(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022169140
(43)【公開日】2022-11-09
(54)【発明の名称】ロボット関連サービス提供システム、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/00 20120101AFI20221101BHJP
【FI】
G06Q30/00 330
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021074990
(22)【出願日】2021-04-27
(71)【出願人】
【識別番号】000220262
【氏名又は名称】東京瓦斯株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100104880
【弁理士】
【氏名又は名称】古部 次郎
(74)【代理人】
【識別番号】100125346
【弁理士】
【氏名又は名称】尾形 文雄
(72)【発明者】
【氏名】大橋 朋佳
(72)【発明者】
【氏名】戸村 峻
(72)【発明者】
【氏名】宮本 登
(72)【発明者】
【氏名】榎本 奈津子
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC15
(57)【要約】
【課題】従来の技術では実現できなかった、複数のロボットの各々が提供を受けることができるロボット関連サービスの共有化を図る。
【解決手段】サービスの提供対象となるロボットの情報を少なくとも含むロボット関連サービスの情報を取得するサービス情報取得部31と、サービス情報取得部31により取得された複数のロボット関連サービスの情報を、複数のユーザがアクセス可能なウェブページに表示させる制御を行うサービス情報表示制御部39とを備えるサーバ10を有するロボット関連サービス提供システムである。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サービスの提供対象となるロボットの情報を少なくとも含むロボット関連サービスの情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された複数の前記ロボット関連サービスの情報を、複数のユーザがアクセス可能なウェブページに表示させる制御を行う表示制御手段と、
を備えるロボット関連サービス提供システム。
【請求項2】
前記ロボットの情報には、1以上の前記ロボットの機能に関する情報が含まれ、
前記表示制御手段は、前記ロボットの機能毎に抽出可能な態様で、前記ロボット関連サービスの情報を前記ウェブページに表示させる制御を行う、
請求項1に記載のロボット関連サービス提供システム。
【請求項3】
前記ロボットの種類を一意に特定可能な情報の入力を受け付けるロボット受付手段をさらに備え、
前記表示制御手段は、前記受付手段により受け付けられた前記情報に対応する前記ロボットに提供可能な前記ロボット関連サービスの情報を前記ウェブページに表示させる制御を行う、
請求項1に記載のロボット関連サービス提供システム。
【請求項4】
前記表示制御手段は、前記ロボット関連サービスの情報として、1以上の前記ロボットに提供可能な1以上の前記ロボット関連サービスを、前記ユーザが選択して利用可能な態様で前記ウェブページに表示させる制御を行う、
請求項1に記載のロボット関連サービス提供システム。
【請求項5】
前記ロボット関連サービスを一意に特定可能な情報の入力を受け付けるサービス受付手段をさらに備え、
前記表示制御手段は、前記受付手段により受け付けられた前記情報に対応する前記ロボット関連サービスが提供可能な前記ロボットの情報を前記ウェブページに表示させる制御を行う、
請求項1に記載のロボット関連サービス提供システム。
【請求項6】
コンピュータを制御して、
サービスの提供対象となるロボットの情報を少なくとも含むロボット関連サービスの情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された複数の前記ロボット関連サービスの情報を、複数のユーザがアクセス可能なウェブページに表示させる制御を行う表示制御手段として、
機能させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ロボット関連サービス提供システム、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数のサービスエリアに展開される複数のロボットを効率よく運用することを目的とするロボット調達装置が記載されている。ロボット調達装置は、ロボットがサービスの提供を行う複数のサービスエリアの夫々におけるロボットの過不足数を記憶し、ロボットの調達先となるサービスエリアである調達先サービスエリアへの調達の対象とするロボットを、調達先サービスエリアにおけるロボットの過不足数と、調達先サービスエリア以外のサービスエリアにおけるロボットの過不足数とに基づき決定する。
特許文献2には、家事や介護等の非定型なサービスを、現実的なコストで提供することを目的とするロボットサービス提供システムが記載されている。ロボットサービス提供システムは、インターネットを介して接続されたロボットに要求するサービスの操作要求情報を、インターネットを介して送信する。送信された操作要求情報は、インターネットを介してロボットに受信されて、ロボットの遠隔操作が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-038048号公報
【特許文献2】特開2002-354551号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、例えば特許文献1や2のように、各ロボットの提供者等から提供されるロボット関連サービスの技術が提案されている。しかしながら、特許文献1や2のようなロボット関連サービスは、特定のロボットに特有のサービスとして提供されるため、他のロボットが当該サービスの提供を受けることは困難であった。
【0005】
本発明の目的は、従来の技術では実現できなかった、複数のロボットの各々が提供を受けることができるロボット関連サービスの共有化を図ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載された発明は、サービスの提供対象となるロボットの情報を少なくとも含むロボット関連サービスの情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された複数の前記ロボット関連サービスの情報を、複数のユーザがアクセス可能なウェブページに表示させる制御を行う表示制御手段とを備えるロボット関連サービス提供システムである。
請求項2に記載された発明は、前記ロボットの情報には、1以上の前記ロボットの機能に関する情報が含まれ、前記表示制御手段は、前記ロボットの機能毎に抽出可能な態様で、前記ロボット関連サービスの情報を前記ウェブページに表示させる制御を行う、請求項1に記載のロボット関連サービス提供システムである。
請求項3に記載された発明は、前記ロボットの種類を一意に特定可能な情報の入力を受け付けるロボット受付手段をさらに備え、前記表示制御手段は、前記受付手段により受け付けられた前記情報に対応する前記ロボットに提供可能な前記ロボット関連サービスの情報を前記ウェブページに表示させる制御を行う、請求項1に記載のロボット関連サービス提供システムである。
請求項4に記載された発明は、前記表示制御手段は、前記ロボット関連サービスの情報として、1以上の前記ロボットに提供可能な1以上の前記ロボット関連サービスを、前記ユーザが選択して利用可能な態様で前記ウェブページに表示させる制御を行う、請求項1に記載のロボット関連サービス提供システムである。
請求項5に記載された発明は、前記ロボット関連サービスを一意に特定可能な情報の入力を受け付けるサービス受付手段をさらに備え、前記表示制御手段は、前記受付手段により受け付けられた前記情報に対応する前記ロボット関連サービスが提供可能な前記ロボットの情報を前記ウェブページに表示させる制御を行う、請求項1に記載のロボット関連サービス提供システムである。
請求項6に記載された発明は、コンピュータを制御して、サービスの提供対象となるロボットの情報を少なくとも含むロボット関連サービスの情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された複数の前記ロボット関連サービスの情報を、複数のユーザがアクセス可能なウェブページに表示させる制御を行う表示制御手段として機能させるプログラムである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、従来の技術では実現できなかった、複数のロボットの各々が提供を受けることができるロボット関連サービスの共有化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本実施の形態が適用されるロボット関連サービス提供システムのハードウェア構成を示す図である。
【
図4】サービス提供者端末の機能構成を示す図である。
【
図5】サーバの処理の流れを示すフローチャートである。
【
図6】サービス提供者端末の処理の流れを示すフローチャートである。
【
図7】(A)は、サービス提供者端末に表示されるユーザインターフェースの具体例を示す図である。(B)は、ユーザ端末に表示されるユーザインターフェースの具体例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
〔ロボット関連サービス提供システムのハードウェア構成〕
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態が適用されるロボット関連サービス提供システム1のハードウェア構成を示す図である。
ロボット関連サービス提供システム1は、インターネット等のネットワーク90に接続された、サーバ10と、サービス提供者端末50と、ユーザ端末70とを有する情報処理システムである。ロボット関連サービス提供システム1は、ユーザ端末70を操作するユーザUaと、サービス提供者端末50を操作するサービス提供者Ubとの各々が利用可能なロボットサービスプラットフォーム(以下、「本プラットフォーム」と呼ぶ)を実現させるシステムである。本プラットフォームは、サービス提供者Ubから提供されるロボット関連サービスの情報を集積させることで、複数のユーザUaが複数のロボット関連サービスの情報を共有できるようにするプラットフォームである。
【0010】
ユーザUaは、図示しないロボット製造メーカより提供されたロボットを保有する者、またはロボットを保有する予定のある者のことをいう。ユーザUaは、個人であってもよいし、法人であってもよい。サービス提供者Ubは、1以上のロボットを提供対象とする各種のサービス(以下、「ロボット関連サービス」と呼ぶ)の提供を行う者、またはロボット関連サービスの提供を行う予定のある者のことをいう。サービス提供者Ubは、個人であってもよいし、法人であってもよい。また、ユーザUaおよびサービス提供者Ubには、本プラットフォームを既に利用している者と、未だ本プラットフォームの利用を開始していない者であって、本プラットフォームの利用を予定している者とが含まれる。
【0011】
ロボット関連サービス提供システム1を構成するサーバ10は、システム全体を制御する情報処理装置である。サーバ10は、サービス提供者端末50から送信されるロボット関連サービスの情報を取得する。また、サーバ10は、一般に公開されたウェブサイト等に掲載され、またはロボット製造メーカから直接的に提供されるロボットの情報を取得する。サーバ10は、取得したロボット関連サービスの情報を、後述する
図2の記憶部13の一領域に設けられたサービスDB41に記憶して管理する。また、サーバ10は、取得したロボットの情報を、後述する
図2の記憶部13の一領域に設けられたロボットDB42に記憶して管理する。
【0012】
サービスDB41に記憶されている「ロボット関連サービスの情報」とは、1以上のロボットに提供可能な各種サービスに関する情報のことをいう。ロボット関連サービスの情報としては、例えばロボットにインストール可能なアプリケーションソフトウェア(以下、「アプリ」と呼ぶ)、およびアプリに関する情報として、アプリの商品名、機能、分野、インストール可能なロボットの情報等が挙げられる。また、ロボットが参加可能なイベントの情報、ロボット関連サービスの広告等もロボット関連サービスの情報に含まれる。
【0013】
ロボットDB42に記憶されている「ロボットの情報」とは、複数のロボット製造メーカの各々から提供されているロボットに関する情報のことをいう。ロボットの情報としては、例えばロボットの商品名、メーカ、機能、使用場所、用途、価格、サイズなど、ロボットを特徴付けるあらゆる情報が挙げられる。
【0014】
このように、サーバ10のデータベースには、サービス提供者Ubから提供されるロボット関連サービスの情報や、ロボットのメーカやOS(Operating System)を問わずあらゆるロボット製造メーカから提供されるロボットの情報が記憶され管理されている。このため、本プラットフォームを利用するユーザUaは、自身が保有するロボットが提供対象となる各種のロボット関連サービスの情報を効率良く取得することができる。また、本プラットフォームを利用するサービス提供者Ubは、自社が提供するロボット関連サービスの情報を多くのユーザUaの閲覧に付すことができるので、商機をつかむチャンスを得ることができる。
【0015】
ここで、例えば日本語を発話する機能を有するロボットを保有するユーザUaが、自身が保有するロボットの発話の機能を充実させたいと考えたとする。この場合、ユーザUaは、ユーザ端末70を操作して本プラットフォームにアクセスする。そして、ユーザUaは、本プラットフォームの検索機能を利用して、自身のロボットの発話の機能を充実させるアプリを検索する。本プラットフォームを利用してアプリを検索する手法としては、例えばロボットの型番、商品名(名称または通称)、機能等を検索条件として所望のアプリを検索する手法や、アプリの商品名または通称、機能等を検索条件として所望のアプリを検索する手法等が挙げられる。
【0016】
ユーザUaによる検索の操作の結果、検索条件を満たすアプリが複数存在する場合には、検索結果として複数のアプリの各々を示す情報(例えば文字やアイコン等)が、ユーザ端末70に一覧表示される。この場合、ユーザUaは、ユーザ端末70に表示されている複数のアプリの各々を示す情報を選択することで、アプリの概要等の詳細情報を知得して比較検討することができる。ユーザUaは、複数のアプリを比較検討した結果、自身が保有するロボットにインストールするアプリが見つかった場合には、そのアプリを選択のうえダウンロードして、ロボットにインストールする。
【0017】
具体的な事例として、例えば本プラットフォームを利用するサービス提供者Ubが、日本語を発話する機能を有するロボットに英語翻訳の機能を追加するアプリを開発して販売していたとする。そして、そのアプリは、商品名が「ロボット翻訳プラス」であり、インストール可能なロボットが、ロボット製造メーカA社が販売するロボットA(商品名「AAA」)と、ロボット製造メーカB社が販売するロボットB(商品名「BBB」)との2種類のみであったとする。
【0018】
ここで、ユーザUaが保有するロボットがロボットAである場合には、ユーザUaは、ロボットの検索条件として、ロボットAの商品名「AAA」を入力して検索を実行することができる。この場合、検索結果として、商品名の一部または全部に「AAA」を含むロボットを示す情報が一覧表示される。そこで、ユーザUaは、一覧表示された1以上のロボットを示す情報の中から、自身が保有するロボットを示す情報を見つけて選択する。すると、選択されたロボットにインストール可能なアプリを示す情報が一覧表示される。
【0019】
また、ユーザUaが保有するロボットの機能は「日本語の発話」であるため、ユーザUaは、ロボットの検索条件として、ロボットの機能である「日本語の発話」を指定して検索を実行することができる。この場合、検索結果として、機能が「日本語の発話」であるロボットを示す情報(例えば文字やアイコン等)が一覧表示される。そこで、ユーザUaは、一覧表示された1以上のロボットを示す情報の中から、自身が保有するロボットを示す情報を見つけて選択する。すると、選択されたロボットにインストール可能なアプリを示す情報が一覧表示される。
【0020】
また、ユーザUaが所望するアプリの商品名は「ロボット翻訳プラス」であるため、ユーザUaは、アプリの検索条件として、所望するアプリの商品名である「ロボット翻訳プラス」を入力して検索を実行することができる。この場合、検索結果として、商品名の一部または全部が「ロボット翻訳プラス」であるアプリを示す情報が一覧表示される。
【0021】
また、ユーザUaが所望するアプリの機能は「英語翻訳」であるため、ユーザUaは、アプリの検索条件として、所望するアプリの機能である「英語翻訳」を入力して検索を実行することができる。この場合、検索結果として、機能の一部または全部が「英語翻訳」であるアプリを示す情報が一覧表示される。
【0022】
また、ユーザUaは、自身のユーザ情報を本プラットフォームに予め登録しておくことができる。ユーザUaのユーザ情報には、ユーザUaが保有するロボットの型番、商品名(名称または通称)、機能等が含まれる。ユーザUaは、ユーザ端末70にユーザ情報を入力することで、本プラットフォームに自身のユーザ情報を登録することができる。サーバ10は、ユーザ端末70に入力されたユーザ情報を取得して、データベースに記憶して管理する。具体的には、サーバ10は、取得したユーザ情報を、後述する
図2の記憶部13の一領域に設けられたユーザDB43に記憶して管理する。
【0023】
また、サーバ10は、外部のサーバ等からユーザ情報を取得することがある。具体的には、ユーザUaが本プラットフォーム以外の他サービス等に自身のユーザ情報を別途登録している場合であって、本プラットフォームと他サービス等との間にユーザUaのユーザ情報の融通に関する定めが設けられているような場合がある。このような場合には、ユーザUaの承諾を条件として、他サービスにてユーザ情報として既に登録されている情報も、本プラットフォームにおけるユーザ情報として取得される。この場合、サーバ10は、他サービスを運営するサーバなど図示しない外部のサーバからユーザ情報を取得すると、ユーザ端末70に入力されたユーザ情報と同様にユーザDB43に記憶して管理する。
【0024】
ユーザUaは、ユーザ情報として予め登録しておくことで、一部の検索条件の入力を省くことができる。具体的には、例えばユーザUaのユーザ情報として、ユーザUaが保有するロボットの種類を一意に特定可能な識別情報(例えば型番等)が予め登録されている場合には、登録されているロボットにインストール可能なアプリの中から、新たに入力された検索条件にマッチするアプリの一覧が検索結果として表示される。つまり、ユーザUaは、アプリの商品名(名称または通称)や機能を検索条件として検索を行うだけで、自身が保有するロボットにインストール可能な所望のアプリの情報を取得することが可能となる。
【0025】
本プラットフォームの検索機能を利用して所望のアプリの情報を取得したユーザUaは、そのロボット関連サービスの感想をレビューとして投稿することができる。具体的には、ユーザUaは、本プラットフォームを介してロボットにインストールしたアプリを実際に利用したうえでの感想を、レビューという形で本プラットフォームに投稿することができる。ユーザUaにより投稿されたレビューの内容は、本プラットフォームを利用する他のユーザUaが閲覧可能な態様で表示される。これにより、本プラットフォームを利用するユーザUaは、検索結果として一覧表示されたアプリを比較検討する際に、他のユーザUaから投稿されたレビューを参照することが可能となる。なお、ユーザUaにより投稿されるレビューの内容としては、例えば満足度を星の数や数字にて表すものや、具体的な感想をテキスト文章にて表すもの等が挙げられる。
【0026】
ロボット関連サービス提供システム1を構成するサービス提供者端末50は、パーソナルコンピュータ、タブレット、スマートフォン等で構成される。サービス提供者端末50は、サービス提供者Ubの入力操作を受け付ける。サービス提供者端末50は、サービス提供者Ubが提供するロボット関連サービスの情報を、本プラットフォームに登録するための入力操作を受け付ける。なお、ここでいう「入力操作」には、例えばサービス提供者端末50の画面に表示されるユーザインターフェースへの手入力操作等が含まれる。なお、サービス提供者端末50の画面に表示されるユーザインターフェースについては、
図7(A)を参照して後述する。
【0027】
サービス提供者端末50は、入力を受け付けたロボット関連サービスの情報をデータベースに記憶して管理する。具体的には、サービス提供者端末50は、後述する
図2のサーバ10の記憶部13と同様の機能を有する記憶部(図示せず)の一領域に設けられたサービスDB61に、ロボット関連サービスの情報を記憶して管理する。また、サービス提供者端末50は、サービスDB61に記憶されているロボット関連サービスの情報をサーバ10に送信する。なお、サービス提供者端末50にサービスDB61を設けることは必須ではない。サービス提供者端末50に入力されたロボット関連サービスの情報が、サービス提供者端末50に記憶されることなくサーバ10に送信される構成としてもよい。
【0028】
サービス提供者端末50がパーソナルコンピュータ、タブレット、スマートフォンで構成される場合には、本プラットフォームを利用可能にするサービス提供者Ub向けのアプリをサービス提供者端末50にインストールすることができる。サービス提供者Ub向けのアプリはサーバ10から提供される。また、サービス提供者Ub向けのアプリがサービス提供者端末50にインストールされない場合であっても、サービス提供者端末50のブラウザ機能を用いて、本プラットフォームを利用可能にする専用のウェブサイトにアクセスすることでも本プラットフォームを利用することができる。
【0029】
ロボット関連サービス提供システム1を構成するユーザ端末70は、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ等で構成される。ユーザ端末70は、ユーザUaの入力操作を受け付ける。ユーザ端末70は、例えばロボット関連サービスの検索を行うための入力操作や、ユーザUaのユーザ情報を本プラットフォームに登録するための入力操作等を受け付ける。なお、ここでいう「入力操作」には、例えばユーザ端末70の画面に表示されるユーザインターフェースへの手入力操作等が含まれる。なお、ユーザ端末70の画面に表示されるユーザインターフェースについては、
図7(B)を参照して後述する。
【0030】
ユーザ端末70がスマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータで構成される場合には、本プラットフォームを利用可能にするユーザUa向けのアプリをユーザ端末70にインストールすることができる。ユーザUa向けのアプリはサーバ10から提供される。また、ユーザUa向けのアプリがユーザ端末70にインストールされない場合であっても、ユーザ端末70のブラウザ機能を用いて、本プラットフォームを利用可能にする専用のウェブサイトにアクセスすることでも本プラットフォームを利用することができる。
【0031】
〔サーバの構成〕
図2は、サーバ10のハードウェア構成を示す図である。
サーバ10は、例えばデスクトップPCやノートPCなどであるコンピュータ装置で構成される。サーバ10は、自機全体を制御するCPU(Central Processing Unit)である制御部11と、演算に際して作業エリアとして用いられるRAM(Random Access Memory)などのメモリ12と、プログラムや各種設定データなどの記憶に用いられるHDD(Hard Disk Drive)や半導体メモリ等の記憶装置である記憶部13とを有している。また、ネットワーク90を介してデータの送受信を行う通信部14を有している。また、サーバ10を管理する者による入力操作を受け付けるタッチパネルなどの操作部15と、サーバ10を管理する者に対して画像やテキスト情報などを表示する液晶ディスプレイなどからなる表示部16と、表示部16を制御する表示制御部17とを有している。
【0032】
なお、ロボット関連サービス提供システム1を構成するサービス提供者端末50およびユーザ端末70のハードウェア構成は、
図2に示すサーバ10のハードウェア構成と同様の構成を備えている。このため、サービス提供者端末50およびユーザ端末70のハードウェア構成の説明は省略する。
【0033】
図3は、サーバ10の機能構成を示す図である。
サーバ10は、ロボット関連サービスの情報を取得するサービス情報取得部31と、取得したロボット関連サービスの情報を記憶するサービス情報記憶部32とを有する。また、サーバ10は、ロボットの情報を取得するロボット情報取得部33と、取得したロボットの情報を記憶するロボット情報記憶部34とを有する。また、サーバ10は、ユーザUaのユーザ情報を取得するユーザ情報取得部35と、取得されたユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶部36とを有する。また、サーバ10は、入力された検索条件を受け付ける検索条件受付部37と、検索条件にマッチするロボット関連サービスの情報を抽出するサービス情報抽出部38とを有する。また、サーバ10は、抽出されたロボット関連サービスの情報を表示する制御を行うサービス情報表示制御部39と、ユーザUaからのレビューを受け付けるレビュー受付部40とを有する。
【0034】
サービス提供者Ubが、ロボット関連サービスの情報をサービス提供者端末50に入力すると、サーバ10のサービス情報取得部31は、サービス提供者端末50に入力されたロボット関連サービスの情報を取得する。具体的には、後述する
図7(A)に示すようなユーザインターフェースがサービス提供者端末50の画面に表示されるので、サービス提供者Ubは、自社が提供するロボット関連サービスの情報をユーザインターフェースに入力する。すると、サービス提供者端末50は、ユーザインターフェースに入力されたロボット関連サービスの情報をサーバ10に送信する。サーバ10のサービス情報取得部31は、サービス提供者端末50から送信されてきたロボット関連サービスの情報を取得する。
【0035】
サービス情報記憶部32は、サービス情報取得部31により取得されたロボット関連サービスの情報を、サービスDB41(
図1参照)に記憶して管理する。具体的には、サービス情報記憶部32は、ロボット関連サービスを一意に特定可能にする識別情報に、ロボット関連サービスの情報を対応付けて、その識別情報をキーとしていつでも抽出可能な態様で管理する。
【0036】
ロボット情報取得部33は、ロボット関連サービスの提供対象となり得る複数のロボットの情報を取得する。具体的には、ロボット情報取得部33は、例えば一般に公開されたウェブサイト等に掲載されているロボットの情報や、ロボット製造メーカから直接的に提供されるロボットの情報を取得する。
【0037】
ロボット情報記憶部34は、ロボット情報取得部33により取得されたロボットの情報を、ロボットDB42に記憶して管理する。具体的には、ロボット情報記憶部34は、ロボットを一意に特定可能にする識別情報に、ロボットの情報を対応付けて、その識別情報をキーとしていつでも抽出可能な態様で管理する。
【0038】
ユーザ情報取得部35は、ユーザUaの入力操作にて入力されたユーザUaのユーザ情報を取得する。また、ユーザ情報取得部35は、他サービスにてユーザUaのユーザ情報として既に登録されている情報のうち、ユーザUaの承諾が得られた情報を、本プラットフォームにおけるユーザUaのユーザ情報として取得する。
【0039】
ユーザ情報記憶部36は、ユーザ情報取得部35により取得されたユーザUaのユーザ情報を、ユーザDB43に記憶して管理する。具体的には、ユーザ情報記憶部36は、ユーザUaを一意に特定可能にする識別情報に、ユーザUaのユーザ情報を対応付けて、その識別情報をキーとしていつでも抽出可能な態様で管理する。
【0040】
検索条件受付部37は、サービスDB41(
図1参照)に記憶されている複数のロボット関連サービスの情報のうち、所望のロボット関連サービスの情報を抽出するための検索条件が入力されると、その入力内容を受け付ける。具体的には、後述する
図7(B)に示すようなユーザインターフェースがユーザ端末70に表示されるので、ユーザUaは、所望のロボット関連サービスの情報を抽出するための検索条件をユーザインターフェースに入力する。具体的には、例えばロボットの型番、商品名(名称または通称)、機能等を検索条件として入力する。また、例えばロボット関連サービスの情報の商品名(名称または通称)、機能等を検索条件として入力する。
【0041】
ユーザインターフェースに検索条件が入力されると、検索条件受付部37は、入力された検索条件を受け付ける。また、検索条件受付部37は、ユーザDB43にユーザUaのユーザ情報が記憶されている場合には、その情報を検索条件の一部として受け付ける。具体的には、例えばユーザUaのユーザ情報として、ユーザUaが保有するロボットを特定可能な情報がユーザDB43に記憶されている場合には、その情報を検索条件の一部として受け付ける。
【0042】
サービス情報抽出部38は、サービスDB41(
図1参照)に記憶されている複数のロボット関連サービスの情報の中から、検索条件受付部37により受け付けられた検索条件にマッチするロボット関連サービスの情報を抽出する。サービス情報表示制御部39は、サービス情報抽出部38により抽出されたロボット関連サービスの情報を、複数のユーザUaがアクセス可能なウェブページに表示させる制御を行う。具体的には、例えば検索結果として、ユーザUaが保有するロボットを提供対象とする1以上のロボット関連サービスの情報が、ロボット関連サービスの分野毎に一覧表示される。なお、検索結果として一覧表示されるロボット関連サービスの情報については、後述する
図7(B)に具体例を示して説明する。
【0043】
レビュー受付部40は、ユーザ端末70にレビューが入力されると、その入力内容を受け付ける。レビュー受付部40により受け付けられたレビューの内容は、サービス情報表示制御部39の制御によりユーザ端末70に表示される。例えば、検索結果として一覧表示された複数のロボット関連サービスの情報の各々について、ユーザUaからのレビューを表示させるためのリンクボタン等を表示させてもよい。
【0044】
〔サービス提供者端末の構成〕
図4は、サービス提供者端末50の機能構成を示す図である。
サービス提供者端末50は、ユーザインターフェースを表示する制御を行う入力画面表示制御部51と、入力されたロボット関連サービスの情報を受け付けるサービス情報入力受付部52とを有する。また、サービス提供者端末50は、受け付けたロボット関連サービスの情報を記憶するサービス情報記憶部53と、ロボット関連サービスの情報を送信する制御を行うサービス情報送信制御部54とを有する。
【0045】
入力画面表示制御部51は、ロボット関連サービスの情報を入力するためのユーザインターフェースをサービス提供者端末50に表示する制御を行う。具体的には、後述する
図7(A)に示すようなユーザインターフェースをサービス提供者端末50に表示する制御を行う。
【0046】
サービス情報入力受付部52は、サービス提供者端末50にロボット関連サービスの情報が入力されると、その入力を受け付ける。サービス情報記憶部53は、サービス情報入力受付部52により入力が受け付けられたロボット関連サービスの情報をサービスDB61に記憶して管理する。サービス情報送信制御部54は、サービスDB61に記憶されているロボット関連サービスの情報を、サーバ10に送信する制御を行う。なお、サービス提供者端末50の機能構成として、サービス情報記憶部53およびサービスDB61を設けることは必須ではない。すなわち、サービス情報入力受付部52により受け付けられたロボット関連サービスの情報は、サービス提供者端末50に記憶されることなくサーバ10に送信される構成としてもよい。
【0047】
〔サーバの処理〕
次に、サーバ10の処理について、
図5を用いて説明する。
図5は、サーバ10の処理の流れを示すフローチャートである。
サービス情報取得部31は、ロボット関連サービスの情報を取得する(ステップ101)。具体的には、サービス提供者端末50に入力されたロボット関連サービスの情報がサービス提供者端末50からサーバ10に送信されてくると、サーバ10のサービス情報取得部31は、送信されてきたロボット関連サービスの情報を取得する。サービス情報記憶部32は、ロボット関連サービスの情報を記憶する(ステップ102)。具体的には、サービス情報記憶部32は、サービス情報取得部31により取得されたロボット関連サービスの情報を、サービスDB41(
図1参照)に記憶して管理する。
【0048】
ユーザ端末70に表示されたユーザインターフェースに、ユーザUaが保有するロボットの検索条件が入力されると(ステップ103でYES)、検索条件受付部37は、その検索条件の入力を受け付ける(ステップ105)。すなわち、ユーザUaが保有するロボットを検索して特定するための検索条件が入力されると、その検索条件のみが受け付けられる。
【0049】
これに対して、ユーザUaが保有するロボットの検索条件が入力されることなく(ステップ103でNO)、ロボット関連サービスの検索条件が入力されると(ステップ104でYES)、検索条件受付部37は、その検索条件の入力を受け付ける(ステップ105)。すなわち、ユーザUaのロボットを検索して特定するための検索条件が入力されることなく、ロボット関連サービスを検索して特定するための検索条件が入力されると、その検索条件のみが受け付けられる。
【0050】
また、ロボットの検索条件が入力されず(ステップ103でNO)、さらに、ロボット関連サービスの検索条件も入力されない場合には(ステップ104でNO)、ステップ103の判断に戻される。すなわち、ユーザUaのロボットを検索して特定するための検索条件が入力されず、さらに、ロボット関連サービスを検索して特定するための検索条件が入力されない場合には、ステップ103の判断に戻される。つまり、ユーザUaのロボットを検索して特定するための検索条件と、ロボット関連サービスを検索して特定するための検索条件とのうちのいずれか一方が入力されるまで、ステップ103およびステップ104の判断が繰り返し実行される。
【0051】
なお、
図5のフローチャートは、ユーザUaのユーザ情報が予め登録されていない場合の処理の流れを示している。ユーザ情報が予め登録されている場合には、ステップ103の判断が省略されて、ステップ104の判断のみが実行される。ただし、ユーザ情報が予め登録されている場合には、ステップ104の判断においてロボット関連サービスの検索条件が入力されていない場合であっても(ステップ104でNO)、ステップ104の判断が繰り返し行われることはなく、ユーザ情報にマッチするロボット関連サービスの情報が抽出される。
【0052】
サービス情報抽出部38は、サービスDB41(
図1参照)に記憶されている複数のロボット関連サービスの情報の中から、ステップ105の処理で検索条件受付部37により受け付けられた検索条件にマッチするロボット関連サービスの情報を抽出する(ステップ106)。サービス情報表示制御部39は、検索結果を表示させる制御を行う(ステップ107)。具体的には、サービス情報表示制御部39は、ステップ106の処理でサービス情報抽出部38により抽出されたロボット関連サービスの情報を、複数のユーザがアクセス可能なウェブページに表示させる制御を行う。なお、検索結果として一覧表示されるロボット関連サービスの情報については、後述する
図7(B)に具体例を示して説明する。これにより処理が終了する。
【0053】
〔サービス提供端末の処理〕
次に、サービス提供者端末50の処理について、
図6を用いて説明する。
図6は、サービス提供者端末50の処理の流れを示すフローチャートである。
入力画面表示制御部51は、入力画面を表示する制御を行う(ステップ501)。具体的には、入力画面表示制御部51は、ロボット関連サービスの情報を入力するためのユーザインターフェースを、サービス提供者端末50に表示する制御を行う。なお、サービス提供者端末50の画面に表示されるユーザインターフェースについては、
図7(A)を参照して後述する。
【0054】
サービス提供者端末50に表示されたユーザインターフェースにロボット関連サービスの情報が入力されると(ステップ502でYES)、サービス情報入力受付部52は、ロボット関連サービスの情報の入力を受け付ける(ステップ503)。サービス情報記憶部53は、ロボット関連サービスの情報を記憶する(ステップ504)。具体的には、サービス情報記憶部53は、ステップ503の処理でサービス情報入力受付部52により入力が受け付けられたロボット関連サービスの情報を、サービスDB61に記憶して管理する。
【0055】
サービス情報送信制御部54は、ロボット関連サービスの情報を送信する制御を行う(ステップ505)。具体的には、サービス情報送信制御部54は、ステップ504の処理でサービスDB61に記憶されたロボット関連サービスの情報を、サーバ10に送信する制御を行う。これにより処理が終了する。なお、サービス提供者端末50の処理の流れとして、サービス情報記憶部53がサービスDB61にロボット関連サービスの情報を記憶する処理は必須ではない。すなわち、サービス情報入力受付部52により受け付けられたロボット関連サービスの情報は、サービス提供者端末50に記憶されることなくサーバ10に送信されてもよい。
【0056】
以上の構成を有するロボット関連サービス提供システム1によれば、サービス提供者Ubは、自社が提供するロボット関連サービスの情報を、本プラットフォームを通じて広くユーザUaに提供することが可能となる。例えば、サービス提供者Ubは、自社で開発されたアプリ自体、およびアプリの広告を、本プラットフォームを通じて広くユーザUaの閲覧に付すことができる。また、閲覧のみならず、本プラットフォームを通じてユーザUaに販売することもできる。
【0057】
また、ロボット関連サービス提供システム1によれば、ユーザUaは、自身が保有するロボットや、今後保有したいと考えているロボットが提供対象となるロボット関連サービスの情報を、本プラットフォームを通じて容易に取得することが可能となる。例えば、ユーザUaは、自身が保有するロボットや、今後保有したいと考えているロボットにインストール可能なアプリを、本プラットフォームを通じて容易にダウンロードして、ロボットにインストールすることができる。
【0058】
〔具体例〕
次に、サービス提供者端末50およびユーザ端末70の各々に表示されるユーザインターフェースの具体例について、
図7を用いて説明する。
図7(A)は、サービス提供者端末50に表示されるユーザインターフェースの具体例を示す図である。
図7(B)は、ユーザ端末70に表示されるユーザインターフェースの具体例を示す図である。
【0059】
本プラットフォームを利用するサービス提供者Ubが、ロボット関連サービスの情報として、自社が開発するアプリの情報を提供する場合、サービス提供者端末50には、例えば
図7(A)に示すようなユーザインターフェースが表示される。サービス提供者Ubは、「アプリ名」と表記された入力欄に、自社が提供するアプリの商品名を入力する。また、サービス提供者Ubが「アプリ分野」と表記された欄に設けられたドロップダウンボタンを押下すると、図示しないドロップダウンリストが表示される。このドロップダウンリストには、アプリの機能の分野が複数列記されている。サービス提供者Ubは、表示されたドロップダウンリストの中から、自社が提供するアプリの機能が属する分野を選択する。アプリの機能の分野としては、例えばコミュケーション、留守番、情報提供等が挙げられる。また、サービス提供者Ubは、「アプリ概要」と表記された入力欄に、自社が提供するアプリの概要を入力する。アプリの概要としては、例えばアプリの機能を説明するテキスト文章、アプリをインストールすることにより得られるメリットを説明する文章等が挙げられる。
【0060】
また、サービス提供者Ubは、自社が提供するアプリをインストール可能なロボットを特定するための情報としてロボット製造メーカの名称を選択する。具体的には、サービス提供者Ubが「メーカ」と表記された欄に設けられたドロップダウンボタンを押下すると、図示しないドロップダウンリストが表示される。このドロップダウンリストには、ロボット製造メーカの名称が複数列記されている。サービス提供者Ubは、表示されたドロップダウンリストの中から、自社が提供するアプリをインストール可能なロボットを提供するロボット製造メーカの名称を1つ以上選択する。
【0061】
また、サービス提供者Ubは、自社が提供するアプリをインストール可能なロボットを特定するための情報としてロボットの商品名を選択する。具体的には、サービス提供者Ubが「ロボット名」と表記された欄に設けられたドロップダウンボタンを押下すると、図示しないドロップダウンリストが表示される。このドロップダウンリストには、ロボットの商品名が複数列記されている。サービス提供者Ubは、表示されたドロップダウンリストの中から、自社が提供するアプリをインストール可能なロボットの商品名を1つ以上選択する。
【0062】
本プラットフォームを利用するユーザUaが、ロボット関連サービスの情報を検索する場合、ユーザ端末70には、例えば
図7(B)に示すようなユーザインターフェースが表示される。ユーザUaは、まず、自身が保有するロボットを検索して特定するための情報を入力する操作として、ロボットの商品名を選択する操作を行う。具体的には、ユーザUaが「ロボット名」と表記された欄に設けられたドロップダウンボタンを押下すると、図示しないドロップダウンリストが表示される。このドロップダウンリストには、ロボットの商品名が複数列記されている。ユーザUaは、表示されたドロップダウンリストの中から、自身が保有するロボットの商品名を選択する。
【0063】
次に、ユーザUaは、自身が保有するロボットを検索して特定するための情報を入力する操作として、自身のロボットの製造メーカを選択する操作を行う。具体的には、ユーザUaが「メーカ」と表記された欄に設けられたドロップダウンボタンを押下すると、図示しないドロップダウンリストが表示される。このドロップダウンリストには、ロボットの製造メーカの名称が複数列記されている。ユーザUaは、表示されたドロップダウンリストの中から、自身が保有するロボットの製造メーカの名称を選択する。このようにして、ロボット関連サービスの情報を検索するための検索条件が入力される。
【0064】
ロボット関連サービスの情報を検索するための検索条件が入力されると、その検索結果がユーザインターフェースに表示される。具体的には、例えば
図7(B)に示すように、検索結果として、ユーザUaが保有するロボットにインストール可能なアプリが一覧表示される。
図7(B)の例では、「コミュニケーションアプリ」や「留守番アプリ」といったように、インストール可能な複数のアプリが機能毎に一覧表示されている。ユーザUaは、ユーザインターフェースに表示された検索結果を見ながら、例えばアプリ毎に表示されているチェックボックスにチェックを入れる操作を行うことで、所望のアプリを選択してダウンロードおよびインストールを行う。なお、アプリには有料のものと無料のものが存在し得るため、必要に応じて決済処理を行ったうえでダウンロードおよびインストールを行う。
【0065】
以上、本実施の形態について説明したが、本発明は上述した本実施の形態に限るものではない。また、本発明による効果も、上述した本実施の形態に記載されたものに限定されない。例えば
図7(A)および
図7(B)に示すユーザインターフェースに表示されている入力項目は一例に過ぎない。例えばサービス提供者端末50に表示されるユーザインターフェースには、サービス提供者Ubが本プラットフォームを介してユーザUaに提供し得るロボット関連サービスの情報に関するあらゆる入力項目が表示されてもよい。すなわち、ユーザインターフェースには、ユーザUaが本プラットフォームを介して取得し得るロボット関連サービスの情報を検索するためのあらゆる入力項目が表示されてもよい。
【0066】
具体的には、例えば
図7(B)には、ユーザUaがロボットの商品名(ロボット名)およびロボットの製造メーカを検索条件として、ロボット関連サービスを検索する例が示されている。すなわち、
図7(B)のユーザインターフェースは、ユーザUaのユーザ情報が予め登録されていない場合にユーザ端末70に表示されるユーザインターフェースの具体例である。これに対して、ユーザ情報としてユーザUaが保有するロボットを特定する情報が登録されている場合には、ロボットの検索条件を入力する必要がない。この場合、ユーザ端末70には、ロボット関連サービスの商品名(名称または通称)や機能を検索条件として入力可能なユーザインターフェースが表示されてもよい。具体的には、例えば図示はしないが、ロボット関連サービスの商品名(名称または通称)や機能をドロップダウンリストから選択できる構成のユーザインターフェースがユーザ端末70に表示されるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0067】
1…ロボット関連サービス提供システム、10…サーバ、31…サービス情報取得部、32…サービス情報記憶部、33…ロボット情報取得部、34…ロボット情報記憶部、35…ユーザ情報取得部、36…ユーザ情報記憶部、37…検索条件受付部、38…サービス情報抽出部、39…サービス情報表示制御部、40…レビュー受付部、50…サービス提供者端末、51…入力画面表示制御部、52…サービス情報入力受付部、53…サービス情報記憶部、54…サービス情報送信制御部、70…ユーザ端末、90…ネットワーク