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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022166783
(43)【公開日】2022-11-02
(54)【発明の名称】映像表示パネル
(51)【国際特許分類】
   G09F 13/18 20060101AFI20221026BHJP
   G09F 9/00 20060101ALI20221026BHJP
   G09B 27/00 20060101ALN20221026BHJP
   G09F 9/305 20060101ALN20221026BHJP
【FI】
G09F13/18 D
G09F9/00 313
G09B27/00 B
G09F9/305
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021072211
(22)【出願日】2021-04-21
(71)【出願人】
【識別番号】000142894
【氏名又は名称】株式会社五藤光学研究所
(74)【代理人】
【識別番号】100081949
【弁理士】
【氏名又は名称】神保 欣正
(72)【発明者】
【氏名】笠原 誠
【テーマコード(参考)】
2C032
5C094
5C096
5G435
【Fターム(参考)】
2C032EB00
5C094AA03
5C094AA41
5C094AA43
5C094AA44
5C094BA23
5C094BA43
5C094CA19
5C094ED04
5C094ED11
5C094ED13
5C094ED15
5C094FA04
5C094HA10
5C096BA01
5C096BC20
5C096CA06
5C096CC06
5C096CD04
5C096CF00
5C096CJ02
5C096FA04
5G435AA19
5G435BB04
5G435BB12
5G435CC09
5G435DD06
5G435DD09
5G435DD11
5G435FF03
5G435FF08
5G435FF13
5G435GG18
5G435HH08
5G435LL00
(57)【要約】
【課題】 映像を表示する面が平面でない場合に使用することができる映像表示パネルを提供する。
【解決手段】 複数の画素で構成される映像表示素子を配した映像表示パネル1において、映像表示素子2の映像光を放出する面に、個々の画素の全てまたは一部に対応して画素ごとに光を導く複数の導光素子3を2次元状に配して取り付けることにより、導光素子の端面4から映像光を放出するようにするとともに、映像光を放出する面を導光素子の端面の高さや端面形状の設定により任意の形状に形成する。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の画素で構成される映像表示素子を配した映像表示パネルにおいて、映像表示素子の映像光を放出する面に、個々の画素の全てまたは一部に対応して画素ごとに光を導く複数の導光素子を2次元状に配して取り付けることにより、導光素子の端面から映像光を放出するようにするとともに、映像光を放出する面を導光素子の端面の高さや端面形状の設定により任意の形状に形成することを特徴とする映像表示パネル。
【請求項2】
映像表示素子は発光素子により構成される請求項1記載の映像表示パネル。
【請求項3】
映像表示素子は光源からの光が照射される液晶表示素子により構成される請求項1記載の映像表示パネル。
【請求項4】
導光素子の映像光を放出する端面を粗面とした請求項1または2記載の映像表示パネル。
【請求項5】
導光素子の映像光を放出する端面に、光の一部あるいは全部を遮光するマスクを取り付けた請求項1から4のいずれかに記載の映像表示パネル。
【請求項6】
導光素子の映像光を放出する端面に、光を反射する反射膜を形成した請求項1から5のいずれかに記載の映像表示パネル。
【請求項7】
導光素子の少なくとも一部を、映像表示素子に対し傾斜して取り付けた請求項1から6のいずれかに記載の映像表示パネル。
【請求項8】
導光素子と映像表示素子が分離可能で、少なくともいずれか一方が交換可能な請求項1から7のいずれかに記載の映像表示パネル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は映像施設、映像装置において映像を表示する面を投映によらないで能動的に発光させる際に使用する映像表示パネルに関し、より詳細には映像を表示する面が平面でない場合に使用する映像表示パネルに関する。
【背景技術】
【0002】
プラネタリウムなどの天文・宇宙・地球に関する動画や静止画などの映像、学術的な動画や静止画などの映像、動画や静止画などのエンターテイメント映像などを軸とする映像を表示するに際し、それを球体またはその一部からなるドーム状映像施設のドーム内に表示する試みが、また、例えば地形の三次元模型の展示などの模型の表面に映像を表示する試みがなされている。
【0003】
前記の技術において、映像を表示するに際しては、プラネタリウムの恒星球やプロジェクターからの投映による手段が一般的であった(特許文献1~3)。
【0004】
一方、前記従来技術に代わり、映像を表示する面を投映によらないで映像表示素子によることで、能動的に発光させて映像を表示することが提案されている(特許文献4、5)。
【0005】
前記の技術はプラネタリウムの恒星球やプロジェクターをドーム内に配置しなくて済むので座席配置や観客の導線の制限が生じない利点がある。また、模型などに関してはプロジェクションマッピングによって映像を表示しており、薄暗い部屋での展示しかできなかったが、明るい部屋での展示ができる利点がある。
【0006】
前記の技術に関しては、映像表示素子をタイリングするという周知技術(特許文献6)を応用し、球体の表面に矩形の映像表示素子をタイリングして敷きつめた球形映像の表示装置が公知である(非特許文献1、2)。
【0007】
【特許文献1】特開平59-172674号公報
【特許文献2】特許第4538352号公報
【特許文献3】特許第4355508号公報
【特許文献4】特公平6-42119号公報
【特許文献5】特開平5-27666号公報
【特許文献6】特開2004-191487号公報
【非特許文献1】日本科学未来館「Geo-Cosmos」向けオーロラビジョンOLED納入のお知らせ、平成24年7月16日インターネット検索、URL(http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2011/pdf/0601.pdf)
【非特許文献2】日本科学未来館常設展示、平成24年7月16日インターネット
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、一般的にこれまでの映像表示素子は液晶ディスプレイあるいはプラズマディスプレイ、またはLEDディスプレイなどの平面的なディスプレイを前提としていたので、平面あるいは一方向にのみ曲率をもつ形状をとることしかできなかった。
【0009】
よって、プラネタリウムなどのように映像を表示する面が球面やその他の立体的な形状ではこれらの映像表示素子を用いた表示が行なえないから、近似解として多数の小さな平面に分割し映像を表示しなければならなかった。
【0010】
ところが、例えば球面状の投映面を多数の小さな平面に分割して形成するには様々な形の映像表示素子を製造する必要があった。LED表示素子やLCD表示素子などの映像表示素子では、その形状に合わせて電子回路等を形成する必要があり、様々な形状の映像表示素子を製造するために膨大なコストを必要としていた。
【0011】
また、実施した場合には、故障対策としてあらかじめ多種多様な形状の予備の映像表示パネルを多数用意しておかなければならずメンテナンス上も問題があった。
【0012】
本願発明は、以上の従来技術の問題点に鑑みて創作されたものであり、映像を表示する面が平面でない場合に使用する映像表示パネルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
すなわち、本願発明の映像表示パネルは、複数の画素で構成される映像表示素子を配した映像表示パネルにおいて、映像表示素子の映像光を放出する面に、個々の画素の全てまたは一部に対応して画素ごとに光を導く複数の導光素子を2次元状に配して取り付けることにより、導光素子の端面から映像光を放出するようにするとともに、映像光を放出する面を導光素子の端面の高さや端面形状の設定により任意の形状に形成することを特徴とする。
【0014】
ここに「導光素子」とは一方の端面に入射した光を他方の端面に導いて、他方の端面から出射する性質を有する部材を指し、例えば光ファイバーや透明樹脂製の導光ロッドが挙げられる。
【0015】
また、請求項2に記載の発明は前記の映像表示パネルにおいて、映像表示素子は発光素子により構成されることを特徴とする。
【0016】
また、請求項3に記載の発明は前記の映像表示パネルにおいて、映像表示素子は光源からの光が照射される液晶表示素子により構成されることを特徴とする。
【0017】
また、請求項4に記載の発明は前記の映像表示パネルにおいて、導光素子の映像光を放出する端面を粗面としたことを特徴とする。
【0018】
また、請求項5に記載の発明は前記の映像表示パネルにおいて、導光素子の映像光を放出する端面に、光の一部あるいは全部を遮光するマスクを取り付けたことを特徴とする。
【0019】
また、請求項6に記載の発明は前記の映像表示パネルにおいて、導光素子の映像光を放出する端面に、光を反射する反射膜を形成したことを特徴とする。
【0020】
また、請求項7に記載の発明は前記の映像表示パネルにおいて、導光素子の少なくとも一部を、映像表示素子に対し傾斜して取り付けたことを特徴とする。
【0021】
また、請求項8に記載の発明は前記の映像表示パネルにおいて、導光素子と映像表示素子が分離可能で、少なくともいずれか一方が交換可能なことを特徴とする。
【発明の効果】
【0022】
球面やその他の形状に映像を表示する要求は、主に大型の映像施設に求められるため、映像を構成する個々の画素は多くの場合数ミリメートルである。
【0023】
よって、本願発明における映像表示パネルには、微細な光ファイバーなどではなく透明樹脂製の導光ロッドなどが利用でき、表面の加工も一般的な切削、研磨工具での加工が行える。
【0024】
このためメンテナンスにおいても、予め形状が決定している予備の映像表示パネルを用意しておくのではなく、汎用的に使用できる形状の映像表示パネルを用意しておき、必要に応じて形状を加工しメンテナンスを行えばよい。もちろん、映像表示パネルの不具合は、映像表示素子に発生する場合がほとんどであるから、映像表示素子だけを交換できるように映像表示パネルを構成すれば、不具合が発生した映像表示素子だけを交換すればよい。
【0025】
さらに、大型の映像表示に用いられる映像表示素子は規格化されている場合が多いから、それを本願発明の映像表示素子に用いれば、より安価な映像表示パネルを構成することができる。
【0026】
もちろん、例えば大型の液晶ディスプレイを映像表示素子として用いる高精細な映像表示パネルにおいては、光ファイバーを導光素子に用いることで、高精細でありながらも複雑な形状の映像表示面を持つ映像表示パネルが実現できる。これにより、例えば地形の三次元模型の展示においては、模型自体を本願発明により構築し、その表示を地図や画像に切り換えたり地表の季節変化を表示するといったことを、他の展示と同じ明るい部屋で行うことができる。このような展示はこれまでプロジェクションマッピングによって実現するしかなく、薄暗い部屋での展示でなければならなかった。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】本願発明の映像表示パネルの斜視図。
図2】同上、異なる実施例の斜視図。
図3】同上、異なる実施例の斜視図。
図4】同上、異なる実施例の概念図。
図5】同上、異なる実施例の斜視図。
図6】同上、異なる実施例の斜視図。
図7】同上、異なる実施例の斜視図。
図8】同上、異なる実施例の斜視図。
図9】同上、異なる実施例の斜視図。
図10】本願発明の映像表示パネルの使用例を示す斜視図。
図11】本願発明の映像表示パネルの使用例を示す斜視図。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
以下、本願発明の映像表示パネルの具体的実施例を添付図面に基づいて説明する。本願発明の映像表示パネルは映像施設、映像装置において映像を表示する面を投映によらないで能動的に発光させる際に使用するものであり、映像施設のスクリーンの表面や、映像装置の表面に複数枚をタイリングして敷きつめて使用に供される。
【0029】
図10は本願発明の映像表示パネル1を映像施設Dにおけるドーム面の内側に敷きつめた例を、図11は本願発明の映像表示パネル1を映像装置Mの外側に敷きつめた例を示す図である。
【0030】
図1に本願発明による映像表示パネル1の基本形状を示す。映像表示パネル1においては複数の画素で構成される映像表示素子2の映像光を放出する面に、個々の画素の全てまたは一部に対応して画素ごとに光を導く複数の導光素子3が2次元状に配して取り付けられる。
【0031】
前記の構成により、映像表示素子2に表示された映像から放出される光束は、導光素子3によって素子の他方の端面4から出力され、あたかもその端面が映像表示素子であるかのように機能する映像表示面となる。
【0032】
前記の導光素子3は一方の端面に入射した光を他方の端面に導いて、他方の端面から出射する性質を有する部材を指し、例えば光ファイバーや透明樹脂製の導光ロッドが挙げられる。
【0033】
また、映像表示素子2は例えばLED表示素子やLCD表示素子などの発光素子により構成されるほか、光源からの光が照射される液晶表示素子により構成される。
【0034】
前記の映像表示パネル1の映像光を放出する面は導光素子3の端面4の高さや端面形状の設定により任意の形状に形成される。ここでは周辺の導光素子3より中央箇所の導光素子3の高さを低くするとともに、導光素子の端面4の形状を中央箇所に向けて傾斜させることにより凹面とした例を示しているが、凸面であったり角を持つような面形状でもかまわない。
【0035】
また、映像を構成する画素ごとの光のクロストークを防ぐために、映像表示素子と導光素子の間、あるいは導光素子同士の間に遮光部材を間に挟むと効果的である。
【0036】
導光素子3同士は、予め接着等により集合体としての形状を固定しておき、その上で映像表示素子2と結合する方が作業性がよいが、映像表示素子との光学的な結合効率を高くするなどの理由から、個々の導光素子を映像表示素子に直接接着するなどして本願発明にかかる映像表示パネルを形成してもよい。
【0037】
本願発明の映像表示パネルは、能動的に発光する自発光型の映像表示パネルであるが、多くの自発光型映像表示パネルがそうであるように、通常、映像の視野角は十分に広くなければならない。このため、特段の必要のない限り導光素子の映像表示面は粗面に加工し、光が四方に散乱するようにする。もちろん、導光素子の映像表示面に散乱させるための素材を張り付けることで実現してもよい。
【0038】
一方、表示する映像によっては、故意に映像の視野角を制限する目的で導光素子端面を粗面としなかったり、個々の端面を斜めに加工するなどして特定の方向に光束を放出させて光学バリアとして機能させてもよい。
【0039】
また、表示映像とプロジェクターなどによる投映映像の合成が求められる場合には、図2に示すように導光素子3同士の隙間を拡散反射する材料5で充填し、投映映像を効率的に反射する部位を形成してもよいし、映像表示パネル表面に拡散面を持つような部材6を貼ることで、投映映像を効率的に拡散反射する映像表示パネルとしてもよい。
【0040】
もちろん、導光素子端面に金属の薄膜等によってハーフミラー状の幕を形成しても同様の効果が得られる。これらの場合の反射率等は映像表示素子の光束量と投映映像の光束量を鑑みて決定されるべきものである。
【0041】
映像表示素子2の大きさを超える大きな映像表示装置は、映像表示パネルを多数組み合わせることで実現することができる。しかしながら、表示する面の形状によっては矩形の映像表示パネルだけでは実現できない場合が多数存在する。この場合は、図4に示すように映像表示素子2の一部だけの映像を導光素子で導くようにし、残りの画素2A箇所には導光素子を設けないような構造や、導光素子3を映像素子2の映像面に対して傾斜して配置する構造を用いて立体的な面の形状を構成すればよい。
【0042】
その典型的な例として、図5に球面を構成する場合の極となる部分10の映像表示パネルの分割例を示す。
【0043】
ここで記号Aが振られた映像表示パネルはAAの形状のパネルを、記号Bが振られた映像表示パネルはBBの形状のパネルを、記号Cが振られたパネルはCCの形状のパネルを用いる。いずれも、映像表示素子2は同一で導光素子3部分の形状および長さが異なっている。
【0044】
同様にして、他の立体的な映像面についても単一の映像表示素子を用いた映像表示パネルによって映像表示面を構築することができる。
【0045】
また、プラネタリウムのように半球状の映像表示面を持つ場合、あるいは没入型仮想現実体験装置のCAVE(Cave automatic virtual environment)のような四方が映像表示面となっている場合には、構成するすべての面を密な映像表示面とすると、音の反響が大きく音響効果の面で好ましくない。このような場合には、投映面に小さな開口を設けることで音の反響を抑制した投映スクリーンが一般に用いられる。このような開口は、本願発明における映像表示パネルにおいても、図1図2で示したような導光素子同士の隙間をそのまま残し、LEDなどの映像表示素子に穴の開いた表示素子を用意して構成してもよいし、あるいは図7で示したように穴部分に吸音材7を取り付けた構造としてもよい。また、音の反響抑制が十分でない場合には、導光素子や映像表示素子の一部を取除き、より開口を多くした構造とすればよい。
【0046】
なお、これまで、縦横に整列した画素の映像表示パネルの実施例を示したが、図7に示すように画素を千鳥配列として画素密度を高めてもよく、また、図7、8、9に示すように導光素子の形状を多角形としてもよい。
【0047】
一方、近年では液晶表示素子などを用いた大型の映像モニタも存在する。これを映像表示素子として用いたことで、画素密度の高い高解像度の映像表示パネルを構成することができる。映像表示素子が大型である場合には導光素子ブロックも同様に大型となり製作が困難となるが、このような場合には、これを複数の導光素子ブロックに分けて製造するとよい。また、複雑な映像表示面を持つ場合もその加工が困難となる場合があるからに、このような場合も同様にして加工するとよい。
【0048】
本願発明において、表示したい映像の単位長さあたりの解像度は、映像表示素子の画素を形成する発光素子等の寸法に依存している。しかし、LEDなどの発光素子では発光部分の寸法は素子寸法よりも小さいから、発光素子寸法よりも小さく、その発光部分と同程度の直径を持つ導光素子を映像表示素子側では画素寸法の間隔をあけて配置し、任意の面形状となる側の導光素子は密着させた映像表示パネルを形成することで、映像表示素子以上の解像度(単位長さあたりの画素数) を持つ映像表示パネルを構成することができる。もちろん、同様に解像度を下げるような映像表示パネルを形成することも可能であり、自由度の高い映像表示パネルを提供することができる。
【0049】
また、予め映像表示素子の画素間隔よりも細い導光素子を用いておけば、より高解像度の映像表示が必要となった場合でも解像度の高い映像表示素子に交換するだけで良く、これまでのように多種多様な映像表示素子を全て再設計し製造を行う必要は無く、機器の更新をより安価に行うことができる。
【符号の説明】
【0050】
1 映像表示パネル
2 映像表示素子
2A 画素
3 導光素子
4 導光素子の端面
5 隙間を拡散反射する材料
6 拡散面を持つような部材
7 吸音材
D 映像施設
M 映像装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11