体的目的は、従来の熱源上に載置し使用することで、野外の環境下であっても食材を美味しく効率的に調理可能であると共に、組立式で持ち運びも便利な組立式オーブンフレームを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、上記目的を達成するために案出されたものである。詳述するならば、野外で使用する、バーベキューコンロやガスコンロなどの熱源上に載置して使用する組立式オーブンフレームであって、帯板状の金属製板の両端部を同一方向に略直角に屈曲させ、平面視略コの字形状に形成され前記組立式オーブンフレームの本体部を形成する一対の本体フレーム板と、前記一対の本体フレーム板を対向させ略矩形状に組立固定する固定バーとを有し、前記一対の本体フレーム板の側面部の上縁近傍所要位置に固定バー貫通用スリットを複数箇所に形成し、前記一対の本体フレーム板の側面部を重ねる際に、前記固定バー貫通用スリットを選択し連通させ前記固定バー貫通することで、前記略矩形状の幅方向の長さを任意に設定可能となる。さらに、前記固定バーは、前記本体フレームの両側面部間の長ささより長いものを複数掛け渡すことで前記固定バー上に食材を直接載置する、若しくは食材用の焼き網や鉄板などを載置可能となる構成が含まれる。
【0010】
本発明の組立式オーブンフレームは、既存の熱源上に載置すると熱源の直火で食材の下面を加熱すると同時に、組立式オーブンフレーム内を加熱された空気が上昇することで加熱された空気が食材を包み込み食材の側面も加熱する効果が得られ、さらに、使用する食材によって幅方向の長さを調整できることで、食材の大きさに合わせて効率的に熱を加えることが出来る。
【0011】
本発明には、前記本体フレーム板を平面視略矩形状に組立固定した状態の上方開口部を覆いつくす金属製の蓋体を、前記側面部から突設状態の前記固定バーに載置できる構成が含まれる。
【0012】
本発明の組立式オーブンフレームは、前記固定バーの上面に載置した食材を下方からの直火と、前記本体フレームと前記蓋体とで形成された組立式オーブンとしての空間に加熱した空気を滞留させることで、食材に対して効率的に熱を加える所謂オーブンとしての機能を得ることができる。
【0013】
本発明には、前記本体フレーム板を組立固定した状態の上方開口部もしくは熱源側となる下方開口部の前側及び向側に付設することで、串刺し食材の串部を直火から遮蔽可能な遮蔽板を有し、前記遮蔽板が帯板状の金属製板を略直角に屈曲させ形成されている構成が含まれる。
【0014】
本発明の組立式オーブンフレームは、串刺し食品の調理において、串部を直火から遮蔽することで、串を持つ手を火傷などから防止できるばかりか、竹串や木串を使用しても串が焼け落ちることがない効果がある。
【0015】
本発明には、前記蓋体に分解した前記本体フレームと、前記固定バーと、前記本体フレーム板と、食材載置用の焼き網や鉄板と、組立固定した状態の上方開口部もしくは熱源側となる下方開口部に串刺し食品の串を直火から遮蔽可能な遮蔽板とを収納し、収納時以外は調理台に使用でき収納時には前記蓋体の開口面を覆いつくす金属板を嵌着し携行可能な構成が含まれる。
【0016】
本発明の組立式オーブンフレームは、組み立て式であると共に一部構成部材を梱包部材としても兼用していることで、省スペース化の効果が得られる。
【0017】
本発明には、前記蓋体に組立式オーブンフレーム内部の温度を測定可能となる温度計を有する構成が含まれる。
【0018】
本発明の組立式オーブンフレームは、野外の環境下であっても、オーブンフレーム内部の温度を管理することで調理の目安とすることができるので、一定程度の調理結果を得られる効果が期待できる。
【0019】
本発明には、前記蓋体に組立式オーブンフレーム内部にある食材の状態を確認できる透明素材から成る窓部を有する構成が含まれる。
【0020】
本発明の組立式オーブンフレームは、調理の進行具合を視覚で確認することで調理人の判断が容易となる効果が得られる。
【発明の効果】
【0021】
本発明の組立式オーブンフレームは、構成部品の点数が少なく低コストで、さらに、小型で携行便利でありながら、野外の環境下で行われる調理法でも食材を効率的に加熱することで、食材の水分を必要以上失わせることが無く、中まで適切に加熱する効能を有し、食材を美味しく調理することが簡便となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】第1実施形態に係る組立式オーブンフレームを示す斜視図である。
図2図1に示す組立式オーブンフレームをバーベキューコンロに載置した状態を示す斜視図である。
図3図2に示す組立式オーブンフレームに蓋体を載置した状態を示す斜視図である。
図4】第2実施形態に係る組立式オーブンフレームを示す斜視図である。
図5図4に示す組立式オーブンフレームに蓋体を載置した状態を示す斜視図である。
図6】第3実施形態に係る組立式オーブンフレームを示す説明図である。
図7】本発明の組立式オーブンフレームで食品を調理する際の作用を説明する断面図である。
図8】本発明の組立式オーブンフレームの構成例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。ただし、図面は模式的に図示しており、実際の寸法や比率等とは必ずしも一致しない。また、図面相互間において、お互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれることがある。
尚、本実施形態において、組立式オーブンフレームを設置した状態を基準に熱源側を下方向、食材を載置する側を上方向とし、組立式オーブンフレームの使用者側の面を前面側、反対側を後面側、前面側(後面側)と直交する面を側面部という。
【0024】
(第1実施形態)
図1図2図3及び図8に示されるように、串刺し食品100を調理する場合の本実施形態に係る組立式オーブンフレーム1は、帯板状の金属製板の両端部を同一方向に略直角に屈曲させ、組立式オーブンフレーム1を熱源である従来のバーベキューコンロ200上に設置した状態において、平面視略コの字形状に形成され組立式オーブンフレームの本体部を形成する一対の本体フレーム板2と、一対の本体フレーム板2を対向させ略矩形状に組立固定する固定バー3と、串刺し食材100の串を直火から遮蔽可能な遮蔽板4と、本体フレーム板2を平面視略矩形状に組立固定した状態の上方開口部を覆いつくす金属製の蓋体5とで構成されている。
【0025】
本体フレーム板2は、組立固定した状態の前面側と後面側とを形成する中央面部2Cと、中央面部2Cの両端部を同一方向に略直角に屈曲形成された左右の側面部2Aとで構成されている。また、側面部2Aの上縁部近傍であって上縁部よりやや下側にスリットの上端部が形成される高さで、側面部2Aの先端部より中央面部2Cに向かう長さ方向に沿った方向の長さ位置が違う所要位置に、固定バー3を挿入可能な固定バー貫通用スリット2Bが複数箇所に形成されている。
【0026】
固定バー3は、帯板状の金属製板の一端側を屈曲形成されたストッパー部3Aを有し、先端部は角部が面取りされ、左右の側面部2A間を掛け渡し先端部が突出する長さに形成されている。
【0027】
図1図2及び図7に示すように、遮蔽板4は、帯板状の金属製板を略直角に屈曲され中央面部2Cの長さ方向の長さより若干短い長さに形成されている。遮蔽板4は、本体フレーム板2を組立固定した状態の中央面部2Cの上縁に架設するか、熱源側となる下方開口部の中央面部2Cの下側に敷設することで、串刺し食材の串先と串元を直火から遮蔽できる。
【0028】
図3図4図5及び図8に示すように、蓋体5は、本体フレーム板2の幅方向の長さW2を最大幅にして組立固定した状態の上方開口部を覆いつくす所要形状及び寸法で形成すれば良く、詳しくは、中央面部2Cの長さ方向の長さより若干内寸法が長く且つ固定バー3の長さ寸法より短く、幅方向の内寸法は本体フレーム板2の幅方向の長さW2を最大幅にした状態よりもやや広い、略直方体の下面を全面開口部とした形状に形成され、本体フレーム板2の外面と蓋体5の内面とが略嵌合し、固定バー3の突設部分に載置可能な形状とすれば良い。
【0029】
蓋体5は、天板の中央部にノブ6を取り付ける為のノブ取付孔5Aと、天板所要位置に温度計7を取り付ける為の温度計取付け孔5Bとが穿孔されている。
ノブ6は、ノブ取付孔5Aに着脱自在に蝶着され、温度計7は温度計取付け孔5Bに着脱自在に蝶着されている。
また、蓋体5の天板に窓部用孔部(図示せず)を穿孔し、内側よりガラス板など透明素材を貼設固定し窓部(図示せず)を形成しても良い。
【0030】
本実施形態では、図1に示すように串刺し食材100の長さに合わせて、本体フレーム板2の幅方向の長さW1を、固定バー3を挿入する固定バー貫通用スリット2Bを選択することで設定します。次に、図2に示すようにバーベキューコンロ200の焼き網上に組立式オーブンフレーム1を載置すると、バーベキューコンロ200に載置された熱源の直火で表面を焼き上げ、加熱された熱風の煙突効果により食材の側面も加熱し内部に火を通すことで、効率的に美味しく仕上げる調理が可能になる。また、図3及び図7に示すように、蓋体5を載置すると、矢印で表示する熱風を滞留させることができ、所謂オーブンとしての機能により効率的に食材の内部に火を通すことが可能になる。
【0031】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付してその説明は省略する。
【0032】
串に刺していない食材、例えば、ウィンナー101などを調理する際は、本体フレーム板2の幅方向の長さW2を、固定バー貫通用スリット2Bを選択し固定バー3を複数挿入することで焼き網8の幅よりやや広く設定します。
固定バー3の上部に焼き網8を載置して、ウィンナー101や食品調理用アルミニウム箔上に載置したピザ(図示せず)などの食材を、上部に載置し実施形態1と同様に調理することが出来る。
【0033】
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
なお、第1実施形態及び第2実施形態と同様の構成については、同一の符号を付してその説明は省略する。
【0034】
図6に示すように、本実施形態では、ガスコンロの五徳201に焼き網8を載置し、その上に金属製フライパン202を重置し、その中に燻製チップ102を入れ、本体フレーム板2の幅方向の長さW2を、固定バー貫通用スリット2Bを選択し固定バー3を複数挿入することで焼き網8の幅よりやや広く設定する。
【0035】
次に、図4及び図5に示すように、第2実施形態と同様に固定バー3の上部に焼き網8を載置して、ウィンナー101などの食材を上部に載置し、固定バー3の突設部分に蓋体5を載置して加熱すると、蓋体5と本体フレーム板2とが略嵌合することで、内部に熱風を一定時間滞留可能な状態とし燻製料理器具として使用できる。
【0036】
さらに、金属製フライパン202に燻製チップ102は入れずに水(図示せず)を入れ、固定バー3上に焼き網8を載置し、食材を焼き網8上に載置した後に蓋体5を載置して加熱すると、蒸し料理器具としても本実施形態の組立式オーブンフレーム1が使用できる。また、蓋体5は、平滑な側壁部を有することから、蓋体5を取り外した時には自立させることが可能となり、調理場のスペースを無駄に使わない省スペースの効果がある。
【0037】
図8に示すように、組立式オーブンフレーム1を携行する時は、各構成部品を分解した状態にして、蓋体5の開口部を上向きにした状態で、本体フレーム板2、固定バー3、遮蔽板4、焼き網8、ノブ6、温度計7を収納し、蓋体5の開口部を調理板9で塞ぎ小型梱包した状態で携行可能となる。
【0038】
調理板9は、金属板で形成され縁部9Aを屈曲し、蓋体5の開口部を覆いつくす大きさの金属製で、携行時には梱包状態の蓋として使用し、調理時においては、まな板等に利用できる。
【0039】
本実施形態に係る組立式オーブンフレームは、上記実施形態に記載したように熱源上に載置すると野外でグリル料理、オーブン料理、燻製料理、蒸し料理など様々な調理法に使用する器具として使用できる。さらに、野外のような環境下での調理だけでなく、勿論室内での調理にも使用でき、組立式であるために携行時には小型梱包できるので利便性が高い。
【0040】
本発明を実施するための最良の構成、方法等は、上記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではなく、例えば、本実施形態では固定バーを帯板状の金属製板で形成したが、それに限定するものではなく、丸棒の金属棒を屈曲して形成しても良い。
【0041】
また、本実施形態では焼き網を使用していたが、調理する食材に合わせて鉄板や食品用アルミニウム箔を使用することとしても良い。
【0042】
以上のように、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上説明した実施形態に対し、形状、材質、数量、使用用途、位置若しくは配置等に対して当業者が様々な変更を加えることができるものである。
従って、既に開示した形状等の限定をした記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に示したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状等の限定を一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
【符号の説明】
【0043】
1 組立式オーブンフレーム
2 本体フレーム板
2A 側面部
2B 固定バー貫通用スリット
2C 中央面部
3 固定バー
3A ストッパー部
4 遮蔽板
5 蓋体
5A ノブ取付孔
5B 温度計取付け孔
6 ノブ
7 温度計
8 焼き網
9 調理板
9A 縁部
100 串刺し食材
101 ウィンナー
102 燻製チップ
200 バーベキューコンロ
201 五徳
202 金属製フライパン
W1,W2 本体フレームの幅
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8