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特開2022-168411情報処理装置、プログラム及び情報処理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022168411
(43)【公開日】2022-11-08
(54)【発明の名称】情報処理装置、プログラム及び情報処理方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 40/08 20120101AFI20221031BHJP
   G16Y 10/50 20200101ALI20221031BHJP
【FI】
G06Q40/08
G16Y10/50
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021073834
(22)【出願日】2021-04-26
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.THUNDERBOLT
(71)【出願人】
【識別番号】513040384
【氏名又は名称】株式会社マネーフォワード
(74)【代理人】
【識別番号】110002789
【氏名又は名称】弁理士法人IPX
(72)【発明者】
【氏名】西方 夏子
【テーマコード(参考)】
5L055
【Fターム(参考)】
5L055BB61
(57)【要約】
【課題】入出金履歴に基づき保険料を決定することを可能とする技術を提供すること。
【解決手段】本発明の一態様によれば、情報処理装置が提供される。この情報処理装置は、取得ステップと、評価ステップと、判定ステップと、金額決定ステップと、表示制御ステップとを実行するように構成される。取得ステップでは、ユーザの入出金履歴情報を取得する。評価ステップでは、入出金履歴情報と、予め記憶された参照情報とに基づき、ユーザの生活スタイルを評価する。入出金履歴情報は、支出項目を含む。判定ステップでは、生活スタイルに基づき健康リスクを判定する。金額決定ステップでは、健康リスクと、参照情報に基づき、保険金額を決定する。表示制御ステップでは、保険金額を表示するように制御する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置であって、
取得ステップと、評価ステップと、判定ステップと、金額決定ステップと、表示制御ステップとを実行するように構成され、
前記取得ステップでは、ユーザの入出金履歴情報を取得し、
前記評価ステップでは、前記入出金履歴情報と、予め記憶された参照情報とに基づき、前記ユーザの生活スタイルを評価し、
前記入出金履歴情報は、支出項目を含み、
前記判定ステップでは、前記生活スタイルに基づき健康リスクを判定し、
前記金額決定ステップでは、前記健康リスクと、前記参照情報に基づき、保険金額を決定し、
前記表示制御ステップでは、前記保険金額を表示するように制御する、
もの。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記参照情報は、前記生活スタイルの評価基準と、前記保険金額の算定基準とを含む、
もの。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置において、
前記金額決定ステップでは、前記健康リスクが高いほど、高い金額になるように前記保険金額を決定する、
もの。
【請求項4】
請求項1~請求項3の何れか1つに記載の情報処理装置において、
変更ステップをさらに実行するように構成され、
前記変更ステップでは、決定された保険料金額に、前記ユーザが加入している保険プランの保険料を変更する、
もの。
【請求項5】
請求項4に記載の情報処理装置において、
前記変更ステップでは、前記金額決定ステップにおいて決定された前記保険金額に、最も近い前記保険金額の保険プランに変更する、
もの。
【請求項6】
請求項1~請求項5の何れか1つに記載の情報処理装置において、
調整ステップをさらに実行するように構成され、
前記評価ステップでは、前記取得ステップにおいて過去に取得された前記入出金履歴情報と、前記取得ステップにおいて新たに取得された前記入出金履歴情報とを比較することにより、前記生活スタイルの変化傾向を評価し、
前記調整ステップでは、前記変化傾向に基づき、前記生活スタイルの評価結果を調整する、
もの。
【請求項7】
請求項6に記載の情報処理装置において、
前記金額決定ステップでは、前記変化傾向に基づき、通知事項を決定し、
前記表示制御ステップでは、前記通知事項を表示するように制御する、
もの。
【請求項8】
請求項6又は請求項7に記載の情報処理装置において、
予測ステップをさらに実行するように構成され、
前記予測ステップでは、前記変化傾向に基づき、前記ユーザの将来における前記保険金額を予測する、
もの。
【請求項9】
請求項6~請求項8の何れか1つに記載の情報処理装置において、
前記取得ステップでは、前記ユーザの位置情報を取得し、
前記評価ステップでは、前記入出金履歴情報と、予め記憶された前記参照情報とに基づき、前記ユーザの行動内容を推定することで前記生活スタイルを評価し、
前記調整ステップでは、前記位置情報から行動履歴を算出し、前記行動履歴と、前記行動内容とが一致する場合、前記健康リスクの判定結果を調整する、
もの。
【請求項10】
プログラムであって、
コンピュータに、請求項1~請求項9の何れか1つに記載の情報処理装置の各ステップを実行させる、
もの。
【請求項11】
情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
取得ステップと、評価ステップと、判定ステップと、金額決定ステップと、表示制御ステップとを備え、
取得ステップでは、ユーザの入出金履歴情報を取得し、
前記評価ステップでは、前記入出金履歴情報と、予め記憶された参照情報とに基づき、前記ユーザの生活スタイルを評価し、
前記入出金履歴情報は、支出項目を含み、
前記判定ステップでは、前記生活スタイルに基づき健康リスクを判定し、
前記金額決定ステップでは、前記健康リスクと、前記参照情報に基づき、保険金額を決定し、
前記表示制御ステップでは、前記保険金額を表示するように制御する、
方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、プログラム及び情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
保険プランの中には、健康診断の結果から被保険者の健康リスクを推定し、保険料に反映させるものがある。特許文献1には、健康診断の結果を用いて保険料を算定する保険設計支援システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-153179号公報特開-
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、健康診断の結果を保険料の算定に反映させるためには、被保険者から健康診断を取得し、個別に内容の精査を行う必要があるとともに、一般に健康診断は年一回程度の間隔で行われるため、現在の被保険者の健康状態が反映されていない場合がある。
【0005】
本発明では上記事情を鑑み、入出金履歴に基づき保険料を決定することを可能とする技術を提供することとした。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、情報処理装置が提供される。この情報処理装置は、取得ステップと、評価ステップと、判定ステップと、金額決定ステップと、表示制御ステップとを実行するように構成される。取得ステップでは、ユーザの入出金履歴情報を取得する。評価ステップでは、入出金履歴情報と、予め記憶された参照情報とに基づき、ユーザの生活スタイルを評価する。入出金履歴情報は、支出項目を含む。判定ステップでは、生活スタイルに基づき健康リスクを判定する。金額決定ステップでは、健康リスクと、参照情報に基づき、保険金額を決定する。表示制御ステップでは、保険金額を表示するように制御する。
【0007】
これにより、入出金履歴に基づき保険料を決定する技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本実施形態に係る情報処理システム1の構成概要を示す図である。
図2】情報処理装置3のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3】情報処理装置3の機能を示す機能ブロック図である。
図4】入出金履歴情報4の一例を示す図である。
図5】生活スタイル6の評価基準の一例を示す図である。
図6】生活スタイル6の評価基準の一例を示す図である。
図7】保険金額8の算定基準の一例を示す図である。
図8】情報処理装置3による情報処理の一例を示すアクティビティ図である。
図9】行動内容61に対する評価基準の一例を示す図である。
図10】健康リスク7の判定結果の一例を示す図である。
図11】算出された健康リスク7の一例を示す図である。
図12】決定された保険金額8の一例を示す図である。
図13】ユーザ端末2に表示される画面の一例を示す図である。
図14】健康リスク7と、保険プランの保障内容とが対応付けられた参照情報5の一例を示す図である。
図15】保険金額8と、保険プランとが対応付けられた参照情報5の一例を示す図である。
図16】ユーザの行動内容61と、ユーザが属する集団の行動内容61の平均とを示す図である。
図17】調整前後の健康リスク7の一例を示す図である。
図18】行動内容61と、位置情報とが対応付けられた場合の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【0010】
ところで、本実施形態に登場するソフトウェアを実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体(Non-Transitory Computer-Readable Medium)として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロード可能に提供されてもよいし、外部のコンピュータで当該プログラムを起動させてクライアント端末でその機能を実現(いわゆるクラウドコンピューティング)するように提供されてもよい。
【0011】
また、本実施形態において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、本実施形態においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、例えば電圧・電流を表す信号値の物理的な値、0又は1で構成される2進数のビット集合体としての信号値の高低、又は量子的な重ね合わせ(いわゆる量子ビット)によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。
【0012】
また、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、及びメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
【0013】
1.ハードウェア構成
第1節では、本実施形態のハードウェア構成について説明する。図1は、本実施形態に係る情報処理システム1の構成概要を示す図である。
【0014】
1.1 情報処理システム1
情報処理システム1は、ユーザ端末2と、情報処理装置3とを備え、これらが電気通信回線を通じて通信可能に構成されている。これらの構成要素についてさらに説明する。
【0015】
1.2 ユーザ端末2
ユーザ端末2は、ユーザが操作するものであり、スマートフォン、タブレット端末、コンピュータ、その他電気通信回線を通じて情報処理装置3にアクセス可能なものであれば、その形態は問わない。ユーザは、保険に加入している被保険者又は保険への加入を検討している者である。
【0016】
ユーザ端末2は、表示部と、入力部と、通信部と、記憶部と、制御部とを有し、これらの構成要素がユーザ端末2の内部において通信バスを介して電気的に接続されている。
【0017】
表示部は、例えば、ユーザ端末2の筐体に含まれるものであってもよいし、外付けされるものであってもよい。表示部は、ユーザが操作可能なグラフィカルユーザインターフェース(Graphical User Interface:GUI)の画面を表示する。このような表示部は、例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイおよびプラズマディスプレイ等の表示デバイスを、ユーザ端末2の種類に応じて使い分けて実施されることが好ましい。ここでは、表示部は、ユーザ端末2の筐体に含まれるものとして説明する。
【0018】
入力部は、ユーザ端末2の筐体に含まれるものであってもよいし、外付けされるものであってもよい。例えば、入力部は、表示部と一体となってタッチパネルとして実施されてもよい。タッチパネルであれば、ユーザは、タップ操作、スワイプ操作等を入力することができる。もちろん、タッチパネルに代えて、スイッチボタン、マウス、QWERTYキーボード等を採用してもよい。すなわち、入力部が、ユーザによってなされた操作入力を受け付ける。当該入力が、命令信号として、通信バスを介して制御部に転送され、制御部が、必要に応じて、所定の制御や演算を実行し得る。
【0019】
通信部、記憶部及び制御部の具体的な説明については、次に説明する情報処理装置3における通信部31、記憶部32及び制御部33の記載を参照されたい。
【0020】
1.3 情報処理装置3
図2は、情報処理装置3のハードウェア構成を示すブロック図である。情報処理装置3は、通信部31と、記憶部32と、制御部33とを有し、これらの構成要素が情報処理装置3の内部において通信バス30を介して電気的に接続されている。各構成要素についてさらに説明する。
【0021】
(通信部31)
通信部31は、USB、IEEE1394、Thunderbolt、有線LANネットワーク通信等といった有線型の通信手段が好ましいものの、無線LANネットワーク通信、LTE/3G等のモバイル通信、Bluetooth(登録商標)通信等を必要に応じて含めてもよい。すなわち、これら複数の通信手段の集合として実施することがより好ましい。すなわち、情報処理装置3は、通信部31を介して、ユーザ端末2とネットワークを介して、種々の情報を通信する。
【0022】
(記憶部32)
記憶部32は、前述の記載により定義される様々な情報を記憶する。これは、例えば、制御部33によって実行される情報処理装置3に係る種々のプログラム等を記憶するソリッドステートドライブ(Solid State Drive:SSD)等のストレージデバイスとして、あるいは、プログラムの演算に係る一時的に必要な情報(引数、配列等)を記憶するランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)等のメモリとして実施されうる。また、これらの組合せであってもよい。
【0023】
特に、記憶部32は、入出金履歴情報4と、行動内容61と、健康リスク7と、参照情報5または、これらを生成するためのプログラム等を記憶する。
【0024】
(制御部33)
制御部33は、情報処理装置3に関連する全体動作の処理・制御を行う。制御部33は、例えば不図示の中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)である。制御部33は、記憶部32に記憶された所定のプログラムを読み出すことによって、情報処理装置3に係る種々の機能を実現する。すなわち、ソフトウェア(記憶部32に記憶されている)による情報処理がハードウェア(制御部33)によって具体的に実現されることで、制御部33に含まれる各機能部(図3参照)として実行されうる。これらについては、次節においてさらに詳述する。なお、制御部33は単一であることに限定されず、機能ごとに複数の制御部33を有するように実施してもよい。またそれらの組合せであってもよい。
【0025】
2.機能構成
本節では、本実施形態の機能構成について説明する。図3は、情報処理装置3の機能を示す機能ブロック図である。前述の通り、ソフトウェア(記憶部32に記憶されている)による情報処理がハードウェア(制御部33)によって具体的に実現されることで、制御部33に含まれる各機能部として実行されうる。
【0026】
具体的には、情報処理装置3(制御部33)は、各機能部として、取得部331と、評価部332と、判定部333と、金額決定部334と、表示制御部335と、変更部336と、調整部337と、予測部338とを備える。
【0027】
(取得部331)
取得部331は、取得ステップを実行可能に構成される。取得部331は、通信部31又は記憶部32を介して情報を取得し、これを作業メモリに読出可能に構成される。特に、取得部331は、ユーザ端末2からネットワーク及び通信部31を介して種々の情報を取得するように構成される。本実施形態では、取得部331が取得した種々の情報は、記憶部32に記憶されるものとして説明する。
【0028】
本実施形態において、取得部331は、ユーザの入出金履歴情報4を取得する。入出金履歴情報4は、ユーザによる金銭の取引を伴う情報を広く含み、具体的には、ユーザの支出情報及び入金情報である。入出金履歴情報4は、例えば、ユーザの銀行口座又は仮想口座の残高及び入出金に関する情報や、クレジットカード、デビットカード、電子マネー、ICカード等の決済情報を含むとともに、支出情報としては、支払日時、支払金額、支出先、購入内容を示す明細等が関連付けられた支出項目41を含む。
【0029】
図4は、入出金履歴情報4の一例を示す図である。図4で示されるように、入出金履歴情報4は、支出が行われた日付、支払金額、支出内容、支払先、決済手段等が識別番号により紐付けられた支出項目41を含む。
【0030】
ここで、取得部331は、いわゆるアカウントアグリゲーション等を使って入出金履歴情報4を取得することができる。取得部331は、外部のAPI(Application Programming Interface)を用いて入出金履歴情報4を取得したり、ユーザのアカウントを預かって入出金履歴情報4を取得したりしてもよく、ユーザのメール情報から購入履歴を含む入出金履歴情報4を取得してもよい。アカウントとは、例えば、ユーザが支出内容を入力可能な家計簿管理アプリである。
【0031】
また、取得部331は、ユーザが加入している保険に関する保険関連情報を取得する。保険関連情報とは、保険名称、被保険者、保険で保証されている内容、給付金額、保障期間、保険料払込期間、支払保険料等である。取得部331は、ネットワークを介して通信可能な保険商品を扱う保険会社の情報処理装置(不図示)より、保険関連情報を受け取ってもよいし、API(Application Programming Interface)を介して保険会社のアプリケーションより、保険関連情報を受け取ってもよい。
【0032】
さらに好ましくは、取得部331は、ユーザの位置情報を取得するように構成される。好ましくは、位置情報は、ユーザの滞在場所と、日時とが紐付けられている。滞在場所におけるユーザの滞在時間が把握可能であることが好ましい。位置情報は、ユーザの行動内容61を特定する場合に有効な情報である。
【0033】
(評価部332)
評価部332は、評価ステップを実行可能に構成される。評価ステップにおいて、評価部332は、入出金履歴情報4と、予め記憶された参照情報5とに基づき、ユーザの生活スタイル6を評価する。具体的な例については、次節でさらに詳述する。
【0034】
参照情報5は、生活スタイル6の評価基準と、保険金額8の算定基準とを含む。図5は、生活スタイル6の評価基準の一例を示す図である。図5には、支出項目41に含まれる商品名、店舗名及び地名等の支出情報と、行動内容61とを対応させたデータベースが示される。支出情報に対応する行動内容61はカテゴリごとに分類される。特に、支出項目41に含まれる店舗名は、ジャンルや場所ごとに分類されるとともに、各ジャンルに応じた生活スタイル6が紐付けられていることが好ましい。評価部332は、かかる情報に基づき、入出金履歴情報4からユーザの行動内容61を推定することが可能となる。
【0035】
図6は、生活スタイル6の評価基準の一例を示す図である。図6で示されるように、図5で示したユーザの行動内容61と、その行動内容61それぞれに対する評価基準を含むデータベースが記憶部32に記憶されている。図7は、保険金額8の算定基準の一例を示す図である。図7の例では、保険プランの金額と、健康リスク7とが対応付けられている。
【0036】
(判定部333)
判定部333は、判定ステップを実行可能に構成される。判定ステップにおいて、判定部333は、取得部331が取得した種々の情報どうしを比較して所定の条件を満たすか否かを判定する。例えば、判定部333は、取得部331が取得した種々のデータと、記憶部32に予め記憶された条件とを比較して、これを満たすか否かを判定することができる。判定部333の判定結果に基づいて、情報処理装置3が異なる処理を実行することができる。具体的な例については次節でさらに詳述する。
【0037】
(金額決定部334)
金額決定部334は、金額決定ステップを実行可能に構成される。金額決定ステップにおいて、金額決定部334は、金額決定部334は、健康リスク7と、参照情報5に基づき、保険金額8を決定する。詳細は次節でさらに詳述する。
【0038】
(表示制御部335)
表示制御部335は、表示制御ステップを実行可能に構成される。表示制御ステップにおいて、表示制御部335は、表示制御ステップを実行可能に構成される。表示制御部335は、記憶部32に記憶された種々の情報又はこれらを含む画面等を、ユーザ端末2で視認可能な態様で表示させる。具体的には、表示制御部335は、画面、画像、アイコン、メッセージ等の視覚情報を、ユーザ端末2の表示部に表示させるように制御する。表示制御部335は、視覚情報をユーザ端末2に表示させるためのレンダリング情報だけを生成してもよい。これにより、表示制御部335は、保険金額8及び通知事項等をユーザ端末2に表示させることができる。
【0039】
(変更部336)
変更部336は、変更ステップを実行可能に構成される。変更ステップにおいて、変更部336は、決定された保険金額8に、ユーザが加入している保険プランの保険金額8を変更する。また、変更部336は、生活スタイル6の評価結果又は健康リスク7の判定結果に基づき、保険プランや保険プランの保障内容を変更してもよい。詳細は後述する。
【0040】
(調整部337)
調整部337は、調整ステップを実行可能に構成される。調整ステップにおいて、調整部337は、記憶部32に予め記憶された条件に基づき、評価部332により算出された評価結果、判定部333により判定された判定結果、を増減させることで、評価結果又は判定結果等を調整する。
【0041】
(予測部338)
予測部338は、予測ステップを実行可能に構成される。予測部338は、種々の情報に基づき、将来におけるユーザの生活スタイル6、健康リスク7、保険金額8等を予測可能である。
【0042】
3.情報処理の詳細
第3節では、アクティビティ図を参照しながら、前述した情報処理装置3の情報処理について説明する。図8は、情報処理装置3による情報処理の一例を示すアクティビティ図である。
【0043】
取得部331は、ユーザの入出金履歴情報4を取得する(A101)。このとき、取得部331は、ユーザの位置情報を取得してもよい。入出金履歴情報4の取得は、例えば、毎月又は毎週実行され、好ましくは、金銭の取引実行に伴い随時行われる。
【0044】
なお、取得部331が取得した入出金履歴情報4の内容を修正した旨の情報をユーザ端末2から取得した場合、記憶部32は、入出金履歴情報4を修正して記憶する。これにより、誤った内容の入出金履歴情報4が取得された場合でも、記憶部32は、修正後の内容で記憶することが可能となる。
【0045】
評価部332は、入出金履歴情報4と、予め記憶された参照情報5とに基づき、ユーザの生活スタイル6を評価する(A102)。具体的には、評価部332は、入出金履歴情報4に含まれる商品名や取引先名等の単語から、各単語に対応する行動内容61が含まれる参照情報5(図5参照)を参照して、ユーザの生活スタイル6を推定する。例えば、入出金履歴情報4に、商品名として「ハンバーガー」が含まれる場合、参照情報5に基づき、行動内容61は「ファーストフードの摂取」であるものとして記憶部32に記憶される。すなわち、評価部332は、入出金履歴情報4と、予め記憶された参照情報5とに基づき、ユーザの行動内容61を推定することで生活スタイル6を評価する。
【0046】
入出金履歴情報4に商品名が含まれていない場合でも、取引先である店舗がピザの専門店である場合、行動内容61はピザを摂取したものとして、記憶されることが好ましい。すなわち、入出金履歴情報4に含まれる商品名が、参照情報5に含まれる情報に完全に一致していない場合でも、取引先名や取引場所、商品名が属するジャンルに基づき、行動内容61が推定可能であることが好ましい。なお、生活スタイル6の評価に際して、機械学習モデルが用いられてもよい。
【0047】
さらに、好ましくは、評価部332は、予め定められた条件に該当する入出金履歴情報4を除外して、ユーザの生活スタイル6を評価する。予め定められた条件とは、例えば、支出額が一定期間における支出額合計の5倍以上であることや、支出内容が税金の支払いであること等である。これにより、日々の生活習慣には関わらない突発的かつ特殊な支出を評価対象から外し、より正確に生活スタイル6を評価することができる。
【0048】
続いて、判定部333は、生活スタイル6に基づき健康リスク7を判定する(A103)。具体的には、判定部333は、評価部332により推定された行動内容61を、行動内容61の種類に応じて数値化することで健康リスク7を判定する。
【0049】
具体的には、行動内容61は、行動内容61が属するカテゴリのスコアに対して、所定の点数が加減されることにより健康リスク7が数値化される。図9は、行動内容61に対する評価基準の一例を示す図である。図9の例では、健康に良い影響をもたらす行動内容61を加点し、悪影響があると考えられる行動内容61に対しては減点する方式を取るが、これに限らず、加算方式で加点される数値が行動内容61の種類によって異なる態様でもよい。この場合、例えば、行動内容61が適度な運動や健康的な食習慣をもたらすものである場合には、予め定められた基準点(例えば、10点)より高く、不摂生な生活習慣に関連するものである場合、10点以下の数値が加点されるように構成される。
【0050】
なお、図9では行動内容61が「食習慣」「運動習慣」「その他生活習慣」で示される3種類のカテゴリに分類され、属するカテゴリに対して数値が加減される態様を例に示したが、行動内容61が複数のカテゴリのスコアの数値を変動させてもよい。例えば、図9において行動内容61が「ジム通い」である場合、運動習慣スコアが2点加点される例が示されるが、運動習慣スコアに加えて、例えば、その他生活習慣スコアが1点加点されてもよい。このように、判定部333は、行動内容61の種類に応じて、健康リスク7を示すスコアを加減することによって、健康リスク7を判定する。
【0051】
図10は、健康リスク7の判定結果の一例を示す図である。また、数値化された各行動内容61は、一定期間ごとに判定部333によってスコアのカテゴリごとに集計される。具体的には例えば、金額決定部334は、1ヶ月間の行動内容61を数値化したものを集計する。なお、集計期間は1ヶ月間に限らず、3ヶ月毎、半年毎、一年毎でもよい。
【0052】
その後、金額決定部334は、健康リスク7と、参照情報5に基づき、保険金額8を決定する(A104)。このとき、ユーザが以前から保険プランに加入し、保険プランに係る支払いを行っている場合は、変更部336によって、金額決定部334によって決定された保険金額8に、ユーザが加入している保険プランの保険金額8を変更される。保険金額8の算定手段は限られないが、金額決定部334は、健康リスク7に応じて保険金額8が異なるように決定する。例えば、金額決定部334は、健康リスク7が高いほど、高い金額になるように保険金額8を決定し、健康リスク7が低いほど保険金額8が低くすることが好ましい。図11は、算出された健康リスク7の一例を示す図である。なお、図11で示されるように、健康リスク7は、例えば、被保険者全体のスコアを対象とした場合のユーザのスコアを偏差値で示される。例えば、金額決定部334は、ユーザのスコアが保険プランに加入している全被保険者の平均より高い場合、健康リスク7が低いものとして、ユーザが支払うべき保険金額8が少なくなるように決定する。
【0053】
図12は、決定された保険金額8の一例を示す図である。図12で示されるように、金額決定部334は、過去の集計期間におけるスコアとの比較に基づき、保険金額8を決定してもよい。図12の例では、金額決定部334は、2021年5月における健康リスク7は35点で示され、前月より6%増加している場合、保険金額8が同じパーセンテージ分だけ前月の保険金額8から減額した金額を2021年5月分の保険金額8とするように決定してもよい。
【0054】
なお、偏差値等の相対的な指標に限らず、絶対的な指標に応じて保険金額8が決定されてもよい。例えば、金額決定部334は、保険金額8が決定ユーザの健康リスク7をスコアで表した場合の数値が100以上119以内である場合、保険金額8を3900円と決定し、スコアが120以上139以内である場合、保険金額8を3800円とするなど、絶対的な数値と、保険金額8の金額とが対応するように決定されてもよい。
【0055】
その後、表示制御部335は、決定された保険金額8をユーザ端末2に表示させる(A105)。図13は、ユーザ端末2に表示される画面の一例を示す図である。図13で示されるように、表示制御部335は、決定された保険金額8をユーザ端末2に表示させるように制御する。
【0056】
以上をまとめると、本実施形態に係る情報処理方法は、次の各ステップを備える。情報処理方法は、情報処理装置3が実行する情報処理方法である。情報処理方法は、取得ステップと、評価ステップと、判定ステップと、金額決定ステップと、表示制御ステップとを備える。取得ステップでは、ユーザの入出金履歴情報4を取得する。評価ステップでは、入出金履歴情報4と、予め記憶された参照情報5とに基づき、ユーザの生活スタイル6を評価する。入出金履歴情報4は、支出項目41を含む。判定ステップでは、生活スタイル6に基づき健康リスク7を判定する。金額決定ステップでは、健康リスク7と、参照情報5に基づき、保険金額8を決定する。表示制御ステップでは、保険金額8を表示するように制御する。
【0057】
4.保険プランの変更処理
上述の例では、健康リスク7が判定された後、保険金額8を決定してユーザ端末2に表示させる例を示したが、A104において、健康リスク7の判定結果に基づき、変更部336は、ユーザが加入している保険プラン又は保険プランの保障内容の変更を行ってもよい。図14は、健康リスク7と、保険プランの保障内容とが対応付けられた参照情報5の一例を示す図である。例えば、前月の健康リスク7が100点であったところ、今月の健康リスク7が120点であった場合、ユーザが支払うべき保険金額8は変更せず、保険プランの保障内容が変更さるように構成されてもよい。すなわち、変更部336は、健康リスク7と、参照情報5とに基づき、ユーザが加入している保険プランの保障内容を変更する。
【0058】
また、別の例として、変更部336は、金額決定部334において決定された保険金額8に、最も近い保険金額8の保険プランに変更してもよい。図15は、保険金額8と、保険プランとが対応付けられた参照情報5の一例を示す図である。図15で示されるように、変更部336は、決定された保険金額8が4000円である場合、4000円の保険金額8に対応する保険プランFに変更し、保険金額8が3500円である場合、保険プランEに保険プランを変更してもよい。
【0059】
5.調整部337による調整処理
A102において、評価部332は、取得部331において過去に取得された入出金履歴情報4と、取得部331において新たに取得された入出金履歴情報4とを比較することにより、生活スタイル6の変化傾向を評価するとともに、調整部337は、変化傾向に基づき、生活スタイル6の評価結果を調整してもよい。具体的には、過去一定期間の行動内容61の推移と、新たに集計した期間における特定の行動内容61の行動回数とを比較して、行動回数が閾値以上変化した場合、調整部337は、評価部332により集計された行動回数をさらに増減させて評価結果を調整してもよい。この場合、調整後の評価結果に基づき、判定部333は、生活スタイル6に基づき健康リスク7を判定する。なおこのとき、金額決定部334は、変化傾向に基づき、閾値以上の変化があった行動内容61に関する通知事項を決定してもよい。
【0060】
また、調整部337は、ユーザによる特定の行動内容61が、他の被保険者の行動内容61と比べて閾値以上の差がある場合、かかる行動内容61に対して重み付けをしてもよい。図16は、ユーザの行動内容61と、ユーザが属する集団の行動内容61の平均とを示す図である。例えば、ユーザと、他の被保険者の平均との差が20%以上の差がある場合に、行動回数を1.2掛ける場合を例に説明する。この場合、図16で示されるように、ユーザによるジャンクフード摂取回数と、ユーザが加入している保険プランの加入者全体のジャンクフード摂取回数との差が40%であるので、調整部337は、ジャンクフード摂取回数の値を1.2掛けることによって、評価結果を調整する。
【0061】
また、判定部333により判定された過去一定期間の健康リスク7の推移と比較して、新たに集計した期間における健康リスク7の値が閾値以上増減した場合、調整部337は、かかる値を一定数加減してもよい。図17は、調整前後の健康リスク7の一例を示す図である。図17に示されるように、調整部337は、条件を満たしたスコアに対して、増減を行うことで調整する。図17の例では、食習慣スコアと、運動習慣スコアとが閾値以上増加した場合の例が示される。このとき、調整部337は、過去の推移と比べたときに変化した値の大小に応じて、該当のスコアをさらに増加させる。すなわち、調整部337は、過去の生活スタイル6と比べて、変化が大きいほど、スコアの調整量を大きくする。これにより、ユーザの生活スタイル6に一定以上の変化が見られた場合、変化結果が保険金額8に反映されやすくなる。
【0062】
さらに、調整部337は、位置情報から行動履歴を算出し、行動履歴と、行動内容61とが一致する場合、健康リスク7の判定結果を調整してもよい。この場合、金額決定部334は、調整後の健康リスク7に基づき、保険金額8を決定する。図18は、行動内容61と、位置情報とが対応付けられた場合の一例を示す図である。図18で示されるように、調整部337は、ユーザの行動内容61と、位置情報が一致した場合、運動習慣スコアを2点加点するように構成される。
【0063】
6.その他
本実施形態に係る情報処理システム1に関して、以下のような態様を採用してもよい。
【0064】
(1)本実施形態の態様は、プログラムであってもよい。プログラムは、コンピュータに、情報処理装置3の各ステップを実行させる。
(2)本実施形態では、参照情報5がルックアップテーブル等のデータベースであるものとし、それに含まれる詳細な項目を説明したが、あくまでも一例でありこの限りではない。さらに、参照情報5は、そもそもルックアップテーブル等のデータベースに限定されず、複数の情報を数学的に関係づけた数理モデルでもよいし、さらに好ましくは、複数の情報の相関性を予め機械学習させた学習済みモデルであってもよい。
(3)予測部338は、変化傾向に基づき、将来における保険金額8を予測し、表示制御部335は、予測結果をユーザ端末2に表示させるように制御してもよい。例えば、図13で示されるように、予測部338は、一定期間における保険金額8の推移に基づき、保険金額8を予測し予測した金額をユーザ端末2に表示させてもよい。
(4)上述の実施形態では、ユーザが支払うべき保険金額8を求める場合を例に説明したが、保険金額8は、ユーザが返金をうけることができる返金金額を示すものであってもよい。
(5)取得部331によって取得された入出金履歴情報4が、特定の条件を満たす場合、表示制御部335は、ユーザ端末2に警告情報を表示させてもよい。これにより、ユーザに対して、入出金履歴情報4の修正を促したり、生活スタイル6の見直しを促したりすることができる。ここで、特定の条件とは、例えば、入出金履歴情報4に含まれる情報から、行動内容61を特定できない場合や、入出金履歴情報4が、過去に評価された生活スタイル6の傾向から大きく外れたものである場合等である。
【0065】
さらに、次に記載の各態様で提供されてもよい。
前記情報処理装置において、前記参照情報は、前記生活スタイルの評価基準と、前記保険金額の算定基準とを含む、もの。
前記情報処理装置において、前記金額決定ステップでは、前記健康リスクが高いほど、高い金額になるように前記保険金額を決定する、もの。
前記情報処理装置において、変更ステップをさらに実行するように構成され、前記変更ステップでは、決定された保険料金額に、前記ユーザが加入している保険プランの保険料を変更する、もの。
前記情報処理装置において、前記変更ステップでは、前記金額決定ステップにおいて決定された前記保険金額に、最も近い前記保険金額の保険プランに変更する、もの。
前記情報処理装置において、調整ステップをさらに実行するように構成され、前記評価ステップでは、前記取得ステップにおいて過去に取得された前記入出金履歴情報と、前記取得ステップにおいて新たに取得された前記入出金履歴情報とを比較することにより、前記生活スタイルの変化傾向を評価し、前記調整ステップでは、前記変化傾向に基づき、前記生活スタイルの評価結果を調整する、もの。
前記情報処理装置において、前記金額決定ステップでは、前記変化傾向に基づき、通知事項を決定し、前記表示制御ステップでは、前記通知事項を表示するように制御する、もの。
前記情報処理装置において、予測ステップをさらに実行するように構成され、前記予測ステップでは、前記変化傾向に基づき、前記ユーザの将来における前記保険金額を予測する、もの。
前記情報処理装置において、前記取得ステップでは、前記ユーザの位置情報を取得し、前記評価ステップでは、前記入出金履歴情報と、予め記憶された前記参照情報とに基づき、前記ユーザの行動内容を推定することで前記生活スタイルを評価し、前記調整ステップでは、前記位置情報から行動履歴を算出し、前記行動履歴と、前記行動内容とが一致する場合、前記健康リスクの判定結果を調整する、もの。
プログラムであって、コンピュータに、前記情報処理装置の各ステップを実行させる、もの。
情報処理装置が実行する情報処理方法であって、取得ステップと、評価ステップと、判定ステップと、金額決定ステップと、表示制御ステップとを備え、取得ステップでは、ユーザの入出金履歴情報を取得し、前記評価ステップでは、前記入出金履歴情報と、予め記憶された参照情報とに基づき、前記ユーザの生活スタイルを評価し、前記入出金履歴情報は、支出項目を含み、前記判定ステップでは、前記生活スタイルに基づき健康リスクを判定し、前記金額決定ステップでは、前記健康リスクと、前記参照情報に基づき、保険金額を決定し、前記表示制御ステップでは、前記保険金額を表示するように制御する、方法。
もちろん、この限りではない。
【0066】
最後に、本発明に係る種々の実施形態を説明したが、これらは、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。当該新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。当該実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0067】
1 :情報処理システム
2 :ユーザ端末
3 :情報処理装置
30 :通信バス
31 :通信部
32 :記憶部
33 :制御部
331 :取得部
332 :評価部
333 :判定部
334 :金額決定部
335 :表示制御部
336 :変更部
337 :調整部
338 :予測部
4 :入出金履歴情報
41 :支出項目
5 :参照情報
6 :生活スタイル
61 :行動内容
7 :健康リスク
8 :保険金額
図1
図2
図3
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