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特開2022-167721アイテム廃棄に関連する情報提供方法およびその装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022167721
(43)【公開日】2022-11-04
(54)【発明の名称】アイテム廃棄に関連する情報提供方法およびその装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/08 20120101AFI20221027BHJP
【FI】
G06Q10/08
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021081608
(22)【出願日】2021-05-13
(31)【優先権主張番号】10-2021-0052835
(32)【優先日】2021-04-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.JAVA
(71)【出願人】
【識別番号】520244544
【氏名又は名称】クーパン コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100188558
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 雅人
(74)【代理人】
【識別番号】100205785
【弁理士】
【氏名又は名称】▲高▼橋 史生
(74)【代理人】
【識別番号】100154922
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 允辰
(72)【発明者】
【氏名】ウェイ・ウェイ
(72)【発明者】
【氏名】ゾンハン・ウ
(72)【発明者】
【氏名】ピン・イン
(72)【発明者】
【氏名】ス・キョン・チェ
(72)【発明者】
【氏名】ティモシー・ウォルフガング・ショーエンハール
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA16
(57)【要約】
【課題】本開示はアイテム廃棄に関連する情報提供方法を提供する。
【解決手段】物流センターで廃棄されたアイテムに対する情報を確認する段階;アイテムのコードライフ(code life)、アイテムの平均販売量を含むアイテムに対する情報に基づいてアイテムの廃棄原因を確認する段階;および前記アイテムの廃棄原因を示す情報を提供する段階のうち少なくとも一つを含むことができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子装置のアイテム廃棄に関連する情報提供方法であって、
物流センターで廃棄されたアイテムに対する情報を確認する段階であって、前記アイテムに対する情報はアイテムのコードライフ(code life)、前記アイテムの平均販売量を含む、段階と、
前記アイテムに対する情報に基づいて前記アイテムの廃棄原因を確認する段階と、
前記アイテムの廃棄原因を示す情報を提供する段階と、を含む、情報提供方法。
【請求項2】
前記アイテムの廃棄原因は前記アイテムの最小発注数量に関連する第1廃棄原因、物流センターに関連する第2廃棄原因、前記アイテムの販売状態に関連する第3廃棄原因、前記アイテムの出庫状態に関連する第4廃棄原因、前記アイテムの販売量の予測誤差に基づく第5廃棄原因および前記アイテムの過大発注に基づく第6廃棄原因のうち少なくとも一つである、請求項1に記載の情報提供方法。
【請求項3】
前記アイテムの廃棄原因を確認する段階は、前記第1廃棄原因~前記第6廃棄原因を優先順位に基づいて決定された廃棄原因確認順序で前記アイテムの廃棄原因を確認する、請求項2に記載の情報提供方法。
【請求項4】
前記アイテムに対する情報はアイテムに対応する最小発注数量(minimum order quantity)をさらに含み、
前記廃棄原因を確認する段階は、前記最小発注数量が前記アイテムのコードライフおよび前記コードライフに対する前記アイテムの平均販売量の積より大きい場合、前記アイテムの廃棄原因を前記第1原因として決定する段階を含む、請求項2に記載の情報提供方法。
【請求項5】
前記アイテムの廃棄原因が前記第1廃棄原因である場合、前記情報提供方法は、
前記アイテムの平均販売量に基づいて第1期間に対する前記アイテムの第1平均販売量および前記第1期間の後である第2期間に対する前記アイテムの平均販売量を示す第2平均販売量を確認する段階と、
前記第2平均販売量が前記第1平均販売量以下である場合、前記第1平均販売量および前記第2平均販売量に基づいて前記アイテムに対応する適正最小発注数量を計算する段階と、をさらに含む、請求項4に記載の情報提供方法。
【請求項6】
前記情報提供方法は前記第2平均販売量が前記第1平均販売量より大きい場合、前記アイテムの露出優先順位を増加する、請求項5に記載の情報提供方法。
【請求項7】
前記情報提供方法は、
前記第2平均販売量が前記第1平均販売量より大きい場合、前記アイテムをメインページ(main page)に露出する、請求項5に記載の情報提供方法。
【請求項8】
前記第2廃棄原因は前記アイテムの荷下ろし遅延に関連する第1サブ廃棄原因、前記アイテムの陳列遅延に関連する第2サブ廃棄原因、および前記アイテムの紛失に関連する第3サブ廃棄原因を含む、請求項2に記載の情報提供方法。
【請求項9】
前記アイテムに対する情報は前記物流センター内の前記アイテムの荷下ろし完了時刻、前記アイテムの入庫予定時刻、前記アイテムの荷下ろし量および前記アイテムの確認(confirmed)数量を含み、
前記情報提供方法は前記アイテムの荷下ろし量が前記確認数量の特定比率以上であり、前記アイテムの荷下ろし完了時刻および前記アイテムの入庫予定時刻の差が特定時間以上の場合、前記アイテムの廃棄原因を前記第2廃棄原因の前記第1サブ廃棄原因として決定する段階をさらに含む、請求項8に記載の情報提供方法。
【請求項10】
前記アイテムに対する情報は前記物流センター内の前記アイテムの荷下ろし量および前記アイテムの陳列量を含み、
前記情報提供方法は前記アイテムの荷下ろし量が前記アイテムの陳列量より多く、前記アイテムの陳列完了時刻および前記アイテムの荷下ろし完了時刻の差が特定時間以上の場合、前記アイテムの廃棄原因を前記第2サブ廃棄原因として決定する段階をさらに含む、請求項2に記載の情報提供方法。
【請求項11】
前記廃棄原因として決定する段階は、
前記アイテムが廃棄された時刻および前記廃棄されたアイテムの入庫時刻の差が特定時間以上の場合、前記アイテムの廃棄原因を前記第3サブ廃棄原因として決定する、請求項10に記載の情報提供方法。
【請求項12】
前記アイテムに対する情報は第1期間に対する前記アイテムの日別販売量のうち最大販売量を示す第1最大販売量、前記第1期間の後である第2期間に対する前記アイテムの日別販売量のうち最大販売量を示す第2最大販売量、前記第1期間に対する前記アイテムの平均販売量を示す第1平均販売量および前記第2期間に対する前記アイテムの平均販売量を示す第2平均販売量を含み、
前記廃棄原因として決定する段階は、前記第2最大販売量が前記第1最大販売量の特定比率以下であり、前記第2平均販売量が前記第1平均販売量の特定比率以下である場合、前記アイテムの廃棄原因を前記第5廃棄原因として決定する段階をさらに含む、請求項2に記載の情報提供方法。
【請求項13】
前記廃棄原因として決定する段階は、
前記アイテムの発注数量を確認する段階と、
前記発注数量が前記コードライフおよび前記コードライフに対する前記アイテムの平均販売量の積より大きい場合、前記アイテムの廃棄原因を前記第6廃棄原因として決定する段階をさらに含む、請求項12に記載の情報提供方法。
【請求項14】
前記発注数量は前記アイテムの特定期間内の予想入庫量および前記アイテムに対する安全在庫量を足した値に、前記アイテムの前記特定期間内の予想廃棄量および前記アイテムに対する最小費用のうち最大値を差し引いた値に基づいて決定される、請求項13に記載の情報提供方法。
【請求項15】
前記アイテムの廃棄原因が前記第6廃棄原因である場合、情報提供方法は、
前記コードライフおよび前記平均販売量に基づいて前記アイテムに対する安全在庫量を減少させる段階をさらに含む、請求項14に記載の情報提供方法。
【請求項16】
前記アイテムの廃棄原因を確認する段階は、前記アイテムに対する情報に基づいて前記廃棄原因を決定するためのディシジョンツリー(decision tree)に基づいて前記アイテムの廃棄原因を確認する、請求項2に記載の情報提供方法。
【請求項17】
前記アイテムの廃棄原因を含む廃棄情報を報告する段階をさらに含む、請求項1に記載の情報提供方法。
【請求項18】
前記報告する段階は、前記確認されたアイテムの廃棄原因に対応する主体に前記アイテムの廃棄原因を示す情報を報告する、請求項17に記載の情報提供方法。
【請求項19】
アイテム廃棄に関連する情報を提供する電子装置であって、
少なくとも一つのプログラムが保存されたメモリ;および
物流センターで廃棄されたアイテムに対する情報を確認し、前記アイテムに対する情報に基づいて前記アイテムの廃棄原因を確認し、前記アイテムの廃棄原因を示す情報を提供するプロセッサを含む、電子装置。
【請求項20】
非一過性のコンピュータ読み取り可能保存媒体であって、
コンピュータ読み取り可能命令語を保存するように構成される媒体を含み、
前記コンピュータ読み取り可能命令語がプロセッサによって実行される場合、前記プロセッサは:
物流センターで廃棄されたアイテムに対する情報を確認する段階と、
前記アイテムに対する情報に基づいて前記アイテムの廃棄原因を確認する段階と、
前記アイテムの廃棄原因を示す情報を提供する段階と、を遂行する、非一過性のコンピュータ読み取り可能保存媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の多様な実施形態はアイテム廃棄に関連する情報提供方法およびその装置に関する。さらに詳細には、アイテムの廃棄原因をアイテムに関する情報を利用してアイテム別にまたはアイテム単位ユニット別にアイテムの廃棄原因を分析し、廃棄を防止するための措置を示す情報を提供する方法およびその装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電子技術の発達につれて、電子商取引はショッピングの一分野として位置づけられた。顧客は直接ショッピングモールや市場に行かずともオンライン上で物品を購入することができ、オンライン上で購入した物品は顧客が要請した配送地に配送される。
【0003】
前記のような電子商取引サービスのための物流情報管理システムは、より効果的なサービス提供のために複数の物流センターを運用することができ、各物流センターに対する情報を管理することができる。例えば、物品に対する発注要請が発生すると、物流情報管理システムは該当発注の特性(例:配送地、物流センターの在庫など)を考慮して注文を処理する物流センターを決定し、決定された物流センターに対する注文を割当することができる。
【0004】
これに関連して、KR100932262B1号などの先行文献を参照することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本実施形態が解決しようとする課題は、アイテム廃棄が発生した場合、アイテムの廃棄原因を正確に分析し、今後アイテム廃棄を防止するために必要な措置を示す情報を提供することができる。
【0006】
本実施形態が達成しようとする技術的課題は前記のような技術的課題に限定されず、以下の実施形態からさらに他の技術的課題が類推され得る。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した課題を達成するために、実施形態に係る情報提供方法は物流センターで廃棄されたアイテムに対する情報を確認する段階;アイテムのコードライフ(code life)、アイテムの平均販売量を含むアイテムに対する情報に基づいてアイテムの廃棄原因を確認する段階;およびアイテムの廃棄原因を示す情報を提供する段階を含むことができる。
【0008】
実施形態に係るアイテムの廃棄原因は、アイテムの最小発注数量に関連する第1廃棄原因、物流センターに関連する第2廃棄原因、アイテムの販売状態に関連する第3廃棄原因、アイテムの出庫状態に関連する第4廃棄原因、アイテムの販売量の予測誤差に基づく第5廃棄原因およびアイテムの過大発注に基づく第6廃棄原因のうち少なくとも一つであり得る。
【0009】
さらに、実施形態に係るアイテムの廃棄原因を確認する段階は、第1廃棄原因~第6廃棄原因を優先順位に基づいて決定された廃棄原因の順序でアイテムの廃棄原因を確認することができる。
【0010】
実施形態に係るアイテムに対する情報はアイテムに対応する最小発注数量(minimum order quantity)をさらに含むことができ、ひいては、廃棄原因を確認する段階は、最小発注数量がアイテムのコードライフおよびコードライフに対するアイテムの平均販売量の積より大きい場合、アイテムの廃棄原因を第1原因として決定する段階を含むことができる。
【0011】
さらに、アイテムの廃棄原因が第1廃棄原因である場合、情報提供方法は、アイテムの平均販売量に基づいて第1期間に対するアイテムの第1平均販売量および第1期間の後である第2期間に対するアイテムの平均販売量を示す第2平均販売量を確認する段階;および第2平均販売量が第1平均販売量以下である場合、第1平均販売量および第2平均販売量に基づいてアイテムに対応する適正最小発注数量を計算する段階をさらに含むことができる。
【0012】
さらに、情報提供方法は第2平均販売量が第1平均販売量より大きい場合、アイテムの露出優先順位を増加させることができる。
【0013】
さらに、実施形態に係る情報提供方法は、第2平均販売量が第1平均販売量より大きい場合、アイテムをメインページ(main page)に露出させることができる。
【0014】
実施形態によると、第2廃棄原因はアイテムの荷下ろし遅延に関連する第1サブ廃棄原因、アイテムの陳列遅延に関連する第2サブ廃棄原因、アイテムの紛失に関連する第3サブ廃棄原因を含むことができる。
【0015】
実施形態に係るアイテムに対する情報は、物流センター内のアイテムの荷下ろし完了時刻、アイテムの入庫予定時刻、アイテムの荷下ろし量およびアイテムの確認(confirmed)数量を含むことができ、情報提供方法はアイテムの荷下ろし量が確認数量の特定比率以上であり、アイテムの荷下ろし完了時刻およびアイテムの入庫予定時刻の差が特定時間以上の場合、アイテムの廃棄原因を第2廃棄原因の第1サブ廃棄原因として決定する段階をさらに含むことができる。
【0016】
実施形態に係るアイテムに対する情報は、物流センター内のアイテムの荷下ろし量およびアイテムの陳列量を含むことができ、情報提供方法はアイテムの荷下ろし量がアイテムの陳列量より多く、アイテムの陳列完了時刻およびアイテムの荷下ろし完了時刻の差が特定時間以上の場合、アイテムの廃棄原因を第2サブ廃棄原因として決定する段階をさらに含むことができる。
【0017】
さらに、実施形態に係る廃棄原因として決定する段階は、アイテムが廃棄された時刻および廃棄されたアイテムの入庫時刻の差が特定時間以上の場合、アイテムの廃棄原因を第3サブ廃棄原因として決定することができる。
【0018】
さらに、アイテムに対する情報は、第1期間に対するアイテムの日別販売量のうち最大販売量を示す第1最大販売量、第1期間の後である第2期間に対するアイテムの日別販売量のうち最大販売量を示す第2最大販売量、第1期間に対するアイテムの平均販売量を示す第1平均販売量および第2期間に対するアイテムの平均販売量を示す第2平均販売量を含むことができ、廃棄原因として決定する段階は、第2最大販売量が第1最大販売量の特定比率以下であり、第2平均販売量が第1平均販売量の特定比率以下である場合、アイテムの廃棄原因を第5廃棄原因として決定する段階をさらに含むことができる。
【0019】
実施形態に係る廃棄原因として決定する段階は、アイテムの発注数量を確認する段階;および発注数量がコードライフおよびコードライフに対するアイテムの平均販売量の積より大きい場合、アイテムの廃棄原因を第6廃棄原因として決定する段階をさらに含むことができる。
【0020】
また、発注数量はアイテムの特定期間内の予想入庫量およびアイテムに対する安全在庫量を足した値に、アイテムの特定期間内の予想廃棄量およびアイテムに対する最小費用のうち最大値を差し引いた値に基づいて決定され得る。
【0021】
さらに、アイテムの廃棄原因が第6廃棄原因である場合、情報提供方法は、コードライフおよび平均販売量に基づいてアイテムに対する安全在庫量を減少させる段階をさらに含むことができる。
【0022】
また、アイテムの廃棄原因を確認する段階は、アイテムに対する情報に基づいて廃棄原因を決定するためのディシジョンツリー(decision tree)に基づいてアイテムの廃棄原因を確認することができる。また、実施形態に係る報告する段階は、確認されたアイテムの廃棄原因に対応する主体にアイテムの廃棄原因を示す情報を報告することができる。
【発明の効果】
【0023】
実施形態に係る電子装置は廃棄された物品の情報を分析して廃棄に影響を及ぼした最も大きい要因を確認し、これに基づいて廃棄理由を分析することができ、効果的に分析された廃棄理由のうち優先順位によって代表廃棄理由を選択することができる。
【0024】
実施形態に係る電子装置はアイテムが荷下ろしおよび陳列するまでの時間および費用を節約できるため、不要なアイテム廃棄および廃棄による費用を画期的に減らすことができる。
【0025】
実施形態に係る電子装置はこのような動作によって、適正最小発注数量または販売量などを調節して効果的にアイテム廃棄を予防または措置できるため、不要な支出を減らすことができる。
【0026】
実施形態に係る電子装置は、発注に関連する情報を提供する電子装置が物流センターの発注物品在庫量と発注物品に対する消耗量および需要量を判断して算定した発注量に対する情報を提供する方法を提示して、発注物品に対する発注量を容易に管理できる側面で技術的な効果を有する。
【0027】
実施形態に係る電子装置は、多様な廃棄原因を分析するための方法を特定の順序または既設定された順序で組み合わせてディシジョンツリー(Decision tree)を利用し、廃棄原因を優先順位によって確認することによって、廃棄原因を綿密に分析して今後アイテム廃棄を防止できる効果を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図1】実施形態に係る電子装置の内部構成要素の例示を示す。
図2】実施形態に係るアイテム廃棄関連情報提供方法の例示を示すフローチャートである。
図3】実施形態に係るアイテムの廃棄原因の例示を示す。
図4】実施形態に係るアイテムの廃棄原因の例示を示す。
図5】実施形態に係る最小発注数量に起因した廃棄原因に対応するアイテム廃棄関連情報提供方法の例示を示す。
図6】実施形態に係る物流センターの瑕疵に起因した廃棄原因に対応するアイテム廃棄関連情報提供方法の例示を示す。
図7】実施形態に係る物流センターの瑕疵に起因した廃棄原因に対応するアイテム廃棄関連情報提供方法の例示を示す。
図8】実施形態に係る物流センターの瑕疵に起因した廃棄原因に対応するアイテム廃棄関連情報提供方法の例示を示す。
図9】実施形態に係る物流センターの瑕疵に起因した廃棄原因に対応するアイテム廃棄関連情報提供方法の例示を示す。
図10】アイテムのアンドン(andon)またはデバッジ(debadge)に起因した廃棄原因に対応するアイテム廃棄関連情報提供方法の例示を示す。
図11】実施形態に係るアイテムの販売量予測に関連する廃棄原因に対応するアイテム廃棄関連情報提供方法の例示を示す。
図12】実施形態に係る電子装置が現在の時点で特定の基準日から始まる基準期間のための発注数量を算定する過程の例示を示す。
図13】アイテムの過大発注に起因した廃棄原因に対応するアイテム廃棄関連情報提供方法の例示を示す。
図14】実施形態に係る電子装置の内部構成図の他の例示を示す。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、本発明の実施形態を添付された図面を参照して詳細に説明する。
【0030】
実施形態を説明するにおいて、本発明が属する技術分野で広く知られており、本発明と直接的に関わらない技術内容については説明を省略する。これは不要な説明を省略することによって本発明の要旨を曖昧にせず明確に伝達するためである。
【0031】
同様の理由により、添付図面において一部の構成要素は誇張または省略されたり概略的に図示された。また、各構成要素の大きさは実際の大きさを全的に反映するものではない。各図面で同一または対応する構成要素には同一の参照番号を付与した。
【0032】
本発明の利点および特徴、そして、それらを達成する方法は添付される図面と共に詳細に後述されている実施形態を参照すると明確となるであろう。しかし、本発明は以下で開示される実施形態に限定されるものではなく互いに異なる多様な形態で具現され得、ただし本実施形態は本発明の開示を完全なものとし、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は請求項の範疇によって定義されるのみである。明細書全体に亘って同一の参照符号は同一の構成要素を指し示す。
【0033】
この時、処理フローチャート図面の各ブロックとフローチャート図面の組み合わせは、コンピュータプログラムインストラクションによって遂行され得ることが理解できるであろう。これらコンピュータプログラムインストラクションは汎用コンピュータ、特殊用コンピュータまたはその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備のプロセッサに搭載され得るため、コンピュータまたはその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備のプロセッサを通じて遂行されるそのインストラクションが、フローチャートブロック(ら)で説明された機能を遂行する手段を生成することになる。これらコンピュータプログラムインストラクションは特定方式で機能を具現するためにコンピュータまたはその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備を指向できるコンピュータ利用可能またはコンピュータ読み取り可能メモリに保存されることも可能であるため、そのコンピュータ利用可能またはコンピュータ読み取り可能メモリに保存されたインストラクションはフローチャートブロック(ら)で説明された機能を遂行するインストラクション手段を内包する製造品目を生産することも可能である。コンピュータプログラムインストラクションはコンピュータまたはその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備上に搭載されることも可能であるため、コンピュータまたはその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備上で一連の動作段階が遂行されてコンピュータで実行されるプロセスを生成し、コンピュータまたはその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備を遂行するインストラクションはフローチャートブロック(ら)で説明された機能を実行するための段階を提供することも可能である。
【0034】
また、各ブロックは特定された論理的機能(ら)を実行するための一つ以上の実行可能なインストラクションを含むモジュール、セグメントまたはコードの一部を示すことができる。また、いくつかの代替実行例ではブロックで言及された機能が順序を外れて発生することも可能であることに注目されたい。例えば、連続して図示されている二つのブロックは事実上実質的に同時に遂行されることも可能であり、またはそのブロックが時々該当する機能により逆順で遂行されることも可能である。
【0035】
この時、本実施形態で使われる「~部」は用語はソフトウェアまたはFPGAまたはASICのようなハードウェア構成要素を意味し、「~部」はある役割を遂行する。しかし、「~部」はソフトウェアまたはハードウェアに限定される意味ではない。「~部」はアドレッシングできる保存媒体にあるように構成されてもよく、一つ以上のプロセッサを再生させるように構成されてもよい。したがって、一例として、「~部」はソフトウェア構成要素、客体指向ソフトウェア構成要素、クラス構成要素およびタスク構成要素のような構成要素と、プロセス、関数、属性、プロシージャー、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバー、ファームウェア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ、および変数を含む。構成要素と「~部」の中で提供される機能はさらに小さい数の構成要素および「~部」に結合されたり、追加的な構成要素と「~部」にさらに分離され得る。それだけでなく、構成要素および「~部」はデバイスまたはセキュリティマルチメディアカード内の一つ以上のCPUを再生させるように具現されてもよい。
【0036】
図1は、実施形態に係る電子装置の内部構成要素の例示を示す。
【0037】
図1を参照すると、電子装置100の内部構成要素は図示された構成要素のみに限定されない。電子装置100はプロセッサ110、トランシーバー120、およびメモリ130のうち少なくとも一つを含むことができる。
【0038】
プロセッサ110は、本開示の多様なアイテム廃棄に関連する情報提供方法を遂行するための一連の段階を処理することができる。プロセッサ110は電子装置100の他の構成要素を制御することができる。一方、実施形態で商品は特定アイテムを称する用語として使われ得、電子装置100に関連するサービスでアイテムを使用者に販売することができる。
【0039】
プロセッサ110は第1商品に対する第1ページの要請に対応して、第1商品に対する詳細情報を確認することができる。プロセッサ110は第1商品が特定カテゴリーに含まれるかをメモリ130を通じて確認した場合、特定カテゴリーに対応する少なくとも一つの第2商品を確認することができる。プロセッサ110は特定カテゴリーに対応する少なくとも一つの属性リストを確認することができ、属性リストはメモリ130にあらかじめ保存されていてもよく、トランシーバー120を通じて外部から受信してもよい。プロセッサ110は電子装置100のディスプレイに第1ページを提供することができる。第1ページは第1商品に対する詳細情報が提供される第1部分、属性リストに対応する第1商品の第1属性情報が提供される第2部分、および属性リストに対応する少なくとも一つの第2商品の第2属性情報が提供される第3部分を含むことができる。
【0040】
トランシーバー120は電子装置100のメモリ130に保存された情報またはプロセッサ110により処理された情報を他の装置に送信したり、他の装置から電子装置100に情報を受信する機能を遂行することができる。
【0041】
メモリ130は電子装置100の所定の保存空間に具現されたデータ構造であり、データの保存、検索、削除、編集、または追加などの機能が自由に遂行され得る。例えば、メモリ130はデータの保存、検索、削除、編集、または追加などの機能を処理するためのフィールドまたは構成要素を含むことができる。メモリ130は電子装置100がアイテム廃棄に関連する情報提供方法を遂行するのに関連するデータを保存することができる。例えば、メモリ130はプロセッサ110の実行動作のための命令語またはデータを保存することができる。
【0042】
実施形態に係るメモリ130はアイテムに対する情報などを保存するためのデータベース(database)を含むことができる。
【0043】
実施形態に係る電子装置100は以下で説明する実施形態に係るアイテム廃棄に関連する情報提供方法を遂行することができる。電子装置100は例えば、アイテム廃棄関連情報提供装置、情報提供装置などと呼称されてもよい。
【0044】
また、本明細書で説明するインターフェースは、使用者から入力信号を受信するためのハードウェアの構成またはソフトウェアで具現されるアイコン、ウィジェット、ボタン、スライドバー、プログレスバー、タッチ領域などで多様に解釈され得る。
【0045】
図2は、実施形態に係るアイテム廃棄関連情報提供方法の例示を示すフローチャートである。
【0046】
図2に示された実施形態に係るアイテム廃棄関連情報提供方法は、実施形態に係る電子装置によって遂行され得る。電子装置は例えば、図1の電子装置100であり得る。実施形態に係る電子装置は、図2に示された200段階~203段階の動作の一部又はすべてを遂行することができる。
【0047】
アイテムは例えば、供給業者に発注して供給業者から伝達された商品または製品などを含むことができ、アイテムは少なくとも一つの物流センター(fulfillment center)に保管され得る。供給業者からアイテムが供給されると、物流センターはアイテムを荷下ろしおよび物流センター内の特定位置に陳列することができる。物流センターはアイテムを特定期間またはそれ以上保管することができる。購入者が該当アイテムを購入する場合、アイテムは特定物流センターから出庫されて購入者に配送され得る。
【0048】
一方、アイテムが物流センターに長期間保管されたり、アイテムに荷下ろしまたは陳列過程で問題が発生したり、アイテムが破損などによって出庫または販売できない状態に置かれることになる場合、該当アイテムは廃棄され得る。しかし、アイテムごとに廃棄原因を正確に分析できない場合、アイテムの需給の調節に失敗する可能性があり、不要なアイテム廃棄を持続させる恐れがある。また、アイテムの廃棄理由を正確に把握できない場合、不要な支出および物流センターの負担を加増させる恐れがある。さらに、アイテムが持続的に廃棄が発生する場合、廃棄量を減らして不要な負担を減らすために廃棄理由を確認する必要がある。
【0049】
したがって、実施形態に係る電子装置は、アイテム廃棄が発生する場合、アイテム廃棄発生理由を分析することができ、廃棄理由に対応して可能な措置を取ることができる。したがって、実施形態に係る電子装置は図2に示された200段階~203段階のうち少なくとも一つを遂行することができる。
【0050】
図2の200段階を参照すると、実施形態に係る電子装置はアイテム廃棄を確認することができる。アイテム廃棄の理由は多様であり得る。アイテムの廃棄理由の例示は図3図4で詳しく説明することにする。
【0051】
例えば、200段階はアイテムの単位ユニット別に廃棄を確認することができ、実施形態に係る電子装置はアイテム単位ユニット別に廃棄理由を分析することができる。例えば、200段階は少なくとも一つのアイテム廃棄を確認することができ、実施形態に係る電子装置は該当少なくとも一つのアイテムに対する情報に基づいて廃棄理由を分析して一つ以上の廃棄理由(例えば、代表的な廃棄理由)を選択することができる。実施形態で廃棄された物品の情報を分析して廃棄に影響を及ぼした最も大きい要因を確認し、これに基づいて廃棄理由を分析することができ、分析された廃棄理由のうち優先順位によって代表廃棄理由を選択することができる。
【0052】
図2の201段階を参照すると、実施形態に係る電子装置は物流センターで廃棄されたアイテムに対する情報を確認することができる。実施形態に係る電子装置は、アイテムの廃棄理由を分析するためにアイテムに対する情報およびアイテムの発注に関連する情報を確認することができる。
【0053】
アイテムに対する情報は例えば、アイテムに対する属性を示す情報(例えば、アイテムの名称、アイテムの価格等)を含むことができる。アイテムに対する情報は例えば、アイテムの販売量(例えば、日別販売量、週間販売量など)、アイテムの特定期間内の平均販売量、アイテムの最大販売量、アイテムの選好度(例えば、アイテムの評点の点数など)、アイテムの現在の在庫量、各物流センター内のアイテムの在庫量、アイテムの販売可能期間すなわち、コードライフ(code life)(例えば、賞味期限など)を含むことができる。コードライフはまた、流通期限に基づいて決定された情報であり得、賞味期限を基準として特定期間以上残った期間の商品を販売できるように設定し、これに基づいてコードライフが決定され得る。一方、アイテムの周期別販売量は既存の販売ヒストリーを通じて決定され得、予想される販売量もアイテム情報に含まれ得る。
【0054】
アイテムの発注に関連する情報は例えばアイテムの発注時に必要な情報を含むことができる。例えば、アイテムの発注に関連する情報はアイテムの発注のための供給業者(ら)を示すリスト、アイテムの発注数量、特定供給業者の最小発注数量を示す情報などを含むことができる。
【0055】
図2の202段階を参照すると、実施形態に係る電子装置はアイテムに対する情報に基づいてアイテムの廃棄原因を確認することができる。
【0056】
図2の203段階を参照すると、実施形態に係る電子装置はアイテムの廃棄原因を示す情報を管理者に提供することができる。実施形態に係る電子装置はアイテムの廃棄原因を示す情報を管理者に通知またはEメール形式で伝送することができる。
【0057】
実施形態に係る電子装置はアイテムの廃棄原因を含む廃棄情報を報告する段階をさらに含むことができる。電子装置は例えば、アイテムの廃棄原因を複数の廃棄原因のうち少なくとも一つ以上に決定することができる。
【0058】
実施形態に係る電子装置は、前記確認されたアイテムの廃棄原因に対応する主体に前記アイテムの廃棄原因を示す情報を報告することができる。例えば、電子装置はアイテムの廃棄原因が最小発注数量に起因した廃棄301に該当する場合、アイテムの廃棄原因をアイテムの発注を管理する部署に報告することができる。例えば、電子装置はアイテムの廃棄原因が物流センターの瑕疵に起因した廃棄302に該当する場合、アイテムの廃棄原因をアイテムを保管する物流センターまたはこれに関連する部署に報告することができる。例えば、電子装置はアイテムの廃棄原因がアイテムのアンドンに起因した廃棄303に該当する場合、アイテムの廃棄原因をアイテムの品質管理を担当する部署またはアイテムの配送管理を担当する部署などに報告することができる。例えば、電子装置はアイテムのデバッジに起因した廃棄304に該当する場合、アイテムを保管する物流センターまたはこれに関連する部署に報告することができる。例えば、電子装置はアイテムの販売量予測に関連する廃棄305に該当する場合、アイテムの販売量を予測する部署(例えば、マーケティングを担当する部署など)にアイテムの廃棄原因を報告することができる。例えば、電子装置はアイテムの過大発注に起因した廃棄306に該当する場合、アイテムの廃棄原因をアイテムの発注を管理する部署に報告することができる。
【0059】
実施形態に係る電子装置はアイテムの廃棄原因に対応する主体に前記アイテムの廃棄原因を示す情報を報告する時、アイテムの廃棄原因を判断するための情報(例えば、アイテムのコードライフなど)およびアイテムの廃棄原因を判断した過程をアイテムの廃棄原因に対応する主体に提供することができる。
【0060】
実施形態に係る電子装置はアイテムに対する情報と発注に関連する情報を総合的に確認してアイテムの廃棄原因を分析することによって、アイテムの廃棄原因を正確に探知することができる。
【0061】
図3は、実施形態に係るアイテムの廃棄原因の例示を示す。
【0062】
図3に示された実施形態に係るアイテムの廃棄原因は図2で説明したアイテムの廃棄理由(ら)であり得る。実施形態に係るアイテムの廃棄原因は例えば、最小発注数量に起因した廃棄301、物流センターの瑕疵に起因した廃棄302、アイテムのアンドン(andon)に起因した廃棄303、アイテムのデバッジ(debadge)に起因した廃棄304、アイテムの販売量予測に関連する廃棄305およびアイテムの過大発注に起因した廃棄306のうち少なくとも一つを含むことができる。
【0063】
最小発注数量に起因した廃棄301は例えば、供給業者に発注する過程で供給業者から要求する最小発注数量(minimum order quantity、MOQ)が過多のため発生するアイテムの廃棄原因を意味し得る。例えば、アイテムの特定供給業者から要求する最小限の発注数量が、特定期間内(例えば、供給アイテムの販売可能期間を示すコードライフ(code life)等)に販売されない場合、該当アイテム廃棄が発生し得る。すなわち、供給業者から要求する最小限の発注数量が過度に多いためアイテムがやむを得ず廃棄されざるを得ない場合、該当アイテムは最小発注数量に起因した廃棄301として廃棄理由を決定することができる。
【0064】
最小発注数量に起因した廃棄301理由は、例えばアイテムに対する情報および発注に関連する情報に基づいて、電子装置によって決定され得る。例えば、アイテムに対する情報は該当アイテムのコードライフおよび該当アイテムの特定期間(例えば、コードライフ)の間の平均販売量を含むことができ、発注に関連する情報は例えば供給業者から要求する最小発注数量(MOQ)を含むことができる。
【0065】
実施形態に係る電子装置は、最小発注数量(MOQ)がコードライフおよび特定期間の間の平均販売量の積で計算された値を計算することができる。最小発注数量(MOQ)が特定期間の間の平均販売量の積より大きい場合、電子装置はアイテムの廃棄理由を最小発注数量に起因した廃棄301理由として決定することができる。
【0066】
実施形態に係るコードライフは、アイテムの賞味期限であってもよく、法令などによって供給または生産された日から販売が可能な期間であってもよく、法令などによって販売が制限される場合、販売が可能な期間を意味してもよい。
【0067】
物流センターの瑕疵に起因した廃棄302は例えば、物流センター内でアイテするという過程で発生した廃棄理由を含むことができる。物流センターの瑕疵に起因した廃棄302は例えば、物流センター内でアイテムに遅く荷下ろしされて廃棄せざるを得ないため廃棄された理由、アイテムに遅く陳列されて廃棄せざるを得ないため廃棄された理由、アイテムが物流センター内で紛失されて廃棄された理由などを含むことができる。すなわち、物流センターの瑕疵に起因した廃棄302理由は、アイテムの荷下ろし遅延に関連する第1サブ廃棄原因、アイテムの陳列遅延に関連する第2サブ廃棄原因、アイテムの紛失に関連する第3サブ廃棄原因を含むことができる。
【0068】
物流センターの瑕疵に起因した廃棄302は例えば、アイテムにクロスドック(cross dock)で物流センターに入庫された場合にも同様に適用され得る。クロスドックは例えば、特定アイテムが供給業者から第1物流センターに移動することになると、特定アイテムを第2物流センターに保管するために第1物流センターから第2物流センターに移動して第2物流センターに入庫されることを意味し得る。
【0069】
例えば、アイテムが供給業者から第1物流センターに荷下ろしされ、再び第1物流センターで荷積みされて第2物流センターに移動後に荷下ろしおよび入庫される場合があり得る。したがって、アイテムがクロスドックの形態で物流センターに入庫される場合には、第1物流センターで受領した時間を基準として荷下ろし(unload)、入庫(receive)または陳列(stow)する過程で発生した廃棄理由を分析することができる。このような物流センターで遂行される各段階の動作による廃棄が発生すると、各段階別廃棄数量、廃棄時期に基づいて各段階に対応する業務プロセス、投入人員を調節することができる。
【0070】
物流センターの瑕疵に起因した廃棄302は例えば、アイテムの発注に関連する情報およびアイテムに対する情報に基づいて電子装置によって決定され得る。アイテムに対する情報は例えば、物流センター内のアイテムの荷下ろし開始時刻を示す情報、荷下ろし完了時刻を示す情報、アイテムの入庫予定時刻を示す情報、アイテムの荷下ろし量を示す情報およびアイテムが入庫が完了した確認(confirmed)数量を示す情報、アイテムが廃棄された時刻を示す情報、アイテムの陳列量を示す情報、アイテムが陳列された時刻を示す情報、アイテムが入庫される周期を示す情報、アイテムが供給業者から直接伝達された直納の形態で入庫されたかまたは他の物流センターを経由して伝達されたクロスドックの形態で入庫されたかを示す情報、アイテムの特定期間内の廃棄量、アイテムの特定期間内の欠品量などを含むことができる。アイテムの発注に関連する情報は例えば、特定供給業者から供給を受けることにしたアイテムの数量を示す情報などを含むことができる。
【0071】
アイテムのアンドン(andon)に起因した廃棄303は例えば、特定アイテムに問題が発生(例えば、顧客からアイテムに対する不満が提起される場合、または顧客にアイテムが配送される過程で問題が発生する場合)する場合、該当問題が解決される前までアイテムを販売しないことがあるが、このような理由でアイテムを販売できないことによって発生する廃棄理由であり得る。アンドン(andon)は例えば、特定アイテムに問題が発生する場合、該当問題が解決される前までアイテムを販売しない状態を意味し得る。アイテムに発生した問題は例えば、アイテムに対して顧客の不満の理由が受け付けられて解決が必要な場合を含んでもよく、アイテムの安全問題または法令上の問題が発生して販売に制約が伴われる場合であって解決が必要な場合を含んでもよい。
【0072】
アイテムのアンドン(andon)に起因した廃棄303は、アイテムの発注に関連する情報およびアイテムに対する情報に基づいて電子装置によって決定され得る。アイテムの発注に関連する情報は例えば、アイテムの発注状態(Purchase Order Status)情報を含むことができる。アイテムの発注状態がアイテムがアンドン状態である場合(すなわち、アイテムの発注状態情報の値がアンドン状態であることを示す場合)、アイテムは物流センター内に在庫があるにも関わらず購入者に販売されないことがある。
【0073】
したがって、実施形態に係る電子装置は、特定期間内のアイテムの発注状態情報がアンドン状態である場合、該当アイテムの廃棄理由をアイテムのアンドン(andon)に起因した廃棄303理由として決定することができる。
【0074】
アイテムのデバッジ(debadge)に起因した廃棄304は例えば、アイテムの販売量が多いためアイテムの出庫可能量を超過する場合、物流センター内の在庫があっても販売されないことがあるが、このような理由でアイテムが販売されずに物流センター内に残留して廃棄される理由を意味し得る。実施形態でデバッジは販売サーバーで特定理由に基づいて販売が停止するアイテムを含むことができる。
【0075】
実施形態に係る電子装置はアイテムの特定期間内の販売量および物流センター内のアイテムの最大出庫可能量を示す情報に基づいて、アイテムのデバッジに起因した廃棄303可否を判断することができる。例えば、アイテムの特定期間(例えば、1日、1週間または1時間単位で確認してもよい)内に販売量が過度に多いためアイテムの特定期間内の最大出庫可能量を超過すると、電子装置は該当アイテムの出庫状態を活性化状態からデバッジ状態に設定することができる。
【0076】
したがって、実施形態に係る電子装置は、アイテム廃棄が発生した場合、該当アイテムの期間別出庫状態を示す情報および期間別アイテムの販売内訳を示す販売パターン情報を確認することができる。実施形態に係る電子装置は、期間別出庫状態を確認してアイテムの出庫状態がデバッジ状態である期間を確認することができる。電子装置はデバッジ状態である期間に対するアイテム販売量およびデバッジ状態の期間に対するアイテムの最大出庫可能量を確認することができる。電子装置は確認された最大出庫可能量とアイテム販売量の差を確認することができ、確認された差が全体のアイテム廃棄量の特定比率(例えば、30%)以上の場合、該当アイテムの廃棄原因をアイテムのデバッジに起因した廃棄303として決定することができる。
【0077】
アイテムの販売量予測に関連する廃棄305は、アイテムの販売量を予測(forecast)して予測結果に基づいて発注量を決定して供給業者に発注したが、予測に差が発生して廃棄が発生した理由であり得る。実施形態に係る電子装置は供給業者に発注する前にアイテムの販売量を予測することができ、予測された結果に基づいて発注数量を決定した後に発注注文を伝送することができる。しかし、急変した販売量の変化や社会的問題などを理由として販売量の予測が外れる場合が発生することもあるが、実施形態に係る電子装置が予測した販売量と予測販売量の差が特定の程度以上の場合、アイテムの廃棄原因をアイテムの販売量予測に関連する廃棄305として決定することができる。
【0078】
アイテムの販売量予測に関連する廃棄305は、アイテムの販売減少(sales drop)によって販売量予測に誤差が発生して廃棄が発生する理由である第4サブ廃棄原因、アイテムの実際の販売量に比べて予測した販売量が過度に多いため廃棄が発生する理由である第5サブ廃棄原因を含むことができる。実施形態に係る電子装置が、該当アイテムの廃棄原因がアイテムの販売量予測に関連する廃棄305であるかどうかを決定する方法は図11で詳しく説明する。
【0079】
アイテムの過大発注に起因した廃棄306は例えば、アイテムの販売可能期間(例えば、コードライフ)および特定期間内の平均販売量に比べて実際に供給業者に発注した量が過度に多いため廃棄が発生する場合であり得る。
【0080】
例えば、特定アイテムの特定期間(例えば、発注して入庫されたアイテムが販売され得る期間またはコードライフなど)の間販売した総販売量が実際の発注したアイテムの数量より特定比率以上の場合、該当アイテムは廃棄され得る。この場合、該当アイテムの廃棄理由は過大発注に起因した廃棄306であり得る。
【0081】
過大発注に起因した廃棄306は、アイテムの発注数量とアイテムの実際の販売数量を比較して、アイテムが供給業者に過度に多く発注されてアイテム廃棄が発生した場合を意味し得る。過大発注に起因した廃棄306は図13で詳しく説明する。
【0082】
一方、実施形態でこれと特定理由がアイテム廃棄に及ぼした影響が大きい場合、該当理由に対応するパラメータを設定した担当者に廃棄に関連する情報を提供することができる。また、廃棄に影響を及ぼした原因に基づいて、次に該当原因に対応するパラメータを設定する時に、該当原因に対応して廃棄された物品の数量および廃棄時期を考慮することができる。
【0083】
図4は、実施形態に係るアイテムの廃棄原因の例示を示す。
【0084】
図4に示された表は実施形態に係るアイテムの廃棄原因をレベル(level)単位に分類した例示を示す。図4に示された表はアイテムの廃棄原因を階層的(hierarchical)に図示した階層的ディシジョンツリーの例示を示したものである。実施形態に係る電子装置は図4に示された階層的ディシジョンツリーを含むことができ、階層的ディシジョンツリーに基づいてアイテムの廃棄原因を確認することができる。
【0085】
図4を参照すると、レベル(level)は例えば分類の上下関係を示すことができる。例えば、レベル1の列(column)に表示されたアイテムの廃棄原因は大分類を表し得、レベル2の列に表示されたアイテムの原因は特定の大分類の下位分類の廃棄原因(サブ廃棄原因)を表し得る。
【0086】
実施形態に係る電子装置は、図4に示された通り、特定アイテムの廃棄原因をレベル1に示された廃棄理由のうち一つとして決定することができ、さらに詳しく分析してレベル2に示された廃棄理由のうち一つとして決定することができる。
【0087】
実施形態に係る電子装置は、図4に示された表の上段に示された廃棄原因から分析して下段に降りて行く順序で廃棄原因を分析することができる。例えば、実施形態に係る電子装置は、まずデザインドスクラップ(designed scrap)に該当する廃棄原因の有無を確認し、物流センター(fulfillment center)に該当する廃棄原因の有無を確認し、非正常的な理由(Abnormal)に該当する廃棄原因の有無を分析し、予測(Forecast)に該当する廃棄原因の有無を分析した後、その他の理由(Others)に該当する廃棄原因の有無を分析することができる。
【0088】
図4を参照すると、実施形態に係るアイテムの廃棄原因はデザインドスクラップ(Designed Scrap)の廃棄原因を含むことができる。デザインドスクラップの廃棄原因は、特定のアイテムがやむを得ない理由で廃棄が発生した場合の廃棄を示すことができる。デザインドスクラップ(Designed Scrap)の廃棄原因は図3の第1廃棄原因301を含むことができる。デザインドスクラップ(Designed Scrap)の廃棄原因は過大最小発注数量(Large Minimum Order Quantity、Large MOQ)に起因した廃棄原因を含むことができる。
【0089】
図4を参照すると、実施形態に係るアイテムの廃棄原因は物流センターの廃棄原因を含むことができる。物流センター(Fulfillment Center)の廃棄原因は、物流センターの瑕疵または物流センターの問題によってアイテム廃棄が発生した場合を示すことができる。物流センターの廃棄原因は図3の第2廃棄原因302を含むことができる。
【0090】
図4を参照すると、実施形態に係るアイテムの廃棄原因は非正常的(Abnormal)理由の廃棄原因を含むことができる。非正常的(Abnormal)理由の廃棄原因は特定アイテムに対して非正常的ば状況が発生し、非正常的な状況によって廃棄が発生した場合の廃棄を示すことができる。非正常的な理由の廃棄原因は図3の第3廃棄原因303および第4廃棄原因304を含むことができる。非正常的な理由の廃棄原因は例えば、アイテムのアンドン(Andon)に起因した廃棄理由、アイテムのデバッジ(Debadge)に起因した廃棄理由を含むことができる。
【0091】
図4を参照すると、実施形態に係るアイテムの廃棄原因は予測(Forecast)に起因した廃棄原因を含むことができる。予測に起因した廃棄原因は、アイテムの販売量予測に誤差が発生してアイテム廃棄が発生した場合を示すことができる。予測に起因した廃棄原因は図3の第5廃棄原因305を含むことができる。図4を参照すると、実施形態に係るアイテムの廃棄原因はその他の理由(Others)に起因した廃棄原因を含むことができる。その他の理由に起因した廃棄原因は図3の第6廃棄原因306等を含むことができる。
【0092】
図5は、実施形態に係る最小発注数量に起因した廃棄原因に対応するアイテム廃棄関連情報提供方法の例示を示す。
【0093】
図5に示された実施形態に係るアイテム廃棄関連情報提供方法は、実施形態に係る電子装置によって遂行され得る。実施形態に係る電子装置は、図5に示された動作の一部又はすべてを遂行することができる。実施形態に係る電子装置は図5の500段階~506段階のうち一部又はすべてを遂行することができる。
【0094】
実施形態に係る電子装置は、まずアイテム廃棄を確認することができる(500)。
【0095】
実施形態に係る電子装置はアイテムのコードライフおよびアイテムの特定期間内の平均販売量を確認することができる(501)。実施形態に係るコードライフおよびアイテムの特定期間内の平均販売量は実施形態に係るアイテムに対する情報に含まれ得る。すなわち、実施形態に係る電子装置はアイテムに対する情報から該当アイテムのコードライフおよび該当アイテムの特定期間内の平均販売量を確認する。特定期間はアイテムのコードライフに該当する期間であり得る。
【0096】
実施形態に係る電子装置はコードライフおよび特定期間内の平均販売量を積算した値を該当アイテムの最小発注数量(MOQ)と比較することができる(502)。コードライフおよび特定期間内の平均販売量を積算した値は例えば、コードライフに該当する期間の間アイテムに総販売された数量を意味し得る。
【0097】
最小発注数量は例えば、特定期間(例えば、コードライフ)を周期としてアイテムを発注する時、アイテムの最小発注数量であり得る。例えば、特定アイテムが発注して物流センターに入庫される周期が該当アイテムのコードライフの期間であるとすれば、アイテムの最小発注数量とアイテムが該当期間の間販売される販売数量が一致してこそ理想的である。しかし、アイテムのコードライフに該当する期間の間販売される販売量がアイテムの最小発注数量より少ないのであれば、残ったアイテムの数量だけアイテム廃棄が発生し得る。
【0098】
すなわち、実施形態に係る電子装置は、コードライフおよび特定期間内の平均販売量を積算した値が該当アイテムの最小発注数量より大きいか同一の場合、他の廃棄理由を確認することができる(503)。
【0099】
また、実施形態に係る電子装置は、コードライフおよび特定期間内の平均販売量を積算した値が該当アイテムの最小発注数量より少ない場合、アイテムの廃棄理由を過大MOQを該当アイテムの廃棄理由として決定することができる(504)。
【0100】
この場合、実施形態に係る電子装置は、アイテムの廃棄理由を過大MOQを該当アイテムの廃棄理由として決定した場合、アイテムの適正最小発注数量を計算することができ、計算された適正MOQを知らせることができる(505)。すなわち、実施形態に係る電子装置はアイテムの販売量を分析してアイテムが供給業者との交渉のための適正最小発注数量を計算することができる。
【0101】
適正最小発注数量は例えば、アイテムに関する情報から複数の期間(例えば、第1期間および第1期間の後である第2期間)に対する販売量などを確認し、複数の期間に対する販売量から該当アイテムの販売の推移を確認した後、その推移に合うように適正最小発注数量を決定することができる。
【0102】
例えば、実施形態に係る電子装置は適正最小発注数量を計算するために、第1期間に対するアイテムの平均販売量を示す第1平均販売量および第1期間の後である第2期間に対するアイテムの平均販売量を示す第2平均販売量を確認することができる。実施形態に係る電子装置は第2平均販売量が第1平均販売量以下である場合、第1平均販売量および第2平均販売量に基づいてアイテムに対応する適正最小発注数量を計算することができる。
【0103】
実施形態に係る電子装置は、アイテムの廃棄理由を過大MOQを該当アイテムの廃棄理由として決定した場合、アイテムの露出の程度を拡大することができる(506)。例えば、実施形態に係る電子装置は適正最小発注数量を計算するために、第1期間に対するアイテムの平均販売量を示す第1平均販売量および第1期間の後である第2期間に対するアイテムの平均販売量を示す第2平均販売量を確認することができる。例えば、第2平均販売量が第1平均販売量より大きい場合、アイテムの露出優先順位を増加することができる。露出優先順位は例えば、アイテムの検索時に検索結果に露出される位置または使用者に露出されるアイテムの優先順位を意味し得る。例えば、露出優先順位が高いアイテムは、メインページ(main page)に目立つ所に配置される確率が高くなる。例えば、露出優先順位が低いアイテムは、該当アイテムの名称をそのまま検索しないと検索結果から露出しないように設定され得る。
【0104】
実施形態によると、前述したように計算して第2平均販売量が第1平均販売量より大きい場合には、該当アイテムの販売量が増加し続けている趨勢にもかかわらず、依然として適正最小発注数量に及ばない場合であり得る。したがって、実施形態に係る電子装置は第2平均販売量が第1平均販売量より大きい場合、アイテムをメインページに露出させることによって販売量を高めて廃棄を防止することができる。例えば、使用者が訪問する実施形態に係るメインページには、特定アイテムに対する情報を露出する領域(ら)を含むことができる。実施形態に係る電子装置は該当領域に該当アイテム(ら)を露出させて販売を促進させることができる。
【0105】
実施形態に係る電子装置はこのような動作によって、適正最小発注数量または販売量などを調節して効果的にアイテム廃棄を予防または措置できるため、不要な支出を減らすことができる。
【0106】
図6は、実施形態に係る物流センターの瑕疵に起因した廃棄原因に対応するアイテム廃棄関連情報提供方法の例示を示す。
【0107】
図6に示された実施形態に係るアイテム廃棄関連情報提供方法は、実施形態に係る電子装置によって遂行され得る。実施形態に係る電子装置は、図6に示された動作の一部又はすべてを遂行することができる。実施形態に係る電子装置は図6の600段階~605段階のうち一部又はすべてを遂行することができる。
【0108】
実施形態に係る電子装置は、まずアイテム廃棄を確認することができる(600)。
【0109】
実施形態に係る電子装置はアイテムに対する情報から物流センター内のアイテムの荷下ろし完了時刻、アイテムの入庫予定時間、アイテムの荷下ろし量およびアイテムの確認数量を確認することができる(601)。
【0110】
アイテムの荷下ろし完了時刻は例えば、供給業者から該当物流センターに到着して荷下ろし(unload)する場合、荷下ろしが完了した時刻であり得る。例えば、アイテムの荷下ろし完了時刻は供給業者から該当物流センターに特定の発注要請によって特定数量だけ供給を受けて荷下ろしする場合、該当特定数量のアイテムがすべて荷下ろしされた時刻を意味し得る。
【0111】
アイテムの入庫予定時刻は、特定数量のアイテムを荷下ろしした後、物流センター内にすべて進入した時刻を意味し得る。アイテムの荷下ろし量は供給業者から該当物流センターに特定の発注要請によって受信および荷下ろしされた特定数量を意味し得る。アイテムの確認数量(confirmed quantity)は荷下ろしされた特定数量のうちアイテムを実際に入庫したアイテムの数量を意味し得る。すなわちアイテムの確認数量はアイテムが実際に物流センターに問題なく到着したかが確認された後、確認されたアイテムの数量を意味し得る。
【0112】
実施形態に係る電子装置は、該当アイテムの荷下ろし量が該当アイテムの確認数量の特定比率以上であるかどうか(第1条件)を確認することができる(602)。特定比率は例えば、80%であり得る。
【0113】
実施形態に係る電子装置は該当アイテムの荷下ろし量が該当アイテムの確認数量の特定比率より少ない場合(すなわち、第1条件が満足しない場合)、他の廃棄理由を確認(603)することができる。
【0114】
実施形態に係る電子装置は該当アイテムの荷下ろし量が該当アイテムの確認数量の特定比率より大きいか同一の場合(すなわち、第1条件が満足する場合)、アイテムの荷下ろし完了時間およびアイテムの入庫予定時間の差が特定時間(荷下ろし遅延の差の時間)以上であるかどうか(第2条件)を確認することができる(604)。
【0115】
例えば、該当アイテムに供給業者から受信して入庫予定する時刻(すなわち、入庫予定時刻)がD日であるが、アイテムの荷下ろしがD+1日の特定時刻(例えば、午前1時30分)に完了した場合、該当アイテムの廃棄理由を荷下ろし遅延として決定することができる。
【0116】
実施形態に係る電子装置は、アイテムの特性を示す情報を利用して実施形態に係る荷下ろし遅延の差の時間を異なるように判断することができる。例えば、アイテムが明け方配送商品の場合に該当アイテムの入庫予定時刻がD日であるが、アイテムの荷下ろしがD+1日の特定時刻(例えば、午前6時30分)に完了した場合、該当アイテムの廃棄理由を荷下ろし遅延として決定することができる。
【0117】
実施形態に係る電子装置はアイテムの荷下ろし完了時間およびアイテムの入庫予定時間の差が特定時間より小さければ(すなわち、第2条件が満足しない場合)、他の廃棄理由を確認(603)することができる。
【0118】
実施形態に係る電子装置はアイテムの荷下ろし完了時間およびアイテムの入庫予定時間の差が特定時間より大きいか同一である場合(すなわち、第2条件が満足する場合)、該当アイテムの廃棄理由を荷下ろし遅延に起因した廃棄として決定することができる(605)。
【0119】
実施形態に係る電子装置は第1条件および第2条件の順序を変えてアイテムの廃棄原因を確認することができる。
【0120】
図7は、実施形態に係る物流センターの瑕疵に起因した廃棄原因に対応するアイテム廃棄関連情報提供方法の例示を示す。
【0121】
図7に示された実施形態に係るアイテム廃棄関連情報提供方法は、実施形態に係る電子装置によって遂行され得る。実施形態に係る電子装置は、図7に示された動作の一部又はすべてを遂行することができる。実施形態に係る電子装置は図7の700段階~705段階のうち一部又はすべてを遂行することができる。
【0122】
実施形態に係る電子装置は、まずアイテム廃棄を確認することができる(700)。
【0123】
実施形態に係る電子装置はアイテムに対する情報から物流センター内のアイテムの荷下ろし量、アイテムの荷下ろし時刻、アイテムの陳列完了時刻およびアイテムの陳列量を確認することができる(701)。
【0124】
実施形態に係る電子装置は該当アイテムの荷下ろし量がアイテムの陳列量より多いかどうか(第3条件)を確認することができる(702)。
【0125】
例えば、実施形態に係る電子装置はアイテム廃棄を確認すると、アイテム廃棄が発生した日、該当アイテムを荷下ろしした時刻にアイテムの荷下ろし量を確認し、荷下ろししたアイテムのうちどの程度なされたかを確認することができる。
【0126】
実施形態に係る電子装置は該当アイテムの荷下ろし量がアイテムの陳列量より大きくない場合(すなわち、第3条件が符号しない場合)、他の廃棄理由を確認することができる(703)。すなわち、該当アイテムを荷下ろしした時刻に、荷下ろししたアイテムがすべて陳列されたとすれば、現在廃棄が発生したアイテムは荷下ろし遅延によるものではないことが分かる。
【0127】
一方、アイテムの荷下ろしはなされたが荷下ろししたアイテムがすべて陳列されていない状況で、陳列されていない理由が陳列の遅延によるものであるかそれとも陳列過程で他の理由(例えば、紛失など)があったかを確認する必要がある。したがって、実施形態に係る電子装置は該当アイテムの荷下ろし量がアイテムの陳列量より大きい場合(すなわち、第3条件が符合する場合)、アイテムの陳列完了時刻およびアイテムの荷下ろし時刻の差が特定時間以上であるかどうか(第4条件)をさらに確認してもよい(704)。
【0128】
一方、アイテムは供給業者から直接物流センターに配送を受ける直納の形態で入庫されてもよいが、供給業者から一つ以上の物流センターを経由して目的とする物流センターに入庫されるクロスドック(cross dock)の形態で入庫されてもよい。すなわち、直納は例えばアイテムが供給業者から特定物流センターまで他の物流センター(ら)を経由せずにそのまま入庫される入庫形態を意味する。クロスドックは例えばアイテムが供給業者からそのまま特定の物流センターに入庫されるのではなく、他の物流センターを経由して入庫される入庫形態を意味する。
【0129】
実施形態に係る電子装置は、アイテムにクロスドックの形態で特定物流センターに入庫される場合、アイテムの荷下ろし時刻はアイテムが最初に到達する物流センターに荷下ろしされる時刻であり得る。例えば、特定アイテムが供給業者から第1物流センターに荷下ろしされた後、第1物流センターから第2物流センターに再び配送されて第2物流センターに入庫されたのであれば、第1物流センターに荷下ろしされた時刻が実施形態に係るアイテムの荷下ろし時刻であり得る。また、この場合、アイテムの陳列完了時刻は第2物流センターに実際に入庫されて陳列された時の時間を意味し得る。したがって、アイテムがクロスドックの形態で特定物流センターに入庫される場合には、アイテムの陳列完了時刻およびアイテムの荷下ろし時刻の差は、アイテムが直納の形態で特定物流センターに入庫される場合より大きくてもよい。したがって、図7の704段階で比較する特定時間は、アイテムの発注形態すなわち、アイテムが直納の形態で入庫されるかどうか、アイテムがクロスドックの形態で入庫されるかどうかなどによって異なるように設定され得る。また、アイテムがクロスドックの形態で入庫される場合にも、経由する物流センターの数、経由する物流センターの収容容量、経由する物流センターの間の距離、経由距離、発注するアイテムの発注量、アイテムの配送費用などによって異なるように設定され得る。
【0130】
ここで、アイテムが直納の形態で入庫されるかどうか、アイテムがクロスドックの形態で入庫されるかどうか、アイテムがクロスドックの形態で入庫される場合、経由する物流センターの数、経由する物流センターの収容容量、経由する物流センターの間の距離、経由距離、発注するアイテムの発注量、アイテムの配送費用はアイテムの発注に関する情報に含まれ得る。
【0131】
実施形態に係る電子装置はアイテムの陳列完了時刻およびアイテムの荷下ろし時刻の差が特定時間より少ない場合、他の廃棄理由(例えば、紛失など)を確認することができる(703)。実施形態に係る電子装置はアイテムの陳列完了時刻およびアイテムの荷下ろし時刻の差が特定時間以上の場合、陳列遅延を該当アイテムの廃棄理由として決定することができる(705)。
【0132】
図8は、実施形態に係る物流センターの瑕疵に起因した廃棄原因に対応するアイテム廃棄関連情報提供方法の例示を示す。
【0133】
図8に示された実施形態に係るアイテム廃棄関連情報提供方法は、実施形態に係る電子装置によって遂行され得る。実施形態に係る電子装置は、図8に示された動作の一部又はすべてを遂行することができる。実施形態に係る電子装置は図8の800段階~805段階のうち一部又はすべてを遂行することができる。
【0134】
図8を参照すると、実施形態に係る電子装置はアイテム廃棄を確認(800)することができる。図8の800段階は図5図7のアイテム廃棄を確認する段階に対応し得る。
【0135】
図8を参照すると、実施形態に係る電子装置はアイテムの廃棄理由が陳列遅延によることかを確認(801)することができる。図8の801段階は図7に示された700段階~705段階の一部又はすべてを含むことができる。実施形態に係る電子装置はアイテムの廃棄理由が陳列遅延でない場合、他の廃棄理由を確認(802)することができる。実施形態に係る電子装置はアイテムの廃棄理由が前述した陳列遅延である場合、アイテムに関する情報からアイテムの特定期間内の発注に関する情報を確認することができる。
【0136】
発注に関する情報は例えば、図7で説明した発注に関する情報を含むことができる。すなわち、発注に関する情報は該当アイテムが現在供給業者に発注が進行しているか、活性化(active)されているかどうかを示す発注状態情報、該当アイテムの発注内訳(例えば、発注日、発注量、発注した供給業者に対する情報など)を示す情報、該当アイテムを発注して入庫される物流センターに対する情報などを含むことができる。発注に関する情報は例えば、該当アイテムが直納の形態で入庫されるかまたはクロスドック(cross dock)形態で特定物流センターに入庫されるかを示す情報を含むことができる。
【0137】
実施形態に係る電子装置は、アイテムの廃棄原因を確認した後(800)、アイテムの廃棄原因が物流センター内のアイテムの陳列遅延であることを確認した場合(801)、アイテムの発注に関する情報を確認してアイテムが荷下ろしおよび陳列する過程を簡素化したり時間を短縮するように手続きを変更する必要がある。例えば、アイテムがクロスドックの形態で入庫される場合であって、アイテムが陳列遅延を原因として廃棄が発生したのであれば、アイテムを経由する物流センターの数を減らしたり経由経路を短く変更することができる。
【0138】
したがって、実施形態に係る電子装置はこのような問題の解決のために、発注に関する情報に基づいてアイテムの入庫がクロスドックの形態であるかどうかを確認(804)することができる。アイテムの入庫がクロスドックの形態である場合、実施形態に係る電子装置はアイテムの入庫手続きに関する情報を報告(805)することができる。
【0139】
アイテムの入庫手続きは例えば、アイテムが現在まで入庫される過程を示す過去の入庫手続き情報および改善したアイテムの入庫過程を示す変更入庫手続き情報を含むことができる。過去の入庫手続き情報は例えば、アイテムが経由する少なくとも一つの物流センターに対する情報、アイテムが経由して最終物流センターに到着するまでの総経由距離、各物流センター間の移動距離、各物流センターでのアイテムの入庫および移動数量、アイテムの移動時に必要とされる費用および時間などを含むことができる。
【0140】
すなわち、アイテムの入庫がクロスドックの形態で入庫され、アイテムが廃棄が発生し、該当廃棄原因が陳列遅延である場合、実施形態に係る電子装置はアイテムが入庫される過程で経由する物流センター(ら)を変更することができる。
【0141】
実施形態に係る電子装置はこのような動作によってアイテムが荷下ろしおよび陳列するまでの時間および費用を節約できるため、不要なアイテム廃棄および廃棄による費用を画期的に減らすことができる。
【0142】
図9は、実施形態に係る物流センターの瑕疵に起因した廃棄原因に対応するアイテム廃棄関連情報提供方法の例示を示す。
【0143】
図9に示された実施形態に係るアイテム廃棄関連情報提供方法は、実施形態に係る電子装置によって遂行され得る。実施形態に係る電子装置は、図9に示された動作の一部又はすべてを遂行することができる。実施形態に係る電子装置は図9の900段階~907段階のうち一部又はすべてを遂行することができる。図9を参照すると、実施形態に係る電子装置はアイテム廃棄を確認(900)することができる。図9の900段階は図5図8のアイテム廃棄を確認する段階に対応し得る。
【0144】
実施形態に係る電子装置は、アイテム廃棄が発生した場合、特定の条件を満足するかどうかを確認して、アイテム廃棄発生原因が物流センターの瑕疵に起因した廃棄原因であるか、具体的には、アイテムの廃棄原因が陳列過程での紛失であるかまたは陳列遅延であるかを確認することができる。
【0145】
図9を参照すると、実施形態に係る電子装置は物流センター内のアイテムの荷下ろし量およびアイテムの陳列量を確認(901)することができる。アイテムの荷下ろし量は、特定の発注に基づいて供給業者から伝達されたアイテムを物流センターが受信して荷下ろししたアイテムの数量を意味し得る。アイテムの陳列量は、該当発注によって荷下ろしして受領したアイテムのうち該当物流センターに陳列されたアイテムの数を意味し得る。アイテムの荷下ろし量および陳列量は特定の発注に基づいて受領したアイテムに対して確認され得る。
【0146】
実施形態に係る電子装置はアイテムの荷下ろし量とアイテムの陳列量を比較(902)することができる。また、実施形態に係る電子装置は実施形態に係る電子装置はアイテムの陳列完了時刻およびアイテムの荷下ろし時刻(荷下ろし完了時刻)を確認し、アイテムの陳列完了時刻およびアイテムの荷下ろし時刻の差が特定時間以上であるかどうかを確認(904)することができる。
【0147】
例えば、実施形態に係る電子装置はアイテムの荷下ろし量がアイテムの陳列量と同一または少ない場合、またはアイテムの陳列完了時刻およびアイテムの荷下ろし時刻の差が特定時間未満の場合には、まだ該当発注に基づいて受領したアイテムが荷下ろしおよび陳列過程で紛失した場合であるか、陳列に遅延が発生した場合ではないので、他の廃棄理由を確認(903)することができる。
【0148】
例えば、実施形態に係る電子装置は、アイテムの荷下ろし量がアイテムの陳列量より多く、アイテムの陳列完了時刻およびアイテムの荷下ろし時刻の差が特定時間以上の場合、該当発注に基づいて受領したアイテムが荷下ろしおよび陳列過程で紛失した場合もあれば、まだ荷下ろしが完了したアイテムのうち一部が物流センター内に陳列されていない場合もある。すなわち、この場合には陳列過程での紛失がアイテムの廃棄理由であってもよく、荷下ろしまたは陳列遅延がアイテムの廃棄理由であってもよい。
【0149】
したがって、実施形態に係る電子装置は、アイテム廃棄時刻および廃棄されたアイテムの入庫予想時刻の差が特定時間以上であるかどうかをさらに確認(905)することができる。実施形態に係る電子装置はアイテム廃棄時刻および廃棄されたアイテムの入庫予想時刻の差が特定時間以上の場合、該当アイテムは入庫が予定されているにも関わらず陳列が遅延したし、廃棄が発生したことから見てアイテムが陳列過程で紛失されたのであり、これによってアイテムが廃棄されたと確認することができる。したがって、実施形態に係る電子装置はアイテム廃棄時刻および廃棄されたアイテムの入庫予想時刻の差が特定時間以上の場合には、該当アイテムの廃棄原因を陳列過程での紛失として決定(906)することができる。一方、実施形態に係る電子装置はアイテム廃棄時刻および廃棄されたアイテムの入庫予想時刻の差が特定時間より少ない場合には、他の廃棄原因を確認(903)することができる。
【0150】
図10は、アイテムのアンドン(andon)またはデバッジ(debadge)に起因した廃棄原因に対応するアイテム廃棄関連情報提供方法の例示を示す。
【0151】
図10に示された実施形態に係るアイテム廃棄関連情報提供方法は、実施形態に係る電子装置によって遂行され得る。実施形態に係る電子装置は、図10に示された動作の一部又はすべてを遂行することができる。実施形態に係る電子装置は図10の1000段階~1006段階のうち一部又はすべてを遂行することができる。図10を参照すると、実施形態に係る電子装置はアイテム廃棄を確認(1000)することができる。図10の1000段階は図5図9のアイテム廃棄を確認する段階に対応し得る。
【0152】
実施形態に係る電子装置は、アイテム廃棄が発生した場合、特定の条件を満足するかどうかを確認して、アイテム廃棄発生原因がアンドン(andon)またはデバッジ(debadge)に起因した廃棄原因であるかを確認することができる。
【0153】
実施形態に係る電子装置は、アイテムの販売状態情報を確認(1001)することができる。販売状態情報は例えば、期間別アイテムの販売量、期間別アイテムの出庫状態、期間別アイテムの販売状態、特定期間(例えば、1日、1週間など)の間物流センターがアイテムを出庫できる最大出庫可能量を含むことができる。
【0154】
期間別アイテムの販売状態は例えば、該当アイテムが特定期間で問題が発生したか、販売できない事情が発生してアイテムが販売できないかどうかを示す。実施形態に係る電子装置は、アイテム廃棄が発生した場合、期間別アイテムの販売状態を利用してアイテム廃棄発生原因がアンドンであるかどうかを決定することができる。
【0155】
期間別アイテムの出庫状態は例えば、一つ以上の物流センターが特定期間内に該当アイテムを出庫できる最大出庫可能量に基づいて、現在アイテムが物流センターから出庫できるかどうかを示す情報であり得る。実施形態に係る電子装置は、アイテム廃棄が発生した場合、期間別アイテムの出庫状態および一つ以上の物流センターの最大出庫可能量、アイテムの期間別販売量に基づいてアイテム廃棄発生原因がデバッジであるかどうかを決定することができる。
【0156】
実施形態に係る電子装置は、アイテムの販売状態情報がアンドン状態であるかどうかを確認(1002)することができる。具体的には、電子装置はアイテム廃棄が発生した場合、特定区間の期間内のアイテムの販売状態情報を確認することができる。電子装置は、特定区間の期間内のアイテムの販売状態がアンドン状態であることを確認した場合、アイテムのアンドンに起因した廃棄理由を確認(1003)することができる。電子装置は、特定区間の期間内にアイテムの販売状態がアンドン状態がない場合、アイテムのアンドンに起因した廃棄理由以外の他の廃棄理由を確認することができる。(1004~1006)
【0157】
例えば、特定区間内にアイテムの販売状態がアンドン状態であり、アンドン状態が連続して特定期間の間持続してきたか、アンドン状態が現在まで持続している場合には、該当アイテムの廃棄理由をアンドンに起因した廃棄理由として決定することができる。例えば、特定区間内にアイテムの販売状態がアンドン状態であり、アンドン状態がアイテムのコードライフより長く持続しているか、アンドン状態が最初に発生した日から現在日までの期間がアイテムのコードライフより長い場合には、該当アイテムの廃棄理由をアンドンに起因した廃棄理由として決定することができる。
【0158】
実施形態に係る電子装置は、アイテムの出庫状態情報がデバッジ状態であるかどうかを確認(1004)することができる。具体的には、電子装置はアイテム廃棄が発生した場合、特定区間の期間内のアイテムの出庫状態情報を確認することができる。電子装置は、特定区間の期間内のアイテムの出庫状態がデバッジ状態であることを確認した場合、アイテムのデバッジに起因した廃棄理由を確認(1005)することができる。電子装置は、特定区間の期間内にアイテムのデバッジ状態がない場合、他の廃棄理由を確認することができる。(1006)
【0159】
例えば、特定区間内にアイテムの販売状態がデバッジ状態であり、デバッジ状態が連続して特定期間の間持続してきたか、デバッジ状態が現在まで持続している場合には、該当アイテムの廃棄理由をアンドンに起因した廃棄理由として決定することができる。例えば、特定区間内にアイテムの販売状態がアンドン状態であり、アンドン状態がアイテムのコードライフより長く持続しているか、アンドン状態が最初に発生した日から現在日までの期間がアイテムのコードライフより長い場合には、該当アイテムの廃棄理由をアンドンに起因した廃棄理由として決定することができる。
【0160】
実施形態に係る電子装置はアイテムの特定期間内の販売量および物流センター内のアイテムの最大出庫可能量を示す情報に基づいて、アイテムのデバッジに起因した廃棄の可否を判断することができる。例えば、アイテムの特定期間(例えば、1日、1週間または1時間単位で確認してもよい)内に販売量が過度に多いためアイテムの特定期間内の最大出庫可能量を超過すると、電子装置は該当アイテムの出庫状態を活性化状態からデバッジ状態に設定することができる。したがって、実施形態に係る電子装置は、アイテム廃棄が発生した場合、該当アイテムの期間別出庫状態を示す情報および期間別アイテムの販売内訳を示す販売パターン情報を確認することができる。実施形態に係る電子装置は、期間別出庫状態を確認してアイテムの出庫状態がデバッジ状態である期間を確認することができる。電子装置はデバッジ状態である期間に対するアイテム販売量およびデバッジ状態の期間に対するアイテムの最大出庫可能量を確認することができる。電子装置は確認された最大出庫可能量とアイテム販売量の差を確認することができ、確認された差が全体のアイテム廃棄量の特定比率(例えば、30%)以上の場合、該当アイテムの廃棄原因をアイテムのデバッジに起因した廃棄として決定することができる。
【0161】
図11は、実施形態に係るアイテムの販売量予測に関連する廃棄原因に対応するアイテム廃棄関連情報提供方法の例示を示す。
【0162】
図11に示された実施形態に係るアイテム廃棄関連情報提供方法は、実施形態に係る電子装置によって遂行され得る。実施形態に係る電子装置は、図11に示された動作の一部又はすべてを遂行することができる。実施形態に係る電子装置は図11の1100段階~1105段階のうち一部又はすべてを遂行することができる。図11を参照すると、実施形態に係る電子装置はアイテム廃棄を確認(1100)することができる。図11の1100段階は図5図10のアイテム廃棄を確認する段階に対応し得る。
【0163】
実施形態に係る電子装置は、アイテム廃棄が発生した場合、特定の条件を満足するかどうかを確認して、アイテム廃棄発生原因がアイテムの販売量予測に関連する廃棄原因であるかどうかを確認することができる。
【0164】
実施形態に係る電子装置はアイテムの販売が減少している趨勢であるかまたは増加している趨勢であるかの可否を確認することができ、アイテムの販売が減少している趨勢であれば、アイテムの廃棄原因を販売量予測に関連する廃棄原因として決定することができる。すなわち、アイテムの廃棄原因をアイテム販売量減少として決定することができる。
【0165】
例えば実施形態に係る電子装置は、第1期間に対するアイテムの日別販売量のうち最大販売量を示す第1最大販売量、第1期間の後である第2期間に対するアイテムの日別販売量のうち最大販売量を示す第2最大販売量、第1期間に対するアイテムの平均販売量を示す第1平均販売量および第2期間に対するアイテムの平均販売量を示す第2平均販売量をそれぞれ確認(1101)することができる。実施形態によると、第1期間または第2期間は30日間隔、15日間隔、1週間間隔、3日間隔等の多様な間隔の期間であり得る。第1期間に対するアイテムの日別販売量のうち最大販売量を示す第1最大販売量、第1期間の後である第2期間に対するアイテムの日別販売量のうち最大販売量を示す第2最大販売量、第1期間に対するアイテムの平均販売量を示す第1平均販売量および第2期間に対するアイテムの平均販売量を示す第2平均販売量は例えば、アイテムに対する情報から確認することができる。
【0166】
この場合、例えば電子装置は第2最大販売量が第1最大販売量の特定比率以下であり、第2平均販売量が第1平均販売量の特定比率以下であるかどうかを確認(1102)することができる。もし、第2平均販売量が第1平均販売量の特定比率より大きい場合には、販売量減少と判断されないため、電子装置は販売量減少以外の他の廃棄原因を確認(1103)することができる。もし、第2平均販売量が第1平均販売量の特定比率以下である場合、電子装置は販売量減少を該当アイテムの廃棄原因として決定(1104)することができる。
【0167】
実施形態に係る電子装置は、アイテムの販売量減少を多様な方式で判断することができる。例えば、電子装置はこのようにアイテムの販売量の推移を確認するために二つの期間を算定し、二つの期間の平均販売量および日別最高販売量を確認して減少比率を確認することによってアイテムの販売量減少を確認することができる。他の例として、電子装置は複数個の期間に対してそれぞれ平均販売量または最高販売量を確認して販売量減少を確認することができる。
【0168】
例えば、実施形態に係る電子装置は、少なくとも3個の同一の間隔を有する期間に対する平均販売量または最高販売量を確認することができる。実施形態に係る電子装置は、特定期間とすぐに後続する期間の平均販売量または最高販売量を比較し、後続する期間の平均販売量または最高販売量が特定期間の平均販売量または最高販売量の特定比率以下であるかを確認することができる。実施形態に係る電子装置は、すべての期間に対して二つの期間ずつに分けて減少の有無を確認するとアイテムの販売量減少として判断することができる。
【0169】
例えば、実施形態に係る電子装置は少なくとも3個の同一の間隔を有する期間に対する平均販売量または最高販売量を確認することができる。実施形態に係る電子装置は特定期間とすぐに後続する期間の平均販売量または最高販売量を比較し、後続する期間の平均販売量または最高販売量が特定期間の平均販売量または最高販売量より特定数量だけ少ないかを各期間別に確認することができる。実施形態に係る電子装置はすべての期間に対して二つの期間ずつに分けて減少の有無を確認するとアイテムの販売量減少として判断することができる。
【0170】
さらに、実施形態に係る電子装置は、アイテムの廃棄原因を販売量予測に関連する廃棄原因として確認した場合、特定期間がアイテムの行事(promotion)期間であったかどうかを確認することができる。実施形態に係る電子装置は、販売量予測で確認した特定期間がアイテムの行事期間であったのであれば、アイテムの廃棄原因を販売量予測に関連する廃棄原因内の第5サブ廃棄原因であるプロモーションに起因した廃棄原因(over-estimated promotion)として決定することができる。
【0171】
さらに、実施形態に係る電子装置は、アイテムの廃棄原因を販売量予測に関連する廃棄原因として確認した場合、販売量予測に関連する廃棄原因により廃棄されたアイテム廃棄量を確認することができる。電子装置は確認されたアイテム廃棄量の特定比率だけ既存アイテムの販売予測量に加算又は減算することによって未来のアイテムの販売量を予測することができ、計算された未来のアイテムの販売量を利用してアイテムの供給業者に発注する発注量を決定することができる。
【0172】
実施形態に係る電子装置はこのような構成により、販売量減少に基づくアイテム廃棄を迅速に確認することができる。また、電子装置は販売量減少を特定期間別に分割して計算し、廃棄原因と廃棄量を分析してアイテムの発注量を正確に調節できるようにする。
【0173】
図12は、実施形態に係る電子装置が現在の時点で特定の基準日から始まる基準期間のための発注数量を算定する過程の例示を示す。
【0174】
実施形態に係る電子装置は発注量の算定に必要な多様な情報(例えば、実施形態に係るアイテムに対する情報など)を獲得したり判断したことに基づいて、図12に提示されたフローチャートのような手続きを遂行することができる。
【0175】
図12(a)を参照すると、実施形態に係る電子装置は現在の時点で発注量の算定に関連する期間に対する情報を獲得し、発注量の算定のための基準日および基準日から始まる基準期間を確認することができる。
【0176】
図12(b)を参照すると、実施形態に係る電子装置は発注量の算定のために基準期間の間予想される消費者の需要量に対する情報A、基準期間のための安全在庫需要量に対する情報B、現在の時点の在庫量に対する情報C、既存の発注により現在の時点から基準日まで入庫予定された数量に対する情報D、現在の時点から基準日まで予想される販売量に対する情報Eおよび現在の時点から基準日まで予想される廃棄量Fに対する情報を獲得、確認または判断することができる。
【0177】
この時、現在の時点から基準日までの発注物品に対する消耗量を判断するために、予想される販売量Eまたは予想される廃棄量Fの大きい値を獲得することができる。この時、予想される販売量と予想される廃棄量のうちより大きい値を利用するのは、発注物品が特定の保管類型に対応する物品である点を反映するためであり得る。すなわち、発注物品が特定の保管類型に対応する物品であれば、物流センターが保有した物品の販売のための出庫は販売可能期限または流通期限がはやい順序となるであろうため、予想される販売量と予想される廃棄量のうち大きい値が現在の時点から基準日までの発注物品に対する消耗量として判断され得る。
【0178】
また、基準日での物流センターの発注物品に対する在庫量を判断するために現在の在庫量Cと既存の発注による入庫予定数量Dを足した値を獲得することができ、基準期間の間の需要量を判断するために予想される消費者の需要量Aと安全在庫需要量Bを足した値を獲得することができる。
【0179】
実施形態に係る電子装置は、基準日での発注物品に対する予想保有在庫量を判断するために、現在の在庫量Cと既存の発注による入庫予定数量Dを足した値から予想される販売量Eまたは予想される廃棄量Fのうち大きい値を減算した値と0のうち大きい値K1を獲得することができる。この時、減算した値と0のうち大きい値を利用するのは、基準日で予想される保有在庫量が負数になれない点を反映するためであり得る。
【0180】
実施形態に係る電子装置は基準期間のための発注量を算定するために、消費者の需要量Aと安全在庫需要量Bを足した値から予想保有在庫量を減算した値と0のうち大きい値K2を獲得することができる。この時、減算した値と0のうち大きい値を利用するのは、基準期間のために算定される発注量が負数になれない点を反映するためであり得る。
【0181】
実施形態によると、特定の基準日から始まる基準期間のための発注量を現在の時点で算定するための修飾(数式)は次の通り整理され得る。
【0182】
[数学式1]
発注量=Max([基準期間の間予想される消費者の需要量+基準期間のための安全在庫需要量-Max({現在の時点の在庫量+既存の発注により現在の時点から基準日まで入庫予定された数量-Max(現在の時点から基準日まで予想される販売量、現在の時点から基準日まで予想される廃棄量)}、0)]、0)
【0183】
換言すると、実施形態に係るアイテムの発注数量は、アイテムの特定期間内の予想入庫量およびアイテムに対する安全在庫量を足した値に、アイテムの特定期間内の予想廃棄量およびアイテムに対する最小費用のうち最大値を差し引いた値に基づいて決定され得る。このような動作によって実施形態に係る電子装置は、発注に関連する情報を提供する電子装置が物流センターの発注物品在庫量と発注物品に対する消耗量および需要量を判断して算定した発注量に対する情報を提供する方法を提示して、発注物品に対する発注量を容易に管理できる側面で技術的な効果を有する。
【0184】
図13は、アイテムの過大発注に起因した廃棄原因に対応するアイテム廃棄関連情報提供方法の例示を示す。
【0185】
図13に示された実施形態に係るアイテム廃棄関連情報提供方法は、実施形態に係る電子装置によって遂行され得る。実施形態に係る電子装置は、図13に示された動作の一部又はすべてを遂行することができる。実施形態に係る電子装置は図13の1300段階~1306段階のうち一部又はすべてを遂行することができる。図13を参照すると、実施形態に係る電子装置はアイテム廃棄を確認(1300)することができる。図13の1300段階は図5図11のアイテム廃棄を確認する段階に対応し得る。
【0186】
実施形態に係る電子装置は、アイテム廃棄が発生した場合、特定の条件を満足するかどうかを確認して、アイテム廃棄発生原因がアイテムの販売量予測に関連する廃棄原因であるかどうかを確認することができる。
【0187】
実施形態に係る電子装置は、アイテムに対する情報に含まれたアイテムのコードライフを示す情報およびアイテムの特定期間の平均販売量を示す情報を確認(1301)することができる。アイテムに対する情報に含まれたアイテムのコードライフを示す情報、およびアイテムの特定期間の平均販売量を示す情報は実施形態に係るアイテムに対する情報から確認され得る。
【0188】
実施形態に係る電子装置は、アイテムの発注数量を確認(1302)することができる。すなわち、電子装置は特定の発注によって物流センターで受領したアイテムにおいて、特定の発注の発注数量を確認することができる。
【0189】
実施形態に係る電子装置は、アイテムの発注数量とアイテムの実際の販売数量を比較してアイテムが供給業者に過度に多く発注されてアイテム廃棄が発生したかを確認することができる。
【0190】
例えば、実施形態に係る電子装置は、前述した発注数量がコードライフおよび前記平均販売量の積より大きいかどうかを確認(1303)することができる。すなわち、電子装置はアイテムが実際に販売され得る期間の間アイテムがどの程度販売されたかを確認することができ、確認された販売数量が実際に発注数量より少ないかどうかを確認することができる。
【0191】
実施形態に係る電子装置は、発注数量がコードライフおよび前記平均販売量の積より小さいか同一である場合、過多発注によって該当アイテム廃棄が発生したものではないため、他の廃棄原因を確認(1304)することができる。一方、実施形態に係る電子装置は、発注数量がコードライフおよび前記平均販売量の積より大きい場合、過大発注を該当アイテムの廃棄原因として決定(1305)することができる。
【0192】
実施形態に係る電子装置は、アイテムの廃棄原因を過大発注を該当アイテムの廃棄原因として決定した場合、アイテムの過大発注を防止するためにアイテムの発注数量を調節することができる。例えば、実施形態に係る電子装置はアイテムの実施形態に係る安全在庫需要量を再調整(1306)することができる。
【0193】
例えば、実施形態に係る電子装置はアイテムのコードライフまたはアイテムが供給業者からアイテムが入庫される周期を先に確認することができる。電子装置はコードライフまたはアイテムの入庫周期に比例してアイテムの安全在庫需要量を決定することができる。さらに、電子装置は、過大発注に基づいてアイテム廃棄が発生した場合(1305)、実際のアイテムの特定期間の間(例えば、コードライフまたはアイテムの入庫周期)の販売量とアイテムの発注数量の差を確認し、確認した差とアイテムの発注量の比率を計算した後、計算された比率だけ安全在庫需要量を減算することによって、安全在庫需要量を調節することができる。
【0194】
図14は、実施形態に係る電子装置の内部構成図の他の例示を示す。
【0195】
図14に示された実施形態に係る電子装置は図1図13で説明した実施形態に係る電子装置を意味し得る。実施形態に係る電子装置は第1廃棄原因確認部1400a、第2廃棄原因確認部1400b、第3廃棄原因確認部1400c、第4廃棄原因確認部1400d、第5廃棄原因確認部1400e、第6廃棄原因確認部1400fのうち少なくとも一つを含むことができる。第1廃棄原因確認部~第6廃棄原因確認部1400 a ~fは、アイテム廃棄を確認することに対応して該当アイテムの廃棄原因をそれぞれのロジックに基づいて実施形態に係る第1廃棄原因~第6廃棄原因のうち一つ以上の廃棄原因を決定する。
【0196】
実施形態に係る第1廃棄原因は図3の最小発注数量に起因した廃棄原因を含むことができ、図4のデザインドスクラップに該当する廃棄原因、過大MOQに該当する廃棄原因を含むことができる。実施形態に係る第1廃棄原因確認部1300aは例えば、アイテムの廃棄原因が実施形態に係る第1廃棄原因であるかを確認するために図5に示された動作を遂行することができる。
【0197】
実施形態に係る第2廃棄原因は図3の物流センターの瑕疵に起因した廃棄原因を含むことができ、図4の物流センターに該当する廃棄原因、荷下ろし遅延、クロスドック荷下ろし遅延、陳列遅延、クロスドック陳列遅延、陳列過程での紛失、またはクロスドック陳列過程での紛失に起因した廃棄原因を含むことができる。実施形態に係る第2廃棄原因確認部1300bは例えば、アイテムの廃棄原因が実施形態に係る第2廃棄原因であるかを確認するために図6図9に示された動作の一部の組み合わせ又はすべてを遂行することができる。
【0198】
実施形態に係る第3廃棄原因は図3のアイテムのアンドン(andon)に起因した廃棄原因を含むことができ、図4の非正常的な理由に該当する廃棄原因のうちアンドンに起因した廃棄原因を含むことができる。実施形態に係る第3廃棄原因確認部1300cは例えば、アイテムの廃棄原因が実施形態に係る第3廃棄原因であるかを確認するために図10に示された動作を遂行することができる。
【0199】
実施形態に係る第4廃棄原因は図3のアイテムのアイテムのデバッジ(debadge)に起因した廃棄原因を含むことができ、図4の非正常的な理由に該当する廃棄原因のうちデバッジに起因した廃棄原因を含むことができる。実施形態に係る第4廃棄原因確認部1300dは例えば、アイテムの廃棄原因が実施形態に係る第4廃棄原因であるかを確認するために図10に示された動作を遂行することができる。
【0200】
実施形態に係る第5廃棄原因は図3のアイテムの販売量予測に関連する廃棄原因を含むことができ、図4の予測に該当する廃棄原因、販売量減少に起因した廃棄原因、プロモーションによる過大予測に起因した廃棄原因、過大予測に起因した廃棄原因を含むことができる。実施形態に係る第5廃棄原因確認部1300eは例えば、アイテムの廃棄原因が実施形態に係る第5廃棄原因であるかを確認するために図11に示された動作を遂行することができる。
【0201】
実施形態に係る第6廃棄原因は図3のアイテムの過大発注に起因した廃棄原因を含むことができ、図4の過大発注に起因した廃棄原因を含むことができる。実施形態に係る第6廃棄原因確認部1300fは例えば、アイテムの廃棄原因が実施形態に係る第6廃棄原因であるかを確認するために図12図13に示された動作を遂行することができる。
【0202】
実施形態に係る電子装置は実施形態に係る第1廃棄原因~第6廃棄原因を優先順位に基づいて決定された廃棄原因確認順にアイテムの廃棄原因を確認することができる。すなわち、実施形態に係る電子装置はアイテムの廃棄原因を廃棄原因確認順に把握できるように実施形態に係る第1廃棄原因確認部~第6廃棄原因確認部1300a~1300fを特定の順序で組み合わせることができる。実施形態に係る第1廃棄原因確認部~第6廃棄原因確認部1300a~1300fは実施形態に係るアイテムに関する情報に基づいてアイテムの廃棄原因を確認することができる。アイテムに関する情報は例えば、アイテムのコードライフ(code life)、前記アイテムの期間別平均販売量を含むことができる。アイテムに関する情報はアイテムに対応する最小発注数量(minimum order quantity)、物流センター内の前記アイテムの荷下ろし完了時刻、前記アイテムの入庫予定時刻、前記アイテムの荷下ろし量および前記アイテムの確認(confirmed)数量、前記物流センター内の前記アイテムの荷下ろし量および前記アイテムの陳列量、特定期間に対する前記アイテムの日別販売量のうち最大販売量特定期間に対するアイテムの平均販売量を示す平均販売量をさらに含むことができる。すなわち、実施形態に係る電子装置は実施形態に係る第1廃棄原因~前記第6廃棄原因を優先順位に基づいて決定された廃棄原因確認順序で前記アイテムの廃棄原因を確認することができる。
【0203】
実施形態に係る電子装置は多様な廃棄原因を分析するための方法を特定の順序または既設定された順序で組み合わせて、廃棄原因を優先順位によって確認することによって廃棄原因を綿密に分析して今後のアイテム廃棄を防止できる効果を提供する。
【0204】
一方、本明細書と図面には本発明の好ましい実施形態について開示され、たとえ特定用語が使われているが、これは単に本発明の技術内容を容易に説明し発明の理解を助けるための一般的な意味で使われたものであり、本発明の範囲を限定しようとするものではない。ここに開示された実施形態の他にも本発明の技術的思想に基づいた他の変形例も実施可能であることは本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に自明である。
【0205】
前述した実施形態に係る電子装置または端末は、プロセッサ、プログラムデータを保存し実行するメモリ、ディスクドライブのような永久保存部(permanent storage)、外部装置と通信する通信ポート、タッチパネル、キー(key)、ボタンなどのような使用者インターフェース装置などを含むことができる。ソフトウェアモジュールまたはアルゴリズムで具現される方法はプロセッサ上で実行可能なコンピュータ読み取り可能なコードまたはプログラム命令であり、コンピュータ読み取り可能な記録媒体上に保存され得る。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体として、マグネチック保存媒体(例えば、ROM(read-only memory)、RAM(random-Access memory)、フロッピーディスク、ハードディスクなど)および光学的読み取り媒体(例えば、CD-ROM(CD-ROM)、ディーブイディー(DVD:Digital Versatile Disc))等がある。コンピュータ読み取り可能な記録媒体はネットワークに連結されたコンピュータシステムに分散されて、分散方式でコンピュータ読み取り可能なコードが保存され実行され得る。媒体はコンピュータによって読み取り可能であり、メモリに保存され、プロセッサで実行され得る。
【0206】
本実施形態は機能的なブロック構成および多様な処理段階で示され得る。このような機能ブロックは特定機能を実行する多様な個数のハードウェアまたは/およびソフトウェア構成で具現され得る。例えば、実施形態は一つ以上のマイクロプロセッサの制御または他の制御装置によって多様な機能を実行できる、メモリ、プロセッシング、ロジック(logic)、ルックアップテーブル(look-up table)などのような直接回路構成を採用することができる。構成要素がソフトウェアプログラミングまたはソフトウェア要素で実行され得るのと同様に、本実施形態はデータ構造、プロセス、ルーチンまたは他のプログラミング構成の組み合わせで具現される多様なアルゴリズムを含み、C、C++、ジャヴァ(Java)、アセンブラ(assembler)などのようなプログラミングまたはスクリプト言語で具現され得る。機能的な側面は一つ以上のプロセッサで実行されるアルゴリズムで具現され得る。また、本実施形態は電子的な環境設定、信号処理、および/またはデータ処理などのために従来技術を採用することができる。「メカニズム」、「要素」、「手段」、「構成」のような用語は広く使われ得、機械的で物理的な構成として限定されるものではない。用語はプロセッサなどと連係してソフトウェアの一連の処理(routines)の意味を含むことができる。
【0207】
前述した実施形態は一例示に過ぎず、後述する請求項の範囲内で他の実施形態が具現され得る。
【0208】
一方、本明細書と図面には本発明の好ましい実施形態について開示され、たとえ特定用語が使われているが、これは単に本発明の技術内容を容易に説明し発明の理解を助けるための一般的な意味で使われたものであり、本発明の範囲を限定しようとするものではない。ここに開示された実施形態の他にも本発明の技術的思想に基づいた他の変形例も実施可能であることは本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に自明である。
図1
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【外国語明細書】