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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022166158
(43)【公開日】2022-11-01
(54)【発明の名称】記録媒体
(51)【国際特許分類】
   H04N 7/18 20060101AFI20221025BHJP
【FI】
H04N7/18 D
H04N7/18 V
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022128014
(22)【出願日】2022-08-10
(62)【分割の表示】P 2019231262の分割
【原出願日】2019-12-23
(71)【出願人】
【識別番号】390002761
【氏名又は名称】キヤノンマーケティングジャパン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100189751
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 友輔
(72)【発明者】
【氏名】陽 政典
(57)【要約】      (修正有)
【課題】より簡易な操作で所望のネットワークカメラを選択することができ、所望の映像を確認しやすくする情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】方法は、カメラアイコンがマッピングされた地図を表示し、表示された地図にマッピングされたカメラアイコンに係るネットワークカメラを特定し、特定したネットワークカメラが撮影した映像を表示する。複数のネットワークカメラについて、識別情報であるカメラID、設置場所の緯度経度及び撮影方向の情報から構成されるテーブル情報は、記憶媒体に記憶することができる。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カメラアイコンがマッピングされた地図を表示する地図表示手段と、
前記表示手段により表示された地図にマッピングされたカメラアイコンに係るネットワークカメラを特定する特定手段と、
前記特定手段により特定されたネットワークカメラにより撮影された映像を表示する映像表示手段と、
を備えることを特徴とする情報処理システム。
【請求項2】
前記地図表示手段により表示された地図に対する操作を受け付けることで、表示される地図領域の変更をする地図領域変更手段と、
前記特定手段は、前記地図領域変更手段による地図領域の変更に基づき、当該変更された地図領域にマッピングされたカメラアイコンに係るネットワークカメラを特定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記地図表示手段により表示された地図に対する操作は、縮尺の変更またはスクロール操作であることを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
ネットワークカメラが設置された場所に係る情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された情報に基づき、地図上にカメラアイコンをマッピングするマッピング手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記記憶手段に記憶されたネットワークカメラが設置された場所に係る情報には、ネットワークカメラが設置された高さを示す情報が含まれることを特徴とする請求項4に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記地図表示手段により表示された地図に対する操作は、高さに係る条件の設定を行う操作であることを特徴とし、
前記マッピング手段は、前記操作に基づく高さに係る条件の設定を満たすネットワークカメラに係るカメラアイコンをマッピングすることを特徴とする請求項5に記載の情報処理システム。
【請求項7】
カメラアイコンがマッピングされた地図を表示する地図表示工程と、
前記表示工程により表示された地図にマッピングされたカメラアイコンに係るネットワークカメラを特定する特定工程と、
前記特定工程により特定されたネットワークカメラにより撮影された映像を表示する映像表示工程と、
を備えることを特徴とする情報処理方法。
【請求項8】
コンピュータを、
カメラアイコンがマッピングされた地図を表示する地図表示手段と、
前記表示手段により表示された地図にマッピングされたカメラアイコンに係るネットワークカメラを特定する特定手段と、
前記特定手段により特定されたネットワークカメラにより撮影された映像を表示する映像表示手段として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、防犯目的や、道路の混雑状況の監視、河川の水位の監視、気象状況の監視など、さまざまの用途・目的でネットワークカメラが街頭やビルの屋上、商業施設などに設置されている。
【0003】
また、これらのネットワークカメラで撮影された映像については、管理会社や警備会社に送信され、担当者がリアルタイムで確認できる仕組みが採られている。
【0004】
このように、街頭などに設置された多数のネットワークカメラを管理するには、どこにネットワークカメラが設定され、どのネットワークカメラで撮影された映像なのかを把握することが必要である。
【0005】
そこで、特許文献1では、地図上にカメラアイコンを表示することで、カメラの配置を認識可能にする仕組みが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平9-214937号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述の通り、ネットワークカメラの用途・目的は多岐にわたることから、設置されているネットワークカメラの数も非常に多くなっている。そのため、確認したい映像を撮影しているネットワークカメラを、より簡易な操作で直感的に選択できる仕組みが求められている。
【0008】
そこで、本発明は、より簡易な操作で所望のネットワークカメラを選択することができ、所望の映像を確認しやすくする仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の情報処理システムは、カメラアイコンがマッピングされた地図を表示する地図表示手段と、前記表示手段により表示された地図にマッピングされたカメラアイコンに係るネットワークカメラを特定する特定手段と、前記特定手段により特定されたネットワークカメラにより撮影された映像を表示する映像表示手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、より簡易な操作で所望のネットワークカメラを選択することができ、所望の映像を確認しやすくすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】情報処理システムの一例を示す図
図2】ハードウエア構成の一例を示す図
図3】カメラ映像表示処理の一例を示すフローチャート
図4】ネットワークカメラに関する情報が登録されたデータテーブル
図5】地図表示画面の一例を示す図
図6】地図表示画面の一例を示す図
図7】ネットワークカメラにより撮影された映像を表する画面の一例
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0013】
図1は、本発明における情報処理システムの構成の一例を示す図である。
【0014】
図1に示す通り、カメラ映像表示装置101、地図表示装置102、ネットワークカメラ103、映像管理装置104、地図情報配信装置105が通信可能に接続された構成となっている。
【0015】
カメラ映像表示装置101は、ネットワークカメラ103で撮影された映像を表示する装置であって、例えば、図7に示す画面を表示する装置である。
【0016】
地図表示装置102は、地図情報配信装置105が管理する地図を表示する装置であり、例えば図5図6の画面を表示する装置である。なお、本実施例においては、カメラ映像表示装置101と地図表示装置102とを別々の装置として説明するが、同一の装置がネットワークカメラ103で撮影された映像と地図とを表示する構成であっても良い。
【0017】
ネットワークカメラ103は、街頭や店舗内、ビルの屋上等に設置されたカメラであり、撮影した映像は映像管理装置104に送信される。
【0018】
映像管理装置104は、ネットワークカメラ103から送信された映像を受信し管理する装置である。また、カメラ映像表示装置101に対して当該映像を配信する機能を備える。
【0019】
地図情報配信装置105は、地図情報を管理する装置である。
【0020】
図2は、本発明の情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【0021】
図2に示すように、情報処理装置は、システムバス200を介してCPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、記憶装置204、入力コントローラ205、音声コントローラ206、ビデオコントローラ207、メモリコントローラ208、よび通信I/Fコントローラ209が接続される。
【0022】
CPU201は、システムバス200に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。
【0023】
ROM202あるいは外部メモリ213は、CPU201が実行する制御プログラムであるBIOS(Basic Input/Output System)やOS(Operating System)や、本情報処理方法を実現するためのコンピュータ読み取り実行可能なプログラムおよび必要な各種データ(データテーブルを含む)を保持している。
【0024】
RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM202あるいは外部メモリ213からRAM203にロードし、ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現する。
【0025】
入力コントローラ205は、キーボード210や不図示のマウス等のポインティングデバイス等の入力装置からの入力を制御する。入力装置がタッチパネルの場合、ユーザがタッチパネルに表示されたアイコンやカーソルやボタンに合わせて押下(指等でタッチ)することにより、各種の指示を行うことができることとする。
【0026】
また、タッチパネルは、マルチタッチスクリーンなどの、複数の指でタッチされた位置を検出することが可能なタッチパネルであってもよい。
【0027】
ビデオコントローラ207は、ディスプレイ212などの外部出力装置への表示を制御する。ディスプレイは本体と一体になったノート型パソコンのディスプレイも含まれるものとする。なお、外部出力装置はディスプレイに限ったものははく、例えばプロジェクタであってもよい。また、前述のタッチ操作を受け付け可能な装置については、入力装置も提供する。
【0028】
なおビデオコントローラ207は、表示制御を行うためのビデオメモリ(VRAM)を制御することが可能で、ビデオメモリ領域としてRAM203の一部を利用することもできるし、別途専用のビデオメモリを設けることも可能である。
【0029】
メモリコントローラ208は、外部メモリ213へのアクセスを制御する。外部メモリとしては、ブートプログラム、各種アプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、および各種データ等を記憶する外部記憶装置(ハードディスク)、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等を利用可能である。
【0030】
通信I/Fコントローラ209は、ネットワークを介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信やISDNなどの電話回線、および携帯電話の4G回線、5G回線等を用いた通信が可能である。
【0031】
尚、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ212上での表示を可能としている。また、CPU201は、ディスプレイ212上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
【0032】
次に図3のフローチャートを用いて、カメラ映像の表示処理について説明する。なお、図3のフローチャートで示す処理のうち、ステップS301~S306の処理はカメラ映像表示装置101のCPU201が、ステップS307~S309の処理は地図表示装置102のCPU201が、所定の制御プログラムを読みだして実行する処理である。
【0033】
ステップS301では、地図表示装置102は、表示された地図領域を変更する操作を受け付ける。具体的には、スクロール操作による表示範囲を変更する操作、拡大・縮尺の倍率を変更する操作等を受け付ける。
【0034】
ステップS302では、地図表示装置102は、ステップS301で受付けた操作に従い、表示する領域を変更する。
【0035】
ステップS303では、地図表示装置102は、ステップS302で表示した地図領域(変更後の領域)を特定するための情報を取得する。一例として、表示領域の左上と右下の緯度・経度の情報を取得する。左上と右下の緯度・経度を取得することで、緯度・経度の情報に基づき形成される矩形領域が表示領域である特定することができる。
【0036】
ステップS304では、地図表示装置102は、表示領域内にカメラが存在するかを判定する。具体的には、図4に示すカメラの設置場所等の情報が登録されたデータテーブルを読み込み、設置場所(緯度経度)の情報が、ステップS303で特定された表示領域内であるカメラが存在するかによって判定する。
【0037】
表示領域内にカメラが存在すると判定された場合(ステップS304:YES)は、処理をステップS305に移行する。
【0038】
表示領域内にカメラが存在しないと判定された場合(ステップS304:NO)は、本フローチャートの処理を終了する。
【0039】
ステップS305では、地図表示装置102は、表示領域内に存在するカメラの設置場所(緯度経度)を特定し、当該カメラの設置場所を示すアイコンを、地図上に表示(マッピング)する。
【0040】
ステップS306では、地図表示装置102は、ステップS305で地図上にアイコンを表示したカメラを特定する情報を映像管理装置104に対して送信する。
【0041】
ステップS307では、カメラ映像表示装置101は、映像管理装置104からネットワークカメラ103で撮影された映像を受信(取得)する。ここで受信する映像は、ステップS306で地図表示装置102から映像管理装置104に対して送信されたカメラを特定する情報により特定されるカメラにより撮影された映像である。また、当該カメラに係る情報(カメラ名称等)についても合わせて受信する。なお、撮影された映像をリアルタイムで取得しても良いし、一度映像管理装置104等の記憶部に記憶された(録画された)映像を取得しても良い。
【0042】
ステップS308では、カメラ映像表示装置101は、ステップS307で受信した映像を表示するための画面レイアウトを決定する。具体的には、どのカメラで撮影された映像を画面上のどこに配置して表示するかを決定する。例えば、地図上に表示されたカメラアイコンを左上から右下に向かって順に取得していき、取得できた順に、カメラ映像表示装置101の画面上の左上から右下に向かって映像を配置していくことで、地図上のカメラアイコンの位置と、映像表示画面上の位置とが対応することになる。その結果、どのカメラで撮影された映像であるかを把握しやすいレイアウトを実現することができる。
【0043】
ステップS309では、ステップS308で決定されたレイアウトに従い、ステップS307で受信した映像とカメラ名称とを画面上に表示する。ステップS309で表示される画面の一例を図7に示す。
【0044】
次に、図4のデータテーブルについて説明する。
【0045】
図4のデータテーブルは、ネットワークカメラ103の設置場所等に係る情報が登録されたテーブルである。具体的には、カメラを識別する情報であるカメラID401、カメラ名称402、設置場所(緯度経度)403、設置場所(高さ・フロア)404、撮影方向405等の情報から構成される。
【0046】
設置場所については、本実施例においては緯度・経度の情報(403)とフロアを特定する情報を用いているが、これらに限られず、設置場所が特定できる情報であればいずれでも良い。例えば緯度経度の情報の代わりに住所を用いても良い。また、フロア情報(×階や屋上といった情報)の代わりに、標高(海抜)を用いても良い。
【0047】
また、撮影方向405は、北を0度として、東を90度、南を180度、西を270度とする角度を用いて撮影方向を特定しているが、東西南北を用いて特定しても良い。
【0048】
なお、図4のデータテーブルはカメラ映像表示装置101、地図表示装置102、映像管理装置104のいずれに記憶されていても良い。
【0049】
次に、図5に示す地図表示画面について説明する。
【0050】
図5はステップS305で地図表示装置102の表示部に表示される画面の一例であり、縮尺の小さい地図が表示された例を示している。501に示すのがネットワークカメラ103のアイコンであり、設置場所と撮影方向が分かるようにアイコンを表示している。また、地図上に表示されたネットワークカメラの一覧をリスト形式で表示している(502)。503に示すスライダーを動かすことで、縮尺を変更することができる。また、スクロール操作を受け付けることで、上下左右に地図表示が移動する。
【0051】
次に、図6に示す地図表示画面について説明する。
【0052】
図6はステップS305で地図表示装置102の表示部に表示される画面の一例であり、図5に比べて縮尺が大きい地図が表示された例を示している。
【0053】
601に示すのがネットワークカメラ103のアイコンである。また、地図上に表示されたネットワークカメラの一覧をリスト形式で表示している(602)。リスト上にチェックボックスを設け、チェックされたカメラのみを表示することも可能である。また、603に示すように、フロア(高さ情報)を選択できるチェックボックスを設け、チェックされたフロアにあるカメラのみを表示することも可能である。これにより、例えば同じビルの中に設置されたネットワークカメラについても、3階に設置されたカメラだけを表示し、当該カメラにより撮影された映像だけを閲覧したいといった場合にも対応できる。また地図上に表示されたカメラのうち、屋上に設置されたカメラ(例えば、定点カメラ)だけを表示し、当該カメラにより撮影された映像だけを閲覧したいといった場合にも対応できる。
【0054】
縮尺の変更やスクロールについては、図5の例と同様の操作により受け付ける。
【0055】
なお、本実施例では、図6のように縮尺の大きい地図表示画面においてのみ、フロアの選択やカメラの選択を受け付けるようにしたが、図5においても同様の制御・表示をしても良い。
【0056】
次に図7に示す映像表示画面について説明する。
【0057】
図7は、ステップS309においてカメラ映像表示装置101に表示される画面の一例であり、地図表示装置102に図6の地図が表示された場合に表示される画面である。図7に示す通り、「A地点カメラ」「B地点カメラ」「C地点カメラ」「D地点カメラ」により撮影された映像と、カメラ名称とが表示されている。
【0058】
図3のフローチャートに示す通り、地図表示装置102に表示される地図の縮尺が変更されたりスクロールされることで、表示された地図領域に含まれるカメラが変わることで、カメラ映像表示装置101に表示される映像も変更されることになる。
【0059】
なお、本実施例においては、カメラ映像表示装置101と地図表示装置102とを別々の装置として説明し、図5図6の地図表示画面と、図7の映像表示画面とを別々の装置で表示するよう説明したが、1つの装置の同一の画面上に図5図6に示した地図と図7に示した映像とを表示しても良い。
【0060】
以上説明した通り、地図上にネットワークカメラの設置場所と撮影方向を示すアイコンを表示することで、ネットワークカメラの設置場所と撮影方向を把握することが可能となる。また、地図上にアイコンが表示されたネットワークカメラにより撮影された映像を表示することで、どのネットワークカメラで撮影された映像であるかを把握しやすくなる。また、確認したい映像を撮影したネットワークカメラに係るアイコンが地図上に表示されるように、地図の縮尺の変更やスクロールをすることで、当該ネットワークカメラにより撮影された映像を表示できることから、ネットワークカメラの選択がより簡易で直感的なものとなる。
【0061】
本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0062】
また、本発明におけるプログラムは、図3に示すフローチャートの処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムであり、本発明の記憶媒体は図3の処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムが記憶されている。なお、本発明におけるプログラムは図3の各装置の処理方法ごとのプログラムであってもよい。
【0063】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読み出し、実行することによっても本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0064】
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0065】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R、DVD-ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、EEPROM、シリコンディスク等を用いることが出来る。
【0066】
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0067】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0068】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、ひとつの機器から成る装置に適用しても良い。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0069】
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ、データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
【符号の説明】
【0070】
101 カメラ映像表示装置
102 地図表示装置
103 ネットワークカメラ
104 映像管理装置
105 地図情報配信装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2022-08-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のカメラに関するテーブル情報が記憶された記憶媒体であって、
該テーブル情報は、
前記カメラを識別する情報であるカメラID、
設置場所の緯度経度、
撮影方向の情報
から構成されることを特徴とする記憶媒体。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0001】
本発明は、記録媒体に関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
そこで、本発明は、所望の映像を確認しやすくする仕組みを提供することを目的とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
本発明の記録媒体は、
複数のカメラに関するテーブル情報が記憶された記憶媒体であって、
該テーブル情報は、
前記カメラを識別する情報であるカメラID、
設置場所の緯度経度、
撮影方向の情報
から構成されることを特徴とする
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
本発明によれば、所望の映像を確認しやすくすることが可能となる。