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特開2022-168798発注に関連した情報を提供する電子装置の動作方法及びこれを支援する電子装置
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  • 特開-発注に関連した情報を提供する電子装置の動作方法及びこれを支援する電子装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022168798
(43)【公開日】2022-11-08
(54)【発明の名称】発注に関連した情報を提供する電子装置の動作方法及びこれを支援する電子装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/06 20120101AFI20221031BHJP
   G06Q 10/08 20120101ALI20221031BHJP
【FI】
G06Q30/06
G06Q10/08 330
【審査請求】有
【請求項の数】16
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021081008
(22)【出願日】2021-05-12
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-04-11
(31)【優先権主張番号】10-2021-0053716
(32)【優先日】2021-04-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
2.ZIGBEE
(71)【出願人】
【識別番号】520244544
【氏名又は名称】クーパン コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100188558
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 雅人
(74)【代理人】
【識別番号】100205785
【弁理士】
【氏名又は名称】▲高▼橋 史生
(74)【代理人】
【識別番号】100154922
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 允辰
(72)【発明者】
【氏名】ウェイ・ウェイ
(72)【発明者】
【氏名】カイ・ジャン
(72)【発明者】
【氏名】グァンヤオ・ジャン
(72)【発明者】
【氏名】ス・キョン・チェ
(72)【発明者】
【氏名】ティモシー・ウォルフガング・ショーエンハール
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA16
5L049BB54
5L049CC52
(57)【要約】
【課題】電子装置が発注に関連した情報を提供する。
【解決手段】本開示によると、電子装置が発注に関連した情報を提供する方法において、物流センターの発注物品に関する物量情報及び前記発注物品のための発注量算定に関連した期間に関する情報を獲得する段階;前記期間に関する情報に基づいて発注量算定のための基準日及び前記基準日から開始する基準期間を確認する段階;前記基準日までの前記発注物品に関する予想消耗量情報及び前記基準期間の前記発注物品に関する予想需要量情報を判断する段階;及び前記物量情報、前記予想消耗量情報及び前記予想需要量情報に基づいて算定された前記発注物品の発注量に関する情報を提供する段階を含む方法が掲示される。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子装置が発注に関連した情報を提供する方法において、
物流センターの発注物品に関する物量情報及び前記発注物品のための発注量算定に関連した期間に関する情報を獲得する段階;
前記期間に関する情報に基づいて、発注量算定のための基準日及び前記基準日から開始する基準期間を確認する段階;
前記基準日までの前記発注物品に関する予想消耗量情報及び前記基準期間の前記発注物品に関する予想需要量情報を判断する段階;及び
前記物量情報、前記予想消耗量情報及び前記予想消耗量情報に基づいて算定された前記発注物品の発注量に関する情報を提供する段階を含む
発注関連情報提供方法。
【請求項2】
前記物量情報は、前記発注物品に対する前記物流センターでの現在在庫量に関する情報及び前記発注物品に対する既存発注による前記基準日までの入庫予想物量に関する情報を含む請求項1に記載の発注関連情報提供方法。
【請求項3】
前記予想消耗量情報は、前記発注物品に対する前記物流センターでの現在在庫量の中から前記基準日までに販売されるものと予想される販売量に関する情報及び前記現在在庫量の中から基準日までに発生するものと予想される廃棄量に関する情報を含む、請求項1に記載の発注関連情報提供方法。
【請求項4】
前記予想される販売量は、前記発注物品に対する既存の販売履歴に基づいて決定される、
請求項3に記載の発注関連情報提供方法。
【請求項5】
前記予想される廃棄量は、前記基準日までに販売可能期限または消費期限が経過する発注物品の物量を含む、請求項3に記載の発注関連情報提供方法。
【請求項6】
前記予想需要量情報は、前記発注物品に対する前記基準期間に予想される消費者の需要量に関する情報及び前記発注物品に対する前記基準期間のための安全在庫需要量に関する情報を含む、 請求項1に記載の発注関連情報提供方法。
【請求項7】
前記予想される消費者の需要量は、前記発注物品の価格に基づいて決定される、請求項6に記載の発注関連情報提供方法。
【請求項8】
前記予想される消費者の需要量は、前記発注物品に対する既存の需要履歴に基づいて決定される、請求項6に記載の発注関連情報提供方法。
【請求項9】
前記予想される消費者の需要量は、前記発注物品の販売特性に基づいて決定される、請求項6に記載の発注関連情報提供方法。
【請求項10】
前記販売特性は、前記発注物品が特定期間に販売される特性を含む、請求項9に記載の発注関連情報提供方法。
【請求項11】
前記販売特性は、前記発注物品の価格に割引が適用される特性を含む、請求項9に記載の発注関連情報提供方法。
【請求項12】
前記安全在庫需要量は、前記発注物品に対する既存の需要履歴に基づいて決定される、請求項6に記載の発注関連情報提供方法。
【請求項13】
前記安全在庫需要量は既設定値である、請求項6に記載の発注関連情報提供方法。
【請求項14】
前記物量情報及び前記予想消耗量情報に基づいて決定された前記基準日の予想在庫量が前記予想される消費者の需要量よりも多い場合、前記予想在庫量と前記予想される消費者の需要量との差が限界値以内であるとき、前記安全在庫需要量に関する情報が前記予想需要量情報に含まれる、請求項6に記載の発注関連情報提供方法。
【請求項15】
前記発注物品は、特定の保管類型に対応する物品である、請求項1に記載の発注関連情報提供方法。
【請求項16】
前記発注物品の発注量は、
前記予想需要量情報に含まれた前記発注物品に対し、前記基準期間に予想される消費者の需要量及び前記基準期間のための安全在庫需要量を合計した第1値、
前記物量情報に含まれた前記発注物品に対する現在在庫量及び前記基準日までの入荷予定物量を合計した第2値、及び
前記予想消耗量情報に含まれた前記発注物品に対し、前記基準日までに販売されるものと予想される販売量及び発生するものと予想される廃棄量のうちより大きい値である第3値に基づいて算定される請求項1に記載の発注関連情報提供方法。
【請求項17】
前記発注物品の発注量は、
前記第2値から前記第3値を減算した第4値と0のうち大きい値である第5値に対して、
前記第1値から前記第5値を減算した値と0のうち大きい値として算定される、請求項16に記載の発注関連情報提供方法。
【請求項18】
発注に関連した情報を提供する電子装置において、
プロセッサ(processor)及び
一つ以上のインストラクション(instruction)を保存する一つ以上のメモリ(memory)を含み、
前記一つ以上のインストラクションは、実行時に前記プロセッサが:
物流センターの発注物品に関する物量情報及び前記発注物品のための発注量算定に関連した期間に関する情報を獲得する段階;
前記期間に関する情報に基づいて発注量算定のための基準日及び前記基準日から開始する基準期間を確認する段階;
前記基準日までの前記発注物品に対する予想消耗量情報及び前記基準期間の前記発注物品に対する予想需要量情報を判断する段階;及び
前記物量情報、前記予想消耗量情報及び前記予想需要量情報に基づいて算出された前記発注物品の発注量に関する情報を提供する段階を遂行するよう前記プロセッサを制御する、
電子装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、発注に関連した情報を提供する方法、及び装置に係るものであり、より詳細には物品の発注量を算定して算定された発注量に関する情報を提供する方法、及びその電子装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電子技術の発達により、電子商取引は、ショッピングの一分野として根付いた。顧客は、直接ショッピングモールや市場に行かなくても、オンライン上で商品を購入することができ、オンライン上で購入した物品は、顧客が要請した配送先に配送される。
【0003】
前記のような電子商取引サービスのための物流情報管理システムは、より効果的なサービスを提供するために、複数の物流センターを運用することができ、各物流センターの情報を管理することができる。例えば、物品に対する発注要請が発生した場合、物流情報管理システムは、該当発注の特性(例:配送先、物流センターの在庫など)を考慮して注文を処理する物流センターを決定し、決定された物流センターの注文を割り当てる(割振り)ことができる。
【0004】
これに関連して、KR100932262B1件などの先行文献を参照することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の方法によると、発注に関連した情報を提供する電子装置が物流センターの発注物品の在庫量と発注物品の消耗量、及び需要量を判断して算定した発注量に関する情報を提供することで、発注物品に関する管理便宜を図ることができる。
【0006】
本発明で解決しようとする技術的課題は、以上で言及した技術的課題に限定されず、言及していないまた別の技術的課題は、以下の記載から本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者に明確に理解され得る。
【課題を解決するための手段】
【0007】
様々な実施形態は、発注関連情報を提供するための電子装置の動作方法及びこれを支援する電子装置を提供し得る。
【0008】
様々な実施形態による電子装置が発注に関連した情報を提供する方法において、物流センターの発注物品に関する物量情報、及び前記発注物品のための発注量算定に関連した期間に関する情報を獲得する段階、前記期間に関する情報に基づいて発注量を算定するための基準日、及び前記基準日から開始する基準期間を確認する段階、前記基準日までの前記発注物品に関する予想消耗量情報及び前記基準期間の前記発注物品に対する予想需要量情報を判断する段階、及び前記物量情報、前記予想消耗量情報、及び前記予想需要量情報に基づいて算定された前記発注物品の発注量に関する情報を提供する段階を含み得る。
【0009】
例示的実施形態では、前記物量情報は、前記発注物品に対する前記物流センターでの現在の在庫量に関する情報、及び前記発注物品に対する既存発注による前記基準日までの入荷予定物量に関する情報を含み得る。
【0010】
例示的実施形態では、前記予想消耗量情報は、前記発注物品に対する前記物流センターでの現在在庫量の中から前記基準日までに販売されるものと予想される販売量に関する情報、及び前記現在在庫量の中から前記基準日までに発生するものと予想される廃棄量に関する情報を含み得る。
【0011】
例示的実施形態では、前記予想される販売量は、前記発注物品に対する既存の販売履歴に基づいて決定し得る。
【0012】
例示的実施形態では、前記予想される廃棄量は前記基準日までの販売可能期限または消費期限が経過する発注物品の物量を含み得る。
【0013】
例示的実施形態は、前記予想需要量情報は、前記発注物品に対して前記基準期間中に予想される消費者の需要量に関する情報、及び前記発注物品に対して前記基準期間のための安全在庫需要量に関する情報を含み得る。
【0014】
例示的実施形態では、前記予想される消費者の需要量は、前記発注物品の価格に基づいて決定し得る。
【0015】
例示的実施形態では、前記予想される消費者の需要量は、前記発注物品に対する既存の需要履歴に基づいて決定し得る。
【0016】
例示的実施形態では、前記予想される消費者の需要量は、前記発注物品の販売特性に基づいて決定し得る。
【0017】
例示的実施形態では、前記販売特性は前記発注物品が特定期間に販売される特性を含み得る。
【0018】
例示的実施形態では、前記販売特性は前記発注物品の価格に割引が適用される特性を含み得る。
【0019】
例示的実施形態では、前記安全在庫需要量は前記発注物品に対する既存の需要履歴に基づいて決定し得る。
【0020】
例示的実施形態では、前記安全在庫需要量が既設定値であり得る。
【0021】
例示的実施形態では、前記物量情報及び前記予想消耗量情報に基づいて決定された前記基準日の予想在庫量が前記予想される消費者の需要量よりも多い場合、前記予想在庫量と前記予想される消費者の需要量の差が限界値以内であるとき、前記安全在庫需要量に関する情報が、前記予想需要量情報に含まれ得る。
【0022】
例示的実施形態では、前記発注物品は、特定の保管類型に対応する物品であり得る。
【0023】
例示的実施形態では、前記発注物品の発注量は、前記予想需要量情報に含まれた前記発注物品に対して前記基準期間に予想される消費者の需要量及び前記基準期間のための安全在庫需要量を合計した第1値、前記物量情報に含まれた前記発注物品に関する現在在庫量及び前記基準日までの入荷予定物量を合計した第2値、及び前記予想消耗量情報に含まれた前記発注物品に対して前記基準日までに販売されるものと予想される販売量及び発生するものと予想される廃棄量の中で、より大きい値の第3値に基づいて算定し得る。
【0024】
例示的実施形態では、前記発注物品の発注量は、前記第2値から前記第3値を引いた第4値と0のうち、大きい値である第5値に対して、前記第1値から前記第5値を引いた値と0のうち大きい値として算定し得る。
【0025】
様々な実施形態による発注に関連した情報を提供する電子装置において、プロセッサ(processor)、及び一つ以上のインストラクション(instruction)を保存する一つ以上のメモリ(memory)を含み、前記一つ以上のインストラクションは、実行時に前記プロセッサが:物流センターの発注物品に関する物量情報及び前記発注物品のための発注量算定に関連した期間に関する情報を獲得する段階;前記期間に関する情報に基づいて、発注量算定のための基準日及び前記期間日から開始する基準期間を確認する段階;前記基準日までの前記発注物品に関する予想消耗量情報及び前記基準期間の前記発注物品に関する予想需要量情報を判断する段階;及び前記物量情報、前記予想消耗量情報及び前記予想需要量情報に基づいて算定された前記発注物品の発注量に関する情報を提供する段階を遂行するように前記プロセッサを制御し得る。
【0026】
上述した本開示の様々な実施形態は、本開示の望ましい実施形態の一部に過ぎず、本開示の様々な実施形態の技術的特徴が反映された複数の実施形態が、当該技術分野の通常的な知識を有する者によって以下に記述する詳細な説明に基づいて導出され、理解可能である。
【発明の効果】
【0027】
本発明は、発注に関連した情報を提供する電子装置が物流センターの発注物品在庫量と発注物品に対する消耗量及び需要量を判断して算定した発注量に関する情報を提供する方法を提示し、発注物品に対する発注量を容易に管理できるという側面で技術的な効果を有する。
【0028】
本発明で得られる効果は、以上で言及した効果に限定されず、言及されていないまた別の効果は以下の記載から、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が明確に理解することができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
図1】様々な実施形態による発注関連情報提供のための電子装置の動作方法が具現され得る発注情報管理システムを説明するための図である。
図2】様々な実施形態によるサーバーデバイス及びサーバーデバイスに連動したデバイスの構成を示した図である。
図3】様々な実施形態による発注関連情報提供のための電子装置の動作方法を示した図である。
図4】様々な実施形態によるサーバーデバイス100が現時点で特定の基準日から開始する基準期間のための発注量を算定する一例を示した図である。
図5】様々な実施形態によるサーバーデバイス100が発注量に関する情報を出力する一例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下の実施形態は、様々な実施形態の構成要素と特徴を所定の形態で組み合わせたものである。各構成要素または特徴は、別途の明示的言及がない限り、選択的なものとして考慮され得る。各構成要素または特徴は、他の構成要素や特徴と組み合わされていない形態で実施され得る。また、一部の構成要素及び特徴を組み合わせることで、様々な実施形態を構成することもできる。様々な実施形態で説明される動作の順序は変更され得る。如何なる実施形態の一部の構成や特徴は、他の実施形態に含まれ得るし、または他の実施形態に対応する構成または特徴と交替され得る。
【0031】
図面の説明では、様々な実施形態の要旨を曖昧にすることのある手続き、または段階などは記述しておらず、当該技術分野において、通常の知識を有する者の水準で理解することができる程度の手続きまたは段階は記述していない。
【0032】
明細書全体において、どの部分がどのような構成要素を「含む(comprisingまたはincluding)」というとき、これは特に反対になる記載がない限り、他の構成要素を除外するのではなく、他の構成要素をより含むことができるということを意味する。また、明細書に記載された「...部」、「...器」、「モジュール」などの用語は、少なくとも一つの機能や動作を処理する単位を意味し、これはハードウェアやソフトウェアまたはハードウェア及びソフトウェアの組み合わせで具現され得る。また、「1(aまたはan)」、「一つ(one)」、「その(the)」及び類似関連語は、様々な実施形態を記述する文脈において(特に、以下の請求項の文脈で)本明細書に別途に指示されているか、文脈によって明らかに反論されない限り、単数及び複数のすべてを含む意味で使用し得る。
【0033】
以下、様々な実施形態による望ましい実施形態を添付された図を参照して詳細に説明する。添付された図と共に、以下に開示される詳細な説明は、様々な実施形態の例示的な実施形態を説明しようとするものであり、唯一の実施形態を示そうとするものではない。
【0034】
また、様々な実施形態で使用される特定用語は、様々な実施形態の理解を助けるために提供されたものであり、このような特定用語の使用は、様々な実施形態の技術的思想を逸脱しない範囲で他の形態に変更し得る。
【0035】
図1は、様々な実施形態による発注関連情報提供のための電子装置の動作方法が具現され得る発注関連情報提供システムを説明するための図である。
【0036】
図1を参照すると、様々な実施形態による発注関連情報提供システムは、様々な種類の電子装置に具現され得る。例えば、発注関連情報提供システムは、サーバーデバイス100及び前記サーバーデバイス100に連動したデバイス200に具現され得る。言い換えると、サーバーデバイス100及び前記サーバーデバイス100に連動したデバイス200は、サーバーデバイス100を介して具現される発注関連情報提供システムに基づいて、本開示の様々な実施形態による動作を遂行し得る。一方、様々な実施形態による発注関連情報提供システムは、前記図1に示したものには限定されず、より多様な電子装置とサーバーに具現され得ることもある。
【0037】
様々な実施形態によるサーバーデバイス100は、前記サーバーデバイス100に連動したデバイス200と無線及び有線通信を遂行し、大規模の保存容量を有するストレージを含む装置であり得る。例えば、サーバーデバイス100は、前記サーバーデバイス100に連動したデバイスと連携されているクラウドデバイス(Cloud・device)であり得る。
【0038】
様々な実施形態による前記サーバーデバイス100に連動したデバイス200は、デスクトップPC、タブレットPC、モバイル端末などの前記サーバーデバイス100と連動してサーバーデバイス100から提供される情報を出力する装置であり得る。この他にも類似した機能を遂行する他の電子装置が前記サーバーデバイス100に連動したデバイス200として利用し得る。
【0039】
様々な実施形態による発注関連情報提供システムは、動作のための様々なモジュールを含み得る。発注関連情報提供システムに含まれたモジュールは、発注関連情報提供システムが具現されている(または、物理的装置に含まれている)物理的装置(例:サーバーデバイス100)が指定した動作を遂行できるように具現されたコンピュータコードないし一つ以上のインストラクション(instruction)であり得る。即ち、発注関連情報提供システムが具現されている物理的装置は、複数個のモジュールをコンピュータコード形式でメモリに保存し、メモリに保存された複数個のモジュールが実行される場合、複数個のモジュールは物理的装置が複数個のモジュールに対応する指定された動作を遂行できるようにし得る。
【0040】
図2は、様々な実施形態によるサーバーデバイス及びサーバーデバイスに連動したデバイスの構成を示した図である。
【0041】
図2を参照すると、サーバーデバイス100及び前記サーバーデバイス100に連動したデバイス200は、入/出力部210、通信部220、ストレージ230及びプロセッサ(240)を含み得る。
【0042】
入力/出力部210は、ユーザー入力を受けるか、またはユーザーに情報を出力する各種インターフェースや接続ポートなどであり得る。入力/出力部210は、入力モジュールと出力モジュールを含むことができ、入力モジュールはユーザーからのユーザー入力を受信する。ユーザー入力は、キー入力、タッチ入力、音声入力をはじめ、様々な形態で行うことができる。このようなユーザー入力を受けることができる入力モジュールの例としては、伝統的な形態のキーパッドやキーボード、マウスはもちろんのこと、ユーザーのタッチを感知するタッチセンサー、音声信号の入力を受けるマイク、映像認識を通してジェスチャーなどを認識するカメラ、ユーザーのアクセスを感知する照度センサーや赤外線センサーの少なくとも一つを含む近接センサー、加速度センサーやジャイロセンサーなどを通してユーザーの動作を認識するモーションセンサー及びその他の様々な形態のユーザー入力を感知するか、入力される様々な形態の入力手段があり、本開示の実施形態による入力モジュールは、上記で羅列した装置の少なくとも一つを含み得る。ここで、タッチセンサーは、ディスプレイパネルに付着されるタッチパネルやタッチフィルムを通してタッチを感知する圧電式または静電式タッチセンサー、光学的な方法によってタッチを感知する光学式タッチセンサーなどで具現され得る。その他にも、入力モジュールは、自主的にユーザー入力を感知する装置の代わりにユーザー入力の入力を受ける外部の入力装置を連結させる入力インターフェース(USBポート、PS/2ポートなど)の形態でも具現され得る。また、出力モジュールは、各種情報を出力し得る。出力モジュールは、映像を出力するディスプレイ、音を出力するスピーカー、振動を発生させるハプティクス装置及びその他の様々な形態の出力手段のうち、少なくとも一つを含み得る。この他にも、出力モジュールは、上述した個別出力手段を連結させるポートタイプの出力インターフェースの形態で具現され得る。
【0043】
一例として、ディスプレイ形態の出力モジュールは、テキスト、静止映像、動画をディスプレイし得る。ディスプレイは、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、発光ダイオード(LED:light emitting diode)ディスプレイ、有機発光ダイオード(OLED:Organic Light Emitting Diode)ディスプレイ、フラットパネルディスプレイ(FPD:Flat Panel Display)、透明ディスプレイ(transparent display)、曲面ディスプレイ(Curved Display)、フレキシブルディスプレイ(flexible display)、3次元ディスプレイ(3D display)、ホログラフィックディスプレイ(holographic display)、プロジェクター、及びその他映像出力機能を遂行できる様々な形態の装置の中で少なくとも一つを含み得る。このようなディスプレイは、入力モジュールのタッチセンサーと一体で構成されたタッチディスプレイの形態であり得る。
【0044】
通信部220は、他の装置と通信し得る。従って、サーバーデバイス100及び前記サーバーデバイス100に連動したデバイス200は、通信部を通して他の装置と情報を送受信し得る。例えば、サーバーデバイス100及び前記サーバーデバイス100に連動したデバイス200は、通信部を利用して相互間の通信を遂行するか、その他別の装置と通信を遂行し得る。
【0045】
ここで、通信、即ちデータの送受信は、有線または無線で行うことができる。このため、通信部はLAN(Local Area Network)を通してインターネットなどに接続する有線通信モジュール、移動通信基地局を経て移動通信ネットワークに接続してデータを送受信する移動通信モジュール、無線LAN(Wi-Fi)のようなWLAN(Wireless Local Area Network)系列の通信方式やブルートゥース(登録商標)(Bluetooth)、ジクビー(Zigbee)のようなWPAN(Wireless Personal Area Network)系列の通信方式を利用する近距離通信モジュール、GPS(Global Positioning System)のようなGNSS(Global Navigation Satellite System)を利用する衛星通信モジュール、またはこれらの組み合わせで構成し得る。
【0046】
ストレージ230は各種情報を保存し得る。ストレージはデータを一時的にまたは半永久的に保存し得る。例えば、サーバー100のストレージには、サーバー100を駆動するための運用プログラム(OS:Operating System)、ウェブサイトをホスティングするためのデータや点字生成のためのプログラムないしはアプリケーション(例えば、ウェブアプリケーション)に関するデータなどを保存し得る。また、ストレージは上述したように、モジュールをコンピュータコードの形式で保存し得る。
【0047】
ストレージ230の例としては、ハードディスク(HDD:Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ(flash memory)、ロム(ROM:Read-Only Memory)、ラム(RAM:Random Access Memory)などがあり得る。このようなストレージは、内蔵タイプまたは着脱可能なタイプで提供し得る。
【0048】
プロセッサ240は、サーバーデバイス100及び前記サーバーデバイス100に連動したデバイス200の全般的な動作を制御する。そのためにプロセッサ240は、各種情報の演算及び処理を遂行し、サーバー100の構成要素の動作を制御し得る。例えば、プロセッサ240は、発注関連情報提供のためのプログラムないしアプリケーションを実行し得る。プロセッサ240は、ハードウェア、ソフトウェア、またはこれらの組み合わせによってコンピュータやこれに類似した装置で具現され得る。ハードウェア的にプロセッサ240は、電気的な信号を処理して制御機能を遂行する電子回路形態で具現され得、ソフトウェア的にはハードウェア的なプロセッサ240を駆動させるプログラム形態で具現され得る。一方、以下の説明で特別な言及がない限り、サーバーデバイス100及び前記サーバーデバイス100に連動したデバイス200の動作は、プロセッサ240の制御によって遂行されるものと解釈し得る。即ち、上述した発注関連情報提供システムに具現されるモジュールが実行される場合、モジュールは、プロセッサ240がサーバーデバイス100及び前記サーバーデバイス100に連動したデバイス200を以下の動作を遂行するよう制御するものと解釈し得る。
【0049】
要約すると、様々な実施形態は、様々な手段を通して具現され得る。例えば、様々な実施形態は、ハードウェア、ファームウェア(firmware)、ソフトウェアまたはそれらの組み合わせなどにより具現され得る。
【0050】
ハードウェアによる具現の場合、様々な実施形態による方法は、一つまたはそれ以上のASICs(application specific integrated circuits)、DSPs(digital signal processors)、DSPDs(digital signal processing devices)、PLDs(programmable logic devices)、FPGAs(field programmable gate arrays)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサなどにより具現され得る。
【0051】
ファームウェアやソフトウェアによる具現の場合、様々な実施形態による方法は、以下に説明する機能または動作を遂行するモジュール、手続きまたは関数などの形態で具現され得る。例えば、ソフトウェアコードは、メモリに保存され、プロセッサによって駆動し得る。前記メモリは、前記プロセッサの内部または外部に位置することができ、既に公知された様々な手段により、前記プロセッサとデータを送受信し得る。
【0052】
以下では、前記のような技術的思想に基づいて、様々な実施形態についてより詳細に説明する。以下に説明する様々な実施形態については、上述した内容を適用し得る。例えば、以下に説明する様々な実施形態では定義されていない動作、機能、用語などは、上述した内容に基づいて遂行され、説明し得る。
【0053】
以下の説明では、サーバーデバイス100が発注関連情報提供動作を遂行することを前提に様々な実施形態について説明し、様々な実施形態によると、サーバーデバイス100またはサーバーデバイス100から発注関連情報を受信した前記サーバーデバイス100に連動したデバイス200が発注関連情報を出力し得る。
【0054】
図3は、様々な実施形態による発注関連情報提供のための電子装置の動作方法を示した図である。
【0055】
様々な実施形態によると、動作301において、サーバーデバイス100は、物流センターの発注物品に関する物量情報及び発注物品のための発注量算定に関連した期間に関する情報を獲得し得る。ここで発注物品は、発注の対象となる物品に関するもので、物流センターは発注対象物品を既在庫として保有していることがあり、既に発注され納品が進行中の発注対象物品があることもある。このように既在庫として保有された発注対象物品と、納品が進行中の発注対象物品を考慮して、発注対象物品の発注量を算定し得る。
【0056】
例えば、物流センターの発注物品に関する物量情報は、前記発注物品に対する前記物流センターの現在在庫量に関する情報及び前記発注物品に対する既存発注による前記物流センターの入荷予定物量に関する情報を含み得る。ここで、発注物品に対する物流センターの現在在庫情報は、現時点を基準に物流センターが保有している発注物品の数量に関する情報であり得る。また、発注物品に対する既存発注による物流センターの入荷予定物量は、既に発注が確定されているか、発注情報が納品業者に提供されて納品が進行中の発注物品の数量に関する情報であり得る。このとき、発注物品に対する既存発注による物流センターの入荷予定物量は、入荷予定物量をカウントするための基準日によって異なって確認される場合があり、該当基準日が特定日として判断されると、サーバーデバイス100は、既に確定された発注によって前記特定日までに物流センターに入庫される発注物品の数量に関する情報を獲得して確認し得る。このように、入荷予定物量は発注時点から納品時点までの期間であるリードタイムを考慮するためのものであり、以前に発注が遂行され、納品が予定された物品の数量に基づいて、現在発注を遂行するための発注数量を判断し得る。
【0057】
例えば、発注量算定に関連した期間に関する情報は、発注量算定の対象となる需要期間(demand period)及び該当需要期間の開始時点に関する情報を含み得る。ここで、発注量算定の対象となる需要期間は、発注物品に対する発注量を算定するために発注物品に対する需要量を判断するための期間であり、発注量算定のための基準期間になり得る。開始時点は、発注量算定のための基準期間の開始日であり、基準日になり得る。一方、需要期間は、実施形態によって異なるように設定され得、物流センターの特性によって需要期間の定義が多様に設定され得る。即ち、物流センターの納品手続きや在庫状況などを考慮して、需要期間を適応的に設定し得る。
【0058】
例えば、サーバーデバイス100は、獲得した物流センターの発注物品に関する物量情報及び発注物品のための発注量算定に関連した期間に関する情報に基づいて、特定の基準日に物流センターが保有、若しくは保有すると予想される発注物品の数量を判断し得る。即ち、サーバーデバイス100は、発注量算定に関連した期間に関する情報に含まれた発注量算定の基準日を確認し、現在在庫数量と、既に確定された発注によって該当基準日までに物流センターに入庫される発注物品の入荷予定数量を確認することができ、確認した現在在庫数量と入荷予定数量を合算して、特定の基準日に物流センターが保有することになる発注物品の数量を含む第1情報を判断し得る。
【0059】
ここで、物流センターの発注物品に関する物量情報及び発注物品のための発注量算定に関連した期間に関する情報に基づいて、サーバーデバイス100が判断する前記第1情報は、現時点から特定の基準日の間に発注物品に対する追加的な消耗量及び入庫量がない場合に対して物流センターが現在在庫量及び既存確定発注による入荷予定数量だけで特定の基準日に保有することになる発注物品の数量に該当し得る。
【0060】
例えば、動作301によるサーバーデバイス100の情報獲得対象となる発注物品は、特定の保管類型に対応する物品であり得る。ここで、特定の保管類型に対応する物品は、物品の鮮度または状態が維持されなければならないため、物品に対する温度、湿度、または光に関連した条件などに対する別途の管理が必要で、短時間に配送しない場合、鮮度または状態維持が困難な物品であり得る。一例として、動作301によるサーバーデバイス100の情報獲得の対象となる発注物品は生鮮食品に該当し、特定の保管類型は冷蔵保管類型であり得、前記発注物品は鮮度または状態が維持されなければならないため、発注物品に対する冷蔵温度に対する別途の管理及び一定時間内に配送が必要な生鮮食品であり得る。一方、物流センターでの保管場所は、前記の例示のような保管類型によって異なるように設定し得る。一例として、物流センターは、常温保管場所、冷蔵保管場所及び冷凍保管場所を別途で備えている。従って、発注数量を決定するときに発注物品の物品保管類型を判断し、これに対応する保管場所の収容可能な数量を考慮して発注数量を決定し得る。
【0061】
様々な実施形態によると、動作303において、サーバーデバイス100は期間に関する情報に基づいて発注量算定のための基準日及び基準日から開始する基準期間を確認し得る。
【0062】
例えば、発注量算定に関連した期間に関する情報は、発注量算定の対象となる需要期間(demand period)及び該当需要期間の開始時点に関する情報を含み得る。発注量算定の対象となる需要期間は、発注物品に対する発注量を算定するための発注物品に対する需要量を判断するための期間であり、発注量算定のための基準期間になり得る。開始時点は、発注量算定のための基準期間の開始日になり得る。即ち、サーバーデバイス100は、発注物品の発注量を算定するための基準日及び前記基準日から開始する基準期間に関する情報を動作301を通して獲得し、動作303によって確認し得る。
【0063】
様々な実施形態によると、動作305において、サーバーデバイス100は、基準日までの発注物品に関する予想消耗量情報及び基準期間の発注物品に関する予想需要量情報を判断し得る。
【0064】
例えば、動作305によってサーバーデバイス100が判断する予想消耗量情報及び予想需要量情報の判断基準となる前記基準日及び前記基準期間は、動作303によってサーバーデバイス100が確認した基準日及び基準期間であり得る。
【0065】
例えば、動作305によってサーバーデバイス100が判断する予想消耗量情報は、発注物品に対する物流センターでの現在在庫量の中から前記基準日までに販売されるものと予想される販売量に関する情報及び物流センターでの現在在庫量の中から前記基準日までに発生するものと予想される廃棄量に関する情報を含み得る。ここで、予想される販売量に関する情報は、現時点から前記基準日までに販売されるものと予想される発注物品の数量であり得、サーバーデバイス100によって予想値を判断し得る。また、予想される廃棄量に関する情報は、現時点から前記基準日までに廃棄されるものと予想される発注物品の数量であり得る。
【0066】
具体的には、予想される販売量に関する情報は、発注物品に対する既存の販売履歴に基づいて決定され得る。ここで、発注物品に対する既存の販売履歴は、既存の特定期間の販売量を意味し得る。既存の販売履歴を判断するための特定期間は、既設定期間であり得、発注物品の特性によって異なるように設定され得る。一例として、既存の販売履歴を判断するための特定期間は、1週間、1ヶ月、四半期などで設定される期間に該当し得て、以前に発注物品の販売履歴を判断するために設定した期間と同一に設定され得る。
【0067】
もし、発注物品が季節性を有していて、一定期間に販売が可能な物品であれば、既存の販売履歴を判断するための特定期間は、販売が可能な前記一定期間内で設定され得、または、以前に発注物品の販売履歴を判断するために設定した期間と同一に設定され得る。もし、発注物品が一定期間の間に価格割引プロモーションが適用される物品であれば、既存の販売履歴を判断するための特定期間は、価格割引プロモーションが適用される前記一定期間内で設定され得、または、以前に価格割引プロモーションが適用された発注物品の販売履歴を判断するために設定した期間と同一に設定され得る。
【0068】
また、具体的には、予想される廃棄量に関する情報は、発注物品に対して販売可能期限または消費期限を考慮して決定し得る。販売可能期限または消費期限は、発注物品の鮮度または状態維持が困難で販売不可能になる期限を意味し得、発注物品の特性によって設定され得る。販売可能期限または消費期限が基準日より早いが、基準日までに発注物品が出庫されない場合、該当発注物品は廃棄されると予想される発注物品に含まれ得る。即ち、予想される廃棄量に関する情報は、基準日までに販売可能期限または消費期限が経過する発注物品の数量であり得る。または、予想される廃棄量に関する情報は、物流センターが管理上の理由で基準日まで廃棄しなければならないと予想される発注物品の数量であり得る。即ち、予想される廃棄量に関する情報は、物流センターの管理不十分などの理由で、発注物品の状態維持が難しく基準日までに販売が不可能になることが予想される発注物品の数量であり得る。
【0069】
一方、実施形態によって予想される廃棄量を確認するために、現在在庫物品に関する販売可能期限の情報を考慮し得、販売可能期限が経過した物品を廃棄し得る。販売可能期限は物品の消費期限、配送所要期間及び余裕期間を考慮して決定し得、一例として、消費期限が経過していない物品が配送所要期間以降に顧客に配送される場合でも、顧客が消耗するために予想、または、余分期間として設定される余裕期間が残る場合、該当物品が販売されるものと考えられる。実施形態によって上記要素のうち、一部に基づいて販売可能期限を決定し得、物流センターの場合、先入先出による出庫を進め、既在庫のうち販売可能期限が間近に迫った物品から出庫し得る。従って、販売可能期限が間近に迫った物品が販売される場合、該当物品は廃棄されないことがある。
【0070】
例えば、サーバーデバイス100は、判断した予想消耗量に関する情報及び獲得した発注物品のための発注量算定に関連した期間に関する情報に基づいて、現時点から特定の基準日までに物流センターで消耗される発注物品の数量を判断し得る。即ち、サーバーデバイス100は、発注量算定に関連した期間に関する情報に含まれた発注量算定の基準日を確認し、判断した予想消耗量に関する情報によって現時点から前記基準日までに物流センターで消耗される発注物品の数量を含む第2情報を判断し得る。
【0071】
ここで、予想消耗量に関する情報及び発注量算定に関連した期間に関する情報に基づいてサーバーデバイス100が判断する前記第2情報は、特定の基準日に対する物流センターの予想在庫量を判断するために使用し得る。一例として、動作301によってサーバーデバイス100が判断した第1情報から第2情報を減算すると、特定日に対する物流センターの予想保有在庫量を獲得し得る。第1情報は、現在在庫量と入荷予定数量を合算して特定の基準日に物流センターが保有することになる発注物品の数量を意味し、第2情報は、現在在庫量のうち特定の基準日までに消耗されるものと予想される発注物品の販売量と廃棄量による数量を意味するため、第1情報から第2情報を減算すれば、物流センターが特定の基準日に保有するものと予想される発注物品の保有在庫数量が分かり得る。
【0072】
例えば、動作305によってサーバーデバイス100が判断する予想需要量情報は、前記発注物品に対して前記基準期間に予想される消費者の需要量に関する情報及び前記発注物品に対する前記基準期間のための安全在庫需要量に関する情報を含み得る。ここでの安全在庫は、基本在庫に対する超過需要による供給不足を防止するために維持する余分の計画された在庫を意味し得る。
【0073】
具体的には、予想される消費者の需要量に関する情報は、1)発注物品の価格、2)発注物品に対する既存の需要履歴、または3)発注物品の販売特性などに基づいて一定の基準期間によって決定し得る。
【0074】
発注物品の価格は、発注物品が消費者に販売される価格を意味し得る。発注物品に対する既存の需要履歴は、既存の特定期間の需要量または販売量を意味し得、既存の需要履歴を判断するための特定期間は、既設定期間であり得る。一例として、既存の需要履歴を判断するための特定期間は、1週間、1ヶ月、四半期などで設定される期間に該当するか、以前の発注物品の需要履歴を判断するために設定した期間と同一に設定され得る。
【0075】
発注物品の販売特性は、発注物品の販売に関連して需要量に影響を及ぼす発注物品の特性を意味し得る。一例として、発注物品が季節性を有している場合、発注物品の需要量は、発注物品が販売できる一定期間に限り判断され得、発注物品に価格割引プロモーションが適用される場合、発注物品の需要量は価格割引プロモーションが適用できる一定期間に限って判断し得る。
【0076】
また、具体的には、安全在庫需要量に関する情報は、発注物品に対する既存の需要履歴に基づいて決定し得る。即ち、安全在庫に対する需要量は基本在庫に対する超過需要の発生量によって決定されるため、発注物品に対する既存の需要履歴に基づいて決定し得る。発注物品に対する既存の需要履歴を判断するための特定期間は、既設定期間であり得る。一例として、既存の需要履歴を判断するための特定期間は、1週間、1ヶ月、四半期などで設定される期間に該当するか、以前の発注物品の需要履歴を判断するために設定した期間と同一に設定され得る。または、安全在庫需要量に関する情報は、発注物品に対する既存の需要履歴によって流動的に決定されず、既設定値を有するように決定され得る。一例として、前記既設定値は、最大超過需要が発生した以前の場合に対する超過需要量で設定され得、安全在庫に対する需要量が前記超過需要量よりも高くなる可能性が少ないため、サーバーデバイス100は、上記のように既設定値を安全在庫需要量に関する情報として決定し得る。
【0077】
例えば、安全在庫需要量に関する情報は、一定条件を満たしている場合に限り、動作305によってサーバーデバイス100が判断する予想需要量情報に含み得る。一例として、動作301ないし動作305による物流情報及び予想消耗量情報に基づいて決定された基準日に対する物流センターの予想保有在庫量が動作305によって判断した予想される消費者の需要量よりも大きい場合、前記予想保有在庫量と前記予想される消費者の需要量の差が限界値以内であるときに限り、前記安全在庫需要量に関する情報が、前記予想需要量情報に含み得る。
【0078】
特定の基準日に対して予想される物流センターの保有在庫量よりも予想される消費者の需要量がより少ない場合、基本的に物品を発注する必要はないが、安全在庫需要量が存在すれば、安全在庫需要量によって発注の可否が変わり得る。一例として、予想される消費者の需要量と安全在庫需要量の合計が特定の基準日に対して予想される物流センターの保有在庫量よりも少ない場合は、依然として物品を発注する必要はないが、予想される消費者の需要量と安全在庫需要量の合計が特定の基準日に対して予想される物流センターの保有在庫量よりも多い場合、物品を発注する必要が生じ得る。
【0079】
特定の基準日に対して予想される物流センターの保有在庫量よりも予想される消費者の需要量がより少ない場合、その差が大きい場合は安全在庫需要量によって物品を発注する必要が生じたとしても、該当発注分の発注物品は消費者の需要量を考慮するときに販売されていない可能性が高い。このとき、特定の基準日に対して予想される物流センターの保有在庫量と予想される消費者の需要量との差が一定の限界値以内であるときに限り、安全在庫需要量を考慮するようにすれば、安全在庫需要量によって物品を発注する必要が生じたとしても、該当発注分の発注物品が販売される可能性がそうでない場合よりも高くなることがある。従って、サーバーデバイス100は、予想される物流センターの保有在庫量よりも予想される消費者の需要量がより少ない場合、その差が限界値以内であるときに限り、安全在庫需要量に関する情報が予想需要量情報に含まれるように設定し得る。
【0080】
例えば、サーバーデバイス100は、判断した予想需要量に関する情報及び獲得した発注物品のための発注量算定に関連した期間に関する情報に基づいて、基準期間のために物流センターが保有しなければならない発注物品の数量を判断し得る。即ち、サーバーデバイス100は、発注量算定に関連した期間に関する情報に含まれた発注量算定の基準期間を確認し、判断した予想需要量に関する情報によって前記基準期間の需要を合わせるために、物流センターで保有していなければならない発注物品の数量を含む第3情報を判断し得る。
【0081】
ここで、予想需要量に関する情報及び発注量算定に関連した期間に関する情報をもとにサーバーデバイス100が判断する前記第3情報は、物流センターに対して必要な発注量を算定するために使用し得る。一例として、サーバーデバイス100は、動作301ないし動作305によって判断した第1情報及び第2情報を通して特定の基準日に対する物流センターの予想保有在庫量を獲得することができるが、第3情報に含まれている物流センターで保有していなければならない発注物品の数量から前記予想保有在庫量を減算すれば必要な発注量を獲得し得る。
【0082】
様々な実施形態によると、動作307でサーバーデバイス100は物量情報、予想消耗量情報及び予想需要量情報に基づいて算定された発注物品の発注量に関する情報を提供し得る。
【0083】
例えば、発注物品の発注量は、判断された予想需要量に関する情報に含まれた発注物品について基準期間に予想される消費者の需要量及び基準期間のための安全在庫需要量を合計した第1値、物量情報に含まれた発注物品に対する現在在庫量及び基準日までの入荷予定物量を合計した第2値及び予測消耗量情報に含まれている発注物品に対して基準日まで販売されるものと予想される販売量及び発生するものと予想される廃棄量のうち、より大きい値である第3値に基づいて算定し得る。このとき、第3値で予想される販売量と予想される廃棄量のうち、より大きな値を用いることは、発注物品が特定の保管類型に対応する物品である点を反映するためであり得る。即ち、発注物品が特定の保管類型に対応する物品であれば、物流センターが保有する物品の販売のための出庫は、販売可能期限または消費期限の早い順になるため、予想消耗量に関する情報が含まれる予想される販売量に関する情報と、予想される廃棄量に関する情報のうち、大きい値が発注量算定に利用し得る。また、ここでの予想需要量は、発注物品の特性、発注物品が販売される時期に関連した情報及び発注物品に関する割引プロモーション情報のうち、少なくとも一つを考慮して決定し得る。
【0084】
例えば、発注物品の発注量は、前記第2値から前記第3値を減算した第4値と0のうち大きい値である第5値に対して、前記第1値から前記第5値を減算した値と0のうち大きな値として算定し得る。
【0085】
前記第2値から前記第3値を減算することは、基準日に対する物流センターの予想保有在庫量を獲得するためであり、予想保有在庫量は0よりも小さいことはないため、前記第2値から前記第3値を減算した第4値と0のうち大きい値を物流センターの予想保有在庫量の第5値として選ぶことになる。また、前記第1値から前記第5値を減算することは、基準日から開始する基準期間に対する需要量から物流センターの予想保有在庫量を減算して必要な発注量を獲得するためであり、必要発注量は0よりも小さいことがないため、前記第1値から前記第5値を減算した値と0のうち大きい値を必要発注量の値として選ぶことになる。
【0086】
総合すると、動作307によって特定の基準日から開始する基準期間のための発注量を現時点で算定するための数式は次のように整理し得る。
【0087】
[数1]
発注量=Max([基準期間中に予想される消費者の需要量+基準期間のための安全在庫需要量-Max({現時点の在庫量+既存発注によって現時点から基準日までに入庫が予定される数量-Max(現時点から基準日までに予想される販売量、現時点から基準日までに予想される廃棄量)},0)],0)
【0088】
図4は、様々な実施形態によるサーバーデバイス100が現時点で特定の基準日から開始する基準期間のための発注量を算定する一例を示した図である。サーバーデバイス100は、発注量を算定するために必要ないくつかの情報を獲得したり、判断したことに基づいて図4に示すフローチャートのような手順を遂行し得る。
【0089】
図4(a)を参照すると、サーバーデバイス100は、現時点での発注量算定に関連した期間に関する情報を獲得して、発注量算定のための基準日と基準日から開始する基準期間を確認し得る。
【0090】
図4(b)を参照すると、サーバーデバイス100は、発注量算定のために基準期間中に予想される消費者の需要量に関する情報(A)、基準期間のための安全在庫需要量に関する情報(B)、現時点の在庫量に関する情報(C)、既存発注によって、現時点から基準日までに入荷予定された数量に関する情報(D)、現時点から基準日までに予想される販売量に関する情報(E)、及び現時点から基準日までに予想される廃棄量(F)に関する情報を獲得、確認または判断し得る。
【0091】
このとき、現時点から基準日までの発注物品に対する消耗量を判断するために予想される販売量(E)または予想される廃棄量(F)のうち、大きな値を獲得し得る。このとき予想される販売量と予想される廃棄量のうち、より大きな値を使用することは発注物品が特定の保管類型に対応する物品である点を反映するためであり得る。即ち、発注物品が特定の保管類型に対応する物品であれば、物流センターが保有する物品の販売のための出庫は販売可能期限または消費期限の早い順になるため、予想される販売量と予想される廃棄量のうち、大きな値は現時点から基準日までの発注物品に対する消耗量として判断し得る。
【0092】
また、基準日での物流センターの発注物品に対する在庫量を判断するために、現在の在庫(C)と既存発注による入荷予定数量(D)を合計した値を獲得することができ、基準期間の需要量を判断するために予想される消費者の需要量(A)と安全在庫需要量(B)を合計した値を獲得し得る。
【0093】
サーバーデバイス100は、基準日での発注物品に対する予想保有在庫量を判断するために、現在在庫量(C)と既存発注による入荷予定数量(D)を合計した値から予想される販売量(E)または予想される廃棄量(F)のうち大きな値を減算した値と0のうち大きい値(K1)を獲得し得る。このとき、前述減算した値と0のうち大きい値を利用することは、基準日から予想される保有在庫量が負数にならない点を反映するためであるといえる。
【0094】
サーバーデバイス100は、基準期間のための発注量を算定するために、消費者の需要量(A)と安全在庫需要量(B)を合計した値から予想保有在庫量を減算した値と0のうち大きい値(K2)を獲得することができる。このとき、前記減算した値と0のうち大きい値を利用するのは、基準期間のために算定される発注量が負数にならない点を反映するためであるといえる。
【0095】
図5は、様々な実施形態によるサーバーデバイス100の動作に基づいて発注量に関する情報を出力する一例を示した図である。例えば、図5の例では、サーバーデバイス100または前記サーバーデバイス100に連動するデバイス200のためのUI/UX(user interface/user experience)を通して出力される発注情報であることがあり、以下の図で説明する各実施形態は、図3ないし図4で前述したサーバーデバイス100の動作に基づいて遂行し得る。但し、図5で説明する各実施形態が、このような形態に限定して遂行されるものではなく、サーバーデバイス100または前記サーバーデバイス100に連動するデバイス200のためのUI/UX(user interface/user experience)を通して出力される発注情報を具現することのできるすべての形態として遂行し得る。
【0096】
図5は、様々な実施形態によるサーバーデバイス100または前記サーバーデバイス100に連動するデバイス200がサーバーデバイス100の動作に基づいて算定された発注量情報を出力する例示を示した図である。
【0097】
図5を参照すると、サーバーデバイス100は、現時点の4月1日付を基準に物流センターに関する発注物品の物量情報を確認して出力することが分かる。物量情報によると、現時点の4月1日付で物流センターが保有している「牛乳500ml」の物品数量は8,400本であり、このときの基準日の4月8日付までに入荷予定の「牛乳500ml」の物品数量は5,500本と4,300本を合計した9,800本であることが分かる。
【0098】
サーバーデバイス100は、現時点から基準日までの期間に該当する4月1日付から4月8日付までの期間に対する予想販売量と予想廃棄量を含む消耗量情報を判断して出力することが分かる。消耗量情報によると、4月1日付から4月8日付までに予想される物品の販売数量は6,500本で、4月8日付までに予想される物品の廃棄数量は1,400本であることが分かる。また、サーバーデバイス100は、基準期間である4月8日付から4月18日付までの期間に対する予想消費者需要量と安全在庫需要量を含む需要量情報を判断して出力することが分かる。需要量情報によると、4月8日付から4月18日付までに予想される消費者の物品需要数量は16,200本で、安全在庫物品需要数量は2,700であることが分かる。
【0099】
図5のサーバーデバイス100は、図3ないし図4を通して提示された発注量の算定方法に基づき以下の数式によって発注量を算定し得る。
【0100】
[数2]
発注量=Max([基準期間に予想される消費者の需要(16200)+基準期間のための安全在庫需要量(2700)-Max({現時点の在庫量(8400)+既存発注によって現時点から基準日までに入庫予想された数量(9800)-Max(現時点から基準日までに予想される販売量(6500)、現時点から基準日までに予想される廃棄量(1400))},0)],0)=7200
【0101】
これを整理して、サーバーデバイス(100)は、発注物品に対して算定された7,200本の発注量情報を出力し得る。
【0102】
図5のサーバーデバイス100または前記サーバーデバイス100に連動するデバイス200のためのUI/UX(user interface/user experience)を通して発注量情報を出力する動作は、図3ないし図4で前述したサーバーデバイス100の動作と連関して遂行し得、図5のUI/UXの例示では本発明の開示のための一つの例示として、本発明の様々な実施形態が図5のUI/UXの形態に限定されず、本発明の様々な実施形態を具現することができるすべての形態のUI/UXによって遂行し得る。
【0103】
本明細書と図に開示された本発明の実施形態は、本発明の技術内容を容易に説明し、本発明の理解を手助けするために特定例を提示したものだけであり、本発明の範囲を限定しようとするものではない。即ち、本発明の技術的思想に基づいた他の変形例が実施可能であることは、本発明の属する技術分野において通常の知識を有する者には明らかである。また、前記各々の実施形態は、必要に応じて互いに組み合わせて運用し得る。例えば、本発明のすべての実施形態は、一部分が互いに組み合わせたシステムによって具現され得る。
【0104】
また、本発明によるシステムなどによる方法は、様々なコンピュータ手段を通して遂行することができるプログラム命令形態で具現され、コンピュータ判読可能媒体に記録し得る。
【0105】
このように、本発明の様々な実施形態は、特定の観点においてコンピュータ読み取り可能な記録媒体(computer readable recording medium)からコンピュータ読み取り可能コード(computer readable code)として具現され得る。コンピュータ読み取り可能記録媒体は、コンピュータシステムによってリードすることができるデータを、保存することができる任意のデータ保存デバイスである。コンピュータ読み取り可能記録媒体の例は、読み取り専用メモリ(read only memory:ROM)と、ランダムアクセスメモリ(random access memory:RAM)、コンパクトディスクリードオンリーメモリ(compact disk-read only memory:CD-ROM)、磁気テープ(magnetic tape)、フロッピーディスク(floppy disk)、光データ保存デバイス、及びキャリアウェーブ(carrier wave)(インターネットを介したデータ送信など)を含み得る。コンピュータ読み取り可能記録媒体は、また、ネットワークに連結されたコンピュータシステムを通して分散することができ、従って、コンピュータ読み取り可能コードは分散方式で保存及び実行される。また、本発明の様々な実施形態を達成するための機能的プログラム、コード、及びコードセグメント(segment)は、本発明が適用される分野において熟練したプログラマーによって容易に解釈され得る。
【0106】
また、本発明の様々な実施形態による装置及び方法は、ハードウェア、ソフトウェアまたはハードウェア及びソフトウェアの組み合わせの形態で実現可能であることが分かる。このようなソフトウェアは、例えば、削除可能または再記録可能かどうかにかかわらず、ROMなどの保存装置のような揮発性または非揮発性保存装置、または、例えば、RAM、メモリチップ、装置または集積回路のようなメモリ、または例えば、コンパクトディスク(compact disk:CD)、DVD、磁気ディスク、または磁気テープなどのような光学または磁気的に記録可能とすると同時に、機械(例えば、コンピュータ)で読み取ることができる保存媒体に保存され得る。本発明の様々な実施形態による方法は、制御部及びメモリを含むコンピュータ、または、このようなメモリまたはコンピュータを含む車両などによって具現され得、このようなメモリは、本発明の実施形態を具現する命令を含むプログラムまたはプログラムを保存するのに適した機械で読み取ることができる保存媒体の一例であることが分かる。
【0107】
従って、本発明は、本明細書の請求項に記載された装置または方法を具現するためのコードを含むプログラム及びこのようなプログラムを保存する機械(コンピュータなど)で読み取ることができる保存媒体を含んでいる。また、これらのプログラムは、有線または無線接続を通して伝達される通信信号のような任意の媒体を通して電子的に移送することができ、本発明はこれと均等なものを適切に含んでいる。
【0108】
前記では、本発明実施形態を参照して説明したが、本明細書と図に開示した本発明の実施形態は、本発明技術内容を容易に説明し、本発明の理解を助けるために特定の例を示したものであるだけで、本発明範囲を限定するものではない。また、上述した本発明による実施形態は例示的なものに過ぎず、当該分野での通常の知識を有する者であれば、これをもって様々な変形及び均等な範囲の実施形態が可能である点を理解するだろう。従って、本発明の真の技術的保護範囲は、以下の特許請求の範囲によって定められなければならならない。
図1
図2
図3
図4
図5
【手続補正書】
【提出日】2021-12-01
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子装置が発注に関連した情報を提供する方法において、
物流センターの発注物品に関する物量情報及び前記発注物品のための発注量算定に関連した期間に関する情報を獲得する段階;
前記期間に関する情報に基づいて、発注量算定のための基準日及び前記基準日から開始する基準期間を確認する段階;
前記基準日までの前記発注物品に関する予想消耗量情報及び前記基準期間の前記発注物品に関する予想需要量情報を判断する段階;及び
前記物量情報、前記予想消耗量情報及び前記予想需要量情報に基づいて算定された前記発注物品の発注量に関する情報を提供する段階を含み、
前記予想需要量情報は、前記発注物品に対する前記基準期間に予想される消費者の需要量に関する情報及び前記発注物品に対する前記基準期間のための安全在庫需要量に関する情報を含み、
前記物量情報及び前記予想消耗量情報に基づいて決定された前記基準日の予想在庫量が前記予想される消費者の需要量よりも多い場合、前記予想在庫量と前記予想される消費者の需要量との差が限界値以内であるとき、前記安全在庫需要量に関する情報が前記予想需要量情報に含まれる、
発注関連情報提供方法。
【請求項2】
前記物量情報は、前記発注物品に対する前記物流センターでの現在在庫量に関する情報及び前記発注物品に対する既存発注による前記基準日までの入庫予想物量に関する情報を含む請求項1に記載の発注関連情報提供方法。
【請求項3】
前記予想消耗量情報は、前記発注物品に対する前記物流センターでの現在在庫量の中から前記基準日までに販売されるものと予想される販売量に関する情報及び前記現在在庫量の中から基準日までに発生するものと予想される廃棄量に関する情報を含む、請求項1に記載の発注関連情報提供方法。
【請求項4】
前記予想される販売量は、前記発注物品に対する既存の販売履歴に基づいて決定される、
請求項3に記載の発注関連情報提供方法。
【請求項5】
前記予想される廃棄量は、前記基準日までに販売可能期限または消費期限が経過する発注物品の物量を含む、請求項3に記載の発注関連情報提供方法。
【請求項6】
前記予想される消費者の需要量は、前記発注物品の価格に基づいて決定される、請求項に記載の発注関連情報提供方法。
【請求項7】
前記予想される消費者の需要量は、前記発注物品に対する既存の需要履歴に基づいて決定される、請求項に記載の発注関連情報提供方法。
【請求項8】
前記予想される消費者の需要量は、前記発注物品の販売特性に基づいて決定される、請求項に記載の発注関連情報提供方法。
【請求項9】
前記販売特性は、前記発注物品が特定期間に販売される特性を含む、請求項に記載の発注関連情報提供方法。
【請求項10】
前記販売特性は、前記発注物品の価格に割引が適用される特性を含む、請求項に記載の発注関連情報提供方法。
【請求項11】
前記安全在庫需要量は、前記発注物品に対する既存の需要履歴に基づいて決定される、
請求項に記載の発注関連情報提供方法。
【請求項12】
前記安全在庫需要量は既設定値である、請求項に記載の発注関連情報提供方法。
【請求項13】
前記発注物品は、特定の保管類型に対応する物品である、請求項1に記載の発注関連情報提供方法。
【請求項14】
前記発注物品の発注量は、
前記予想需要量情報に含まれた前記発注物品に対し、前記基準期間に予想される消費者の需要量及び前記基準期間のための安全在庫需要量を合計した第1値、
前記物量情報に含まれた前記発注物品に対する現在在庫量及び前記基準日までの入荷予定物量を合計した第2値、及び
前記予想消耗量情報に含まれた前記発注物品に対し、前記基準日までに販売されるものと予想される販売量及び発生するものと予想される廃棄量のうちより大きい値である第3値に基づいて算定される請求項1に記載の発注関連情報提供方法。
【請求項15】
前記発注物品の発注量は、
前記第2値から前記第3値を減算した第4値と0のうち大きい値である第5値に対して、
前記第1値から前記第5値を減算した値と0のうち大きい値として算定される、請求項14に記載の発注関連情報提供方法。
【請求項16】
発注に関連した情報を提供する電子装置において、
プロセッサ(processor)及び
一つ以上のインストラクション(instruction)を保存する一つ以上のメモリ(memory)を含み、
前記一つ以上のインストラクションは、実行時に前記プロセッサが:
物流センターの発注物品に関する物量情報及び前記発注物品のための発注量算定に関連した期間に関する情報を獲得する段階;
前記期間に関する情報に基づいて発注量算定のための基準日及び前記基準日から開始する基準期間を確認する段階;
前記基準日までの前記発注物品に対する予想消耗量情報及び前記基準期間の前記発注物品に対する予想需要量情報を判断する段階;及び
前記物量情報、前記予想消耗量情報及び前記予想需要量情報に基づいて算出された前記発注物品の発注量に関する情報を提供する段階を遂行するよう前記プロセッサを制御
前記予想需要量情報は、前記発注物品に対する前記基準期間に予想される消費者の需要量に関する情報及び前記発注物品に対する前記基準期間のための安全在庫需要量に関する情報を含み、
前記物量情報及び前記予想消耗量情報に基づいて決定された前記基準日の予想在庫量が前記予想される消費者の需要量よりも多い場合、前記予想在庫量と前記予想される消費者の需要量との差が限界値以内であるとき、前記安全在庫需要量に関する情報が前記予想需要量情報に含まれる、
電子装置。
【外国語明細書】