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特開2022-165916データ処理方法、装置、電子機器および媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022165916
(43)【公開日】2022-11-01
(54)【発明の名称】データ処理方法、装置、電子機器および媒体
(51)【国際特許分類】
   H04L 67/55 20220101AFI20221025BHJP
【FI】
H04L67/55
【審査請求】有
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022051815
(22)【出願日】2022-03-28
(31)【優先権主張番号】202110426632.4
(32)【優先日】2021-04-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ANDROID
2.WINDOWS
(71)【出願人】
【識別番号】521208273
【氏名又は名称】阿波▲羅▼智▲聯▼(北京)科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】APOLLO INTELLIGENT CONNECTIVITY(BEIJING)TECHNOLOGY CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】101, 1st Floor, Building 1, Yard 7, Ruihe West 2nd Road, Beijing Economic and Technological Development Zone, Beijing 100176, China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】▲陳▼ ▲偉▼亮
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ ▲竜▼
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ 郁枚
(57)【要約】
【課題】本開示は、データ処理の技術分野に関し、特に、データプッシュ技術、クラウドコンピューティングおよびクラウドサービスの技術分野に関し、データ処理方法、装置、電子機器および媒体を提供する。
【解決手段】具体的な実現形態として、ターゲット走行機器におけるAV機器の動作状態が運転停止状態である場合、前記AV機器の停止状態通知メッセージを生成し、前記停止状態通知メッセージを用いてプッシュクライアントとプッシュサーバとの間のデータプッシュを停止するために、前記プッシュクライアントに前記停止状態通知メッセージを送信する。本開示は、プッシュクライアントとプッシュサーバとの間のデータプッシュの即時停止を確保する効果を実現し、ユーザがプッシュデータを感知できない場合、プッシュサーバが依然としてプッシュクライアントにデータをプッシュすることで、プッシュデータが欠落してしまうという問題を回避する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ターゲット走行機器におけるAV機器の動作状態が運転停止状態である場合、前記AV機器の停止状態通知メッセージを生成することと、
前記停止状態通知メッセージを用いてプッシュクライアントとプッシュサーバとの間のデータプッシュを停止するために、前記プッシュクライアントに前記停止状態通知メッセージを送信することとを含む、
データ処理方法。
【請求項2】
前記AV機器の動作状態は、
前記ターゲット走行機器の給電スイッチ状態がオフ状態になった場合、前記ターゲット走行機器の動作パラメータを取得することと、
前記ターゲット走行機器の動作パラメータに基づき、前記ターゲット走行機器におけるAV機器の動作状態を確定することと、
という方式により確定される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ターゲット走行機器の動作パラメータに基づき、前記ターゲット走行機器におけるAV機器の動作状態を確定することは、
前記ターゲット走行機器の動作パラメータがAV機器の運転停止条件を満たす場合、前記ターゲット走行機器におけるAV機器の動作状態が運転停止状態であることを確定することを含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記AV機器の運転停止条件は、
前記ターゲット走行機器の給電スイッチのオフ状態の持続時間が時間閾値を超えることと、
前記ターゲット走行機器の電流値が電流値閾値よりも小さいことと、
前記ターゲット走行機器の電圧値が電圧値閾値よりも小さいことと、
前記ターゲット走行機器のドア開閉状態が開状態であることと、
の少なくとも1つを含む、
請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記プッシュクライアントに前記停止状態通知メッセージを送信することは、
前記停止状態通知メッセージに関連する登録要求を取得することと、
前記登録要求からメッセージ受信側の情報を抽出することと、
前記メッセージ受信側の情報に基づき、前記停止状態通知メッセージを前記プッシュクライアントに転送するようにメッセージ受信側を制御することとを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
ターゲット走行機器におけるAV機器の動作状態が運転停止状態である場合、前記AV機器の停止状態通知メッセージを生成するための通知メッセージ生成モジュールと、
前記停止状態通知メッセージを用いてプッシュクライアントとプッシュサーバとの間のデータプッシュを停止するために、前記プッシュクライアントに前記停止状態通知メッセージを送信するためのデータプッシュ停止モジュールとを備える、
データ処理装置。
【請求項7】
前記装置は、動作状態確定モジュールを備え、具体的には、
前記ターゲット走行機器の給電スイッチ状態がオフ状態になった場合、前記ターゲット走行機器の動作パラメータを取得することと、
前記ターゲット走行機器の動作パラメータに基づき、前記ターゲット走行機器におけるAV機器の動作状態を確定することと、に用いられる、
請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記動作状態確定モジュールは、具体的には、更に、
前記ターゲット走行機器の動作パラメータがAV機器の運転停止条件を満たす場合、前記ターゲット走行機器におけるAV機器の動作状態が運転停止状態であることを確定することに用いられる、
請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記AV機器の運転停止条件は、
前記ターゲット走行機器の給電スイッチのオフ状態の持続時間が時間閾値を超えることと、
前記ターゲット走行機器の電流値が電流値閾値よりも小さいことと、
前記ターゲット走行機器の電圧値が電圧値閾値よりも小さいことと、
前記ターゲット走行機器のドア開閉状態が開状態であることと、
の少なくとも1つを含む、
請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記データプッシュ停止モジュールは、具体的には、
前記停止状態通知メッセージに関連する登録要求を取得することと、
前記登録要求からメッセージ受信側の情報を抽出することと、
前記メッセージ受信側の情報に基づき、前記停止状態通知メッセージを前記プッシュクライアントに転送するようにメッセージ受信側を制御することと、に用いられる、
請求項6に記載の装置。
【請求項11】
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに通信接続されたメモリとを備える電子機器であって、
前記メモリには、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶され、前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサが請求項1~5のいずれか1項に記載の方法を実行可能であるように、前記少なくとも1つのプロセッサにより実行される、
電子機器。
【請求項12】
コンピュータ命令が記憶された非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ命令は、請求項1~5のいずれか1項に記載の方法をコンピュータに実行させるために用いられる。
【請求項13】
前記コンピュータプログラムがプロセッサに実行されると、請求項1~5のいずれか1項に記載の方法を実現する、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、データ処理技術分野に関し、特に、データプッシュ技術、クラウドコンピューティングおよびクラウドサービス技術分野に関し、特に、データ処理方法、装置、電子機器および媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
車載シーンにおいて、車載機器システムのデータプッシュは、車載機器システム内の各アプリケーションによりプッシュされた関連情報およびシステムの重要な通知をユーザにタイムリーに取得させることができる。データプッシュの時効性および完全性は、ユーザの現在の車両状態に対する判断およびアプリケーション情報の取得に大きく影響を及ぼす。
【0003】
従来の車載機器システムは、システムのネイティブのシャットダウン放送を識別することにより、更にプッシュサーバとの間のデータプッシュを停止する。
【発明の概要】
【0004】
本開示は、プッシュクライアントとプッシュサーバとの間のデータプッシュを停止するための方法、装置、電子機器および媒体を提供する。
【0005】
本開示の一局面によれば、
ターゲット走行機器におけるAV(Audio&Video)機器の動作状態が運転停止状態である場合、前記AV機器の停止状態通知メッセージを生成することと、
前記停止状態通知メッセージを用いてプッシュクライアントとプッシュサーバとの間のデータプッシュを停止するために、前記プッシュクライアントに前記停止状態通知メッセージを送信することとを含むデータ処理方法を提供する。
【0006】
本開示の別の局面によれば、
ターゲット走行機器におけるAV機器の動作状態が運転停止状態である場合、前記AV機器の停止状態通知メッセージを生成するための通知メッセージ生成モジュールと、
前記停止状態通知メッセージを用いてプッシュクライアントとプッシュサーバとの間のデータプッシュを停止するために、前記プッシュクライアントに前記停止状態通知メッセージを送信するためのデータプッシュ停止モジュールとを備えるデータ処理装置を提供する。
【0007】
本開示の別の局面によれば、
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに通信接続されたメモリと、を備える電子機器であって、
前記メモリには、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶され、前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサが本開示のいずれか1項に記載の方法を実行可能であるように、前記少なくとも1つのプロセッサにより実行される電子機器を提供する。
【0008】
本開示の別の局面によれば、コンピュータ命令が記憶された非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ命令は、本開示のいずれか1項に記載の方法を前記コンピュータに実行させるために用いられる、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0009】
本開示の別の局面によれば、前記コンピュータプログラムがプロセッサに実行されると、本開示のいずれか1項に記載の方法を実現するコンピュータプログラムを提供する。
【0010】
本発明に記載された内容は、本発明の実施例のキーとなるまたは重要な特徴を標識するためのものではなく、本発明の範囲を限定するものでもないことが理解されるべきである。本発明の他の特徴は、以下の明細書により容易に理解することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図面は本形態をより良く理解するためのものであり、本開示を限定するものではない。
【0012】
図1】本開示の実施例に係るデータ処理方法のフローチャートである。
図2】本開示の実施例に係るデータ処理方法のフローチャートである。
図3】本開示の実施例に係るデータ処理装置の構造模式図である。
図4】本開示の実施例係るデータ処理方法を実現するための電子機器のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照しながら本発明の例示的な実施例について説明し、ここで、理解の便宜上、本開示の実施例に係る様々な細かい内容まで含まれているが、例示的なものに過ぎないと理解すべきである。従って、当業者であれば理解するであろうが、本開示の範囲および主旨から逸脱しない限り、ここで説明する実施例に対して様々な変更や修正を行うことができる。同様に、以下の説明において、公知の機能および構造の説明は、明確且つ簡潔にするために省略している。
【0014】
出願人は、研究開発過程で以下のことを見出した。従来の車載シーンでのデータプッシュの実現形態は、プッシュサーバが車載機器におけるプッシュクライアントにデータをプッシュし、プッシュクライアントが更にプッシュデータをメッセージクライアントに配布することにより、メッセージクライアントがプッシュデータを処理してからAV機器に表示することである。一方、従来のデータプッシュを停止する形態は、プッシュクライアントが車載機器システムのネイティブのシャットダウン放送を識別することにより、更にプッシュサーバとの間のデータプッシュを停止することである。
【0015】
しかし、従来のデータプッシュを停止する実現形態には、以下の欠点が存在する。車載機器システムがネイティブのシャットダウン放送を生成する前に、AV機器は既に運転停止状態にあり、ユーザがプッシュデータを見ることも聞くこともできないが、この場合のプッシュクライアントは依然としてプッシュサーバのプッシュデータを受信し、これにより、車載機器のAV機器が運転停止状態になってから、車載機器システムがネイティブのシャットダウン放送を生成するまでの間の期間内で、ユーザはプッシュデータを感知することができなくなり、これにより、プッシュデータは欠落してしまう。
【0016】
図1は、本開示の実施例に係るデータ処理方法のフローチャートであり、本実施例は、プッシュクライアントとプッシュサーバとの間のデータプッシュを停止する場合に適用され得る。本実施例の方法は、本開示の実施例に係るデータ処理装置で実行でき、前記装置はソフトウェアおよび/またはハードウェアで実現でき、計算能力を持つ任意の電子機器に集積できる。
【0017】
図1に示すように、本実施例に係るデータ処理方法は、以下のステップを含む。
【0018】
ステップS101:ターゲット走行機器におけるAV機器の動作状態が運転停止状態である場合、前記AV機器の停止状態通知メッセージを生成する。
【0019】
ここで、ターゲット走行機器は、自動車、電動車およびアシスト車等の走行機能を持つ機器を含んでもよいが、これらに限定されない。ターゲット走行機器にAV機器が取り付けられ、ディスプレイ、音響、ホーンおよびスピーカ等を含んでもよいが、これらに限定されず、ターゲット走行機器内の乗員が情報を取得できるAV機器であれば、いずれも本実施例の保護範囲に属すべきである。AV機器の動作状態は、運転正常状態および運転停止状態を含み、AV機器の動作状態が運転正常状態である場合、AV機器は乗員に情報を伝達することができ、例えば、ディスプレイは情報を可視化して表示することであり、更に、例えば、音響は、音声の方式で情報を再生すること等である。AV機器の動作状態が運転停止状態である場合、AV機器は乗員に情報を伝達することができず、例えば、ディスプレイは消灯状態にあることであり、更に、例えば、音響は再生停止状態にあること等である。
【0020】
一実施形態において、ターゲット走行機器の車載機器システムは、AV機器の動作状態をリアルタイムに監視し、監視方式は、取り付けられた監視機器によりAV機器の動作状態を直接的に監視することであってもよく、例えば、ディスプレイの点灯または消灯を監視することであり、更に、例えば、音響のスピーカ機能のオンまたはオフを監視すること等である。また、監視方式は、ターゲット走行機器の動作パラメータを取得し、動作パラメータに基づいてAV機器の動作状態を間接的に確定することであってもよく、例えば、ターゲット走行機器の電流値または電圧値によりAV機器の動作状態を確定することである。AV機器の動作状態が運転停止状態であると確定した場合、車載機器システムは、AV機器の停止状態通知メッセージを生成し、ここで、車載機器システムは、Androidシステム、IOSシステムまたはWindowsシステム等の任意のスマートオペレーティングシステムに基づいて開発されたものであってもよく、通知メッセージは、車載機器システムと各クライアントとの間の情報伝達を実現するためのものであり、異なる車載機器システムに対応する通知メッセージの具体的な形式も異なり、例えば、車載機器システムがAndroidシステムに基づいて開発されたものであると、通知メッセージはAndroidシステムの放送である。
【0021】
ターゲット走行機器におけるAV機器の動作状態が運転停止状態である場合、AV機器の停止状態通知メッセージを生成することにより、後続でプッシュクライアントに停止状態通知メッセージを送信するために基礎を築き上げる。
【0022】
ステップS102:前記停止状態通知メッセージを用いてプッシュクライアントとプッシュサーバとの間のデータプッシュを停止するために、前記プッシュクライアントに前記停止状態通知メッセージを送信する。
【0023】
ここで、プッシュクライアントは車載機器システムに構成され、プッシュサーバとの間で通信接続を確立するために用いられ、ことにより、プッシュサーバから送信されたプッシュデータを受信し、且つ、受信したプッシュデータをメッセージクライアントに転送し、メッセージクライアントがプッシュデータを処理してからAV機器に表示するために用いられる。プッシュデータは、様々なアプリケーションソフトウェアの通知情報、アフィリエイト情報、ソフトウェア更新情報またはアプリケーションソフトウェアの状態情報等を含んでもよいが、これらに限定されない。
【0024】
一実施形態において、車載機器システムはプッシュクライアントに停止状態通知メッセージを送信し、ここで、送信方式は、車載機器システムが直接プッシュクライアントに送信するという方式であってもよいし、車載機器システムが停止状態通知メッセージをメッセージクライアントに送信してから、停止状態通知メッセージをプッシュクライアントに転送するようにメッセージクライアントを制御するという方式等であってもよい。プッシュクライアントが停止状態通知メッセージを受信できる送信方式であれば、いずれも本実施例の保護範囲内に含まれる。プッシュクライアントが停止状態通知メッセージを受信すると、停止状態通知メッセージに基づいて通信中断命令を生成し、該通信中断命令をプッシュサーバに送信し、プッシュサーバは、通信中断命令を受信してその正当性を検証した後、プッシュクライアントとの間のデータ通信を中断し、即ち、プッシュクライアントとの間のデータプッシュを停止する。その後、プッシュサーバは、プッシュ待ちデータをプッシュサーバのローカルにキャッシュし、車載機器システムが再起動して再びプッシュクライアントとデータ通信を確立してから、キャッシュしたプッシュ待ちデータをプッシュクライアントに送信する。
【0025】
停止状態通知メッセージを用いてプッシュクライアントとプッシュサーバとの間のデータプッシュを停止するために、プッシュクライアントに停止状態通知メッセージを送信することにより、停止状態通知メッセージに基づいてプッシュクライアントとプッシュサーバとの間のデータプッシュを停止する効果を実現する。
【0026】
本開示は、ターゲット走行機器におけるAV機器の動作状態が運転停止状態である場合、AV機器の停止状態通知メッセージを生成し、且つ、停止状態通知メッセージを用いてプッシュクライアントとプッシュサーバとの間のデータプッシュを停止するために、プッシュクライアントに停止状態通知メッセージを送信することにより、プッシュクライアントとプッシュサーバとの間のデータプッシュの即時停止を確保する効果を実現し、AV機器が運転を停止してユーザがプッシュデータを感知できない場合、プッシュサーバが依然としてプッシュクライアントにデータをプッシュすることで、プッシュデータが欠落してしまうという問題を回避する。
【0027】
上記実施例の基に、S102における「プッシュクライアントとプッシュサーバとの間のデータプッシュを停止」した後、更に、以下のステップを含む。
【0028】
ターゲット走行機器におけるAV機器の動作状態が運転正常状態である場合、前記AV機器の正常状態通知メッセージを生成し、前記正常状態通知メッセージを用いて前記プッシュクライアントとプッシュサーバとの間のデータプッシュを開始するために、プッシュクライアントに前記正常状態通知メッセージを送信する。
【0029】
一実施形態において、AV機器の動作状態が更に運転正常状態になった場合、車載機器システムは正常状態通知メッセージを生成し、該正常状態通知メッセージをプッシュクライアントに送信し、プッシュクライアントは、該正常状態通知メッセージに基づいて通信確立要求を生成し、通信確立要求をプッシュサーバに送信し、プッシュサーバは、通信確立要求を受信してその正当性を検証した後、プッシュクライアントとの間のデータ通信を確立し、即ち、プッシュクライアントとの間のデータプッシュをオンにする。プッシュクライアントは、プッシュサーバにハートビートパケットを周期的に送信し、プッシュサーバの応答を取得した後、プッシュサーバとの間の通信接続状態を確認する。メッセージクライアントは、プッシュサービスとバインドする方式により、プッシュサーバから送信されたプッシュサーバに由来するプッシュデータを取得し、プッシュデータを処理してからAV機器に表示する。
【0030】
ターゲット走行機器におけるAV機器の動作状態が運転正常状態である場合、AV機器の正常状態通知メッセージを生成し、正常状態通知メッセージを用いてプッシュクライアントとプッシュサーバとの間のデータプッシュを開示するために、プッシュクライアントに正常状態通知メッセージを送信することにより、AV機器が正常に運転しているとき、プッシュクライアントとプッシュサーバとの間のデータプッシュを開始することを実現し、ユーザはプッシュデータを即時に感知することができ、データプッシュの時効性を確保する。
【0031】
図2は、本開示の実施例に係るデータ処理方法のフローチャートであり、上記技術案に基づいて更に最適化して拡張し、上記各好ましい実施形態と組み合わせることができる。
【0032】
ステップS201:前記ターゲット走行機器の給電スイッチ状態がオフ状態になった場合、前記ターゲット走行機器の動作パラメータを取得する。
【0033】
ここで、本実施例の給電スイッチは、ACCスイッチを含んでもよいが、これらに限定されず、ユーザは、給電スイッチによりターゲット走行機器を制御してAV機器に給電し、給電スイッチの状態は、オン状態およびオフ状態を含み、給電スイッチがオン状態にある場合、ターゲット走行機器はAV機器に給電し、給電スイッチがオフ状態にある場合、ターゲット走行機器は、関連システムの検出を行った後、AV機器への給電を停止する。ターゲット走行機器の動作パラメータは、ターゲット走行機器の動作状態に関連するパラメータ変数を表し、本実施例における動作パラメータは、給電スイッチのオフ状態の持続時間、電流値、電圧値およびドア開閉状態等を含んでもよいが、これらに限定されない。
【0034】
一実施形態において、車載機器システムは、給電スイッチ状態がオン状態からオフ状態になったことを検出すると、ターゲット走行機器のCAN(Controller Area Network、コントローラエリアネットワーク)バスを介してターゲット走行機器の動作パラメータを読み取る。
【0035】
ステップS202:前記ターゲット走行機器の動作パラメータに基づき、前記ターゲット走行機器におけるAV機器の動作状態を確定する。
【0036】
一実施形態において、ターゲット機器の動作パラメータ内の数値および/または状態値に基づき、ターゲット走行機器におけるAV機器の動作状態を確定する。
【0037】
好ましくは、S202は、
前記ターゲット走行機器の動作パラメータがAV機器の運転停止条件を満たす場合、前記ターゲット走行機器におけるAV機器の動作状態が運転停止状態であることを確定することを含む。
【0038】
ここで、AV機器の運転停止条件は、関連技術者がAV機器の運転停止に必要な条件に基づいて予め設定されるものであり、車載機器システムは、直接ターゲット走行機器の動作パラメータおよび運転停止条件に基づいてマッチングし、マッチング結果に基づいてターゲット走行機器におけるAV機器の動作状態を確定する。
【0039】
一実施形態において、ターゲット走行機器の動作パラメータと運転停止条件とをマッチングし、いずれかの動作パラメータと運転停止条件とのマッチングが成功すれば、ターゲット走行機器におけるAV機器の動作状態が運転停止状態であることを確定する。それに対応し、全ての動作パラメータと運転停止条件とのマッチングがいずれも成功しない場合、ターゲット走行機器におけるAV機器の動作状態が運転正常状態であることを確定する。
【0040】
ターゲット走行機器の動作パラメータがAV機器の運転停止条件を満たす場合、ターゲット走行機器におけるAV機器の動作状態が運転停止状態であることを確定することにより、ターゲット走行機器の動作パラメータに基づいてAV機器の動作状態を確定する効果を実現し、後続の停止状態通知メッセージを生成するために基礎を築き上げる。
【0041】
好ましくは、前記AV機器の運転停止条件は、以下のようなA、B、CおよびDのうちの少なくとも1つを含む。
【0042】
A、前記ターゲット走行機器の給電スイッチのオフ状態の持続時間が時間閾値を超える。
【0043】
一実施形態において、ターゲット走行機器の動作パラメータ内の給電スイッチのオフ状態の持続時間と、予め設定された時間閾値とを比較し、給電スイッチのオフ状態の持続時間が時間閾値を超える場合、ターゲット走行機器におけるAV機器の動作状態が運転停止状態であることを確定する。ここで、好ましくは、時間閾値が3分間を含む。
【0044】
B、前記ターゲット走行機器の電流値が電流値閾値よりも小さい。
【0045】
一実施形態において、ターゲット走行機器の動作パラメータ内の電流値と、予め設定された電流値閾値とを比較し、電流値が電流値閾値よりも小さい場合、ターゲット走行機器におけるAV機器の動作状態が運転停止状態であることを確定する。ここで、好ましくは、電流値閾値は0を含み、即ち、ターゲット走行機器は電源オフ状態にある。
【0046】
C、前記ターゲット走行機器の電圧値が電圧値閾値よりも小さい。
【0047】
一実施形態において、ターゲット走行機器の動作パラメータ内の電圧値と、予め設定された電圧値閾値とを比較し、電圧値が電圧値閾値よりも小さい場合、ターゲット走行機器におけるAV機器の動作状態が運転停止状態であることを確定する。ここで、好ましくは、電圧値閾値は10.3Vを含む。
【0048】
D、前記ターゲット走行機器のドア開閉状態が開状態である。
【0049】
一実施形態において、ターゲット走行機器のドア開閉状態を検出し、ターゲット走行機器のドアが閉状態から開状態になったことを検出した場合、ターゲット走行機器におけるAV機器の動作状態が運転停止状態であることを確定する。
【0050】
AV機器の運転停止条件を、ターゲット走行機器の給電スイッチのオフ状態の持続時間が時間閾値を超えることと、ターゲット走行機器の電流値が電流値閾値よりも小さいことと、ターゲット走行機器の電圧値が電圧値閾値よりも小さいことと、ターゲット走行機器のドア開閉状態が開状態であることとの少なくとも1つを含むように設定することにより、AV機器の運転停止状態を多次元的に確定できる効果を実現し、AV機器の運転停止状態を確定する正確度を向上させる。
【0051】
ステップS203:ターゲット走行機器におけるAV機器の動作状態が運転停止状態である場合、前記AV機器の停止状態通知メッセージを生成する。
【0052】
ステップS204:前記停止状態通知メッセージに関連する登録要求を取得し、前記登録要求からメッセージ受信側の情報を抽出する。
【0053】
ここで、メッセージ受信側は、車載機器システムに停止状態通知メッセージに関連する登録要求を送信することにより、AV機器の動作状態が運転停止状態であると確定した場合、車載機器システムに停止状態通知メッセージを生成させてメッセージ受信側に送信させる。異なるタイプの車載機器システムの通知登録方式は異なる。
【0054】
一実施形態において、車載機器システムがAndroidシステムに基づいて開発されたものであることを例とする。車載機器システムにおけるメッセージクライアントは、車載機器システムが起動するたびに、「AV機器が運転を停止する」イベントに対する放送登録要求を生成し、該放送登録要求を車載機器システムに送信し、ここで、放送の登録方式は、静的登録または動的登録等を含んでもよいが、これらに限定されない。車載機器システムは、メッセージクライアントから送信された放送登録要求を取得し、放送登録要求から、メッセージクライアント識別子等のようなメッセージクライアント情報を取得し、更に、メッセージクライアントを「AV機器が運転を停止する」イベントに対応する放送の放送受信者とする。
【0055】
ステップS205:前記メッセージ受信側の情報に基づき、前記停止状態通知メッセージを前記プッシュクライアントに転送するようにメッセージ受信側を制御する。
【0056】
一実施形態において、車載機器システムがAndroidシステムに基づいて開発されたものであることを例とし続ける。車載機器システムは、AV機器の動作状態が運転停止状態であると確定した場合、AV機器の停止状態放送を生成し、メッセージクライアントのクライアント識別子に基づき、停止状態放送をメッセージクライアントに送信し、受信した停止状態放送をプッシュクライアントに転送するようにメッセージクライアントを制御し、ここで、転送の方式は、メッセージクライアントとプッシュクライアントとの間に設けられた放送受信機により転送することを含んでもよいが、これらに限定されない
【0057】
ステップS206:前記停止状態通知メッセージを用いて前記プッシュクライアントとプッシュサーバとの間のデータプッシュを停止する。
【0058】
本開示は、ターゲット走行機器の給電スイッチ状態がオフ状態になった場合、ターゲット走行機器の動作パラメータを取得し、ターゲット走行機器の動作パラメータに基づいてターゲット走行機器におけるAV機器の動作状態を確定することにより、ターゲット走行機器の動作パラメータに基づいてターゲット走行機器におけるAV機器の動作状態を間接的に確定する効果を実現し、後続でAV機器の停止状態通知メッセージを生成するために基礎を築き上げる。停止状態通知メッセージに関連する登録要求を取得し、登録要求からメッセージ受信側の情報を抽出し、更にメッセージ受信側の情報に基づき、停止状態通知メッセージをプッシュクライアントに転送するようにメッセージ受信側を制御することにより、プッシュクライアントが停止状態通知メッセージを取得できる方法を実現し、後続で停止状態通知メッセージを用いてプッシュクライアントとプッシュサーバとの間のデータプッシュを停止するために基礎を築き上げる。
【0059】
図3は、本開示の実施例に係るデータ処理装置の構造模式図であり、プッシュクライアントとプッシュサーバとの間のデータプッシュを停止する場合に適用される。本実施例の装置は、ソフトウェアおよび/またはハードウェアで実現でき、計算能力を持つ任意の電子機器に集積できる。
【0060】
図3に示すように、本実施例に係るデータ処理装置30は、通知メッセージ生成モジュール31とデータプッシュ停止モジュール32とを備えてもよい。
【0061】
通知メッセージ生成モジュール31は、ターゲット走行機器におけるAV機器の動作状態が運転停止状態である場合、前記AV機器の停止状態通知メッセージを生成することに用いられる。
【0062】
データプッシュ停止モジュール32は、前記停止状態通知メッセージを用いてプッシュクライアントとプッシュサーバとの間のデータプッシュを停止するために、前記プッシュクライアントに前記停止状態通知メッセージを送信することに用いられる。
【0063】
好ましくは、前記装置は、動作状態確定モジュールを備え、具体的には、
前記ターゲット走行機器の給電スイッチ状態がオフ状態になった場合、前記ターゲット走行機器の動作パラメータを取得することと、
前記ターゲット走行機器の動作パラメータに基づき、前記ターゲット走行機器におけるAV機器の動作状態を確定することと、に用いられる。
【0064】
好ましくは、前記動作状態確定モジュールは、具体的には、更に、
前記ターゲット走行機器の動作パラメータがAV機器の運転停止条件を満たす場合、前記ターゲット走行機器におけるAV機器の動作状態が運転停止状態であることを確定することに用いられる。
【0065】
好ましくは、前記AV機器の運転停止条件は、
前記ターゲット走行機器の給電スイッチのオフ状態の持続時間が時間閾値を超えることと、
前記ターゲット走行機器の電流値が電流値閾値よりも小さいことと、
前記ターゲット走行機器の電圧値が電圧値閾値よりも小さいことと、
前記ターゲット走行機器のドア開閉状態が開状態であることと、
の少なくとも1つを含む。
【0066】
好ましくは、前記データプッシュ停止モジュール32は、具体的には、
前記停止状態通知メッセージに関連する登録要求を取得することと、
前記登録要求からメッセージ受信側の情報を抽出することと、
前記メッセージ受信側の情報に基づき、前記停止状態通知メッセージを前記プッシュクライアントに転送するようにメッセージ受信側を制御することと、に用いられる。
【0067】
本開示の実施例に係るデータ処理装置30は、本開示の実施例に係るデータ処理方法を実行でき、方法の実行に対応する機能モジュールおよび有益な効果を備える。本実施例で詳しく説明されていない詳細は、本開示のいずれかの実施例に係る方法の実施例における説明を参照することができる。
【0068】
本開示の実施例によれば、本開示は、電子機器、可読記憶媒体およびコンピュータプログラムを更に提供する。
【0069】
図4は、本開示の実施例を実施するために使用可能な例示的な電子機器400の模式的なブロック図を示す。電子機器は、ラップトップ型コンピュータ、デスクトップ型コンピュータ、ワークステーション、パーソナルデジタルアシスタント、サーバ、ブレードサーバ、メインフレーム、および他の適切なコンピュータのような様々な形式のデジタルコンピュータを表すことを目的とする。電子機器は、携帯端末、携帯電話、スマートフォン、ウェアラブル機器および他の類似する計算装置のような様々な形式の移動装置を表すこともできる。本発明に示されたコンポーネント、それらの接続、関係、およびそれらの機能は例示的なものに過ぎず、本発明に記載および/または要求される本発明の実現を限定するものではない。
【0070】
図4に示すように、機器400は、計算ユニット401を備え、読み出し専用メモリ(ROM)402に記憶されたコンピュータプログラム、または記憶ユニット408からランダムアクセスメモリ(RAM)403にロードされたコンピュータプログラムに基づき、様々な適当な動作および処理を実行することができる。RAM 403には、機器400の操作に必要な様々なプログラムおよびデータが記憶されてもよい。計算ユニット401、ROM 402およびRAM 403は、バス404を介して互いに接続されている。入力/出力(I/O)インタフェース405もバス404に接続されている。
【0071】
機器400における複数のコンポーネントはI/Oインタフェース405に接続され、キーボード、マウス等のような入力ユニット406と、各種のディスプレイ、スピーカ等のような出力ユニット407と、磁気ディスク、光ディスク等のような記憶ユニット408と、ネットワークカード、モデム、無線通信送受信機等のような通信ユニット409とを備える。通信ユニット409は、機器400がインターネットのようなコンピュータネットワークおよび/または様々な電気通信ネットワークを介して他のデバイスと情報/データを交換することを許容する。
【0072】
計算ユニット401は、処理および計算能力を有する汎用および/または専用の処理アセンブリであってもよい。計算ユニット401のいくつかの例は、中央処理ユニット(CPU)、グラフィックス処理ユニット(GPU)、各種の専用の人工知能(AI)コンピューティングチップ、各種の機械学習モデルアルゴリズムを実行する計算ユニット、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、および任意の適当なプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含んでもよいが、これらに限定されない。計算ユニット401は、上記様々な方法および処理、例えば、データ処理方法を実行する。例えば、いくつかの実施例において、データ処理方法は、コンピュータソフトウェアプログラムとして実現でき、有形的に記憶ユニット408のような機器可読媒体に含まれている。いくつかの実施例において、コンピュータプログラムの一部または全ては、ROM 402および/または通信ユニット409を介して機器400にロードおよび/またはインストールされ得る。コンピュータプログラムがRAM 403にロードされて計算ユニット401により実行されると、上記データ処理方法の1つまたは複数のステップを実行することができる。あるいは、他の実施例において、計算ユニット401は、他の任意の適当な方式(例えば、ファームウェアを介して)により、データ処理方法を実行するように構成され得る。
【0073】
ここまでに記載されたシステムおよび技術の様々な実施形態は、デジタル電子回路システム、集積回路システム、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準パーツ(ASSP)、システムオンチップのシステム(SOC)、複合プログラマブルロジックデバイス(CPLD)、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、および/またはそれらの組み合わせで実現できる。これらの様々な実施形態は以下を含んでもよい。1つまたは複数のコンピュータプログラムに実施され、該1つまたは複数のコンピュータプログラムは、少なくとも1つのプログラマブルプロセッサを含むプログラマブルシステムで実行および/または解釈することができ、該プログラマブルプロセッサは専用または汎用のプログラマブルプロセッサであってもよく、ストレージシステム、少なくとも1つの入力装置、および少なくとも1つの出力装置からデータおよび命令を受信し、且つデータおよび命令を、該ストレージシステム、該少なくとも1つの入力装置、および該少なくとも1つの出力装置に伝送することができる。
【0074】
本開示の方法を実施するためのプログラムコードは、1つまたは複数のプログラミング言語の任意の組み合わせでコードできる。これらのプログラムコードは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサまたはコントローラに提供でき、これにより、プログラムコードがプロセッサまたはコントローラにより実行されると、フローチャートおよび/またはブロック図で規定された機能/操作が実施される。プログラムコードは、完全に機器で実行されてもよいし、一部が機器で実行されてもよいし、独立したソフトウェアパッケージとして一部が機器で実行されて一部がリモート機器で実行されてもよいし、完全にリモート機器またはサーバで実行されてもよい。
【0075】
本開示の上記及び以下の記載において、機器可読媒体は、命令実行システム、装置またはデバイスに使用される、または命令実行システム、装置またはデバイスと合わせて使用されるプログラムを含有または記憶できる有形的な媒体であってもよい。機器可読媒体は、機器可読信号媒体または機器可読記憶媒体であってもよい。機器可読媒体は、電子の、磁気の、光の、電磁気の、赤外線の、または半導体のシステム、装置またはデバイス、または上記内容の任意の適当な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。機器可読記憶媒体の更なる具体的な例は、1つまたは複数の線による電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み出し専用ディスク(CD-ROM)、光記憶デバイス、磁気記憶デバイス、または上記内容の任意の適当な組み合わせを含む。
【0076】
ユーザとのインタラクションを提供するために、ここで説明するシステムおよび技術をコンピュータで実施することができ、該コンピュータは、ユーザに情報を表示するための表示装置(例えば、CRT(陰極線管)またはLCD(液晶ディスプレイ)モニタ)と、ユーザがそれにより入力をコンピュータに提供することができるキーボードおよび指向装置(例えば、マウスまたはトラックボール)とを有する。他の種類の装置は、更にユーザとのインタラクションを提供するために使用できる。例えば、ユーザに提供されるフィードバックは、任意の形式のセンシングフィードバック(例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、または触覚フィードバック)であってもよく、且つ、任意の形式(音入力、音声入力または、触覚入力を含む)でユーザからの入力を受信することができる。
【0077】
ここで説明するシステムおよび技術を、バックグラウンドコンポーネントを含むコンピューティングシステム(例えば、データサーバとする)、または中間コンポーネントを含むコンピューティングシステム(例えば、アプリケーションサーバ)、またはフロントエンドコンポーネントを含むコンピューティングシステム(例えば、ユーザがそれによりここで説明するシステムおよび技術の実施形態とインタラクションできるグラフィカルユーザインタフェースまたはネットワークブラウザを有するユーザコンピュータ)、またはこのようなバックグラウンドコンポーネント、中間コンポーネント、またはフロントエンドコンポーネントの任意の組み合わせを含むコンピューティングシステムに実施することができる。任意の形式または媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)により、システムのコンポーネントを互に接続することができる。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ブロックチェーンネットワーク、およびインターネットを含む。
【0078】
コンピューティングシステムはクライアントおよびサーバを含んでもよい。クライアントとサーバとは、一般的に互いに離れ、且つ、通常、通信ネットワークを介してインタラクションを行う。対応するコンピュータで実行されて互いにクライアント―サーバ関係を持つコンピュータプログラムにより、クライアントとサーバとの関係を生成する。サーバはクラウドサーバであってもよく、クラウドコンピューティングサーバまたはクラウドホストとも呼ばれ、クラウドコンピューティングサービス体系における1つのホスト製品であり、従来の物理ホストおよびVPSサービスに存在する管理しにくく、トラフィックの拡張性が弱いという欠陥を解決するために使用される。
【0079】
上記に示す様々な形式のフローを用い、ステップを並べ替え、追加または削除することができることを理解すべきである。例えば、本発明に記載された各ステップは、並列に実行されてもよいし、順に実行されてもよいし、異なる順序で実行されてもよく、本発明に開示された技術案の所望する結果を達成できる限り、本発明はここで限定しない。
【0080】
上記具体的な実施形態は、本発明の保護範囲を限定するものではない。当業者は、設計要求および他の要因に基づき、様々な修正、組み合わせ、サブ組み合わせおよび代替が可能であることを理解すべできる。本発明の精神および原則内で行われる任意の修正、均等置換および改良等は、いずれも本発明の保護範囲内に含まれているべきである。
図1
図2
図3
図4