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特開2022-167546画面共有装置、画面共有方法、及びコンピュータプログラム
<図1>
  • 特開-画面共有装置、画面共有方法、及びコンピュータプログラム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022167546
(43)【公開日】2022-11-04
(54)【発明の名称】画面共有装置、画面共有方法、及びコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 13/00 20060101AFI20221027BHJP
【FI】
G06F13/00 650A
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021073399
(22)【出願日】2021-04-23
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-04-04
(71)【出願人】
【識別番号】515161043
【氏名又は名称】ベルフェイス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100103872
【弁理士】
【氏名又は名称】粕川 敏夫
(74)【代理人】
【識別番号】100088856
【弁理士】
【氏名又は名称】石橋 佳之夫
(74)【代理人】
【識別番号】100149456
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 喜幹
(74)【代理人】
【識別番号】100194238
【弁理士】
【氏名又は名称】狩生 咲
(74)【代理人】
【識別番号】100205648
【弁理士】
【氏名又は名称】森田 真一
(72)【発明者】
【氏名】枝 公之
(72)【発明者】
【氏名】田中 公平
(72)【発明者】
【氏名】山口 徹
【テーマコード(参考)】
5B084
【Fターム(参考)】
5B084AA01
5B084AA02
5B084AA14
5B084AB18
5B084BB01
5B084DC02
5B084EA47
(57)【要約】      (修正有)
【課題】複数端末間での画面共有において、画面を共有されている端末側からも共有対象画面の操作等を可能とすると共に、当該操作等を共有対象画面に適切に反映させる。
【解決手段】オンラインコミュニケーションシステム1において、、オペレータ端末2と、顧客端末3と、ネットワークNWを介して通信可能に構成される画面共有装置10は、オペレータ端末2上に表示されている共有対象画面を顧客端末3上に同期表示させる同期処理部12と、オペレータ端末2における共有対象画面の操作権限を顧客端末3に移譲させる権限設定部14と、操作権限の委譲を受けた顧客端末3上で実行された操作をオペレータ端末2の共有対象画面上に反映させる反映処理部16と、を有する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一端末と、第二端末と、ネットワークを介して通信可能に構成され、
前記第一端末上に表示されている共有対象画面を前記第二端末上に同期表示させる同期処理部と、
前記第一端末における共有対象画面の操作権限を前記第二端末に移譲させる権限設定部と、
前記操作権限の委譲を受けた前記第二端末上で実行された操作を前記第一端末の前記共有対象画面上に反映させる反映処理部と、を有する、
画面共有装置。
【請求項2】
前記第二端末の画面構成に応じて、前記第一端末の画面上に前記共有対象画面を表示させる表示制御部、をさらに有する、
請求項1記載の画面共有装置。
【請求項3】
前記表示制御部は、前記第二端末のアスペクト比に応じた比率により、前記第一端末の画面上に前記共有対象画面を表示させる、
請求項2記載の画面共有装置。
【請求項4】
前記操作権限の委譲を受けた前記第二端末の操作に応じて、前記共有対象画面内のテキスト入力欄へのテキストの入力待機状態を検出する検出処理部と、
前記第二端末において、前記テキスト入力欄にテキストを入力するための入力用ダイアログを生成させるダイアログ生成部と、をさらに有し、
前記反映処理部はさらに、前記共有対象画面内のテキスト入力欄に、前記入力用ダイアログで入力されたテキストを入力させる、
請求項1乃至3いずれかの項に記載の画面共有装置。
【請求項5】
前記入力用ダイアログには、テキストの入力を受け付けるテキスト受付欄と、当該テキスト受付欄に入力されたテキストの内容を確定する確定ボタンと、が設けられている、
請求項4記載の画面共有装置。
【請求項6】
第一端末と、第二端末と、ネットワークを介して通信可能に構成されたコンピュータが、
前記第一端末上に表示されている共有対象画面を前記第二端末上に同期表示させる同期処理と、
前記第一端末における共有対象画面の操作権限を前記第二端末に移譲させる権限設定処理と、
前記操作権限の委譲を受けた前記第二端末上で実行された操作を前記第一端末の前記共有対象画面上に反映させる反映処理部と、を実行する、
画面共有方法。
【請求項7】
第一端末と、第二端末と、ネットワークを介して通信可能に構成されたコンピュータに対し、
前記第一端末上に表示されている共有対象画面を前記第二端末上に同期表示させる同期処理と、
前記第一端末における共有対象画面の操作権限を前記第二端末に移譲させる権限設定と、
前記操作権限の委譲を受けた前記第二端末上で実行された操作を前記第一端末の前記共有対象画面上に反映させる反映処理部と、を実行させる、
コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の端間で行われた、複数端末間での画面共有を行う技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、インサイドセールスとも称される営業手法において、リアルタイムにウェブページやコンテンツを共有し、当該ウェブページやコンテンツに基づいて商談等を行うためのシステムが広く提供されている(特許文献1、2参照)。
【0003】
また、商談等に限らず、複数端末間でのオンラインコミュニケーションツールでは、端末間で画面を共有することにより、情報の共有を容易にしている。オンラインコミュニケーションにおける画面共有では通常、画面共有の操作を行った端末側に操作権限があり、画面を共有されている端末側では、共有されている共有対象画面を参照するだけである。しかしながら、画面を共有されている端末側からも共有対象画面の操作等を行えれば便利な場合がある(特許文献3-5参照)。
【0004】
【特許文献1】特許第6128668号公報
【特許文献2】特許第6120422号公報
【特許文献3】特開2020-177403号公報
【特許文献4】特開2019-149630号公報
【特許文献5】特開2019-139276号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この点、画面を共有されている端末側からも共有対象画面の操作等を可能とする場合において、操作性の向上と、操作を適切且つ十分に反映することが求められている。
【0006】
そこで、本発明は、複数端末間での画面共有において、画面を共有されている端末側からも共有対象画面の操作等を可能とすると共に、当該操作等を共有対象画面に適切に反映させることを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の一の観点に係る画面共有装置は、第一端末と、第二端末と、ネットワークを介して通信可能に構成され、前記第一端末上に表示されている共有対象画面を前記第二端末上に同期表示させる同期処理部と、前記第一端末における共有対象画面の操作権限を前記第二端末に移譲させる権限設定部と、前記操作権限の委譲を受けた前記第二端末上で実行された操作を前記第一端末の前記共有対象画面上に反映させる反映処理部と、を有する。
【0008】
なお、本発明は、画面を共有する第一端末と、画面が共有される第一端末以外の複数の端末で構成され、ここでは、第一端末が共有する画面に対する操作を移譲される端末を第二端末と称している。
【0009】
前記第二端末の画面構成に応じて、前記第一端末の画面上に前記共有対象画面を表示させる表示制御部、をさらに有するものとしてもよい。
【0010】
前記表示制御部は、前記第二端末のアスペクト比に応じた比率により、前記第一端末の画面上に前記共有対象画面を表示させるものとしてもよい。
【0011】
前記操作権限の委譲を受けた前記第二端末の操作に応じて、前記共有対象画面内のテキスト入力欄へのテキストの入力待機状態を検出する検出処理部と、前記第二端末において、前記テキスト入力欄にテキストを入力するための入力用ダイアログを生成させるダイアログ生成部と、をさらに有し、前記反映処理部はさらに、前記共有対象画面内のテキスト入力欄に、前記入力用ダイアログで入力されたテキストを入力させるものとしてもよい。
【0012】
前記入力用ダイアログには、テキストの入力を受け付けるテキスト受付欄と、当該テキスト受付欄に入力されたテキストの内容を確定する確定ボタンと、が設けられているものとしてもよい。
【0013】
本発明の別の観点に係る画面共有方法は、第一端末と、第二端末と、ネットワークを介して通信可能に構成されたコンピュータが、前記第一端末上に表示されている共有対象画面を前記第二端末上に同期表示させる同期処理と、前記第一端末における共有対象画面の操作権限を前記第二端末に移譲させる権限設定処理と、前記操作権限の委譲を受けた前記第二端末上で実行された操作を前記第一端末の前記共有対象画面上に反映させる反映処理部と、を実行する。
【0014】
本発明のさらに別の観点に係るコンピュータプログラムは、第一端末と、第二端末と、ネットワークを介して通信可能に構成されたコンピュータに対し、前記第一端末上に表示されている共有対象画面を前記第二端末上に同期表示させる同期処理と、前記第一端末における共有対象画面の操作権限を前記第二端末に移譲させる権限設定と、前記操作権限の委譲を受けた前記第二端末上で実行された操作を前記第一端末の前記共有対象画面上に反映させる反映処理部と、を実行させる。
【0015】
なお、コンピュータプログラムは、インターネット等のネットワークを介したダウンロードによって提供したり、CD-ROMなどのコンピュータ読取可能な各種の記録媒体に記録して提供したりすることができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、複数端末間での画面共有において、画面を共有されている端末側からも共有対象画面の操作等を可能とすると共に、当該操作等を共有対象画面に適切に反映させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の実施形態に係る画面共有装置が備える機能を示した機能ブロック図である。
図2】本実施形態に係る画面共有装置によって実行される処理の流れを示した処理フロー図である。
図3】本実施形態に係る画面共有装置によって実行される処理の流れを示した処理フロー図である。
図4】本実施形態に係る画面共有装置によって実行される処理の流れを示した処理フロー図である。
図5】本実施形態に係る画面共有装置によって画面共有が行われている状態において、(a)オペレータ端末上に表示される画面の一例、(b)顧客端末上に表示される画面の一例を示した図である。
図6】本実施形態に係る画面共有装置によって画面共有が行われている状態において、(a)オペレータ端末上に表示される画面の一例、(b)顧客端末上に表示される画面の一例を示した図である。
図7】本実施形態に係る画面共有装置によって画面共有が行われている状態において、(a)オペレータ端末上に表示される画面の一例、(b)顧客端末上に表示される画面の一例を示した図である。
図8】本実施形態に係る画面共有装置によって画面共有が行われている状態において、(a)オペレータ端末上に表示される画面の一例、(b)顧客端末上に表示される画面の一例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施形態に係る画面共有装置について、図を参照して説明する。
図1に示される本実施形態に係る画面共有装置10は、複数の端末間におけるオンラインコミュニケーションにおいて画面共有を可能とする装置であり、オンラインコミュニケーションシステム1の機能の一部を構成する。
ここにいうオンラインコミュニケーションとは例えば、Zoom(登録商標)、teams(登録商標)、skype(登録商標)、WebEx(登録商標)、bellFace(登録商標)などのシステムに代表されるネットワーク上でのビデオ通話であり、ビデオチャット、ビデオ会議などとも称されるものである。
【0019】
なお、以下では、オペレータと顧客の商談の場で、本実施形態に係る画面共有装置10を備えたオンラインコミュニケーションシステム1が利用されている場面を想定して説明する。ここでは、オペレータと顧客はそれぞれ、オペレータ端末2と顧客端末3を用い、オペレータ端末2がホストとなって顧客端末3とオンラインコミュニケーションを行う。
【0020】
また、オンラインコミュニケーションにおける画面共有について、端末間で共有する対象として指定された所定の端末上の画面を共有対象画面と称することがある。また、当該所定の端末以外の端末において表示された画面であって、当該共有対象画面に基づいて生成され、当該共有対象画面と同一の内容を表示した画面を共有画面と称することがある。
【0021】
●機能構成
オンラインコミュニケーションシステム1は、オペレータ端末2及び顧客端末3と、インターネット等のネットワークNWを介して通信可能に構成されている。
【0022】
このオンラインコミュニケーションシステム1は、CPU(Central Processing Unit)などの演算装置、CPUによって実行されるコンピュータプログラム、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等の内部メモリ等を備える。このオンラインコミュニケーションシステム1に実装され、その一機能を実現する画面共有装置10はこれにより、端末情報取得部11、同期処理部12、表示制御部13、権限設定部14、検出処理部15、反映処理部16、ダイアログ生成部17からなる機能ブロックを構成する。
また、オンラインコミュニケーションシステム1は通信処理部18を備え、画面共有装置10は、機能の実現において当該通信処理部18の機能実行を必要とする。
【0023】
なお、オンラインコミュニケーションシステム1によるオンラインコミュニケーションは例えば、WebSocket規格に準拠したセッションを介して実現されるが、このことはWebSocket以外の通信規格、例えばHTTP,WebRTCなどの規格を用いることを否定するものではなく、これらの規格に準拠したセッションをオペレータ端末2と顧客端末3の間で確立するように構成することができる。また、オンラインコミュニケーションシステム1は、オンラインコミュニケーションを実現するための資源として、STUNサーバやTURNサーバ、シグナリングサーバ等を適宜に備える。
【0024】
端末情報取得部11は、オペレータ端末2と顧客端末3から端末情報を取得する。
端末情報には少なくとも、後述する表示制御部の制御に必要な画面構成に関わる情報として、各端末が備えるディスプレイのアスペクト比に係る情報のほか、各端末のブラウザプログラムのバージョン情報やレンダリングモードの情報等が含まれる。ただし、端末情報にはこのほか、各端末が備えるウェブカメラやマイクといったデバイスや、これらのデバイスやOSを制御するドライバ、あるいはアプリケーションプログラムに係る情報など、オンラインコミュニケーションや画面共有に際して端末に必要とされる情報が適宜に含まれる。
【0025】
同期処理部12は、オペレータ端末2から画面共有の指示を受け付けると、オペレータ端末2上に表示されている共有対象画面を顧客端末3上に共有画面として同期表示させる。
画面共有において、オペレータは、オペレータ端末2上のアプリケーションプログラムやディスプレイ、ウィンドウといった単位で共有対象画面を指定し、これを顧客端末3に共有させることができる。
同期処理部12はこれに応じて、オペレータ端末2に表示されている共有対象画面を表示するための表示領域を顧客端末3の画面内に生成する。そして、オペレータ端末2に表示されている共有対象画面をストリーミングしたデータを当該表示領域に表示させる。
【0026】
表示制御部13は、顧客端末3の画面構成に応じて、オペレータ端末2の画面上に共有対象画面を表示させる。
この表示制御部13は例えば、顧客端末3のアスペクト比に応じた比率により、オペレータ端末2の画面上に共有対象画面を表示させる。即ち、端末情報取得部11によって取得されたオペレータ端末2と顧客端末3の画面それぞれのアスペクト比を参照して、共有対象画面を顧客端末3の画面のアスペクト比に変換してオペレータ端末2上に表示させる。これにより、操作権限が顧客端末3に移譲された場合において、共有画面を見ながら行う顧客の操作が共有対象画面に的確に反映される。また、オペレータは、顧客が見ている共有画面と同じように共有対象画面を見ることができるので、顧客がどのように共有画面を見ているかを意識しながらコミュニケーションを取ることができる。
また、表示制御部13はさらに、オペレータ端末2の画面上に共有対象画面を表示させる際、顧客端末3のブラウザ種別やオペレータ端末1のレンダリングモードの切り替え等を加味してもよい。これにより、オペレータ端末2と顧客端末3に実装されているブラウザ、あるいはオペレータ端末2と顧客端末3を構成するデバイス(スマートフォンあるいは所謂パーソナルコンピュータなど)の相違にかかわらず、オペレータ端末2の他面上に的確に共有対象画面を表示させることができる。
【0027】
権限設定部14は、オペレータ端末2における共有対象画面の操作権限を顧客端末3に移譲させる。
ここで、オペレータ端末2からの要求に応じて画面共有を開始した後、操作権限の委譲が行われるまでは、操作権限はオペレータ端末2にある。これに対し、オペレータはオペレータ端末2により、共有対象画面の操作権限をオペレータ端末2から顧客端末3に移譲させる命令を画面共有装置10に送信することができる。これに応じて画面共有装置10は、オペレータ端末2上における共有対象画面の操作権限を顧客端末3に移譲させる。これにより、反映処理部16の機能が有効化され、顧客端末3上で共有画面を見ながら行われている顧客の操作が共有対象画面上に反映される。
なお、本実施形態においては、オペレータ端末2から顧客端末3側に操作権限の委譲が行われた場合、オペレータによる共有対象画面に対する操作は無効化されるが、これにかかわらず、顧客による操作とオペレータによる操作が競合しない限りはオペレータによる操作が有効に扱われてもよい。
【0028】
検出処理部15は、共有対象画面の操作権限が顧客端末3に移譲されている状態において、顧客端末3で実行された顧客の操作を検出し、検出した操作に係る操作情報を取得する。
【0029】
ここでいう顧客の操作は例えば、マウス等のポインティングデバイスの操作であって、カーソルによって示される指示位置の移動、ページのスクロール、及び所定の位置でのクリック操作による押下を含む。そして、これらの操作に係る操作情報は、顧客端末3上に設定された座標系における指示位置の移動前後の座標情報、スクロール量、押下に応じた命令等によって構成される。
操作の結果は、後述する反映処理部16によって共有対象画面上に具現化される。
【0030】
検出処理部15はまた、共有対象画面の操作権限が顧客端末3に移譲されている状態において、共有対象画面内のテキスト入力欄へのテキストの入力待機状態を検出する。即ち、共有対象画面中にテキスト入力欄が設けられている場合に、顧客が当該テキスト入力欄を指定した結果、テキストの入力が可能な状態になると、検出処理部15はこれをテキストの入力待機状態として検出する。
【0031】
反映処理部16は、操作権限の委譲を受けた顧客端末3上で実行された操作をオペレータ端末2の共有対象画面上に反映させる。即ち、反映処理部16は、検出処理部15によって検出されると共に取得された操作情報に基づき、当該操作情報に応じた操作を共有対象画面上に再現する。
【0032】
反映処理部16はまた、顧客端末3に操作権限が委譲されている場合において、顧客が後述するテキストの入力用ダイアログから入力したテキストを受け付け、共有対象画面内のテキスト入力欄に当該テキストを入力させる。
【0033】
ダイアログ生成部17は、検出処理部15により、共有対象画面内のテキスト入力欄へのテキストの入力待機状態が検出されると、共有対象画面中のテキスト入力欄にテキストを入力するための入力用ダイアログを顧客端末3上に生成させる。
入力用ダイアログには例えば、テキストの入力を受け付けるテキスト受付欄と、当該テキスト受付欄から受け付けたテキストの内容を確定する確定ボタンとが設けられている。
確定ボタンが押下されるまで、顧客はテキスト受付欄に入力したテキストを適宜に編集あるいは変換することができ、顧客はテキスト受付欄において編集あるいは変換を行った後のテキストを、テキスト入力欄に入力する内容とすることができる。
なお、共有対象画面内のテキスト入力欄に既にテキストが入力されていた場合には、入力用ダイアログの生成時、テキスト受付欄に対し、テキスト入力欄に入力済みのテキストを挿入するようにしてもよい。これにより、テキスト入力欄に入力済みのテキストを顧客側で編集して内容を確定させることができる。
【0034】
通信処理部18は、オペレータ端末2や顧客端末3とインターネット等のネットワークNWを介してデータの送受信処理を実行する。
【0035】
なお、上述した画面共有装置10が備える機能の一部は、オンラインコミュニケーションを実現するための機能と重複する場合もあり、必ずしも画面共有に特有の機能として備えられるとは限らない。
【0036】
オペレータ端末2は、オペレータが使用する第一端末であって、例えば所謂パーソナルコンピュータやタブレット端末、スマートフォン等のスマートデバイスによって実現される。
このオペレータ端末2は少なくとも、ディスプレイ、マウス、キーボード又はタッチパネルディスプレイ等、情報の入出力を可能とする入出力手段を備えるほか、ネットワークNWを介してデータの送受信を可能とする通信処理部としてWebブラウザを備える。このWebブラウザは例えば、Google Chrome(登録商標)、Microsoft Edge(登録商標)、Mozilla Firefox(登録商標)、Opera(登録商標)などである。
【0037】
顧客端末3は、顧客が使用する第二端末であって、オペレータ端末2と同様、例えば所謂パーソナルコンピュータやタブレット端末、スマートフォン等のスマートデバイスによって実現される。
また、顧客端末3も、ディスプレイ、マウス、キーボード等、情報の入出力を可能とする入出力手段を備えるほか、ネットワークNWを介してデータの送受信を可能とする通信処理部としてWebブラウザを備える。
【0038】
なお、本実施形態では、オペレータ端末2や顧客端末3に専用のソフトウェアを端末にインストールさせることなく、ブラウザプログラムにより、オンラインコミュニケーションと当該オンラインコミュニケーションでの画面共有を実現している。もっとも、専用のソフトウェアによってオンラインコミュニケーションが実行される場合にも、本実施形態に係る画面共有装置10による画面共有は当該オンラインコミュニケーション上に実現できる。
【0039】
なお、オペレータ端末2、及び顧客端末3は、上述した機能部のほか、映像や音声を介したオンラインコミュニケーションを実行するためのカメラやマイク、スピーカ等を適宜に備え、オンラインコミュニケーションシステム1はこれに応じて、映像データや音声データを処理するための機能部を備えている。
【0040】
●処理フロー
次に、オンラインコミュニケーションシステム1によって実行される処理の流れの一例について、図2乃至図4を参照して説明する。
まず、図2により、オペレータ端末2と顧客端末3の間でオンラインコミュニケーションが行われるところから説明する。
オペレータ端末2と顧客端末3の間でセッションが確立され、オンラインコミュニケーションが開始する(S101)。セッションを確立する態様は特に限られないが、例えば、オペレータ端末2と顧客端末3、いずれか一方の端末からの要求に応じて所定のURLを発行し、当該URLにアクセスした他方の端末を認識してセッションを確立する。
【0041】
画面共有装置10は、オペレータ端末2から画面共有の開始要求を受信すると(S102)、端末情報取得部11により、顧客端末3から当該顧客端末3の画面構成に係る情報を含む端末情報を取得する(S103)。
なお、画面共有の開始要求の際、オペレータはアプリケーションプログラムやディスプレイ、ウィンドウといった単位で共有対象画面を指定する。
また、本実施形態では、画面共有の開始要求を受信したタイミングで端末情報を取得しているが、これに限らず、オンラインコミュニケーションのセッション確立時等のタイミングで端末情報を取得してもよい。
【0042】
画面共有の開始要求に応じて、同期処理部12は顧客端末3上に所定の表示領域を生成させ、当該所定の表示領域内に、オペレータ端末2上に表示されている共有対象画面を共有画面として同期表示させる(S104)。
【0043】
また、表示制御部13はこのとき、オペレータ端末2上の共有対象画面を顧客端末3の画面構成に応じたものに変換する。
この表示制御部13は具体的に、端末情報取得部11によって取得されたオペレータ端末2と顧客端末3それぞれの画面のアスペクト比やブラウザのバージョン等を参照して、共有対象画面を顧客端末3の画面のアスペクト比やブラウザのバージョンに応じて変換してオペレータ端末2上に表示させる。
【0044】
画面共有の開始時、共有対象画面の操作権限は、画面共有を要求したオペレータ端末2側にあり、オペレータは共有対象画面を操作しながら顧客と商談等を行う。
そして、顧客に共有対象画面の操作をしてほしい場面では、オペレータが所定のメニューボタン等を押下するなどして、画面共有装置10に対して操作権限の委譲を要求する(S105)。
オペレータ端末2から操作権限の委譲要求を受信した画面共有装置10は、権限設定部14により、共有対象画面の操作権限を顧客端末3に移譲させる(S106)。
【0045】
図3に示されるように、操作権限がオペレータ端末2から顧客端末3に移譲させられると、検出処理部15は、顧客が共有画面を参照しながら顧客端末3上で実行した操作を検出すると共に、検出した操作に係る操作情報を取得する(S107)。
【0046】
反映処理部16はこれに応じて、操作権限の委譲を受けた顧客端末3上で実行された操作をオペレータ端末2の共有対象画面上に反映させる(S108)。
ここで、例えば、顧客端末3で実行された操作がポインティングデバイスによる指示位置の移動であれば、共有対象画面上でこれに応じた指示位置の移動を再現し、所定の指示位置における押下であれば、共有対象画面上において対応する所定の指示位置で押下を再現する。
【0047】
一方、共有対象画面内にテキスト入力欄が設けられていた場合において、共有対象画面に顧客の操作を反映した結果、テキスト入力欄が指定されると、検出処理部15によってテキストの入力待機状態が検出される(S109)。これに応じてダイアログ生成部17は、顧客端末3上にテキストの入力用ダイアログを生成する(S110)。
【0048】
顧客がテキストの入力用ダイアログにテキストを入力し、当該テキストが画面共有装置10に送信されると(S111)、反映処理部16はオペレータ端末2に対し、当該テキストをテキスト入力欄に入力することを要求する(S112)。これに応じて、オペレータ端末2上では、顧客から受け付けたテキストがテキスト入力欄に入力される。
【0049】
以上のように、共有対象画面の操作権限が顧客端末3に移譲させられている間(S113)、顧客の操作が共有対象画面に反映される。
【0050】
操作権限の委譲の解除は、オペレータ端末2あるいは顧客端末3のいずれから行えるようになっていてもよく、いずれかの端末からの指示に応じて操作権限の委譲が解除されると、操作権限がオペレータ端末2に戻る(S114)。
【0051】
操作権限がオペレータ端末2に戻った場合でも、図4に示されるように、画面共有の状態は維持されており、オペレータは必要に応じてこの状態を継続する(S115)。
画面共有は、画面共有操作を開始したオペレータの操作によって終了し(S116)、セッションの終了がオペレータ端末2あるいは顧客端末3から指示されると(S117)、これに応じてセッションが終了する(S118)。
【0052】
●GUI
以上の流れで行われるオンラインコミュニケーションにおいて、オペレータ端末2及び顧客端末3上に表示される画面及びその遷移の一例を図5乃至図8により説明する。
【0053】
図5は、画面共有機能の実行時におけるオペレータ端末2と顧客端末3の画面例を示している。ここで、図5(a)は、オペレータ端末2上に表示されている共有対象画面G2である。一方、図5(b)は、顧客端末3上に表示されている共有画面G3である。
【0054】
図5の例では、オペレータがインターネット上のウェブページを共有している場合を示している。より具体的に、共有対象画面G2を構成するウェブページはウェブ検索のためのページであって、検索用のテキストを入力可能なテキスト入力欄G21、当該テキスト入力欄G21に入力されたテキストによるウェブ検索の実行要求を受け付ける実行ボタンG22が設けられている。一方、共有画面G3においても、テキスト入力欄G21に対応するテキスト入力欄G31、実行ボタンG22に対応する実行ボタンG32が表示されているが、共有画面G3は共有対象画面G2をもとに生成された画像データであり、共有画面G3上において直接、テキスト入力欄G31への入力や実行ボタンG32の押下を実行できるわけではない。
【0055】
このほか、共有対象画面G2には、オペレータ端末2が備えるポインティングデバイスの指示位置を示すカーソルG20が表示され、また、共有画面G3には、これに対応したカーソルG30が表示されている。
【0056】
ここで例えば、オペレータがポインティングデバイスを操作し、共有対象画面G2上でカーソルG20を移動させると、顧客は共有画面G3上において、カーソルG30が同様に移動する様子を確認できる。
【0057】
また、操作権限がオペレータ端末2から顧客端末3に移譲させられると、顧客は顧客端末3上から共有対象画面G2を操作できるようになる。これにより、顧客は共有画面G3を参照しながら、あたかもカーソルG30を移動させるが如く、共有対象画面G2中のカーソルG20を移動させる操作等を行えるようになる。
【0058】
図6は、操作権限がオペレータ端末2から顧客端末3に移譲された場合において、顧客の操作により、共有対象画面G2中のウェブページでテキスト入力欄G21が指定された状態を示している。
図6(a)に示すように、顧客の操作によって共有対象画面G2中のテキスト入力欄G21が指定されると、検出処理部15によってテキストの入力待機状態が検出される。ダイアログ生成部17はこれに応じて、図6(b)に示すように、顧客端末3上にテキストの入力用ダイアログG33を生成する。なお、入力用ダイアログG33は、共有画面G3中に表示されているテキスト入力欄G31の近傍に表示されるのが好適である。
【0059】
テキストの入力用ダイアログG33には、顧客端末3からテキストの入力を受け付けるテキスト受付欄G331と、テキスト受付欄G331により受け付けたテキストの内容を確定し、共有対象画面G2中のテキスト入力欄G31に当該テキストの入力を要求する確定ボタンG332と、入力をキャンセルするキャンセルボタンG333が設けられている。
【0060】
図7(b)は、顧客が、顧客端末3が備えるキーボード(タッチパネルディスプレイ上に表示された仮想的なキーボードを含む)等により、テキスト受付欄G331にテキストを入力した状態を示している。図7(a)に示すように、顧客がテキスト受付欄G331にテキストを入力しただけの状態では未だ、テキスト入力欄G21には当該テキストが反映されてない。
テキスト受付欄G331にテキストを入力し終えた顧客は、確定ボタンG332を押下し、これにより画面共有装置10に対し、テキスト入力欄G21に当該テキストを入力することを要求することができる。
【0061】
ここで、確定ボタンG332が押下されるまで、顧客はテキスト受付欄G331に入力したテキストを編集することができる。そのため、顧客は入力したテキストを漢字等に適宜に変換してから確定ボタンG332を押下することで、当該変換後のテキストをテキスト入力欄G21に入力させることができる。
図8(a)は、このようにテキスト受付欄G331から受け付けられたテキストがテキスト入力欄G21に反映された状態を示している。テキスト受付欄G331にテキストが入力されるたびにテキスト入力欄G21にテキストが反映されるのとは異なり、テキスト受付欄G331においてテキストを編集してからテキスト入力欄G21にテキストを反映させることができるため、漢字の入力等も可能である。
【0062】
なお、図7(b)から図8(b)への画面遷移に示されるように、本実施形態では、入力用ダイアログG33中の確定ボタンG332が押下されるのに応じて、入力用ダイアログG33を閉じているが、これに限らず、入力用ダイアログG33を閉じるボタンを別途、設け、入力用ダイアログG33を閉じる操作が行われるまで、入力用ダイアログG33からテキストを受け付けると共に、確定ボタンG332の押下に応じてテキストをテキスト入力欄G21に入力するようになっていてもよい。
【0063】
以上の本実施形態に係る画面共有装置10によれば、複数端末間での画面共有において、画面を共有されている顧客端末3側からも共有対象画面の操作等が可能である。これにより、オペレータに代わって、顧客のみが把握しているパスワードや個人情報等の情報を共有対象画面中に入力してもらうといったことができる。また、ウェブ上に表示されている契約書等を顧客の操作によって顧客に確認してもらうといったことも可能である。
【0064】
また、共有対象画面と共有画面がそのアスペクト比やブラウザプログラム等に応じて調整されるため、顧客端末3上で共有画面を見ながら行われる顧客の操作等が共有対象画面に適切に反映される。
また、共有対象画面中のテキスト入力欄には、顧客が適宜に編集したテキストを入力させることができるため、適切且つ多様なテキスト入力が可能である。
【0065】
なお、以上の本実施形態においては、オペレータと顧客による商談という場面を想定したが、本実施形態に係る画面共有装置10の利用場面はこれに限られず、複数端末間での画面共有であれば、本実施形態に係る画面共有装置10を適用することができる。
【0066】
また、表示制御部13は、オペレータ端末2上の共有対象画面を顧客端末3の画面構成に応じたものに変換してオペレータ端末2の画面上に表示させるものとしたが、逆に、顧客端末3上の共有画面をオペレータ端末2の画面構成に応じたものに変換して顧客端末3の画面上に表示させることもできる。
【0067】
また、画面共有を行う端末の数は特に限られず、3つ以上の端末間でも適用可能である。このように3つ以上の端末間で画面共有が行われる場合、共有対象画面の操作権限の委譲では、操作権限の委譲を要求する端末により、操作権限の委譲先となる端末が指定されるようになっているとよい。
【0068】
また、以上の本実施形態では、顧客端末3に生成した入力用ダイアログにより、顧客からテキスト入力欄に入力するテキストを受け付けたが、他の実施形態では、タッチペン等による署名や顧客端末3に格納されている画像、あるいは顧客端末3が備えるカメラによって撮像された画像等、テキスト以外のデータを受け付けるためのダイアログを顧客端末3上に生成し、当該テキスト以外のデータを共有対象画面に反映することもできる。
【符号の説明】
【0069】
1 :オンラインコミュニケーションシステム
2 :オペレータ端末
3 :顧客端末
10 :画面共有装置
11 :端末情報取得部
12 :同期処理部
13 :表示制御部
14 :権限設定部
15 :検出処理部
16 :反映処理部
17 :ダイアログ生成部
18 :通信処理部
G2 :共有対象画面
G20 :カーソル
G21 :テキスト入力欄
G22 :実行ボタン
G3 :共有画面
G30 :カーソル
G31 :テキスト入力欄
G32 :実行ボタン
G33 :入力用ダイアログ
G331 :テキスト受付欄
G332 :確定ボタン
NW :ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2022-02-03
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一端末と、第二端末と、ネットワークを介して通信可能に構成され、
前記第一端末上に表示されている画面を共有対象画面として前記第二端末上に同期表示させる同期処理部と、
前記第一端末に表示されている共有対象画面の操作権限を前記第二端末に移譲させる権限設定部と、
前記操作権限の委譲を受けた前記第二端末上で実行された操作を取得し、当該取得した操作を前記第一端末の前記共有対象画面上に反映させる反映処理部と、を有
前記同期処理部は、前記第二端末上で実行された操作が反映された前記第一端末上の共有対象画面を前記第二端末上に同期表示させる、
画面共有装置。
【請求項2】
前記第二端末の画面構成に応じて、前記第一端末の画面上に前記共有対象画面を調整して表示させる表示制御部、をさらに有する、
請求項1記載の画面共有装置。
【請求項3】
前記表示制御部は、前記第二端末のアスペクト比に応じた比率により、前記第一端末の画面上に前記共有対象画面を表示させる、
請求項2記載の画面共有装置。
【請求項4】
前記操作権限の委譲を受けた前記第二端末の操作に応じて、前記共有対象画面内のテキスト入力欄へのテキストの入力待機状態を検出する検出処理部と、
前記第二端末において、前記テキスト入力欄にテキストを入力するための入力用ダイアログを生成させるダイアログ生成部と、をさらに有し、
前記反映処理部はさらに、前記共有対象画面内のテキスト入力欄に、前記入力用ダイアログで入力されたテキストを入力させる、
請求項1乃至3いずれかの項に記載の画面共有装置。
【請求項5】
前記入力用ダイアログには、テキストの入力を受け付けるテキスト受付欄と、当該テキスト受付欄に入力されたテキストの内容を確定する確定ボタンと、が設けられており
前記反映処理部は、前記確定ボタンの押下により、確定したテキストの内容を前記共有対象画面内のテキスト入力欄に入力する、
請求項4記載の画面共有装置。
【請求項6】
第一端末と、第二端末と、ネットワークを介して通信可能に構成されたコンピュータが、
前記第一端末上に表示されている画面を共有対象画面として前記第二端末上に同期表示させる同期処理と、
前記第一端末に表示されている共有対象画面の操作権限を前記第二端末に移譲させる権限設定処理と、
前記操作権限の委譲を受けた前記第二端末上で実行された操作を取得し、当該取得した操作を前記第一端末の前記共有対象画面上に反映させる反映処理、を実行
前記同期処理は、前記第二端末上で実行された操作が反映された前記第一端末上の共有対象画面を前記第二端末上に同期表示させる、
画面共有方法。
【請求項7】
第一端末と、第二端末と、ネットワークを介して通信可能に構成されたコンピュータに対し、
前記第一端末上に表示されている画面を共有対象画面として前記第二端末上に同期表示させる同期処理と、
前記第一端末に表示されている共有対象画面の操作権限を前記第二端末に移譲させる権限設定と、
前記操作権限の委譲を受けた前記第二端末上で実行された操作を取得し、当該取得した前記第一端末の前記共有対象画面上に反映させる反映処理、を実行させ
前記同期処理は、前記第二端末上で実行された操作が反映された前記第一端末上の共有対象画面を前記第二端末上に同期表示させる、
コンピュータプログラム。