(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022166235
(43)【公開日】2022-11-01
(54)【発明の名称】ベアラマッピング方法、装置、基地局および端末
(51)【国際特許分類】
H04W 72/04 20090101AFI20221025BHJP
H04W 80/02 20090101ALI20221025BHJP
H04W 76/20 20180101ALI20221025BHJP
【FI】
H04W72/04 111
H04W80/02
H04W76/20
【審査請求】有
【請求項の数】16
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022130767
(22)【出願日】2022-08-18
(62)【分割の表示】P 2020529799の分割
【原出願日】2018-08-10
(31)【優先権主張番号】201710686917.5
(32)【優先日】2017-08-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】510065207
【氏名又は名称】大唐移▲動▼通信▲設▼▲備▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】DATANG MOBILE COMMUNICATIONS EQUIPMENT CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】1/F, Building 1, No.5 Shangdi East Road, Haidian District,Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100166729
【弁理士】
【氏名又は名称】武田 幸子
(72)【発明者】
【氏名】許 萌
(72)【発明者】
【氏名】チェン リー
(72)【発明者】
【氏名】許 芳麗
(72)【発明者】
【氏名】梁 靖
(57)【要約】 (修正有)
【課題】活性化/非活性化を繰り返し伝送するMAC CEのbitmapとベアラとのマッピング関係をネットワーク側と端末側の両側で統一化するベアラマッピング方法、装置、基地局および端末を提供する。
【解決手段】方法は、繰り返し伝送機能を有するように構成されたベアラのIDであるベアラIDと、活性化指示または非活性化指示を繰り返し伝送する制御エレメントであるMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、暗黙的または明示的な方式で指示することを含む。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基地局に応用されるベアラマッピング方法において、
繰り返し伝送機能を有するように構成されたベアラのIDであるベアラIDと、活性化指示または非活性化指示を繰り返し伝送する制御エレメントであるMAC CE(Medium Access Control Control Element)のビットマップ(bitmap)とのマッピング関係を、暗黙的または明示的な方式で指示することを含む、ベアラマッピング方法。
【請求項2】
ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を暗黙的な方式で指示することは、
所定プロトコルの取り決めによって、前記ベアラIDを所定ソートルールでソートしてベアラID系列を得るように端末に指示するとともに、前記ベアラID系列のうちの各前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を指示することを含む、請求項1に記載のベアラマッピング方法。
【請求項3】
前記所定ソートルールは、
ベアラの確立または修正の時間順にソートし、または、ベアラIDの逓増または逓減の順にソートすることを含む、請求項2に記載のベアラマッピング方法。
【請求項4】
前記ベアラID系列のうちの各前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を指示することは、
前記ベアラID系列のうちのN(正整数)個のベアラIDをビットマップのうちのN個の連続する位置にマッピングするように指示することを含み、
ここで、ベアラIDとビットマップのうちの位置とは、一対一に対応する、請求項2に記載のベアラマッピング方法。
【請求項5】
前記の前記ベアラID系列のうちのN個のベアラIDをビットマップのうちのN個の連続する位置にマッピングするように指示することは、
前記ベアラID系列のうちのN個のベアラIDをビットマップのうちのN個の連続する位置に所定マッピングルールで順にマッピングするように指示することを含み、
前記所定マッピングルールは、
高位から低位へマッピングするマッピングルールまたは低位から高位へマッピングするマッピングルールを含む、請求項4に記載のベアラマッピング方法。
【請求項6】
前記ベアラID系列のうちの各前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を指示した後に、
ベアラの新規確立の際に、新規に確立するベアラのベアラIDおよび前記所定ソートルールに基づいて、前記新規に確立するベアラのベアラIDを前記ベアラID系列のうちの対応位置に追加すること、および/または、
ベアラの解放の際に、解放が必要なベアラのベアラIDを前記ベアラID系列から削除すること、および/または、
ベアラの修正の際に、前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新することをさらに含む、請求項2に記載のベアラマッピング方法。
【請求項7】
ベアラの修正の際に、前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新することは、
ベアラのベアラIDを修正するのであれば、修正後のベアラIDおよび前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新することと、
ベアラのベアラIDを修正しないのであれば、前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新することとを含む、請求項6に記載のベアラマッピング方法。
【請求項8】
ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を明示的な方式で指示することは、
前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係をハイレイヤシグナリングによって指示することを含む、請求項1に記載のベアラマッピング方法。
【請求項9】
前記の前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係をハイレイヤシグナリングによって指示することは、
新規に確立するベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係をベアラ新規確立指令に付帯すること、および/または、
解放が必要なベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係、または、解放が必要なベアラのベアラID、または、当該ベアラに繰り返し伝送機能を有しなくなる旨を指示する指示情報を、ベアラ解放指令に付帯すること、および/または、
修正後ベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係をベアラ修正指令に付帯することを含む、請求項8に記載のベアラマッピング方法。
【請求項10】
前記のベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を暗黙的または明示的な方式で指示した後に、
目標ベアラの目標分岐に対し所定操作を行い、かつ前記目標ベアラには、前記所定操作が可能な分岐を少なくとも2つ構成可能である場合、前記目標ベアラのベアラIDとビットマップとの第1マッピング関係および目標分岐の分岐IDとビットマップとの第2マッピング関係を端末に送信することをさらに含む、請求項1に記載のベアラマッピング方法。
【請求項11】
端末に応用されるベアラマッピング方法において、
繰り返し伝送機能を有するように構成されたベアラのIDであるベアラIDと、活性化指示または非活性化指示を繰り返し伝送する制御エレメントであるMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、暗黙的または明示的な方式で特定することを含む、ベアラマッピング方法。
【請求項12】
ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を暗黙的な方式で特定することは、
所定プロトコルの取り決めによって、前記ベアラIDを所定ソートルールでソートしてベアラID系列を得るとともに、前記ベアラID系列のうちの各ベアラIDと前記MAC CEのビットマップとのマッピング関係を特定することを含む、請求項11に記載のベアラマッピング方法。
【請求項13】
前記所定ソートルールは、
ベアラの確立または修正の時間順にソートし、または、ベアラIDの逓増または逓減の順にソートすることを含む、請求項12に記載のベアラマッピング方法。
【請求項14】
前記ベアラID系列のうちの各ベアラIDと前記MAC CEのビットマップとのマッピング関係を特定することは、
前記ベアラID系列のうちのN(正整数)個のベアラIDをビットマップのうちのN個の連続する位置にマッピングすることを含み、
ここで、ベアラIDとビットマップのうちの位置とは、一対一に対応する、請求項12に記載のベアラマッピング方法。
【請求項15】
前記ベアラID系列のうちのN個のベアラIDをビットマップのうちのN個の連続する位置にマッピングすることは、
前記ベアラID系列のうちのN個のベアラIDをビットマップのうちのN個の連続する位置に所定マッピングルールで順にマッピングすることを含み、
前記所定マッピングルールは、
高位から低位へマッピングするマッピングルールまたは低位から高位へマッピングするマッピングルールを含む、請求項14に記載のベアラマッピング方法。
【請求項16】
前記ベアラID系列のうちの各ベアラIDと前記MAC CEのビットマップとのマッピング関係を特定した後に、
ベアラの新規確立の際に、新規に確立するベアラのベアラIDおよび前記所定ソートルールに基づいて、前記新規に確立するベアラのベアラIDを前記ベアラID系列のうちの対応位置に追加すること、および/または、
ベアラの解放の際に、解放が必要なベアラのベアラIDを前記ベアラID系列から削除すること、および/または、
ベアラの修正の際に、前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新することをさらに含む、請求項12に記載のベアラマッピング方法。
【請求項17】
ベアラの修正の際に、前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新することは、
ベアラのベアラIDを修正するのであれば、修正後のベアラIDおよび前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新することと、
ベアラのベアラIDを修正しないのであれば、前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新することとを含む、請求項16に記載のベアラマッピング方法。
【請求項18】
ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を明示的な方式で特定することは、
前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、基地局から送信されるハイレイヤシグナリングによって特定することを含む、請求項11に記載のベアラマッピング方法。
【請求項19】
前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、基地局から送信されるハイレイヤシグナリングによって特定することは、
新規に確立するベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係が付帯されたベアラ新規確立指令に基づいて、新規に確立するベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係を特定すること、および/または、
解放が必要なベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係、または、解放が必要なベアラのベアラID、または、当該ベアラに繰り返し伝送機能を有しなくなる旨を指示する指示情報が付帯されたベアラ解放指令に基づいて、解放が必要なベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係を解除すること、および/または、
修正後ベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係が付帯されたベアラ修正指令に基づいて、修正後ベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係を特定することを含む、請求項18に記載のベアラマッピング方法。
【請求項20】
目標ベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係である第1マッピング関係および前記目標ベアラの目標分岐とビットマップとのマッピング関係である第2マッピング関係を基地局から受信することと、
ここで、前記基地局から、目標ベアラの目標分岐に対し所定操作を行い、かつ前記目標ベアラには、前記所定操作が可能な分岐を少なくとも2つ構成可能である場合、第1マッピング関係および第2マッピング関係が送信され、
前記第1マッピング関係および前記第2マッピング関係に基づいて、前記目標ベアラの目標分岐に対し所定操作を行うこととをさらに含む、請求項11に記載のベアラマッピング方法。
【請求項21】
基地局に応用されるベアラマッピング装置において、
繰り返し伝送機能を有するように構成されたベアラのIDであるベアラIDと、活性化指示または非活性化指示を繰り返し伝送する制御エレメントであるMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、暗黙的または明示的な方式で指示するための指示モジュールを含む、ベアラマッピング装置。
【請求項22】
前記指示モジュールは、
所定プロトコルの取り決めによって、前記ベアラIDを所定ソートルールでソートしてベアラID系列を得るように端末に指示するとともに、前記ベアラID系列のうちの各前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を指示することに用いられる、請求項21に記載のベアラマッピング装置。
【請求項23】
前記指示モジュールは、
前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係をハイレイヤシグナリングによって指示することに用いられる、請求項21に記載のベアラマッピング装置。
【請求項24】
メモリと、プロセッサと、メモリに記憶されてプロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを含む基地局であって、
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、
繰り返し伝送機能を有するように構成されたベアラのIDであるベアラIDと、活性化指示または非活性化指示を繰り返し伝送する制御エレメントであるMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、暗黙的または明示的な方式で指示するプロセスを実行する、基地局。
【請求項25】
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、
所定プロトコルの取り決めによって、前記ベアラIDを所定ソートルールでソートしてベアラID系列を得るように端末に指示するとともに、前記ベアラID系列のうちの各前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を指示するプロセスを実行する、請求項24に記載の基地局。
【請求項26】
前記所定ソートルールは、
ベアラの確立または修正の時間順にソートし、または、ベアラIDの逓増または逓減の順にソートすることを含む、請求項25に記載の基地局。
【請求項27】
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、
前記ベアラID系列のうちのN(正整数)個のベアラIDをビットマップのうちのN個の連続する位置にマッピングするように指示するプロセスを実行し、
ここで、ベアラIDとビットマップのうちの位置とは、一対一に対応する、請求項25に記載の基地局。
【請求項28】
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、
前記ベアラID系列のうちのN個のベアラIDをビットマップのうちのN個の連続する位置に所定マッピングルールで順にマッピングするように指示するプロセスを実行し、
前記所定マッピングルールは、
高位から低位へマッピングするマッピングルールまたは低位から高位へマッピングするマッピングルールを含む、請求項27に記載の基地局。
【請求項29】
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、
ベアラの新規確立の際に、新規に確立するベアラのベアラIDおよび前記所定ソートルールに基づいて、前記新規に確立するベアラのベアラIDを前記ベアラID系列のうちの対応位置に追加するプロセス、および/または、
ベアラの解放の際に、解放が必要なベアラのベアラIDを前記ベアラID系列から削除するプロセス、および/または、
ベアラの修正の際に、前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新するプロセスを実行する、請求項25に記載の基地局。
【請求項30】
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、
ベアラのベアラIDを修正するのであれば、修正後のベアラIDおよび前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新するプロセスと、
ベアラのベアラIDを修正しないのであれば、前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新するプロセスとを実行する、請求項29に記載の基地局。
【請求項31】
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、
前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係をハイレイヤシグナリングによって指示するプロセスを実行する、請求項24に記載の基地局。
【請求項32】
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、
新規に確立するベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係をベアラ新規確立指令に付帯するプロセス、および/または、
解放が必要なベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係、または、解放が必要なベアラのベアラID、または、当該ベアラに繰り返し伝送機能を有しなくなる旨を指示する指示情報を、ベアラ解放指令に付帯するプロセス、および/または、
修正後ベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係をベアラ修正指令に付帯するプロセスを実行する、請求項31に記載の基地局。
【請求項33】
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、
目標ベアラの目標分岐に対し所定操作を行い、かつ前記目標ベアラには、前記所定操作が可能な分岐を少なくとも2つ構成可能である場合、前記目標ベアラのベアラIDとビットマップとの第1マッピング関係および目標分岐の分岐IDとビットマップとの第2マッピング関係を端末に送信するプロセスを実行する、請求項24に記載の基地局。
【請求項34】
コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1~10のいずれか一項に記載のベアラマッピング方法のステップが実現される、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項35】
端末に応用されるベアラマッピング装置において、
繰り返し伝送機能を有するように構成されたベアラのIDであるベアラIDと、活性化指示または非活性化指示を繰り返し伝送する制御エレメントであるMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、暗黙的または明示的な方式で特定するための特定モジュールを含む、ベアラマッピング装置。
【請求項36】
前記特定モジュールは、
所定プロトコルの取り決めによって、前記ベアラIDを所定ソートルールでソートしてベアラID系列を得るとともに、前記ベアラID系列のうちの各ベアラIDと前記MAC CEのビットマップとのマッピング関係を特定することに用いられる、請求項35に記載のベアラマッピング装置。
【請求項37】
前記特定モジュールは、
前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、基地局から送信されるハイレイヤシグナリングによって特定することに用いられる、請求項35に記載のベアラマッピング装置。
【請求項38】
メモリと、プロセッサと、メモリに記憶されてプロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを含む端末であって、
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、
繰り返し伝送機能を有するように構成されたベアラのIDであるベアラIDと、活性化指示または非活性化指示を繰り返し伝送する制御エレメントであるMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、暗黙的または明示的な方式で特定するプロセスを実行する、端末。
【請求項39】
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、
所定プロトコルの取り決めによって、前記ベアラIDを所定ソートルールでソートしてベアラID系列を得るとともに、前記ベアラID系列のうちの各ベアラIDと前記MAC CEのビットマップとのマッピング関係を特定するプロセスを実行する、請求項38に記載の端末。
【請求項40】
前記所定ソートルールは、
ベアラの確立または修正の時間順にソートし、または、ベアラIDの逓増または逓減の順にソートすることを含む、請求項39に記載の端末。
【請求項41】
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、
前記ベアラID系列のうちのN(正整数)個のベアラIDをビットマップのうちのN個の連続する位置にマッピングするプロセスを実行し、
ここで、ベアラIDとビットマップのうちの位置とは、一対一に対応する、請求項39に記載の端末。
【請求項42】
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、
前記ベアラID系列のうちのN個のベアラIDをビットマップのうちのN個の連続する位置に所定マッピングルールで順にマッピングするプロセスを実行し、
前記所定マッピングルールは、
高位から低位へマッピングするマッピングルールまたは低位から高位へマッピングするマッピングルールを含む、請求項41に記載の端末。
【請求項43】
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、
ベアラの新規確立の際に、新規に確立するベアラのベアラIDおよび前記所定ソートルールに基づいて、前記新規に確立するベアラのベアラIDを前記ベアラID系列のうちの対応位置に追加するプロセス、および/または、
ベアラの解放の際に、解放が必要なベアラのベアラIDを前記ベアラID系列から削除するプロセス、および/または、
ベアラの修正の際に、前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新するプロセスを実行する、請求項39に記載の端末。
【請求項44】
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、
ベアラのベアラIDを修正するのであれば、修正後のベアラIDおよび前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新するプロセスと、
ベアラのベアラIDを修正しないのであれば、前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新するプロセスとを実行する、請求項43に記載の端末。
【請求項45】
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、
前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、基地局から送信されるハイレイヤシグナリングによって特定するプロセスを実行する、請求項38に記載の端末。
【請求項46】
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、
新規に確立するベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係が付帯されたベアラ新規確立指令に基づいて、新規に確立するベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係を特定するプロセス、および/または、
解放が必要なベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係、または、解放が必要なベアラのベアラID、または、当該ベアラに繰り返し伝送機能を有しなくなる旨を指示する指示情報が付帯されたベアラ解放指令に基づいて、解放が必要なベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係を解除するプロセス、および/または、
修正後ベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係が付帯されたベアラ修正指令に基づいて、修正後ベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係を特定するプロセスを実行する、請求項45に記載の端末。
【請求項47】
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、
目標ベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係である第1マッピング関係および前記目標ベアラの目標分岐とビットマップとのマッピング関係である第2マッピング関係を基地局から受信するプロセスと、
ここで、前記基地局から、目標ベアラの目標分岐に対し所定操作を行い、かつ前記目標ベアラには、前記所定操作が可能な分岐を少なくとも2つ構成可能である場合、第1マッピング関係および第2マッピング関係が送信され、
前記第1マッピング関係および前記第2マッピング関係に基づいて、前記目標ベアラの目標分岐に対し所定操作を行うプロセスとを実行する、請求項38に記載の端末。
【請求項48】
コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項11~20のいずれか一項に記載のベアラマッピング方法のステップが実現される、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2017年8月11日に中国特許庁に提出された中国特許出願201710686917.5の優先権を主張し、その全ての内容が援用によりここに取り込まれる。
本開示は、通信応用の技術分野に係り、特にベアラマッピング方法、装置、基地局および端末に係る。
【背景技術】
【0002】
移動通信システムにおいて、4G/5G技術の発展に伴い、トラフィックの信頼性および適時性を求めるために、デュアルリンクおよびキャリアアグリゲーション(CA)、繰り返し伝送(duplication)などの技術が導入されている。1つのデータベアラDRBでは、複数の分岐を確立してデータの繰り返し伝送を行うことができる。ネットワーク側から、あるベアラのある分岐に対する活性化または非活性化などの制御行為をMAC CEによってUEに通知する。UEでは同時に複数のベアラの確立が可能であり、各ベアラでは複数の分岐を確立可能であるため、活性化または非活性化が必要なベアラおよびその分岐をネットワーク側からMAC CEによってUE側に通知する際に、活性化/非活性化を繰り返し伝送するMAC CEのbitmapとベアラとのマッピング関係に対しネットワーク側と端末側の両側での統一化、および、ベアラの確立、修正および削除の際におけるマッピング関係の保守について、まだ明確な解決手段がない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示の目的は、活性化/非活性化を繰り返し伝送するMAC CEのbitmapとベアラとのマッピング関係をネットワーク側と端末側の両側で統一化する問題を解決するために、ベアラマッピング方法、装置、基地局および端末を提供することにある。
課題を解決するための手段
【0004】
上記目的を実現するために、本開示は、基地局に応用されるベアラマッピング方法を提供する。
当該方法において、繰り返し伝送機能を有するように構成されたベアラのIDであるベアラIDと、活性化指示または非活性化指示を繰り返し伝送する制御エレメントであるMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、暗黙的または明示的な方式で指示することを含む。
【0005】
ここで、ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を暗黙的な方式で指示することは、
所定プロトコルの取り決めによって、前記ベアラIDを所定ソートルールでソートしてベアラID系列を得るように端末に指示するとともに、前記ベアラID系列のうちの各前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を指示することを含む。
【0006】
ここで、前記所定ソートルールは、
ベアラの確立または修正の時間順にソートし、または、ベアラIDの逓増または逓減の順にソートすることを含む。
【0007】
ここで、前記ベアラID系列のうちの各前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を指示することは、
前記ベアラID系列のうちのN(正整数)個のベアラIDをビットマップのうちのN個の連続する位置にマッピングするように指示することを含み、
ここで、ベアラIDとビットマップのうちの位置とは、一対一に対応する。
【0008】
ここで、前記の前記ベアラID系列のうちのN個のベアラIDをビットマップのうちのN個の連続する位置にマッピングするように指示することは、
前記ベアラID系列のうちのN個のベアラIDをビットマップのうちのN個の連続する位置に所定マッピングルールで順にマッピングするように指示することを含み、
前記所定マッピングルールは、
高位から低位へマッピングするマッピングルールまたは低位から高位へマッピングするマッピングルールを含む。
【0009】
ここで、前記ベアラID系列のうちの各前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を指示した後に、
ベアラの新規確立の際に、新規に確立するベアラのベアラIDおよび前記所定ソートルールに基づいて、前記新規に確立するベアラのベアラIDを前記ベアラID系列のうちの対応位置に追加すること、および/または、
ベアラの解放の際に、解放が必要なベアラのベアラIDを前記ベアラID系列から削除すること、および/または、
ベアラの修正の際に、前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新することをさらに含む。
【0010】
ここで、ベアラの修正の際に、前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新することは、
ベアラのベアラIDを修正するのであれば、修正後のベアラIDおよび前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新することと、
ベアラのベアラIDを修正しないのであれば、前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新することとを含む。
【0011】
ここで、ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を明示的な方式で指示することは、
前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係をハイレイヤシグナリングによって指示することを含む。
【0012】
ここで、前記の前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係をハイレイヤシグナリングによって指示することは、
新規に確立するベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係をベアラ新規確立指令に付帯すること、および/または、
解放が必要なベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係、または、解放が必要なベアラのベアラID、または、当該ベアラに繰り返し伝送機能を有しなくなる旨を指示する指示情報を、ベアラ解放指令に付帯すること、および/または、
修正後ベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係をベアラ修正指令に付帯することを含む。
【0013】
ここで、前記のベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を暗黙的または明示的な方式で指示した後に、
目標ベアラの目標分岐に対し所定操作を行い、かつ前記目標ベアラには、前記所定操作が可能な分岐を少なくとも2つ構成可能である場合、前記目標ベアラのベアラIDとビットマップとの第1マッピング関係および目標分岐の分岐IDとビットマップとの第2マッピング関係を端末に送信することをさらに含む。
【0014】
上記目的を実現するために、本開示は、端末に応用されるベアラマッピング方法をさらに提供する。
当該方法において、繰り返し伝送機能を有するように構成されたベアラのIDであるベアラIDと、活性化指示または非活性化指示を繰り返し伝送する制御エレメントであるMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、暗黙的または明示的な方式で特定することを含む。
【0015】
ここで、ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を暗黙的な方式で特定することは、
所定プロトコルの取り決めによって、前記ベアラIDを所定ソートルールでソートしてベアラID系列を得るとともに、前記ベアラID系列のうちの各ベアラIDと前記MAC CEのビットマップとのマッピング関係を特定することを含む。
【0016】
ここで、前記所定ソートルールは、
ベアラの確立または修正の時間順にソートし、または、ベアラIDの逓増または逓減の順にソートすることを含む。
【0017】
ここで、前記ベアラID系列のうちの各ベアラIDと前記MAC CEのビットマップとのマッピング関係を特定することは、
前記ベアラID系列のうちのN(正整数)個のベアラIDをビットマップのうちのN個の連続する位置にマッピングすることを含み、
ここで、ベアラIDとビットマップのうちの位置とは、一対一に対応する。
【0018】
ここで、前記の前記ベアラID系列のうちのN個のベアラIDをビットマップのうちのN個の連続する位置にマッピングすることは、
前記ベアラID系列のうちのN個のベアラIDをビットマップのうちのN個の連続する位置に所定マッピングルールで順にマッピングすることを含み、
前記所定マッピングルールは、
高位から低位へマッピングするマッピングルールまたは低位から高位へマッピングするマッピングルールを含む。
【0019】
ここで、前記ベアラID系列のうちの各ベアラIDと前記MAC CEのビットマップとのマッピング関係を特定した後に、
ベアラの新規確立の際に、新規に確立するベアラのベアラIDおよび前記所定ソートルールに基づいて、前記新規に確立するベアラのベアラIDを前記ベアラID系列のうちの対応位置に追加すること、および/または、
ベアラの解放の際に、解放が必要なベアラのベアラIDを前記ベアラID系列から削除すること、および/または、
ベアラの修正の際に、前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新することをさらに含む。
【0020】
ここで、ベアラの修正の際に、前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新することは、
ベアラのベアラIDを修正するのであれば、修正後のベアラIDおよび前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新することと、
ベアラのベアラIDを修正しないのであれば、前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新することとを含む。
【0021】
ここで、ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を明示的な方式で特定することは、
前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、基地局から送信されるハイレイヤシグナリングによって特定することを含む。
【0022】
ここで、前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、基地局から送信されるハイレイヤシグナリングによって特定することは、
新規に確立するベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係が付帯されたベアラ新規確立指令に基づいて、新規に確立するベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係を特定すること、および/または、
解放が必要なベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係、または、解放が必要なベアラのベアラID、または、当該ベアラに繰り返し伝送機能を有しなくなる旨を指示する指示情報が付帯されたベアラ解放指令に基づいて、解放が必要なベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係を解除すること、および/または、
修正後ベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係が付帯されたベアラ修正指令に基づいて、修正後ベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係を特定することを含む。
【0023】
ここで、上記ベアラマッピング方法において、
ここで、前記基地局から、目標ベアラの目標分岐に対し所定操作を行い、かつ前記目標ベアラには、前記所定操作が可能な分岐を少なくとも2つ構成可能である場合、第1マッピング関係および第2マッピング関係が送信され、
目標ベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係である第1マッピング関係および前記目標ベアラの目標分岐とビットマップとのマッピング関係である第2マッピング関係を基地局から受信することと、
前記第1マッピング関係および前記第2マッピング関係に基づいて、前記目標ベアラの目標分岐に対し所定操作を行うこととをさらに含む。
【0024】
上記目的を実現するために、本開示は、基地局に応用されるベアラマッピング装置をさらに提供する。
当該ベアラマッピング装置は、繰り返し伝送機能を有するように構成されたベアラのIDであるベアラIDと、活性化指示または非活性化指示を繰り返し伝送する制御エレメントであるMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、暗黙的または明示的な方式で指示するための指示モジュールを含む。
【0025】
ここで、前記指示モジュールは、
所定プロトコルの取り決めによって、前記ベアラIDを所定ソートルールでソートしてベアラID系列を得るように端末に指示するとともに、前記ベアラID系列のうちの各前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を指示することに用いられる。
【0026】
ここで、前記所定ソートルールは、
ベアラの確立または修正の時間順にソートし、または、ベアラIDの逓増または逓減の順にソートすることを含む。
【0027】
ここで、前記指示モジュールは、
前記ベアラID系列のうちのN(正整数)個のベアラIDをビットマップのうちのN個の連続する位置にマッピングするように指示することに用いられ、
ここで、ベアラIDとビットマップのうちの位置とは、一対一に対応する。
【0028】
ここで、前記指示モジュールは、
前記ベアラID系列のうちのN個のベアラIDをビットマップのうちのN個の連続する位置に所定マッピングルールで順にマッピングするように指示することに用いられ、
前記所定マッピングルールは、
高位から低位へマッピングするマッピングルールまたは低位から高位へマッピングするマッピングルールを含む。
【0029】
ここで、上記ベアラマッピング装置は、
ベアラの新規確立の際に、新規に確立するベアラのベアラIDおよび前記所定ソートルールに基づいて、前記新規に確立するベアラのベアラIDを前記ベアラID系列のうちの対応位置に追加するための第1更新モジュール、および/または、
ベアラの解放の際に、解放が必要なベアラのベアラIDを前記ベアラID系列から削除するための第2更新モジュール、および/または、
ベアラの修正の際に、前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新するための第3更新モジュールをさらに含む。
【0030】
ここで、前記第3更新モジュールは、
ベアラのベアラIDを修正するのであれば、修正後のベアラIDおよび前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新するための第1更新ユニットと、
ベアラのベアラIDを修正しないのであれば、前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新するための第2更新ユニットとを含む。
【0031】
ここで、前記指示モジュールは、
前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係をハイレイヤシグナリングによって指示することに用いられる。
【0032】
ここで、前記指示モジュールは、
新規に確立するベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係をベアラ新規確立指令に付帯するための第1処理サブモジュール、および/または、
解放が必要なベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係、または、解放が必要なベアラのベアラID、または、当該ベアラに繰り返し伝送機能を有しなくなる旨を指示する指示情報を、ベアラ解放指令に付帯するための第2処理サブモジュール、および/または、
修正後ベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係をベアラ修正指令に付帯するための第3処理サブモジュールを含む。
【0033】
ここで、上記ベアラマッピング装置は、
目標ベアラの目標分岐に対し所定操作を行い、かつ前記目標ベアラには、前記所定操作が可能な分岐を少なくとも2つ構成可能である場合、前記目標ベアラのベアラIDとビットマップとの第1マッピング関係および目標分岐の分岐IDとビットマップとの第2マッピング関係を端末に送信するための送信モジュールをさらに含む。
【0034】
上記目的を実現するために、本開示は、メモリと、プロセッサと、メモリに記憶されてプロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを含む基地局をさらに提供する。
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、
繰り返し伝送機能を有するように構成されたベアラのIDであるベアラIDと、活性化指示または非活性化指示を繰り返し伝送する制御エレメントであるMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、暗黙的または明示的な方式で指示するステップを実現する。
【0035】
上記目的を実現するために、本開示は、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。
当該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、
繰り返し伝送機能を有するように構成されたベアラのIDであるベアラIDと、活性化指示または非活性化指示を繰り返し伝送する制御エレメントであるMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、暗黙的または明示的な方式で指示するステップが実現される。
【0036】
上記目的を実現するために、本開示は、端末に応用されるベアラマッピング装置をさらに提供する。
当該ベアラマッピング装置は、繰り返し伝送機能を有するように構成されたベアラのIDであるベアラIDと、活性化指示または非活性化指示を繰り返し伝送する制御エレメントであるMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、暗黙的または明示的な方式で特定するための特定モジュールを含む。
【0037】
前記特定モジュールは、
所定プロトコルの取り決めによって、前記ベアラIDを所定ソートルールでソートしてベアラID系列を得るとともに、前記ベアラID系列のうちの各ベアラIDと前記MAC CEのビットマップとのマッピング関係を特定することに用いられる。
【0038】
ここで、前記所定ソートルールは、
ベアラの確立または修正の時間順にソートし、または、ベアラIDの逓増または逓減の順にソートすることを含む。
【0039】
ここで、前記特定モジュールは、
前記ベアラID系列のうちのN(正整数)個のベアラIDをビットマップのうちのN個の連続する位置にマッピングすることに用いられ、
ここで、ベアラIDとビットマップのうちの位置とは、一対一に対応する。
【0040】
ここで、前記特定モジュールは、
前記ベアラID系列のうちのN個のベアラIDをビットマップのうちのN個の連続する位置に所定マッピングルールで順にマッピングすることに用いられ、
前記所定マッピングルールは、
高位から低位へマッピングするマッピングルールまたは低位から高位へマッピングするマッピングルールを含む。
【0041】
ここで、上記ベアラマッピング装置は、
ベアラの新規確立の際に、新規に確立するベアラのベアラIDおよび前記所定ソートルールに基づいて、前記新規に確立するベアラのベアラIDを前記ベアラID系列のうちの対応位置に追加するための第4更新モジュール、および/または、
ベアラの解放の際に、解放が必要なベアラのベアラIDを前記ベアラID系列から削除するための第5更新モジュール、および/または、
ベアラの修正の際に、前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新するための第6更新モジュールをさらに含む。
【0042】
ここで、前記第6更新モジュールは、
ベアラのベアラIDを修正するのであれば、修正後のベアラIDおよび前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新するための第3更新ユニットと、
ベアラのベアラIDを修正しないのであれば、前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新するための第4更新ユニットとを含む。
【0043】
ここで、前記特定モジュールは、
前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、基地局から送信されるハイレイヤシグナリングによって特定することに用いられる。
【0044】
ここで、前記特定モジュールは、
新規に確立するベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係が付帯されたベアラ新規確立指令に基づいて、新規に確立するベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係を特定するための第1特定サブモジュール、および/または、
解放が必要なベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係、または、解放が必要なベアラのベアラID、または、当該ベアラに繰り返し伝送機能を有しなくなる旨を指示する指示情報が付帯されたベアラ解放指令に基づいて、解放が必要なベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係を解除するための第2特定サブモジュール、および/または、
修正後ベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係が付帯されたベアラ修正指令に基づいて、修正後ベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係を特定するための第3特定サブモジュールを含む。
【0045】
ここで、上記ベアラマッピング装置は、
目標ベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係である第1マッピング関係および前記目標ベアラの目標分岐とビットマップとのマッピング関係である第2マッピング関係を基地局から受信するための受信モジュールと、
ここで、前記基地局から、目標ベアラの目標分岐に対し所定操作を行い、かつ前記目標ベアラには、前記所定操作が可能な分岐を少なくとも2つ構成可能である場合、第1マッピング関係および第2マッピング関係が送信され、
前記第1マッピング関係および前記第2マッピング関係に基づいて、前記目標ベアラの目標分岐に対し所定操作を行うための処理モジュールとをさらに含む。
【0046】
上記目的を実現するために、本開示は、メモリと、プロセッサと、メモリに記憶されてプロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを含む端末をさらに提供する。
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、繰り返し伝送機能を有するように構成されたベアラのIDであるベアラIDと、活性化指示または非活性化指示を繰り返し伝送する制御エレメントであるMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、暗黙的または明示的な方式で特定するステップを実現する。
【0047】
上記目的を実現するために、本開示は、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。
当該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、
繰り返し伝送機能を有するように構成されたベアラのIDであるベアラIDと、活性化指示または非活性化指示を繰り返し伝送する制御エレメントであるMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、暗黙的または明示的な方式で特定するステップが実現される。
【発明の効果】
【0048】
本開示の上記技術手段において、ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、暗黙的または明示的な方式で指示することによって、端末側とネットワーク側ではビットマップのうちの各ビットに代表されるベアラを特定可能であり、さらに、ネットワーク側と端末側とは、活性化または非活性化が必要なベアラ及びその分岐をMAC CEによって明確化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【
図1】本開示の一部実施例におけるベアラマッピング方法の第1動作フローである。
【
図2】本開示の一部実施例におけるベアラマッピング方法の第2動作フローである。
【
図3】本開示の一部実施例におけるベアラマッピング装置の第1モジュール図である。
【
図4】本開示の一部実施例におけるベアラマッピング装置の第2モジュール図である。
【
図5】本開示の一部実施例における基地局の構造ブロック図である。
【
図6】本開示の一部実施例におけるベアラマッピング装置の第3モジュール図である。
【
図7】本開示の一部実施例におけるベアラマッピング装置の第4モジュール図である。
【
図8】本開示の一部実施例における端末の構造ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0050】
本開示の解決しようとする技術課題、技術手段及び利点をより明確にするために、以下、具体的な実施例及び図面を通じて詳細に記載する。
【0051】
本開示の一部実施例は、ベアラマッピング方法、装置、基地局および端末を提供し、活性化/非活性化を繰り返し伝送するMAC CEのbitmapとベアラとのマッピング関係をネットワーク側と端末側の両側で統一化する問題を解決する。
【0052】
図1に示すように、本開示の一部実施例において、基地局に応用されるベアラマッピング方法を提供する。
当該方法において、繰り返し伝送機能を有するように構成されたベアラのIDであるベアラIDと、活性化指示または非活性化指示を繰り返し伝送する制御エレメントであるMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、暗黙的または明示的な方式で指示するステップ101を含む。
【0053】
ここで、MAC層では、MAC CEの形式によって、ベアラデータパケットの繰り返し伝送(duplication)機能の活性化または非活性化を制御する。具体的に、MAC層では、ベアラの活性化または非活性化を指示するビットマップをMAC CEに付帯し、ビットマップのうちの各ビットは、繰り返し伝送機能を有するように構成されたベアラに一対一に対応する。UE側は、ネットワーク側のMAC CEに付帯されるビットマップのうちのビットが「0」または「1」であることから、対応する位置のベアラに対し、対応する繰り返し伝送データパケットの活性化または非活性化が必要であるかを特定し、結果をハイレイヤに知らせることができる。PDCP(Packet Data Convergence Protocol)層では、活性化または非活性化状態に基づいて、対応するRLC(Radio Link Control)エンティティおよび論理チャネルの使用および状態を決定する。
【0054】
本開示の一部実施例のベアラマッピング方法において、ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、暗黙的または明示的な方式で指示することによって、端末側とネットワーク側ではビットマップのうちの各ビットに代表されるベアラを特定可能であり、さらに、ネットワーク側と端末側とは、活性化または非活性化が必要なベアラ及びその分岐をMAC CEによって明確化することができる。
【0055】
さらに、本開示の一部実施例において、ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を暗黙的な方式で指示することは、
所定プロトコルの取り決めによって、前記ベアラIDを所定ソートルールでソートしてベアラID系列を得るように端末に指示するとともに、前記ベアラID系列のうちの各前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を指示することを含む。
【0056】
ここで、前記所定ソートルールは、ベアラの確立または修正の時間順にソートし、または、ベアラIDの逓増または逓減の順にソートすることを含む。
【0057】
さらに、前記ベアラID系列のうちの各前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を指示することは、
前記ベアラID系列のうちのN(正整数)個のベアラIDをビットマップのうちのN個の連続する位置にマッピングするように指示することを含み、
ここで、ベアラIDとビットマップのうちの位置とは、一対一に対応する。
【0058】
具体的に、前記ベアラID系列のうちのN個のベアラIDをビットマップのうちのN個の連続する位置に所定マッピングルールで順にマッピングするように指示する。
前記所定マッピングルールは、高位から低位へマッピングするマッピングルールまたは低位から高位へマッピングするマッピングルールを含む。
【0059】
本開示の一部実施例において、ネットワーク側と端末側のMAC層では、活性化/非活性化を繰り返し伝送するMAC CEのビットマップと繰り返し伝送のベアラとのマッピング関係を統一化するために、両方では、統一化されたベアラID系列を保守する必要があり、活性化または非活性化が必要なベアラIDをビットマップのマッピング形式によってネットワーク側から端末側に通知する。当該ベアラID系列は、ビットマップへマッピングする際に、ビットマップの高位から低位への順に一対一に対応してもよく、ビットマップの低位から高位への順に一対一に対応してもよい。
【0060】
さらに、前記ベアラID系列のうちの各前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を指示した後に、
ベアラの新規確立の際に、新規に確立するベアラのベアラIDおよび前記所定ソートルールに基づいて、前記新規に確立するベアラのベアラIDを前記ベアラID系列のうちの対応位置に追加すること、および/または、
ベアラの解放の際に、解放が必要なベアラのベアラIDを前記ベアラID系列から削除すること、および/または、
ベアラの修正の際に、前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新することをさらに含む。
【0061】
本開示の一部実施例において、ネットワーク側と端末側では、ベアラの確立または修正の時間順またはベアラIDの大小順に基づいて、ベアラとビットマップとのマッピング関係を暗黙的に確立して保守する。
【0062】
この際に、ベアラのベアラIDを修正するのであれば、修正後のベアラIDおよび前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新するが、ベアラのベアラIDを修正しないのであれば、前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新する。
【0063】
以下、ベアラの確立、修正および解放シーンで、暗黙的な方式で上記マッピング関係の確立及び保守を行うことを具体的に説明する。
【0064】
本開示の一部実施例において、1つのベアラを新規に確立することは、繰り返し伝送機能を有するベアラを新規に確立することを指し、具体的に、繰り返し伝送機能を有するベアラをハイレイヤシグナリングによって新規に確立し、または、非繰り返し伝送機能のベアラを繰り返し伝送機能を有するベアラに修正する。本開示の一部実施例において、1つのベアラを解放することは、繰り返し伝送機能を有するベアラを解放することを指し、具体的に、繰り返し伝送機能を有するベアラをハイレイヤシグナリングによって解放し、または、繰り返し伝送機能を有するベアラを非繰り返し伝送機能のベアラに修正する。本開示の一部実施例において、1つのベアラを修正することは、繰り返し伝送機能を有するベアラを修正することを指す。
【0065】
(1)ベアラの確立または修正の時間順にソートする。
ベアラの確立または修正の順にソートし、最初に確立されるベアラIDまたは修正されるベアラIDは、ベアラID系列の先頭に排列され、または、確立される最新ベアラまたは修正されるベアラは、ベアラID系列の先頭に排列される。ネットワーク側と端末側では、確立済みのベアラに対し、同様のルール、すなわち、先に確立されるベアラまたは修正されるベアラがベアラID系列の先頭に排列され、または、確立される最新ベアラまたは修正されるベアラがベアラID系列の先頭に排列されるというルールで、ベアラID系列を統一的に保守する。ベアラの確立、修正または削除シーンについて、ベアラID系列の保守原則は、以下である。
【0066】
1.1.ベアラの確立
新規に確立するベアラの場合、新規に確立するベアラのIDを、上記の決められている所定ソートルールで、ベアラID系列の先頭または末尾に排列してベアラID系列を保守する。ベアラの確立が失敗すると、元のベアラID系列を維持する。
【0067】
1.2.確立済みベアラの解放
確立済みのベアラを解放する際に、当該ベアラIDをベアラID系列から削除し、残りのベアラIDの位置を調整し、残りのベアラIDのソート順を維持し、マッピング位置の連続性を保持する。
【0068】
1.3.確立済みベアラの修正
1.31.確立済みベアラのベアラIDを修正する場合、以下の方法でベアラID系列を保守する。
当該ベアラの確立時間をソート基準とし、保守時間を考慮しない。ベアラID系列では、新規のベアラIDで古いベアラIDを取り換え、当該ベアラIDのベアラID系列における位置を維持する。
または、ベアラ修正時間でソートし、元のベアラを解放して新規のベアラを確立する方式でベアラID系列を保守する。すなわち元のベアラIDをベアラID系列から削除し、新規のベアラIDの修正時間に基づいて、新規ベアラIDをベアラ新規確立の原則でベアラID系列の対応位置に追加する。
1.32.確立済みベアラに対しそのIDを修正せず、ほかの設定を修正する場合、以下の方法でベアラID系列を保守する。
当該ベアラの確立時間をソート基準とし、ベアラID系列を処理せず、当該ベアラのベアラID系列における位置を維持する。
または、ベアラ修正時間をソート基準とし、元のベアラを解放して新規のベアラを確立する方式でベアラID系列を保守する。すなわち当該IDをベアラID系列から削除し、当該ベアラの修正時間に基づいて、当該ベアラIDをベアラ新規確立の原則でベアラID系列に追加する。
ベアラの修正が失敗し、ベアラが解放されない場合、元のベアラID系列を維持してもよく、修正原則で新規のベアラID系列を使用してもよい。ベアラの修正が失敗し、ベアラが解放される場合、1.2の確立済みベアラの解放原則でベアラID系列を更新する。
【0069】
また、複数のベアラを同時に確立、修正または解放する場合について、以下のように具体的に説明する。
【0070】
1.4.複数ベアラの同時確立/修正
1本のハイレイヤシグナリングに含まれるベアラ確立/修正リストには、少なくとも2つのベアラ確立/修正を含む場合、ベアラ確立/修正リストにおけるベアラの順番で、上記のベアラ新規確立シーンまたはベアラ修正シーンでの処理方式で順に処理する。すなわち、ベアラ確立/修正リストで先方のベアラは、上記処理方式で優先的に処理され、ベアラID系列への追加または修正が行われ、または、ベアラ確立/修正リストで後方のベアラは、上記処理方式で優先的に処理され、ベアラID系列への追加または修正が行われる。
【0071】
1.5.複数ベアラの同時解放
ベアラ解放リストの順に、上記のベアラ解放シーンでの処理方式で順にベアラを処理してベアラID系列を保守する。ベアラ解放リストで先方のベアラは、ベアラ解放シーンでの処理方式で優先的に処理され、または、ベアラ解放リストで後方のベアラは、ベアラ解放シーンでの処理方式で優先的に処理される。
【0072】
1.6.ベアラ確立/修正リストとベアラ解放リストが同時に存在する。
上記の複数ベアラの同時確立/修正の原則でベアラ確立/修正リストを優先的に処理し、上記の複数ベアラの同時解放の原則でベアラ解放リストを処理してベアラID系列を保守する。または、上記の複数ベアラの同時解放の原則でベアラ解放リストを優先的に処理し、上記の複数ベアラの同時確立/修正の原則でベアラ確立/修正リストを処理してベアラID系列を保守する。
【0073】
(2)ベアラIDの逓増または逓減の順にベアラID系列を保守する。
すなわちベアラID系列は、確立済みベアラのIDの順またはその逆の順に排列される。新規追加のベアラについて、新規に確立するベアラのベアラIDとベアラ系列におけるベアラIDを逓増または逓減の順にベアラID系列に追加する。解放されるベアラについて、当該ベアラIDをベアラID系列から削除するとともに、残りのベアラIDの順番を保守する。修正されるベアラについて、ベアラが修正されたのであれば、元のIDをベアラ解放原則でベアラID系列から削除し、新規IDをベアラ確立原則でソートし、ベアラの逓増または逓減の順を維持する。ベアラIDが修正されていなければ、元のベアラID系列を維持する。ベアラの確立、修正および解放は、ベアラID系列に対する調整について、ベアラマッピング関係の連続性を保持する必要があり、すなわちビットマップのうちの連続する複数の位置にマッピングされる。
【0074】
さらに、ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を明示的な方式で指示することは、
前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係をハイレイヤシグナリングによって指示することを含む。
【0075】
ここで、ネットワーク側のハイレイヤから、ベアラ確立または修正などの関連シグナリングによって、ベアラとMAC層のビットマップとのマッピング関係を明示的に識別し、当該マッピング関係を端末側とネットワーク側とは共同で確立して保守する。
【0076】
具体的に、新規に確立するベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係をベアラ新規確立指令に付帯し、および/または、
解放が必要なベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係、または、解放が必要なベアラのベアラID、または、当該ベアラに繰り返し伝送機能を有しなくなる旨を指示する指示情報を、ベアラ解放指令に付帯し、および/または、
修正後ベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係をベアラ修正指令に付帯する。
【0077】
ここで、上記ベアラ新規確立指令は、繰り返し伝送機能を有するベアラを新規に確立し、または、非繰り返し伝送機能のベアラを繰り返し伝送機能を有するベアラに修正することに用いられる。上記のベアラ解放指令は、繰り返し伝送機能を有するベアラを解放し、または、繰り返し伝送機能を有するベアラを非繰り返し伝送機能のベアラに修正することに用いられる。上記の指示情報は、具体的に明示的なIE、分岐数、ビットマップの無効ビットまたは設定しないことによって実現される。上記ベアラ修正指令は、繰り返し伝送機能を有するベアラを修正することに用いられる。
【0078】
本開示の一部実施例において、ハイレイヤのベアラ確立プロセスで、当該ベアラの索引位置を示すIEプレーンテキストを新規に追加する。ベアラIDと索引位置とを一対一に対応させ、当該対応関係がハイレイヤによって割り当てられ、当該系列がハイレイヤとMACとは共同で保守される。
【0079】
ハイレイヤでは、ベアラ修正の際に当該ベアラIDおよび/または索引位置を変更させ、ボトムレイヤでは、当該ベアラのベアラIDと索引位置との新規のマッピング関係を調整する。当該ベアラの索引位置が修正されるのであれば、古い索引位置とベアラIDとのマッピング関係を解除し、古い索引位置の属性を、新規のベアラが使用できるようにセットする。ベアラマッピング関係の修正が失敗すると、元のベアラマッピング関係を維持する。
【0080】
ベアラ解放の際に、ボトムレイヤでは、解放されるベアラとその索引位置とのマッピング関係を解除し、当該索引位置が新規のベアラにマッピングすることができる。ハイレイヤから割り当てられるベアラの索引位置は、非連続的であってもよく、すなわちビットマップのうちの非連続の複数の位置にマッピングすることができる。
【0081】
ベアラの確立、修正または解放プロセスで、ベアラとビットマップとのマッピング関係が変更するため、当該プロセスにおいて、ボトムレイヤによるMAC CE形式のベアラ活性化または非活性化行為が許容されず、そうでなければ、UE側とネットワーク側の不一致が生じる。
【0082】
本開示の一部実施例において、シグナリングベアラSRBとデータベアラDRBの異なるベアラ属性に基づいて、2種類のベアラタイプには、異なる管理方式が必要である可能性があるため、MAC層でDRBとSRBを明確に区分するために、ビットマップの最高位から連続N(確立可能なSRB数によって決められる)ビットをSRBベアラにマッピングすると規定してもよく、ビットマップの低位から連続NビットをSRBベアラにマッピングすると規定してもよい。SRBの使用ルールは、DRBとは異なってもよい。上記のベアラIDの暗黙的マッピング方法は、DRBとSRBのベアラIDマッピング関係の確立と保守にそれぞれ適用可能であり、明示的なマッピング方法では、ハイレイヤシグナリングによって、ベアラID系列にマッピングされる位置を明示的に識別する。当該位置は、ビットマップの絶対位置であってもよい。ハイレイヤは、SRBのリザーブビットに基づいて、SRB、DRBベアラの位置を割り当てる。当該位置は、SRBまたはDRBの開始位置に対する相対的な位置であってもよい。
【0083】
本開示の一部実施例のベアラマッピング方法において、ネットワーク側とUEとは、MAC層によって共同で保守されるベアラID系列を通じて、ビットマップによって活性化または非活性化が必要なベアラに共同でアドレッシングすることができる。
【0084】
この際に、本開示の一部実施例のベアラマッピング方法において、上記ステップ101の後に、
目標ベアラの目標分岐に対し所定操作を行い、かつ前記目標ベアラには、前記所定操作が可能な分岐を少なくとも2つ構成可能である場合、前記目標ベアラのベアラIDとビットマップとの第1マッピング関係および目標分岐の分岐IDとビットマップとの第2マッピング関係を端末に送信することをさらに含む。
【0085】
ここの所定操作は、具体的に活性化操作または非活性化操作である。上記第1マッピング関係と上記第2マッピング関係を端末に送信することによって、端末は、前記第1マッピング関係および前記第2マッピング関係に基づいて、前記目標ベアラの目標分岐に対し活性化操作または非活性化操作を行う。
【0086】
なお、各ベアラに最多で2つの分岐しか構成できない場合、プライマリ分岐とセカンダリ分岐を区分し、かつプライマリ分岐がMAC CEによって修正されず、セカンダリ分岐のみに対し活性化または非活性化などの行為を行うのであれば、活性化または非活性化を行う際に、MACでは、アドレッシングベアラ以外の情報を別途提供する必要がなく、UE側とネットワーク側の両方とも、活性化または非活性化が必要なベアラの分岐を識別することができる。
【0087】
各ベアラに最多で2つの分岐しか構成できない場合、プライマリ分岐とセカンダリ分岐を区分せず、2つの分岐が平等であれば、プライマリ分岐とセカンダリ分岐で活性化または非活性化を行う際に、基地局側からアドレッシングベアラ以外の情報を提供してアドレッシングを行う必要がある。
【0088】
各ベアラに最多で2より多い分岐を構成でき、かつプライマリ分岐とセカンダリ分岐を区分する場合、セカンダリ分岐で活性化または非活性化を行う際に、基地局側からアドレッシングベアラ以外の情報を提供する必要がある。プライマリ分岐とセカンダリ分岐を区分しない場合、すべての分岐では、活性化または非活性化を行う際に、基地局側からアドレッシングベアラ以外の情報を提供してアドレッシングを行う必要がある。
【0089】
基地局からアドレッシングベアラ以外の情報を提供して活性化または非活性化およびほかの行為が必要な分岐情報のアドレッシングを行う場合、MAC CEにおける余分のビットマップによって実現可能であり、MAC CEでベアラIDを指示するビットマップと組み合わせて使用することによって、活性化または非活性化(またはほかの行為)が必要なベアラの1つまたは複数の分岐をUE側に通知する。ネットワーク側とUE側の間の分岐の対応関係を統一化するために、ハイレイヤでベアラを構成する際に、活性化または非活性化が可能な分岐の論理チャネルIDまたはほかの、当該分岐を識別可能なIDを順にボトムMACに提供する。MACでは、当該順番で高位から低位へビットマップに対応し、または低位から高位へビットマップに対応し、またはindexの形式で分岐を識別するが、各分岐の論理チャネルIDまたはほかの当該分岐を示すことのできるIDで正順または逆順の方式でビットマップまたはindexにマッピングしてもよい。ネットワーク側では、ベアラの活性化または非活性化の際に、上記ベアラIDのマッピング関係をMAC CEに付帯し、同時に当該ベアラの補助となる分岐IDのマッピング関係を付帯して、活性化または非活性化またはほかの行為が必要なベアラおよび分岐をUE側に通知する。
【0090】
また、プライマリ分岐とセカンダリ分岐を区分する必要がある場合、プライマリ分岐の論理チャネルIDまたはほかの当該分岐を識別するIDが初期設定であれば、ハイレイヤでベアラを構成する際に、セカンダリ分岐の論理チャネルIDまたはほかの当該分岐を識別可能なIDのみを付帯する。プライマリ分岐の論理チャネルIDまたはほかの当該分岐を識別するIDがハイレイヤによって構成される場合、ネットワーク側から構成する際に、プライマリ分岐のIDとセカンダリ分岐のIDを2つのIEにそれぞれ付帯させ、または、すべてのIDのうちの一つ目のIDをプライマリ分岐IDとし、または最後のIDをプライマリ分岐IDとする。
【0091】
本開示の一部実施例のベアラマッピング方法において、ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、暗黙的または明示的な方式で指示することによって、端末側とネットワーク側ではビットマップのうちの各ビットに代表されるベアラを特定可能であり、さらに、ネットワーク側と端末側とは、活性化または非活性化が必要なベアラ及びその分岐をMAC CEによって明確化することができる。
【0092】
以下、本開示の一部の実施例を次のように説明する。
【0093】
本開示の一部の実施例において、1つのベアラを新規に確立することは、繰り返し伝送機能を有するベアラを新規に確立することを指し、具体的に、繰り返し伝送機能を有するベアラをハイレイヤシグナリングによって新規に確立し、または、非繰り返し伝送機能のベアラを繰り返し伝送機能を有するベアラに修正する。本開示の一部実施例において、1つのベアラを解放することは、繰り返し伝送機能を有するベアラを解放することを指し、具体的に、繰り返し伝送機能を有するベアラをハイレイヤシグナリングによって解放し、または、繰り返し伝送機能を有するベアラを非繰り返し伝送機能のベアラに修正する。本開示の一部実施例において、1つのベアラを修正することは、繰り返し伝送機能を有するベアラを修正することを指す。
【0094】
実施例1:ベアラを新規に確立する際に、ベアラ確立順にマッピング関係を保守する。
ベアラID系列が存在するとし、当該ベアラID系列が具体的にRB1,RB2,…,RBk-1,RBk,RBk+1,…,RBnである。新規に確立するベアラをRBn+1とし、新規に確立するベアラが系列の末尾に排列されることをソート原則とすると、当該ベアラ系列は、RB1,RB2,…,RBk-1,RBk,RBk+1,…,RBn,RBn+1に更新される。
【0095】
実施例2:ベアラ解放の際に、ベアラ確立順にマッピング関係を保守する。
ベアラID系列が存在するとし、当該ベアラID系列が具体的にRB1,RB2,…,RBk-1,RBk,RBk+1,…,RBnである。解放されるベアラがRBkであると、当該ベアラIDをベアラID系列から削除し、新規のベアラID系列のRB1,RB2,…,RBk-1,RBk+1,…,RBnに調整する。
【0096】
実施例3:ベアラ修正の際に、ベアラ確立順にマッピング関係を保守する。
ベアラID系列が存在するとし、当該ベアラID系列が具体的にRB1,RB2,…,RBk-1,RBk,RBk+1,…,RBnである。修正されるベアラをRBkとし、ベアラの確立時間をソートルールとし、修正時間を考慮しないとすると、ベアラIDに変化が生じなければ、当該ベアラ系列は、相変わらずRB1,RB2,…,RBk-1,RBk,RBk+1,…,RBnである。ベアラIDに変化が生じていれば、当該ベアラ系列は、RB1,RB2,…,RBk-1,RBk’,RBk+1,…,RBnに修正される。すなわち、元のRBkがRBk’に変わるが、当該ベアラの位置に変化が生じていない。
修正されるベアラをRBkとし、ベアラの修正時間をソートルールとし、かつベアラIDに変化が生じていなければ、新規のベアラ系列は、RB1,RB2,…,RBk-1,RBk+1,…RBn,RBkまたはRBk,RB1,RB2,…,RBk-1,RBk+1,…RBnに変わり、原則が実施例1とは同じである。ベアラIDに変化が生じたのであれば、ベアラIDがRBkからRBk’に修正されると、新規のベアラID系列は、RB1,RB2,…,RBk-1,RBk+1,…RBn,RBk’またはRBk’,RB1,RB2,…,RBk-1,RBk+1,…RBnに変わり、原則が実施例1とは同じである。
【0097】
実施例4:ベアラの新規確立の際に、ベアラIDの大小に基づいてマッピング関係を維持する。
ベアラID系列が存在するとし、当該ベアラID系列が具体的にRB1,RB2,…,RBk-1,RBk,RBk+1,…,RBnである。新規に確立するベアラをRBn+1とし、ベアラIDが逓増順のソート方式であれば、新規確立ベアラIDについて、RBn+1>RBkしかもRBn+1<RBk+1の場合、新規ベアラID系列は、RB1,RB2,…,RBk-1,RBk,RBn+1,RBk+1,…RBnに調整される。ベアラIDが逓減順のソート方式であれば、新規確立ベアラIDについて、RBn+1<RBkしかもRBn+1>RBk+1の場合、新規ベアラID系列は、RB1,RB2,…,RBk-1,RBk,RBn+1,RBk+1,…RBnに調整される
【0098】
実施例5:ベアラ解放の際に、ベアラIDの大小に基づいてマッピング関係を維持する。
ベアラID系列が存在するとし、当該ベアラID系列が具体的にRB1,RB2,…,RBk-1,RBk,RBk+1,…,RBnである。解放されるベアラがRBkであると、新規のベアラID系列は、RB1,RB2,…,RBk-1,RBk+1,…,RBnに調整される。
【0099】
実施例6:ベアラ修正の際に、ベアラIDの大小に基づいてマッピング関係を維持する。
ベアラID系列が存在するとし、当該ベアラID系列が具体的にRB1,RB2,…,RBk-1,RBk,RBk+1,…,RBnである。修正されるベアラがRBkであり、ベアラIDが修正されていなければ、当該ベアラID系列は、変化が生じない。ベアラIDが修正されたのであれば、新規のベアラIDがRBk’であり、当該ベアラID系列が逓増順にソートされ、かつ新規のベアラIDについて、RBk’>RBm、RBk’<RBm+1の場合、新規のベアラID系列は、RB1,RB2,…,RBk-1,RBk+1,…,RBm,RBk’,RBm+1,…,RBnに調整される。ここで、RBmは、RBk-1以下であるか、それより大きい。当該ベアラID系列が逓減順にソートされ、かつ新規のベアラIDについて、RBk’<RBlしかもRBk’>RBm+1の場合、新規のベアラID系列は、RB1,RB2,…,RBk-1,RBk+1,…,RBm,RBk’,RBm+1,…,RBnに調整される。ここで、RBmは、RBk-1以下であるか、それより大きい。
【0100】
実施例7:ベアラの新規確立の際に、ベアラID系列におけるベアラの位置をハイレイヤに基づいて明示的に識別する。
ベアラID系列が存在するとし、当該ベアラID系列が具体的にRB1,RB2,…,RBk-1,RBk,RBk+1,…,RBnである。各ベアラに対応する索引位置は、それぞれ、p1,p2,…,pk-1,pk,pk+1,…,pnである。ここで、p1,p2,…,pk-1,pk,pk+1,…,pnは、ビットマップの対応するビット位置であり、非連続であってもよい。
新規確立ベアラがRBn+1であれば、当該ベアラの新規確立をハイレイヤから指示し、当該ベアラ確立メッセージを構成する際に当該ベアラの索引位置pn+1を付帯する。ここで、pn+1は、上記の既存のあらゆる位置に等しくない。すると、ビットマップのpn+1ビットに対応するベアラIDは、RBn+1である。
新規確立ベアラがRBn+1であれば、当該ベアラが、非繰り返し伝送機能ベアラから繰り返し伝送機能ベアラに修正され、当該メッセージをハイレイヤから構成する際に当該ベアラの索引位置pn+1を付帯する。ここで、pn+1は、上記の既存のあらゆる位置に等しくない。すると、ビットマップのpn+1ビットに対応するベアラIDは、RBn+1である。
【0101】
実施例8:ベアラ解放の際に、ベアラID系列におけるベアラの位置をハイレイヤに基づいて明示的に識別する。
ベアラID系列が存在するとし、当該ベアラID系列が具体的にRB1,RB2,…,RBk-1,RBk,RBk+1,…,RBnである。各ベアラに対応する索引位置は、それぞれ、p1,p2,…,pk-1,pk,pk+1,…,pnである。ここで、p1,p2,…,pk-1,pk,pk+1,…,pnは、ビットマップの対応するビット位置であり、非連続であってもよい。
解放されるベアラがRBkであれば、当該ベアラの解放をハイレイヤから指示すると、当該ベアラRBkと元の位置pkとのマッピング関係を解除する。Pk位置は、新規ベアラの再度マッピングに用いられる。
解放されるベアラがRBkであれば、当該ベアラを繰り返し伝送機能ベアラから非繰り返し伝送機能ベアラに修正することをハイレイヤから指示すると、当該ベアラをベアラID系列から削除し、当該ベアラRBkと元の位置pkとのマッピング関係を解除する。Pk位置は、新規ベアラの再度マッピングに用いられる。
【0102】
実施例9:ベアラ修正の際に、ベアラID系列におけるベアラの位置をハイレイヤに基づいて明示的に識別する。
ベアラID系列が存在するとし、当該ベアラID系列が具体的にRB1,RB2,…,RBk-1,RBk,RBk+1,…,RBnである。各ベアラに対応する索引位置は、それぞれ、p1,p2,…,pk-1,pk,pk+1,…,pnである。ここで、p1,p2,…,pk-1,pk,pk+1,…,pnは、ビットマップの対応するビット位置であり、非連続であってもよい。
修正されるベアラがRBkであれば、当該ベアラ修正シグナリングをハイレイヤから構成する際に当該ベアラの索引位置をpk’に修正する。ここで、pk’は、上記の既存のあらゆる位置に等しくない。すると、ビットマップのpk’ビットに対応するベアラIDは、RBkのIDであり、当該ベアラRBkと元のpk位置とのマッピング関係が解除される。pk位置は、新規ベアラの再度マッピングに用いられる。
修正されるベアラがRBkであれば、ベアラIDが元のIDからK’に修正されると、ビットマップのpkビットに対応するベアラIDは、K’に更新される。
修正されるベアラがRBkであれば、そのベアラIDが元のIDからK’に修正されると、当該ベアラの索引位置がpkからpk’に修正される。ここで、pk’は、上記の既存のあらゆる位置に等しくない。すると、ビットマップのpk’ビットに対応するベアラIDは、K’であり、当該ベアラRBkと元のpk位置とのマッピング関係が解除される。pk位置は、新規ベアラの再度マッピングに用いられる。
ベアラ修正シグナリングには、ベアラIDと索引位置の修正が含まれない場合、元のベアラIDマッピング関係を維持する。
【0103】
実施例10:DRBベアラの活性化または非活性化行為(単一の制御可能な分岐のシーン)
上記実施例1~9では、ベアラIDとビットマップの位置マッピングが実現される。ここでビットマップ位置0-(N-1)は、リザーブのSRBベアラマッピングであり、ほかのベアラは、DRBベアラマッピングである。ここでビットマップ位置N-max bit(maxは、ビットマップのうちの最高位ビット位置の大きさである。)ビットでは、kの位置にベアラがマッピングされており、当該k個の位置がそれぞれp0,p1,…,pm,…,pkである。当該位置は、連続であってもよく非連続であってもよい。ほかの位置では、ベアラがマッピングされておらず、k個の位置は、ベアラDRB0,DRB1,…,DRBm,…,DRBkにそれぞれマッピングされる。
ステップ1:活性化が必要なベアラがDRBmであり、かつビットマップ位置「1」が、当該位置のベアラの活性化が必要であることを示す場合、ネットワーク側では、MAC CEで対応するビットマップのpm位置を1に設定し、当該メッセージをUE側に送信する。
ステップ2において、UE側のMAC層では、ビットマップのpm位置が1に設定されたことをMAC CEによって検出すると、当該位置に対応するベアラの活性化が必要であることを知り、pmが領域[0,N-1]に属さないと判断したことから、当該ベアラがDRBベアラであり、ベアラIDマッピング関係の整合によって、活性化が必要なベアラがDRBmであると特定する。
ステップ3において、UE側のMAC層では、取得した活性化が必要なベアラ情報をハイレイヤに知らせ、PDCPでは当該情報を取得すると、ベアラ活性化状況に基づいて活性化を行い、活性化されたRLCエンティティおよび論理チャネルを使用してデータの繰り返し伝送(duplication)を行うように制御する。
また、上記ステップ1~ステップ3に基づいて、非活性化も実現可能である。UE側のMAC層では、取得した非活性化が必要なベアラ情報をハイレイヤに知らせ、PDCPでは当該情報を取得すると、ベアラ活性化状況に基づいて非活性化を行い、対応するRLCエンティティおよび論理チャネルの使用停止を制御し、当該分岐のデータのduplicationを終了させる。
【0104】
実施例11:各ベアラには、活性化または非活性化行為を行う唯一の分岐のみを構成可能である。
ベアラRB1,RB2,…,RBk-1,RBk,RBk+1,…,RBnを確立したと仮定する。上記の実施例1~9に基づいてすべてのベアラIDとビットマップとのマッピング関係をすでに取得したため、ビットマップにおける各ベアラの対応位置は、それぞれp1,p2,…,pk-1,pk,pk+1,…,pnである。
RBkの分岐の活性化が必要であることをネットワーク側からMAC CEによってUEに通知し、かつ対応するビットマップ位置が「1」であることは、当該位置のベアラの活性化が必要であることを示す場合、ビットマップに対応するpk位置は、1に設定する。UE側は、ネットワーク側から送信されるMAC CEのビットマップのpk位置が1であることから、RBkを活性化が必要なベアラとして特定する。
UE側のMAC層では、活性化/非活性化を繰り返し伝送するMAC CEのビットマップのpk位置が1であることをMAC CEによって取得し、ベアラIDとビットマップとのマッピング関係から、RBkの活性化が必要であると、取得した活性化が必要なベアラ情報をハイレイヤに知らせる。PDCPでは当該情報を取得すると、ベアラ活性化状況に基づいて、活性化されたRLCエンティティおよび論理チャネルを使用してデータの繰り返し伝送を行うように制御する。
【0105】
実施例12:各ベアラには、活性化または非活性化行為を行う分岐が少なくとも1つ存在する。
ベアラRB1,RB2,…,RBk-1,RBk,RBk+1,…,RBnを確立したと仮定する。上記の実施例1~9に基づいてすべてのベアラIDとビットマップとのマッピング関係をすでに取得したため、ビットマップにおける各ベアラの対応位置は、それぞれp1,p2,…,pk-1,pk,pk+1,…,pnである。
RBkの分岐mの活性化が必要であることをネットワーク側からMAC CEによってUEに通知し、かつ対応するビットマップ位置が「1」であることは、当該位置のベアラの活性化が必要であることを示す場合、ビットマップに対応するpk位置は、1に設定する。
ハイレイヤからRBkを構成する際にシグナリングによってすべての分岐を確立する場合、リストでは各分岐IDは、順にleg0,leg1,…,legm,…,legsである。
各分岐がリスト順に排列されている場合、正順排列または逆順排列であり、ソート後にビットマップに対応する位置は、それぞれP1,P2,…,Pm,…,Psであると、セカンダリ情報ではビットマップのpm位置は、「1」に設定される。各分岐がIDの大小で排列されている場合、正順排列または逆順排列であり、ソート後にビットマップに対応する位置は、それぞれP1,P2,…,Pm,…,Psであると、セカンダリ情報ではビットマップのpm位置は、「1」に設定される。
ネットワーク側から設定済みのMAC CEをUE側に送信する。UE側は、ネットワーク側から送信されるMAC CEのビットマップのpk位置が1であることから、ベアラとビットマップとのマッピング関係から、活性化が必要なベアラがRBkであると特定する。セカンダリ情報でのビットマップのpm位置は、「1」であり、活性化が必要な分岐は、mである。すると、MAC層では、活性化が必要なベアラおよび対応する分岐をハイレイヤに報告する必要がある。PDCPでは、MAC層から報告された活性化が必要なベアラおよび分岐情報に基づいて、当該ベアラの当該分岐に対応するRLCエンティティおよび論理チャネルを使用するように制御する。
【0106】
また、上記ステップによって非活性化も実現可能であるが、ここでは繰り返して記載しない。
【0107】
本開示の一部実施例のベアラマッピング方法において、マルチ分岐シーンに対し分岐のマッピング方法と保守方法を提供することによって、ネットワーク側とUE側とは、活性化または非活性化が必要なベアラおよびその分岐をMAC CEによって明確化することができる。
【0108】
本開示の一部実施例は、端末に応用されるベアラマッピング方法をさらに提供する。
図2に示すように、当該方法において、繰り返し伝送機能を有するように構成されたベアラのIDであるベアラIDと、活性化指示または非活性化指示を繰り返し伝送する制御エレメントであるMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、暗黙的または明示的な方式で特定するステップ201を含む。
【0109】
ここで、MAC層では、MAC CEの形式によって、ベアラデータパケットの繰り返し伝送(duplication)機能の活性化または非活性化を制御する。具体的に、MAC層では、ベアラの活性化または非活性化を指示するビットマップをMAC CEに付帯し、ビットマップのうちの各ビットは、繰り返し伝送機能を有するように構成されたベアラに一対一に対応する。UE側は、ネットワーク側のMAC CEに付帯されるビットマップのうちのビットが「0」または「1」であることから、対応する位置のベアラに対し、対応する繰り返し伝送データパケットの活性化または非活性化が必要であるかを特定し、結果をハイレイヤに知らせることができる。PDCP(Packet Data Convergence Protocol)層では、活性化または非活性化状態に基づいて、対応するRLC(Radio Link Control)エンティティおよび論理チャネルの使用および状態を決定する。
【0110】
本開示の一部実施例のベアラマッピング方法において、ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、暗黙的または明示的な方式で指示することによって、端末側とネットワーク側ではビットマップのうちの各ビットに代表されるベアラを特定可能であり、さらに、ネットワーク側と端末側とは、活性化または非活性化が必要なベアラ及びその分岐をMAC CEによって明確化することができる。
【0111】
さらに、ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を暗黙的な方式で特定することは、
所定プロトコルの取り決めによって、前記ベアラIDを所定ソートルールでソートしてベアラID系列を得るとともに、前記ベアラID系列のうちの各ベアラIDと前記MAC CEのビットマップとのマッピング関係を特定することを含む。
【0112】
ここで、前記所定ソートルールは、ベアラの確立または修正の時間順にソートし、または、ベアラIDの逓増または逓減の順にソートすることを含む。
【0113】
さらに、前記ベアラID系列のうちの各ベアラIDと前記MAC CEのビットマップとのマッピング関係を特定することは、
前記ベアラID系列のうちのN(正整数)個のベアラIDをビットマップのうちのN個の連続する位置にマッピングすることを含み、
ここで、ベアラIDとビットマップのうちの位置とは、一対一に対応する。
【0114】
具体的に、前記ベアラID系列のうちのN個のベアラIDをビットマップのうちのN個の連続する位置に所定マッピングルールで順にマッピングする。
前記所定マッピングルールは、高位から低位へマッピングするマッピングルールまたは低位から高位へマッピングするマッピングルールを含む。
【0115】
本開示の一部実施例において、ネットワーク側と端末側のMAC層では、活性化/非活性化指示を繰り返し伝送するMAC CEのビットマップと繰り返し伝送のベアラとのマッピング関係を統一化するために、両方では、統一化されたベアラID系列を保守する必要があり、活性化または非活性化が必要なベアラIDをビットマップのマッピング形式によってネットワーク側から端末側に通知する。当該ベアラID系列は、ビットマップへマッピングする際に、ビットマップの高位から低位への順に一対一に対応してもよく、ビットマップの低位から高位への順に一対一に対応してもよい。
【0116】
さらに、前記ベアラID系列のうちの各ベアラIDと前記MAC CEのビットマップとのマッピング関係を特定した後に、
ベアラの新規確立の際に、新規に確立するベアラのベアラIDおよび前記所定ソートルールに基づいて、前記新規に確立するベアラのベアラIDを前記ベアラID系列のうちの対応位置に追加すること、および/または、
ベアラの解放の際に、解放が必要なベアラのベアラIDを前記ベアラID系列から削除すること、および/または、
ベアラの修正の際に、前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新することをさらに含む。
【0117】
この際に、ベアラのベアラIDを修正するのであれば、修正後のベアラIDおよび前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新するが、ベアラのベアラIDを修正しないのであれば、前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新する。
【0118】
さらに、ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を明示的な方式で特定することは、
前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、基地局から送信されるハイレイヤシグナリングによって特定することを含む。
【0119】
さらに、前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、基地局から送信されるハイレイヤシグナリングによって特定することは、
新規に確立するベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係が付帯されたベアラ新規確立指令に基づいて、新規に確立するベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係を特定すること、および/または、
解放が必要なベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係、または、解放が必要なベアラのベアラID、または、当該ベアラに繰り返し伝送機能を有しなくなる旨を指示する指示情報が付帯されたベアラ解放指令に基づいて、解放が必要なベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係を解除すること、および/または、
修正後ベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係が付帯されたベアラ修正指令に基づいて、修正後ベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係を特定することを含む。
【0120】
さらに、本開示の一部実施例のベアラマッピング方法において、
目標ベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係である第1マッピング関係および前記目標ベアラの目標分岐とビットマップとのマッピング関係である第2マッピング関係を基地局から受信することと、
ここで、前記基地局から、目標ベアラの目標分岐に対し所定操作を行い、かつ前記目標ベアラには、前記所定操作が可能な分岐を少なくとも2つ構成可能である場合、第1マッピング関係および第2マッピング関係が送信され、
前記第1マッピング関係および前記第2マッピング関係に基づいて、前記目標ベアラの目標分岐に対し所定操作を行うこととをさらに含む。
【0121】
ここの所定操作は、具体的に活性化操作または非活性化操作である。上記第1マッピング関係と上記第2マッピング関係を端末に送信することによって、端末は、前記第1マッピング関係および前記第2マッピング関係に基づいて、前記目標ベアラの目標分岐に対し活性化操作または非活性化操作を行う。
【0122】
本開示の一部実施例におけるベアラマッピング方法において、ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、暗黙的または明示的な方式で指示することによって、端末側とネットワーク側ではビットマップのうちの各ビットに代表されるベアラを特定可能であり、さらに、ネットワーク側と端末側とは、活性化または非活性化が必要なベアラ及びその分岐をMAC CEによって明確化することができる。
【0123】
図3に示すように、本開示の一部実施例は、基地局に応用されるベアラマッピング装置をさらに提供する。
当該ベアラマッピング装置は、繰り返し伝送機能を有するように構成されたベアラのIDであるベアラIDと、活性化指示または非活性化指示を繰り返し伝送する制御エレメントであるMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、暗黙的または明示的な方式で指示するための指示モジュール301を含む。
【0124】
本開示の一部実施例におけるベアラマッピング装置において、前記指示モジュール301は、所定プロトコルの取り決めによって、前記ベアラIDを所定ソートルールでソートしてベアラID系列を得るように端末に指示するとともに、前記ベアラID系列のうちの各前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を指示することに用いられる。
【0125】
本開示の一部実施例におけるベアラマッピング装置において、前記所定ソートルールは、ベアラの確立または修正の時間順にソートし、または、ベアラIDの逓増または逓減の順にソートすることを含む。
【0126】
本開示の一部実施例におけるベアラマッピング装置において、前記指示モジュール301は、前記ベアラID系列のうちのN(正整数)個のベアラIDをビットマップのうちのN個の連続する位置にマッピングするように指示することに用いられる。ここで、ベアラIDとビットマップのうちの位置とは、一対一に対応する。
【0127】
本開示の一部実施例におけるベアラマッピング装置において、前記指示モジュール301は、前記ベアラID系列のうちのN個のベアラIDをビットマップのうちのN個の連続する位置に所定マッピングルールで順にマッピングするように指示することに用いられる。
前記所定マッピングルールは、高位から低位へマッピングするマッピングルールまたは低位から高位へマッピングするマッピングルールを含む。
【0128】
本開示の一部実施例におけるベアラマッピング装置は、
図4に示すように、
ベアラの新規確立の際に、新規に確立するベアラのベアラIDおよび前記所定ソートルールに基づいて、前記新規に確立するベアラのベアラIDを前記ベアラID系列のうちの対応位置に追加するための第1更新モジュール302、および/または、
ベアラの解放の際に、解放が必要なベアラのベアラIDを前記ベアラID系列から削除するための第2更新モジュール303、および/または、
ベアラの修正の際に、前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新するための第3更新モジュール304をさらに含む。
【0129】
本開示の一部実施例におけるベアラマッピング装置において、前記第3更新モジュール304は、
ベアラのベアラIDを修正するのであれば、修正後のベアラIDおよび前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新するための第1更新ユニット3041と、
ベアラのベアラIDを修正しないのであれば、前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新するための第2更新ユニット3042とを含む。
【0130】
本開示の一部実施例におけるベアラマッピング装置において、前記指示モジュール301は、前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係をハイレイヤシグナリングによって指示することに用いられる。
【0131】
本開示の一部実施例におけるベアラマッピング装置において、前記指示モジュール301は、
新規に確立するベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係をベアラ新規確立指令に付帯するための第1処理サブモジュール3011、および/または、
解放が必要なベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係、または、解放が必要なベアラのベアラID、または、当該ベアラに繰り返し伝送機能を有しなくなる旨を指示する指示情報を、ベアラ解放指令に付帯するための第2処理サブモジュール3012、および/または、
修正後ベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係をベアラ修正指令に付帯するための第3処理サブモジュール3013を含む。
【0132】
本開示の一部実施例におけるベアラマッピング装置は、
目標ベアラの目標分岐に対し所定操作を行い、かつ前記目標ベアラには、前記所定操作が可能な分岐を少なくとも2つ構成可能である場合、前記目標ベアラのベアラIDとビットマップとの第1マッピング関係および目標分岐の分岐IDとビットマップとの第2マッピング関係を端末に送信するための送信モジュール305をさらに含む。
【0133】
本開示の一部実施例におけるベアラマッピング装置は、ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、暗黙的または明示的な方式で指示することによって、端末側とネットワーク側ではビットマップのうちの各ビットに代表されるベアラを特定可能であり、さらに、ネットワーク側と端末側とは、活性化または非活性化が必要なベアラ及びその分岐をMAC CEによって明確化することができる。
【0134】
なお、当該装置は、上記方法実施例に対応する装置であり、上記方法実施例におけるすべての実現方式が当該装置の実施例に適用可能であり、同一の技術効果を奏することもできる。
【0135】
図5に示すように、本開示の一部実施例は、メモリ520と、プロセッサ500と、トランシーバ510と、バスインタフェースと、メモリ520に記憶されてプロセッサ500で実行可能なコンピュータプログラムを含む基地局をさらに提供する。
前記プロセッサ500は、メモリ520からプログラムを読み取ることによって、繰り返し伝送機能を有するように構成されたベアラのIDであるベアラIDと、活性化指示または非活性化指示を繰り返し伝送する制御エレメントであるMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、暗黙的または明示的な方式で指示するプロセスを実行する。
【0136】
ここで、
図5において、バスアーキテクチャは、任意数の相互接続するバスとブリッジを含み、具体的に、プロセッサ500をはじめとする1つ又は複数のプロセッサとメモリ520をはじめとするメモリの各種類の回路が接続したものである。バスアーキテクチャは、周辺イクイップメント、レギュレーター、電力管理回路などの各種類のほかの回路を接続したものであってもよい。これらは、いずれも本分野の公知事項であり、本文においてさらなる記載をしない。バスインタフェースにより、インタフェースが提供される。トランシーバ510は、複数の部品であってもよく、即ち送信機と受信機を含み、伝送媒体でほかの各種類の装置と通信するユニットとして提供される。プロセッサ500は、バスアーキテクチャと通常の処理を管理する。メモリ520は、プロセッサ500による操作実行に使用されるデータを記憶できる。
【0137】
プロセッサ500は、さらに、前記コンピュータプログラムを読み取ることによって、
所定プロトコルの取り決めによって、前記ベアラIDを所定ソートルールでソートしてベアラID系列を得るように端末に指示するとともに、前記ベアラID系列のうちの各前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を指示するステップを実行する。
【0138】
選択可能に、前記所定ソートルールは、ベアラの確立または修正の時間順にソートし、または、ベアラIDの逓増または逓減の順にソートすることを含む。
【0139】
プロセッサ500は、さらに、前記コンピュータプログラムを読み取ることによって、
前記ベアラID系列のうちのN(正整数)個のベアラIDをビットマップのうちのN個の連続する位置にマッピングするように指示するステップを実行する。ここで、ベアラIDとビットマップのうちの位置とは、一対一に対応する。
【0140】
プロセッサ500は、さらに、前記コンピュータプログラムを読み取ることによって、
前記ベアラID系列のうちのN個のベアラIDをビットマップのうちのN個の連続する位置に所定マッピングルールで順にマッピングするように指示するステップを実行し、
前記所定マッピングルールは、高位から低位へマッピングするマッピングルールまたは低位から高位へマッピングするマッピングルールを含む。
【0141】
プロセッサ500は、さらに、前記コンピュータプログラムを読み取ることによって、
ベアラの新規確立の際に、新規に確立するベアラのベアラIDおよび前記所定ソートルールに基づいて、前記新規に確立するベアラのベアラIDを前記ベアラID系列のうちの対応位置に追加するステップ、および/または、
ベアラの解放の際に、解放が必要なベアラのベアラIDを前記ベアラID系列から削除するステップ、および/または、
ベアラの修正の際に、前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新するステップを実行する。
【0142】
プロセッサ500は、さらに、前記コンピュータプログラムを読み取ることによって、
ベアラのベアラIDを修正するのであれば、修正後のベアラIDおよび前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新するステップと、
ベアラのベアラIDを修正しないのであれば、前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新するステップとを実行する。
【0143】
プロセッサ500は、さらに、前記コンピュータプログラムを読み取ることによって、
前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係をハイレイヤシグナリングによって指示するステップを実行する。
【0144】
プロセッサ500は、さらに、前記コンピュータプログラムを読み取ることによって、
新規に確立するベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係をベアラ新規確立指令に付帯するステップ、および/または、
解放が必要なベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係、または、解放が必要なベアラのベアラID、または、当該ベアラに繰り返し伝送機能を有しなくなる旨を指示する指示情報を、ベアラ解放指令に付帯するステップ、および/または、
修正後ベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係をベアラ修正指令に付帯するステップを実行する。
【0145】
プロセッサ500は、さらに、前記コンピュータプログラムを読み取ることによって、
目標ベアラの目標分岐に対し所定操作を行い、かつ前記目標ベアラには、前記所定操作が可能な分岐を少なくとも2つ構成可能である場合、前記目標ベアラのベアラIDとビットマップとの第1マッピング関係および目標分岐の分岐IDとビットマップとの第2マッピング関係を端末に送信するステップを実行する。
【0146】
本開示の一部実施例において、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。
当該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、繰り返し伝送機能を有するように構成されたベアラのIDであるベアラIDと、活性化指示または非活性化指示を繰り返し伝送する制御エレメントであるMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、暗黙的または明示的な方式で指示するステップが実現される。
【0147】
当該プログラムがプロセッサによって実行されると、上記方法実施例におけるすべての実現方式を実現可能であり、重複を避けるために、ここでは繰り返して記載しない。
【0148】
図6に示すように、本開示の一部実施例は、端末に応用されるベアラマッピング装置をさらに提供する。
当該ベアラマッピング装置は、繰り返し伝送機能を有するように構成されたベアラのIDであるベアラIDと、活性化指示または非活性化指示を繰り返し伝送する制御エレメントであるMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、暗黙的または明示的な方式で特定するための特定モジュール601を含む。
【0149】
本開示の一部実施例におけるベアラマッピング装置において、前記特定モジュール601は、所定プロトコルの取り決めによって、前記ベアラIDを所定ソートルールでソートしてベアラID系列を得るとともに、前記ベアラID系列のうちの各ベアラIDと前記MAC CEのビットマップとのマッピング関係を特定することに用いられる。
【0150】
本開示の一部実施例におけるベアラマッピング装置において、前記所定ソートルールは、ベアラの確立または修正の時間順にソートし、または、ベアラIDの逓増または逓減の順にソートすることを含む。
【0151】
本開示の一部実施例におけるベアラマッピング装置において、前記特定モジュール601は、前記ベアラID系列のうちのN(正整数)個のベアラIDをビットマップのうちのN個の連続する位置にマッピングすることに用いられる。ここで、ベアラIDとビットマップのうちの位置とは、一対一に対応する。
【0152】
本開示の一部実施例におけるベアラマッピング装置において、前記特定モジュール601は、前記ベアラID系列のうちのN個のベアラIDをビットマップのうちのN個の連続する位置に所定マッピングルールで順にマッピングすることに用いられ、
前記所定マッピングルールは、高位から低位へマッピングするマッピングルールまたは低位から高位へマッピングするマッピングルールを含む。
【0153】
本開示の一部実施例におけるベアラマッピング装置は、
図7に示すように、
ベアラの新規確立の際に、新規に確立するベアラのベアラIDおよび前記所定ソートルールに基づいて、前記新規に確立するベアラのベアラIDを前記ベアラID系列のうちの対応位置に追加するための第4更新モジュール602、および/または、
ベアラの解放の際に、解放が必要なベアラのベアラIDを前記ベアラID系列から削除するための第5更新モジュール603、および/または、
ベアラの修正の際に、前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新するための第6更新モジュール604をさらに含む。
【0154】
本開示の一部実施例におけるベアラマッピング装置において、前記第6更新モジュール604は、
ベアラのベアラIDを修正するのであれば、修正後のベアラIDおよび前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新するための第3更新ユニット6041と、
ベアラのベアラIDを修正しないのであれば、前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新するための第4更新ユニット6042とを含む。
【0155】
本開示の一部実施例におけるベアラマッピング装置において、前記特定モジュール601は、前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、基地局から送信されるハイレイヤシグナリングによって特定することに用いられる。
【0156】
本開示の一部実施例におけるベアラマッピング装置において、前記特定モジュール601は、
新規に確立するベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係が付帯されたベアラ新規確立指令に基づいて、新規に確立するベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係を特定するための第1特定サブモジュール6011、および/または、
解放が必要なベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係、または、解放が必要なベアラのベアラID、または、当該ベアラに繰り返し伝送機能を有しなくなる旨を指示する指示情報が付帯されたベアラ解放指令に基づいて、解放が必要なベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係を解除するための第2特定サブモジュール6012、および/または、
修正後ベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係が付帯されたベアラ修正指令に基づいて、修正後ベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係を特定するための第3特定サブモジュール6013を含む。
【0157】
本開示の一部実施例におけるベアラマッピング装置は、
目標ベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係である第1マッピング関係および前記目標ベアラの目標分岐とビットマップとのマッピング関係である第2マッピング関係を基地局から受信するための受信モジュール605と、
ここで、前記基地局から、目標ベアラの目標分岐に対し所定操作を行い、かつ前記目標ベアラには、前記所定操作が可能な分岐を少なくとも2つ構成可能である場合、第1マッピング関係および第2マッピング関係が送信され、
前記第1マッピング関係および前記第2マッピング関係に基づいて、前記目標ベアラの目標分岐に対し所定操作を行うための処理モジュール606とをさらに含む。
【0158】
本開示の一部実施例におけるベアラマッピング装置は、ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、暗黙的または明示的な方式で指示することによって、端末側とネットワーク側ではビットマップのうちの各ビットに代表されるベアラを特定可能であり、さらに、ネットワーク側と端末側とは、活性化または非活性化が必要なベアラ及びその分岐をMAC CEによって明確化することができる。
【0159】
なお、当該ベアラマッピング装置は、上記の端末側に応用されるベアラマッピング方法に対応する装置であり、上記方法実施例におけるすべての実現方式が当該装置の実施例に適用可能であり、同一の技術効果を奏することもできる。
【0160】
本開示の一部実施例において、
図8に示すように、メモリ820と、プロセッサ800と、トランシーバ810と、ユーザインタフェース830と、バスインタフェースと、メモリ820に記憶されてプロセッサ800で実行可能なコンピュータプログラムを含む端末をさらに提供する。
前記プロセッサ800は、メモリ820からプログラムを読み取ることによって、繰り返し伝送機能を有するように構成されたベアラのIDであるベアラIDと、活性化指示または非活性化指示を繰り返し伝送する制御エレメントであるMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、暗黙的または明示的な方式で特定するプロセスを実行する。
【0161】
ここで、
図8において、バスアーキテクチャは、任意数の相互接続するバスとブリッジを含み、具体的に、プロセッサ800をはじめとする1つ又は複数のプロセッサとメモリ820をはじめとするメモリの各種類の回路が接続したものである。バスアーキテクチャは、周辺イクイップメント、レギュレーター、電力管理回路などの各種類のほかの回路を接続したものであってもよい。これらは、いずれも本分野の公知事項であり、本文においてさらなる記載をしない。バスインタフェースにより、インタフェースが提供される。トランシーバ810は、複数の部品であってもよく、即ち送信機と受信機を含み、伝送媒体でほかの各種類の装置と通信するユニットとして提供される。ユーザ端末によっては、ユーザインタフェース830は、内部接続や外部接続する機器のインタフェースであってもよい。接続する機器は、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、ジョイスティックなどを含むが、それらに限られない。
【0162】
プロセッサ800は、バスアーキテクチャと通常の処理を管理する。メモリ820は、プロセッサ800による操作実行に使用されるデータを記憶できる。
【0163】
プロセッサ800は、さらに、メモリ820からプログラムを読み取ることによって、
所定プロトコルの取り決めによって、前記ベアラIDを所定ソートルールでソートしてベアラID系列を得るとともに、前記ベアラID系列のうちの各ベアラIDと前記MAC CEのビットマップとのマッピング関係を特定するステップを実行する。
【0164】
選択可能に、前記所定ソートルールは、ベアラの確立または修正の時間順にソートし、または、ベアラIDの逓増または逓減の順にソートすることを含む。
【0165】
プロセッサ800は、さらに、メモリ820からプログラムを読み取ることによって、
前記ベアラID系列のうちのN(正整数)個のベアラIDをビットマップのうちのN個の連続する位置にマッピングするステップを実行し、
ここで、ベアラIDとビットマップのうちの位置とは、一対一に対応する。
【0166】
プロセッサ800は、さらに、メモリ820からプログラムを読み取ることによって、
前記ベアラID系列のうちのN個のベアラIDをビットマップのうちのN個の連続する位置に所定マッピングルールで順にマッピングするステップを実行し、
前記所定マッピングルールは、高位から低位へマッピングするマッピングルールまたは低位から高位へマッピングするマッピングルールを含む。
【0167】
プロセッサ800は、さらに、メモリ820からプログラムを読み取ることによって、
ベアラの新規確立の際に、新規に確立するベアラのベアラIDおよび前記所定ソートルールに基づいて、前記新規に確立するベアラのベアラIDを前記ベアラID系列のうちの対応位置に追加するステップ、および/または、
ベアラの解放の際に、解放が必要なベアラのベアラIDを前記ベアラID系列から削除するステップ、および/または、
ベアラの修正の際に、前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新するステップを実行する。
【0168】
プロセッサ800は、さらに、メモリ820からプログラムを読み取ることによって、
ベアラのベアラIDを修正するのであれば、修正後のベアラIDおよび前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新するステップと、
ベアラのベアラIDを修正しないのであれば、前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新するステップとを実行する。
【0169】
プロセッサ800は、さらに、メモリ820からプログラムを読み取ることによって、
前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、基地局から送信されるハイレイヤシグナリングによって特定するステップを実行する。
【0170】
プロセッサ800は、さらに、メモリ820からプログラムを読み取ることによって、
新規に確立するベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係が付帯されたベアラ新規確立指令に基づいて、新規に確立するベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係を特定するステップ、および/または、
解放が必要なベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係、または、解放が必要なベアラのベアラID、または、当該ベアラに繰り返し伝送機能を有しなくなる旨を指示する指示情報が付帯されたベアラ解放指令に基づいて、解放が必要なベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係を解除するステップ、および/または、
修正後ベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係が付帯されたベアラ修正指令に基づいて、修正後ベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係を特定するステップを実行する。
【0171】
プロセッサ800は、さらに、メモリ820からプログラムを読み取ることによって、
目標ベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係である第1マッピング関係および前記目標ベアラの目標分岐とビットマップとのマッピング関係である第2マッピング関係を基地局から受信するステップと、
ここで、前記基地局から、目標ベアラの目標分岐に対し所定操作を行い、かつ前記目標ベアラには、前記所定操作が可能な分岐を少なくとも2つ構成可能である場合、第1マッピング関係および第2マッピング関係が送信され、
前記第1マッピング関係および前記第2マッピング関係に基づいて、前記目標ベアラの目標分岐に対し所定操作を行うステップとを実行する。
【0172】
本開示の一部実施例において、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。
当該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、繰り返し伝送機能を有するように構成されたベアラのIDであるベアラIDと、活性化指示または非活性化指示を繰り返し伝送する制御エレメントであるMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、暗黙的または明示的な方式で特定するステップが実現される。
【0173】
当該プログラムがプロセッサによって実行されると、上記方法実施例におけるすべての実現方式を実現可能であり、重複を避けるために、ここでは繰り返して記載しない。
【0174】
本開示の各実施例において、上記各プロセスの番号の大きさは、実行順の前後を意味するのではなく、各プロセスの実行順は、その機能および内在的な論理によって確定されるものであり、本開示の実施例の実施プロセスに対しいっさい限定を構成しないと理解すべきである。
【0175】
以上記載されたのは、本開示の好適な実施形態である。なお、当業者は、本開示に記載されている原理を逸脱せずに様々な改良や修飾をすることもできる。これらの改良や修飾も、本開示の保護範囲として見なされるべきである。
【手続補正書】
【提出日】2022-08-18
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基地局に応用されるベアラマッピング方法において、
重複伝送機能を有するように構成されたベアラのIDであるベアラIDと、活性化指示または非活性化指示を重複伝送する制御エレメントであるMAC CE(Medium Access Control Control Element)のビットマップ(bitmap)とのマッピング関係を、指示することを含む、ベアラマッピング方法。
【請求項2】
ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を指示することは、
プロトコルの取り決めによって、前記ベアラIDを所定ソートルールでソートしてベアラID系列を得るように端末に指示するとともに、前記ベアラID系列のうちの各前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を指示することを含み、
前記所定ソートルールは、
ベアラの確立または修正の時間順にソートし、または、ベアラIDの逓増または逓減の順にソートすることを含む、請求項1に記載のベアラマッピング方法。
【請求項3】
前記ベアラID系列のうちの各前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を指示することは、
前記ベアラID系列のうちのN(正整数)個のベアラIDをビットマップのうちのN個の連続する位置にマッピングするように指示することを含み、
ここで、ベアラIDとビットマップのうちの位置とは、一対一に対応し、
前記ベアラID系列のうちのN個のベアラIDをビットマップのうちのN個の連続する位置にマッピングするように指示することは、
前記ベアラID系列のうちのN個のベアラIDをビットマップのうちのN個の連続する位置に所定マッピングルールで順にマッピングするように指示することを含み、
前記所定マッピングルールは、
高位から低位へマッピングするマッピングルールまたは低位から高位へマッピングするマッピングルールを含む、請求項2に記載のベアラマッピング方法。
【請求項4】
前記ベアラID系列のうちの各前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を指示した後に、
ベアラの新規確立の際に、新規に確立するベアラのベアラIDおよび前記所定ソートルールに基づいて、前記新規に確立するベアラのベアラIDを前記ベアラID系列のうちの対応位置に追加すること、および/または、
ベアラの解放の際に、解放が必要なベアラのベアラIDを前記ベアラID系列から削除すること、および/または、
ベアラの修正の際に、前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新することをさらに含み、
ベアラの修正の際に、前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新することは、
ベアラのベアラIDを修正するのであれば、修正後のベアラIDおよび前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新することと、
ベアラのベアラIDを修正しないのであれば、前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新することとを含む、請求項2に記載のベアラマッピング方法。
【請求項5】
ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を指示することは、
前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係をハイレイヤシグナリングによって指示することを含み、
前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係をハイレイヤシグナリングによって指示することは、
新規に確立するベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係をベアラ新規確立指令に付帯すること、および/または、
解放が必要なベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係、または、解放が必要なベアラのベアラID、または、当該ベアラに重複伝送機能を有しなくなる旨を指示する指示情報を、ベアラ解放指令に付帯すること、および/または、
修正後ベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係をベアラ修正指令に付帯することを含む、請求項1に記載のベアラマッピング方法。
【請求項6】
前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を指示した後に、
目標ベアラの目標分岐に対し所定操作を行い、かつ前記目標ベアラには、前記所定操作が可能な分岐を少なくとも2つ構成可能である場合、前記目標ベアラのベアラIDとビットマップとの第1マッピング関係および目標分岐の分岐IDとビットマップとの第2マッピング関係を端末に送信することをさらに含む、請求項1に記載のベアラマッピング方法。
【請求項7】
端末に応用されるベアラマッピング方法において、
重複伝送機能を有するように構成されたベアラのIDであるベアラIDと、活性化指示または非活性化指示を重複伝送する制御エレメントであるMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、特定することを含む、ベアラマッピング方法。
【請求項8】
ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を特定することは、
プロトコルの取り決めによって、前記ベアラIDを所定ソートルールでソートしてベアラID系列を得るとともに、前記ベアラID系列のうちの各ベアラIDと前記MAC CEのビットマップとのマッピング関係を特定することを含み、
前記所定ソートルールは、
ベアラの確立または修正の時間順にソートし、または、ベアラIDの逓増または逓減の順にソートすることを含む、請求項7に記載のベアラマッピング方法。
【請求項9】
前記ベアラID系列のうちの各ベアラIDと前記MAC CEのビットマップとのマッピング関係を特定することは、
前記ベアラID系列のうちのN(正整数)個のベアラIDをビットマップのうちのN個の連続する位置にマッピングすることを含み、
ここで、ベアラIDとビットマップのうちの位置とは、一対一に対応し、
前記ベアラID系列のうちのN個のベアラIDをビットマップのうちのN個の連続する位置にマッピングすることは、
前記ベアラID系列のうちのN個のベアラIDをビットマップのうちのN個の連続する位置に所定マッピングルールで順にマッピングすることを含み、
前記所定マッピングルールは、
高位から低位へマッピングするマッピングルールまたは低位から高位へマッピングするマッピングルールを含む、請求項8に記載のベアラマッピング方法。
【請求項10】
前記ベアラID系列のうちの各ベアラIDと前記MAC CEのビットマップとのマッピング関係を特定した後に、
ベアラの新規確立の際に、新規に確立するベアラのベアラIDおよび前記所定ソートルールに基づいて、前記新規に確立するベアラのベアラIDを前記ベアラID系列のうちの対応位置に追加すること、および/または、
ベアラの解放の際に、解放が必要なベアラのベアラIDを前記ベアラID系列から削除すること、および/または、
ベアラの修正の際に、前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新することをさらに含み、
ベアラの修正の際に、前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新することは、
ベアラのベアラIDを修正するのであれば、修正後のベアラIDおよび前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新することと、
ベアラのベアラIDを修正しないのであれば、前記所定ソートルールに基づいて前記ベアラID系列を更新することとを含む、請求項8に記載のベアラマッピング方法。
【請求項11】
ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を特定することは、
前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、基地局から送信されるハイレイヤシグナリングによって特定することを含み、
前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、基地局から送信されるハイレイヤシグナリングによって特定することは、
新規に確立するベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係が付帯されたベアラ新規確立指令に基づいて、新規に確立するベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係を特定すること、および/または、
解放が必要なベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係、または、解放が必要なベアラのベアラID、または、当該ベアラに重複伝送機能を有しなくなる旨を指示する指示情報が付帯されたベアラ解放指令に基づいて、解放が必要なベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係を解除すること、および/または、
修正後ベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係が付帯されたベアラ修正指令に基づいて、修正後ベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係を特定することを含む、請求項7に記載のベアラマッピング方法。
【請求項12】
目標ベアラのベアラIDとビットマップとのマッピング関係である第1マッピング関係および前記目標ベアラの目標分岐とビットマップとのマッピング関係である第2マッピング関係を基地局から受信することと、
ここで、前記基地局から、目標ベアラの目標分岐に対し所定操作を行い、かつ前記目標ベアラには、前記所定操作が可能な分岐を少なくとも2つ構成可能である場合、第1マッピング関係および第2マッピング関係が送信され、
前記第1マッピング関係および前記第2マッピング関係に基づいて、前記目標ベアラの目標分岐に対し所定操作を行うこととをさらに含む、請求項7に記載のベアラマッピング方法。
【請求項13】
基地局に応用されるベアラマッピング装置において、
重複伝送機能を有するように構成されたベアラのIDであるベアラIDと、活性化指示または非活性化指示を重複伝送する制御エレメントであるMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、指示するための指示モジュールを含む、ベアラマッピング装置。
【請求項14】
前記指示モジュールは、
プロトコルの取り決めによって、前記ベアラIDを所定ソートルールでソートしてベアラID系列を得るように端末に指示するとともに、前記ベアラID系列のうちの各前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を指示することに用いられ、
または、
前記指示モジュールは、
前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係をハイレイヤシグナリングによって指示することに用いられる、請求項13に記載のベアラマッピング装置。
【請求項15】
端末に応用されるベアラマッピング装置において、
重複伝送機能を有するように構成されたベアラのIDであるベアラIDと、活性化指示または非活性化指示を重複伝送する制御エレメントであるMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、特定するための特定モジュールを含む、ベアラマッピング装置。
【請求項16】
前記特定モジュールは、
プロトコルの取り決めによって、前記ベアラIDを所定ソートルールでソートしてベアラID系列を得るとともに、前記ベアラID系列のうちの各ベアラIDと前記MAC CEのビットマップとのマッピング関係を特定することに用いられ、
または
前記特定モジュールは、
前記ベアラIDとMAC CEのビットマップとのマッピング関係を、基地局から送信されるハイレイヤシグナリングによって特定することに用いられる、請求項15に記載のベアラマッピング装置。