(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022166821
(43)【公開日】2022-11-02
(54)【発明の名称】マルチバルブ
(51)【国際特許分類】
F16K 11/072 20060101AFI20221026BHJP
F16K 5/04 20060101ALI20221026BHJP
【FI】
F16K11/072 Z
F16K5/04 E
【審査請求】有
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022058023
(22)【出願日】2022-03-31
(31)【優先権主張番号】10 2021 110 106.9
(32)【優先日】2021-04-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(71)【出願人】
【識別番号】510238096
【氏名又は名称】ドクター エンジニール ハー ツェー エフ ポルシェ アクチエンゲゼルシャフト
【氏名又は名称原語表記】Dr. Ing. h.c. F. Porsche Aktiengesellschaft
【住所又は居所原語表記】Porscheplatz 1, D-70435 Stuttgart, Germany
(74)【代理人】
【識別番号】100202647
【弁理士】
【氏名又は名称】寺町 健司
(72)【発明者】
【氏名】マリウス イミョルチク
(72)【発明者】
【氏名】ハラルド レイザー
(72)【発明者】
【氏名】ステファン マシャテ
(72)【発明者】
【氏名】アレクサンダー ザイベル
【テーマコード(参考)】
3H054
3H067
【Fターム(参考)】
3H054AA02
3H054CA03
3H054EE01
3H054GG02
3H067AA12
3H067BB04
3H067CC32
3H067CC33
3H067CC34
3H067DD03
3H067DD12
3H067DD32
3H067EA05
3H067GG12
(57)【要約】 (修正有)
【課題】マルチバルブを提供する。
【解決手段】複数の入口(14)及び複数の出口(20)を有し、円筒状のバルブチャンバ(16)を画定するバルブハウジング(12)であって、入口(14)及び出口(20)が円筒状のバルブチャンバ(16)に開口する、バルブハウジング(12)と、円筒状のバルブチャンバ(16)の内部に配置され、アクチュエータによって回転軸を中心として回転されて、複数の切替位置のうちのいずれかの位置にされ、異なる入口(14)が異なる出口(20)に流体的に接続され得る、バルブユニット(18)とを備える、自動車の冷却システム用のマルチバルブにおいて、バルブユニット(18)が、円周方向に互いにオフセットされた複数の流路構造体(22、24、26、30、32、34)を有し、各切替位置には、流路構造体がそれぞれ割り当てられる、自動車の冷却システム用のマルチバルブ。
【選択図】
図1a
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の入口(14)及び複数の出口(20)を有し、円筒状のバルブチャンバ(16)を画定するバルブハウジング(12)であって、前記入口(14)及び前記出口(20)が前記円筒状のバルブチャンバ(16)に開口する、バルブハウジング(12)と、
前記バルブハウジング(12)の前記円筒状のバルブチャンバ(16)の内部に配置され、アクチュエータ(23)によって回転軸を中心として回転されて、複数の切替位置のうちのいずれかの位置にされ得る、バルブユニット(18)であって、前記バルブユニット(18)の切替位置に応じて、異なる入口(14)が異なる出口(20)に流体的に接続され得る、バルブユニット(18)と
を備える、自動車の冷却システム用のマルチバルブにおいて、
前記バルブユニット(18)が、円周方向に互いにオフセットされた複数の流路構造体(22、24、26、28、30、32、34;52、54、56、58、60、62、64;70、72、74、76、78、80、82;88、90、92、94、96、98、100)を有し、各切替位置には、流路構造体(22、24、26、28、30、32、34;52、54、56、58、60、62、64;70、72、74、76、78、80、82;88、90、92、94、96、98、100)がそれぞれ割り当てられることを特徴とする、自動車の冷却システム用のマルチバルブ。
【請求項2】
前記入口(14)及び前記出口(20)が一列に配置されることを特徴とする、請求項1に記載のマルチバルブ。
【請求項3】
それぞれの列において入口(14)と出口(20)とが交互に配置されることを特徴とする、請求項2に記載のマルチバルブ。
【請求項4】
前記入口(14)及び前記出口(20)が一列に配置され、前記入口(14)が第1の列(51)に配置され、前記出口(20)が第2の列(53)に配置され、前記第1の列(51)が前記第2の列(53)から前記円周方向にオフセットされて配置されることを特徴とする、請求項1に記載のマルチバルブ。
【請求項5】
前記流路構造体(52、54、56、58、60、62、64)が、2つの切替位置の間における調整の際に、前記バルブユニットが常に同じ調整角度だけ回転されるように、互いに間隔を等しくすることを特徴とする、請求項4に記載のマルチバルブ。
【請求項6】
前記入口(14)及び前記出口(20)が複数の列(51、53)に配置され、少なくとも1つの入口(14)及び少なくとも1つの出口(20)が列(51、53)に配置されることを特徴とする、請求項1に記載のマルチバルブ。
【請求項7】
前記バルブユニット(18)が、単一の円筒状の封止面(17)上で前記入口(14)及び前記出口(20)に流体的に接続され得ることを特徴とする、請求項2~6のいずれか一項に記載のマルチバルブ。
【請求項8】
前記バルブユニット(18)が円環形状に構成され、前記出口(20)が内周面に配置され、且つ前記入口(14)が外周面に配置される、又は前記入口(14)が前記内周面に配置され、且つ前記出口(20)が前記外周面に配置され、前記流路構造体(22、24、26、28、30、32、34;52、54、56、58、60、62、64;70、72、74、76、78、80、82;88、90、92、94、96、98、100)が実質的に半径方向に延びることを特徴とする、請求項1に記載のマルチバルブ。
【請求項9】
前記流路構造体(22、24、26、28、30、32、34;52、54、56、58、60、62、64;70、72、74、76、78、80、82;88、90、92、94、96、98、100)が、円形、正方形、若しくは矩形断面、又は他の任意のフリーハンドの形態の断面を有することを特徴とする、請求項1~8のいずれか一項に記載のマルチバルブ。
【請求項10】
前記アクチュエータ(23)が前記バルブユニット(18)によって半径方向に囲まれることを特徴とする、請求項1~9のいずれか一項に記載のマルチバルブ。
【請求項11】
各流路構造体(22、24、26、28、30、32、34;52、54、56、58、60、62、64;70、72、74、76、78、80、82; 88、90、92、94、96、98、100)が複数の個別の流体接続要素を有し、それぞれの1つの流体接続要素を介して、それぞれ1つの入口(14)がそれぞれ1つの出口(20)に接続され得ることを特徴とする、請求項1~10のいずれか一項に記載のマルチバルブ。
【請求項12】
2つの流路構造体(70、72、74;0、92、94、96、98、100)が共通の流体接続要素を有することを特徴とする、請求項11に記載のマルチバルブ。
【請求項13】
2つの流路構造体(22、24、26、28、30、32、34;52、54、56、58、60、62、64;70、72、74、76、78、80、82)が互いに流体的に接続され、流体流が、前記切替位置によって設定された流路構造体(28、30、32;52、54、56、58、60、62;70、72、74、76、78、80)のみを流れ、それ以外の流路構造体(28、30、32、52、54、56、58、60、62、70、72、74、76、78、80、82;92、94)は閉鎖されることを特徴とする、請求項1~12のいずれか一項に記載のマルチバルブ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の入口及び複数の出口を有し、円筒状のバルブチャンバを画定するバルブハウジングであって、入口及び出口が円筒状のバルブチャンバに開口する、バルブハウジングと、バルブハウジングの円筒状のバルブチャンバの内部に配置され、アクチュエータによって回転軸を中心として回転されて、複数の切替位置のうちのいずれかの位置にされ得る、バルブユニットであって、バルブユニットの切替位置によって、異なる入口が異なる出口に流体的に接続され得る、バルブユニットとを備える、自動車の冷却システム用のマルチバルブに関する。
【背景技術】
【0002】
流体流システムの流体流を制御するために、様々な応用領域においてバルブが使用されている。例えば、自動車は少なくとも1つの冷却システムを備え、冷却システムは、様々な構成要素を冷却する役割を果たすことにより、自動車が確実に適切に動作するようにしている。電気自動車は、例えば、トラクションバッテリ、トラクションモータ、トラクションバッテリを充電するための充電装置の様々な構成要素など、冷却又は加熱されるべき構成要素を特に多く備える。通常、様々な構成要素は複数の冷却/加熱回路によって冷却又は加熱され、その結果、冷却に必要な複雑度は比較的高くなる。それ以外の場合、構成要素の冷却又は加熱は、単一の冷却/加熱システム又は少数の冷却/加熱システムによって実現される。この場合、多数の異なるバルブを使用する必要があり、その結果、冷却/加熱システムの複雑度及びコストは比較的高くなる。
【0003】
複数の異なるバルブに起因する複雑度を低減するために、複数のバルブを組み合わせて、複数の個別のバルブの機能を果たすマルチバルブが形成される。このようなマルチバルブは、例えば(特許文献1)によって開示されている。(特許文献1)では、マルチバルブは電気自動車の冷却システムの構成部品である。電気自動車の様々な構成要素は、冷却システムによって冷却される。マルチバルブは、冷却システム内の冷却媒体を制御する役割を果たし、マルチバルブは、5つの流体接続部と、流体接続部に流体的に接続されたバルブチャンバと、バルブユニットとを備える。バルブユニットは2つの接続流路を有し、2つの接続流路によって、バルブユニットの切替位置に応じて、異なる流体接続部が互いに流体的に接続され得る。マルチバルブはアクチュエータによって調整され、アクチュエータは、マルチバルブを回転させて、異なる切替位置のうちのいずれかの位置にする。
【0004】
このようなマルチバルブによる欠点は、流体接続部の数が比較的少なく、マルチバルブの構造によって少ない数の流体接続部に制限され、その結果、冷却システム内の流体流を制御するために更なる多数のバルブが必要となることである。この場合、わずかな流体接続部しか互いに同時に接続させることができない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】欧州特許出願公開第3384187A1号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって、本発明の目的は、コスト効率よく製造でき、多数の入口を多数の出口に要件に応じて接続でき、その結果、冷却システムのバルブの数を減らすことができる、簡素なマルチバルブを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的は、本発明にしたがって、請求項1に記載のマルチバルブにより達成される。
【0008】
本発明によるマルチバルブは、円周方向に互いにオフセットされ、実質的に互いに流体的に分離された複数の流路構成を有するバルブユニットを備える。各流路構成は、各切替位置において流体が別の関連する流路構成を通って流れるように、予め定められた切替位置に割り当てられる。その結果、各切替位置において他の切替位置とは独立に複数の入口-出口の組み合わせが設けられ、入口-出口の組み合わせは、切替位置に割り当てられた流路構造体及びその構成によって予め定められる。
【0009】
好ましくは、各流路構成は、互いに隣り合って配置され、それぞれが2つの開放端面を有する複数の管状流体接続要素を有する。開放端面は、それぞれ入口及び出口に流体的に接続され得る。複数の流体接続要素が設けられるという事実によって、複数の入口が、各切替位置において各流路構成によってそれぞれ1つの出口に接続され得る。
【0010】
マルチバルブのこのような構成により、多数の入口を多数の出口に要求に応じて簡素に接続することが可能となり、その結果、冷却システムのバルブの数を減らすことができる。これにより、マルチバルブは極めてコンパクトに構成され、半径方向及び軸方向の設置スペースが小さくなる。
【0011】
好ましい実施形態では、入口及び出口は一列に配置される、つまり単一の列で互いに隣り合って配置される。その結果、マルチバルブの半径方向の設置スペースを小さくすることができ、出口及び入口は円周部分にのみ配置され、その結果、入口及び出口に隣接する接続片又は接続線は、この円周部分にのみ配置される。
【0012】
好ましくは、それぞれの列において入口と出口とが交互に配置される。その結果、流路構成は、2つの入口が1つの出口に直接隣接するという点で比較的簡素に構成することができ、その結果、少なくともこれら2つの入口は、簡素に、且つ他の入口又は出口をスキップすることなしに互いに接続され得る。
【0013】
好ましい実施形態では、入口及び出口が一列に配置され、入口が第1の列に配置され、出口が第2の列に配置され、第1の列が第2の列から円周方向にオフセットされて配置される。好ましくは、流路構造体は、互いに間隔を等しくする。間隔を等しくするということは、隣接する2つの切替位置の間におけるバルブユニットの調整の際に、バルブユニットが常に同じ回転角度だけ動くことを意味する。入口及び出口を2列に配置することにより、このような間隔を等しくしたマルチバルブを構成することが可能となり、その結果、切替位置のうちのいずれかの位置へのバルブユニットの調整とアクチュエータの作動とが簡素化される。マルチバルブの他の実施形態の場合でも、流路構造体は、互いに間隔を等しくすることが原理的に可能である。しかしながら、切替位置の間の回転角度が異なるように選択されることも好都合であり得る。
【0014】
好ましい実施形態では、入口及び出口が複数の列に配置され、少なくとも1つの入口及び少なくとも1つの出口が列に配置される。その結果、マルチバルブをよりコンパクトに構成することができる。
【0015】
好ましくは、バルブユニットは、単一の円筒状の封止面上で入口及び出口に流体的に接続され得る。バルブチャンバは円筒状の内周面を有し、入口及び出口は円筒状の内周面に設けられる。また、流路構成を備えたバルブユニットは、少なくとも特定の部分において円筒形状を有し、特に、流体接続要素の端面はバルブユニットの円筒形状を形成する。切替位置のうちのいずれかの位置にバルブユニットを調整する際には、つまり、バルブユニットの回転中には、バルブユニットは、バルブチャンバの円筒状の内周面に沿って摺動する。その結果、バルブユニットとバルブハウジングとの間の封止が簡素化され得る。
【0016】
好ましい実施形態では、4つの入口と3つ又は4つの出口とが設けられ、バルブユニットは7つの切替位置のうちのいずれかの位置に調整可能である。その結果、多数の入口を多数の出口に要件に応じて流体的に接続することができ、異なる流路構造体を構成することによって、切替位置において予め定められた入口と予め定められた出口との間で複数の流体的に接続され得る。
【0017】
好ましくは、バルブユニットが円環形状に構成され、出口が内周面に配置され、且つ入口が外周面に配置される、又は入口が内周面に配置され、且つ出口が外周面に配置され、流路構造体が実質的に半径方向に延びる。その結果、マルチバルブの軸方向の設置スペースを小さくすることができる。好ましい実施形態では、4つの入口と4つの出口とが設けられ、バルブユニットは7つの切替位置のうちのいずれかの位置に調整可能である。その結果、多数の入口を多数の出口に要件に応じて流体的に接続することができる。
【0018】
原則として、マルチバルブは、任意の所望の数の入口及び出口によって構成され得る。ここで、バルブユニットは、複数の切替位置のうちのいずれかの位置に調整可能であり、切替位置の数は、選択された入口及び出口の数に依存する。
【0019】
好ましくは、流路構造体は、円形、正方形、又は矩形の断面を有する。流路構造体は、他の任意のフリーハンドの形態の断面を有することもできる。
【0020】
好ましい実施形態では、アクチュエータがバルブユニットによって半径方向に囲まれ、その結果、アクチュエータは、バルブユニットの内部に配置され、バルブユニットと一体化される。その結果、マルチバルブの設置スペースが小さくなる。アクチュエータは、特に電気式アクチュエータであり、電気モータとバルブユニットに結合するための結合部材とを有する。或いは、アクチュエータは、バルブユニットの外部に分離して配置され、それにより正常に機能しないアクチュエータの交換が容易になる。
【0021】
好ましくは、2つの流路構造体が共通の流体接続要素を有し、その結果、マルチバルブの設置スペースを小さくすることができる。
【0022】
好ましくは、2つの流路構造体が互いに流体的に接続され、流体流が、切替位置によって設定された流路構造体のみを流れ、それ以外の流路構造体は閉鎖される。その結果、バルブユニットの半径方向の設置スペースを小さくすることができ、2つの流路構造体が共通の部分を使用して流体を導く。ここで、例えば、隣接する2つの流路構成の流体接続要素の端面は、共通の端面として構成され、2つの流路構造体の両方の切替位置において、共通の端面は、入口又は出口に流体的に接続される。流体が2つの流路構成のうちの一方を通って流れる切替位置では、流体接続要素の共通端面とは反対側にある端面が、入口又は出口に流体的に接続される。共通端面とは反対側にある端面は、バルブチャンバの連続した円筒状の内周面に当接し、その結果、この端面は液密に閉鎖されるため、他の流路構造体には流体は流れない。
【0023】
マルチバルブのこのような構成により、多数の入口を多数の出口に要求に応じて簡素に接続することが可能となり、その結果、冷却システムのバルブの数を減らすことができる。これにより、マルチバルブは極めてコンパクトに構成され、半径方向及び軸方向の設置スペースが小さくなる。
【0024】
図面を参照しながら、本発明の例示的な実施形態についてより詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図1a】本発明によるマルチバルブの第1の実施形態を示す。
【
図1b】
図1aのマルチバルブの第1の実施形態のバルブユニットを示す。
【
図1c】
図1aのマルチバルブの第1の実施形態の流路マトリックスを示す。
【
図2a】本発明によるマルチバルブの第2の実施形態を示す。
【
図2b】
図2aのマルチバルブの第2の実施形態のバルブユニットを示す。
【
図2c】
図2aのマルチバルブの第2の実施形態の流路マトリックスを示す。
【
図3a】本発明によるマルチバルブの第3の実施形態を示す。
【
図3b】
図3aのマルチバルブの第3の実施形態のバルブユニットを示す。
【
図3c】
図3aのマルチバルブの第3の実施形態の流路マトリックスを示す。
【
図4a】本発明によるマルチバルブの第4の実施形態を示す。
【
図4b】
図4aのマルチバルブの第4の実施形態のバルブユニットを示す。
【
図4c】
図4aのマルチバルブの第4の実施形態の流路マトリックスを示す。
【
図5a】マルチバルブのアクチュエータの第1の構成を示す。
【
図5b】マルチバルブのアクチュエータの第2の構成を示す。
【発明を実施するための形態】
【0026】
図1a、
図1b、及び
図1cは、本発明によるマルチバルブ101の第1の実施形態を示す。マルチバルブ101は、環状の断面を有し、外周面と内周面とを有するバルブハウジング12を備える。内周面は、バルブチャンバ16を画定する。バルブチャンバ16は、例えば、軸方向に両方の端面において開放されている。或いは、バルブチャンバ16はまた、閉鎖され得る。更に、バルブハウジング12は、内周面から外周面まで延びる7つの貫通開口部を備える。
【0027】
貫通開口部は、軸方向に一列に配置され、複数の入口14及び複数の出口20を形成する。ここで、入口14と出口20とは交互に配置され、縁部には、第1の入口141が配置され、次に第1の出口201、その次に第2の入口142が配置される。同様に、第2の出口202、第3の入口143、第3の出口203、及び第4の入口144が配置される。
【0028】
各入口14及び各出口20にはそれぞれに接続片15、21が配置され、接続片15、21は同一であり、アングル管として構成される。或いは、接続片はまた別の形状を有し、互いに異なるように構成することもできる。接続片15、21にはそれぞれに流体ライン(図示せず)が接続され、入口14に割り当てられたアングル管状の接続片15と、出口20に割り当てられたアングル管状の接続片21とは、相互に反対方向に向けられる。
【0029】
バルブチャンバ16の内部には、バルブユニット18が配置される。バルブユニット18は、円周方向に互いに隣り合って配置された複数の流路構造体22、24、26、28、30、32、34を有する。図面では、流路構造体28は、流路構造体26によって隠されているために見えていない。流路構造体22、24、26、28、30、32、34は互いに接続され、一緒にバルブユニット18を形成する。各流路構造体22、24、26、28、30、32、34は、軸方向において互いに接続される複数の流体接続要素を有する。例として、各流体接続要素は、管状構成の流体接続要素であり、2つの開放端面を有し、端面は、バルブハウジング12の内周面に面し、バルブハウジング12の内周面に当接し、これにより単一の封止面17を形成する。或いは、流体接続要素はまた、任意の所望の断面形状(例えば、矩形形状)を有することもできる。流体接続要素は、同じ又は相互に異なる軸方向の長さを有し、流体接続要素の軸方向の長さは、どの入口14がどの出口20に接続されることが意図されるかによって異なる。ここで、第1の流路構造体22及び第3の流路構造体26は、それぞれ3つの流体接続要素を有し、バルブユニット18の切替位置に応じて、流路構造体22、24、26、32によって、流路構造体22、24、26、32のそれぞれにおいて3つの入口14がそれぞれ1つの出口20に流体的に接続され得る。第2の流路構造体24及び第6の流路構造体32は、それぞれ4つの流体接続要素を有し、バルブユニット18の切替位置に応じて、流路構造体24、32によって、流路構造体24、32のそれぞれにおいて2つの入口14がそれぞれ1つの出口20に流体的に接続され、それぞれにおいて2つの入口14が共通の出口20に流体的に接続され得る。第4の流路構造体28、第5の流路構造体30、及び第7の流路構造体34は、それぞれ2つの流体接続要素を有し、バルブユニット18の切替位置に応じて、流路構造体28、30、34によって、流路構造体28、30、34のそれぞれにおいて2つの入口14がそれぞれ1つの出口20に流体的に接続され得る。
【0030】
流体接続要素の端面は、バルブハウジング12の内周面に液密に当接するように構成される。これにより、流体は、両方の端面が入口14又は出口20と重なったときに、流体接続要素のみを通って流れる。それ以外の場合はすべて、端面は、バルブハウジング12の内周面によって閉鎖される。
【0031】
第4の流路構造体28と第5の流路構造体30とは、互いに流体的に接続される。ここで、流路構造体28、30のそれぞれにおいて、これら2つの流路構造体28、30の流体接続要素は共通部分を共有し、この共通部分は、切替位置によって設定された流路構造体30を介して入口14をスキップする役割を果たす。更なる共通部分が、第5の流路構造体30の流体接続要素と第6の流路構造体32の流体接続要素とによって共有され、この共通部分は、入口14及び出口20をスキップする役割を果たす。これにより、流体流が切替位置によって設定された流路構造体のみを流れ、それ以外の流路構造体は閉鎖されるため、2つの流路構造体を接続することが可能になる。
【0032】
更に、マルチバルブ101は、回転軸を中心として回転方向Dにバルブユニット18を回転させて、複数の切替位置のうちのいずれかの位置にし得るようにバルブユニット18に接続されたアクチュエータ23(概略的に示す)を備える。アクチュエータ23は、半径方向に流路構造体22、24、26、28、30、32、34の間にある空洞に配置され得る、すなわちバルブユニット18に一体化され得る、又はバルブユニット18の外部に配置され得る。この2つの代替策については
図5a及び
図5bに示す。
【0033】
図1cは、マルチバルブ101の第1の実施形態の流路マトリックスを示し、流路マトリックスによって、バルブユニット18の切替位置に応じて、どの入口14がどの出口20に流体的に接続されるかが示されている。ここで、流路マトリックス及び
図1dは、水平方向に、互いに隣り合って配置された入口141、142、143、144、及び出口201、202、203を示し、垂直方向に、バルブユニット18の7つの切替位置を示している。
【0034】
切替位置の数は、バルブユニット18内の流路構造体22、24、26、28、30、32、34の数に対応する。各切替位置において、これに応じて、この切替位置に割り当てられた流路構造体22、24、26、28、30、32、34を介してすべての流体接続が実現される。各流路構造体22、24、26、28、30、32、34は、1つ又は複数の流体接続要素から構成される。流路構造体22、24、26、28、30、32、34は、流路マトリックスにおいて代表して流路構造体22、24、26、28、30、32、34の流体接続要素のうちの1つ又は複数に対して2桁のアラビア数字で指定されている。1つの流路構造体22、24、26、28、30、32、34内の流体接続要素は、同じパターンで塗りつぶされている。切替位置は、流路マトリックスにおいて波括弧及びローマ数字によって指定されている。例えば、第1の切替位置はローマ数字の1である「I」による指定に関連し、第2の切替位置はローマ数字の2である「II」による指定に関連する。
【0035】
第1の切替位置Iでは、第1の流路構造体22を介して、第1の入口141は第1の出口201に流体的に接続され、第2の入口142は第2の出口202に流体的に接続され、第3の入口143は第3の出口203に流体的に接続される。第2の切替位置IIでは、第2の流路構造体24を介して、第1の入口141は第1の出口201に流体的に接続され、第2の入口142は第2の出口202に流体的に接続され、第3の入口143は第3の出口203に流体的に接続され、第4の入口144は第3の出口203に流体的に接続される。第3の切替位置IIIでは、第3の流路構造体26を介して、第2の入口142は第1の出口201に流体的に接続され、第3の入口143は第2の出口202に流体的に接続され、第4の入口144は第3の出口203に流体的に接続される。第4の切替位置IVでは、第4の流路構造体28を介して、第1の入口141は第1の出口201に流体的に接続され、第2の入口142は第2の出口202に流体的に接続される。第5の切替位置Vでは、第5の流路構造体30を介して、第3の入口143は第1の出口201に流体的に接続され、第4の入口144は第2の出口202に流体的に接続される。第6の切替位置VIでは、第6の流路構造体32を介して、第1の入口141は第2の出口202に流体的に接続され、第2の入口142は第1の出口201に流体的に接続され、第3の入口143は第3の出口203に流体的に接続され、第4の入口144は第3の出口203に流体的に接続される。第7の切替位置VIIでは、第7の流路構造体34を介して、第2の入口142は第1の出口201に流体的に接続され、第2の入口142は第3の出口203に流体的に接続される。
【0036】
すべての切替位置において、流路構造体22、24、26、28、30、32、34と重ならない入口14又は出口20は、カバー46によって閉鎖される。
図1cの流路マトリックスでは、閉鎖されている入口14及び出口20は暗く示されている。
【0037】
図2a、
図2b、及び
図2cは、マルチバルブ102の第2の実施形態を示す。マルチバルブ102の第2の実施形態は、
図1の第1の実施形態の場合と同様に、内周面及び外周面を有するバルブハウジング12と、バルブチャンバ16に配置されたバルブユニット18と、バルブユニット18に接続されたアクチュエータ23とを備える。
図1の第1の実施形態に対する第2の実施形態の決定的な違いは、入口14及び出口20が異なって配置され、それに対応して流路構造体50、52、54、56、58、60、62が異なって構成されることである。ここで、入口14は、軸方向に延びる第1の列51に配置され、出口20は、軸方向に延びる第2の列53に配置される。更に、マルチバルブ102の第2の実施形態は、4つの入口14と4つの出口20とを備える。
【0038】
図2cは、マルチバルブ102の第2の実施形態の流路マトリックスを示し、流路マトリックスによって、バルブユニット18の切替位置に応じて、どの入口14がどの出口20に流体的に接続されるかが示されている。ここで、流路マトリックス及び
図2dは、水平方向に、第1の列51に配置された入口141、142、143、144を示し、また水平方向に、第2の列53に配置された出口201、202、203、204を示している。第1の切替位置Iでは、第1の流路構造体50を介して、第1の入口141は第2の出口202に流体的に接続され、第2の入口142は第3の出口203に流体的に接続される。第2の切替位置IIでは、第2の流路構造体52を介して、第1の入口141は第2の出口202に流体的に接続され、第2の入口142は第3の出口203に流体的に接続され、第3の入口143は第4の出口204に流体的に接続される。第3の切替位置IIIでは、第3の流路構造体54を介して、第1の入口141は第2の出口202に流体的に接続され、第2の入口142は第3の出口203に流体的に接続され、第3の入口143及び第4の入口144は第4の出口204に流体的に接続される。第4の切替位置IVでは、第4の流路構造体56を介して、第2の入口142は第2の出口202に流体的に接続され、第3の入口143は第3の出口203に流体的に接続され、第4の入口144は第4の出口204に流体的に接続される。第5の切替位置Vでは、第5の流路構造体58を介して、第2の入口142は第2の出口202に流体的に接続され、第3の入口143は第3の出口203に流体的に接続される。第6の切替位置VIでは、第6の流路構造体60を介して、第3の入口143は第2の出口202に流体的に接続され、第4の入口144は第3の出口203に流体的に接続される。第7の切替位置VIIでは、第7の流路構造体62を介して、第1の入口141は第1の出口201に流体的に接続され、第2の入口142は第2の出口202に流体的に接続され、第3の入口143及び第4の入口144は第4の出口204に流体的に接続される。
【0039】
ここでも、流路構造体22、24、26、28、30、32、34のうちの1つと相互作用しない入口14及び出口20は、カバー46によって閉鎖され、
図2cにおいて暗く示されている。
【0040】
図3a、
図3b、及び
図3cは、マルチバルブ103の第3の実施形態を示す。マルチバルブ103の第3の実施形態は、構造において
図2aの第2の実施形態に実質的に対応する。マルチバルブは、
図2の第2の実施形態の場合と同様に、内周面及び外周面を有するバルブハウジング12と、バルブチャンバ16に配置されたバルブユニット18と、バルブユニット18に接続されたアクチュエータ23とを備える。
図2の第2の実施形態に対する第3の実施形態の決定的な違いは、2つの列51、53に配置された入口14及び出口20が異なって配置され、それに対応して流路構造体88、90、92、94、96、98、100が異なって構成されることである。ここで、入口14及び出口20は、2つの列51、53において混在して配置され、その結果、第1の列51に複数の入口14及び複数の出口20が配置され、第2の列53にも複数の入口14及び複数の出口20が配置される。これにより、入口14及び出口20は、
図3cによるすべての流体接続要素が水平走路又は垂直走路のいずれかを有するように、2つの列51、53に分配される。このことには、バルブユニット18をよりコンパクトに構成できるという利点がある。
【0041】
図3cは、マルチバルブ103の第3の実施形態の流路マトリックスを示し、流路マトリックスによって、バルブユニット18の切替位置に応じて、どの入口14がどの出口20に流体的に接続されるかが示されている。ここで、流路マトリックス及び
図3dは、第1の列51に配置された入口141、144及び出口202、204と、第2の列53に配置された入口142、143及び出口201、203とを示している。第1の切替位置Iでは、第1の流路構造体88を介して、第1の入口141は第1の出口201に流体的に接続され、第2の入口142は第2の出口202に流体的に接続される。第2の切替位置IIでは、第2の流路構造体90を介して、第1の入口141は第1の出口201に流体的に接続され、第2の入口142は第2の出口202に流体的に接続され、第3の入口143は第3の出口203に流体的に接続される。第3の切替位置IIIでは、第3の流路構造体92を介して、第3の入口143は第3の出口203に流体的に接続され、第4の入口144は第4の出口204に流体的に接続される。第4の切替位置IVでは、第4の流路構造体94を介して、第1の入口141は第4の出口204に流体的に接続され、第2の入口142は第1の出口201に流体的に接続され、第3の入口143は第3の出口203に流体的に接続され、第4の入口144は第3の出口203に流体的に接続される。第5の切替位置Vでは、第5の流路構造体96を介して、第2の入口142は第1の出口201に流体的に接続され、第3の入口143は第4の出口204に流体的に接続される。第6の切替位置VIでは、第6の流路構造体98を介して、第2の入口142は第1の出口201に流体的に接続され、第3の入口143は第4の出口204に流体的に接続され、第4の入口144は第3の出口203に流体的に接続される。第7の切替位置VIIでは、第7の流路構造体100を介して、第1の入口141は第1の出口201に流体的に接続され、第2の入口142は第2の出口202に流体的に接続され、第3の入口143と第3の出口203とが流体的に接続され、第4の入口144は第3の出口203に流体的に接続される。
【0042】
図3cには、2つの流路構造体90、92が共通の流体接続要素を共有していることが示されている。流路構造体90では、この流体接続要素は、第2の切替位置IIにおいて第3の入口143を第3の出口203に接続する。流路構造体92では、この同じ流体接続要素が、第3の切替位置IIIにおいて第4の入口144を第4の出口204に接続する。流路構造体92、94の場合では流体接続要素の更なる多重使用を見ることができ、流体接続要素は、第3の切替位置IIIでは、流路構造体92において第3の入口143を第1の出口201に接続し、第4の切替位置IVでは、流路構造体94において第1の入口141を第4の出口204に接続する。
【0043】
図4a、
図4b、及び
図4cは、マルチバルブ104の第4の実施形態を示す。マルチバルブ104の第4の実施形態は、
図1aの第1の実施形態、
図2aの第2の実施形態、及び
図3aの第3の実施形態の場合と同様に、バルブハウジング12と、バルブチャンバ16に配置されたバルブユニット18と、バルブユニット18に接続されたアクチュエータ23とを備える。
図1a及び
図2aの2つの実施形態とは対照的に、バルブハウジング12は、環状の内側ハウジング要素66と外側ハウジング要素68とを有し、内側ハウジング要素66は、外側ハウジング要素68によって半径方向に囲まれる。外側ハウジング要素68の内周面と内側ハウジング要素66の外周面とは、バルブユニット18が配置される環状のバルブチャンバ16を半径方向に画定する。入口14は、外側ハウジング要素68に設けられ、出口は内側ハウジング要素66に設けられ、その結果、入口14は、実質的に半径方向に延びる流路構造体70、72、74、76、78、80、82を有するバルブユニット18を介して出口20に接続され得る。
【0044】
図4cは、マルチバルブ104の第4の実施形態の流路マトリックスを示し、流路マトリックスによって、バルブユニット18の切替位置に応じて、どの入口14がどの出口20に流体的に接続されるかが示されている。左側2欄は、外側の入口14から開始する流体接続要素の走路を示している。右側2欄は、それぞれの切替位置における流体接続要素の出口を内側の出口20によって示している。
【0045】
マルチバルブ104は、4つの入口141、142、143、144と、4つの出口201、202、203、204とを備え、それぞれ1つの入口141、142、143、144がそれぞれ1つの出口201、202、203、204に対向して配置される。
図3cにおけるX印は、入口14が、直線的に構成された流体接続要素によって対向する出口20に流体的に接続されることを意味する。矢印は、入口14が、直線上に対向して配置されていない出口20に流体的に接続されることを意味する。第1の切替位置Iでは、第1の流路構造体70を介して、第1の入口141は第1の出口201に流体的に接続され、第2の入口142は第2の出口202に流体的に接続され、第3の入口143は第3の出口203に流体的に接続され、第4の入口144は第3の出口203に流体的に接続される。第2の切替位置IIでは、第2の流路構造体72を介して、第1の入口141は第1の出口201に流体的に接続され、第2の入口142は第2の出口202に流体的に接続される。第3の切替位置IIIでは、第3の流路構造体74を介して、第1の入口141は第1の出口201に流体的に接続され、第2の入口142は第2の出口202に流体的に接続され、第4の入口144は第3の出口203に流体的に接続される。第4の切替位置IVでは、第4の流路構造体76を介して、第2の入口142は第1の出口201に流体的に接続され、第4の入口144は第4の出口204に流体的に接続される。第5の切替位置Vでは、第5の流路構造体78を介して、第2の入口142は第1の出口201に流体的に接続され、第3の入口143は第3の出口203に流体的に接続され、第4の入口144は第4の出口204に流体的に接続される。第6の切替位置VIでは、第6の流路構造体80を介して、第2の入口142は第1の出口201に流体的に接続され、第1の入口141は第4の出口204に流体的に接続され、第4の入口144は第3の出口203に流体的に接続され、第3の入口143は第3の出口203に流体的に接続される。第7の切替位置VIIでは、第7の流路構造体82を介して、第3の入口143は第2の出口202に流体的に接続され、第4の入口144は第1の出口201に流体的に接続される。
【0046】
また、2つの流路構造体の個々の流体接続要素の多重使用も本実施形態に含まれる。第1の多重使用は、第1の切替位置Iにおいて流路構造体70内で第1の入口141を第1の出口201に接続し、第2の切替位置IIにおいて流路構造体72内で第2の入口142を第2の出口202に接続する流体接続要素に関する。同様に、流体接続要素はまた、切替位置IIと切替位置IIIとの間、切替位置IVと切替位置Vとの間、及び切替位置Vと切替位置VIとの間のそれぞれで二重に使用される。
【0047】
説明した実施形態以外の構造の実施形態も可能であり、独立請求項の保護範囲内に含まれる。
【符号の説明】
【0048】
12 バルブハウジング
14 入口
16 バルブチャンバ
17 封止面
18 バルブユニット
20 出口
22、24、26、28、30、32、34、52、54、56、58、60、62、64、70、72、74、76、78、80、82、88、90、92、94、96、98、100 流路構造体
23 アクチュエータ
51 第1の列
53 第2の列
【手続補正書】
【提出日】2022-04-13
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0025】
【
図1a】本発明によるマルチバルブの第1の実施形態を示す。
【
図1b】
図1aのマルチバルブの第1の実施形態のバルブユニットを示す。
【
図1c】
図1aのマルチバルブの第1の実施形態の流路マトリックスを示す。
【
図1d】
図1aのマルチバルブの入口、出口を示す。
【
図2a】本発明によるマルチバルブの第2の実施形態を示す。
【
図2b】
図2aのマルチバルブの第2の実施形態のバルブユニットを示す。
【
図2c】
図2aのマルチバルブの第2の実施形態の流路マトリックスを示す。
【
図2d】
図2aのマルチバルブの入口、出口を示す。
【
図3a】本発明によるマルチバルブの第3の実施形態を示す。
【
図3b】
図3aのマルチバルブの第3の実施形態のバルブユニットを示す。
【
図3c】
図3aのマルチバルブの第3の実施形態の流路マトリックスを示す。
【
図3d】
図3aのマルチバルブの入口、出口を示す。
【
図4a】本発明によるマルチバルブの第4の実施形態を示す。
【
図4b】
図4aのマルチバルブの第4の実施形態のバルブユニットを示す。
【
図4c】
図4aのマルチバルブの第4の実施形態の流路マトリックスを示す。
【
図4d】
図4aのマルチバルブの入口、出口を示す。
【
図5a】マルチバルブのアクチュエータの第1の構成を示す。
【
図5b】マルチバルブのアクチュエータの第2の構成を示す。