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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022166476
(43)【公開日】2022-11-02
(54)【発明の名称】燃料電池のセルスタック
(51)【国際特許分類】
   H01M 8/2465 20160101AFI20221026BHJP
   H01M 8/2404 20160101ALI20221026BHJP
   H01M 8/0247 20160101ALI20221026BHJP
【FI】
H01M8/2465
H01M8/2404
H01M8/0247
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021071705
(22)【出願日】2021-04-21
(71)【出願人】
【識別番号】000241500
【氏名又は名称】トヨタ紡織株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(72)【発明者】
【氏名】青野 晴之
(72)【発明者】
【氏名】大津 亘
【テーマコード(参考)】
5H126
【Fターム(参考)】
5H126AA22
5H126DD02
5H126DD05
5H126EE03
5H126EE11
(57)【要約】
【課題】生産コストを低く抑えることができる燃料電池のセルスタックを提供する。
【解決手段】燃料電池のセルスタックは、セパレータ4,5を有する燃料電池セル1が厚さ方向に重ねられており、燃料電池セル1に対して給排される流体を流すための流路が形成されている。セルスタックは、接着シート17とビード部18,19と突起部20とを備えている。接着シート17は、燃料電池セル1の厚さ方向におけるセパレータ4とその隣に位置するセパレータ5との間に配置される。ビード部18,19は、セパレータ4,5から対向するように突出して接着シート17を挟むことにより、セパレータ4とセパレータ5との間における上記流路のシールを行うものとされる。突起部20は、ビード部18の隣でセパレータ4から突出し、同様に突出する上記ビード部18よりも高い突出高さを有している。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
セパレータを有する燃料電池セルが厚さ方向に重ねられており、前記燃料電池セルに対して給排される流体を流すための流路が形成されている燃料電池のセルスタックにおいて、
接着シートとビード部と突起部とを備えており、
前記接着シートは、前記燃料電池セルの厚さ方向における前記セパレータの隣の部材と同セパレータとの間に配置され、
前記ビード部は、前記セパレータ及び前記隣の部材から対向するように突出して前記接着シートを挟むことにより、前記セパレータと前記隣の部材との間における前記流路のシールを行うものであって、
前記突起部は、前記ビード部の隣で前記セパレータと前記隣の部材との一方から突出し、同様に突出する前記ビード部よりも高い突出高さを有している燃料電池のセルスタック。
【請求項2】
前記突起部は、前記ビード部の両隣のうちの一方のみに設けられている請求項1に記載の燃料電池のセルスタック。
【請求項3】
前記突起部は、前記ビード部の両隣にそれぞれ設けられている請求項1に記載の燃料電池のセルスタック。
【請求項4】
前記ビード部の両隣の前記突起部のうち、一方の突起部は前記セパレータから突出しており、他方の突起部は前記隣の部材から突出している請求項3に記載の燃料電池のセルスタック。
【請求項5】
前記ビード部は、突出方向と直交する方向に長く延びる形状となっており、
前記突起部は、前記ビード部の延びる方向に定められた間隔をおいて複数設けられている請求項1~4のいずれか一項に記載の燃料電池のセルスタック。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料電池のセルスタックに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に示されるように、燃料電池のセルスタックは、燃料電池セルを厚さ方向に重ねることによって形成されている。燃料電池セルは、膜電極ガス拡散層接合体(MEGA:Membrane Electrode Gas-diffusion Assembly)、及び、セパレータを有している。燃料電池のセルスタックには、燃料ガス、酸化ガス、及び冷媒といった流体を燃料電池セルに流すための流路が形成されている。セルスタックにおけるセパレータの隣の部材と同セパレータとの間には、上記流路のシールを行うゴムガスケットが設けられている。このゴムガスケットによって上記流路から流体が漏れないようにされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006-147502号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
セルスタックにおけるセパレータの隣の部材と同セパレータとの間にゴムガスケットを設け、上記流路をゴムガスケットによってシールする場合、そのゴムガスケットを設けることに伴ってセルスタックの生産コストが高くなる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する燃料電池のセルスタックは、セパレータを有する燃料電池セルが厚さ方向に重ねられており、燃料電池セルに対して給排される流体を流すための流路が形成されている。上記セルスタックは、接着シートとビード部と突起部とを備えている。接着シートは、燃料電池セルの厚さ方向におけるセパレータの隣の部材と同セパレータとの間に配置される。ビード部は、セパレータ及び上記隣の部材から対向するように突出して接着シートを挟むことにより、セパレータと上記隣の部材との間における上記流路のシールを行うものとされる。突起部は、ビード部の隣でセパレータと上記隣の部材との一方から突出し、同様に突出する上記ビード部よりも高い突出高さを有している。
【0006】
上記構成によれば、セルスタックの製造時、セパレータの隣の部材と同セパレータとの間に接着シートを配置した状態で、それらセパレータと上記隣部材とが厚さ方向に重ねられる。このとき、セパレータ及び上記隣の部材から対向するように突出するビード部によって接着シートが挟まれ、その接着シートによってセパレータと上記隣の部材との間における上記流路のシールが行われる。接着シートはゴムガスケットと比較して低価格であるため、ゴムガスケットに代えて接着シートが用いられている分、燃料電池のセルスタックの製造コストを低く抑えることができる。
【0007】
また、セルスタックの製造時、セパレータ及び上記隣の部材から対向するように突出するビード部で接着シートが挟まれる前には、ビード部の隣に位置する突起部により接着シートが押される。これにより接着シートが張った状態とされ、同接着シートにおけるビード部で挟まれる箇所に皺が生じないようにされる。従って、接着シートに皺が生じたまま、同接着シートがビード部によって挟まれることはない。仮に、接着シートに皺が生じたまま、同接着シートがビード部によって挟まれたとすると、その状態を解消するために接着シートを挟み直さなければならず、その作業に手間がかかるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】燃料電池のセルスタックを示す断面図。
図2】燃料電池セルを示す正面図。
図3】燃料電池セルを分解した状態を示す斜視図。
図4】セルスタックにおけるセパレータの孔周りを拡大して示す正面図。
図5】セルスタックを図4の矢印A-A方向から見た状態を示す断面図。
図6】セルスタックの他の例を示す断面図。
図7】セルスタックの他の例を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、燃料電池のセルスタックの一実施形態について、図1図5を参照して説明する。
図1に示すように、燃料電池のセルスタックは、複数の燃料電池セル1をその厚さ方向に重ねることによって形成されている。燃料電池セル1は、膜電極ガス拡散層接合体2とセパレータ4,5とを備えている。膜電極ガス拡散層接合体2は、シート状に形成されている。セパレータ4,5は、膜電極ガス拡散層接合体2をその厚さ方向の両側から挟んでいる。
【0010】
セパレータ4,5の本体4a,5aは、セルスタックにおける隣合う膜電極ガス拡散層接合体2の間に配置されている。本体4aと本体5aとは、隣合う燃料電池セル1同士の間で隣接している。本体4a,5aは、チタン、ステンレス、及びアルミニウムといった金属によって形成されていてもよいし、カーボン等の金属以外の材料によって形成されていてもよい。
【0011】
セパレータ4の本体4aには複数の溝4b,4cが形成されている。複数の溝4bは、互いに平行となっており、且つ本体4aに沿って延びている。溝4bは、酸化ガス(空気等)を流す流路13を、本体4aと膜電極ガス拡散層接合体2との間に形成するためのものである。複数の溝4cも、互いに平行となっており、且つ本体4aに沿って延びている。溝4cは、冷媒(冷却水等)を流す流路14を、本体4aと本体5aとの間に形成するためのものである。
【0012】
セパレータ5の本体5aにも複数の溝5b,5cが形成されている。複数の溝5bは、互いに平行となっており、且つ本体5aに沿って延びている。溝5bは、燃料ガス(水素等)を流す流路16を、本体4aと膜電極ガス拡散層接合体2との間に形成するためのものである。複数の溝5cも、互いに平行となっており、且つ本体5aに沿って延びている。溝5cも、冷却水を流す上記流路14を、本体4aと本体5aとの間に形成するためのものである。
【0013】
燃料電池のセルスタックでは、酸化ガスが流路13を通過するとともに燃料ガスが流路16を通過すると、それら酸化ガスと燃料ガスとの膜電極ガス拡散層接合体2での反応に基づき発電が行われる。また、冷却水が流路14を通過すると、その冷却水によって発電時に発生する熱が奪われ、燃料電池セル1が冷却されるようになる。
【0014】
図2及び図3はそれぞれ、燃料電池セル1を正面から見た状態、及び、同燃料電池セル1を分解した状態を示している。これらの図から分かるように、燃料電池セル1は長方形の板状に形成されている。燃料電池セル1における膜電極ガス拡散層接合体2の周縁部には、四角枠状をなす樹脂プレート3が接合されている。燃料電池セル1のセパレータ4,5は、膜電極ガス拡散層接合体2及び樹脂プレート3を、それらの厚さ方向の両側から挟んでいる。
【0015】
燃料電池セル1の樹脂プレート3及びセパレータ4,5には、孔6~11が形成されている。孔6~11は、燃料電池セル1の長手方向両端部に位置しており、樹脂プレート3及びセパレータ4,5を厚さ方向に貫通している。孔6~11の内形は長方形状となっている。これらの孔6~11は、水素、空気、及び冷却水といった上述した流体を流すことが可能であり、それらの流体をセルスタックに流入させたり同セルスタックから流出させたりするためのものである。
【0016】
孔6,7は、流路13(図1)と繋がっている。孔6は、セルスタックに空気を流入させるものであり、セルスタックで発電に用いられなかった空気は孔7からセルスタックの外に流出する。これら孔6,7及び流路13により、燃料電池セル1に空気を流すための流路が形成されている。セルスタックにおいては、こうした流路のシールを行うためのシール部材が、セパレータ4とその隣の部材である樹脂プレート3との間に設けられる。
【0017】
孔10,11は、流路14(図1)と繋がっている。孔10はセルスタックに冷却水を流入させるものであり、セルスタックを冷却した後の冷却水は孔11からセルスタックの外に流出する。これら孔10,11及び流路14により、燃料電池セル1に冷却水を流すための流路が形成されている。セルスタックにおいては、こうした流路のシールを行うためのシール部材が、セパレータ4とその隣の部材であるセパレータ5、すなわちセパレータ4と隣合う燃料電池セル1のセパレータ5との間に設けられる。
【0018】
孔8,9は、流路16(図1)と繋がっている。孔8はセルスタックに水素を流入させるものであり、セルスタックで発電に用いられなかった水素は孔9からセルスタックの外に流出する。これら孔8,9及び流路16により、燃料電池セル1に水素を流すための流路が形成されている。セルスタックにおいては、こうした流路のシールを行うためのシール部材が、セパレータ5とその隣の部材である樹脂プレート3との間に設けられる。
【0019】
ここで、上記シール部材としてゴムガスケットを用いる場合、セルスタックの生産コストが高くなる。このため、本実施形態のセルスタックでは、セパレータ4とセパレータ5との間に配置されるシール部材として、図3に示す接着シート17を用いている。この接着シート17は、ゴムや軟質樹脂といった材料をシート状とすることによって形成されており、単純な形状であるためにゴムガスケットと比較して低価格で生産することができる。こうした接着シート17を用いることにより、セルスタックの生産コストを低く抑えることができる。
【0020】
接着シート17は、上記流路のシールを行うために必要な箇所(以下、シールラインという)に対応して位置するようにされている。詳しくは、セパレータ4とセパレータ5との間のシールラインが、例えば図2に二点鎖線で示すように位置しているとすると、その二点鎖線が接着シート17によって覆われるようにされる。従って、接着シート17がセパレータ4とセパレータ5との間に挟まれたとき、接着シート17による二点鎖線で示すシールラインでの上記流路のシールが行われる。
【0021】
次に、セルスタックにおける上記シールラインでの接着シート17によるシール構造について説明する。なお、このシール構造は、上記シールラインのいずれの箇所でも同じであるため、以下ではセパレータ4,5の孔8周りに位置するシールラインでのシール構造について述べる。
【0022】
図4は、セルスタックにおけるセパレータ4(図3)の孔8周りを拡大して示している。図4から分かるように、二点鎖線で示す上記シールラインは、孔8の周りを囲むように位置している。
【0023】
図5は、セルスタックを図4の矢印A-A方向から見た状態を示している。図5から分かるように、セパレータ4の上記シールラインに対応する位置にはビード部18が形成されている。セパレータ5におけるセパレータ4のビード部18に対応する位置にはビード部19が形成されている。これらビード部18,19はそれぞれ、セパレータ4,5を屈曲させることにより同セパレータ4,5から対向するように突出している。ビード部18,19は、接着シート17を挟むことにより、セパレータ4とセパレータ5との間における流路のシールを行うものとなっている。なお、上記流路は、この例では孔8によって形成される流路である。
【0024】
セパレータ4におけるビード部18の隣には突起部20が設けられている。この突起部20は、ビード部18の両隣のうちの一方のみに設けられている。突起部20は、ビード部18から所定の距離をおいて位置しており、セパレータ4を屈曲させることによってビード部18と同方向に突出している。この突起部20はビード部18よりも高い突出高さを有している。言い換えれば、セパレータ4における突起部20の突出高さは、セパレータ4におけるビード部18の突出高さよりも大きくされている。これにより、突起部20の突出方向の先端は接着シート17に当接している。突起部20とビード部18との上記突出高さの差については、例えばセパレータ4の寸法公差によって上記差が「0」になることのない値とすることが考えられる。
【0025】
図4に示すように、セパレータ4のビード部18は、図4に二点鎖線で示す上記シールラインに沿って延びている。セパレータ5のビード部19も、セパレータ4のビード部18と同様に延びている。言い換えれば、ビード部18,19はそれぞれ、突出方向と直交する方向に長く延びる形状となっている。ビード部18,19は孔8の周りを囲んでいる。また、セパレータ4の突起部20は、ビード部18の延びる方向に定められた間隔をおいて複数設けられている。図4における突起部20の形状は四角とされている。この形状については、例えば丸、多角形、ひし形、円弧状、及び波状など、適宜変更することが可能である。
【0026】
次に、本実施形態における燃料電池のセルスタックの作用効果について説明する。
(1)セルスタックの製造時に燃料電池セル1を厚さ方向に重ねるに当たり、セパレータ4と隣の燃料電池セル1のセパレータ5との間にシール部材として接着シート17を配置した状態で、それらセパレータ4とセパレータ5とが厚さ方向に重ねられる。このとき、セパレータ4及びセパレータ5から対向するように突出するビード部18,19によって接着シート17が挟まれ、その接着シート17によってセパレータ4とセパレータ5との間における流路のシールが行われる。接着シート17はゴムガスケットといったシール部材と比較して低価格であるため、そのゴムガスケットに代えて接着シート17が用いられている分、燃料電池のセルスタックの製造コストを低く抑えることができる。
【0027】
(2)セルスタックの製造時、上述したようにセパレータ4及びセパレータ5から対向するように突出するビード部18,19で接着シート17が挟まれる前には、ビード部18の隣に位置する突起部20により接着シート17が押される。これにより接着シート17が張った状態とされ、同接着シート17におけるビード部18,19で挟まれる箇所に皺が生じないようにされる。従って、接着シート17に皺が生じたまま、同接着シート17がビード部18,19によって挟まれることはない。仮に、接着シート17に皺が生じたまま、同接着シート17がビード部18,19によって挟まれたとすると、その状態を解消するために接着シート17を挟み直さなければならず、その作業に手間がかかるようになる。
【0028】
(3)突起部20がビード部18の両隣のうちの一方のみに設けられているため、突起部20を設けることによるセルスタックの大型化を抑制することができる。
(4)ビード部18が突出方向と直交する方向に長く延びる形状となっており、突起部20がビード部18の延びる方向に定められた間隔をおいて複数設けられている。これにより、ビード部18が上述した形状であっても、接着シート17におけるビード部18,19で挟まれる箇所を複数の上記突起部20によって効果的に張った状態とすることができ、且つ、それら突起部20の大きさを小さく抑えてセルスタックの大型化を抑制することができる。
【0029】
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
図6に示すように、セパレータ4の突起部20は、ビード部18の両隣にそれぞれ設けられていてもよい。この場合、セパレータ4とセパレータ5とが厚さ方向に重ねられるとき、ビード部18の両隣にそれぞれ設けられた突起部20が接着シート17を押すことにより、同接着シート17におけるビード部18,19で挟まれる箇所を同ビード部18の両隣から引っ張ることができる。これにより、接着シート17におけるビード部18,19で挟まれる箇所に皺が生じることを、より効果的に抑制することができる。
【0030】
図7に示すように、ビード部18,19の両隣の突起部20のうち、一方の突起部20はセパレータ4から突出しており、他方の突起部20はセパレータ5から突出していてもよい。
【0031】
図7に示すセルスタックにおいて、セパレータ4の突起部20を省略してもよい。
・セパレータ4とその隣の部材である樹脂プレート3との間に配置されるシール部材として接着シートを用いてもよい。この場合、セパレータ4及び樹脂プレート3から対向するように突出して上記接着シートを挟むビード部が設けられ、そうしたビード部の隣に突起部が設けられる。
【0032】
・セパレータ5とその隣の部材である樹脂プレート3との間に配置されるシール部材として接着シートを用いてもよい。この場合、セパレータ4及び樹脂プレート3から対向するように突出して上記接着シートを挟むビード部が設けられ、そうしたビード部の隣に突起部が設けられる。
【符号の説明】
【0033】
1…燃料電池セル
2…膜電極ガス拡散層接合体
3…樹脂プレート
4…セパレータ
4a…本体
4b,4c…溝
5…セパレータ
5a…本体
5b,5c…溝
6~11…孔
13,14,16…流路
17…接着シート
18,19…ビード部
20…突起部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7