(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022168074
(43)【公開日】2022-11-04
(54)【発明の名称】サーバ装置、プログラム、及び配送システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/08 20120101AFI20221027BHJP
【FI】
G06Q10/08
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022141962
(22)【出願日】2022-09-07
(62)【分割の表示】P 2018081602の分割
【原出願日】2018-04-20
(71)【出願人】
【識別番号】000003562
【氏名又は名称】東芝テック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】川本 剛士
(57)【要約】
【課題】商品の受取形式を顧客が選択することができるサーバ装置、及びプログラムを提供する。
【解決手段】サーバ装置は、第1受信手段と、第1抽出手段と、算出手段と、送信手段とを備える。前記第1受信手段と、販売対象の商品を特定する商品コードを受信する。前記第1抽出手段と、流通経路の各拠点に保管されている各商品の在庫数を記憶する拠点別在庫情報に基づいて、前記第1受信手段が受信した前記商品コードの商品がある前記拠点を抽出する。前記算出手段と、各拠点から、商品を受け取る各受取場所までの配送時間を記憶する配送時間情報に基づいて、前記第1抽出手段が抽出した前記拠点から配送された商品が前記受取場所で顧客に受け渡し可能になる受渡可能日時を算出する。前記送信手段と前記受取場所と、当該受取場所で商品を受け渡し可能になる前記受渡可能日時との一覧を送信する。
【選択図】
図9
【特許請求の範囲】
【請求項1】
販売対象の商品を特定する商品コードを受信する第1受信手段と、
流通経路の各拠点に保管されている各商品の在庫数を記憶する拠点別在庫情報に基づいて、前記第1受信手段が受信した前記商品コードの商品がある前記拠点を抽出する第1抽出手段と、
各拠点から、商品を受け取る各受取場所までの配送時間を記憶する配送時間情報に基づいて、前記第1抽出手段が抽出した前記拠点から配送された商品が前記受取場所で顧客に受け渡し可能になる受渡可能日時を算出する算出手段と、
前記受取場所と、当該受取場所で商品を受け渡し可能になる前記受渡可能日時との一覧を送信する送信手段と、
を備えるサーバ装置。
【請求項2】
顧客ごとに一又は複数の前記受取場所が登録された受取場所情報から、前記商品コードが示す前記商品を販売する顧客の前記受取場所を抽出する第2抽出手段を更に備え、
前記算出手段は、前記第1抽出手段が抽出した前記拠点から、前記第2抽出手段が抽出した前記受取場所で商品を受け渡し可能になる前記受渡可能日時を算出する、
請求項1に記載のサーバ装置。
【請求項3】
前記送信手段が送信した一又は複数の前記受取場所から選択された前記受取場所と、当該受取場所の前記受渡可能日時以降の日時が指定された受取日時とを含む受取指定情報を受信する第2受信手段と、
前記第2受信手段が受信した前記受取指定情報の前記受取場所と、当該受取場所で商品が受け取られる受取日時とを登録する登録する登録手段とを更に備える、
請求項1又は2に記載のサーバ装置。
【請求項4】
一の前記受取場所に対して前記商品を配送可能な前記拠点が複数あることを条件に、前記配送時間に基づいて前記拠点を選択する選択手段を更に備え、
前記送信手段は、前記選択手段が選択した前記拠点から前記受取場所で商品を受け渡し可能になる前記受渡可能日時の一覧を送信する、
請求項1乃至3の何れか一項に記載のサーバ装置。
【請求項5】
前記受取場所を設定する受取場所設定情報を受信する第3受信手段を更に備える、
請求項1乃至4の何れか一項に記載のサーバ装置。
【請求項6】
コンピュータを、
販売対象の商品を特定する商品コードを受信する第1受信手段と、
流通経路の各拠点に保管されている各商品の在庫数を記憶する拠点別在庫情報に基づいて、前記第1受信手段が受信した前記商品コードの商品がある前記拠点を抽出する第1抽出手段と、
各拠点から、商品を受け取る各受取場所までの配送時間を記憶する配送時間情報に基づいて、前記第1抽出手段が抽出した前記拠点から配送された商品が前記受取場所で顧客に受け渡し可能になる受渡可能日時を算出する算出手段と、
前記受取場所と、当該受取場所で商品を受け渡し可能になる前記受渡可能日時との一覧を送信する送信手段と、
として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、サーバ装置、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、Webサイトを用いて受注して顧客に商品を配送するインターネットショッピングと呼ばれている販売方式が知られている。インターネットショッピングが広く普及したことにより、商品の再配送による配送者の負担が増大している。
【0003】
商品の再配送を低減させるためには顧客が商品を受け取りやすくする必要がある。そこで、顧客のライフスタイルに合わせた商品受取を可能とする技術の構築が求められている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、商品の受取形式を顧客が選択することができるサーバ装置、及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態のサーバ装置は、第1受信手段と、第1抽出手段と、算出手段と、送信手段とを備える。前記第1受信手段と、販売対象の商品を特定する商品コードを受信する。前記第1抽出手段と、流通経路の各拠点に保管されている各商品の在庫数を記憶する拠点別在庫情報に基づいて、前記第1受信手段が受信した前記商品コードの商品がある前記拠点を抽出する。前記算出手段と、各拠点から、商品を受け取る各受取場所までの配送時間を記憶する配送時間情報に基づいて、前記第1抽出手段が抽出した前記拠点から配送された商品が前記受取場所で顧客に受け渡し可能になる受渡可能日時を算出する。前記送信手段と前記受取場所と、当該受取場所で商品を受け渡し可能になる前記受渡可能日時との一覧を送信する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】
図1は、本実施形態にかかる配送システムの一例を示す説明図である。
【
図2】
図2は、拠点端末のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【
図3】
図3は、配送管理サーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【
図4】
図4は、拠点別在庫テーブルのデータ構成の一例を示す説明図である。
【
図5】
図5は、配送時刻表テーブルのデータ構成の一例を示す説明図である。
【
図6】
図6は、配送時間テーブルのデータ構成の一例を示す説明図である。
【
図7】
図7は、受取場所テーブルのデータ構成の一例を示す説明図である。
【
図8】
図8は、顧客端末のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【
図9】
図9は、配送システムの各種装置が備える特徴的な機能構成の一例を示すブロック図である。
【
図10】
図10は、顧客端末の表示操作部が表示した受取場所設定画面の一例を示す説明図である。
【
図11】
図11は、配送登録処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、添付図面を参照して、サーバ装置、及びプログラムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、サーバ装置、及びプログラムの一実施形態であって、その構成や仕様等を限定するものではない。本実施形態のサーバ装置、及びプログラムは、インターネットショッピングにおける配送システムの配送管理サーバへの適用例である。
【0008】
図1は、本実施形態にかかる配送システム1の一例を示す説明図である。配送システム1は、インターネットショッピングにおいて、顧客に商品を配送するシステムである。配送システム1は、拠点端末10と、配送管理サーバ20と、顧客端末30とを備えている。拠点端末10と、配送管理サーバ20とは、インターネットやVPN(Virtual Private Network)等のネットワークを介して通信可能に接続されている。また、配送管理サーバ20と、顧客端末30とは、インターネット等のネットワークを介して通信可能に接続されている。また、
図1に示す配送システム1には、複数台の拠点端末10と、一台の配送管理サーバ20と、一台の顧客端末30とが記載されているが、各装置の台数は限定しない。
【0009】
拠点端末10は、商品の流通経路における各拠点に設置される例えばパーソナルコンピュータやサーバ装置である。拠点とは、例えば、生産工場や、物流業者の倉庫や、販売業者の倉庫や、店舗等である。拠点端末10は、設置されている拠点の商品ごとの在庫数を管理する。また、拠点端末10は、商品ごとの在庫数を示す在庫情報108(
図2参照)を配送管理サーバ20に送信する。
【0010】
配送管理サーバ20は、インターネットショッピングにおける商品の配送を管理するサーバ装置である。配送管理サーバ20は、複数台のサーバ装置等により形成されていてもよい。また、配送管理サーバ20は、ハードウェアやソフトウェア等のコンピュータ資源を提供するクラウドサービス等により提供されるものであってもよい。
【0011】
配送管理サーバ20は、受注した商品の在庫が各拠点にあるかを判定する。配送管理サーバ20は、在庫が有る場合に、顧客が設定した受取場所で、拠点から配送された商品を受け渡すことができる受渡可能日時を算出する。そして、配送管理サーバ20は、受取場所ごとに受渡可能日時が示された受渡一覧情報を顧客端末30に送信する。また、配送管理サーバ20は、顧客端末30で指定された受取場所及び受取日時に商品を配送することを登録する。
【0012】
顧客端末30は、顧客が使用する例えばパーソナルコンピュータやスマートフォンやタブレット端末である。顧客端末30は、配送管理サーバ20から受信した受渡一覧情報に基づいて、受取場所ごとに受渡可能日時が提示された受取場所一覧を表示させる。そして、顧客端末30は、操作により指定された受取場所及び受取日時を配送管理サーバ20に送信する。
【0013】
また、顧客端末30は、受取場所を設定する操作を受け付ける。ここで、受取場所には、例えばコンビニエンスストアの特定の店舗や、駅等に設置された宅配ボックスや、商品を販売している店舗や、自宅等を設定することができる。コンビニエンスストアは、コンビニエンスストアによる商品受取サービスを利用して商品を受け取ることを示している。宅配ボックスは、宅配物が入れられる収納箱を利用して商品を受け取ることを示している。店舗は、商品を販売している店舗まで顧客が商品を受け取りに行くことを示している。自宅は、宅配便を利用して自宅で商品を受け取ることを示している。
【0014】
次に、配送システム1の各種装置のハードウェア構成について説明する。
【0015】
図2は、拠点端末10のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。拠点端末10は、制御部101と、記憶部102と、通信インタフェース103と、表示部104と、操作部105とを備える。これら各部は、データバスやアドレスバス等のシステムバス106を介して相互に接続している。
【0016】
制御部101は、拠点端末10の全体の動作を制御し、拠点端末10が有する各種の機能を実現するコンピュータである。制御部101は、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)とを備える。CPUは、拠点端末10の動作を統括的に制御する。ROMは、電力が供給されていなくても各種データを保持する不揮発性の記憶媒体である。RAMは、指定した領域に対してデータを読み書き可能な記憶媒体である。そして、CPUは、RAMをワークエリア(作業領域)としてROM又は記憶部102等に格納されたプログラムを実行する。
【0017】
記憶部102は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などの記憶装置である。記憶部102は、制御プログラム107と、在庫情報108とを記憶する。
【0018】
制御プログラム107は、オペレーティングシステムや、拠点端末10が備えている機能を発揮させるためのプログラムである。制御プログラム107には、本実施形態に係る特徴的な機能を発揮させるプログラムが含まれる。
【0019】
在庫情報108は、拠点端末10が管理対象にしている拠点に保管されている商品ごとの在庫数を示す情報である。
【0020】
通信インタフェース103は、ネットワークを介して、配送管理サーバ20等と通信するためのインタフェースである。
【0021】
表示部104は、例えば液晶ディスプレイ等の表示装置である。操作部105は、例えばキーボードやマウス等の入力装置である。
【0022】
図3は、配送管理サーバ20のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。配送管理サーバ20は、制御部201と、記憶部202と、通信インタフェース203と、表示部204と、操作部205とを備える。これら各部は、データバスやアドレスバス等のシステムバス206を介して相互に接続している。
【0023】
制御部201は、配送管理サーバ20の全体の動作を制御し、配送管理サーバ20が有する各種の機能を実現するコンピュータである。制御部201は、CPUと、ROMと、RAMとを備える。CPUは、配送管理サーバ20の動作を統括的に制御する。ROMは、電力が供給されていなくても各種データを保持する不揮発性の記憶媒体である。RAMは、指定した領域に対してデータを読み書き可能な記憶媒体である。そして、CPUは、RAMをワークエリア(作業領域)としてROM又は記憶部202等に格納されたプログラムを実行する。
【0024】
記憶部202は、HDDやSSDなどの記憶装置である。記憶部202は、制御プログラム207と、拠点別在庫テーブル208と、配送時刻表テーブル209と、配送時間テーブル210と、受取場所テーブル211とを記憶する。
【0025】
制御プログラム207は、オペレーティングシステムや、配送管理サーバ20が備えている機能を発揮させるためのプログラムである。制御プログラム207には、本実施形態に係る特徴的な機能を発揮させるプログラムが含まれる。
【0026】
拠点別在庫テーブル208は、流通経路の各拠点に保管されている各商品の在庫数を記憶する情報テーブルである。ここで、
図4は、拠点別在庫テーブル208のデータ構成の一例を示す説明図である。拠点別在庫テーブル208は、拠点コードと、商品コードと、在庫数とを関連付けて記憶する。拠点コードは、拠点を識別可能な識別情報である。商品コードは、商品を識別可能な識別情報である。在庫数は、保管されている商品の数量を示す情報である。
【0027】
配送時刻表テーブル209は、拠点から受取場所まで商品を配送する配送車等の配送便の出発日時と、到着日時とを記憶した情報テーブルである。ここで、
図5は、配送時刻表テーブル209のデータ構成の一例を示す説明図である。配送時刻表テーブル209は、拠点コードと、受取場所コードと、各配送便の出発時刻と、各配送便の到着時刻とを関連付けて記憶する。拠点コードは、拠点を識別可能な識別情報である。受取場所コードは、受取場所を識別可能な識別情報である。出発時刻は、各配送便が拠点から出発する時刻を示す情報である。到着時刻は、各配送便が受取場所に到着する時刻を示す情報である。なお、
図5に示す配送時刻表テーブル209は、出発時刻と、到着時刻との両方を記憶しているが、配送日時の算出に両方が不要な場合には何れか一方の時刻を記憶していればよい。また、
図5に示す配送時刻表テーブル209は、拠点から各受取場所に配送することを想定しているが、複数の受取場所を巡る場合には、各受取場所から出発する出発時刻等を記憶していてもよい。
【0028】
配送時間テーブル210は、各拠点から受取場所までの商品の配送にかかる配送時間が示された情報テーブルである。ここで、
図6は、配送時間テーブル210のデータ構成の一例を示す説明図である。配送時間テーブル210は、拠点コードと、受取場所コードと、配送時間情報とを関連付けて記憶する。拠点コードは、拠点を識別可能な識別情報である。受取場所コードは、受取場所を識別可能な識別情報である。配送時間情報は、拠点から受取場所までの商品の配送にかかる配送時間が示された情報である。
【0029】
配送時間情報には、準備時間と、配送便指定と、輸送時間とが含まれている。準備時間は、例えば拠点の倉庫等に保管されている商品を配送車等に積み込むまでにかかる時間を示す情報である。配送便指定は、商品を配送する配送便を指定した情報である。ここで、準備時間経過後であれば任意の配送便に商品を積み込むことができる。そこで、商品を積み込む配送便を「次便」「次々便」等により指定可能になっている。そして、配送便指定は、指定した配送便が出発するまでの待ち時間の算出に用いられる。輸送時間は、配送便が拠点を出発してから受取場所に届くまでの時間を示す情報である。
【0030】
受取場所テーブル211は、顧客ごとに、顧客が任意に設定した一又は複数の受取場所を記憶する情報テーブルである。ここで、
図7は、受取場所テーブル211のデータ構成の一例を示す説明図である。受取場所テーブル211は、顧客コードと、一又は複数の受取場所コードとを関連付けて記憶する。顧客コードは、顧客を識別可能な識別情報である。受取場所コードは、受取場所を識別可能な識別情報である。すなわち、受取場所コードは、顧客が設定した商品の受取場所を示す情報である。
【0031】
通信インタフェース203は、ネットワークを介して、拠点端末10や顧客端末30と通信するためのインタフェースである。
【0032】
表示部204は、例えば液晶ディスプレイ等の表示装置である。操作部205は、例えばキーボードやマウス等の入力装置である。
【0033】
図8は、顧客端末30のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。顧客端末30は、制御部301と、記憶部302と、通信インタフェース303と、表示操作部304とを備える。これら各部は、データバスやアドレスバス等のシステムバス305を介して相互に接続している。
【0034】
制御部301は、顧客端末30の全体の動作を制御し、顧客端末30が有する各種の機能を実現するコンピュータである。制御部301は、CPUと、ROMと、RAMとを備える。CPUは、顧客端末30の動作を統括的に制御する。ROMは、電力が供給されていなくても各種データを保持する不揮発性の記憶媒体である。RAMは、指定した領域に対してデータを読み書き可能な記憶媒体である。そして、CPUは、RAMをワークエリア(作業領域)としてROM又は記憶部302等に格納されたプログラムを実行する。
【0035】
記憶部302は、HDDやSSDなどの記憶装置である。記憶部302は、制御プログラム306を記憶する。制御プログラム306は、オペレーティングシステムや、顧客端末30が備えている機能を発揮させるためのプログラムである。制御プログラム306には、本実施形態に係る特徴的な機能を発揮させるプログラムが含まれる。
【0036】
通信インタフェース303は、ネットワークを介して、顧客端末30等と通信するためのインタフェースである。
【0037】
表示操作部304は、例えばタッチパネルディスプレイである。表示操作部304は、各種画面を表示して、各種操作を受け付ける。
【0038】
次に、配送システム1の各種装置が備える特徴的な機能について説明する。ここで、
図9は、配送システム1の各種装置が備える特徴的な機能構成の一例を示すブロック図である。
【0039】
拠点端末10の制御部101は、記憶部102の制御プログラム107をRAMに展開し、制御プログラム107に従って動作することで、
図9に示す各機能部をRAM上に生成する。具体的には、拠点端末10の制御部101は、機能部として、通信制御部1001、在庫登録部1002、及び在庫通知部1003を備える。
【0040】
通信制御部1001は、通信インタフェース103を制御して、ネットワークに接続された装置との通信を制御する。例えば、通信制御部1001は、配送管理サーバ20との通信を制御する。
【0041】
在庫登録部1002は、拠点にある商品の在庫を在庫情報108に登録する。例えば、在庫登録部1002は、商品コードと、商品の入庫個数とが入力された場合に、在庫情報108において入力された商品コードに関連付けられている在庫数に入庫個数を加算する。また、在庫登録部1002は、商品コードと、商品の出庫個数とが入力された場合に、在庫情報108において入力された商品コードに関連付けられている在庫数から出庫個数を減算する。
【0042】
在庫通知部1003は、在庫情報108を配送管理サーバ20に通知する。例えば、在庫通知部1003は、所定時刻や在庫情報108が変更された場合等に、在庫情報108を通信制御部1001に送信させる。
【0043】
配送管理サーバ20の制御部201は、記憶部202の制御プログラム207をRAMに展開し、制御プログラム207に従って動作することで、
図9に示す各機能部をRAM上に生成する。具体的には、配送管理サーバ20の制御部201は、機能部として、通信制御部2001、在庫管理部2002、受取場所管理部2003、受渡一覧生成部2004、及び配送登録部2005を備える。
【0044】
通信制御部2001は、第1受信手段、第2受信手段、第3受信手段、及び送信手段の一例である。通信制御部2001は、通信インタフェース203を制御して、ネットワークに接続された装置との通信を制御する。例えば、通信制御部2001は、拠点端末10との通信を制御する。また、通信制御部2001は、顧客端末30との通信を制御する。
【0045】
在庫管理部2002は、拠点別在庫テーブル208を管理する。例えば、在庫管理部2002は、通信制御部2001が在庫情報108を受信した場合に、在庫情報108に基づいて、在庫情報108を送信した拠点端末10の拠点コードに関連付けられている在庫数を更新する。例えば、在庫管理部2002は、拠点別在庫テーブル208が記憶する商品コードと在庫数との組み合わせを、在庫情報108に含まれる商品コードと在庫数との組み合わせに変更する。
【0046】
受取場所管理部2003は、受取場所テーブル211を管理する。例えば、在庫管理部2002は、受取場所設定情報を通信制御部2001が受信した場合に、受取場所設定情報に基づいて、受取場所テーブル211に受取場所を設定する。ここで、受取場所設定情報とは、受取場所テーブル211に登録された受取場所の設定を要求する情報である。受取場所設定情報には、顧客コードと、受取場所コードとが含まれている。そこで、受取場所管理部2003は、受取場所設定情報に含まれている顧客コードと、受取場所コードとの組み合わせを受取場所テーブル211に設定する。
【0047】
受渡一覧生成部2004は、第1抽出手段、第2抽出手段、算出手段、及び選択手段の一例である。受渡一覧生成部2004は、各受取場所で商品を受け渡し可能になる受渡可能日時が示された受渡一覧情報を生成する。例えば、インターネットショッピングにおいて商品を販売する取引が成立した場合に、通信制御部2001は、インターネットショッピングで受注したことを示す受注情報を顧客端末30等から受信する。受注情報には、商品を販売した顧客の顧客コードと、販売対象の商品を特定する商品コードとが含まれている。なお、受注情報は、顧客端末30に限らず、他のサーバ装置等が配送管理サーバ20に送信してもよい。
【0048】
受渡一覧生成部2004は、通信制御部2001が受注情報を受信した場合に、受注情報に含まれている顧客コードと、一又は複数の商品コードとを抽出する。受渡一覧生成部2004は、受注情報から抽出した商品コードの商品の在庫がある拠点の拠点コードを拠点別在庫テーブル208から抽出する。また、受渡一覧生成部2004は、受注情報から抽出した顧客コードに関連付けられている受取場所コードを受取場所テーブル211から抽出する。
【0049】
そして、受渡一覧生成部2004は、拠点別在庫テーブル208から抽出した各拠点から、受取場所テーブル211から抽出した各受取場所に商品が届く配送日時を配送時間テーブル210に基づいて算出する。さらに詳しくは、受渡一覧生成部2004は、拠点別在庫テーブル208から抽出した拠点コードと、受取場所テーブル211から抽出した受取場所コードとに関連付けられている配送時間情報を配送時間テーブル210から抽出する。受渡一覧生成部2004は、現在日時に配送時間情報の準備時間を加算する。受渡一覧生成部2004は、準備時間を加算後の日時以降に、受取場所テーブル211から抽出した受取場所コードの受取場所に出発する配送便であって配送時間情報の配送便指定で指定された配送便の出発時刻を配送時刻表テーブル209から抽出する。受渡一覧生成部2004は、準備時間を加算後した日時に、抽出した出発時刻までの待ち時間を加算する。また、受渡一覧生成部2004は、現在日時に準備時間と、待ち時間とを加算した日時に、輸送時間を加算する。これにより、受渡一覧生成部2004は、受取場所に商品が届く配送日時を算出する。
【0050】
また、受渡一覧生成部2004は、拠点別在庫テーブル208から抽出した拠点コードと、受取場所テーブル211から抽出した受取場所コードとの全ての組み合わせについて配送日時を算出する。また、受渡一覧生成部2004は、一の受取場所に対して、複数の拠点から商品を配送可能である場合に、受取場所に商品が届く配送日時、つまり商品の配送にかかる配送時間に基づいて、何れの拠点から商品を配送させるかを選択する。例えば、受渡一覧生成部2004は、最も配送日時の早い拠点を、商品を配送させる拠点に選択する。
【0051】
さらに、受渡一覧生成部2004は、配送されてきた商品を顧客に渡すための準備時間が必要な場合に、任意の受渡準備時間を配送日時に加算して受渡可能日時を算出する。ここで、所定の受取場所の場合には受渡準備時間は不要となる。例えば、受取場所テーブル211に設定された受取場所が自宅の場合、つまり拠点から宅配便で自宅まで商品を配送する場合には、商品の受渡準備は不要となる。そこで、受渡一覧生成部2004は、配送日時を受渡可能日時にする。
【0052】
また、所定の受取場所の場合には、商品を配送する必要がない。例えば、受取場所テーブル211に設定された受取場所が店舗であり、且つ店舗に在庫がある場合には、商品を配送する必要がない。そこで、受渡一覧生成部2004は、現在日時に受渡準備時間を加算した日時を受渡可能日時にする。
【0053】
このようにして、受渡一覧生成部2004は、受取場所テーブル211に設定された受取場所と、受取場所で商品を受け渡し可能になる受渡可能日時との一覧が示された受渡一覧情報を生成する。そして、受渡一覧生成部2004は、生成した受渡一覧情報を、商品を購入した顧客の顧客端末30まで通信制御部2001に送信させる。ここで、通信制御部2001は、受渡一覧情報を顧客端末30に直接送信してもよいし、他の装置を介して顧客端末30に送信してもよい。
【0054】
配送登録部2005は、登録手段の一例である。配送登録部2005は、配送者が商品を配送すべき配送先と、日時とを登録する。すなわち、配送登録部2005は、受渡一覧情報に含まれる受取場所から選択された商品の配送先と、配送先で商品が受け取られる日時とを登録する。さらに詳しくは、受渡一覧情報を受信した顧客端末30は、受取場所設定画面G1(
図10参照)を表示して、受渡一覧情報に含まれる受取場所から商品の配送先となる受取場所を選択させる。さらに、顧客端末30は、選択された商品の受取日時として、受取場所の受渡可能日時以降日時を指定させる。そして、顧客端末30は、受渡一覧情報から選択された受取場所と、受取場所の受渡可能日時以降の日時が指定された受取日時とを含む受取指定情報を送信する。配送登録部2005は、通信制御部2001が受取指定情報を受信した場合に、受取指定情報で指定された受取場所と、受取場所で商品が受け取られる受取日時とを登録する。
【0055】
顧客端末30の制御部301は、記憶部302の制御プログラム306をRAMに展開し、制御プログラム306に従って動作することで、
図9に示す各機能部をRAM上に生成する。具体的には、顧客端末30の制御部301は、機能部として、通信制御部3001、操作制御部3002、表示制御部3003、受取設定部3004、及び受取場所設定部3005を備える。
【0056】
通信制御部3001は、通信インタフェース303を制御して、ネットワークに接続された装置との通信を制御する。例えば、通信制御部3001は、配送管理サーバ20との通信を制御する。
【0057】
操作制御部3002は、表示操作部304を制御して、各種操作を受け付ける。
【0058】
表示制御部3003は、表示操作部304を制御して、各種画面を表示させる。例えば、表示制御部3003は、通信制御部3001が配送管理サーバ20から受信した受渡一覧情報に基づいて、受取場所設定画面G1を表示させる。
【0059】
ここで、
図10は、顧客端末30の表示操作部304が表示した受取場所設定画面G1の一例を示す説明図である。受取場所設定画面G1は、商品の受取場所及び受取日時を設定する画面である。受取場所設定画面G1は、受渡可能一覧G11と、受取場所入力欄G12と、受取日時入力欄G13と、OKボタンG14とが含まれている。受渡可能一覧G11は、受渡一覧情報に含まれている商品の各受取場所で、商品を受け渡す事が可能な受渡可能日時が示された一覧である。受取場所入力欄G12は、商品の受取場所を入力する入力欄である。また、受取場所入力欄G12には、受渡可能一覧G11に表示された受取場所の何れかが入力可能になっている。受取日時入力欄G13は、商品の受取日時を入力する入力欄である。また、受取日時入力欄G13には、受取場所入力欄G12に入力した受取場所の受渡可能日時以降の日時であれば任意の時間が入力可能になっている。なお、受取日時入力欄G13は、任意の時間を入力させる形式に限らず、受取時間を選択させるものであってもよい。OKボタンG14は、受取場所入力欄G12に入力した受取場所で、受取日時入力欄G13に入力した受取日時に商品を受け取ることを設定するボタンである。
【0060】
受取設定部3004は、商品の受取場所と、商品の受取日時とが示された受取指定情報を通信制御部3001に送信させる。例えば、受取設定部3004は、受取場所設定画面G1のOKボタンG14が押下された場合に、受取場所入力欄G12に入力された受取場所と、受取日時入力欄G13に入力された受取日時とを含む受取指定情報を通信制御部3001に送信させる。
【0061】
受取場所設定部3005は、受取場所テーブル211の受取場所を設定する。例えば、受取場所設定部3005は、表示制御部3003が表示して設定画面で、操作制御部3002が受取場所を設定する操作を受け付けた場合に、受取場所を設定する受取場所設定情報を通信制御部3001に送信させる。そして、配送管理サーバ20は、受取場所設定情報を受信した場合に、受取場所設定情報で指定された受取場所を受取場所テーブル211の受取場所に設定する。
【0062】
次に、配送管理サーバ20が実行する配送登録処理について説明する。ここで、
図11は、本実施形態の配送管理サーバ20が実行する配送登録処理の一例を示すフローチャートである。
【0063】
通信制御部2001は、受渡一覧情報の生成を要求する受注情報を受信する(ステップS1)。
【0064】
受渡一覧生成部2004は、受信した受注情報に含まれている顧客コードに関連付けられている受取場所コードを受取場所テーブル211から抽出する(ステップS2)。
【0065】
受渡一覧生成部2004は、拠点別在庫テーブル208に基づいて、受注情報に含まれている商品コードにより特定される商品の在庫がある拠点を抽出する(ステップS3)。
【0066】
受渡一覧生成部2004は、抽出した各拠点から配送した商品が、抽出した受取場所に届く配送日時を算出する(ステップS4)。
【0067】
受渡一覧生成部2004は、商品を配送させる拠点を選択する(ステップS5)。ここで、一の受取場所に対して、商品を配送可能な拠点が複数ある場合には、配送日時が最も早い拠点を選択する。
【0068】
受渡一覧生成部2004は、各受取場所で商品を受け渡すことが可能になる受渡可能日時を算出する(ステップS6)。例えば、受渡一覧生成部2004は、配送日時に受渡準備時間を加算して、受渡可能日時を算出する。但し、受渡一覧生成部2004は、宅配便等の商品の受渡準備が不要な受取場所の場合には配送日時を受渡可能日時にする。
【0069】
受渡一覧生成部2004は、抽出した受取場所と、算出した受渡可能日時とを含む受渡一覧情報を生成する(ステップS7)。
【0070】
通信制御部2001は、生成した受渡一覧情報を送信する(ステップS8)。
【0071】
通信制御部2001は、商品の受取場所と受取日時とが示された受取指定情報を受信したか否かを判定する(ステップS9)。受取指定情報を受信していないことを条件に(ステップS9;No)、配送管理サーバ20は、待機する。
【0072】
受取指定情報を受信したことを条件に(ステップS9;Yes)、配送登録部2005は、受取指定情報で示された受取場所と、受取場所で商品が受け取られる受取日時とを登録する(ステップS10)。
【0073】
以上により配送管理サーバ20は、配送登録処理を終了する。
【0074】
以上のように、本実施形態に係る配送管理サーバ20によれば、通信制御部2001は、インターネットショッピング等において取引が成立した場合に、顧客端末30等から受注情報を受信する。受渡一覧生成部2004は、拠点別在庫テーブル208に基づいて、販売対象の商品がある拠点を抽出する。また、受渡一覧生成部2004は、配送時刻表テーブル209と、配送時間テーブル210とに基づいて、抽出した拠点から受取場所で商品を受け取り可能になる受取可能日時を算出する。そして、受渡一覧生成部2004は、抽出した拠点と、算出した受取可能日時とを含む受渡一覧情報を生成する。さらに、通信制御部2001は、生成した受渡一覧情報を顧客端末30に送信する。そのため、顧客は、受渡一覧情報に基づいて顧客端末30が表示した受取場所設定画面G1で所望の受取場所及び受取日時を設定することができる。よって、本実施形態に係る配送管理サーバ20は、商品の受取形式を顧客が選択することができる。
【0075】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0076】
上記実施形態や変形例の各装置で実行されるプログラムは、各装置が備える記憶媒体(ROM又は記憶部)に予め組み込んで提供するものとするが、これに限らないものとする。例えば、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。さらに、記憶媒体は、コンピュータ或いは組み込みシステムと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝達されたプログラムをダウンロードして記憶又は一時記憶した記憶媒体も含まれる。
【0077】
また、上記実施形態や変形例の各装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよいし、インターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成してもよい。
【符号の説明】
【0078】
1 配送システム
10 拠点端末
20 配送管理サーバ
30 顧客端末
108 在庫情報
208 拠点別在庫テーブル
209 配送時刻表テーブル
210 配送時間テーブル
211 受取場所テーブル
1001、2001、3001 通信制御部
1002 在庫登録部
1003 在庫通知部
2002 在庫管理部
2003 受取場所管理部
2004 受渡一覧生成部
2005 配送登録部
3002 操作制御部
3003 表示制御部
3004 受取設定部
3005 受取場所設定部
【先行技術文献】
【特許文献】
【0079】
【手続補正書】
【提出日】2022-10-04
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0001】
本発明の実施形態は、サーバ装置、プログラム、及び配送システムに関する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、商品の受取形式を顧客が選択することができるサーバ装置、プログラム、及び配送システムを提供することである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0005】
実施形態のサーバ装置は、顧客が物品を受け取る受取場所の指定を受け付けるサーバ装置であって、取得手段と、抽出手段と、第1出力手段と、第1入力手段と、第2入力手段と、を備える。前記取得手段は、顧客情報を取得する。前記抽出手段は、顧客情報と、顧客により設定された複数の受取場所とが関連付けられた受取場所一覧情報に基づいて、前記取得手段により取得された前記顧客情報に関連付けられた前記複数の受取場所を抽出する。前記第1出力手段は、前記抽出手段により抽出された前記複数の受取場所と、当該複数の受取場所のそれぞれで前記物品を受け渡し可能になる受渡可能日時とが関連付けられた一覧情報を、顧客端末に表示させるために出力する。前記第1入力手段は、前記顧客端末で前記複数の受取場所から選択された一つの受取場所の入力を受け付ける。前記第2入力手段は、前記一つの受取場所における前記受渡可能日時以降の受取日時の指定を受け付ける。
【手続補正5】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
顧客が物品を受け取る受取場所の指定を受け付けるサーバ装置であって、
顧客情報を取得する取得手段と、
顧客情報と、顧客により設定された複数の受取場所とが関連付けられた受取場所一覧情報に基づいて、前記取得手段により取得された前記顧客情報に関連付けられた前記複数の受取場所を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された前記複数の受取場所と、当該複数の受取場所のそれぞれで前記物品を受け渡し可能になる受渡可能日時とが関連付けられた一覧情報を、顧客端末に表示させるために出力する第1出力手段と、
前記顧客端末で前記複数の受取場所から選択された一つの受取場所の入力を受け付ける第1入力手段と、
前記一つの受取場所における前記受渡可能日時以降の受取日時の指定を受け付ける第2入力手段と、
を備えるサーバ装置。
【請求項2】
前記複数の受取場所ごとに前記受渡可能日時を算出する算出手段を更に備え、
前記第1出力手段は、前記複数の受取場所と、前記算出手段により算出された前記受渡可能日時とが関連付けられた前記一覧情報を出力する、
請求項1に記載のサーバ装置。
【請求項3】
前記受取場所一覧情報に前記顧客情報ごとに前記複数の受取場所を設定する設定手段を更に備える、
請求項1又は2に記載のサーバ装置。
【請求項4】
前記顧客端末から送信された、前記複数の受取場所が指定された受取場所設定情報を受信する受信手段を更に備え、
前記設定手段は、前記受取場所設定情報に基づいて、前記受取場所一覧情報に前記受取場所を設定する、
請求項3に記載のサーバ装置。
【請求項5】
顧客が物品を受け取る受取場所の指定を受け付けるコンピュータを、
顧客情報を取得する取得手段と、
顧客情報と、顧客により設定された複数の受取場所とが関連付けられた受取場所一覧情報に基づいて、前記取得手段により取得された前記顧客情報に関連付けられた前記複数の受取場所を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された前記複数の受取場所と、当該複数の受取場所のそれぞれで前記物品を受け渡し可能になる受渡可能日時とが関連付けられた一覧情報を、顧客端末に表示させるために出力する第1出力手段と、
前記顧客端末で前記複数の受取場所から選択された一つの受取場所の入力を受け付ける第1入力手段と、
前記一つの受取場所における前記受渡可能日時以降の受取日時の指定を受け付ける第2入力手段と、
として機能させることができるプログラム。
【請求項6】
顧客が物品を受け取る受取場所の指定を受け付けるサーバ装置と、受取場所を指定する顧客端末とを有する配送システムであって、
顧客情報を取得する取得手段と、
顧客情報と、顧客により設定された複数の受取場所とが関連付けられた受取場所一覧情報に基づいて、前記取得手段により取得された前記顧客情報に関連付けられた前記複数の受取場所を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された前記複数の受取場所と、当該複数の受取場所のそれぞれで前記物品を受け渡し可能になる受渡可能日時とが関連付けられた一覧情報を、顧客端末に表示させるために出力する第1出力手段と、
前記顧客端末で前記複数の受取場所から選択された一つの受取場所の入力を受け付ける第1入力手段と、
前記一つの受取場所における前記受渡可能日時以降の受取日時の指定を受け付ける第2入力手段と、
を備える配送システム。