(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022167585
(43)【公開日】2022-11-04
(54)【発明の名称】コーン型支柱
(51)【国際特許分類】
E01F 13/02 20060101AFI20221027BHJP
E01F 13/04 20060101ALI20221027BHJP
【FI】
E01F13/02 A
E01F13/04 Z
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021073466
(22)【出願日】2021-04-23
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-12-17
(71)【出願人】
【識別番号】521073855
【氏名又は名称】合同会社ジーテックナカモト
(74)【代理人】
【識別番号】100137338
【弁理士】
【氏名又は名称】辻田 朋子
(72)【発明者】
【氏名】我如古 隆
【テーマコード(参考)】
2D101
【Fターム(参考)】
2D101CA11
2D101EA05
2D101FA12
(57)【要約】
【課題】正方形状の基盤部によりコーン型支柱の設置時の安定性を確保しつつ、収納時において基盤部の整列操作を容易に行ない、また、積み重ねた状態の複数のコーン型支柱の分離操作を簡便なものとすることを解決すべき課題とする。
【解決手段】略正方形状の基盤部1aと、この基盤部の略中央部に上方へ向けて一体に立設された略円錐状の支柱部1bとからなり、基盤部の側縁A~Dの少なくとも一つには、斜め上方へ向かう姿勢規制片2が設けられているとともに、基盤部の側縁と支柱部との間に、基盤部の上方へ突出する隙間保持用突起3が設けられていることを特徴とする。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
略正方形状の基盤部と、この基盤部の略中央部に上方へ向けて一体に立設された略円錐状の支柱部とからなり、前記基盤部の側縁の少なくとも一つには、斜め上方へ向かう姿勢規制片が設けられているとともに、前記基盤部の側縁と前記支柱部との間に、前記基盤部の上方へ突出する隙間保持用突起が設けられていることを特徴とするコーン型支柱。
【請求項2】
前記姿勢規制片が前記基盤部の複数の側縁に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のコーン型支柱。
【請求項3】
前記姿勢規制片が、前記基盤部の側縁のほぼ全長に亘って設けられていることを特徴とする前記請求項1または請求項2に記載のコーン型支柱。
【請求項4】
前記姿勢規制片が、前記基盤部の側縁に沿って間隔をおいて複数設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコーン型支柱。
【請求項5】
前記隙間保持用突起が、前記支柱部と前記基盤部の複数の側縁との間に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のコーン型支柱。
【請求項6】
前記隙間保持用突起が、前記基盤部の側縁に沿って線状に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項5に記載のコーン型支柱。
【請求項7】
前記隙間保持用突起が、前記基盤部の側縁に沿って間隔をおいて複数設けられていることを特徴とする請求項1または請求項5に記載のコーン型支柱。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特に道路や工事現場、あるいはイベント会場等において、通路や資材置き場といった特別な領域を区画する際に用いられるコーン型支柱に関するものである。
【背景技術】
【0002】
前述したコーン型支柱は、複数のコーン型支柱で区画すべき領域に沿って配置することにより、特定の領域を設定するようにしており、また、前述した特定領域を解除する際には、前記複数のコーン型支柱を回収することによって行なわれる。
【0003】
したがって、特定領域の設定やその解除を容易に行なうことができ、かつ、柵などの特別な工事を必要としないことから幅広く使用されている。
【0004】
ところで、前述したコーン型支柱は、特許文献1に示すように、設置時の安定性を確保するため、正方形状の基盤部を備え、その基盤部上に円錐形の支柱部を突設した構成となっている。
【0005】
また、前記基盤部および前記支柱部は、その内部が下方に開放された空洞となされていて、一つのコーン型支柱の支柱部を、その空洞内に他のコーン型支柱の支柱部を覆うように被せて相互に嵌合させることにより、複数のコーン型支柱を積み重ねて収納するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
前述した従来の技術では、複数のコーン型支柱を上方に積み重ねて収納することにより、その収納状態における占有面積を減少させて、収納時や搬送時における占有スペースを少なくする効果を得ている。
【0008】
しかしながら、このような従来のコーン型支柱においても、なお、次のような改善すべき問題点が残されている。
【0009】
すなわち、前記コーン型支柱の基部には、前述したように設置時の安定した自立性を確保するために、正方形状の基盤部が設けられている。
このような構成の複数のコーン型支柱を、無造作に、相互に嵌合させつつ積み上げると、上下に重なり合う前記基盤部の向きがまばらになるという問題点である。
【0010】
このように前記基盤部の向きが不揃いであると、上下に位置する前記基盤部間において、一方の基盤部の角部が他方の側縁から外方へ突出させられることとなる。
【0011】
そして、前記角部が前記辺部から突出する分、積み重ねられた複数のコーン型支柱の収納スペースが広がってしまう。
【0012】
このような不具合を解消するためには、前記複数のコーン型支柱を積み上げる際に、各コーン型支柱の基部の側縁どうしが揃うように、上方のコーン型支柱の向きを調整しつつ下方のコーン型支柱に被せる必要があり、コーン型支柱の収納作業が繁雑なものとなる。
【0013】
一方、前述したように積み上げられた複数のコーン型支柱では、内側のコーン型支柱の支柱部の外面が、外側の支柱部の内面に、ほぼ全面に亘って面接触させられる。
【0014】
ここで、前記コーン型支柱を被せる際の力が大きい場合や、急激に落とし込まれた場合に、支柱部間の接触圧が過剰に大きくなってしまうことも想定される。
また、前記コーン型支柱は、20個ないし30個を積み上げて収納することがあり、この場合、下方のコーン型支柱にかかる荷重が大きくなって前述した接触圧が増加する。
【0015】
このように、前記支柱部どうしが、ほぼ全面に亘って大きな接触圧によって嵌合させられると、これらのコーン型支柱を分離する際に大きな力が必要となり、この結果、コーン型支柱の設置作業を煩雑なものとしている。
【0016】
本発明は、前述した従来の技術において残されている問題点を解決せんとしてなされたもので、正方形状の基盤部によりコーン型支柱の設置時の安定性を確保しつつ、収納時に前記基盤部の整列操作を容易に行ない、また、積み重ねた状態の複数のコーン型支柱の分離操作を簡便なものとすることを解決すべき課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0017】
本発明のコーン型支柱は、前述した課題を解決するために、略正方形状の基盤部と、この基盤部の略中央部に上方へ向けて一体に立設された略円錐状の支柱部からなり、前記基盤部の側縁の少なくとも一つには、斜め上方へ向かう姿勢規制片が設けられているとともに、前記基盤部の側縁と前記支柱部との間に、前記基盤部の上方へ突出する隙間保持用突起が設けられている。
【0018】
本発明のコーン型支柱にあっては、前記基盤部を設置面に置いて設置される。
この状態において、前記基盤部が略正方形状に形成されていることにより、この基盤部の各辺によって倒れが防止されて安定した設置がなされる。
【0019】
そして、回収時には、一つのコーン型支柱を持ち上げて、その空洞部に他のコーン型支柱の支柱部が入り込むように重ね合わせる。
【0020】
この際に、重ね合わせるコーン型支柱をその中心軸線回りに回動させることにより、上方のコーン型支柱の姿勢規制片の外面を、下方のコーン型支柱の姿勢規制片の面に対峙させる。
【0021】
上方のコーン型支柱を下降させると、上方のコーン型支柱の姿勢規制片が下方のコーン型支柱の姿勢規制片にガイドされつつ積み重ねられる。
【0022】
ここで、前記姿勢規制片は、基盤部の側縁に対し、一定の位置関係となされていることから、前述したように、上方のコーン型支柱の姿勢規制片が下方のコーン型支柱の姿勢規制片にガイドされることにより、上下のコーン型支柱の基盤部どうしも、側縁および角が上下方向に揃った状態で積み重ねられる。
【0023】
したがって、コーン型支柱は積み重ねられた状態で、それぞれの基盤部が整列状態となり、保管時の占有面積が、前記基盤部の形状の範囲内に収められる。
【0024】
このように、重ね合わせるコーン型支柱の基盤部の向きを合わせる作業がきわめて簡便な作業となる。
【0025】
一方、これら複数のコーン型支柱を重ね合わせた際に、上方のコーン型支柱の基盤部が、下方のコーン型支柱の基盤部上に設けられた隙間保持用突起に当接される。
【0026】
このように上方の基盤部が下方の隙間保持用突起の上部に当接すると、両コーン型支柱の上下方向の相対位置が規制され、重ね合わされる上下の支柱部間の間隔若しくは接触圧が一定に保持される。
【0027】
ここで、隙間保持用突起の高さを調整することにより、上下の支柱部間の隙間量が調整され、若しくは、これらの接触圧が調整される。
【0028】
これによって、積み重ねられる複数のコーン型支柱は、これらの間に隙間を形成しつつ、若しくは、所定の接触圧で積み重ねられる。
【0029】
そして、上下のコーン型支柱間を接触させた状態で積み重ねる場合、両者間の接触圧を適切に設定することにより、積み重ねられた複数のコーン型支柱を持ち運ぶ際に、これらのコーン型支柱間のずれを抑制して、その持ち運びを容易にすることができる。
【0030】
また、前述した接触圧はコーン型支柱の持ち運びに必要な最小限度の接触圧にすることにより、積み重ねられたコーン型支柱を分離する際の抵抗を極力小さくして、コーン型支柱の分離を円滑なものとすることができる。
【0031】
前記姿勢規制片は、基盤部の複数の側縁に設けることが好ましい。
このような構成にすることで、コーン型支柱を重ね合わせる際に、下方のコーン型支柱による上方のコーン型支柱のガイドを複数箇所で行なうことにより、下方のコーン型支柱の、上方のコーン型支柱に対する中心軸線周りの相対位置調整作用を高めることができる。
【0032】
また、前記姿勢規制片を基盤部の側縁のほぼ全長に亘って設けることが好ましい。
このような構成とすることにより、複数のコーン型支柱を重ね合わせる際に、下方のコーン型支柱によるガイド面を大きくして、安定したガイド機能を得ることができる。
【0033】
前記姿勢規制片は、基盤部の側縁に沿って間隔をおいて複数設けることもできる。
このような構成とすることにより、基盤部上の水や埃等を姿勢規制片間から基盤部の外へ容易に排出することができる。
【0034】
前記隙間保持用突起は、支柱部と基盤部の複数の側縁との間に設けることが好ましい。
このような構成とすることにより、重ね合わされる下方のコーン型支柱の隙間保持用突起による上方のコーン型支柱の支持を複数箇所で行なうことにより、上方のコーン型支柱の支持を安定させることができる。
【0035】
前記隙間保持用突起は、基盤部の側縁に沿って線状に設けることもできる。
このような構成にすることにより、重ね合わされる上方のコーン型支柱を支持する隙間保持用突起の支持領域を大きくして、その支持を更に安定化することができる。
【0036】
前記隙間所持用突起は、基盤部の側縁に沿って間隔をおいて複数設けることもできる。
このような構成とすることにより、支柱部との間の基盤部上の水や埃を基盤部の側縁へ簡便に排出することができる。
【発明の効果】
【0037】
このように、本発明のコーン型支柱は、設置時の安定性を確保しつつ、収納時において前記基盤部の整列操作を容易に行ない、また、積み重ねた状態の複数のコーン型支柱の分離操作を簡便なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【
図1】本発明の第1の実施形態を示す正面図である。
【
図2】本発明の第1の実施形態を示す平面図である。
【
図3】本発明の第1の実施形態を示す縦断面図である。
【
図4】本発明の第1の実施形態を示すもので、コーン型支柱の多数を積み重ねた状態を示す縦断面図である。
【
図5】本発明の第2の実施形態を示す縦断面図である。
【
図6】本発明の第3の実施形態を示す平面図である。
【
図7】本発明の第4の実施形態を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0039】
以下、本発明の第1の実施形態を
図1ないし
図4を参照して説明する。
これらの図において、符号1は、本実施形態に係わるコーン型支柱を示し、このコーン型支柱1は、略正方形状の基盤部1aと、この基盤部1aの略中央部に上方へ向けて一体に立設された略円錐状の支柱部1bとからなり、基盤部1aの側縁A~Dには、斜め上方へ向かう姿勢規制片2が設けられているとともに、基盤部1aの側縁A~Dと支柱部1bとの間に、基盤部1aの上方へ突出する隙間保持用突起3が設けられている。
【0040】
前記姿勢規制片2は、本実施形態において、
図2に示すように、基盤部1aの側縁A~Dのほぼ全長に亘って設けられており、その両端部が、上方にいくに従い漸次姿勢規制片2の長さ方向内側へ向かうように円弧状に形成されている。
【0041】
したがって、姿勢規制片2の両端部は、上方へいくに従い広くなるように開放されている。
【0042】
前記隙間保持用突起3は、本実施形態においては、
図2に示すように、基盤部1aの各側縁に沿って設けられており、基盤部1aの厚みとほぼ同等の厚みを有し、断面が半円弧状に形成されている。
【0043】
そして、基盤部1aの各側縁に沿うように線状に形成されており、かつ、これらの隙間保持用突起3が略正方形を形成するように形成されている。
【0044】
また、本実施形態においては、基盤部1aの四隅に貫通孔4が形成されている。
【0045】
このように構成された本実施形態のコーン型支柱1にあっては、基盤部1aを設置面に置くことにより設置される。
この状態において、基盤部1aが略正方形状に形成されていることにより、この基盤部1aによって倒れが防止されて安定した設置がなされる。
【0046】
そして、回収時には、一つのコーン型支柱1を持ち上げて、その空洞部に他のコーン型支柱1の支柱部1bが入り込むように重ね合わせる。
【0047】
この際に、重ね合わせるコーン型支柱1をその中心軸線回りに回動させることにより、上方のコーン型支柱1の姿勢規制片2の外面を、下方のコーン型支柱1の姿勢規制片2の内面に対峙させる。
【0048】
これより上方のコーン型支柱1を下降させると、上方のコーン型支柱1の姿勢規制片2が下方のコーン型支柱1の姿勢規制片2にガイドされつつ積み重ねられる。
【0049】
ここで、姿勢規制片2は、基盤部1aの側縁A~Dに対し、一定の位置関係となされていることから、前述したように、上方のコーン型支柱1の姿勢規制片2が下方のコーン型支柱1の姿勢規制片2にガイドされることにより、上下のコーン型支柱1の基盤部1aどうしも、
図4に示すように、側縁A~Dおよび角が上下方向に揃った状態で積み重ねられる。
【0050】
したがって、コーン型支柱1は積み重ねられた状態で、それぞれの基盤部1aが整列状態となり、保管時の占有面積が、基盤部1aの形状の範囲内に収められる。
【0051】
このように、重ね合わせるコーン型支柱の基盤部の向きを合わせる作業がきわめて簡便な作業となる。
【0052】
一方、複数のコーン型支柱1を重ね合わせた際に、上方のコーン型支柱1の基盤部1aが、下方のコーン型支柱1の基盤部1a上に設けられた隙間保持用突起3に当接させられる。
【0053】
このように上方の基盤部1aが下方の隙間保持用突起3の上部に当接させられると、両コーン型支柱1の上下方向の相対位置が規制され、重ね合わされる上下の支柱部1b間の間隔若しくは接触圧が一定に保持される。
【0054】
ここで、隙間保持用突起3の高さを調整することにより、上下の支柱部1b間の隙間量が調整され、若しくは、これらの接触圧が調整される。
【0055】
これによって、積み重ねられる複数のコーン型支柱1は、それぞれの間に隙間を形成しつつ、若しくは、所定の接触圧で積み重ねられる。
【0056】
そして、コーン型支柱1を接触させた状態で積み重ねる場合、上下両者間の接触圧を適切に設定することにより、積み重ねられた複数のコーン型支柱1を持ち運ぶ際に、これら上下のコーン型支柱1の上下間のずれを抑制して、その持ち運びを容易にすることができる。
【0057】
また、前述した接触圧をコーン型支柱1の持ち運びに必要な最小限度の接触圧とすることにより、積み重ねられたコーン型支柱1を分離する際の抵抗を極力小さくして、コーン型支柱1の分離を円滑なものとすることができる。
【0058】
そして、姿勢規制片2を基盤部1aの各側縁A~Dに設けることにより、コーン型支柱1を重ね合わせる際に、下方のコーン型支柱1による上方のコーン型支柱1のガイドを複数箇所で行なうことで、下方のコーン型支柱1の、上方のコーン型支柱1に対する中心軸線周りの相対位置調整作用を高めることができる。
【0059】
また、姿勢規制片2を基盤部1aの側縁のほぼ全長に亘って設けることにより、複数のコーン型支柱1を重ね合わせる際に、下方のコーン型支柱1によるガイド面を大きくして、安定したガイド機能を得ることができる。
【0060】
さらに、隙間保持用突起3を、支柱部1bと基盤部1aの全ての側縁A~Dとの間に設けることにより、重ね合わされる下方のコーン型支柱1の隙間保持用突起3による上方のコーン型支柱1の支持を複数箇所で行なうことにより、上方のコーン型支柱の支持を安定させることができる。
【0061】
また、隙間保持用突起3を直線状に形成したことにより、載置される基盤部1aの支持を安定して行なうことができる。
【0062】
図5は本発明の第2の実施形態を示すもので、隙間保持用突起3を中実構造としたものである。
このような構成とすることにより、基盤部1aの重量を増加させて、設置時の安定性を向上させることができる。
【0063】
図6は本発明の第3の実施形態を示すもので、第1の実施形態において示した姿勢規制片2をその中間部で2分割した構成としたものである。
このような構成とすることにより、基盤部1a上の水や埃等を姿勢規制片2間から基盤部の外へ容易に排出することができる。
【0064】
図7は本発明の第4の実施形態を示すもので、第1の実施形態において示した隙間保持用突起3を、その長さ方向に分割して構成したものである。
このような構成とすることにより、支柱部1bとの間の基盤部1a上の水や埃を基盤部1aの側縁A~Dへ簡便に排出することができる。
【0065】
なお、前記実施形態において示した各構成部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に基づき種々変更可能である。
【符号の説明】
【0066】
1 コーン型支柱
1a 基盤部
1b 支柱部
2 姿勢規制片
3 隙間保持用突起
A 側縁
B 側縁
C 側縁
D 側縁
【手続補正書】
【提出日】2021-08-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項1】
略正方形状の基盤部と、この基盤部の略中央部に上方へ向けて一体に立設され、内部に、前記基盤部に開口する空洞部が形成された略円錐状の支柱部とからなるコーン型支柱であって、前記基盤部の側縁の少なくとも一つには、斜め上方へ向かう姿勢規制片が設けられているとともに、前記基盤部の側縁と前記支柱部との間に、前記基盤部の上方へ突出する隙間保持用突起が設けられてなり、複数のコーン型支柱を、前記支柱部を前記空洞部に挿入して上下に重ね合わせた際に、上下の前記姿勢規制片が対峙させられるとともに、上方の前記基盤部が下方の前記基盤部に設けられた前記隙間保持用突起上に当接させられるようになされていることを特徴とするコーン型支柱。