(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022168646
(43)【公開日】2022-11-08
(54)【発明の名称】画像形成装置
(51)【国際特許分類】
B41J 29/38 20060101AFI20221031BHJP
G03G 21/00 20060101ALI20221031BHJP
H04N 1/00 20060101ALI20221031BHJP
【FI】
B41J29/38 104
G03G21/00 398
H04N1/00 885
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021074256
(22)【出願日】2021-04-26
(71)【出願人】
【識別番号】000006150
【氏名又は名称】京セラドキュメントソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100168583
【弁理士】
【氏名又は名称】前井 宏之
(72)【発明者】
【氏名】中島 由雅
【テーマコード(参考)】
2C061
2H270
5C062
【Fターム(参考)】
2C061AQ06
2C061BB08
2C061CG02
2C061CQ04
2C061HJ10
2C061HK19
2C061HK23
2C061HT02
2C061HT07
2C061HT08
2H270KA46
2H270LA70
2H270LA72
2H270MD01
2H270MD02
2H270MD19
2H270ME02
2H270MG03
2H270MG05
2H270MH19
2H270MH21
5C062AA05
5C062AB22
5C062AB40
5C062AB49
5C062AC58
5C062AF06
(57)【要約】
【課題】デバイス電源の十分なオフ時間を確保することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置100は、スリープタイマー60と、モニター部81と、判定部82と、第1計数部83と、延長部84とを備える。スリープタイマー60は、レディー状態S1からスリープ状態S2への移行のタイミングを決定するように設定時間Tcdを計時する。モニター部81は、スリープイン時刻Tinからスリープアウト時刻Toutまでのスリープインアウト間隔Tintをモニターする。判定部82は、スリープインアウト間隔Tintが第1閾値Tthより短いか否かを判定する。第1計数部83は、スリープインアウト間隔Tintが第1閾値Tthより短いと連続判定された回数Mを計数する。延長部84は、第1計数部63による計数の結果が第2閾値Mthより大きい場合にスリープタイマー60の設定時間Tcdを延長する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部のデバイス電源をオン状態にするレディー状態と、前記デバイス電源をオフ状態にするスリープ状態とを切り換えるようにマシン状態を制御する電力制御部と、
前記レディー状態から前記スリープ状態への移行のタイミングを決定するように設定時間を計時するスリープタイマーと、
スリープインアウト間隔をモニターするモニター部と、
前記スリープインアウト間隔が第1閾値より短いか否かを判定する判定部と、
前記スリープインアウト間隔が前記第1閾値より短いと連続判定された回数を計数する第1計数部と、
前記第1計数部による計数の結果が第2閾値より大きい場合に前記スリープタイマーの前記設定時間を延長する延長部と
を備え、
前記スリープインアウト間隔は、前記スリープタイマーが前記設定時間の計時を完了して前記マシン状態が前記レディー状態から前記スリープ状態へ移行するスリープイン時刻から、ある要因に応じて前記マシン状態が前記スリープ状態から前記レディー状態へ移行するスリープアウト時刻までの間隔を示す、画像形成装置。
【請求項2】
前記設定時間が延長された後に前記スリープインアウト間隔が前記第1閾値より長いと連続判定された回数を計数する第2計数部と、
前記第2計数部による計数の結果が第3閾値より大きい場合に前記スリープタイマーの前記設定時間を延長前の時間まで短縮する短縮部と
を更に備えた、請求項1に記載の画像形成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の画像形成装置は、画像形成部と、電力制御部と、スリープタイマーとを備える。画像形成部は、記録媒体に画像を形成する。電力制御部は、画像形成部のデバイス電源をオン状態にするレディー状態と、デバイス電源をオフ状態にするスリープ状態とを切り換えるようにマシン状態を制御する。スリープタイマーは、レディー状態からスリープ状態への移行のタイミングを決定するように設定時間を計時する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の画像形成装置では、スリープ状態からレディー状態への移行を要求する割り込みがスリープタイマーの計時完了と同期して繰り返し発生すると、デバイス電源の十分なオフ時間が確保されず、誤動作が発生する懸念があった。
【0005】
本発明は、デバイス電源の十分なオフ時間を確保することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の画像形成装置は、画像形成部と、電力制御部と、スリープタイマーと、モニター部と、判定部と、第1計数部と、延長部とを備える。前記画像形成部は、記録媒体に画像を形成する。前記電力制御部は、前記画像形成部のデバイス電源をオン状態にするレディー状態と、前記デバイス電源をオフ状態にするスリープ状態とを切り換えるようにマシン状態を制御する。前記スリープタイマーは、前記レディー状態から前記スリープ状態への移行のタイミングを決定するように設定時間を計時する。前記モニター部は、スリープインアウト間隔をモニターする。前記スリープインアウト間隔は、前記スリープタイマーが前記設定時間の計時を完了して前記マシン状態が前記レディー状態から前記スリープ状態へ移行するスリープイン時刻から、ある要因に応じて前記マシン状態が前記スリープ状態から前記レディー状態へ移行するスリープアウト時刻までの間隔を示す。前記判定部は、前記スリープインアウト間隔が第1閾値より短いか否かを判定する。前記第1計数部は、前記スリープインアウト間隔が前記第1閾値より短いと連続判定された回数を計数する。前記延長部は、前記第1計数部による計数の結果が第2閾値より大きい場合に前記スリープタイマーの前記設定時間を延長する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、デバイス電源の十分なオフ時間を確保することができる画像形成装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】実施形態に係る画像形成装置の一例を示すブロック図である。
【
図2】画像形成装置のマシン状態の遷移の一例を示す図である。
【
図3】制御部の処理の一例を示すフローチャートである。
【
図4】制御部の処理の一例を示すタイムチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
【0010】
図1及び
図2を参照して、実施形態に係る画像形成装置100について説明する。
図1は、画像形成装置100の一例を示すブロック図である。
図2は、画像形成装置100のマシン状態の遷移の一例を示す図である。画像形成装置100は、例えばプリンターである。
【0011】
図1に示されるように、画像形成装置100は、印刷エンジン部10、エンジン制御部20、通信部30、操作部40、スリープタイマー60、電力制御部70、制御部80、及び記憶部90を備える。制御部80は、エンジン制御部20、通信部30、操作部40、スリープタイマー60、電力制御部70、及び記憶部90に接続されている。
【0012】
印刷エンジン部10は、画像形成部11を有する。画像形成部11は、記録媒体に電子写真方式で画像を形成する。画像形成部11は、感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、転写装置、及び定着装置を有する。エンジン制御部20は、印刷エンジン部10の動作を制御する。
【0013】
通信部30は、送信部31と、受信部32とを有する。通信部30は、不図示のUSB(Universal Serial Bus)ケーブルを介して、外部のパーソナルコンピューターに接続される。送信部31は、USBパケットを外部へ送信する。受信部32は、外部からUSBパケットを受信する。受信されるUSBパケットは、印刷ジョブのパケット、情報要求のパケットのような種々の内容のパケットを含む。
【0014】
操作部40は、ユーザーからの指示を受け付ける。操作部40は、各種メッセージを表示する表示部を有するタッチパネル41を含む。
【0015】
スリープタイマー60は、設定時間Tcdを計時する。設定時間Tcdは、例えば第1時間Taである。
【0016】
図2に示されるように、画像形成装置100のマシン状態は、レディー状態S1と、スリープ状態S2とを含む。スリープ状態S2は、レディー状態S1に比べて省電力状態である。画像形成装置100のマシン状態は、レディー状態S1及びスリープ状態S2以外の状態を含んでもよい。
【0017】
電力制御部70は、デバイス電源V1をオン状態にするレディー状態S1と、デバイス電源V1をオフ状態にするスリープ状態S2とを切り換えるようにマシン状態を制御する。オンオフ制御されるデバイス電源V1は、例えば画像形成部11の定着装置中のヒーター部に供給される。オンオフ制御されるデバイス電源V1は、タッチパネル41の表示部に更に供給されてもよい。
【0018】
スリープタイマー60は、レディー状態S1からスリープ状態S2への移行のタイミングを決定するように、設定時間Tcdの計時完了時に制御部80へ第1割り込み信号X1を供給する。受信部32は、スリープ状態S2からレディー状態S1への移行のタイミングを決定するように、USBパケットの受信時に制御部80へ第2割り込み信号X2を供給する。
【0019】
記憶部90は、記憶装置を含み、データ及びコンピュータープログラムを記憶する。記憶部90は、半導体メモリーのような主記憶装置と、ハードディスクドライブのような補助記憶装置とを含む。
【0020】
制御部80は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサーを含み、記憶部90に記憶されたコンピュータープログラムを実行することにより、画像形成装置100の各構成を制御する。また、制御部80は、記憶部90に記憶されたコンピュータープログラムを実行することにより、モニター部81、判定部82、第1計数部83、延長部84、第2計数部85、及び短縮部86として機能する。
【0021】
モニター部81は、スリープインアウト間隔Tintをモニターする。スリープインアウト間隔Tintは、スリープイン時刻Tinからスリープアウト時刻Toutまでの間隔を示す。スリープイン時刻Tinは、スリープタイマー60からの第1割り込み信号X1に応じて、マシン状態がレディー状態S1からスリープ状態S2へ移行する時刻である。スリープアウト時刻Toutは、例えば受信部32からの第2割り込み信号X2に応じて、マシン状態がスリープ状態S2からレディー状態S1へ移行する時刻である。
【0022】
判定部82は、スリープインアウト間隔Tintが第1閾値Tthより短いか否かを判定する。
【0023】
第1計数部83は、スリープインアウト間隔Tintが第1閾値Tthより短いと連続判定された回数Mを計数する。
【0024】
延長部84は、第1計数部83による計数の結果が第2閾値Mthより大きい場合に、スリープタイマー60の設定時間Tcdを第1時間Taから第2時間Tbへ延長する(Ta<Tb)。
【0025】
第2計数部85は、スリープタイマー60の設定時間Tcdが第2時間Tbに延長された後に、スリープインアウト間隔Tintが第1閾値Tthより長いと連続判定された回数Nを計数する。
【0026】
短縮部86は、第2計数部85による計数の結果が第3閾値Nthより大きい場合にスリープタイマー60の設定時間Tcdを延長前の第1時間Taまで短縮する。
【0027】
次に、
図1~
図3を参照して、制御部80の処理について説明する。
図3は、制御部80の処理の一例を示すフローチャートである。
【0028】
ステップS101:
図3に示されるように、制御部80は、回数M及び回数Nをいずれも0にリセットし、またスリープタイマー60の設定時間Tcdを第1時間Taに設定する。ステップS101の処理が完了すると、制御部80の処理がステップS103へ進む。
【0029】
ステップS103:制御部80は、スリープイン時刻Tinからスリープアウト時刻Toutまでのスリープインアウト間隔Tintをモニターする。ステップS103の処理が完了すると、制御部80の処理がステップS105へ進む。
【0030】
ステップS105:制御部80は、スリープインアウト間隔Tintが第1閾値Tthより短いか否かを判定する。スリープインアウト間隔Tintが第1閾値Tthより短いと制御部80が判定した場合(ステップS105でYes)には、制御部80の処理がステップS107へ進む。スリープインアウト間隔Tintが第1閾値Tthより短くないと制御部80が判定した場合(ステップS105でNo)には、制御部80の処理がステップS113へ進む。
【0031】
ステップS107:制御部80は、回数Mを1だけインクリメントし、また回数Nを0にリセットする。ステップS107の処理が完了すると、制御部80の処理がステップS109へ進む。
【0032】
ステップS109:制御部80は、回数Mが第2閾値Mthより大きいか否かを判定する。回数Mが第2閾値Mthより大きいと制御部80が判定した場合(ステップS109でYes)には、制御部80の処理がステップS111へ進む。回数Mが第2閾値Mthより大きくないと制御部80が判定した場合(ステップS109でNo)には、制御部80の処理がステップS103へ戻る。
【0033】
ステップS111:制御部80は、スリープタイマー60の設定時間Tcdを第1時間Taから第2時間Tbへ延長する(Ta<Tb)。ステップS111の処理が完了すると、制御部80の処理がステップS103へ戻る。
【0034】
ステップS113:制御部80は、設定時間Tcdが第1時間Taであるか否かを判定する。設定時間Tcdが第1時間Taであると制御部80が判定した場合(ステップS113でYes)には、制御部80の処理がステップS115へ進む。設定時間Tcdが第1時間Taでないと制御部80が判定した場合(ステップS113でNo)には、制御部80の処理がステップS117へ進む。
【0035】
ステップS115:制御部80は、回数Mを0にリセットする。ステップS115の処理が完了すると、制御部80の処理がステップS103へ戻る。
【0036】
ステップS117:制御部80は、回数Nを1だけインクリメントする。ステップS117の処理が完了すると、制御部80の処理がステップS119へ進む。
【0037】
ステップS119:制御部80は、回数Nが第3閾値Nthより大きいか否かを判定する。回数Nが第3閾値Nthより大きいと制御部80が判定した場合(ステップS119でYes)には、制御部80の処理がステップS121へ進む。回数Nが第3閾値Nthより大きくないと制御部80が判定した場合(ステップS119でNo)には、制御部80の処理がステップS115へ進む。
【0038】
ステップS121:制御部80は、スリープタイマー60の設定時間Tcdを延長前の第1時間Taまで短縮する。ステップS121の処理が完了すると、制御部80の処理がステップS123へ進む。
【0039】
ステップS123:制御部80は、回数Nを0にリセットする。ステップS123の処理が完了すると、制御部80の処理がステップS115へ進む。
【0040】
以上のように、スリープインアウト間隔Tintが第1閾値Tthより短いと連続判定された回数Mが第2閾値Mthより大きくなると、スリープタイマー60の設定時間Tcdが第1時間Taから第2時間Tbへ延長される。その後、スリープインアウト間隔Tintが第1閾値Tthより長いと連続判定された回数Nが第3閾値Nthより大きくなると、スリープタイマー60の設定時間Tcdを延長前の第1時間Taまで短縮される。
【0041】
次に、
図1~
図4を参照して、制御部80の処理の効果について説明する。
図4は、制御部80の処理の一例を示すタイムチャートである。この例では、受信部32からの第2割り込み信号X2が、スリープタイマー60の計時完了を示す第1割り込み信号X1と同期して繰り返し発生する。
【0042】
図4に示されるように、時刻t0においてスリープタイマー60から第1割り込み信号X1が供給された直後に、受信部32から第2割り込み信号X2が供給される。スリープインアウト間隔Tintは、第1閾値Tthより短い。その結果、マシン状態は、レディー状態S1からスリープ状態S2へ移行した直後に、スリープ状態S2からレディー状態S1へ戻される。デバイス電源V1は、所定の正電圧を示すオン状態から、0Vを示すオフ状態へ移行しようとするが、実際には時定数のために0Vまで下がり切る前に上昇に転じる。その結果、デバイス電源V1の十分なオフ時間が確保されない。一方、第1計数部83は、スリープインアウト間隔Tintが第1閾値Tthより短いと連続判定された回数Mをインクリメントする。
【0043】
スリープタイマー60は、時刻t0から第1時間Taが経過した時刻t1に、再度第1割り込み信号X1を供給する。時刻t1においてスリープタイマー60から第1割り込み信号X1が供給された直後に、受信部32から第2割り込み信号X2が再度供給される。スリープインアウト間隔Tintは、第1閾値Tthより短い。その結果、マシン状態は、レディー状態S1からスリープ状態S2へ移行した直後に、スリープ状態S2からレディー状態S1へ戻される。デバイス電源V1は、所定の正電圧を示すオン状態から、0Vを示すオフ状態へ移行しようとするが、実際には時定数のために0Vまで下がり切る前に上昇に転じる。その結果、デバイス電源V1の十分なオフ時間が確保されない。一方、第1計数部83は、スリープインアウト間隔Tintが第1閾値Tthより短いと連続判定された回数Mをインクリメントする。その結果、第1計数部83による計数の結果が第2閾値Mthより大きくなり、スリープタイマー60の設定時間Tcdが第1時間Taから第2時間Tbへ延長される。
【0044】
スリープタイマー60は、時刻t1から第2時間Tbが経過した時刻t3に、再度第1割り込み信号X1を供給する。一方、受信部32は、時刻t1から第1時間Taが経過した時刻t2に、再度第2割り込み信号X2を供給する。その結果、マシン状態は、時刻t2から時刻t3までレディー状態S1が維持された後、時刻t3においてレディー状態S1からスリープ状態S2へ移行する。デバイス電源V1は、所定の正電圧を示すオン状態から、0Vを示すオフ状態へ確実に移行する。つまり、デバイス電源V1の十分なオフ時間が確保される。
【0045】
実施形態によれば、デバイス電源V1の十分なオフ時間を確保することができる画像形成装置100が提供される。デバイス電源V1の中間的な電圧値の頻発は、デバイス電源V1自体の故障や、画像形成装置100の誤動作の原因となり得る。ところが、実施形態によれば、デバイス電源V1の十分なオフ時間が確保されるので、故障や誤動作の発生が抑制される。また、スリープタイマー60の設定時間Tcdを延長する必要がなくなった場合には、設定時間Tcdが延長前の第1時間Taまで短縮されるので、無駄な電力消費が抑制される。
【0046】
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明した。ただし、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。また、上記の実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明の形成が可能である。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の個数等は、図面作成の都合から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0047】
実施形態では、スリープ状態S2からレディー状態S1への移行のタイミングを決定する第2割り込み信号X2を受信部32が供給したが、これに限られない。例えば、タッチパネル41に対するユーザーのタッチ操作に応答して、スリープ状態S2からレディー状態S1への移行のタイミングを決定する第2割り込み信号X2を操作部40が供給してもよい。
【0048】
また、実施形態では、画像形成装置100がプリンターであったが、これに限られない。画像形成装置100は、印刷機能を含む複数の機能を備えた複合機(MFP:Multi Function Peripheral)であってもよい。
【0049】
また、実施形態では、画像形成装置100が電子写真方式であったが、これに限られない。画像形成装置100は、インクジェット方式であってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0050】
本発明は、画像形成装置の分野に利用可能である。
【符号の説明】
【0051】
11 画像形成部
60 スリープタイマー
70 電力制御部
80 制御部
81 モニター部
82 判定部
83 第1計数部
84 延長部
85 第2計数部
86 短縮部
100 画像形成装置
Tin スリープイン時刻
Toutスリープアウト時刻
Tintスリープインアウト間隔
V1 デバイス電源