(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022166790
(43)【公開日】2022-11-02
(54)【発明の名称】白内障治療薬
(51)【国際特許分類】
A61K 35/02 20150101AFI20221026BHJP
A61P 27/12 20060101ALI20221026BHJP
【FI】
A61K35/02
A61P27/12
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021095468
(22)【出願日】2021-04-21
(71)【出願人】
【識別番号】598079101
【氏名又は名称】金子 一行
(72)【発明者】
【氏名】金子 一行
【テーマコード(参考)】
4C087
【Fターム(参考)】
4C087AA01
4C087AA02
4C087AA03
4C087BA02
4C087CA01
4C087MA17
4C087MA58
4C087NA14
4C087ZA33
(57)【要約】 (修正有)
【課題】治療薬が存在しないため、悪化してからの治療法として水晶体を人工レンズに置き換える方法が主力となっている、白内障に有効な治療薬を提供する。
【解決手段】学名閃緑岩と言う鉱物を1.000メッシュのパウダーにし、長時間浸透膜で濾過した真水に浸し閃緑岩に含まれる35種類のミネラル分を引き出し、還元力の勝れた溶液を点眼薬とする。ミネラネ分を引き出す方法として、一般真水を濾過し、濾過水をイオン水生成装置でイオン化し、そのイオン水に閃緑岩パウダーを浸漬し、その浸漬した水に再びイオン水生成装置より電流を印加しイオン化する方法が好ましい。効果が出にくい場合の対処法として、イオン水生成装置に使用している重畳波か高周波電流を使用し、目を閉じた瞼の上から水晶体に約10秒位電気刺激を与えると点眼薬が角膜に存在するアクアポリンを通し水晶体に浸透しやすくなる。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本発明は、目の難病である白内障治療薬の発明である。白内障の主な発症原因は水晶体に多く含むクリスタリンタンパク質が紫外線等の影響で酸化し白濁する病気である。
クリスタリンタンパク質が紫外線等の影響を受けマイナス電子を失い替わりにプラス電子が入り酸化する。本点眼薬は強力な酸化還元力を持つ学名閃緑岩と言う鉱物を1.000メッシュのパウダーにし、長時間浸透膜で濾過した真水に浸し閃緑岩に含まれる35種類のミネラル分引き出し還元力の勝れた溶液を点眼薬とする技術。
閃緑岩とは、太古の昔海のミネラル分が長年の時をへて海底に沈殿し岩石となり地殻変動で地上に隆起した岩石を閃緑岩と言う。閃緑岩の大きな特徴はミネラル分の微妙な配合で強烈な酸化還元力を持っていることが発見された。
【請求項2】
閃緑岩パウダーから迅速にミネラネ分を引き出す方法として、一般真水を濾過し濾過水をイオン水生成装置でイオン化し、そのイオン水に閃緑岩パウダーを浸漬し、その浸漬した水に再びイオン水生成装置より電流を印加しイオン化する。イオン水生成装置で生成した水は、アクアポリン試験法で実験の結果皮膚からの浸透率は約10%口内等の粘膜からの浸透率は22%体内での浸透率は43%の勝れた浸透率であることが証明された。アクアポリンは、水分子が細分化されたイオン水を優先的に通過させると言われている。イオン水自体還元力を持っているが、更に効果を出すため強烈な還元力を持つミネラル分の搬送用としてイオン水を使用し治療に成功した技術。
【請求項3】
点眼薬を点眼し効果が出にくい場合の対処法として、イオン水生成装置に使用している重畳波か高周波電流を使用し、目を閉じた瞼の上から水晶体に約10秒位電気刺激を与えると点眼薬が角膜に存在するアクアポリンを通し水晶体に浸透しやすくなる。治験の結果人それぞれで電気に弱い人が居るため電気抵抗を感じないように電圧を調整し治療する技術。
また市販されているミネラルを入手し閃緑岩と同じ混合率と方法で点眼薬とする技術。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、眼の難病の一つである白内障を治療完治させる点眼薬の製造技術に関するもので、白内障は直接命に関わる病気ではないためか、国際的に治療薬の開発が遅れてており、現在治療薬が存在しないため悪化してからの治療法として水晶体を人工レンズに置き換える方法が主力である。本点眼薬の発明者である自分も20年前に白内障と言われ点眼薬頂き2ケ月間点眼したが効果の確認は出来なかった。現在白内障治療薬として使用されている薬は進行を遅らす程である。したがって未だ国際的に白内障治療薬は開発されていない。
【0002】
白内障の原因物質であるクリスタリンタンバク質は、学説的に一旦白濁すると元に戻せないと言うのが国際的学説である。
本発明は、この学説を根本的に否定する。それは白内障が発症する原因に有り、一番の原因は紫外線及び薬の副作用並びに老化現象等によるタンパク質の変異によると言われているが、このタンパク質は紫外線等を浴び続けるとタンパク質が酸化し白濁する。
物質の酸化は、-電子を失うと物質は酸化する。したがって酸化物質に-電子を与え+電子を追い出し-電位と入れ替えると物質は元の姿に蘇えらせることが可能になる。
【0003】
この治療法は20年前から考案していたが、残念ながら治験者の関係で出来なかったが、ノーベル科学賞受賞のピーターアグレ博士が細胞膜には水だけを通す孔があると言う学説がこの発明に繋がり、物理的に考察した結果点眼薬で元の姿に蘇らせると言う結論に達した。本発明者の左右の眼が約20前に眼科医から白内障が有ると言われ20年の歳月をへて悪化し、効き目の右めを手術し人工レンズに置き換え、左眼は今回の点眼治療薬治験のため残した。点眼薬を試作し治験の結果鈍足であるが見事に成功した。
【0004】
この発明は、私自身が発明したアルカリ性イオン水生成装置の技術を使い白内障治療点眼薬の開発に成功。この装置で生成したイオン水(電子水)は、物体に対し勝れた透過性と酸化還元力を持っている。この電子水をアクアポリン透過試験法で試験した結果水道水より、人体に対し全体の透過率は42%皮膚からの透過率は23%勝れている。
【0005】
白内障治療薬に使用する物質は、海水含まれる約35種類ミネラル分が海底に沈殿し岩石となった学名、閃緑岩。この閃緑岩の成分は強力な酸化還元力を持っていることが判明。この還元力を利用して白内障のタンパク質が酸化し白濁した水晶体を元の姿に蘇らせることに成功した。
【0006】
本発明は、還元溶液を白内障の病巣迄如何に迅速に届けるかであった。アクアポリンの孔はイオン水を優先的に通過させると言う性質を持っており、点眼薬に使用している全部の物質がイオン化されいるためアクアポリンの孔の透過性に適している。
【背景技術】
【0007】
現在白内障治療薬として動物用が販売されているが、人間用の白内障治療薬は国際的にいまだ開発されていない。霞み目や白内障を改善させると言う名目のサプリメントは販売されている。厚生労働省は、インターネット上で白内障に効く製品は一切ないので宣伝文句に騙されないように注意喚起をしている。
2020年、厚生科学研究所の報告では、70以上84~97%80歳以上の人々が100%の確立で白内障であると言うが、本発明は開発途上国も含め一般的に発症する約85%の白内障は点眼薬で治せると言うのが願望である。
【課題が解決するための手段】
【0008】
白内障の発症原因を良く調べ本発明に繋がった。水晶体の成分タンパク質であるクリスタリン蛋白質が紫外線等の影響を受け酸化し白濁する。白濁が進んでくると水晶体全体に入ってくる光を通をさず、見えにくくなり、又は見え無くなる。
【0009】
本発明は、この酸化して白濁したクリスタリン蛋白質に強力な酸化還元力を有するミネラル分を与え酸化した蛋白を還元し透明化する。若くして白内障になる人は、ステロイド等薬の副作用等で発症、特に糖尿病で発症する人が多いので今後の治験を予定する。
今回治験をした結果解ったことは、目が見えずらい状態が長く続くと、その間に老眼、近視、乱視等の病気が進行していても見えずらいので解らない。白内障が改善され目が見えるようになると病気の進行症状がが良く解ります。
白内障は、眼鏡、コンタクトレンズ等一切効きませが、本発明の点眼薬の効果で視力が回復しても70%位しか戻りませんが、眼鏡やコンタクトレンズが効くようになります。
【発明の効果】
【0010】
水晶体は人体の中で代謝の遅い組織で、今回の研究で有る程解ったことは、今迄開発されている目薬は、水晶体の病巣まで薬を送り込むことが出来なかったようである。
本発明の点眼薬は、閃緑岩パウダーから迅速にミネラル分を抽出するために精製水と試験的にアルカリ性イオン水を使用。いずれの水もイオン化し、このイオン水に閃緑岩パウダーを浸漬し、この浸漬した水に更に特殊周波数の電流を印加すると水はイオン化され水クラスターが細分化されて透過性に勝れた水となり、速やかに閃緑岩パウダーに浸透しミネラル分を迅速に抽出する。
【0011】
水晶体に点在するアクアポリンは、イオン化した水を優先的に透過させてくれるので、ミネラル分搬送用にイオン水を使用し病巣迄点眼薬となるミネラル分を侵入させることに成功した。点眼薬効果は鈍足であるが確実に白濁した病巣の透明化に成功した。
【0012】
白内障は加齢により発症が進み80歳以上は100%の発症率である。本発明の点眼薬は年齢に関係なく効果を発揮する。また、白内障が自然に発症する年齢は40歳前半から発症すると言われ、発症時水晶体内に点在するクリスタリンタンパク質の酸化によって発症する。発症時は微小の点として存在し、この時点では光りを通し視力に邪魔をしないが、酸化物が大量に発生すると互いに引き合い塊となり光りを通さなくなり見えずらくなる。
【発明を実施するための形態】
【0013】
白内障治療薬に使用する閃緑岩とは、太古の昔海のミネラル分が沈殿し、長い年月をへて、学名 閃緑岩となり地殻変動で地上に隆起した岩石である。この岩石は約35種類のミネラル分を含有し、このミネラル分の微妙な混合率が強力に酸化還元力を発揮することが判明された。酸化還元力の力を利用し商品化したのが通電性の勝れたセラミックスヒーターである。この閃緑岩を1000メッシュのパウダーにし、粘土及び炭素を攪拌混合し金型に納め強力な圧力で成型、摂氏1.100℃で焼成しても炭素を残すことに成功し、抵抗値の小さい通電性の勝れたセラミックスヒーター板の製造に成功。
【0014】
白内障は水晶体の中に含まれるタンパクツ質が薬等の副作用等で変異し発症する白内障とは別に、長い年月紫外線等の影響を受けタンパク質が酸化し起こると言われる。
本発明は、この酸化タンパク質を強力な酸化還元力を発揮する閃緑岩パウダーから35種類のミネラル分を抽出した溶液を白内障点眼薬とし酸化物を還元し元の姿に蘇らせる事に成功した。
【0015】
この還元力を持つ閃緑岩パウダーから迅速にミネラル分を抽出するには、本点眼薬を発明した本人が以前発明しているアルカリ性イオン水生成装置を使用し閃緑岩パウダーから迅速に35種類のミネラル分を抽出し浸透性の勝れた点眼薬とした。
アルカリ性イオン水生成装置で生成したアルカリ性電子水それ自体還元力を持っており、更に水をイオン化すると分子を細分化し浸透性に勝れたイオン電子水となる。実施形態ととして、この強力に還元力を発揮するミネラル分を点眼薬に使用したのが功を奏した。
【0016】
この点眼薬試作品製造に一番参考にして頂いたのは、アメリカ人のピーターアグレ博士の細胞膜には水だけを通す孔があると言う理論に基ずくもので、試作品で治験したら見事実証された。今回の治験者は40代前半から82歳迄計7名で治験したが一回めの治験で軽い白内障はいずれも消滅し、重症疾患でも鈍足であるが序序に良い方に改善されて行くのが実感でき、治験者全7名全員の白内障が改善され軽い人は完治し、重症者は継続し治験続行中で改善に向かっている。
【0017】
本点眼薬は、発症初期の時点で点眼すると白内障になろうとする芽を消滅させる。
白内障治療のため一日の点眼回数を多くするとドライアイを防ぐことができ、また就寝前にたっぷり点眼すると眼球全体を長時間潤すことができ同時に水晶体に点在するアクアポリンの孔をイオ化されている還元材が容易に通過し病巣迄届くので、就寝時が一番点眼薬効果を発揮する。本発明の点眼薬を30代後半より点眼しているとドライアイを防ぐと同時に将来白内障の芽を消滅させるため白内障を回避できる。
また手術する程でもないが何年か後に白内障が瞳にかかり見えずらくなると医師に言われた場合でも、本発明の点眼薬を点眼していると自然と完治するため手術が不要になる。
【0018】
本白内障治療薬の発明者である私の左目は、点眼する前0.01であったが、一日8回から10回の点眼で、12ケ月後の視力は0.3迄回復し現在も継続点眼中で、視力0.5迄回復させるのが目的である。視力が0.5迄回復すると眼鏡が効くようになり、1.0位の視力が確保できる。その後の点眼で将来白内障と言う病名から開放される。
手術と違い点眼薬は鈍足であるが、2021年3月25日現在も5名の方が医者から白内障と言われ本発明の点眼薬で治験中で全員快方に向かっている。
治験者5名の内の一名は、現在73歳の女性ですが、72歳前半に視力が落ち両眼0.4迄視力が落ち眼科医の視力検査では白内障で視力が低下している。来年73歳の2月頃迄白内障が瞳を覆うので両眼見えにくくなる。昨年の予約で今年3月20日に手術をすることにしていた。2020年の8月より、本発明の点眼薬を治験で点眼していたが、今年2021年3月20日手術予定なので病院に行き視力検査をした結果両眼とも白内障が収縮し、両眼とも0.8迄視力が回復しており結果手術をせずに済んだ。
【0019】
今の目薬は、眼球表面の治療に効果を発揮するが、目薬溶液の分子が大きいため水晶体に点在するアクアポリンの孔を透過できず奥の病巣迄溶液が浸透しないようである。
本点眼薬の発明者である自分の左目は、視力0.01であった。水晶体の一番奥に発症する後嚢も病巣と思われるが治験での感じでは、点眼薬がアクアポリンを透過し後嚢迄届いていると思われる。糖尿等の副作用で発症する白内障は、最初に後嚢から発症するので早く白内障の症状が出ると言う。ステロイド薬や糖尿病等で発症した治験者が見つかていないので見つかり次第治験をお願いする予定。
【実施例0020】
発明者本人が2002年の視力検査で白内障が出ていると眼科医に言われ、その時点では点として存在する白内障なので、視力に影響がでる前でした。それから18年の間に白内障が点から塊に成長し、半年後は瞳に到達すると言う。2019年6月に両方の瞳が白内障に覆われ、それまで左0.7右0.5であったが一週間で左が0.02右が0.01の視力となる。効き目の右を手術し人工レンズに置き換え視力1.0とし、左眼は今回の治験を実行するため手術せず残した。
【0021】
2019年6月17日 手術前視力 左眼 0.02 右眼 0.01
2019年6月18日 右眼手術 (効き目)
左眼手術無し
2019年6月19日 退院 右眼手術後の視力 1.0
左眼手術無し 0.01に低下
世界でいまだ開発されていないのが白内障治療薬です。本発明は産業上で至上に貢献するものと確信しております。点眼薬の原材料は閃緑岩石と自然界から調達出来る物質です。
現在解っている埋蔵量は何万屯で、世界的には膨大な量の鉱石です。日本国内で相当量確保が可能であり、海外の製薬メーカーと契約の場合は、日本から原材料として輸出可能で価格に問題がある場合、ミネラルは市場で確保が可能と思われ、閃緑岩石の分析書と同じ比率で混合すると製品化が可能である。
また、海外でも同等の鉱石が採掘可能と思われ現地調達が可能と思われる。この場合安価で購入可能であれば、医療水準が低い発展途上国でも薬の供給が可能になる。日本国内の白内障発症初期を含めた人口は、40歳代353万人50歳代703万人60歳代1199万人70歳代1091万人80歳代804万人計4152万人で総人工1億2751万人で人口の約32.5%と発表されている。この数値で行くと海外は天文学的数値で大きな産業となり、国際社会に大きく貢献する発明である。