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特開2022-166624揮散材及びこれを用いる薬剤揮散製品
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022166624
(43)【公開日】2022-11-02
(54)【発明の名称】揮散材及びこれを用いる薬剤揮散製品
(51)【国際特許分類】
   A61L 9/12 20060101AFI20221026BHJP
   B65D 83/00 20060101ALI20221026BHJP
   D21J 3/00 20060101ALI20221026BHJP
【FI】
A61L9/12
B65D83/00 F
D21J3/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021071957
(22)【出願日】2021-04-21
(71)【出願人】
【識別番号】000176637
【氏名又は名称】日本製紙パピリア株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002664
【氏名又は名称】弁理士法人相原国際知財事務所
(72)【発明者】
【氏名】鹿又 喜輝
【テーマコード(参考)】
4C180
4L055
【Fターム(参考)】
4C180AA02
4C180AA03
4C180CA06
4C180GG17
4C180HH10
4L055AA02
4L055AA03
4L055AA05
4L055AC06
4L055AC09
4L055AF17
4L055AF21
4L055AF27
4L055AF33
4L055AF47
4L055AH16
4L055BF06
4L055CJ06
4L055FA30
4L055GA26
4L055GA50
(57)【要約】
【課題】 パルプを主材とした材料をモールド成型で得られる揮散材であっても、従来の揮散材と同様の揮散量を維持しつつ、成型が容易で使用する材料を低減できる揮散材を提供する。
【解決手段】 液状の薬剤の揮散に用いる揮散材1であって、パルプを主材とした材料をモールド成型した繊維成型体2によって、中空を内包している箱体の形状に形成してある。繊維成型体2は、凹部状に形成した第1の箱体部分2Aと、前記第1の箱体部分と嵌合する凹部状に形成した第2の箱体部分2Bとにより、嵌合箱の形態に形成するのが好ましい。
【選択図】 図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
液状の薬剤の揮散に用いる揮散材であって、
パルプを主材とした材料をモールド成型した繊維成型体によって、中空を内包している箱体の形状に形成してある、ことを特徴とする揮散材。
【請求項2】
前記繊維成型体は、凹部状に形成した第1の箱体部分と、前記第1の箱体部分と嵌合する凹部状に形成した第2の箱体部分とにより、嵌合箱の形態に形成されることを特徴とする請求項1に記載の揮散材。
【請求項3】
前記パルプは、針葉樹クラフトパルプ、広葉樹クラフトパルプ、溶解パルプ、マーセル化パルプ等の木材パルプ、亜麻パルプ、マニラ麻パルプ、ケナフパルプ等の非木材系パルプ、リヨセル等の精製セルロース繊維、古紙パルプから選択された1つ又は2つ以上を組合せたパルプ繊維である、請求項1または2に記載の揮散材。
【請求項4】
前記材料にはパルプ繊維間の結合を高める増強剤が添加されている、ことを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の揮散材。
【請求項5】
前記材料はポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維、アクリル繊維、ナイロン繊維、ポリビニルアルコール繊維、および低融点ポリエステルと高融点ポリエステルとの組合せからなる芯鞘型複合繊維の群から選択される樹脂繊維を更に含んでいる、ことを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の揮散材。
【請求項6】
請求項1~5のいずれかに記載の揮散材を用いて、液状の薬剤を揮散させる薬剤揮散製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、消臭剤、芳香剤などの液状の薬剤を揮散させるのに好適な揮散材に関する。また、この揮散材を用いる薬剤揮散製品に関する。
【背景技術】
【0002】
消臭剤、芳香剤などの液状の薬剤を揮散させる薬剤揮散製品が多く提供され、広く利用されている。液状の薬剤を長期間に亘り、安定して揮散させるために、従来から繊維素材を成型した揮散材が使用されている。例えば、容器に収納された液状の薬剤を棒状の芯材を介して吸い上げ、その芯材の上に揮散材を接触配置することで、芳香剤など薬剤を揮散させるように設計した製品(薬剤揮散製品)がよく知られている。
ここで使用される揮散材として、従来にあってはエアレイド法で製造したものがある。エアレイド法による揮散材は、繊維と熱融着性物質を空気搬送して所定位置に積み上げて積層体を形成し、熱風等により熱融着性物質を溶融して繊維を固接着した後、この積層体をカレンダー加工して得たものである。そのため、エアレイド法による揮散材は使用する繊維量が多く、フエルト状で厚手なものとなっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3227101号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そして、特許文献1は、構成比率が針葉樹木材パルプ(NBKP)などの天然繊維100%を用い、これをパルプモールド成型した揮散材について開示している。特許文献1は、天然繊維100%とすることにより、化学繊維や熱融着性物質を使用せず環境に優しい揮散材を提供できるとしている。
更に、特許文献1における実施例では、NBKP100%を用いて目付1660g/m、嵩密度0.22であるものを素材とし、これをモールド製造設備で所定形状に成形した揮散材について開示している。また、添付の図1、2にはキャップ(帽子)形状に成型された揮散材が例示されている。
【0005】
しかしながら、上記のようにパルプ材などの天然繊維だけを用いて、これを厚く、高い密度で揮散材を形成すると消費する繊維材料が多くなるというだけでなく、モールドを成型することが困難となる。特に、引用文献1で例示の揮散材は、吸い上げ芯の上に配置するのに適した形状とするため、下側が凹部状となるキャップ形状にしてある。よって、板形状にモールド成型する場合よりも、更にその成型が困難となる。
また、パルプ材など天然素材100%で形成した揮散材は、水系の薬剤を長期に吸収した状態では膨潤して形状や大きさが変化することも懸念される。
【0006】
よって、本発明の目的は、パルプを主材とした材料をモールド成型で得られる揮散材であっても、従来の揮散材と同様の揮散量を維持しつつ、成型が容易で使用する材料を低減できる揮散材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的は、液状の薬剤の揮散に用いる揮散材であって、パルプを主材とした材料をモールド成型した繊維成型体によって、中空を内包している箱体の形状に形成してある、ことを特徴とする揮散材により達成することができる。
【0008】
そして、前記繊維成型体は、凹部状に形成した第1の箱体部分と、前記第1の箱体部分と嵌合する凹部状に形成した第2の箱体部分とにより、嵌合箱の形態に形成するのが好ましい。
【0009】
ここで、前記パルプは、針葉樹クラフトパルプ、広葉樹クラフトパルプ、溶解パルプ、マーセル化パルプ等の木材パルプ、亜麻パルプ、マニラ麻パルプ、ケナフパルプ等の非木材系パルプ、リヨセル等の精製セルロース繊維、古紙パルプから選択された1つ又は2つ以上を組合せたパルプ繊維とすることができる。
また、前記材料にはパルプ繊維間の結合を高める増強剤が添加されてもよい。
また、前記材料はポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維、アクリル繊維、ナイロン繊維、ポリビニルアルコール繊維、および低融点ポリエステルと高融点ポリエステルとの組合せからなる芯鞘型複合繊維の群から選択される樹脂繊維を更に含んでいるものとしてもよい。
【0010】
上記目的は、上記のいずれかに記載の揮散材を用いて、液状の薬剤を揮散させる薬剤揮散製品によっても、達成することができる。
【発明の効果】
【0011】
パルプを主材とした材料をモールド成型で得られる揮散材であっても、従来の揮散材と同様の揮散量を維持しつつ、成型が容易で使用する材料を低減できる揮散材を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の実施形態に係る揮散材を構成する繊維成型体ついて示した図である。
図2】本発明の実施形態に係る揮散材が嵌合箱となった状態を示した図である。
図3】揮散材を適用する一例の消臭剤揮散製品の断面構成を示した図である。
図4】本発明に係る実施例と比較例の揮散材の吸液量について示した図である。
図5】本発明に係る実施例と比較例の揮散材の揮散量について示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照して本発明の実施形態に係る揮散材について説明する。
図1は、本発明の一実施形態となる揮散材1について示しており、揮散材1はパルプを主材とした材料をモールド成型した繊維成型体2によって形成されている。繊維成型体は2つの凹部状に形成された部分2A、部分2Bにより箱体の形状を形状するように設計されている。より詳細には、第1の箱体部分2Aと第2の箱体部分2Bとが、丁度、嵌合するようにしてあり、嵌合すると中空を内包している箱体の形状となるように設定してある。
【0014】
図1では、第1の箱体部分2Aと第2の箱体部分2Bとを個別にして展開した状態を示しているが、図2はこれらが嵌合されて、嵌合箱の形態となったときの様子を示している。ここで例示しているのは、相対的に大きく形成した蓋側となる第1の箱体部分2Aを、受け側の第2の箱体部分2Bに被せて、嵌合箱となる形態である。
図2(a)は第1の箱体部分2A側から見た図、図2(b)は第2の箱体部分2B側から見た図である。なお、図2(a)で第1の箱体部分2Aの上面には2本の浅い溝部3を形成した場合を示している。このような溝部を形成すると表面積を増やして薬剤の揮散量を増加させることができる。
【0015】
図1、2による揮散材1は、繊維成型体となる第1の箱体部分2A、第2の箱体部分2Bによる嵌合箱の形態になっており、中空を内包している箱体の形態となっているので、従来の中実である揮散材よりも使用(消費)する材料を低減することができる。また、本発明に係る揮散材1は中空の箱体であるので、仮に従来の揮散材と同じ表面積を有する外形に成型した場合、表面積は同じであるが相対的に密度が低く、強度にも優れた構造体とすることができる。
【0016】
上記した第1の箱体部分2A及び第2の箱体部分2Bは、公知のモールド成型の技術によって製造することができる。例えばモールド成型による工程で、上記第1の箱体部分2A、第2の箱体部分2Bに賦形するための金型が使用される。この金型の上面に吸引孔が設けてあり、金型の賦形面は下側になっている。よって、所望のパルプ材を溶かした懸濁液(スラリー)に、この金型を浸漬して、その後に金型を引き上げつつ吸引孔に負圧を作用させると、金型の賦形面にパルプ材を積層させることができる。賦形面に積層したパルプ材は所定形状に形成される。その後、更に、プレス型を被せて、パルプ材を圧縮・脱水した後に乾燥すれば第1の箱体部分2A及び第2の箱体部分2Bとするモールド成型物を得ることができる。
図2で例示している嵌合箱の形態であれば、周知のモールド成型の技術を応用して第1の箱体部分2A及び第2の箱体部分2Bのモールド成型体を量産することができる。
【0017】
なお、本発明の揮散材1は、図2に例示した嵌合箱の外形形状に限る必要はない。図2の揮散材1は、角部を丸く仕上げた平たい箱形状にしているが、例えば上側の第1の箱体部分2Aをドーム状に盛り上げた形にしてもよい。本発明の揮散材1は、前述した薬剤揮散製品の薬剤吸い上げ用の芯材の上にセットして使用することができるものであるが、これに限らず所望のアロマを満たした受け皿に直に配置して芳香を楽しむという使用も可能である。
【0018】
上記した第1の箱体部分2A及び第2の箱体部分2Bを形成している壁部の厚さは、例えば0.1~5mmとする。そして、嵌合されて箱体となったときの厚さ(すなわち、揮散材1)は任意に設定でき、例えば従来の揮散材の厚さと同様に10mm程度にすることができる。
また、揮散材1の坪量は例えば500~3000g/mであり、密度は例えば0.01~0.2g/cmである。
本発明に係る揮散材1は中空構造であるので、従来の揮散材よりも使用する材料を低減できる。そして、前述したようにパルプ材が厚過ぎるとモールド成型が困難となるが、第1の箱体部分2A及び第2の箱体部分2Bは壁面の厚さは薄いものとなるので、モールド成型によって簡易に製造できる。
【0019】
揮散材1の主材として使用するパプル材について特に限定はないが、例えば針葉樹クラフトパルプ、広葉樹クラフトパルプ、溶解パルプ、マーセル化パルプ等の木材パルプ、亜麻パルプ、マニラ麻パルプ、ケナフパルプ等の非木材系パルプ、リヨセル等の精製セルロース繊維、古紙パルプなどから選択して用いるのが好ましい。
パルプ材のみで揮散材を形成した場合、水系の薬剤を揮散させると繊維が膨潤して揮散材が変形する傾向があり、中実状態の揮散材はその影響を大いに受ける。一方、本発明の揮散材は使用する材料を抑えて、中空の箱体構造であるのでその影響を抑えることができる。
だだし、本発明の揮散材の主材となるパルプ材のパルプ繊維間の結合を高める増強剤を材料に添加してもよい。ここでの増強剤としては、製紙業界で湿潤紙力増強剤として使用されているものを流用することができる。増強剤としては、例えばポリアミドエピクロロヒドリン樹脂、ポリアミンエピクロロヒドリン樹脂、メラミンホルムアルデヒド樹脂、尿素ホルムアルデヒド樹脂から選択して使用するのが好ましい。このように増強剤を添加しておくと、水系の薬剤を揮散させる場合に、膨潤するのをより確実に抑制して、揮散材1の形状を長期、安定に維持できる。
また、パルプ材に樹脂繊維を追加してもよい。樹脂繊維はモールド成型で加熱加圧されたときに繊維同士を融着する機能を果たすので揮散材の形状を長期に、安定して維持することに寄与する。樹脂繊維としては、例えばポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維、アクリル繊維、ナイロン繊維、ポリビニルアルコール繊維、および低融点ポリエステルと高融点ポリエステルとの組合せからなる芯鞘型複合繊維などから選択したものを使用することができる。
上記増強剤と樹脂繊維は、揮散材1のパルプ主材にいずれか一方を添加してもよいし、両方を用いてもよい。
【0020】
(実施例)
以下では、本発明に係る揮散材の実施例および比較例について更に説明する。
実施例および比較例の揮散材は同じパルプ材を主材とした材料を用いているが、比較例1の揮散材は形状を維持するため樹脂繊維を更に含んでいる。それぞれを以下の通り形成した。
比較例1は、エアレイド法によって製造した揮散材であり、中実で板状の形態に形成した。このエアレイド法による揮散材は従来の芳香、消臭揮散製品に広く使用されているものに相当している。
比較例2は、モールド成型法に準じてマニュアルで製造した揮散材であり、中実で板状の形態に形成した。厚みがあるのでモールド成型することが難しく、量産には不向きである。
実施例の揮散材は、前述したモールド成型工程で2つの箱部分を合わせて嵌合箱の形態とした。ここで製造した実施例の揮散材の外形は、比較例1、2に類似の板状の形状とした。
実施例および比較例の揮散材の外形寸法は、凡そ同じとなるように整えた。
具体的には、下記の表1の通りである。
【0021】
【表1】
【0022】
表1で示すように、実施例の揮散材は、比較例1、2の揮散材と外形寸法が同様であるが、質量、坪量および密度のいずれでも大きな差をもって最小となっている。これは実施例の揮散材が空間を内包した箱体の形態(中空の構造)となっているからであり、使用する材料が低減されていることが確認できる。
【0023】
更に、実施例および比較例1、2の揮散材を図3に示した一般的な薬剤揮散製品(ここでは玄関・リビング用の消臭剤揮散製品)に適用して、確認した結果について説明する。
図3は、消臭剤揮散製品10の内部構成が確認できるように断面で示している。製品10は、消臭剤ARを収容している容器本体部11の上に揮散材保持部12を設けた構造である。消臭剤ARは棒状の芯材13によって吸い上げられ、この芯材13の上端部13Aは揮散材保持部12まで延在している。上端部13A上に、上記実施例および比較例1、2のいずれかによる揮散材Xをセットして吸液量および揮散量を確認した。
【0024】
図4は実施例と比較例の揮散材の吸液量について示した図であり、図5は実施例と比較例の揮散材の揮散量について示した図である。
図4から所定時間(120分)以上経過するとそれぞれの吸液量(g)がほぼ飽和状態になることが確認された。吸液量(吸液保持量)が多いのは比較例1の揮散材(エアレイド中実)、比較例2の揮散材(モールド中実)であり、実施例の揮散材は最も低かった。
しかし、図5の揮散量を見ると、確認した40日目まで、実施例と比較例1、2との間に大きな差異は確認されなかった。
以上から実施例の揮散材は、薬剤の吸液保持量(液保持能力)は低いが、薬剤の揮散量には差がない。よって、実施例の揮散材は使用する材料を低減して、薬剤の揮散を効率的に実現していることが確認できる。
【0025】
以上で説明したように、本発明の揮散材は、パルプを主材とした材料をモールド成型で得られる揮散材であっても、成型が容易で使用する材料を低減することができ、揮散量は従来の揮散材と同様である。そして、本発明の揮散材を採用する薬剤揮散製品は、本発明の揮散材の目的を具現化している好適な形態となる。
【0026】
以上で実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することができることは言うまでもない。
例えば、前述では、揮散材1の繊維成型体を個別のモールド成型した2つの箱体部分2A、2Bを嵌合した嵌合箱とする場合を例示したが、これに限る必要はない。上記した2つの箱体部分2A、2Bに相当する2つの凹部をヒンジ部で接続している一体型のモールド成型物を製造し、これを製造後においてヒンジ部で折り返して、箱体部分2Aの上に箱体部分2Bを配置して箱体形状を形成するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0027】
1 揮散材
2 繊維成型体
2A 第1の箱体部分
2B 第2の箱体部分
10 消臭剤揮散製品(薬剤揮散製品)
11 容器本体部
12 揮散材保持部
13 芯材
AR 消臭剤(薬剤)
X 実施例、比較例1、2のいずれかの揮散材
図1
図2
図3
図4
図5