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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022166487
(43)【公開日】2022-11-02
(54)【発明の名称】ゴルフバッグ
(51)【国際特許分類】
   A63B 55/40 20150101AFI20221026BHJP
   A63B 60/64 20150101ALI20221026BHJP
   A63B 102/32 20150101ALN20221026BHJP
【FI】
A63B55/40
A63B60/64
A63B102:32
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021071726
(22)【出願日】2021-04-21
(71)【出願人】
【識別番号】521172620
【氏名又は名称】JASPEX株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100140866
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 武史
(72)【発明者】
【氏名】飯野 友斗
(57)【要約】
【課題】複数積む場合に、積載するスペースを抑えることが可能なゴルフバッグを提供すること。
【解決手段】ゴルフバッグ1は、ゴルフの用具を収容するゴルフバッグであって、
複数のクラブ収容パーツ10や小物収容パーツ20を備え、複数のクラブ収容パーツ10や小物収容パーツ20は、それぞれ接続部30を有し、互いの接続部30において、互いに着脱自在に連結され、あるパーツは、他のパーツに、複数種類の位置で連結可能である。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゴルフの用具を収容するゴルフバッグであって、
複数のパーツを備え、
複数の前記パーツは、それぞれ接続部を有し、互いの前記接続部において、互いに着脱自在に連結され、
ある前記パーツは、他の前記パーツに、複数種類の位置で連結可能であることを特徴とするゴルフバッグ。
【請求項2】
複数の前記パーツは、ゴルフクラブを収容可能であり、高さが互いに異なる複数種類のクラブ収容パーツを含むことを特徴とする請求項1に記載のゴルフバッグ。
【請求項3】
第1状態から、複数の前記パーツの互いの前記接続部において、接続位置を変更することで、前記第1状態より前後方向の寸法が小さい第2状態にすることが可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載のゴルフバッグ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴルフバッグに関し、詳しくは、ゴルフの用具を収容するゴルフバッグに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ゴルフをプレーする者は、ゴルフの用具を収容するゴルフバッグを、例えば、ゴルフ場まで車で運び、ゴルフ場でプレーをする場合には、このゴルフバッグを持ち運ぶ。
【0003】
例えば、特許文献1には、2つのバッグの組み合わせにより、長手方向を上下方向とする長手形状を形成し、一方のバッグに、他方のバッグを差し乗せる形状のはめ込み可能な底部を備え、他方のバッグに、前記一方のバッグに接続するための上部接続金具を上側に備え、前記上部接続金具により、前記他方のバッグと前記一方のバッグが連結され、前記一方のバッグと前記他方のバッグのそれぞれの側面に、凹凸の組からなる接続フォルダをそれぞれ備え、各接続フォルダにより両者を接続可能であり、前記一方のバッグは、端部の1つが固定されているベルトと、当該ベルトの他の端部を接続する側部接続金具を備え、当該側部接続金具に取り付けられているベルトを締めることで前記他方のバッグを前記一方のバッグに固定可能であるゴルフバッグが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実用新案登録第3212291号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、ゴルフバッグは、一般的に、プレー時に使い易い形態で形成されており、運搬時を考慮されていない。ゴルフをプレーする者は、ゴルフ場やゴルフ練習場(以下、「ゴルフ場等」ともいう。)に行く場合、例えば、ゴルフバッグを車のトランクに入れて、ゴルフバッグを運搬する。このような従来のゴルフバッグは、プレー時の使い易さから、例えば、ゴルフクラブを収容する筒状体の外表面に、小物等を入れる部分が取り付けられている。このため、このようなゴルフバッグを複数積む場合、ゴルフクラブを収容する筒状体の外表面に設けられた部分が、邪魔になり、積載するスペースが嵩張るという問題があった。
【0006】
従来のゴルフバッグには、このような問題があるため、例えば、複数人でゴルフ場等に行く場合、車のトランクのスペースは限られているため、全員分のゴルフバッグを、トランクに積みきれないことが多々あった。
特許文献1のゴルフバッグでも、使用時に2つに分離できたとしても、運搬時には2つのバッグを、予め決められた形態で組み合わせた状態にしておく必要があり、上記の問題は解決できない。
【0007】
本発明は、複数積む場合に、積載するスペースを抑えることが可能なゴルフバッグを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1) ゴルフの用具を収容するゴルフバッグであって、
複数のパーツを備え、
複数の前記パーツは、それぞれ接続部を有し、互いの前記接続部において、互いに着脱自在に連結され、
ある前記パーツは、他の前記パーツに、複数種類の位置で連結可能であることを特徴とするゴルフバッグ。
【0009】
(1)の発明によれば、ゴルフバッグは、複数のパーツを備える。
複数のパーツは、それぞれ接続部を有し、互いの接続部において、互いに着脱自在に連結されている。
そして、あるパーツは、他のパーツに、複数種類の位置で連結可能である。
【0010】
これにより、運搬時において、ゴルフバッグを積載するスペース(例えば、車のトランク)の形状に応じた位置で、あるパーツと他のパーツとを連結することが可能となる。よって、ゴルフバッグを複数積む場合に、ゴルフバッグを積載するスペースに生ずるデッドスペースが生ずるのを抑えることが可能となる。
したがって、複数積む場合に、積載するスペースを抑えることが可能なゴルフバッグを提供できる。
【0011】
(2) 複数の前記パーツは、ゴルフクラブを収容可能であり、高さが互いに異なる複数種類のクラブ収容パーツを含むことを特徴とする(1)に記載のゴルフバッグ。
【0012】
ここで、ゴルフクラブは、ウッド、アイアン、ウェッジ、パター等の複数種類があり、これらは、互いに長さが異なる。
従来のゴルフバッグには、こられの長さが互いに異なるゴルフクラブが、同じスペースに収容される。このため、従来のゴルフバッグは、例えば、長さの短いゴルフクラブのヘッドが、長さの長いゴルフクラブのシャフトに当り、ゴルフクラブを傷付けてしまうという問題があった。
【0013】
(2)の発明によれば、複数のパーツが、ゴルフクラブを収容可能であり、高さが互いに異なる複数種類のクラブ収容パーツを含むことで、比較的長さが長いゴルフクラブと、比較的長さが短いゴルフクラブとを、それぞれ別のクラブ収容パーツに収容できる。
これにより、長さが互いに異なる複数のゴルフクラブ同士が衝突して、他方のゴルフクラブを傷付けてしまうのを防止することが可能となる。
【0014】
(3) 第1状態から、複数の前記パーツの互いの前記接続部において、接続位置を変更することで、前記第1状態より前後方向の寸法が小さい第2状態にすることが可能であることを特徴とする(1)又は(2)に記載のゴルフバッグ。
【0015】
(3)の発明によれば、ゴルフバッグは、第1状態から、複数のパーツの互いの接続部において、接続位置を変更することで、第1状態より前後方向の寸法が小さい第2状態にすることが可能である。
【0016】
これにより、ゴルフバッグを、例えば、プレーするときには第1状態としておき、運搬時には、第1状態より前後方向の寸法が小さい第2状態にすることで、ゴルフバッグを複数積む場合に、ゴルフバッグを積載するスペースに生ずるデッドスペースが生ずるのをより抑えることが可能となる。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、複数積む場合に、積載するスペースを抑えることが可能なゴルフバッグを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明の実施形態に係るゴルフバッグの第1状態の斜視図である。
図2】本発明の実施形態に係るゴルフバッグのパーツを分離した状態を説明する前方から視た斜視図である。
図3】本発明の実施形態に係るゴルフバッグのパーツを分離した状態を説明する後方から視た斜視図である。
図4】本発明の実施形態に係るゴルフバッグの第2状態の斜視図である。
図5】本発明の実施形態の応用例に係るゴルフバッグの第1状態の斜視図である。
図6】本発明の実施形態の応用例に係るゴルフバッグの第2状態の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の説明において、同一の構成には、同一の符号を付し、その説明を省略又は簡略化する。
図1は、本発明の実施形態に係るゴルフバッグの第1状態の斜視図である。
図2は、本発明の実施形態に係るゴルフバッグのパーツを分離した状態を説明する前方から視た斜視図である。
図3は、本発明の実施形態に係るゴルフバッグのパーツを分離した状態を説明する後方から視た斜視図である
【0020】
ゴルフバッグ1は、複数のパーツとして、ゴルフクラブを収容可能な複数種類のクラブ収容パーツ10と、ゴルフのその他の用具(例えば、ボール等の小物)を収容する複数種類の小物収容パーツ20と、複数種類のクラブ収容パーツ10の上部を覆うカバー(図示無し)を備える。
【0021】
複数種類のクラブ収容パーツ10は、上方が開放された中空の略四角柱形状の箱状体であり、高さ寸法(上下方向の寸法)が互いに異なる。具体的には、クラブ収容パーツ10には、高さ寸法が最も大きい第1クラブ収容パーツ11と、第1クラブ収容パーツ11の次に高さ寸法が大きい第2クラブ収容パーツ12と、高さ寸法が最も小さい第3クラブ収容パーツ13と、が含まれる。
【0022】
高さ寸法が最も大きい第1クラブ収容パーツ11には、例えば、ゴルフクラブの内、高さ寸法が比較的大きいウッドC1が収容される。
高さ寸法が、第1クラブ収容パーツ11の次に大きい第2クラブ収容パーツ12には、例えば、ゴルフクラブの内、高さ寸法がウッドC1より小さいアイアンC2が収容される。
高さ寸法が最も大きい第3クラブ収容パーツ13には、例えば、ゴルフクラブの内、高さ寸法が比較的小さいパターC3が収容される。
【0023】
なお、上記した収容例は、一例であり、第1クラブ収容パーツ11、第2クラブ収容パーツ12及び第3クラブ収容パーツ13に収容するゴルフクラブは、使用者が任意に選ぶことができ、例えば、第1クラブ収容パーツ11に比較的長いアイアンを収容したり、第3クラブ収容パーツ13に比較的短いウェッジを収容してもよい。
【0024】
複数種類の小物収容パーツ20は、中空の略四角柱形状の箱状体であり、外表面に開閉可能な開閉部が設けられており、高さ寸法(上下方向の寸法)が互いに異なるものが含まれる。具体的には、小物収容パーツ20は、小物収容パーツ20のうち、高さ寸法が比較的大きい第1小物収容パーツ21と、高さ寸法が比較的小さい第2小物収容パーツ22と、が含まれる。また、本実施形態に示す例では、小物収容パーツ20は、第1小物収容パーツ21及び第2小物収容パーツ22を、それぞれ複数(図1に示す例では、2つ)有する。なお、本実施形態において、開閉部は、小物収容パーツ20の前面に設けられ、線ファスナで形成されているが、これに限らず、小物収容パーツ20のどの面に設けてもよいし、開閉可能であり、外部から内部にアクセスできれば、例えば、面ファスナや、磁石等の任意の構成とすることができる。
【0025】
クラブ収容パーツ10及び小物収容パーツ20は、他のパーツと接続するための接続部30を、それぞれ有する。
【0026】
接続部30は、前面及び後面において、各パーツの幅方向(図1に示す左右方向)の両端縁近傍にそれぞれ設けられ、上下方向に延び、磁石(例えば、ネオジウム磁石)で構成されている。接続部30は、全てのパーツの前面及び後面において、それぞれ2つ(左右両端側)配置しているが、これらの2つの間隔は、全てのパーツにおいて、同じ間隔であることが望ましい。また、接続部30は、パーツの前面と後面とで、極性が反転していることが望ましい。
【0027】
なお、図に示す例において、接続部30は、各パーツにおいて、上下方向に延びる長方形形状の1つの部材で表現しているが、これに限らず、例えば、複数の部材を上下方向に所定間隔で配列したものでもよい。この場合、全てのパーツにおいて、同じ間隔で接続部30を配置するのが望ましい。
【0028】
また、接続部30は、全てのパーツの前面及び後面に設ける例に限らず、パーツに応じて、前面又は後面のみに設けてもよい。また、接続部30は、パーツの前面及び後面に限らず、パーツの側面(左面・右面)に設けてもよい。また、接続部30は、パーツの各面において、2つに限らず、1つでも、3つ以上設けてもよい。また、接続部30は、パーツの一方の面側を磁石として、他方の面側を強磁性体(鉄、コバルト等)としてもよい。
【0029】
また、図に示す例において、接続部30は、各パーツの外表面に配置しているが、これに限らず、複数のパーツを、互いに着脱自在に連結できれば、各パーツの外表面を形成する素材の下に設け、外表面から視認できない位置に設け、ゴルフバッグ1のデザイン性を損なわないようにしてもよい。
【0030】
また、接続部30は、複数のパーツを、互いに着脱自在に連結できれば、磁石に限らず、例えば、面ファスナや、ベルトとこのベルトが係合するバックルや、フックとこのフックと係合する係合孔で構成してもよい。
【0031】
次に、ゴルフバッグ1の各パーツの寸法について説明する。
複数種類のクラブ収容パーツ10及び複数種類の小物収容パーツ20の幅(左右方向)、奥行き(前後方向)、高さ(上下方向)の寸法は、所定数(例えば、8)の倍数とすることが望ましい。これにより、各パーツを多様な形態で組み合わせることが可能となる。
【0032】
本実施形態において、複数種類のクラブ収容パーツ10及び複数種類の小物収容パーツ20は、以下の寸法で形成されている。
第1クラブ収容パーツ11は、幅が24cm、奥行きが8cm、高さが96cmで形成されている。
第2クラブ収容パーツ12は、幅が24cm、奥行きが8cm、高さが80cmで形成されている。
第3クラブ収容パーツ13は、幅が24cm、奥行きが8cm、高さが64cmで形成されている。
第1小物収容パーツ21は、幅が24cm、奥行きが8cm、高さが16cmで形成されている。
第2小物収容パーツ22は、幅が24cm、奥行きが8cm、高さが8cmで形成されている。
【0033】
上記のとおり、本実施形態に示す例では、全パーツにおいて、幅と奥行きの寸法を共通としている。これにより、前後・上下方向で、各パーツの配置位置を変更しても、幅方向の寸法が変わらず、前後方向の寸法を変更することが可能となる。なお、幅と奥行きも、所定数の倍数で、パーツ毎に設定してもよい。
【0034】
また、小物収容パーツ20の高さ寸法は、第1クラブ収容パーツ11と、第2クラブ収容パーツ12や第3クラブ収容パーツ13との高さ寸法の差の倍数や、第2クラブ収容パーツ12と、第3クラブ収容パーツ13との高さ寸法の差の倍数とすることが望ましい。これにより、小物収容パーツ20を、第2クラブ収容パーツ12や第3クラブ収容パーツ13の下に配置することで、第2クラブ収容パーツ12や第3クラブ収容パーツ13の上端位置を第1クラブ収容パーツ11の上端位置に揃えたり、第3クラブ収容パーツ13の上端位置を第2クラブ収容パーツ12の上端位置に揃えたりすることが可能となる。
【0035】
図4は、本発明の実施形態に係るゴルフバッグの第2状態の斜視図である。
ゴルフバッグ1は、図1に示す第1状態では、後から前に向かって、第1クラブ収容パーツ11の前面に第2クラブ収容パーツ12の後面が連結され、第2クラブ収容パーツ12の前面に第3クラブ収容パーツ13の後面が連結され、第3クラブ収容パーツ13の前面に、上下方向に積み重ねられた2つの第1小物収容パーツ21及び2つの第2小物収容パーツ22の後面が連結されている。
【0036】
ゴルフバッグ1は、図1に示す第1状態から、図4に示す第2状態にすることが可能である。
第2状態では、第2クラブ収容パーツ12の上端位置の高さを、第1クラブ収容パーツ11の上端位置と同じ高さに配置し、第2クラブ収容パーツ12の下に、1つの第1小物収容パーツ21が配置され、第1クラブ収容パーツ11の前面に、第2クラブ収容パーツ12及び第1小物収容パーツ21の後面が連結されている。また、第3クラブ収容パーツ13の上端位置の高さを、第1クラブ収容パーツ11の上端位置と同じ高さに配置し、第3クラブ収容パーツ13の下に、1つの第1小物収容パーツ21と2つの第2小物収容パーツ22が上下方向に積み重ねられ配置され、第2クラブ収容パーツ12及び第1小物収容パーツ21の前面に、第3クラブ収容パーツ13、1つの第1小物収容パーツ21及び2つの第2小物収容パーツ22の後面が連結されている。
【0037】
このように、ゴルフバッグ1は、奥行き(前後方向)寸法が、図1に示す第1状態における32cm(8cm×4)から、図4に示す第2状態における24cm(8cm×3)となり、奥行き(前後方向)寸法が抑えられる。すなわち、奥行き(前後方向)寸法を、25%削減できる。これにより、例えば、プレー時に利便性が高い第1状態のままでは、ゴルフバッグ1を3つしか積めないスペースしかない車のトランクに、4つのゴルフバッグ1を積むことが可能となる。
【0038】
図5は、本発明の実施形態の応用例に係るゴルフバッグの第1状態の斜視図である。
図1に示すゴルフバッグ1は、接続部30が、パーツ(第1クラブ収容パーツ11、第2クラブ収容パーツ12、第3クラブ収容パーツ13、第1小物収容パーツ21及び第2小物収容パーツ22)の前面及び後面のみに設けられているが、図5に示す応用例では、ゴルフバッグ1は、接続部30が、パーツの前面及び後面に加え、パーツの側面(左面・右面)にも設けられている。すなわち、応用例のゴルフバッグ1は、前後左右の四方に接続部30が設けられている。
【0039】
図6は、本発明の実施形態の応用例に係るゴルフバッグの第2状態の斜視図である。
図5に示す応用例のゴルフバッグ1は、接続部30をパーツの前後左右の四方に設けることで、図5に示す第1状態から、図6に示す第2状態にすることが可能となる。
【0040】
応用例のゴルフバッグ1は、図5に示す第1状態から、2つの第1小物収容パーツ21及び2つの第2小物収容パーツ22を、第3クラブ収容パーツ13の前面から取り外し、第1クラブ収容パーツ11、第2クラブ収容パーツ12及び第3クラブ収容パーツ13の右側面の接続部30に接続することで、図6に示す第2状態となっている。
このような第2状態とすることで、プレー時の使い易さが向上する。
なお、応用例のゴルフバッグ1は、2つの第1小物収容パーツ21及び2つの第2小物収容パーツ22の一部だけを、右側面や左側面に接続してもよいし、第1クラブ収容パーツ11、第2クラブ収容パーツ12及び第3クラブ収容パーツ13を、左右方向に配列するように、互いに接続させてもよい。
【0041】
以上、本実施形態によれば、運搬時において、ゴルフバッグ1を積載するスペース(例えば、車のトランク)の形状に応じた位置で、あるパーツと他のパーツとを連結することが可能となる。よって、ゴルフバッグ1を複数積む場合に、ゴルフバッグを積載するスペースに生ずるデッドスペースが生ずるのを抑えることが可能となる。
したがって、複数積む場合に、積載するスペースを抑えることが可能なゴルフバッグ1を提供できる。
【0042】
また、本実施形態によれば、ゴルフクラブを収容可能であり、高さが互いに異なる第1クラブ収容パーツ11、第2クラブ収容パーツ12及び第3クラブ収容パーツ13を含むことで、比較的長さが長いゴルフクラブと、比較的長さが短いゴルフクラブとを、それぞれ別のクラブ収容パーツに収容できる。
これにより、長さが互いに異なる複数のゴルフクラブ同士が衝突して、他方のゴルフクラブを傷付けてしまうのを防止することが可能となる。
【0043】
また、本実施形態によれば、ゴルフバッグ1を、例えば、プレーするときには図1に示す第1状態としておき、運搬時には、第1状態より前後方向の寸法が小さい図4に示す第2状態にすることで、ゴルフバッグ1を複数積む場合に、ゴルフバッグ1を積載するスペースに生ずるデッドスペースが生ずるのをより抑えることが可能となる。
【0044】
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
【符号の説明】
【0045】
1 ゴルフバッグ
1 ゴルフバッグ
10 クラブ収容パーツ
11 第1クラブ収容パーツ
12 第2クラブ収容パーツ
13 第3クラブ収容パーツ
20 小物収容パーツ
21 第1小物収容パーツ
22 第2小物収容パーツ
30 接続部


図1
図2
図3
図4
図5
図6