(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022167498
(43)【公開日】2022-11-04
(54)【発明の名称】ファンモータ
(51)【国際特許分類】
F04D 29/52 20060101AFI20221027BHJP
F04D 25/08 20060101ALI20221027BHJP
【FI】
F04D29/52 B
F04D25/08 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021073319
(22)【出願日】2021-04-23
(71)【出願人】
【識別番号】000114215
【氏名又は名称】ミネベアミツミ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001771
【氏名又は名称】弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
(72)【発明者】
【氏名】余 ▲方▼
(72)【発明者】
【氏名】大村 祐司
【テーマコード(参考)】
3H130
【Fターム(参考)】
3H130AA13
3H130AB02
3H130AB06
3H130AB26
3H130AB52
3H130AC19
3H130BA22A
3H130CA21
3H130DA02Z
3H130DB01Z
3H130DB03Z
3H130DD02Z
3H130DD03Z
3H130DF01X
3H130EA02A
3H130EA02H
3H130EB04A
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ロータの抜け止めを備えても軸受部の軸方向の有効長を長くすることができるファンモータを提供する。
【解決手段】モータ4は、インペラを回転させる。ケーシング2は、前記インペラと前記モータとを内部に収容する。カバー3は、前記ケーシングの軸方向の一端に設けられる。前記カバーは、リング状の受け部3fと、前記受け部を支持する複数の支持部とを有する。前記モータは、前記インペラと結合するカップ状のロータヨーク4hを備える。前記ロータヨークは、シャフト4fと結合する環状の第1の平面と、前記第1の平面の径方向外側に位置する第2の平面と、前記第1の平面と前記第2の平面とを結合する傾斜面とを備える。前記第2の平面は、前記第1の平面よりも軸方向の他方側に位置する。前記リング状の受け部は、前記傾斜面とは所定の隙間を隔てて軸方向の一方側に位置している。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハブと、前記ハブに設けられた複数の羽根とを備えたインペラと、
前記インペラを回転させるためのモータと、
前記インペラと前記モータとを内部に収容したケーシングと、
前記ケーシングの軸方向の一端に設けられたカバーと、
を備えたファンモータであって、
前記カバーは、リング状の受け部と、前記受け部を支持する複数の支持部とを有し、
前記モータは、前記インペラと結合するカップ状のロータヨークを備え、
前記ロータヨークは、シャフトと結合する環状の第1の平面と、前記第1の平面の径方向外側に位置する第2の平面と、前記第1の平面と前記第2の平面とを結合する傾斜面とを備え、前記第2の平面は、前記第1の平面よりも軸方向の他方側に位置し、
前記リング状の受け部は、前記傾斜面とは所定の隙間を隔てて軸方向の一方側に位置している、
ファンモータ。
【請求項2】
前記ケーシングは、前記モータを配置するベース部と、前記ベース部の外周面と前記ケーシングとを結合する複数のスポークと備え、
前記ベース部の軸方向の一方側に前記モータを配置し、前記ベース部の軸方向の他方側に、前記モータを駆動制御するための電子部品を実装した回路基板を配置し、
前記回路基板に実装された前記電子部品の一部が、前記複数のスポークの1つに形成された開口を介して前記ケーシングの内部に露出してなる、
請求項1に記載のファンモータ。
【請求項3】
前記ベース部には貫通孔が形成され、前記モータのコイルの端末が前記貫通孔を挿通して前記回路基板に形成された配線パターンに電気的に接続されてなる、
請求項2に記載のファンモータ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ファンモータに関する。
【背景技術】
【0002】
吸気から排気の空気の流れが回転軸の方向に沿う軸流ファンでは、排気の反力がインペラを吸気側に飛び出させる方向に働く。インペラが取り付けられたロータが抜けてインペラが飛び出してしまうと危険であるため、ロータの抜け止めが設けられる場合がある(例えば、特許文献1等を参照)。
【0003】
特許文献1に記載されたファンモータでは、カバー部材の受け部が、回転軸との間に所定の間隙を隔てて回転軸の上方に配置されることで、ロータの抜け止めを行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載されたファンモータでは、ファンモータの軸方向の高さに制約がある場合に、軸受部の軸方向の有効長を長くすることができず、シャフトの安定的な維持が不十分となり、寿命を短くする要因となる。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ロータの抜け止めを備えても軸受部の軸方向の有効長を長くすることができるファンモータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係るファンモータは、インペラと、モータと、ケーシングと、カバーとを備える。前記インペラは、ハブと、前記ハブに設けられた複数の羽根とを備える。前記モータは、前記インペラを回転させる。前記ケーシングは、前記インペラと前記モータとを内部に収容する。前記カバーは、前記ケーシングの軸方向の一端に設けられる。前記カバーは、リング状の受け部と、前記受け部を支持する複数の支持部とを有する。前記モータは、前記インペラと結合するカップ状のロータヨークを備える。前記ロータヨークは、シャフトと結合する環状の第1の平面と、前記第1の平面の径方向外側に位置する第2の平面と、前記第1の平面と前記第2の平面とを結合する傾斜面とを備える。前記第2の平面は、前記第1の平面よりも軸方向の他方側に位置する。前記リング状の受け部は、前記傾斜面とは所定の隙間を隔てて軸方向の一方側に位置している。
【0008】
本発明の一態様に係るファンモータは、ロータの抜け止めを備えても軸受部の軸方向の有効長を長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】
図1は、一実施形態にかかるファンモータの外観斜視図である。
【
図2】
図2は、ファンモータの主要な構成要素の分解斜視図である。
【
図6A】
図6Aは、比較例にかかるファンモータの平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施形態に係るファンモータについて図面を参照して説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、図面における各要素の寸法の関係、各要素の比率などは、現実と異なる場合がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。また、1つの実施形態や変形例に記載された内容は、原則として他の実施形態や変形例にも同様に適用される。
【0011】
図1は、一実施形態にかかるファンモータ1の外観斜視図である。
図2は、ファンモータ1の主要な構成要素の分解斜視図である。
図3は、ファンモータ1の平面図である。
図4は、
図3におけるXY-XY断面図である。
図5は、
図4における要部の拡大断面図である。
【0012】
図1~
図5において、一実施形態にかかるファンモータ1は、軸流ファンである。ファンモータ1は、ケーシング2と、ケーシング2に装着されたカバー3と、ケーシング2の内側に配置されたモータ4とインペラ5とを備え、ケーシング2の軸方向の一方端側(上端側)にはカバー3が設けられている。また、ケーシング2の軸方向の他方端側(下端側)にはFPC(Flexible Printed Circuits)による回路基板6が配置されている。
【0013】
(ケーシング2の構造について)
ケーシング2は平面視で略正方形であり、軸方向全長に亘って貫通した風洞となる円形の開口を有している。
【0014】
ケーシング2の内部であって、軸方向の他方端には、円形のベース部(モータベース部)2aが備えられ、ベース部2aの外周面とケーシング2の内周面との間を結合する複数のスポーク2vが備えられている。複数のスポーク2vの内の1つはFPC(Flexible Printed Circuits)による回路基板6が配置される基板配置部2iを構成している。基板配置部2iには、回路基板6に実装された電子部品7(例えば、駆動制御IC)が挿通するための開口2jが形成されている。
【0015】
ベース部2aの軸方向の一方端側の面には環状の凹部2nが形成され、その周縁には軸方向に突出する環状部2oが設けられている。ベース部2aのうち環状部2oにより囲まれた部分は円形部2cとなっている。環状の凹部2nの中央には軸方向の一方端側に突出する有底円筒状の軸受保持部2kが一体に形成されている。そして、軸方向の他方端側の面には、環状の凹部2fが形成され、その中央には円筒状のボス部2eが形成されている。ベース部2aには、モータ4のコイル4cの端末が挿通する複数(3個)の貫通孔2dが形成されている。
【0016】
また、ケーシング2の側面の内、3面の側面にはそれぞれ軸方向に延在する凹部2sが形成され、各凹部2sの中には、突起2tが形成されている。この突起2tは、カバー3に設けた係止部3bと係合する。
【0017】
ケーシング2とベース部2aと軸受保持部2kとスポーク2vとは、例えば、樹脂の射出成型で一体に形成される。
【0018】
(モータ4の構造について)
モータ4は、例えば、3相ブラシレスDCモータであり、ステータ4aとロータ4dとから構成されている。ステータ4aは、電磁鋼板の薄板からなるコアが所定枚数、軸方向に積層されたステータコア4bと、ステータコア4bに巻回されたコイル4cとから構成されている。
【0019】
ステータコア4bはリング状のコアバックと、コアバックの外周縁から径方向に延在する複数(実施形態では6本)のティースを有している。ステータコア4bには絶縁塗装が施され、薄型化のためにインシュレータが取り付けられず、塗膜を介して各ティースにはコイル4cが巻回されている。なお、軸方向の高さの制約に余裕がある場合、ステータコア4bにインシュレータが取り付けられ、インシュレータを介して、各ティースにコイル4cが巻回される構成であってもよい。
【0020】
ロータ4dは、略カップ状のロータヨーク4hと、ロータヨーク4hの中央に形成された貫通孔に圧入されて結合されたシャフト4fと、ロータヨーク4hの内周面に配置されたリング状のマグネット4nとから構成されており、マグネット4nは、例えば、接着剤でロータヨーク4hに接着されて結合されている。
【0021】
略カップ状のロータヨーク4hは、軸方向の一方端側に、環状の第1平面4iを有し、環状の第1平面4iの径方向外側には、環状の第2平面4kを有し、第2平面4kの外周縁には軸方向の他方端側(下端側)に延在する円筒部4mを有している。第2平面4kは、第1平面4iよりも軸方向の他方端側(下端側)に位置し、第1平面4iと第2平面4kとの間は、傾斜面4jで連接されている。
【0022】
ステータコア4bのコアバックの円形の開口が軸受保持部2kの外周面に嵌合され、ステータコア4bの最下端面が、軸受保持部2kに形成された段差部2mに当接することで軸方向の位置決めが行われる。
【0023】
有底円筒状の軸受保持部2kの底面には、摺動性の良い円板状の樹脂ワッシャ4gが配置されており、軸受保持部2kの内部には、中央に貫通孔を有する円筒状の軸受4eが設けられている。軸受4eは、例えば、銅系の焼結含油軸受であり、潤滑油が含浸されたすべり軸受であって、シャフト4fを回転可能に支持する。
【0024】
(インペラ5の構造について)
ロータヨーク4hの外周面にはインペラ5が結合されている。インペラ5はリング状のハブ5aと、ハブ5aに接合された複数の羽根5bとから構成されている。羽根5bは全て同じ形状を有し、周方向に均等配置されている。ハブ5aと羽根5bとは、例えば、樹脂の射出成型にて一体に形成される。
【0025】
ロータヨーク4hの円筒部4mの外周面と、リング状のハブ5aの内周面とは、接着剤にて接着されて結合されている。
【0026】
(回路基板6の構造について)
ベース部2aの軸方向の他方端側(下端側)と、基板配置部2iの裏面には回路基板6が配設されている。
【0027】
回路基板6の径方向の一方端側には円形の開口6aが形成され、開口6aにはベース部2aの軸方向の他方端側(下端側)に形成されたボス部2eが挿入される。回路基板6の径方向の他方端側は、基板配置部2iの裏面からケーシング2の一部に形成された切欠き2bの箇所を介してケーシング2の外部に延在する。開口6aの周辺には3つの貫通孔6bが形成されており、この貫通孔6bは配線パターンのランドに形成されたスルーホールとなっている。
【0028】
回路基板6に実装された電子部品7(例えば、駆動制御IC)は、基板配置部2iに形成された開口2jに挿通され、電子部品7(例えば、駆動制御IC)の一部が、ケーシング2の内部に露出する。
【0029】
モータ4のステータコア4bに巻回されたコイル4cの端末(U相、V相、W相)のそれぞれは、ベース部2aに形成された所定の貫通孔2dに挿入され、各コイル4cの端末は回路基板6に形成された所定の貫通孔(スルーホール)6bに挿入された後、半田接続されることで配線パターンと電気的に接続される。
【0030】
半田接続された箇所は、ベース部2aの他方端側に形成された凹部の中に収納されるため、ケーシング2の下端面から半田接続された箇所が突出しないようになっている。
【0031】
(カバー3の構造について)
ケーシング2の軸方向の一方端側(上端側)にはカバー3が設けられている。カバー3は、例えば、薄板の金属材(例えば、SUS304材)がプレス加工されて形成されている。
【0032】
カバー3は、平面視で正方形を有し、3辺の一部には、径方向に延在する係止部3bがそれぞれ形成されている。係止部3bは、カバー3の面と直交する方向(90度)に折り曲げられる。各係止部3bには開口3cが形成されており、この開口3cに、ケーシング2の側面に形成された突起2tが係合することで、カバー3がケーシング2に装着される。
【0033】
カバー3の中央には、リング状の受け部3fが設けられ、受け部3fは3本の支持部3eで保持されている。ファンモータ1は、軸流ファンのため、カバー3に形成された隣接する支持部3eの間が吸気口1aとして作用し、ベース部2aの外周縁に設けられた隣接するスポーク2vの間が排気口1bとして作用する。
【0034】
(比較例)
図6Aは、比較例にかかるファンモータ1’の平面図であり、
図6Bは
図6Aの断面図である。
図6Aおよび
図6Bにおいて、比較例のファンモータ1’は、ファン2’を軸支する方形状のハウジング3’と、このハウジング3’の開放端側に取り付けられる方形平板状のカバー部材4’とを備えている。
【0035】
カバー部材4’は、ハウジング3’側に係止される係止部13’と、空気を取り入れる孔部14’と、受け部12’から放射状に延びる複数のアーム部15’とを備えており、受け部12’は、回転軸6’の中心軸上に位置し、回転軸6’がその軸方向に抜け出さないように構成されている。なお、2a’はインペラ、2b’は支持部、5’は軸受収容部、6a’は第1端部、6b’は段差部、6c’は第2端部、6d’は側面部、7’は軸受部、8’はコイル巻線、9’は回路基板、10’はヨーク、11’は永久磁石、13’は係止部である。
【0036】
図6Aおよび
図6Bのファンモータ1’は、カバー部材4’の受け部12’が、回転軸6’との間に所定の間隙を隔てて回転軸6’の上方に配置された構成を有している。このため、ファンモータ1’の軸方向の高さが規制された場合には、軸受部7’の軸方向の有効長を長くすることができないという問題がある。
【0037】
この点、
図1~
図5に示された一実施形態のファンモータ1では、リング状の受け部3fの外径が、ロータヨーク4hの第2平面4kの外径未満に形成され、ロータヨーク4hの傾斜面4jとカバー3の受け部3fとの間の軸方向の隙間は、インペラ5の羽根5bの上端とカバー3の支持部3eとの間の軸方向の隙間よりも小さくなるように設定されて配置されている。そのため、排気の反力によってロータ4dが軸方向の吸気側に移動した際、先にロータヨーク4hの傾斜面4jがリング状の受け部3fに当接し、ロータ4dの抜け止めとして作用するとともに、羽根5bの損傷を防止することができる。
【0038】
また、ロータ4dの抜け止めとして作用するリング状の受け部3fは、第1平面4iよりも軸方向の他方端側(下端側)に位置する傾斜面4jに当接するように構成されているため、ファンモータ1の軸方向の高さが規制され、薄型化が要求された場合、シャフト4fの全長および軸受4eの全長を長くすることができる結果、ロータ4dの保持力を向上することができる。
【0039】
また、回路基板6に実装された電子部品7(例えば、駆動制御IC)の一部が、ケーシング2内部に露出する構造を有している。このため、流速の速い空気流によって、効果的に電子部品7(例えば、駆動制御IC)が冷却されるようにすることができる。
【0040】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
【0041】
以上のように、実施形態に係るファンモータは、ハブと、ハブに設けられた複数の羽根とを備えたインペラと、インペラを回転させるためのモータと、インペラとモータとを内部に収容したケーシングと、ケーシングの軸方向の一端に設けられたカバーと、を備えたファンモータであって、カバーは、リング状の受け部と、受け部を支持する複数の支持部とを有し、モータは、インペラと結合するカップ状のロータヨークを備え、ロータヨークは、シャフトと結合する環状の第1の平面と、第1の平面の径方向外側に位置する第2の平面と、第1の平面と第2の平面とを結合する傾斜面とを備え、第2の平面は、第1の平面よりも軸方向の他方側に位置し、リング状の受け部は、傾斜面とは所定の隙間を隔てて軸方向の一方側に位置している。これにより、ファンモータにロータの抜け止めを備えても軸受部の軸方向の有効長を長くすることができる。
【0042】
また、ケーシングは、モータを配置するベース部と、ベース部の外周面とケーシングとを結合する複数のスポークと備え、ベース部の軸方向の一方側にモータを配置し、ベース部の軸方向の他方側に、モータを駆動制御するための電子部品を実装した回路基板を配置し、回路基板に実装された電子部品の一部が、複数のスポークの1つに形成された開口を介してケーシングの内部に露出してなる。これにより、回路基板によりファンモータの厚さを増やすことがなく、薄型化を図ることができる。また、回路基板が流路に露出するため、放熱特性が向上する。
【0043】
また、ベース部には貫通孔が形成され、モータのコイルの端末が貫通孔を挿通して回路基板に形成された配線パターンに電気的に接続されてなる。これにより、短い経路でコイルの端末の接続が行え、スペースの有効利用が行えるとともにモータの電気的特性を向上させることができる。
【0044】
また、上記実施の形態により本発明が限定されるものではない。上述した各構成要素を適宜組み合わせて構成したものも本発明に含まれる。また、さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
【符号の説明】
【0045】
1 ファンモータ,1a 吸気口,1b 排気口,2 ケーシング,2d 貫通孔,2f 凹部,2i 基板配置部,2j 開口,2v スポーク,3 カバー,3e 支持部,3f 受け部,4 モータ,4c コイル,5 インペラ,5a ハブ,5b 羽根,6 回路基板,7 電子部品