(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022168800
(43)【公開日】2022-11-08
(54)【発明の名称】発注に関連した情報を提供する電子装置の動作方法及びこれを支援する電子装置
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/08 20120101AFI20221031BHJP
【FI】
G06Q10/08 330
【審査請求】有
【請求項の数】18
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021082407
(22)【出願日】2021-05-14
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-11-17
(31)【優先権主張番号】10-2021-0053763
(32)【優先日】2021-04-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ZIGBEE
(71)【出願人】
【識別番号】520244544
【氏名又は名称】クーパン コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100188558
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 雅人
(74)【代理人】
【識別番号】100205785
【弁理士】
【氏名又は名称】▲高▼橋 史生
(74)【代理人】
【識別番号】100154922
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 允辰
(72)【発明者】
【氏名】ウェイ・ウェイ
(72)【発明者】
【氏名】ケ・マ
(72)【発明者】
【氏名】シウクン・リャン
(72)【発明者】
【氏名】グァンヤオ・ジャン
(72)【発明者】
【氏名】カイ・ジャン
(72)【発明者】
【氏名】ス・キョン・チェ
(72)【発明者】
【氏名】ティモシー・ウォルフガング・ショーエンハール
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA06
(57)【要約】
【課題】本発明の目的は、発注に関連した情報を提供する電子装置の動作方法及びこれを支援する電子装置を提供することである。
【解決手段】本開示によると、電子装置が発注に関した情報を提供する方法において、少なくとも一つの発注物品に関する情報、前記少なくとも一つの発注物品の発注量に関する情報、及び前記少なくとも一つの発注物品のリードタイムに関する情報を含む、必要が発注情報を獲得する段階と、前記リードタイムに関する情報に基づいて基準日付を確認する段階と、前記基準日付における物流センターの残りの受容量に関する情報を確認する段階と、前記必要発注情報に対応する発注量が前記基準日付における前記物流センターの残りの受容量容量を超過する場合、前記必要発注情報から発注量を調節する対象発注物品を確認する段階と、前記対象発注物品の発注量が調整された、更新された発注情報を提供する段階と、を含む方法が開示される。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子装置が発注に関した情報を提供する方法において、
少なくとも一つの発注物品に関する情報、前記少なくとも一つの発注物品の発注量に関する情報、及び前記少なくとも一つの発注物品のリードタイムに関する情報を含む、発注情報を獲得する段階と、
前記リードタイムに関する情報に基づいて基準日付を確認する段階と、
前記基準日付における物流センターの残りの受容量に関する情報を確認する段階と、
必要発注情報に対応する発注量が前記基準日付における前記物流センターの残りの受容量を超過する場合は、前記必要発注情報から発注量を調節する対象発注物品を確認する段階と、
前記対象発注物品の発注量が調整された、更新された発注情報を提供する段階と、を含む、発注関連情報の提供方法。
【請求項2】
前記残りの受容量に関する情報の場合、前記物流センターの物品受容量に関する情報、前記物流センターの現在の物品在庫に関する情報及び既存の発注による前記物流センターの入庫予定物量に関する情報に基づいて確認される、請求項1に記載の発注関連情報の提供方法。
【請求項3】
前記残りの受容量に関する情報は、前記基準日付までの予想出庫量情報に基づいて確認される、請求項1に記載の発注関連情報の提供方法。
【請求項4】
前記残りの受容量に関する情報を確認する段階は、
前記少なくとも一つの発注物品に関する情報に基づいて、前記少なくとも一つの発注物品に対応する保管タイプを確認する段階と、
前記物流センターで、前記保管タイプに対応する保管場所の残りの受容量に関する情報を確認する段階と、を含む、請求項1に記載の発注関連情報の提供方法。
【請求項5】
前記必要発注情報から発注量を調節する前記対象発注物品を確認する段階は、
前記少なくとも一つの発注物品に関する情報に含まれた優先順位情報に基づいて発注量を調節する、前記対象発注物品を確認する段階を含む、請求項1に記載の発注関連情報の提供方法。
【請求項6】
前記優先順位情報は、高い優先順位を有する第1のグループと中間優先順位を有する第2のグループ、及び低い優先順位を有する第3のグループに関する情報を含み、
前記第1のグループは、前記少なくとも一つの発注物品のうち、価格割引が適用される発注物品を含み、前記第2のグループは、前記第1のグループを除いた残りの発注物品のうち、優先順位の高い一部の発注物品を含み、前記第3のグループは、前記第1のグループと前記第2のグループを除いた残りの発注物品と、を含む、請求項5に記載の発注関連情報の提供方法。
【請求項7】
前記優先順位情報に基づいて発注量を調節する前記対象発注物品を確認する段階は、
前記必要発注情報に対応する発注量と前記物流センターの残りの受容量を比較して算定した超過発注量に応じて、優先順位の低い順に発注量を調節する対象グループの対象発注物品を確認する段階を含む、請求項6に記載の発注関連情報の提供方法。
【請求項8】
前記対象発注物品は、前記第3のグループの発注物品を含む、請求項7に記載の発注関連情報の提供方法。
【請求項9】
前記対象発注物品に含まれた前記第3のグループの発注物品は、基本在庫の発注物品及び安全在庫のための発注物品を含む、請求項8に記載の発注関連情報の提供方法。
【請求項10】
前記対象発注物品に含まれた前記第3のグループの発注物品は、販売量に基づいて決定される、請求項8に記載の発注関連情報の提供方法。
【請求項11】
前記超過発注量が前記第3のグループの発注物品に対して調節可能な発注量より多い場合、前記対象発注物品は、前記第2のグループの発注物品をさらに含む、請求項8に記載の発注関連情報の提供方法。
【請求項12】
前記対象発注物品に含まれた前記第2のグループの発注物品は、基本在庫のための発注物品及び安全在庫のための発注物品を含む、請求項11に記載の発注関連情報の提供方法。
【請求項13】
前記対象発注物品に含まれた前記第2のグループの発注物品は、販売量に基づいて決定される、請求項11に記載の発注関連情報の提供方法。
【請求項14】
前記超過発注量が前記第2のグループ及び前記第3のグループの発注物品に対して調節可能な発注量より多い場合、前記対象発注物品は、前記第1のグループの発注物品をさらに含む、請求項11に記載の発注関連情報の提供方法。
【請求項15】
前記対象発注物品に含まれた前記第1のグループの発注物品は、基本在庫のための発注物品及び安全在庫のための発注物品を含む、請求項14に記載の発注関連情報の提供方法。
【請求項16】
前記対象発注物品に含まれた前記第1のグループの発注物品は、販売量に基づいて決定される、請求項14に記載の発注関連情報の提供方法。
【請求項17】
前記残りの受容量の変更情報を獲得する段階と、
前記変更情報によって前記残りの受容量が増加する場合、発注量の調節された前記確認されたグループ、及び発注物品のうち、前記増加した残りの受容量に応じて、優先順位の高い順に再発注するグループ及び発注物品を確認する段階と、を含む、請求項7に記載の発注関連情報の提供方法。
【請求項18】
発注に関した情報を提供する電子装置において、
プロセッサ(processor)と、
一つ以上のインストラクション(instruction)を保存する一つ以上のメモリ(memory)を含み
前記一つ以上のインストラクションは、実行時に、前記プロセッサが:
少なくとも一つの発注物品に関する情報、前記少なくとも一つの発注物品の発注量に関する情報、及び前記少なくとも一つの発注物品のリードタイムに関する情報を含む、必要発注情報を獲得する段階と、
前記リードタイムに関する情報に基づいて基準日付を確認する段階と、
前記基準日付における物流センターの残りの受容量に関する情報を確認する段階と、
前記必要発注情報に対応する発注量が前記基準日付における前記物流センターの残りの受容量を超過する場合、前記必要発注情報から発注量を調節する対象発注物品を確認する段階と、
前記対象発注物品の発注量が調整された、更新された発注情報を提供する段階を遂行するように前記プロセッサを制御する電子装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、発注に関した情報を提供する方法及び装置に係るものであり、より詳細には、物流センターの残りの受容量を超過しないように更新された物品の発注量を含む情報を提供する方法、及びその電子装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電子技術の発達により、電子商取引は、ショッピングの一分野として根付いた。顧客は、直接ショッピングモールや市場に行かなくても、オンラインで商品を購入することができ、オンラインで購入した物品は、顧客が要請した配送先に配送される。
【0003】
前述のような電子商取引サービスのための物流情報管理システムは、より効果的なサービスを提供するために、複数の物流センターを運用することができ、各物流センターの情報を管理することができる。例えば、物品に対する発注要求が発生した場合、物流情報管理システムは、当該発注の特性(例:配送先、物流センターの在庫など)を考慮して注文を処理する物流センターを決定し、決定された物流センターの注文を割り当てる(割振り)ことができる。
【0004】
これに関連して、KR100932262B1などの先行文献を参照することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の方法によると、発注に関した情報を提供する電子装置が、物流センターの残りの受容量を超過しないように更新された物品の発注量を含む情報を提供することで物流センター管理の便宜を図ることができる。
【0006】
本発明で解決しようとする技術的課題は、以上で言及した技術的課題に限定されず、言及していないまた別の技術的課題は、以下の記載から本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者に明確に理解され得る。
【課題を解決するための手段】
【0007】
様々な実施形態は、発注関連情報を提供するための電子装置の動作方法及びこれを支援する電子装置を提供し得る。
【0008】
様々な実施形態による電子装置が発注に関した情報を提供する方法において、少なくとも一つの発注物品に関する情報、前記少なくとも一つの発注物品の発注量に関する情報、及び前記少なくとも一つの発注物品のリードタイムに関する情報を含む、必要発注情報を獲得する段階と、前記リードタイムに関する情報に基づいて基準日付を確認する段階と、前記基準日付における物流センターの残りの受容量に関する情報を確認する段階と、前記必要発注情報に対応する発注量が前記基準日付における前記物流センターの残りの受容量を超過する場合は、前記必要発注情報から発注量を調節する対象発注物品を確認する段階と、前記対象発注物品の発注量が調整された、更新された発注情報を提供する段階とを含み得る。
【0009】
例示的実施形態において、前記残りの受容量に関する情報は、前記物流センターの物品受容量に関する情報、前記物流センターの現在の物品在庫量に関する情報及び既存の発注による前記物流センターの入庫予定物量に関する情報に基づいて確認し得る。
【0010】
例示的実施形態において、前記残りの受容量に関する情報は、前記基準日付までの予想出庫量情報に基づいて確認し得る。
【0011】
例示的実施形態において、前記残りの受容量に関する情報を確認する段階は、前記少なくとも一つの発注物品に関する情報に基づいて、前記少なくとも一つの発注物品に対応する保管タイプを確認する段階と、前記物流センターで前記保管タイプに対応する保管場所の残りの受容量に関する情報を確認する段階を含み得る。
【0012】
例示的実施形態において、前記必要発注情報から発注量を調節する前記対象発注物品を確認する段階は、前記少なくとも一つの発注物品に関する情報に含まれた優先順位情報に基づいて発注量を調節する、前記対象発注物品を確認する段階を含み得る。
【0013】
例示的実施形態において、前記優先順位情報は、高い優先順位を有する第1のグループと中間優先順位を有する第2のグループ、及び低い優先順位を有する第3のグループに関する情報を含み、前記第1のグループは、前記少なくとも一つの発注物品のうち、価格割引が適用される発注物品を含み、前記第2のグループは、前記第1のグループを除いた残りの発注物品のうち、優先順位の高い一部の発注物品を含み、前記第3のグループは、前記第1のグループと前記第2のグループを除いた残りの発注物品を含み得る。
【0014】
例示的実施形態において、前記優先順位情報に基づいて発注量を調節する前記対象発注物品を確認する段階は、前記必要発注情報に対応する発注量と前記物流センターの残りの受容量を比較して算定した超過発注量に応じて、優先順位の低い順に発注量を調節する対象グループの対象発注物品を確認する段階を含み得る。
【0015】
例示的実施形態において、前記対象発注物品は、前記第3のグループの発注物品を含み得る。
【0016】
例示的実施形態において、前記対象発注物品に含まれた前記第3のグループの発注物品は、基本在庫の発注物品及び安全在庫のための発注物品を含み得る。
【0017】
例示的実施形態において、前記対象発注物品に含まれた前記第3のグループの発注物品は、販売量に基づいて決定され得る。
【0018】
例示的実施形態において、前記超過発注量が前記第3のグループの発注物品に対して調節可能な発注量より多い場合、前記対象発注物品は、前記第2のグループの発注物品をさらに含み得る。
【0019】
例示的実施形態において、前記対象発注物品に含まれた前記第2のグループの発注物品は、基本在庫のための発注物品及び安全在庫のための発注物品を含み得る。
【0020】
例示的実施形態において、前記対象発注物品に含まれた前記第2のグループの発注物品は、販売量に基づいて決定され得る。
【0021】
例示的実施形態において、前記超過発注量が前記第2のグループ及び前記第3のグループの発注物品に対して調節可能な発注量より多い場合、前記対象発注物品は、前記第1のグループの発注物品をさらに含み得る。
【0022】
例示的実施形態において、前記対象発注物品に含まれた前記第1のグループの発注物品は、基本在庫のための発注物品及び安全在庫のための発注物品を含み得る。
【0023】
例示的実施形態において、前記対象発注物品に含まれた前記第1のグループの発注物品は、販売量に基づいて決定され得る。
【0024】
例示的実施形態において、前記残りの受容量の変更情報を獲得する段階と、前記変更情報によって前記残りの受容量が増加する場合、発注量の調節された前記確認されたグループ、及び発注物品のうち、前記増加した残りの受容量に応じて、優先順位の高い順に再発注するグループ及び発注物品を確認する段階を含み得る。
【0025】
様々な実施形態による発注に関した情報を提供する電子装置において、プロセッサ(processor)、及び一つ以上のインストラクション(instruction)を保存する一つ以上のメモリ(memory)を含み、前記一つ以上のインストラクションは、実行時に、前記プロセッサが:少なくとも一つの発注物品に関する情報、前記少なくとも一つの発注物品の発注量に関する情報、及び前記少なくとも一つの発注物品のリードタイムに関する情報を含む、必要発注情報を獲得する段階と、前記リードタイムに関する情報に基づいて基準日付を確認する段階と、前記基準日付における物流センターの残りの受容量に関する情報を確認する段階と、前記必要発注情報に対応する発注量が前記基準日付における前記物流センターの残りの受容量を超過する場合、前記必要発注情報から発注量を調節する対象発注物品を確認する段階と、前記対象発注物品の発注量が調整された、更新された発注情報を提供する段階を遂行するように前記プロセッサを制御し得る。
【0026】
上述した本開示の様々な実施形態は、本開示の望ましい実施形態の一部に過ぎず、本開示の様々な実施形態の技術的特徴が反映された複数の実施形態が、当該技術分野の通常的な知識を有する者によって以下に記述する詳細な説明に基づいて導出され、理解可能である。
【発明の效果】
【0027】
本発明は、物流センターの残りの受容量を超過しないように更新された物品の発注量を含む情報を提供する方法を提示し、物流センターの管理便宜を図ることができるという側面で技術的な効果を有する。
【0028】
本発明で得られる効果は、以上で言及した効果に限定されず、言及されていないまた別の効果は以下の記載から、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が明確に理解することができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【
図1】様々な実施形態による発注関連情報提供のための電子装置の動作方法が具現され得る発注関連情報提供システムを説明するための図である。
【
図2】様々な実施形態によるサーバーデバイス及びサーバーデバイスに連動したデバイスの構成を示した図である。
【
図3】様々な実施形態による発注関連情報提供のための電子装置の動作方法を示した図である。
【
図4】様々な実施形態によるサーバーデバイス100が超過発注量に応じて、各グループの発注物品の発注量を調節し、調節された発注量を基に発注情報を更新するフローチャートの一例を示した図である。
【
図5】様々な実施形態によるサーバーデバイス100、または前記サーバーデバイス100に連動したデバイス200が更新された発注情報を出力する例示を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下の実施形態は、様々な実施形態の構成要素と特徴を所定の形態で組み合わせたものである。各構成要素または特徴は、別途の明示的言及がない限り、選択的なものとして考慮され得る。各構成要素または特徴は、他の構成要素や特徴と組み合わされていない形態で実施され得る。また、一部の構成要素及び特徴を組み合わせることで、様々な実施形態を構成することもできる。様々な実施形態で説明される動作の順序は変更され得る。如何なる実施形態の一部の構成や特徴は、他の実施形態に含まれ得るし、または他の実施形態に対応する構成または特徴と交替され得る。
【0031】
図面の説明では、様々な実施形態の要旨を曖昧にすることのある手続き、または段階などは記述しておらず、当該技術分野において、通常の知識を有する者の水準で理解することができる程度の手続きまたは段階は記述していない。
【0032】
明細書全体においてどの部分がどのような構成要素を「含む(comprisingまたはincluding)」というとき、これは、特に反対になる記載がない限り、他の構成要素を除外するのではなく、他の構成要素をより含むことができるということを意味する。また、明細書に記載された「...部」、「...器」、「モジュール」などの用語は、少なくとも一つの機能や動作を処理する単位を意味し、これはハードウェアやソフトウェアまたはハードウェア及びソフトウェアの組み合わせで具現され得る。また、「1(aまたはan)」、「一つ(one)」、「その(the)」及び類似関連語は、様々な実施形態を記述する文脈において(特に、以下の請求項の文脈で)、本明細書で別途指示されているか、文脈によって明らかに反論されない限り、単数及び複数のすべてを含む意味で使用し得る。
【0033】
以下、様々な実施形態による望ましい実施形態を添付された図を参照して詳細に説明する。添付された図と共に以下に開示される詳細な説明は、様々な実施形態の例示的な実施形態を説明しようとするものであり、唯一の実施形態を示そうとするものではない。
【0034】
また、様々な実施形態で使用される特定用語は、様々な実施形態の理解を助けるために提供されたものであり、このような特定用語の使用は、様々な実施形態の技術的思想を逸脱しない範囲で他の形態に変更し得る。
【0035】
図1は、様々な実施形態による発注関連情報提供のための電子装置の動作方法が具現され得る発注関連情報提供システムを説明するための図である。
【0036】
図1を参照すると、様々な実施形態による発注関連情報提供システムは、様々な種類の電子装置に具現され得る。例えば、発注関連情報提供システムは、サーバーデバイス100及び前記サーバーデバイス100に連動したデバイス200に具現され得る。言い換えると、サーバーデバイス100及び前記サーバーデバイス100に連動したデバイス200は、サーバーデバイス100を介して具現される発注関連情報提供システムに基づいて、本開示の様々な実施形態による動作を遂行し得る。一方、様々な実施形態による発注関連情報提供システムは、前記
図1に示したものには限定されず、より多様な電子装置とサーバーに具現され得ることもある。
【0037】
様々な実施形態によるサーバーデバイス100は、前記サーバーデバイス100に連動したデバイス200と無線及び有線通信を遂行し、大規模の保存容量を有するストレージを含む装置であり得る。例えば、サーバーデバイス100は、前記サーバーデバイス100に連動したデバイスと連携されているクラウドデバイス(Cloud device)であり得る。
【0038】
様々な実施形態による前記サーバーデバイス100に連動したデバイス200は、デスクトップPC、タブレットPC、モバイル端末などの前記サーバーデバイス100と連動してサーバーデバイス100から提供される情報を出力する装置であり得る。その他にも類似した機能を遂行する他の電子装置が前記サーバーデバイス100に連動したデバイス200として利用し得る。
【0039】
様々な実施形態による発注関連情報提供システムは、動作のための様々なモジュールを含み得る。発注関連情報提供システムに含まれたモジュールは、発注関連情報提供システムが具現されている(または、物理的装置に含まれている)物理的装置(例:サーバーデバイス100)が指定した動作を遂行できるように具現されたコンピュータコードないし一つ以上のインストラクション(instruction)であり得る。即ち、発注関連情報提供システムが具現されている物理的装置は、複数個のモジュールをコンピュータコード形式でメモリに保存し、メモリに保存された複数個のモジュールが実行される場合、複数個のモジュールは、物理的装置が複数個のモジュールに対応する指定された動作を遂行できるようにし得る。
【0040】
図2は、様々な実施形態によるサーバーデバイス及びサーバーデバイスに連動したデバイスの構成を示した図である。
【0041】
図2を参照すると、サーバーデバイス100及び前記サーバーデバイス100に連動したデバイス200は、入/出力部210、通信部220、ストレージ230、及びプロセッサ240を含み得る。
【0042】
入力/出力部210は、ユーザー入力を受けるか、またはユーザーに情報を出力する各種インターフェースや接続ポートなどであり得る。入力/出力部210は、入力モジュールと出力モジュールを含むことができ、入力モジュールは、ユーザーからのユーザー入力を受信する。ユーザー入力はキー入力、タッチ入力、音声入力をはじめ、様々な形態で行うことができる。このようなユーザー入力を受けることができる入力モジュールの例としては、伝統的な形態のキーパッドやキーボード、マウスはもちろんのこと、ユーザーのタッチを感知するタッチセンサー、音声信号の入力を受けるマイク、映像認識を通してジェスチャーなどを認識するカメラ、ユーザーのアクセスを感知する照度センサーや赤外線センサーの少なくとも一つを含む近接センサー、加速度センサーやジャイロセンサーなどを通して、ユーザーの動作を認識するモーションセンサー及びその他の様々な形態のユーザー入力を感知するか、入力される様々な形態の入力手段があり、本開示の実施形態による入力モジュールは、上記で羅列した装置の少なくとも一つを含み得る。ここで、タッチセンサーは、ディスプレイパネルに付着されるタッチパネルやタッチフィルムを通してタッチを感知する圧電式または静電式タッチセンサー、光学的な方法によってタッチを感知する光学式タッチセンサーなどで具現され得る。その他にも入力モジュールは、自主的にユーザー入力を感知する装置の代わりにユーザー入力を受ける外部の入力装置を連結させる入力インターフェース(USBポート、PS/2ポートなど)の形態でも具現され得る。また、出力モジュールは、各種情報を出力し得る。出力モジュールは、映像を出力するディスプレイ、音を出力するスピーカー、振動を発生させるハプティクス装置及びその他の様々な形態の出力手段のうち、少なくとも一つを含み得る。この他にも、出力モジュールは、上述した個別出力手段を連結させるポートタイプの出力インターフェースの形態で具現され得る。
【0043】
一例として、ディスプレイの形態の出力モジュールは、テキスト、静止映像、動画をディスプレイし得る。ディスプレイは、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、発光ダイオード(LED:light emitting diode)ディスプレイ、有機発光ダイオード(OLED:Organic Light Emitting Diode)ディスプレイ、フラットパネルディスプレイ(FPD:Flat Panel Display)、透明ディスプレイ(transparent display)、曲面ディスプレイ(Curved display)、フレキシブルディスプレイ(flexible display)、3次元ディスプレイ(3D display)、ホログラフィックディスプレイ(holographic display)、プロジェクター、及びその他の映像出力機能を遂行できる様々な形態の装置の中で少なくとも一つを含み得る。このようなディスプレイは、入力モジュールのタッチセンサーと一体で構成されたタッチディスプレイの形態であり得る。
【0044】
通信部220は、他の装置と通信し得る。従って、サーバーデバイス100及び前記サーバーデバイス100に連動したデバイス200は、通信部を通して他の装置と情報を送受信し得る。例えば、サーバーデバイス100及び前記サーバーデバイス100に連動したデバイス200は、通信部を利用して相互間の通信を遂行するか、その他別の装置と通信を遂行し得る。
【0045】
ここで、通信、即ちデータの送受信は、有線または無線で行うことができる。このため、通信部はLAN(Local Area Network)を通してインターネットなどに接続する有線通信モジュール、移動通信基地局を経て移動通信ネットワークに接続してデータを送受信する移動通信モジュール、無線LAN(Wi-Fi)のようなWLAN(Wireless Local Area Network)系列の通信方式やブルートゥース(登録商標)(Bluetooth)、ジクビー(Zigbee)のようなWPAN(Wireless Personal Area Network)系列の通信方式を利用する近距離通信モジュール、GPS(Global Positioning System)のようなGNSS(Global Navigation Satellite System)を利用する衛星通信モジュール、またはこれらの組み合わせで構成し得る。
【0046】
ストレージ230は、各種情報を保存し得る。ストレージは、データを一時的にまたは半永久的に保存し得る。例えば、サーバー100のストレージには、サーバ100を駆動するための運用プログラム(OS:Operating System)、ウェブサイトをホスティングするためのデータや点字生成のためのプログラムないしはアプリケーション(例えば、ウェブアプリケーション)に関するデータなどを保存し得る。また、ストレージは、上述したように、モジュールをコンピュータコードの形式で保存し得る。
【0047】
ストレージ230の例としては、ハードディスク(HDD:Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ(flash memory)、ロム(ROM:Read-Only Memory)、ラム(RAM:Random Access Memory)などがあり得る。このようなストレージは、内蔵タイプまたは着脱可能なタイプで提供し得る。
【0048】
プロセッサ240は、サーバーデバイス100及び前記サーバーデバイス100に連動したデバイス200の全般的な動作を制御する。そのためにプロセッサ240は、各種情報の演算及び処理を遂行し、サーバー100の構成要素の動作を制御し得る。例えば、プロセッサ240は、発注関連情報提供のためのプログラムないしアプリケーションを実行し得る。プロセッサ240は、ハードウェア、ソフトウェア、またはこれらの組み合わせによって、コンピュータやこれに類似した装置で具現され得る。ハードウェア的にプロセッサ240は、電気的な信号を処理して制御機能を遂行する電子回路形態で具現され得、ソフトウェア的には、ハードウェア的なプロセッサ240を駆動させるプログラム形態で具現され得る。一方、以下の説明で特別な言及がない限り、サーバーデバイス100及び前記サーバーデバイス100に連動したデバイス200の動作は、プロセッサ240の制御によって遂行されるものと解釈し得る。即ち、上述した発注関連情報提供システムに具現されるモジュールが実行される場合、モジュールは、プロセッサ240がサーバーデバイス100及び前記サーバーデバイス100に連動したデバイス200を以下の動作を遂行するよう制御するものと解釈し得る。
【0049】
要約すると、様々な実施形態は、様々な手段を通して具現され得る。例えば、様々な実施形態は、ハードウェア、ファームウェア(firmware)、ソフトウェアまたはそれらの組み合わせなどにより具現され得る。
【0050】
ハードウェアによる具現の場合、様々な実施形態による方法は、一つまたはそれ以上のASICs(application specific integrated circuits)、DSPs(digital signal processors)、DSPDs(digital signal processing devices)、PLDs(programmable logic devices)、FPGAs(field programmable gate arrays)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサなどにより具現され得る。
【0051】
ファームウェアやソフトウェアによる具現の場合、様々な実施形態による方法は、以下に説明する機能または動作を遂行するモジュール、手続きまたは関数などの形態で具現され得る。例えば、ソフトウェアコードは、メモリに保存され、プロセッサによって駆動し得る。前記メモリは、前記プロセッサの内部または外部に位置することができ、既に公知された多様な手段により、前記プロセッサとデータを送受信し得る。
【0052】
以下では、前述のような技術的思想に基づいて、様々な実施形態についてより詳細に説明する。以下に説明する様々な実施形態については、上述した内容を適用し得る。例えば、以下に説明する様々な実施形態では定義されていない動作、機能、用語などは、上述した内容に基づいて遂行され、説明し得る。
【0053】
以下の説明では、サーバーデバイス100が発注関連情報提供動作を遂行することを前提に、様々な実施形態について説明し、様々な実施形態によると、サーバーデバイス100またはサーバーデバイス100から発注関連情報を受信した前記サーバーデバイス100に連動したデバイス200が発注関連情報を出力し得る。
【0054】
図3は、様々な実施形態による発注関連情報提供のための電子装置の動作方法を示した図である。
【0055】
様々な実施形態によると、動作301において、サーバーデバイス100は、少なくとも一つの発注物品に関する情報、少なくとも一つの発注物品の発注量に関する情報、及び少なくとも一つの発注物品のリードタイムに関する情報を含む、必要発注情報を獲得し得る。
【0056】
例えば、動作301によって、サーバーデバイス100が獲得する情報は、少なくとも一つの発注物品が入庫される物流センターから受信する情報であり得る。
【0057】
例えば、少なくとも一つの発注物品に関する情報は、前記少なくとも一つの発注物品を識別するための情報と、前記少なくとも一つの発注物品の特性に関する情報を含み得る。ここで発注物品を識別するための情報は、発注物品を識別できる名称及びイメージに対する情報を含み得、発注物品の特性に関する情報は、発注物品を納品するための価格と日付、発注物品の保管タイプ、販売価格、割引可否、または返品可否など物品の発注、入庫、または販売などに関する情報を含み得る。
【0058】
一例として、少なくとも一つの発注物品の特性に関する情報が含む発注物品の保管タイプに関する情報は、発注物品の保管のための貯蔵温度に応じて決定される保管カテゴリに関する情報を含み得る。保管カテゴリは、常温、冷蔵及び冷凍保管のカテゴリを含み得、少なくとも一つの発注物品の特性に関する情報が含む発注物品の保管タイプに関する情報は、発注物品が当該保管カテゴリのうち、どのカテゴリに含まれるかに関する情報を含み得る。
【0059】
常温保管カテゴリには、常温または室温で管理される保管場所に発注物品が保管されても発注物品の状態維持に特に問題のない発注物品が含まれ得る。一般的な工業製品などの発注物品が常温保管カテゴリに該当し得る。一方、冷蔵保管カテゴリには、常温または室温で管理される保管場所に発注物品が保管される場合、発注物品の鮮度または状態の維持が難しく、別途の冷蔵温度で管理される保管場所に保管されなければ、鮮度または状態維持が不可な発注物品が含まれ得る。鮮度または状態が維持されるべき冷蔵生鮮食品または食料品などの発注物品が冷蔵保管カテゴリに該当し得る。また、冷凍保管カテゴリには、常温や室温、または単純冷蔵温度で管理される保管場所に発注物品が保管される場合、発注物品の鮮度または状態維持が難しく、別途の冷凍温度で管理される保管場所に保管されなければ鮮度または状態維持が不可な発注物品が含まれ得る。鮮度または状態が維持されるべき冷凍生鮮食品、または食料品などの発注物品が冷凍保管カテゴリに該当し得る。
【0060】
例えば、少なくとも一つの発注物品に関する情報は、少なくとも一つの発注物品の優先順位情報を含み得る。ここで少なくとも一つの発注物品の優先順位情報は、少なくとも一つの発注物品が含まれるグループに対する優先順位情報及び少なくとも一つの発注物品それぞれに関する優先順位情報を含み得る。
【0061】
一例として、少なくとも一つの発注物品が含まれるグループに対する優先順位情報は、前記少なくとも一つの発注物品が優先順位に基づいて分類されるグループに関する情報と、当該グループに対する優先順位情報を含み得る。
【0062】
具体的には、少なくとも一つの発注物品は、高い優先順位を有する第1のグループ、中間優先順位を有する第2のグループ及び低い優先順位を有する第3のグループに区分され得る。高い優先順位を有する第1のグループは、前記少なくとも一つの発注物品のうち、価格割引が適用される発注物品を含み得る。中間優先順位を有する第2のグループは、第1のグループに含まれた発注物品を除いた残りの発注物品のうち、優先順位が高い発注物品を含み得る。ここで、第2のグループに含まれる基準となる優先順位は発注物品の販売量に応じて決定され得る。即ち、中間優先順位を有する第2のグループは、第1のグループに含まれた発注物品を除いた残りの発注物品のうち、販売量の高い順に一部の発注物品を含み得る。また、低い優先順位を有する第3のグループは、第1のグループ及び第2のグループに含まれた発注物品を除いた残りの発注物品を含み得る。
【0063】
一例として、少なくとも一つの発注物品それぞれに関する優先順位情報は、前記少なくとも一つの発注物品が基本在庫のための発注物品であるか、または安全在庫のための発注物品であるかによる優先順位情報を含み得る。
【0064】
具体的には、動作301によって、サーバーデバイス100が獲得する情報の対象となる少なくとも一つの発注物品は、販売需要に合わせて物品の供給のために発注する基本在庫と販売需要が予期せず物品の供給を超過する場合に備えて発注する安全在庫に区分され得る。このとき、基本在庫のための発注物品の優先順位は、安全在庫のための発注物品の優先順位より高く設定され得る。また、少なくとも一つの発注物品が同じく基本在庫のための発注物品に該当するか、または同じく安全在庫のための発注物品に該当する場合、少なくとも一つの発注物品間の優先順位は、販売量に基づいて決定され得る。即ち、少なくとも一つの発注物品が同じく基本在庫のための発注物品に該当するか、または同じく安全在庫のための発注物品に該当する場合、販売量の多い発注物品の優先順位が高く設定され得る。
【0065】
前述した少なくとも一つの発注物品が含まれるグループに対する優先順位情報及び少なくとも一つの発注物品それぞれに関する優先順位情報は、後述する動作307によって、サーバーデバイス100が発注量を調節する対象発注物品を確認するのに使用され得る。即ち、優先順位の低い発注物品順に発注量を調節する対象の発注物品で確認され得る。一例として、それぞれ一定の発注量を有する第1の発注物品ないし第6の発注物品が発注される場合に優先順位による発注量調節対象の発注物品は、次のように確認され得る。
【0066】
前記第1の発注物品及び第2の発注物品が、価格割引が適用される発注物品に該当し、高い優先順位の第1のグループに属し、前記第3の発注物品及び第4の発注物品が高い販売量の発注物品に該当し、中間優先順位の第2のグループに属し、前記第5発注物品ないし第6の発注物品が低い優先順位の第3のグループに属することができる。また、前記第1の発注物品、第3の発注物品及び第5の発注物品は、基本在庫のための発注物品に該当し、前記第2の発注物品、第4の発注物品及び第6の発注物品は、安全在庫のための発注物品に該当し得る。
【0067】
前述のような条件において、発注物品が含まれるグループに対する優先順位情報によって、前記第1の発注物品と第2の発注物品が含まれた第1のグループ、第3の発注物品と第4の発注物品が含まれた第2のグループ及び第5の発注物品と第6の発注物品が含まれた第3のグループの順に高い優先順位を有するようになり、前記第1の発注物品、第3の発注物品及び第5の発注物品は、基本在庫のための発注物品としてそれぞれ安全在庫のための発注物品である前記第2の発注物品、第4の発注物品及び第6の発注物品より高い優先順位を有するようになる。
【0068】
従って、第1の発注物品、第2の発注物品、第3の発注物品、第4の発注物品、第5の発注物品及び第6の発注物品の順に高い優先順位を有するようになり、発注量調整の対象である発注物品は、逆に第6の発注物品、第5の発注物品、第4の発注物品、第3の発注物品、第2の発注物品及び第1の発注物品の順に確認され得る。この場合、第6の発注物品に対する発注量調整をはじめに、調節されるべき発注量に応じて、上記のような順の発注物品に対する発注量が順番に調節され得る。
【0069】
例えば、少なくとも一つの発注物品の発注量に関する情報は、前記少なくとも一つの発注物品全部に対する発注量の情報を含み得、ここで前記少なくとも一つの発注物品は、同じ基準日付に入庫される発注物品に該当し得る。即ち、少なくとも一つの発注物品の発注量に関する情報は、特定基準日付に同じく入庫される発注物品全部に対する発注量の情報を含み得る。
【0070】
例えば、少なくとも一つの発注物品のリードタイムに関する情報は、前記少なくとも一つの発注物品のために設定される発注時点と入庫時点の間の日にち区間であるリードタイムに関する情報を含み得る。ここでリードタイムは、発注物品の保管特性または物品を発注する企業の配送特性などによって異なるように設定され得、発注物品の販売可能期限または消費期限が経過しないように設定され得る。
【0071】
このとき、動作301による様々な情報が色々な形態で組み合わされ、サーバーデバイス100によって獲得され得ることは自明である。
【0072】
様々な実施形態によると、動作303において、サーバーデバイス100は、リードタイムに関する情報に基づいて基準日付を確認し得る。
【0073】
例えば、動作303によるサーバーデバイス100は、少なくとも一つの発注物品に対するリードタイムを獲得する場合、発注日付を考慮して入庫日付を計算することができる。即ち、発注日付からリードタイムが経過した日付が入庫日付になり、動作303によって、サーバーデバイス100が確認する基準日付は、前記少なくとも一つの発注物品の入庫日付になり得る。このとき、基準日付に該当する入庫日付に入庫される少なくとも一つの発注物品に対する発注量が、サーバーデバイス100が後述する動作305ないし309を遂行するのに使用され得る。
【0074】
様々な実施形態によると、動作305においてサーバーデバイス100は、基準日付における物流センターの残りの受容量に関する情報を確認し得る。
【0075】
例えば、サーバーデバイス100は、基準日付における物流センターの残りの受容量に関する情報を確認するために、前記物流センターが受容できる全体物品受容量に関する情報、前記物流センターが現在保管する物品在庫量に関する情報及び既存の発注によって、前記物流センターに入庫されることが確定した入庫予定物量に関する情報を前記物流センターから受信し得る。即ち、動作305によって、サーバーデバイス100が確認する基準日付における物流センターの残りの受容量に関する情報は、前記物流センターの物品受容量に関する情報、前記物流センターの現在の物品在庫量に関する情報及び既存の発注による前記物流センターの入庫予定物量に関する情報に基づいて確認されるものであり得る。
【0076】
例えば、サーバーデバイス100は、基準日付における物流センターの残りの受容量に関する情報を確認するために基準日付まで前記物流センターから出庫されると予想される出庫物量に関する情報を、前記物流センターから受信し得る。即ち、動作305によって、サーバーデバイス100が確認する基準日付における物流センターの残りの受容量に関する情報は、基準日付までの予想出庫量情報に基づいて確認されるものであり得る。
【0077】
例えば、サーバーデバイス100が基準日付に入庫される、少なくとも一つの発注物品の保管タイプを確認する場合、動作305によって確認する基準日付における物流センターの残りの受容量に関する情報は、物流センター内で当該保管タイプに対応する保管場所の残りの受容量に関する情報であり得る。
【0078】
このとき、サーバーデバイス100は、基準日付における物流センター内の当該保管タイプに対応する保管場所の残りの受容量に関する情報を確認するために、前記保管場所が受容できる全体物品受容量に関する情報、前記保管場所が現在保管する物品在庫量に関する情報、及び既存の発注によって、前記保管場所に入庫されることが確定した入庫予定物量に関する情報を、前記物流センターから受信し得る。即ち、上記のような場合、動作305によって、サーバーデバイス100が確認する基準日付における物流センターの残りの受容量に関する情報は、少なくとも一つの発注物品の保管タイプに対応する前記物流センター内の保管場所の物品受容量に関する情報、前記保管場所の現在の物品在庫量に関する情報及び既存の発注による前記保管場所の入庫予定物量に関する情報に基づいて確認されるものであり得る。
【0079】
また、このときサーバーデバイス100は、基準日付における物流センター内の当該保管タイプに対応する保管場所の残りの受容量に関する情報を確認するために、基準日付まで前記内の当該保管タイプに対応する保管場所から出庫されるものと予想される出庫物量に関する情報を前記物流センターから受信し得る。即ち、上記のような場合、動作305によって、サーバーデバイス100が確認する基準日付における物流センターの残りの受容量に関する情報は、少なくとも一つの発注物品の保管タイプに対応する前記物流センター内の保管場所の基準日付までの予想出庫量情報に基づいて確認されるものであり得る。
【0080】
様々な実施形態によると、動作307において、サーバーデバイス100は、必要発注情報に対応する発注量が基準日付における物流センターの残りの受容量を超過する場合、必要発注情報から発注量を調節する、対象発注物品を確認し得る。
【0081】
例えば、動作307による必要発注情報に対応する発注量は、サーバーデバイス100が動作301によって情報を確認する、少なくとも一つの発注物品の発注量であり得る。即ち、サーバーデバイス100は、動作301によって確認した少なくとも一つの発注物品の発注量と動作305によって確認した物流センターの残りの受容量を比較し、少なくとも一つの発注物品のうち、基準日付に対し発注量を調節する対象発注物品を確認し得る。
【0082】
例えば、動作307によって、必要発注情報に対応する発注量が基準日付における物流センターの残りの受容量を超過する場合、サーバーデバイス100が確認する発注量を調節する対象発注物品は、前記少なくとも一つの発注物品に関する情報に含まれた優先順位情報に基づいて確認されているものであり得る。即ち、動作307によって、サーバーデバイス100が必要発注情報から発注量を調節する対象発注物品を確認する動作は、動作301によって獲得した、少なくとも一つの発注物品に対する優先順位情報に基づいて、少なくとも一つの発注物品のうち、発注量を調節する対象発注物品を確認する動作を含んでいるものであり得る。
【0083】
一例として、動作301によって、サーバーデバイス100が獲得する少なくとも一つの発注物品に関する情報には、少なくとも一つの発注物品の優先順位情報が含まれることがあり、少なくとも一つの発注物品の優先順位情報は、少なくとも一つの発注物品が含まれるグループに対する優先順位情報及び少なくとも一つの発注物品それぞれに関する優先順位情報を含み得る。
【0084】
ここで、少なくとも一つの発注物品が含まれるグループに対する優先順位情報は、前記少なくとも一つの発注物品が優先順位によって分類されるグループに関する情報と当該グループに対する優先順位情報を含み得る。
【0085】
少なくとも一つの発注物品は、高い優先順位を有する第1のグループ、中間優先順位を有する第2のグループ及び低い優先順位を有する第3のグループに区分され得る。高い優先順位を有する第1のグループは、前記少なくとも一つの発注物品のうち、価格割引が適用される発注物品を含み得る。中間優先順位を有する第2のグループは、第1のグループに含まれた発注物品を除いた残りの発注物品のうち、優先順位の高い発注物品を含み得る。ここで、第2のグループに含まれる基準となる優先順位は、発注物品の販売量に応じて決定され得る。即ち、中間優先順位を有する第2のグループは、第1のグループに含まれた発注物品を除いた残りの発注物品のうち、販売量の多い順に一部の発注物品を含み得る。また、低い優先順位を有する第3のグループは、第1のグループ及び第2のグループに含まれた発注物品を除いた残りの発注物品を含み得る。
【0086】
また、少なくとも一つの発注物品それぞれに関する優先順位情報は、前記少なくとも一つの発注物品が基本在庫のための発注物品であるか、または安全在庫のための発注物品であるかによる優先順位情報を含み得る。
【0087】
少なくとも一つの発注物品は、販売需要に合わせて物品の供給のために発注する基本在庫と販売需要が予期せず物品の供給を超過する場合に備えて発注する安全在庫に区分され得る。このとき、基本在庫のための発注物品の優先順位は、安全在庫のための発注物品の優先順位より高く設定され得る。また、少なくとも一つの発注物品が同じく基本在庫のための発注物品に該当したり、または同じく安全在庫のための発注物品に該当する場合、少なくとも一つの発注物品間の優先順位は、販売量に基づいて決定され得る。即ち、少なくとも一つの発注物品が同じく基本在庫のための発注物品に該当したり、または同じく安全在庫のための発注物品に該当する場合、販売量の多い発注物品の優先順位が高く設定され得る。
【0088】
例えば、動作307によって、サーバーデバイス100が、前述のような優先順位情報に基づいて少なくとも一つの発注物品のうち、発注量を調節する対象発注物品を確認する動作は、優先順位に関する前記第1のグループ、前記第2のグループ及び前記第3のグループの発注物品に対して調節可能な発注量を確認し、確認された調節可能な発注量及び必要発注情報に対応する発注量と物流センターの残りの受容量を比較して算定した超過発注量に応じて、優先順位の低い順に発注量を調節するグループ及びグループの発注物品を確認する動作を含むものであり得る。
【0089】
一例として、優先順位の低いグループ及び優先順位の低い発注物品順に発注量を調節する対象の発注物品がサーバーデバイス100によって確認され得る。
【0090】
必要発注情報に対応される発注量が基準日付における物流センターの残りの受容量を超過し、超過発注量に対する調整が必要な場合、サーバーデバイス100は、前記第3のグループの発注物品を対象に優先的に発注量を調節し得る。即ち、必要発注情報に含まれた少なくとも一つの発注物品を区分するグループのうち、優先順位の最も低いグループの発注物品を優先的に発注量調節の対象発注物品として確認することができ、第3のグループの発注物品においても調節すべき発注量に応じて、安全在庫のための第3のグループ内の発注物品の発注量を先に調節し、追加で発注量をさらに調節する必要がある場合、基本在庫のための第3のグループ内の発注物品の発注量を後から調節し得る。また、このとき、第3のグループ内の発注物品のうち、販売量が相対的に少なく、優先順位の低い発注物品から発注量調整の対象となる発注物品になり得る。
【0091】
もし超過発注量が前記第3のグループの発注物品を対象に調節可能な発注量を超過する場合、サーバーデバイス100は、前記第3のグループより高い優先順位の前記第2のグループの発注物品を対象に発注量を調節し得る。即ち、第3のグループの発注物品に対する発注量調整だけで超過発注量を解決できなければ、サーバーデバイス100は、第2のグループに対しても同一な発注量調整手続きを遂行し得る。この場合、サーバーデバイス100は、必要発注情報に含まれた少なくとも一つの発注物品を区分するグループのうち、第3のグループの次に優先順位の低い第2のグループの発注物品を発注量調節の対象発注物品として追加確認し得る。このとき、第2のグループの発注物品においても調節すべき発注量に応じて、安全在庫のための第2のグループ内の発注物品の発注量を先に調節し、追加で発注量をさらに調節する必要がある場合、基本在庫のための第2のグループ内の発注物品の発注量を後から調節し得る。また、第2のグループ内の発注物品のうち、販売量が相対的に少なく、優先順位の低い発注物品から発注量調整の対象となる発注物品になり得る
【0092】
また、もし超過発注量が前記第2のグループ及び前記第3のグループの発注物品を対象に調節可能な発注量を超過する場合、サーバーデバイス100は、最も高い優先順位の前記第1のグループの発注物品を対象に発注量を調節し得る。即ち、第2のグループ及び第3のグループの発注物品に対する発注量調整だけで超過発注量を解決できなければ、サーバーデバイス100は、第1のグループに対しても同一な発注量調整手続きを遂行し得る。この場合、サーバーデバイス100は、必要発注情報に含まれた少なくとも一つの発注物品を区分するグループのうち、最も優先順位の高い第1のグループの発注物品を発注量調節の対象発注物品として追加確認し得る。このとき、第1のグループの発注物品においても調節すべき発注量に応じて、安全在庫のための第1のグループ内の発注物品の発注量を先に調節し、追加で発注量をさらに調節する必要がある場合、基本在庫のための第1のグループ内の発注物品の発注量を後から調節し得る。また、第1のグループ内の発注物品のうち、販売量が相対的に少なく、優先順位の低い発注物品から発注量の調整の対象となる発注物品になり得る。
【0093】
さらに、超過発注量が前記第1のグループ、前記第2のグループ及び前記第3のグループの発注物品を対象に調節可能な発注量全部を超過する場合、サーバーデバイス100は、発注物品の取り消しが必要ということを知らせる情報を生成して提供し得る。
【0094】
様々な実施形態によると、動作309において、サーバーデバイス100は、対象発注物品の発注量が調整された更新された発注情報を提供し得る。
【0095】
例えば、前記更新された発注情報は、サーバーデバイス100が動作301によって獲得した必要発注情報から発注量が調節された発注情報であり得る。
【0096】
例えば、動作309によって、サーバーデバイス100が提供する更新された発注情報に含まれた調節された発注量は、前述した動作301ないし307に基づいて調整された発注量であり得る。
【0097】
例えば、動作309によって発注量が調整された更新された発注情報を提供したサーバーデバイス100は、以降の物流センターの状況によって物流センターの残りの受容量に関する変更情報を獲得し得る。もし、サーバーデバイス100が物流センターの増加した残りの受容量に関する変更情報を獲得する場合、サーバーデバイス100は、既に発注量を調節した対象発注物品のうち、優先順位の高いグループの発注物品から順番に発注量を増加させる、再発注を遂行する発注物品を確認し得る。即ち、サーバーデバイス100は、物流センターの残りの受容量に合わせて動作301ないし動作309によって優先順位の低い発注物品に対して発注量を調節し得るが、後ほど物流センターの増加した残りの受容量に関する情報を追加で獲得する場合、既に発注量の調整された発注物品のうち、優先順位の高い順に再発注をする対象再発注物品を確認し得る。
【0098】
図4は、様々な実施形態によるサーバーデバイス100が超過発注量に応じて、各グループの発注物品に対する発注量を調節し、調節された発注量を基に発注情報を更新するフローチャートの一例を示した図である。サーバーデバイス100は、発注量を調節する対象発注物品及び対象発注物品に対して調節する発注量を判断するための様々な情報を獲得したことに基づき、
図4に提示したフローチャートのような手続きを遂行し得る。
【0099】
図4を参照すると、必要発注情報に対応される発注量が基準日付における物流センターの残りの受容量を超過しない場合、サーバーデバイス100は、既に獲得した必要発注情報に基づいて発注を進めるよう処理することができる。
【0100】
または、必要発注情報に対応される発注量が基準日付における物流センターの残りの受容量を超過する場合、サーバーデバイス100は、優先順位の最も低い第3のグループの発注物品に対する発注量を調節し得る。このとき、必要発注情報に対応される発注量及び基準日付における物流センターの残りの受容量を考慮して算定された超過発注量が第3のグループの発注物品に対して調節可能な発注量より少なければ、サーバーデバイス100は、超過発注量に合わせて第3のグループの発注物品に対する発注量を調節したことに基づき、発注情報を更新することができる。
【0101】
もし、超過発注量が第3のグループの発注物品に対して調節可能な発注量を超過する場合、サーバーデバイス100は、第3のグループの発注物品に加え、その次の優先順位を有する第2のグループの発注物品に対する発注量まで調節し得る。このとき、超過発注量が第2のグループ及び第3のグループの発注物品に対して調節可能な発注量より少なければ、サーバーデバイス100は、超過発注量に合わせて、第2のグループ及び第3のグループの発注物品に対する発注量を調節したことに基づき、発注情報を更新することができる。
【0102】
もし、超過発注量が第2のグループ及び第3のグループの発注物品に対して調節可能な発注量を超過する場合、サーバーデバイス100は、第2のグループ及び第3のグループの発注物品に加え、優先順位の最も高い第1のグループの発注物品に対する発注量まで調節し得る。このとき、超過発注量が第1のグループ、第2のグループ及び第3のグループの発注物品に対して調節可能な発注量より少なければ、サーバーデバイス100は、超過発注量に合わせて、第1のグループ、第2のグループ及び第3のグループの発注物品に対する発注量を調節したことに基づき、発注情報を更新することができる。
【0103】
超過発注量が第1のグループ、第2のグループ及び第3のグループの発注物品に対して調節可能な発注量全部を超過する場合、サーバーデバイス100は、発注物品の取り消しが必要ということを知らせる情報を生成することができる。
【0104】
図5は、様々な実施形態によるサーバーデバイス100の動作に基づいて出力される発注情報の一例を示した図である。例えば、
図5の例では、サーバーデバイス100または前記サーバーデバイス100に連動するデバイス200のためのUI/UX(user interface/user experience)を通して出力される発注情報であることがあり、以下の図で説明する各実施形態は、
図3ないし
図4で前述したサーバーデバイス100の動作に基づいて遂行し得る。但し、
図5で説明する各実施形態が、このような形態に限定して遂行されるものではなく、サーバーデバイス100または前記サーバーデバイス100に連動するデバイス200のためのUI/UX(user interface/user experience)を通して出力される発注情報を具現することのできるすべての形態として遂行し得る。
【0105】
図5は、様々な実施形態によるサーバーデバイス100または前記サーバーデバイス100に連動するデバイス200がサーバーデバイス100の動作に基づいて更新された発注情報を出力する例示を示した図である。
【0106】
図5(a)を参照すると、サーバーデバイス100は、同一な物流センターに対し、同一な入庫日付に入庫される予定の第1の発注物品ないし第6の発注物品の発注量を含む必要発注情報を獲得し得る。このとき、
図5(a)には示されていないが、
図5(a)からサーバーデバイス100が獲得する必要発注情報には、第1の発注物品ないし第6の発注物品の特性、優先順位、またはリードタイムに関する情報など、動作301によって、サーバーデバイス100が獲得可能な様々な情報が含まれ得る。
【0107】
図5(a)において、サーバーデバイス100が獲得する情報に含まれた第1の発注物品の発注数量は500個であり、第2の発注物品の発注数量は1100個であり、第3の発注物品の発注数量は300個であり、第4の発注物品の発注数量は1400個であり、第5の発注物品の発注数量は700個であり、第6の発注物品の発注数量は500個であり、第1の発注物品の発注数量は400個であることを確認し得る。これを通して、サーバーデバイス100は、同一な入庫日付に入庫される発注物品の発注量が総4400個であることを確認し得る。
【0108】
図5(a)において、前記第1の発注物品及び前記第2の発注物品は、価格に対する割引が適用される発注物品として高い優先順位を有する第1のグループに含まれ得、前記第3の発注物品及び前記第4の発注物品は、販売量の多い発注物品として中間優先順位を有する第2のグループに含まれ得、前記第5の発注物品及び前記第6の発注物品は、一般的な発注物品として低い優先順位を有する第3のグループに含まれ得る。このとき、サーバーデバイス100は、各グループの発注物品に対して調節可能な発注量を判断することができ、それによって各発注物品の発注量を調節し得る。
【0109】
図5(b)を参照すると、サーバーデバイス100は、
図5(a)と同一な第1の発注物品ないし第6の発注物品のうち、一部発注物品の発注量が調整された発注情報を提供し得る。
【0110】
図5(b)において、サーバーデバイス100は、同一な入庫日付に入庫される発注物品の全体発注量4400個より物流センターの残りの受容量が少ないことを把握し、超過発注量を解決するために第3の発注物品、第5の発注物品及び第6の発注物品に対する総700個の発注量を調節することを確認し得る。即ち、
図5(b)でサーバーデバイス100は、同一な入庫日付に入庫される4400個の発注物品に対して物流センターの残りの受容量を3700個と判断し、第1の発注物品ないし第6の発注物品に対して総700個の発注量を減らした発注情報を提供し得る。
【0111】
このとき、調節された700個の発注量は、前記第1の発注物品ないし前記第6の発注物品のうち、優先順位によって確認された一部の発注物品に対して調整されたものであり得る。即ち、
図5(b)で第5の発注物品及び第6の発注物品は、第3のグループに含まれた発注物品として優先順位が最も低く、優先的な発注量調整の対象となり得る。従って、
図5(b)で第5の発注物品及び第6の発注物品は、それぞれ調整可能な数量だけ発注量が減少するように調節されたものであり、このとき、第3のグループの発注物品に対して調節可能な発注量500個より超過発注量の方がより多いため、次の優先順位を有する第2のグループの第3の発注物品に対して発注量が減少するように調節されたことを確認し得る。ここで、第3の発注物品は、同じ第2のグループに属する第4の発注物品より販売量が少ないため、優先順位が低く設定され、第2のグループの中で優先的な発注量調整の対象となった発注物品であり得る。
【0112】
図5のサーバーデバイス100または前記サーバーデバイス100に連動するデバイス200のためのUI/UX(user interface/user experience)を通して発注情報を出力する動作は、
図3ないし
図4で前述したサーバーデバイス100の動作と関連して遂行し得、
図5のUI/UXの例示では、本発明の開示のための一つの例示として、本発明の様々な実施形態が
図5のUI/UXの形態に限定されず、本発明の様々な実施形態を具現することができるすべての形態のUI/UXによって遂行し得る。
【0113】
本明細書と図に開示された本発明の実施形態は、本発明の技術内容を簡単に説明し、本発明の理解を手助けするために、特定例を提示したものだけであり、本発明の範囲を限定しようとするものではない。即ち、本発明の技術的思想に基づいた他の変形例が実施可能であることは、本発明の属する技術分野において通常の知識を有する者には明らかである。また、前記各々の実施形態は、必要に応じて互いに組み合わせて運用し得る。例えば、本発明のすべての実施形態は、一部分が互いに組み合わせたシステムによって具現され得る。
【0114】
また、本発明によるシステムなどによる方法は、様々なコンピュータ手段を通して遂行することができるプログラム命令形態で具現され、コンピュータ判読可能媒体に記録し得る。
【0115】
このように、本発明の様々な実施形態は、特定の観点においてコンピュータ読み取り可能な記録媒体(computer readable recording medium)からコンピュータ読み取り可能コード(computer readable code)として具現され得る。コンピュータ読み取り可能記録媒体は、コンピュータシステムによってリードすることができるデータを保存することができる任意のデータ保存デバイスである。コンピュータ読み取り可能記録媒体の例は、読み取り専用メモリ(read only memory:ROM)と、ランダム-アクセスメモリ(random access memory:RAM)、コンパクトディスク-リードオンリーメモリ(compact disk-read only memory:CD-ROM )、磁気テープ(magnetic tape)、フロッピーディスク(floppy disk)、光データ保存デバイス、及びキャリアウェーブ(carrier wave)(インターネットを介したデータ送信など)を含み得る。コンピュータ読み取り可能記録媒体は、また、ネットワークに連結されたコンピュータシステムを通して分散することができ、従って、コンピュータ読み取り可能コードは、分散方式で保存及び実行される。また、本発明の様々な実施形態を達成するための機能的プログラム、コード、及びコードセグメント(segment)は、本発明が適用される分野において熟練したプログラマーによって容易に解釈され得る。
【0116】
また、本発明の様々な実施形態による装置及び方法は、ハードウェア、ソフトウェアまたはハードウェア及びソフトウェアの組み合わせの形態で実現可能であることがわかる。このようなソフトウェアは、例えば、削除可能または再記録可能かどうかにかかわらず、ROMなどの保存装置のような揮発性または非揮発性保存装置、または、例えば、RAM、メモリチップ、装置または集積回路のようなメモリ、または例えば、コンパクトディスク(compact disk:CD)、DVD、磁気ディスク、または磁気テープなどのような光学、または磁気的に記録可能とすると同時に、機械(例えば、コンピュータ)で読み取ることができる保存媒体に保存され得る。本発明の様々な実施形態による方法は、制御部及びメモリを含むコンピュータ、または、このようなメモリまたはコンピュータを含む車両などによって具現され得、このようなメモリは、本発明の実施形態を具現する命令を含むプログラムまたはプログラムを保存するのに適した機械で読み取ることができる保存媒体の一例であることが分かる。
【0117】
従って、本発明は、本明細書の請求項に記載された装置または方法を具現するためのコードを含むプログラム及びこのようなプログラムを保存する機械(コンピュータなど)で読み取ることができる保存媒体を含んでいる。また、これらのプログラムは、有線または無線接続を通じて伝達される通信信号のような任意の媒体を通して電子的に移送することができ、本発明はこれと均等なものを適切に含んでいる。
【0118】
前記では、本発明の実施形態を参照して説明したが、本明細書と図に開示した本発明の実施形態は、本発明技術内容を簡単に説明し、本発明の理解を手助けするために特定の例を示したものであるだけで、本発明範囲を限定するものではない。また、上述した本発明による実施形態は例示的なものに過ぎず、当該分野での通常の知識を有する者であれば、これらをもって様々な変形及び均等な範囲の実施形態が可能である点を理解するだろう。従って、本発明の真の技術的保護範囲は、以下の特許請求の範囲によって定められなければならない。
【外国語明細書】