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公報発行日 2022年1月25
公報URL https://ipforce.jp/patent-jp-P_A1-2022-16774 ログイン済みの方はこのURLへ
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【課題】打撃強度によらず付加要素を適用して出力波形データを生成することによって、記憶する波形データの情報量や編集作業時間を短縮させながら、演奏の単調性をごく自然に回避することができる電子演奏装置を提供する。
【解決手段】打撃強度毎の波形データを記憶する記憶手段1と、打撃時の検出信号を送信可能な検出手段2と、検出信号の打撃強度に応じた波形データを出力可能な出力手段3とを具備した電子演奏装置において、記憶手段1は、楽器の打撃強度に応じた基本波形データと、基本波形データとは別に抽出された波形データに基づいて生成され、複数の打撃強度に適用可能な付加要素とを記憶するとともに、出力手段3は、基本波形データに付加要素を付加した出力波形データを出力可能とされたものである。
【選択図】図1
請求項1の発明によれば、楽器の打撃強度に応じた基本波形データと、前記楽器から前記基本波形データとは別に抽出された波形データに基づいて生成され、複数の前記打撃強度に適用可能な付加要素とを記憶するとともに、前記出力手段は、前記基本波形データに付加要素を付加して生成された出力波形データを出力可能とされたので、打撃強度によらず付加要素を適用して出力波形データを生成することによって、記憶する波形データの情報量や編集作業時間を短縮させながら、演奏の単調性をごく自然に回避することができる。
請求項2の発明によれば、付加要素は、同程度の打撃強度で取得された2つの波形データの差異を抽出した差分データに基づき生成されるので、基本波形データに近似しつつ自然な出力波形データを容易に生成することができる。特に、人間や自然楽器が本来有するばらつきを同程度の打撃強度の差分として抽出しているので、かかる差分を基本波形データに付加して出力波形データを生成することにより、楽音の表情を自然に変化させることができる。
請求項3の発明によれば、付加要素は、差分データに所定の係数を乗算して得られるので、生成される出力波形データのバリエーションを増加させてより自然な演奏を行わせることができる。また、係数を乗算するのは、人間や自然楽器が本来有するばらつきを抽出した差分データのみであるから、基本波形データの質感は保持され、出力波形データの質感の劣化は最小限に抑えられる。
請求項4の発明によれば、所定の打撃強度における基本波形データに対し、付加要素を付加するタイミングを任意に変更し、又は音量の増減を伴うエンベロープ処理若しくは所定の音域のみ付加要素を付加するフィルタ処理を行って近似した種々の出力波形データを生成するので、生成される出力波形データのバリエーションをより一層向上させることができるとともに、基本波形データそのものにフィルタ処理を行って変化を与える手法に比べ楽音の質感の劣化が格段に抑えられる。
請求項5の発明によれば、出力手段は、付加要素を付加して生成された複数の出力波形データをランダム又は予め設定した通りに出力可能とされたので、演奏時に適切な出力波形データを円滑に出力させることができる。
請求項6の発明によれば、検出手段は、打撃部の打撃される部位、打撃される時間的な間隔、打撃部に付与された圧力など打撃部に対する打撃強度とは異なる演奏時の種々パラメータを検出し、その検出値に基づいて付加要素を構成して出力波形データを生成するので、楽器本来のふるまいに合わせた自然な出力波形データの変化を得ることができる。
請求項7の発明によれば、記憶手段は、複数の付加要素が記憶されるとともに、打撃部の打撃強度に応じて適用される付加要素が選択されるので、打撃強度に応じた適切な出力波形データを出力させることができる。
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