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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022166861
(43)【公開日】2022-11-02
(54)【発明の名称】建具
(51)【国際特許分類】
   E06B 3/10 20060101AFI20221026BHJP
   E06B 3/12 20060101ALI20221026BHJP
   E06B 3/984 20060101ALI20221026BHJP
【FI】
E06B3/10
E06B3/12
E06B3/984 A
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022131040
(22)【出願日】2022-08-19
(62)【分割の表示】P 2019051410の分割
【原出願日】2019-03-19
(71)【出願人】
【識別番号】000175560
【氏名又は名称】三協立山株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100136331
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 陽一
(72)【発明者】
【氏名】荒井 直樹
(72)【発明者】
【氏名】吉留 美貴子
(72)【発明者】
【氏名】今市 純也
(72)【発明者】
【氏名】盤若 秀明
(72)【発明者】
【氏名】芦沢 啓治
(57)【要約】
【課題】 アルミと木の複合構造の建具において、温度や湿度の変化に伴うアルミと木の伸び量の違いによって見栄えが悪くなるのを防止できる建具の提供。
【解決手段】 框本体5a,5bと表面材6a,6bと小口キャップ7とを備え、框本体5a,5bは、アルミ形材よりなり、表面材6a,6bは、木の薄板よりなり、框本体5a,5bの見付面に材質の違いによる伸び量の違いを吸収し得る接着剤8で取付けてあり、長手方向の端部が框本体5a,5bの小口よりはみ出しており、小口キャップ7は、框本体5a,5bの小口に取付けてあり、表面材6a,6bで隠れている。
【選択図】 図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
框本体と表面材と小口キャップとを備え、框本体は、アルミ形材よりなり、表面材は、木の薄板よりなり、框本体の見付面に材質の違いによる伸び量の違いを吸収し得る接着剤で取付けてあり、長手方向の端部が框本体の小口よりはみ出しており、小口キャップは、框本体の小口に取付けてあり、表面材で隠れていることを特徴とする建具。
【請求項2】
框本体と表面材とを備え、框本体は、アルミ形材よりなり、表面材は、木の薄板よりなり、框本体の見付面に材質の違いによる伸び量の違いを吸収し得る接着剤で取付けてあり、表面材の幅方向の端面が框本体との間に隙間が設けてあるかフリーになっていることを特徴とする建具。
【請求項3】
縦框と横框とを備え、縦框及び横框は、アルミ形材よりなる框本体と、木の薄板よりなる表面材を有し、表面材は、框本体の見付面に材質の違いによる伸び量の違いを吸収し得る接着剤で取付けてあり、縦框の表面材は、横框の表面材の長手方向端部の室内側に重合する重合部を有することを特徴とする建具。
【請求項4】
縦框と、縦框の端部に取付けた小口キャップを備え、縦框は、アルミ形材よりなる框本体と、木の薄板よりなる表面材を有し、表面材は、框本体の見付面に材質の違いによる伸び量の違いを吸収し得る接着剤で取付けてあり、小口キャップは、表面材の長手方向端部を室内側から覆う覆い部を有することを特徴とする建具。
【請求項5】
框本体と表面材とを備え、框本体は、アルミ形材よりなり、表面材は、木の薄板よりなり、框本体の見付面に材質の違いによる伸び量の違いを吸収し得る接着剤で取付けてあるとともに、裏面に取付けた係止具を框本体に設けた孔又は切欠きに框本体と表面材の伸び量の違いを吸収し得るように係止してあることを特徴とする建具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、障子の框がアルミ形材と、アルミ形材の表面に木ネジで取付けた木部材とで構成されたアルミ木複合サッシが知られている(例えば、特許文献1参照。)。かかる従来のアルミ木複合サッシにおいては、アルミ形材が温度変化により伸び縮みしたり、木部材が湿度変化により伸び縮みするのに伴って、アルミ形材の端部が木部材からはみ出したり、縦框の木部材と横框の木部材との間に隙間が生じたり、木部材に亀裂が生じたりして、見栄えが悪くなることがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003-278450号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は以上に述べた実情に鑑み、アルミと木の複合構造の建具において、温度や湿度の変化に伴うアルミと木の伸び量の違いによって見栄えが悪くなるのを防止できる建具の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を達成するために請求項1記載の発明による建具は、框本体と表面材と小口キャップとを備え、框本体は、アルミ形材よりなり、表面材は、木の薄板よりなり、框本体の見付面に材質の違いによる伸び量の違いを吸収し得る接着剤で取付けてあり、長手方向の端部が框本体の小口よりはみ出しており、小口キャップは、框本体の小口に取付けてあり、表面材で隠れていることを特徴とする。
【0006】
請求項2記載の発明による建具は、框本体と表面材とを備え、框本体は、アルミ形材よりなり、表面材は、木の薄板よりなり、框本体の見付面に材質の違いによる伸び量の違いを吸収し得る接着剤で取付けてあり、表面材の幅方向の端面が框本体との間に隙間が設けてあるかフリーになっていることを特徴とする。
【0007】
請求項3記載の発明による建具は、縦框と横框とを備え、縦框及び横框は、アルミ形材よりなる框本体と、木の薄板よりなる表面材を有し、表面材は、框本体の見付面に材質の違いによる伸び量の違いを吸収し得る接着剤で取付けてあり、縦框の表面材は、横框の表面材の長手方向端部の室内側に重合する重合部を有することを特徴とする。
【0008】
請求項4記載の発明による建具は、縦框と、縦框の端部に取付けた小口キャップを備え、縦框は、アルミ形材よりなる框本体と、木の薄板よりなる表面材を有し、表面材は、框本体の見付面に材質の違いによる伸び量の違いを吸収し得る接着剤で取付けてあり、小口キャップは、表面材の長手方向端部を室内側から覆う覆い部を有することを特徴とする。
【0009】
請求項5記載の発明による建具は、框本体と表面材とを備え、框本体は、アルミ形材よりなり、表面材は、木の薄板よりなり、框本体の見付面に材質の違いによる伸び量の違いを吸収し得る接着剤で取付けてあるとともに、裏面に取付けた係止具を框本体に設けた孔又は切欠きに框本体と表面材の伸び量の違いを吸収し得るように係止してあることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1記載の発明による建具は、框本体と表面材と小口キャップとを備え、框本体は、アルミ形材よりなり、表面材は、木の薄板よりなり、框本体の見付面に材質の違いによる伸び量の違いを吸収し得る接着剤で取付けてあり、長手方向の端部が框本体の小口よりはみ出しており、小口キャップは、框本体の小口に取付けてあり、表面材で隠れているので、框本体が熱伸びしても、框本体の端部が表面材からはみ出ることがない。
【0011】
請求項2記載の発明による建具は、框本体と表面材とを備え、框本体は、アルミ形材よりなり、表面材は、木の薄板よりなり、框本体の見付面に材質の違いによる伸び量の違いを吸収し得る接着剤で取付けてあり、表面材の幅方向の端面が框本体との間に隙間が設けてあるかフリーになっていることで、框本体は表面材に拘束されることなく伸び縮みでき、框に反りが生じたり表面材に亀裂が生じたりするのを防止できる。
【0012】
請求項3記載の発明による建具は、縦框と横框とを備え、縦框及び横框は、アルミ形材よりなる框本体と、木の薄板よりなる表面材を有し、表面材は、框本体の見付面に材質の違いによる伸び量の違いを吸収し得る接着剤で取付けてあり、縦框の表面材は、横框の表面材の長手方向端部の室内側に重合する重合部を有することで、横框の框本体が熱伸びしたときに、縦框の表面材と横框の表面材との間に隙間ができるのを防止できる。
【0013】
請求項4記載の発明による建具は、縦框と、縦框の端部に取付けた小口キャップを備え、縦框は、アルミ形材よりなる框本体と、木の薄板よりなる表面材を有し、表面材は、框本体の見付面に材質の違いによる伸び量の違いを吸収し得る接着剤で取付けてあり、小口キャップは、表面材の長手方向端部を室内側から覆う覆い部を有するので、縦框の框本体が熱伸びしたときに、表面材と小口キャップとの間に隙間ができるのを防止できる。
【0014】
請求項5記載の発明による建具は、框本体と表面材とを備え、框本体は、アルミ形材よりなり、表面材は、木の薄板よりなり、框本体の見付面に材質の違いによる伸び量の違いを吸収し得る接着剤で取付けてあるとともに、裏面に取付けた係止具を框本体に設けた孔又は切欠きに框本体と表面材の伸び量の違いを吸収し得るように係止してあることで、表面材のがたつきを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の建具の第1実施形態に係る室内ドアの縦断面図である。
図2】同室内ドアの横断面図である。
図3】同室内ドアの正面図である。
図4】同室内ドアの縦横框の接合部の斜視図である。
図5】同室内ドアの縦横框の接合部の斜視図であって、小口キャップを分離した状態を示す。
図6】同室内ドアの縦框の長手方向端部を拡大して示す側面図であって、(a)は通常状態、(b)は框本体が熱伸びした状態を示す。
図7】縦框の框本体への表面材の取付け方の他の例を示す横断面図である。
図8】同縦断面図である。
図9】縦框の框本体への表面材の取付け方のさらに別の例を示す図であって、(a)は側面図、(b)は横断面図である。
図10】縦框の框本体への表面材の取付け方のさらに別の例を示す横断面図である。
図11図10の縦框を正面から見た図である。
図12】本発明の建具の第2実施形態に係る内窓の縦断面図である。
図13】同内窓の横断面図である。
図14】同内窓の室内側正面図である。
図15】同内窓の外障子の横断面図であって、(a)は通常状態、(b)は框本体が熱伸びした状態を示す。
図16】同内窓の内障子の召合せ框の下端部の斜視図である。
図17】同内窓の内障子の召合せ框の側面図であって、(a)は通常状態、(b)は框本体が熱伸びした状態を示す。
図18】横框の框本体への表面材の取付け方の他の例を示す縦断面図である。
図19】戸先框の框本体への表面材の取付け方の他の例を示す横断面図である。
図20】召合せ框の框本体への表面材の取付け方の他の例を示す横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1~6は、本発明に係る建具の第1実施形態であって、廊下と部屋の間の開口部等に設置される室内ドアに適用した場合を示している。本室内ドアは、図1~3に示すように、戸先框1と吊元框2と上框3と下框4とを框組みした框体にガラス又は樹脂製のパネル20を嵌め込んで構成してある。戸先框1にはハンドル21と錠22が取付けてあり、吊元框2には蝶番23が取付けてある。
【0017】
戸先框1と吊元框2は、図2に示すように、アルミ形材よりなる框本体5a,5bと、框本体5a,5bの一方側及び他方側の見付面を被覆する表面材6a,6bとを有している。戸先框1と吊元框2は、見付寸法Aが94mmである。框本体5a,5bは、一方側及び他方側の見付壁24a,24bと外周側及び内周側の見込壁25a,25bとで矩形の中空部が形成され、内周側の見込壁25bの内周側にパネル保持片26,26が形成され、パネル保持片26,26にビード27を介してパネル20の側端部を保持してある。内周側の見込壁25bは、見付壁24a,24bよりも一方側及び他方側に僅かに突出しており、パネル保持片26,26の見付面と見付壁24a,24bとの間に段部28が形成されており、パネル保持片26,26の見付面と表面材6a,6bの表面が面一になっている。框本体5a,5bの外周側には溝29が形成され、その溝29は目板30を取付けて塞いであり、側方から見て框本体5a,5bが目板30で隠れている。
戸先框1及び吊元框2の上端及び下端の小口には、図4,5に示すように、小口キャップ7が裏板31にネジ32で取付けてある。小口キャップ7は、戸先框1及び吊元框2の框本体5a,5bのパネル保持片26,26を除いた部分の小口を覆っている。
【0018】
表面材6a,6bは、木の薄板(挽板)を使用しており、その厚さは2~20mmとしている。木の厚みを薄くすることで、木の変形を抑え、木の変形によるアルミ形材への負荷をかけないようにする効果がある。なお、本実施形態の室内ドアでは、表面材6a,6bの厚みを3mmとしている。表面材6a,6bは、框本体5a,5bの見付面に框本体5a,5b(アルミ)と表面材6a,6b(木)の材質の違いによる伸び量の違いを吸収し得る接着剤8で取付けてある。このような接着剤8としては、弾性接着剤や弾性テープを用いることができる。弾性接着剤としては、シリコーン系、ウレタン系、アクリル系などが挙げられる。表面材6a,6bは、図4図6(a)に示すように、長手方向の端部が框本体5a,5bの小口より上下にはみ出しており、小口キャップ7は表面材6a,6bで隠れている。また表面材6a,6bは、図2に示すように、外周側の幅方向の端面33がフリーになっており、内周側の幅方向の端面34は框本体5a,5bの段部28との間に隙間を設けてある。
【0019】
上框3と下框4は、図1に示すように、アルミ形材のみからなり、表面材を有していない。上框3と下框4は、見付寸法Bが28mmと、戸先框1及び吊元框2の見付寸法(94mm)の半分以下(実施形態のものは1/3以下)としてある。上框3と下框4は、中空部35と、中空部35の内周側に設けたパネル保持部36を有し、パネル保持部36にビード27を介してパネル20の上下端部を保持してある。中空部35の外周側の見込壁37は、見付壁38,38よりも見込方向に突出している。中空部35の内周側の見込壁には、タッピングホール39が設けてある。上框3と下框4は、図5に示すように、長手方向の端部が垂直に切断され、切断した小口を縦框(戸先框1及び吊元框2)の内周側面40に当接し(縦框1,2のパネル保持片26,26は、上框1及び下框2と干渉しないように上下端部を一部切除してある)、縦框1,2の外周側から挿入したネジ41(図2参照)をタッピングホール39に捩じ込むことで、縦横の框1,2,3,4を連結している。図4,5に示すように、小口キャップ7は、縦框1,2のパネル保持片26,26の小口を隠す部分を有していないが、横框(上框3と下框4)の外周側の見込壁37が見付壁38,38より見込方向に突出していることで、小口キャップ7が無い部分を隠すことができる。
【0020】
図6は、戸先框(縦框)1の上端部を拡大した側面図であって、図6(a)が通常状態、図6(b)は框本体5aが熱伸びした状態を示している。同図に示すように、日射等で暖められるとアルミ形材よりなる框本体5aは熱伸びし、木の薄板よりなる表面材6aはほとんど伸びないが、接着剤8がその伸び量の違いを吸収する。そして、図6(a)に示すように、表面材6aの長手方向端部を框本体5aの小口からはみ出させ、小口キャップ7を表面材6aで隠しておくことで、図6(b)に示すように、框本体5aが熱伸びしても框本体5aの端部と小口キャップ7が表面材6aからはみ出さない。この点は、吊元框(縦框)2についても同様である。
【0021】
また本室内ドアは、表面材6a,6bの幅方向の端面33,34が框本体5a,5bとの間に隙間が設けてあるかフリーになっていることで、框本体5a,5bと表面材6a,6bとを弾性接着剤8で接着したことと相まって、框本体5a,5bは表面材6a,6bに拘束されることなく伸び縮みでき、框1,2に反りが生じたり表面材6a,6bに亀裂が生じたりするのを防止できる。
【0022】
縦框(戸先框1及び吊元框2)と横框(上框3及び下框4)の両方に表面材が取付けてあったとすると、縦框1,2の框本体5a,5b及び横框3,4が熱伸びしたときに縦框1,2の表面材6a,6bと横框3,4の表面材との間に隙間が開く問題があるが、本室内ドアは、縦框1,2のみに表面材6a,6bが取付けてあり、横框3,4には表面材が取付けてないため、そのような問題を払拭できる。横框3,4は、ドアの上端部と下端部に位置し、もともと目立たない上、横框3,4の見付寸法Bを縦框1,2の見付寸法Aの半分以下とすることで、横框3,4が一層目立たなくなっているため、横框3,4に表面材がなくても特に違和感がなく、見付寸法が大きく、手で触れられることの多い縦框1,2が木の薄板よりなる表面材6a,6bで被覆してあることで、木の暖かみや触感の柔らかさを十分に享受できる。
【0023】
縦框1,2の表面材6a,6bは、框本体5a,5bに接着剤8のみで取付けてあってもよいが、接着剤8と係止具18を併用して取付けることもできる。図7,8に示す例は、金属板を折り曲げてクランク状に形成した係止具18が表面材6a,6bの裏面に上下方向に間隔をおいて複数取付けてあり、框本体5a,5bには各係止具18がそれぞれ挿入される孔19が設けてある。表面材6a,6bの取付けは、図7(a)と図8(a)に示すように、框本体5a,5b側に接着剤8を予め塗布しておき、係止具18を孔19に挿入する。そして、図8(b)に示すように、上下方向の中間に位置する係止具18を孔19の下縁に係止させて位置決めする。その上で、図7(b)と図8(c)に示すように、表面材6a,6bを框本体5a,5bに押し付けて表面材6a,6bを接着剤8で接着する。図8(c)に示すように、取付けた状態で上部に位置する係止具18は、框本体5a,5bの孔19の下縁との間に隙間を設けることで伸び代aが設けてあり、下部に位置する係止具18は、框本体5a,5bの孔19の上縁との間に隙間を設けることで伸び代aが設けてあり、これにより框本体5a,5bの熱伸びを妨げないようになっている。このように係止具18を併用することで、表面材6a,6bの取付け時に表面材6a,6bを位置決めできるので、表面材6a,6bの取付けが容易になり、また、表面材6a,6bのがたつきを防止する効果がある。
図9に示す例は、表面材6a,6bの裏面にL形断面の係止具18が取付けてあり、係止具18は框本体5a,5bの見付面に形成した孔19に係止した上、框本体5a,5bの見込壁25aにネジ42で固定してある。框本体5a,5bの孔19と係止具18のネジ挿通孔43は上下方向の長孔となっており、框本体5a,5bと表面材6a,6bの伸び量の違いを吸収できるようになっている。
図10,11に示す例は、係止具18が板バネで形成してあり、係止具18は框本体5a,5bの見付面に形成した孔19に係止した上、先端部に設けた係合部44を框本体5a,5bの見込壁25aの内側に形成した突部45に係合している。框本体5a,5bの孔19は、図11に示すように、係止具18の上下寸法に対して余裕を持たせた角孔となっており、框本体5a,5bと表面材6a,6bの伸び量の違いを吸収できるようになっている。
このように、接着剤8と係止具18を併用することで、表面材6a,6bのがたつきを防止して、表面材6a,6bをより安定して取付けることができる。係止具18を併用した場合でも、側方からカッターなどを差し込んで接着剤8を切ることで、表面材6a,6bの交換が可能である。もちろん、係止具18を用いない場合も、側方からカッターなどを差し込んで接着剤8を切ることで、表面材6a,6bの交換が可能である。
【0024】
図12~17は、本発明に係る建具の第2実施形態であって、二重窓の内窓に適用した場合を示している。本内窓は、いわゆる引違いサッシであり、図12~14に示すように、窓開口部に取付けられる上枠46と下枠47と左右の縦枠48,48と、上下枠46,47に沿って摺動可能に設けた外障子49と内障子50とを備える。
上枠46と下枠47と左右の縦枠48,48は、アルミ形材で形成してある。上枠46と下枠47は、図12に示すように、外障子49と内障子50を案内するレール51を有している。縦枠48は、図13に示すように、障子49,50の戸先部の室内側に重合するフィン52を有している。
【0025】
外障子49と内障子50は、上框11と下框12と戸先框9と召合せ框10とを框組し、その内側にガラス(複層ガラス)53を嵌め込んで構成してある。
上框11と下框12は、図12に示すように、アルミ形材よりなる框本体13a,13bと、框本体13a,13bの室内側の見付面に取付けた木の薄板よりなる表面材14a,14bとからなっている。框本体13a,13bは、タッピングホール54を有し、図13に示すように、長手方向の端面を縦框(戸先框9及び召合せ框10)の内周側面55に突き当て、縦框9,10の外周側から挿入したネジ56をタッピングホール54に捩じ込むことで、縦框9,10と連結してある。表面14a,14b材は、厚さが2mmの挽板を使用しており、框本体13a,13bの見付面に框本体13a,13b(アルミ)と表面材14a,14b(木)の材質の違いによる伸び量の違いを吸収し得る接着剤8で取付けてある。表面材14a,14bは、図13に示すように、召合せ框10側の端部を框本体13a,13bにビス68等で固定してあり、召合せ框10側の端面は召合せ框10の内周側面に当接している。表面材14a,14bは、図12に示すように、幅方向の端面がフリーになっている。
【0026】
図13に示すように、外障子49の戸先框9と、内障子50の戸先框9及び召合せ框10も、アルミ形材よりなる框本体13c,13dと、框本体13c,13dの室内側の見付面に取付けた木の薄板よりなる表面材14c,14dとからなっている。外障子49の召合せ框10は、アルミ形材のみで構成されている。
戸先框9の表面材14cは、框本体13cの見付面に框本体13c(アルミ)と表面材14c(木)の材質の違いによる伸び量の違いを吸収し得る接着剤8で取付けてある。表面材14cは、框本体13cに形成された手掛け用の凹部57に挿入される突部58を有し、突部58の部分の厚みは10mm、それ以外の部分の厚みは3mmとなっている。表面材14cは、突部58の室内側に掘り込み式の手掛け部59が形成してある。また表面材14cは、図13,14に示すように、横框(上框11及び横框12)と交差する範囲において内周側の幅方向の端部を框本体13cの内周側端部よりも内周側に突出させることで、横框11,12の表面材14a,14bの長手方向端部の室内側に重合する重合部15を形成してある。また表面材14cは、幅方向の端面がフリーになっている。
【0027】
内障子50召合せ框10の框本体13dは、図13に示すように、室内側に突出する中空状の突出部60を有し、室内側の見付壁の室外側にタッピングホール61を、室内側に接着剤溜り62が設けてある。また、室内側面の左右両側に鉤形の保持片63が設けてある。表面材14dは、同保持片63が係合する溝64を有し、框本体13dに対して長手方向からスライドして溝64に保持片63を係合させてある。框本体13dの保持片63と表面材14dの溝64との間には、僅かな隙間が設けてある。接着剤溜り62には、框本体13d(アルミ)と表面材14d(木)の材質の違いによる伸び量の違いを吸収し得る接着剤8が予め塗布されており、保持片63に係合した表面材13dを接着剤8で框本体13dに接着している。表面材の厚さは11mmである。
框本体13dは、図16図17(a)に示すように、突出部60の上下端部が切除してあり、切除した小口を覆うように樹脂製の小口キャップ16がタッピングホール61に螺入するネジ65で取付けてある。小口キャップ16は、図13図17(a)に示すように、表面材14dの長手方向端部を室内側及び側方から覆う覆い部17を有している。
【0028】
図15は、縦框(戸先框9)と横框(下框12)の交差部を拡大した横断面図であって、図15(a)が通常状態、図15(b)は横框12の框本体13bが熱伸びした状態を示している。同図に示すように、日射等で暖められるとアルミ形材よりなる框本体13bは熱伸びし、木の薄板よりなる表面材14bはほとんど伸びないが、接着剤8がその伸び量の違いを吸収する。そして、図15(a)に示すように、縦框9の表面材14cに横框12の表面材14bの長手方向端部の室内側に重合する重合部15を有していることで、図15(b)に示すように、框本体13bが熱伸びしても縦框9の表面材14cと横框12の表面材14bとの間に隙間ができない。表面材14bの召合せ框10側の端部は、框本体13bに固定してあるので、框本体13bが熱伸びしても表面材14bの召合せ框10側の端部と召合せ框10との間に隙間ができない。
【0029】
図17は、内障子50の召合せ框10の上下端部を拡大した側面図であって、図17(a)が通常状態、図17(b)は框本体13dが熱伸びした状態を示している。同図に示すように、日射等で暖められるとアルミ形材よりなる框本体13dは熱伸びし、木の薄板よりなる表面材14dはほとんど伸びないが、接着剤8がその伸び量の違いを吸収する。そして、図17(a)に示すように、框本体13dの上下端部に取付けた小口キャップ16に、表面材14dの長手方向端部を室内側及び側方から覆う覆い部17を有していることで、図17(b)に示すように、框本体13dが熱伸びしても表面材14dと小口キャップ16との間に隙間ができない。
【0030】
各表面材14a,14b,14c,14dは、接着剤8のみで框本体13a,13b,13c,13dに取付けてあってもよいが、接着剤8と係止具18を併用して取付けることもできる。図18は、横框(上框11及び下框12)の表面材14a,14bの取付け方の他の例を示しており、表面材14a,14bの裏面には金属板を折り曲げてクランク状に形成した係止具18が取付けてあり、框本体14a,14bには係止具18がそれぞれ挿入される孔19が設けてある。表面材14a,14bの取付けは、框本体14a,14b側に接着剤8を予め塗布しておき、図18(a)に示すように、係止具18を孔19に挿入し、図18(b)に示すように、係止具18を孔19の下縁に係止させて表面材14a,14bを位置決めする。その上で、図18(c)に示すように、表面材14a,14bを框本体13a,13bに押し付けて表面材14a,14bを接着剤8で接着する。框本体13a,13bの孔19は、係止具18の左右寸法に対して余裕を持たせた角孔となっており、框本体13a,13bと表面材14a,14bの伸び量の違いを吸収できるようにしてある。
図19は、戸先框9の表面材14cの取付け方の他の例を示している。表面材14cは、裏面にクランク状の係止具18が上下方向に間隔をおいて複数取付けてあり、框本体13cには各係止具18が挿入される孔19が設けてある。そして、図8と同様に、上下方向の中間の係止具18を孔19に係止させて表面材14cを位置決めした上で、表面材14cを框本体13cに押し付けて接着する。
図20は、召合せ框10の表面材14dの取付け方の他の例を示している。表面材14dは、裏面にクランク状の係止具18が上下方向に間隔をおいて複数取付けてあり、框本体13dには各係止具18が挿入される孔19が設けてある。表面材14dは、框本体13dの保持片63が干渉しないように裏面に切欠き66が設けてあり、また、左右両側に手掛け部67が形成してある。そして、図8と同様に、上下方向の中間の係止具18を孔19に係止させて表面材14dを位置決めした上で、表面材14dを框本体13dに押し付けて接着する。
このように接着剤8と係止具18を併用することで、表面材14a,14b,14c,14dの取付け時に表面材14a,14b,14c,14dを位置決めできるので、表面材14a,14b,14c,14dの取付けが容易になり、また、表面材14a,14b,14c,14dのがたつきを防止する効果がある。
【0031】
以上に述べたように本建具(室内ドア)は、図2,4に示すように、框本体5a,5bと表面材6a,6bと小口キャップ7とを備え、框本体5a,5bは、アルミ形材よりなり、表面材6a,6bは、木の薄板よりなり、框本体5a,5bの見付面に材質の違いによる伸び量の違いを吸収し得る接着剤8で取付けてあり、長手方向の端部が框本体5a,5bの小口よりはみ出しており、小口キャップ7は、框本体5a,5bの小口に取付けてあり、表面材6a,6bで隠れているので、図6に示すように、框本体5a,5bが熱伸びしても、框本体5a,5bの端部が表面材6a,6bからはみ出ることがない。
【0032】
また本建具(室内ドア)は、図1~3に示すように、縦框(戸先框1及び吊元框2)と横框(上框3及び下框4)とを備え、縦框1,2は、アルミ形材よりなる框本体5a,5bと、木の薄板よりなる表面材6a,6bを有し、横框3,4は、アルミ形材のみからなり、表面材を有しないため、アルミ形材が熱伸びしたときに、縦横框1,2,3,4の表面材間に隙間が開く問題を払拭できる。縦框1,2の表面材6a,6bは、框本体1,2の見付面に材質の違いによる伸び量の違いを吸収し得る接着剤8で取付けてあるので、温度や湿度の変化により框本体5a,5bや表面材6a,6bが伸び縮みしても、框1,2が反ったり表面材6a,6bに亀裂が生じたりするのを防止できる。横框3,4の見付寸法Bを縦框1,2の見付寸法Aの半分以下とすることで、横框3,4が目立たなくなり、横框3,4に表面材がなくても違和感がない。
【0033】
また本建具(室内ドア)は、図1に示すように、横框(上框3と下框4)の外周側の見込壁37が見付壁38より見込方向に突出していることで、図4に示すように、縦框(戸先框1及び吊元框2)の小口キャップ7が無い部分を同見込壁37で隠すことができる。本建具(室内ドア)は、横框3,4には木の薄板よりなる表面材を設けず、縦框1,2にのみ木の薄板よりなる表面材6a,6bを設けることで、縦框1,2の框本体5a,5bや横框3,4に熱伸びが生じた際に縦横の表面材の位置ずれによる隙間が生じない。
【0034】
また本建具(内窓)は、図12,13に示すように、縦框(戸先框9)と横框(上框11及び下框12)とを備え、縦框9及び横框11,12は、アルミ形材よりなる框本体13a,13b,13cと、木の薄板よりなる表面材14a,14b,14cを有し、表面材14a,14b,14cは、框本体13a,13b,13cの見付面に材質の違いによる伸び量の違いを吸収し得る接着剤8で取付けてあり、縦框9の表面材14cは、横框11,12の表面材14a,14bの長手方向端部の室内側に重合する重合部15を有することで、図15に示すように、横框11,12の框本体13a,13bが熱伸びしたときに、縦框9の表面材14cと横框11,12の表面材14a,14bとの間に隙間ができるのを防止できる。
横框11,12の表面材14a,14bは、図13に示すように、長手方向の一方側(召合せ框側)端部が框本体13a,13bに固定してあり、他方側(戸先側)端部が重合部15で隠れているので、一方側に重合部15が無くても、横框11,12の框本体13a,13bが熱伸びしたときに表面材14a,14bの一方側端部と縦框(召合せ框10)の間に隙間ができるのを防止できる。
【0035】
また本建具(内窓)は、図12,16に示すように、縦框(召合せ框)10と、縦框10の端部に取付けた小口キャップ16を備え、縦框10は、アルミ形材よりなる框本体13dと、木の薄板よりなる表面材14dを有し、表面材14dは、框本体13dの見付面に材質の違いによる伸び量の違いを吸収し得る接着剤8で取付けてあり、小口キャップ16は、表面材14dの長手方向端部を室内側から覆う覆い部17を有するので、図17に示すように、縦框10の框本体13dが熱伸びしたときに、表面材14dと小口キャップ16との間に隙間ができるのを防止できる。
【0036】
さらに本建具(内窓)は、図13,14に示すように、内外障子49,50の戸先框9に取付けられる表面材14cに手掛け部59を設けたので、障子49,50の開け閉めがしやすい。また、召合せ框10に取付けられる表面材14dに手掛け部67を設けることで(図20参照)、内障子50の開け閉めがしやすくなる。
また本建具(内窓)は、図13に示すように、縦枠48に内外障子49,50の戸先部の室内側に重合するフィン52を有することで、横框11,12が縮んだときでも戸先框9と縦枠48の間の隙間を隠すことができる。
【0037】
また本建具(室内ドア及び内窓)は、図2,12,13に示すように、框本体5a,5b,13a,13b,13c,13dと表面材6a,6b,14a,14b,14c,14dとを備え、框本体5a,5b,13a,13b,13c,13dは、アルミ形材よりなり、表面材6a,6b,14a,14b,14c,14dは、木の薄板よりなり、框本体5a,5b,13a,13b,13c,13dの見付面に材質の違いによる伸び量の違いを吸収し得る接着剤8で取付けてあり、表面材6a,6b,14a,14b,14c,14dの幅方向の端面が框本体5a,5b,13a,13b,13c,13dとの間に隙間が設けてあるかフリーになっていることで、框本体5a,5b,13a,13b,13c,13dは表面材6a,6b,14a,14b,14c,14dに拘束されることなく伸び縮みでき、框1,2,9,10,11,12に反りが生じたり表面材6a,6b,14a,14b,14c,14dに亀裂が生じたりするのを防止できる。
【0038】
また本建具(室内ドア及び内窓)は、図7~11と図18~20に示すように、框本体5a,5b,13a,13b,13c,13dと表面材6a,6b,14a,14b,14c,14dとを備え、框本体5a,5b,13a,13b,13c,13dは、アルミ形材よりなり、表面材6a,6b,14a,14b,14c,14dは、木の薄板よりなり、框本体5a,5b,13a,13b,13c,13dの見付面に材質の違いによる伸び量の違いを吸収し得る接着剤8で取付けてあるとともに、裏面に取付けた係止具18を框本体5a,5b,13a,13b,13c,13dに設けた孔19又は切欠きに框本体5a,5b,13a,13b,13c,13dと表面材6a,6b,14a,14b,14c,14dの伸び量の違いを吸収し得るように係止してあることで、表面材6a,6b,14a,14b,14c,14dのがたつきを防止できる。また、表面材6a,6b,14a,14b,14c,14dを取付ける際に表面材6a,6b,14a,14b,14c,14dを位置決めすることができ、表面材6a,6b,14a,14b,14c,14dの取付けが容易になる。
【0039】
また本建具(室内ドア及び内窓)は、図2,12,13に示すように、表面材6a,6b,14a,14b,14c,14dである木の薄板の厚さを2~20mmとし、厚みが無いことで木の変形を抑え、木の変形によるアルミ形材(框本体5a,5b,13a,13b,13c,13d)への負荷をかけないようにする効果を奏する。
【0040】
本発明は以上に述べた実施形態に限定されない。框本体及び表面材の断面形状は、適宜変更することができる。框本体と表面材とを接着する接着剤は、アルミと木の材質の違いによる伸び量の違いを吸収し得るものであればよく、具体的な材質は問わない。また、框本体と表面材とを接着する接着剤は、両面テープ(弾性テープ)とすることもできる。小口キャップの形状、材質は、適宜変更することができ、材質は例えばアルミニウム合金、亜鉛合金、ステンレス、スチール等の金属製や木製であってもよい。表面材に取付ける係止具の材質や形状は、適宜変更することができる。框本体に設けられる係止具の係止部は、孔ではなく切欠きであってもよい。明細書及び図面においては、框本体が熱伸びした場合について説明したが、表面材が湿度の変化により縮んだ場合も、同様の効果を奏する。本発明は、室内ドアや内窓に限らず、框を有するあらゆる建具に適用することができる。
【符号の説明】
【0041】
1 戸先框(縦框)
2 吊元框(縦框)
3 上框(横框)
4 下框(横框)
5a,5b 框本体
6a,6b 表面材
7 小口キャップ
8 接着剤
9 戸先框(縦框)
10 召合せ框(縦框)
11 上框(横框)
12 下框(横框)
13a,13b,13c,13d 框本体
14a,14b,14c,14d 表面材
15 重合部
16 小口キャップ
17 覆い部
18 係止具
19 孔
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
【手続補正書】
【提出日】2022-08-23
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
框本体と表面材とを備え、框本体は、アルミ形材よりなり、表面材は、木の薄板よりなり、框本体の見付面に材質の違いによる伸び量の違いを吸収し得る接着剤で取付けてあり、表面材の幅方向の端面が框本体との間に隙間が設けてあることを特徴とする建具。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
請求項記載の発明による建具は、框本体と表面材とを備え、框本体は、アルミ形材よりなり、表面材は、木の薄板よりなり、框本体の見付面に材質の違いによる伸び量の違いを吸収し得る接着剤で取付けてあり、表面材の幅方向の端面が框本体との間に隙間が設けてあることを特徴とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0011】
請求項記載の発明による建具は、框本体と表面材とを備え、框本体は、アルミ形材よりなり、表面材は、木の薄板よりなり、框本体の見付面に材質の違いによる伸び量の違いを吸収し得る接着剤で取付けてあり、表面材の幅方向の端面が框本体との間に隙間が設けてあることで、框本体は表面材に拘束されることなく伸び縮みでき、框に反りが生じたり表面材に亀裂が生じたりするのを防止できる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】削除
【補正の内容】