(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022169410
(43)【公開日】2022-11-09
(54)【発明の名称】アイテムの欠品に関連した情報提供方法およびその装置
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/08 20120101AFI20221101BHJP
B65G 1/137 20060101ALI20221101BHJP
【FI】
G06Q10/08 330
B65G1/137 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021082408
(22)【出願日】2021-05-14
(31)【優先権主張番号】10-2021-0054322
(32)【優先日】2021-04-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.JAVA
(71)【出願人】
【識別番号】520244544
【氏名又は名称】クーパン コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100188558
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 雅人
(74)【代理人】
【識別番号】100205785
【弁理士】
【氏名又は名称】▲高▼橋 史生
(74)【代理人】
【識別番号】100154922
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 允辰
(72)【発明者】
【氏名】ウェイ・ウェイ
(72)【発明者】
【氏名】ピン・イン
(72)【発明者】
【氏名】ス・キョン・チェ
(72)【発明者】
【氏名】ティモシー・ウォルフガング・ショーエンハール
【テーマコード(参考)】
3F522
5L049
【Fターム(参考)】
3F522AA02
3F522BB01
3F522BB06
3F522CC09
3F522GG16
3F522GG17
3F522GG26
3F522LL38
5L049AA16
(57)【要約】
【課題】本開示は、アイテムの欠品に関連した情報提供方法を提供する。
【解決手段】実施形態に係るアイテムの欠品に関連した情報提供方法は、物流センターで欠品が発生したアイテムに対する情報を確認する段階;アイテムに対する情報に基づいて前記アイテムの欠品原因を確認する段階;およびアイテムの欠品原因を示す情報を提供する段階のうち少なくとも一つを含むことができる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子装置のアイテムの欠品に関連した情報提供方法であって、
物流センターで欠品が発生したアイテムに対する情報を確認する段階、前記アイテムに対する情報は前記アイテムの発注状態を含む;
前記アイテムに対する情報に基づいて前記アイテムの欠品原因を確認する段階と、
前記アイテムの欠品原因を示す情報を提供する段階と、を含む、情報提供方法。
【請求項2】
前記アイテムの欠品原因はベンダの取り扱い中断に関連した第1欠品原因、前記アイテムの発注状態に関連した第2欠品原因、物流センターに関連した第3欠品原因、前記アイテムの性質に関連した第4欠品原因、前記アイテムの販売量に基づいた第5欠品原因および前記アイテムの少ない発注量による第6欠品原因のうち少なくとも一つである、請求項1に記載の情報提供方法。
【請求項3】
前記アイテムの欠品原因を確認する段階は、前記第1欠品原因~前記第6欠品原因を優先順位に基づいて決定された確認順序で前記アイテムの欠品原因を確認する、請求項2に記載の情報提供方法。
【請求項4】
前記アイテムの欠品原因を確認する段階は、
前記アイテムに対する情報から前記アイテムのベンダ(vendor)を示す情報を確認する段階と、
前記アイテムのベンダが取り扱い中断状態である場合、前記アイテムの欠品原因を前記第1欠品原因として決定する段階をさらに含む、請求項2に記載の情報提供方法。
【請求項5】
前記アイテムの発注状態に関連した第2欠品原因は前記アイテムに対する情報から獲得した前記アイテムの発注状態を示す情報に基づいて決定される、請求項2に記載の情報提供方法。
【請求項6】
前記アイテムの欠品原因を確認する段階は、
前記アイテムの欠品が発生した第1日の前日に対する前記アイテムの発注状態が取り扱い中断状態である場合、前記アイテムの欠品原因を前記第2欠品原因として決定する段階をさらに含む、請求項5に記載の情報提供方法。
【請求項7】
前記アイテムの欠品原因を確認する段階は、
前記アイテムの欠品が発生した第1日から特定期間以前の第2日に対する前記アイテムの発注状態が取り扱い中断状態であり、前記第2日以降の発注に対する入庫予定日が前記第1日以降である場合、前記アイテムの欠品原因を前記第2欠品原因として決定する段階をさらに含む、請求項5に記載の情報提供方法。
【請求項8】
前記アイテムの欠品原因を確認する段階は、
前記アイテムの欠品が発生した第1日から特定期間以前の第2日に対する前記アイテムの発注状態が取り扱い中断状態であり、前記第2日以降に前記アイテムに対する発注がない場合、前記アイテムの欠品原因を前記第2欠品原因として決定する段階をさらに含む、請求項5に記載の情報提供方法。
【請求項9】
前記取り扱い中断状態は前記アイテムがシーズン性アイテムであることに基づいた取り扱い中断状態、前記アイテムが社会的イシューに関連したアイテムであることに基づいた取り扱い中断状態を含む、請求項6に記載の情報提供方法。
【請求項10】
前記第3欠品原因は前記アイテムの在庫調節(stock adjustment)に起因した欠品を示す第1サブ欠品原因および前記アイテムの前記物流センター内の陳列(stow)遅延に関連した欠品を示す第2サブ欠品原因を含む、請求項2に記載の情報提供方法。
【請求項11】
前記アイテムに対する情報は特定の期間内に前記アイテムが在庫調節されたかどうかを示す情報を含み、
前記アイテムの欠品原因を確認する段階は、前記特定の期間内に前記アイテムが在庫調節された場合、前記アイテムの欠品原因を前記第1サブ欠品原因として決定する段階をさらに含む、請求項10に記載の情報提供方法。
【請求項12】
前記アイテムに対する情報は前記アイテムの前記物流センター内の陳列時刻および前記アイテムの前記物流センター内の荷下ろし時刻を含み、
前記アイテムの欠品原因を確認する段階は、前記陳列時刻および前記荷下ろし時刻の差が特定時間以上の場合、前記アイテムの欠品原因を前記第2サブ欠品原因として決定する段階をさらに含む、請求項10に記載の情報提供方法。
【請求項13】
前記アイテムに対する情報は第1期間に対する前記アイテムの販売量を示す第1販売量、前記第1期間の後である第2期間に対する前記アイテムの販売量を示す第2販売量を含み、
前記アイテムの欠品原因を確認する段階は、前記第1販売量対比前記第2販売量の比率を計算することによって前記アイテムの欠品原因が前記第5欠品原因であるかどうかを確認する段階をさらに含む、請求項2に記載の情報提供方法。
【請求項14】
前記アイテムに対する情報は前記アイテムの合算発注量、前記物流センターの収容量(capacity)による前記アイテムの発注減少量、および前記アイテムに対する供給業者の納品率(fill rate)をさらに含み、
前記アイテムの欠品原因を確認する段階は、前記アイテムの発注量および前記納品率に基づいて前記アイテムの欠品原因が前記第6欠品原因であるかどうかを確認する段階をさらに含む、請求項2に記載の情報提供方法。
【請求項15】
前記情報提供方法は、
前記アイテムの欠品原因が前記第6欠品原因である場合、前記物流センターの残余収容可能数量を確認する段階と、
前記残余収容可能数量および前記アイテムの販売量に基づいて前記アイテムの適正発注数量を決定する段階と、をさらに含む、請求項14に記載の情報提供方法。
【請求項16】
前記アイテムに対する情報は特定期間内の前記アイテムの返品回数および前記アイテムの入庫量を含み、
前記アイテムの欠品原因はアイテムの品質欠陥に基づいた欠品原因である第7欠品原因を含む、請求項1に記載の情報提供方法。
【請求項17】
前記アイテムの欠品原因を確認する段階は、
前記特定期間内の前記アイテムの返品回数が特定回数以上であり、前記アイテムの返品回数が前記アイテムの入庫量の特定比率以上の場合、前記アイテムの欠品原因を前記第7欠品原因として決定する段階をさらに含む、請求項16に記載の情報提供方法。
【請求項18】
前記情報提供方法は、
前記確認されたアイテムの欠品原因に対応する主体に前記アイテムの欠品原因を示す情報を報告する段階をさらに含む、請求項1に記載の情報提供方法。
【請求項19】
アイテムの欠品に関連した情報を提供する電子装置であって、
少なくとも一つのプログラムが保存されたメモリ;および
前記少なくとも一つのプログラムを実行して、アイテムの欠品を確認し、前記アイテムに対する情報を確認し、前記アイテムに対する情報に基づいて前記アイテムの欠品原因を確認し、前記アイテムの欠品原因を示す情報を提供するプロセッサを含む、電子装置。
【請求項20】
非一過性のコンピュータ読み取り可能保存媒体であって、
コンピュータ読み取り可能命令語を保存するように構成される媒体を含み、
前記コンピュータ読み取り可能命令語はプロセッサによって実行される場合、前記プロセッサは:
アイテムの欠品を確認する段階と、
前記アイテムに対する情報を確認する段階と、
前記アイテムに対する情報に基づいて前記アイテムの欠品原因を確認する段階と、
前記アイテムの欠品原因を示す情報を提供する段階と、を遂行する、非一過性のコンピュータ読み取り可能保存媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の多様な実施形態はアイテムの欠品に関連した情報提供方法およびその装置に関する。さらに詳細には、アイテムの欠品原因をアイテムに関する情報を利用してアイテムの欠品原因を分析し、欠品が発生する状況を防止するための措置を示す情報を提供する方法およびその装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電子技術の発達につれて、電子商取引はショッピングの一分野として位置づけられた。顧客は直接ショッピングモールや市場に行かずともオンライン上で物品を購入することができ、オンライン上で購入した物品は顧客が要請した配送地に配送される。
【0003】
前記のような電子商取引サービスのための物流情報管理システムは、より効果的なサービス提供のために複数の物流センターを運用することができ、各物流センターに対する情報を管理することができる。例えば、物品に対する発注要請が発生すると、物流情報管理システムは該当発注の特性(例:配送地、物流センターの在庫など)を考慮して注文を処理する物流センターを決定し、決定された物流センターに対する注文を割当することができる。
【0004】
これに関連して、KR100932262B1号などの先行文献を参照することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本実施形態が解決しようとする課題は、アイテムの欠品が発生した場合、アイテムの欠品原因を正確に分析して今後アイテムの欠品が発生する状況を防止するために必要な措置を示す情報を提供することができる。
【0006】
本実施形態が達成しようとする技術的課題は前記のような技術的課題に限定されず、以下の実施形態からさらに他の技術的課題が類推され得る。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した課題を達成するために、実施形態に係る情報提供方法は物流センターで欠品が発生したアイテムに対する情報を確認する段階、前記アイテムに対する情報は前記アイテムの発注状態を含む;前記アイテムに対する情報に基づいて前記アイテムの欠品原因を確認する段階;および前記アイテムの欠品原因を示す情報を提供する段階のうち少なくとも一つを含むことができる。
【0008】
実施形態に係るアイテムの欠品原因はベンダの取り扱い中断に関連した第1欠品原因、前記アイテムの発注状態に関連した第2欠品原因、物流センターに関連した第3欠品原因、前記アイテムの性質に関連した第4欠品原因、前記アイテムの販売量に基づいた第5欠品原因および前記アイテムの少ない発注量による第6欠品原因のうち少なくとも一つであり得る。
【0009】
さらに、実施形態に係る前記アイテムの欠品原因を確認する段階は、前記第1欠品原因~前記第6欠品原因を優先順位に基づいて決定された確認順序で前記アイテムの欠品原因を確認することができる。
【0010】
また、前記アイテムの欠品原因を確認する段階は、前記アイテムに対する情報から前記アイテムのベンダ(vendor)を示す情報を確認する段階;および前記アイテムのベンダが取り扱い中断状態である場合、前記アイテムの欠品原因を前記第1欠品原因として決定する段階をさらに含むことができる。
【0011】
さらに、前記アイテムの発注状態に関連した第2欠品原因は前記アイテムに対する情報から獲得した前記アイテムの発注状態を示す情報に基づいて決定され得る。
【0012】
さらに、前記アイテムの欠品原因を確認する段階は、前記アイテムの欠品が発生した第1日の前日に対する前記アイテムの発注状態が取り扱い中断状態である場合、前記アイテムの欠品原因を前記第2欠品原因として決定する段階をさらに含むことができる。
【0013】
また、前記アイテムの欠品原因を確認する段階は、前記アイテムの欠品が発生した第1日から特定期間以前の第2日に対する前記アイテムの発注状態が取り扱い中断状態であり、前記第2日以降の発注に対する入庫予定日が前記第1日以降である場合、前記アイテムの欠品原因を前記第2欠品原因として決定する段階をさらに含むことができる。
【0014】
さらに、前記アイテムの欠品原因を確認する段階は、前記アイテムの欠品が発生した第1日から特定期間以前の第2日に対する前記アイテムの発注状態が取り扱い中断状態であり、前記第2日以降に前記アイテムに対する発注がない場合、前記アイテムの欠品原因を前記第2欠品原因として決定する段階をさらに含むことができる。
【0015】
また、前記取り扱い中断状態は前記アイテムがシーズン性アイテムであることに基づいた取り扱い中断状態、前記アイテムが社会的イシューに関連したアイテムであることに基づいた取り扱い中断状態を含むことができる。
【0016】
さらに、前記第3欠品原因は前記アイテムの在庫調節(stock adjustment)に起因した欠品を示す第1サブ欠品原因および前記アイテムの前記物流センター内の陳列(stow)遅延に関連した欠品を示す第2サブ欠品原因を含むことができる。
【0017】
実施形態に係る前記アイテムに対する情報は、特定の期間内に前記アイテムが在庫調節されたかどうかを示す情報を含むことができ、前記アイテムの欠品原因を確認する段階は、前記特定の期間内に前記アイテムが在庫調節された場合、前記アイテムの欠品原因を前記第1サブ欠品原因として決定する段階をさらに含むことができる。
【0018】
さらに、実施形態に係るアイテムに対する情報は、前記アイテムの前記物流センター内の陳列時刻および前記アイテムの前記物流センター内の荷下ろし時刻を含むことができ、前記アイテムの欠品原因を確認する段階は、前記陳列時刻および前記荷下ろし時刻の差が特定時間以上の場合、前記アイテムの欠品原因を前記第2サブ欠品原因として決定する段階をさらに含むことができる。
【0019】
また、実施形態に係るアイテムに対する情報は、第1期間に対する前記アイテムの販売量を示す第1販売量、前記第1期間の後である第2期間に対する前記アイテムの販売量を示す第2販売量を含むことができ、前記アイテムの欠品原因を確認する段階は、前記第1販売量対比前記第2販売量の比率を計算することによって前記アイテムの欠品原因が前記第5欠品原因であるかどうかを確認する段階をさらに含むことができる。
【0020】
さらに、実施形態に係るアイテムに対する情報は、前記アイテムの合算発注量、前記物流センターの収容量(capacity)による前記アイテムの発注減少量、および前記アイテムに対する供給業者の納品率(fill rate)をさらに含むことができ、前記アイテムの欠品原因を確認する段階は、前記アイテムの発注量および前記納品率(フィルレート)に基づいて前記アイテムの欠品原因が前記第6欠品原因であるかどうかを確認する段階をさらに含むことができる。
【0021】
また、実施形態に係る情報提供方法は、前記アイテムの欠品原因が前記第6欠品原因である場合、前記物流センターの残余収容可能数量を確認する段階;および前記残余収容可能数量および前記アイテムの販売量に基づいて前記アイテムの適正発注数量を決定する段階をさらに含むことができる。
【0022】
また、実施形態に係るアイテムに対する情報は特定期間内の前記アイテムの返品回数および前記アイテムの入庫量を含むことができ、前記アイテムの欠品原因はアイテムの品質欠陥に基づいた欠品原因である第7欠品原因を含むことができる。
【0023】
さらに、実施形態に係るアイテムの欠品原因を確認する段階は、前記特定期間内の前記アイテムの返品回数が特定回数以上で、前記アイテムの返品回数が前記アイテムの入庫量の特定比率以上の場合、前記アイテムの欠品原因を前記第7欠品原因として決定する段階をさらに含むことができる。
【0024】
また、実施形態に係る情報提供方法は、確認されたアイテムの欠品原因に対応する主体に前記アイテムの欠品原因を示す情報を報告する段階をさらに含むことができる。
【発明の効果】
【0025】
実施形態に係る電子装置は、アイテムの欠品が発生した原因を分析して欠品原因を関連部署などに報告することによってアイテムの欠品発生率を最小化できるため、不要な支出の発生および消費者の不満足を減らすことができる。
【0026】
実施形態に係る電子装置は、ベンダの取り扱い中断により欠品理由が発生する場合、迅速に該当欠品原因を除去することができる。
【0027】
実施形態に係る電子装置はアイテムの発注状態を期間別に保存し、期間別に保存したアイテムの発注状態を利用してアイテムの欠品原因がアイテムの発注状態によるものであるかどうかを確認することができ、発注過程または発注周期で問題が発生したかどうかを明確に把握することができる。
【0028】
実施形態に係る電子装置は多様な欠品原因を分析するための方法を特定の順序または既設定された順序で組み合わせて、欠品原因を優先順位によって確認することによって欠品原因を綿密に分析して今後アイテムの欠品を防止できる効果を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【
図1】実施形態に係る電子装置の内部構成要素の例示を示す。
【
図2】実施形態に係るアイテムの欠品に関連した情報提供方法の例示を示すフローチャートである。
【
図3】実施形態に係るアイテムの欠品原因の例示を示す。
【
図4】実施形態に係るアイテムの欠品原因の例示を示す。
【
図5】実施形態に係る電子装置がベンダの取り扱い中断による欠品原因を確認するための動作の例示を示す。
【
図6】実施形態に係る電子装置がアイテムの発注状態が非活性化状態に起因した欠品原因を確認するための動作の例示を示す。
【
図7】実施形態に係る電子装置がアイテムの発注状態が非活性化状態に起因した欠品原因を確認するための動作の例示を示す。
【
図8】実施形態に係る電子装置がアイテムのアンドン状態に起因した欠品原因を確認するための動作の例示を示す。
【
図9】実施形態に係る電子装置がアイテムの発注状態に起因した欠品原因を確認するための動作の例示を示す。
【
図10】実施形態に係る電子装置が物流センターなどの瑕疵による欠品原因を確認するための動作の例示を示す。
【
図11】実施形態に係る電子装置が少ない発注量による欠品原因を確認するための動作の例示を示す。
【
図12】実施形態に係る電子装置が物流センターの収容量による少ない発注量による欠品原因を確認するための動作の例示を示す。
【
図13】実施形態に係る電子装置がアイテムの販売量による欠品原因を確認するための動作の例示を示す。
【
図14】実施形態に係る電子装置が供給業者による欠品原因を確認するための動作の例示を示す。
【
図15】実施形態に係る電子装置が供給業者のアイテム納品不足に起因した欠品原因を確認するための動作の例示を示す。
【
図16】実施形態に係る電子装置の構成図の例示を示す。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、本発明の実施形態を添付された図面を参照して詳細に説明する。
【0031】
実施形態を説明するにおいて、本発明が属する技術分野で広く知られており、本発明と直接的に関わらない技術内容については説明を省略する。これは不要な説明を省略することによって本発明の要旨を曖昧にせず明確に伝達するためである。
【0032】
同様の理由により、添付図面において一部の構成要素は誇張または省略されたり概略的に図示された。また、各構成要素の大きさは実際の大きさを全的に反映するものではない。各図面で同一または対応する構成要素には同一の参照番号を付与した。
【0033】
本発明の利点および特徴、そして、それらを達成する方法は添付される図面と共に詳細に後述されている実施形態を参照すると明確となるであろう。しかし、本発明は以下で開示される実施形態に限定されるものではなく互いに異なる多様な形態で具現され得、ただし本実施形態は本発明の開示を完全なものとし、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は請求項の範疇によって定義されるのみである。明細書全体に亘って同一の参照符号は同一の構成要素を指し示す。
【0034】
この時、処理フローチャート図面の各ブロックとフローチャート図面の組み合わせは、コンピュータプログラムインストラクションによって遂行され得ることが理解できるであろう。これらコンピュータプログラムインストラクションは汎用コンピュータ、特殊用コンピュータまたはその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備のプロセッサに搭載され得るため、コンピュータまたはその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備のプロセッサを通じて遂行されるそのインストラクションが、フローチャートブロック(ら)で説明された機能を遂行する手段を生成することになる。これらコンピュータプログラムインストラクションは特定方式で機能を具現するためにコンピュータまたはその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備を指向できるコンピュータ利用可能またはコンピュータ読み取り可能メモリに保存されることも可能であるため、そのコンピュータ利用可能またはコンピュータ読み取り可能メモリに保存されたインストラクションはフローチャートブロック(ら)で説明された機能を遂行するインストラクション手段を内包する製造品目を生産することも可能である。コンピュータプログラムインストラクションはコンピュータまたはその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備上に搭載されることも可能であるため、コンピュータまたはその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備上で一連の動作段階が遂行されてコンピュータで実行されるプロセスを生成し、コンピュータまたはその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備を遂行するインストラクションはフローチャートブロック(ら)で説明された機能を実行するための段階を提供することも可能である。
【0035】
また、各ブロックは特定された論理的機能(ら)を実行するための一つ以上の実行可能なインストラクションを含むモジュール、セグメントまたはコードの一部を示すことができる。また、いくつかの代替実行例ではブロックで言及された機能が順序を外れて発生することも可能であることに注目されたい。例えば、連続して図示されている二つのブロックは事実上実質的に同時に遂行されることも可能であり、またはそのブロックが時々該当する機能により逆順で遂行されることも可能である。
【0036】
この時、本実施形態で使われる「~部」は用語はソフトウェアまたはFPGAまたはASICのようなハードウェア構成要素を意味し、「~部」はある役割を遂行する。しかし、「~部」はソフトウェアまたはハードウェアに限定される意味ではない。「~部」はアドレッシングできる保存媒体にあるように構成されてもよく、一つまたはそれ以上のプロセッサを再生させるように構成されてもよい。したがって、一例として、「~部」はソフトウェア構成要素、客体指向ソフトウェア構成要素、クラス構成要素およびタスク構成要素のような構成要素と、プロセス、関数、属性、プロシージャー、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバー、ファームウェア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ、および変数を含む。構成要素と「~部」の中で提供される機能はさらに小さい数の構成要素および「~部」に結合されたり、追加的な構成要素と「~部」にさらに分離され得る。それだけでなく、構成要素および「~部」はデバイスまたはセキュリティマルチメディアカード内の一つまたはそれ以上のCPUを再生させるように具現されてもよい。
【0037】
図1は、実施形態に係る電子装置の内部構成要素の例示を示す。
【0038】
図1を参照すると、電子装置100の内部構成要素は図示された構成要素のみに限定されない。電子装置100はプロセッサ110、トランシーバー120、およびメモリ130のうち少なくとも一つを含むことができる。
【0039】
プロセッサ110は、本開示の多様な実施形態に係るアイテムの欠品に関連した情報提供方法を遂行するための一連の段階を処理することができる。プロセッサ110は電子装置100の他の構成要素を制御することができる。一方、実施形態で商品は特定アイテムを称する用語として使われ得、電子装置100に関連したサービスでアイテムを使用者に販売することができる。
【0040】
プロセッサ110は第1商品に対する第1ページの要請に対応して、第1商品に対する詳細情報を確認することができる。プロセッサ110は第1商品が特定カテゴリーに含まれるかをメモリ130を通じて確認した場合、特定カテゴリーに対応する少なくとも一つの第2商品を確認することができる。プロセッサ110は特定カテゴリーに対応する少なくとも一つの属性リストを確認することができ、属性リストはメモリ130にあらかじめ保存されていてもよく、トランシーバー120を通じて外部から受信してもよい。プロセッサ110は電子装置100のディスプレイに第1ページを提供することができる。第1ページは第1商品に対する詳細情報が提供される第1部分、属性リストに対応する第1商品の第1属性情報が提供される第2部分、および属性リストに対応する少なくとも一つの第2商品の第2属性情報が提供される第3部分を含むことができる。
【0041】
トランシーバー120は電子装置100のメモリ130に保存された情報またはプロセッサ110により処理された情報を他の装置に送信したり、他の装置から電子装置100に情報を受信する機能を遂行することができる。
【0042】
メモリ130は電子装置100の所定の保存空間に具現されたデータ構造であり、データの保存、検索、削除、編集、または追加などの機能が自由に遂行され得る。例えば、メモリ130はデータの保存、検索、削除、編集、または追加などの機能を処理するためのフィールドまたは構成要素を含むことができる。メモリ130は電子装置100が情報提供方法を遂行するのに関連したデータを保存することができる。例えば、メモリ130はプロセッサ110の実行動作のための命令語またはデータを保存することができる。
【0043】
実施形態に係るメモリ130はアイテムに対する情報などを保存するためのデータベース(database)を含むことができる。
【0044】
実施形態に係る電子装置100は以下で説明する実施形態に係る情報提供方法を遂行することができる。電子装置100は例えば、アイテムの欠品管理装置と呼称されてもよい。一方、実施形態の全般において、アイテムの欠品は一つの物流センターあるいは複数の物流センターで該当アイテムの在庫がない場合を含むことができる。また、一つあるいは複数の物流センターで注文に対応したアイテムを提供できないアイテムの在庫状態欠品として判断することができる。また、設定によって電子装置は安全在庫以下に在庫が少なくなる場合も欠品として判断することができる。このように欠品が発生する場合、欠品が発生したアイテムに関連した情報を獲得して欠品原因を把握し、これを使用者に提供することによって望まない欠品が発生しないように効果的な情報を提供することができる。したがって、電子装置はアイテムに関連した情報を効果的に収集し、欠品が発生した場合、欠品が発生した主な原因を把握し、これを使用者に提供する必要性がある。また、アイテムに関連した情報は、発注、入庫および保管などの手続きで物流センターあるいは他の電子装置から受信され得る。また、電子装置に入力される情報によってアイテムに関連した設定を変更する情報に基づいてアイテムの欠品原因を判断することができる。
【0045】
また、本明細書で説明するインターフェースは、使用者から入力信号を受信するためのハードウェアの構成またはソフトウェアで具現されるアイコン、ウィジェット、ボタン、スライドバー、プログレスバー、タッチ領域などで多様に解釈され得る。
【0046】
図2は、実施形態に係るアイテムの欠品に関連した情報提供方法の例示を示すフローチャートである。
【0047】
図2に示された実施形態に係るアイテムの欠品に関連した情報提供方法は、実施形態に係る電子装置によって遂行され得る。電子装置は例えば、
図1の電子装置100であり得る。実施形態に係る電子装置は、
図2に示された200段階~203段階の動作の一部またはすべてを遂行することができる。
【0048】
アイテムは例えば、供給業者に発注して供給業者から伝達された商品または製品などを含むことができ、アイテムは少なくとも一つの物流センター(fulfillment center)に保管され得る。供給業者からアイテムが供給されると、物流センターはアイテムを荷下ろしおよび物流センター内の特定位置に陳列することができる。物流センターはアイテムを特定期間またはそれ以上保管することができる。購入者が該当アイテムを購入する場合、アイテムは特定物流センターから出庫されて購入者に配送され得る。
【0049】
一方、アイテムが物流センターに十分に保管されていないか、物流センターにアイテムがないか、アイテムに問題が発生して販売または出庫されなくなる理由が発生することになると、アイテムの欠品が発生し得る。アイテムの欠品はアイテム販売の直前の日を基準として物流センター内のアイテムの在庫が一つもない状態を示すことができる。さらに、アイテムが持続的に需給の調節に失敗して欠品が発生する場合、消費者に不満足感を与え得るためアイテムの欠品を防止する必要がある。
【0050】
したがって、実施形態に係る電子装置は、アイテムの欠品が発生する場合、アイテムの欠品発生理由を分析することができ、欠品理由に対応して可能な措置を取ることができる。したがって、実施形態に係る電子装置は
図2に示された200段階~203段階のうち少なくとも一つを遂行することができる。一方、実施形態で電子装置は確認された欠品発生理由のうち優先順位に基づいて選択された欠品理由を確認し、それに対応した受信主体を決定し、決定された受信主体に欠品発生理由を提供することができる。また欠品発生理由に基づいて今後発注時期および物量のうち少なくとも一つを調節することができる。
【0051】
図2の200段階を参照すると、実施形態に係る電子装置はアイテムの欠品を確認することができる。アイテムの欠品理由は多様であり得る。アイテムの欠品理由の例示は
図3~
図4で詳しく説明することにする。実施形態に係る電子装置はアイテム別に欠品を確認し、アイテム別に欠品原因を分析することができる。
【0052】
図2の201段階を参照すると、実施形態に係る電子装置は物流センターで欠品が発生したアイテムに対する情報を確認することができる。実施形態に係る電子装置はアイテム別にアイテムに対する情報を保存することができる。すなわち、電子装置は特定アイテムに対する欠品が発生したことを確認すると該当アイテムに対する情報を確認する。
【0053】
アイテムに対する情報は例えば、アイテムの名称、アイテムを供給する供給業者、アイテムの期間別販売量、アイテムが保管される物流センターに対する情報、アイテムが供給業者に発注されて供給される場合、供給業者に対する情報(すなわち、アイテムのベンダ(vendor)を示す情報)および発注に関する情報(例えば、発注周期、個別発注当たり発注量など)を含むことができる。
【0054】
図2の202段階を参照すると、実施形態に係る電子装置はアイテムに対する情報に基づいてアイテムの欠品原因を確認することができる。アイテムの欠品原因は多様であり得、電子装置は例えば、
図3~
図4に示された原因のうち一つをアイテムの欠品原因として確認することができる。また、実施形態で欠品となったアイテムに対する情報に基づいて優先順位によって欠品原因を確認することができる。
【0055】
図2の203段階を参照すると、実施形態に係る電子装置は202段階からアイテムの欠品原因を確認してアイテムの欠品原因を示す情報を提供することができる。
【0056】
実施形態に係る電子装置は欠品原因を示す情報を報告する段階をさらに含むことができる。実施形態に係る電子装置はアイテムの欠品原因を示す情報を確認されたアイテムの欠品原因に対応する主体に報告することができる。すなわち、電子装置は欠品が発生した原因により報告する主体を異なるようにすることができる。
【0057】
実施形態に係る電子装置は、アイテムの欠品が発生した原因を分析して欠品原因を関連部署などに報告することによってアイテムの欠品発生率を最小化することができるため、不要な支出の発生および消費者の不満足を減らすことができる。
【0058】
図3は、実施形態に係るアイテムの欠品原因の例示を示す。
【0059】
図3に示された実施形態に係るアイテムの欠品原因は
図2で説明したアイテムの欠品理由(ら)であり得る。実施形態に係るアイテムの欠品原因は例えば、ベンダの取り扱い中断による欠品原因301、アイテムの発注状態に起因した欠品原因302、物流センターなどの瑕疵による欠品原因303、アイテムの性質に起因した欠品原因304、アイテムの販売量による欠品原因305、供給業者による欠品原因306、少ない発注量による欠品原因307のうち少なくとも一つを含むことができる。
【0060】
ベンダの取り扱い中断による欠品原因301は例えば、アイテムの欠品原因がアイテムを供給する供給業者すなわち、ベンダ(vendor)の取り扱い中断により発生したことを意味し得る。例えば、特定アイテムを供給する供給業者が最近取り扱い中断状態に変更されたし、欠品発生日が該当供給業者から最も最近に入庫された日より後である場合、アイテムの欠品原因はベンダの取り扱い中断による欠品原因であり得る。ベンダの取り扱い中断による欠品原因301は例えば電子装置の
図5に示された動作の一部またはすべてによって確認され得る。
【0061】
アイテムの発注状態に起因した欠品原因302は例えば、アイテムの欠品原因がアイテムの取り扱い中断(obsolete)により欠品が発生したことを意味し得る。アイテムの取り扱い中断による欠品は例えば、アイテムが供給業者で取り扱い中断されてアイテムを取り扱いできない場合、アイテムがシーズン性アイテムであって、一時的にアイテムを取り扱いできない場合、アイテムに関連して供給業者と交渉が必要であるためアイテムを一時的に取り扱いできない場合、アイテムが社会的イシューに関連しており、アイテムを一時的に取り扱いできない場合などを含むことができる。アイテムの発注状態に起因した欠品原因302は例えば電子装置の
図6~9に示された動作の一部またはすべてによって確認され得る。
【0062】
物流センターなどの瑕疵による欠品原因303は例えば、アイテムを保管する物流センターの欠陥によって欠品が発生したことを意味し得る。例えば、物流センターなどの瑕疵による欠品原因303は、陳列されないまま放置されることによって欠品が発生した場合、物流センター内でアイテムの在庫調節(stock adjustment)によってアイテムの欠品が発生した場合、荷下ろし(unload)遅延によってアイテムの欠品が発生した場合、陳列(stow)遅延によってアイテムの欠品が発生した場合等があり得る。アイテムの発注状態に起因した欠品原因302は例えば電子装置の
図10に示された動作の一部またはすべてによって確認され得る。
【0063】
実施形態によると、陳列されないまま放置されることによって欠品が発生した場合は、アイテムが物流センター内に入庫されたが陳列されないまま特定時間(例えば72時間など)以上放置されてアイテムの確認ができないか紛失または廃棄したものと処理されて該当アイテムの欠品が発生したことを意味し得る。
【0064】
アイテムの性質に起因した欠品原因304は例えば、アイテムの性質によってアイテムが欠品が発生した場合を意味し得る。例えば、アイテムが飲食材料またはアイテムを販売できるコードライフ(例えば、賞味期限)が短いアイテムであるため入庫される前にすでにアイテムが廃棄されたり売り切れて欠品が発生した場合があり得る。またはアイテムが新商品であるため売り切れて欠品が発生した場合があり得る。
【0065】
アイテムの販売量による欠品原因305は例えば、アイテムが短期間に多く販売されたり一時的に販売量が急騰して在庫がなくなって欠品が発生する場合、アイテムに対して行事が進行されて販売量が増加することによってアイテムの在庫がなくなる場合等があり得る。アイテムの販売量による欠品原因305は例えば電子装置の
図13に示された動作の一部またはすべてによって確認され得る。
【0066】
供給業者による欠品原因306は例えば、アイテムを供給する供給業者の責任によってアイテムの欠品が発生した場合を意味し得る。供給業者による欠品原因306は例えば、アイテムを供給業者から発注した数量より少なく受領して欠品が発生した場合、アイテムの供給を受けたが品質に問題が発生してアイテムを販売できなくなった場合等があり得る。供給業者による欠品原因306は例えば電子装置の
図14~15に示された動作の一部またはすべてによって確認され得る。
【0067】
少ない発注量による欠品原因307は例えば、アイテムの販売量などによってアイテムの発注量を決定して発注したが、予想の錯誤または物流センターの収容力(capacity)等により少なく発注されて欠品が発生した場合を意味し得る。少ない発注量による欠品原因307は例えば電子装置の
図11に示された動作の一部またはすべてによって確認され得る。
【0068】
実施形態に係る電子装置はアイテムの欠品が発生した原因を分析して欠品原因を関連部署などに報告することによってアイテムの欠品発生率を最小化できるため、不要な支出の発生および消費者の不満足を減らすことができる。
【0069】
図4は、実施形態に係るアイテムの欠品原因の例示を示す。
【0070】
実施形態に係る電子装置は、
図4に示された表の最上段左側に示された欠品原因から最下段右側に示された欠品原因順序で欠品原因を分析することができる。
【0071】
実施形態に係る電子装置は、
図4に示された表に含まれたアイテムの欠品原因の頻度数を利用してディシジョンツリー(Decision Tree)を生成することができ、電子装置は生成されたディシジョンツリーに基づいてアイテムの欠品原因をディシジョンツリーに示された順序によって確認することができる。
【0072】
実施形態に係るアイテムの欠品原因をレベル(level)または順序単位で順序を組み合わせてアイテムの欠品原因を確認することができる。すなわち、電子装置はアイテムの欠品原因を階層的(hierarchical)に図示した階層的ディシジョンツリーを利用して決定することができる。下記の[表1]は階層的ディシジョンツリーの一例示を示したものである。
【0073】
【0074】
アイテムのコードライフに起因した欠品は例えば、アイテムのコードライフ(すなわち、アイテムが実際に販売され得る期間)がアイテムの購入期間(buying period)より短いためアイテムの欠品が発生した場合を意味し得る。コードライフはまた、流通期限に基づいて決定された情報であり得、賞味期限を基準として特定期間以上残った期間の商品を販売できるように設定し、これに基づいてコードライフが決定され得る。一方、アイテムの周期別販売量は既存の販売ヒストリーを通じて決定され得、予想される販売量もアイテム情報に含まれ得る。購入期間は例えば、アイテムが発注された後から入庫予定日までの期間を意味し得る。
【0075】
補充センター(Replenishment center)の欠陥による欠品は例えば、アイテムが補充センターを経由しなければならないアイテム(例えば、冷凍食品など)であり、補充センターの遅延配送または出庫などによってアイテムの欠品が発生したことを示すことができる。補充センターを経由しなければならないアイテムの場合、補充センターを経由して物流センターに入庫されてから出庫されたり、物流センターに入庫されたアイテムが補充センターで保管されて出庫され得るが、補充センターから出庫されなければならないアイテムが物流センターから少なく伝達されたり(short delivery)、物流センターからアイテムの伝達を受けていない場合(non-delivery)を意味し得る。同様に、物流センターから出庫されなければならないアイテムが補充センターから少なく伝達されたり(short delivery)、補充センターからアイテムの伝達を受けていない場合(non-delivery)を意味し得る。
【0076】
例えば、補充センター(Replenishment center)の欠陥による欠品原因は、補充センター在庫なし(Replenishment Center No Transfer)による第1補充センター関連原因、補充センター在庫要請段階での瑕疵(Replenishment Center No Transfer Request)による第2補充センター関連原因、補充センター在庫移管過程での欠陥(Replenishment Center Transfer Requested)による第3補充センター関連原因を含むことができる。
【0077】
第1補充センター関連原因は補充センターに在庫がないことによって各物流センターで必要な数量を移管することができないため物流センターで発生したアイテムの欠品原因を示すことができる。第2補充センター関連原因は補充センターにアイテムの在庫はあるものの、各物流センターで必要な数量だけアイテムを移管する移管手続きが正常に進行されなかったため発生したアイテムの欠品原因を示すことができる。第3補充センター関連原因は補充センターにアイテムの在庫があり、在庫移管要請も正常に進行されたが、他の原因によりアイテムの在庫移管が正常に進行されなかったため発生した欠品原因を示すことができる。
【0078】
実施形態に係る電子装置は、補充センターの欠陥による欠品原因をアイテムの発注時点、発注時のアイテムの発注数量および各発注に対して納品されたアイテムの数量に基づいて決定することができる。例えば、実施形態に係る電子装置はアイテムの欠品発生日から21日逆算してアイテムの発注の有無を確認することができる。電子装置は欠品発生日の21日以前から欠品発生日までのアイテムの発注要請のうち、欠品発生日と近い特定個数(例えば、3個)だけのアイテムの発注に関する情報を確認することができる。アイテムの発注に関する情報、補充センター内にアイテムが納品された数量は実施形態に係るアイテムに関する情報内に含まれ得る。
【0079】
実施形態に係る電子装置は各アイテムの発注に対する納品率(fill rate)を計算することができる。納品率(fill rate)は発注要請手続きで要請したアイテムの発注数量対比実際の補充センター(または物流センター)が納品を受けたアイテムの数量の比率を示すことができる。実施形態に係る電子装置は、アイテムが補充センターを経由して物流センターに納品されるアイテムである場合、補充センターに対するアイテムの納品率および物流センターに対するアイテムの納品率をそれぞれ計算することができる。
【0080】
実施形態に係る第1補充センター関連原因は、補充センターが供給業者からアイテムの納品の全量を受けていないため物流センター内のアイテムの欠品が発生した第1サブ-理由、補充センターが供給業者からアイテムの納品の一部を受けていないため物流センター内のアイテムの欠品が発生した第2サブ-理由を含むことができる。電子装置はアイテムの欠品発生日の21日以前から欠品発生日までのアイテムの発注要請のうち欠品発生日と近い特定個数(例えば、3個)だけのアイテムの発注に関する情報を確認し、補充センターが供給業者からアイテムの納品を受けていない場合(例えば、納品率が0である場合)、第1サブ-理由をアイテムの欠品原因として確認することができる。電子装置はアイテムの欠品発生日の21日以前から欠品発生日までのアイテムの発注要請のうち欠品発生日と近い特定個数(例えば、3個)だけのアイテムの発注に関する情報を確認し、補充センターが供給業者からアイテムの納品を一部のみ受けている場合(例えば、納品率が0~90%以下である場合)、第2サブ-理由をアイテムの欠品原因として確認することができる。
【0081】
実施形態に係る第2補充センター関連原因は、物流センターが補充センターに誤ってアイテムの移管要請をしたか、移管要請過程で問題が発生した場合を示す第3サブ-原因、物流センター内のアイテムの販売量予測(forecast)等に誤差が発生してアイテムの適切な量を補充センターに提示できないことによってアイテムの欠品が発生した場合を示す第4サブ-原因を含むことができる。
【0082】
実施形態に係る第3補充センター関連原因は、物流センターが錯誤で補充センターにアイテムを移管して問題が発生した場合を示す第5サブ-原因、物流センター内のアイテムの販売量予測(forecast)等に誤差が発生してアイテムの適切な量を補充センターに提示できないことによってアイテムの欠品が発生した場合を示す第6サブ-原因を含むことができる。
【0083】
図4を参照すると、レベル(level)は例えば分類の上下関係を示すことができる。例えば、レベル1の列(column)に表示されたアイテムの欠品原因は大分類を示し得、レベル2の列に表示されたアイテムの原因は特定大分類の下位分類の欠品原因(サブ欠品原因)を示し得る。
【0084】
実施形態に係る電子装置は、
図4に示されたように、特定アイテムの欠品原因をレベル1に示された欠品理由のうち一つとして決定することができ、さらに詳しく分析してレベル2に示された欠品理由のうち一つとして決定することができる。
【0085】
実施形態に係る電子装置は、アイテムの欠品が発生した原因を分析して欠品原因を関連部署などに報告することによってアイテムの欠品発生率を最小化できるため、不要な支出の発生および消費者の不満足を減らすことができる。
【0086】
図5は、実施形態に係る電子装置がベンダの取り扱い中断による欠品原因を確認するための動作の例示を示す。
【0087】
図5に示された実施形態に係る動作の一部またはすべては実施形態に係る電子装置によって遂行され得る。実施形態に係る電子装置は、アイテムの欠品を確認(500)することができる。
【0088】
実施形態に係る電子装置はアイテムのベンダを示す情報(例えば、アイテムの供給業者に対する情報)を確認(501)することができる。
【0089】
実施形態に係る電子装置はアイテムに対する情報を保存することができる。アイテムに対する情報は例えば、アイテムのベンダ(vendor)を示す情報を含むことができる。アイテムのベンダは例えば、アイテムを供給する供給業者を示してもよく、供給業者から供給を受けて別途に流通を遂行する流通業者を示してもよい。すなわち、実施形態に係る電子装置はアイテムを供給業者から伝達を受ける場合には該当供給業者に対する情報を保存することができる。
【0090】
実施形態に係る電子装置は前記アイテムのベンダの取り扱いの有無を確認(502)することができる。実施形態に係る電子装置はアイテムのベンダを示す情報を利用してアイテムのベンダの取り扱いの有無を確認することができる。電子装置はベンダの取り扱いの有無を示す値とベンダを識別するベンダ識別子とマッピングされたデータを実施形態に係る保存部103またはデータベース内に保存することができる。
【0091】
実施形態に係る電子装置は、前記アイテムのベンダが取り扱い中断されたベンダではないことを確認すると、アイテムの欠品理由を他の欠品理由から決定することができる(503)。実施形態に係る電子装置は、前記アイテムのベンダが取り扱い中断されたベンダであることを確認すると、アイテムの欠品理由を該当ベンダ取り扱い中断を欠品理由として決定することができる(504)。
【0092】
例えば、実施形態に係る電子装置は、前記アイテムのベンダの取り扱いの有無を確認するために、アイテムに対する情報内に含まれたアイテムの期間別発注状態情報を利用することができる。すなわち、電子装置はアイテムの最も最近の発注日に対するアイテムの発注状態が活性化した状態であることを確認し、該当発注日に対する入庫予定日(または入庫日)がアイテムの欠品発生日より遅い場合であるかを確認した後、該当アイテムのベンダが取り扱い中断状態として確認されると、該当アイテムの欠品理由をベンダの取り扱い中断欠品原因として決定することができる。
【0093】
実施形態に係る電子装置は、アイテムの欠品理由を該当ベンダ取り扱い中断を欠品理由として決定した場合、該当アイテムを取り扱う他のベンダ(ら)を探索することができる。電子装置は該当アイテムに対する情報(例えば、アイテムのカテゴリー、アイテムの名称など)からアイテムに対するキーワード(keyword)を生成することができる。キーワードは例えば、アイテムのカテゴリー、アイテムの名称のうち一部などを抽出または組み合わせて生成された文字列であり得る。電子装置はアイテムに対するキーワードを生成した後、生成されたキーワードを利用してキーワードに関連したベンダ(ら)を照会することができる。電子装置は照会されたベンダ(ら)を管理者(または管理者の端末装置)に報告することができる。
【0094】
実施形態に係る電子装置は、ベンダの取り扱い中断により欠品理由が発生する場合、迅速に該当欠品原因を除去することができる。
【0095】
図6は、実施形態に係る電子装置がアイテムの発注状態が非活性化状態に起因した欠品原因を確認するための動作の例示を示す。
【0096】
図6に示された実施形態に係る動作の一部またはすべては実施形態に係る電子装置によって遂行され得る。具体的には、
図6は電子装置がアイテムの欠品原因をアイテムの発注状態に起因した欠品原因として決定するための前提条件を示すことができる。すなわち、電子装置は
図6に示された三つの条件のうち少なくとも一つを満足すれば、一定の要件によってアイテムの欠品原因をアイテムの発注状態に起因した欠品原因として決定することができる。換言すると、電子装置がアイテムの欠品原因をアイテムの発注状態に起因した欠品原因として決定するためには、
図6に示された三つの条件をすべて満足しなければならないものではない。すなわち、電子装置が
図6に示された三つのうち一つのみ満足するとしてもアイテムの発注状態に起因した欠品原因として決定するように構成されてもよく、三つをすべて満足しないとアイテムの発注状態に起因した欠品原因として決定しないように構成されてもよい。
【0097】
アイテムの発注状態に起因した欠品原因は例えば、
図3の302、
図4のアイテムの取り扱い中断による欠品、アイテムの発注非活性化による欠品などを含むことができる。
【0098】
実施形態に係る電子装置はアイテムに関する情報を保存することができる。アイテムに関する情報は期間別アイテムの発注状態を示す情報を含むことができる。期間別アイテムの発注状態は、日付情報と該当日に対するアイテムの発注状態を含む。アイテムの発注状態は例えば、該当日にアイテムが供給業者に発注が可能な状態であるか別途の理由で供給業者に発注が非活性化された状態であるかなどを示す情報である。例えば、特定日にアイテムの発注状態がもし活性化(active)状態であれば、電子装置は該当日にアイテムを供給業者に発注を遂行することができる。
【0099】
図6(A)は実施形態に係る第1条件を示す。第1条件として、もし現在の日(すなわち、アイテムの欠品が発生した日)の一日前日のアイテムの発注状態が非活性化状態である場合、実施形態に係る電子装置は該当アイテムの欠品原因がアイテムの発注状態による欠品原因であるかどうかを確認することができる。
【0100】
図6(B)は実施形態に係る第2条件を示す。第2条件として、もし現在の日(すなわち、アイテムの欠品が発生した日)からX日前にアイテムに対する発注状態が非活性化状態であり、該当発注後から現在に該当する期間内に第1発注があり、第1発注に対するアイテムの入庫予定日が現在の日より後である場合には、実施形態に係る電子装置は該当アイテムの欠品原因がアイテムの発注状態による欠品原因であるかどうかを確認することができる。ここで、電子装置は、Xは14より小さいか同一であるように設定することができる。
【0101】
図6(C)は実施形態に係る第3条件を示す。第3条件として、もし現在の日(すなわち、アイテムの欠品が発生した日)のX日前の日のアイテムに対する発注状態が非活性化状態であり、現在の日のX日前の日から現在まで該当アイテムに対する発注がない場合、実施形態に係る電子装置は該当アイテムの欠品原因がアイテムの発注状態による欠品原因であるかどうかを確認することができる。ここで、電子装置は、Xは14より小さいか同一であるように設定することができる。
【0102】
実施形態に係る電子装置はアイテムの発注状態を期間別に保存し、期間別に保存したアイテムの発注状態を利用してアイテムの欠品原因がアイテムの発注状態によるものであるかどうかを確認することができ、発注過程または発注周期で問題が発生したかどうかを明確に把握することができる。
【0103】
図7は、実施形態に係る電子装置がアイテムの発注状態が非活性化状態に起因した欠品原因を確認するための動作の例示を示す。
【0104】
図7に示された実施形態に係る動作の一部またはすべては実施形態に係る電子装置によって遂行され得る。実施形態に係る電子装置は、アイテムの欠品を確認(700)することができる。
【0105】
実施形態に係る電子装置はアイテムの特定期間に該当する発注情報を確認(701)することができる。アイテムの特定期間に該当する発注情報は例えば、実施形態に係るアイテムに関する情報内に含まれ得る。アイテムの特定期間に該当する発注情報は
図6で説明した期間別アイテムに対する発注情報を意味し得る。
【0106】
実施形態に係る電子装置は特定期間に該当する発注情報が「取り扱い中断」に該当するかどうかを確認(702)することができる。実施形態に係る電子装置は現在の日から始めて特定の日数(例えば、
図6に示されたX日)だけ逆算して発注情報を確認することができる。実施形態に係る電子装置は現在から特定の日数前に対する発注情報が取り扱い中断状態であることを確認することができる。
【0107】
もし現在から特定の日数までのアイテムの発注情報を照会した結果取り扱い中断状態が確認されない場合、実施形態に係る電子装置はアイテムの欠品原因を他の原因であると確認(703)することができる。もし現在から特定の日数までのアイテムの発注情報を照会した結果取り扱い中断状態が確認される場合、実施形態に係る電子装置は特定期間に該当する発注情報に基づいて取り扱い中断による欠品理由であるかどうかを確認(704)することができる。電子装置は704の動作を例えば、
図6に示された三つの条件のうち少なくとも一つの条件を満足するかどうかを確認することによって遂行することができる。
【0108】
実施形態に係る電子装置は、取り扱い中断による欠品理由であるかどうかを確認する過程で取り扱い中断の主体(例えば、供給業者の取り扱い中断であるかどうかまたは物流センターの取り扱い中断であるかどうか)も確認することができる。
【0109】
実施形態に係る電子装置は、アイテムの欠品原因がアイテムの発注状態に起因した欠品原因として決定した場合、アイテムの発注状態を活性化状態に変更するかどうかを決定することができ、アイテムの適正発注周期を決定することができる。
【0110】
例えば、実施形態に係る電子装置はアイテムの発注状態を活性化状態に決定するために、アイテムの取り扱い中断の主体、アイテムがシーズン性商品であるかどうか、アイテムが社会的問題(social issue)によって取り扱い中断されたかどうかを確認することができる。例えば、電子装置はアイテムの取り扱い中断の主体が供給業者である場合には、供給業者から交渉(negotiation)の要求の有無を確認した後、交渉の要求がない場合、アイテムの発注状態を活性化することができる。例えば、電子装置はアイテムに対する情報に基づいて該当アイテムがシーズン性商品として確認した場合、アイテムに対する情報からアイテムのシーズン期間を確認し、現在の日がアイテムのシーズン期間である場合、アイテムの発注状態を活性化することができる。例えば、電子装置はアイテムに対する情報に基づいて該当アイテムが社会的問題によって取り扱い中断されたことが確認された場合、該当社会的問題が持続するかどうかを確認した後にアイテムの発注状態を活性化することができる。
【0111】
シーズン性アイテム(シーズン性商品)は例えば、アイテムが特定のシーズンに過度に多く販売されるか、特定のシーズンにのみ販売され得る商品を意味する。例えば、特定アイテムが特定シーズンに過度に多く販売されるアイテム(例えば、お盆プレゼントセットなど)であるが、シーズンではない期間に販売が多く発生すると一時的に該当アイテムの欠品が発生する可能性がある。他の例として、特定アイテムが特定のシーズンにのみ販売されるアイテムである場合(例えば、行事商品、限定商品など)、該当シーズンではない時期にはアイテムの欠品が発生する可能性がある。
【0112】
また、実施形態に係る電子装置はアイテムの適正発注周期を設定することができる。例えば、電子装置は
図6に示された第2条件および第3条件のうち少なくとも一つが満足することを確認した場合、アイテムの適正発注周期を設定することができる。アイテムの適正発注周期は
図6で説明したX日の値に基づいて決定され得る。
図6(B)の場合、実施形態に係るアイテムの適正発注周期は、現在の日からX日前の日の後に発生した発注から該当発注の入庫予定日までの期間(またはその期間より短い期間)を適正発注周期として決定することができる。
図6(C)の場合、実施形態に係るアイテムの適正発注周期はX日の特定比率(例えば、50%、70%)減少した期間で決定することができる。
【0113】
実施形態に係る電子装置はアイテムの発注状態を期間別に保存し、期間別に保存したアイテムの発注状態を利用してアイテムの欠品原因がアイテムの発注状態によるものであるかどうかを確認することができ、発注過程または発注周期で問題が発生したかどうかを明確に把握することができる。
【0114】
図8は、実施形態に係る電子装置がアイテムのアンドン状態に起因した欠品原因を確認するための動作の例示を示す。
【0115】
図8に示された実施形態に係る動作の一部またはすべては実施形態に係る電子装置によって遂行され得る。実施形態に係る電子装置は、アイテムの欠品を確認(800)することができる。
【0116】
実施形態に係る電子装置はアイテムの特定期間に該当する発注情報を確認(801)することができる。アイテムの特定期間に該当する発注情報は例えば、実施形態に係るアイテムに関する情報内に含まれ得る。アイテムの特定期間に該当する発注情報は
図6で説明した期間別アイテムに対する発注情報を意味し得る。
【0117】
実施形態に係る電子装置は
図6に示された通り、特定時点に対するアイテムの発注情報が非活性化状態であるかどうかを確認することができる。非活性化状態はアイテムのアンドン(Andon)状態を含むことができる。アンドン(andon)は例えば、特定アイテムに問題が発生する場合、該当問題が解決される前までアイテムを販売しない状態を意味し得る。アイテムに発生した問題は例えば、アイテムに対して顧客の不満理由が受け付けられて解決が必要な場合を含んでもよく、アイテムの安全問題または法令上問題が発生して販売に制約が伴われる場合であって解決が必要な場合を含んでもよい。
【0118】
すなわち、アイテムのアンドン状態はアイテムに対して問題が発生(例えば、アイテムに対する顧客の不満または事故が発生)する場合であって、該当問題が解決される前までアイテムは販売され得ないため、電子装置は供給業者にアイテムを発注しない。したがって、アイテムに対して問題が発生した場合、電子装置はアイテムの発注状態を活性化状態から非活性化状態のうち一つであるアンドン状態に変更することができる。これに伴い、発注が進行されないため該当アイテムに対する欠品が発生した場合、欠品理由をアンドンとして確認することができる。
【0119】
すなわち、実施形態に係る電子装置はアイテムの欠品が発生した場合、特定時点のアイテムの発注状態がアンドン状態であるかどうかを確認(802)することができる。特定時点は例えば、
図6に示された通り、現在の時点から特定の日数以前の時点を意味し得る。
【0120】
実施形態に係る電子装置は特定時点のアイテムの発注状態がアンドン状態でないことを確認した場合、他の欠品原因を確認(803)することができる。実施形態に係る電子装置は特定時点のアイテムの発注状態がアンドン状態であることを確認した場合、アイテムの欠品原因をアンドン状態に起因した欠品として決定することができる。アンドン状態に起因した欠品は例えば、
図4のアイテムの発注非活性化による欠品を意味し得る。
【0121】
図9は、実施形態に係る電子装置がアイテムの発注状態に起因した欠品原因を確認するための動作の例示を示す。
【0122】
図9に示された実施形態に係る動作の一部またはすべては実施形態に係る電子装置によって遂行され得る。実施形態に係る電子装置は、アイテムの欠品を確認(900)することができる。
【0123】
実施形態に係る電子装置はアイテムの特定期間に該当する発注情報を確認(901)することができる。アイテムの特定期間に該当する発注情報は例えば、実施形態に係るアイテムに関する情報内に含まれ得る。アイテムの特定期間に該当する発注情報は
図6および
図8で説明した期間別アイテムに対する発注情報を意味し得る。
【0124】
実施形態に係る電子装置は特定期間に該当する発注情報に基づいて、欠品が発生した該当アイテムが特定期間に在庫調節処理(stock adjustment)されたアイテムに該当するかどうかを確認(902)することができる。実施形態に係る電子装置は、該当アイテムが特定期間に在庫処理されたことを確認した場合、アイテムの欠品理由を在庫処理による発注中断を欠品理由として決定(902a)することができる。
【0125】
実施形態に係る電子装置は特定期間に該当する発注情報に基づいて、欠品が発生した該当アイテムが供給業者との交渉が必要なアイテムに該当するかどうかを確認(903)することができる。実施形態に係る電子装置は、該当アイテムが供給業者との交渉が必要なアイテムであることを確認した場合、アイテムの欠品理由を交渉が必要であることによる発注中断を欠品理由として決定(903a)することができる。
【0126】
実施形態に係る電子装置は特定期間に該当する発注情報に基づいて、欠品が発生した該当アイテムがアイテムがシーズンアイテムに該当するかどうかを確認(904)することができる。実施形態に係る電子装置は、該当アイテムがシーズンアイテムであることを確認した場合、アイテムの欠品理由をシーズンアイテムであることを欠品理由として決定(904a)することができる。
【0127】
実施形態に係る電子装置は特定期間に該当する発注情報に基づいて、欠品が発生した該当アイテムが社会的イシューに関連した商品に該当するかどうかを確認(905)することができる。実施形態に係る電子装置は、該当アイテムが社会的イシューに関連したアイテムであることを確認した場合、アイテムの欠品理由を社会的イシューを欠品理由として決定(905a)することができる。
【0128】
実施形態に係る電子装置は前述した902~905のうちどの条件にも該当しない場合には、アイテムの欠品理由を他の欠品理由から確認(906)することができる。
【0129】
図10は、実施形態に係る電子装置が物流センターなどの瑕疵による欠品原因を確認するための動作の例示を示す。
【0130】
図10に示された実施形態に係る動作の一部またはすべては実施形態に係る電子装置によって遂行され得る。実施形態に係る電子装置は、アイテムの欠品を確認(1000)することができる。
【0131】
実施形態に係る電子装置はアイテムが特定期間以内に在庫が調節(stock adjustment)されたかどうか確認(1001)することができる。
【0132】
在庫調節は物流センター内でアイテムの在庫量の変化が発生した場合、物流センター内で在庫量を任意にまたはシステムの動作で減少したり増加することを意味する。例えば、在庫調節は物流センター内でアイテムの紛失が発生した場合、紛失した数量(または残余数量)だけ該当アイテムを調節することができる。他の例として、在庫調節は物流センター内に保管されたアイテムのうち一部が、アイテムが販売され得る期間を経過した場合(すなわち、コードライフが満了した場合)、コードライフが満了したアイテムの数だけ該当アイテムを在庫調節することができる。実施形態に係る電子装置は、日別にアイテムが在庫調節されたかどうか、在庫調節された場合、在庫調節されたアイテムの数量、在庫調節の原因を(アイテムに対する情報として)保存することができる。
【0133】
例えば、在庫調節は物流センター内の各アイテムの使用可能在庫量(usable inventory)情報および有効在庫量(available inventory)情報を調節することによって遂行され得る。使用可能在庫量はアイテムを購入しようとする購入者に見える物流センター(ら)内のアイテムの数を示すことができる。有効在庫量は実際に物流センター内で出庫できるアイテムの数を示すことができる。実施形態に係る電子装置は物流センター内でアイテムの在庫量の変化が発生した場合、物流センター内で有効在庫量を調節することができる。一方、アイテムに過度に多く販売されてアイテムの販売量より物流センター内のアイテムの出庫可能量が少なくなる場合、実施形態に係る電子装置は使用可能在庫量を一時的に調節してアイテムが欠品となるように購入者に見せることができる。実施形態に係る電子装置は有効在庫量が0であるかどうかによってアイテムの欠品を確認することができる。
【0134】
実施形態に係る電子装置はアイテムが特定期間以内に在庫調節されたことを確認した場合、アイテムの欠品原因を在庫調節に起因した欠品原因として決定(1002)することができる。
【0135】
実施形態に係る電子装置はアイテムが特定期間以内に在庫調節されていない場合、アイテムに関する情報からアイテムの入庫関連情報を確認(1003)することができる。アイテムの入庫関連情報はアイテムが物流センター内に荷下ろし(unload)、入庫(receive)および陳列(stow)が開始および完了した時刻をそれぞれ含むことができる。
【0136】
実施形態に係る電子装置は、アイテムの入庫関連情報に基づいて陳列時刻および荷下ろし時刻の差が特定時間以上であるかどうかを確認(1004)することができる。実施形態に係る電子装置は、アイテムの陳列時刻および荷下ろし時刻の差が特定時間以上であることを確認した場合、アイテムの欠品原因を陳列遅延による欠品原因として決定(1005)することができる。実施形態に係る電子装置は、アイテムの陳列時刻および荷下ろし時刻の差が特定時間より小さい場合には他の欠品原因を確認(1006)することができる。
【0137】
一方、実施形態に係る電子装置は、物流センターで多様なアイテムを荷下ろしした後アイテムを陳列スケジューリング(stow scheduling)情報に基づいて入庫および陳列することができる。陳列スケジューリングは例えば、入庫された多様なアイテムを物流センターに入庫および陳列する過程をスケジューリングすることを意味し得る。実施形態に係る電子装置は陳列スケジューリングを示す情報(陳列スケジューリング情報)を実施形態に係る保存部またはデータベースに含むことができる。
【0138】
陳列スケジューリング情報は例えば、アイテムを識別するアイテム識別子、アイテムの入庫順序を決定するための入庫加重値、アイテムの陳列順序を決定するための陳列加重値を含むことができる。
【0139】
実施形態に係る電子装置は、入庫加重値が高いアイテムに対して入庫時刻を早く設定することができ、入庫加重値が低いアイテムに対して入庫時刻を遅く設定することができる。他の例として、実施形態に係る電子装置は、入庫加重値が高いアイテムに対して該当アイテムの入庫順序を先順位に配置することができる。例えば、実施形態に係る電子装置は、入庫加重値が高いアイテムの順序でアイテムの入庫の順序を決定することができる。
【0140】
同様に、実施形態に係る電子装置は、陳列加重値が高いアイテムに対して陳列時刻を早く設定することができ、陳列加重値が低いアイテムに対して陳列時刻を遅く設定することができる。他の例として、実施形態に係る電子装置は、陳列加重値が高いアイテムに対して該当アイテムの陳列順序を先順位に配置することができる。例えば、実施形態に係る電子装置は、陳列加重値が高いアイテムの順序でアイテムの陳列の順序を決定することができる。
【0141】
実施形態に係る電子装置は、アイテムの欠品原因が陳列遅延による欠品原因(1005)の場合、陳列スケジューリング情報内で該当アイテムの陳列加重値を高くすることができる。
【0142】
実施形態に係る電子装置は、このような動作によってアイテムの陳列遅延の発生を減らすことができ、陳列遅延により消費者が被害を受けることになるすなわち、陳列遅延を理由に欠品が発生しないように迅速に措置を取ることができる。
【0143】
さらに、実施形態によると、陳列されないまま放置されることによって欠品が発生した場合(すなわち、物流センター内の放置による欠品原因)も物流センターなどの瑕疵による欠品理由に含まれ得る。すなわち、物流センター内の放置による欠品は、アイテムが物流センター内に入庫されたが陳列されないまま特定時間(例えば72時間など)以上放置されてアイテムの確認ができないか、紛失または廃棄したものと処理されて該当アイテムの欠品が発生したことを意味し得る。
【0144】
実施形態に係る電子装置は、アイテムの入庫された量が複数個(例えば、入庫された量が2個以上)であり、入庫されたアイテムが陳列されないまま特定時間(例えば、72時間)を経過した場合、物流センター内の放置による欠品原因として欠品原因を決定することができる。電子装置はアイテムの入庫時刻を示す情報およびアイテムの陳列時刻の差を計算することによって、入庫されたアイテムが陳列されないまま特定時間(例えば、72時間)を経過したかどうかを確認することができる。
【0145】
図11は、実施形態に係る電子装置が少ない発注量による欠品原因を確認するための動作の例示を示す。
【0146】
図11に示された実施形態に係る動作の一部またはすべては実施形態に係る電子装置によって遂行され得る。実施形態に係る電子装置は、アイテムの欠品を確認(1100)することができる。
【0147】
実施形態に係る電子装置はアイテムに対する情報からアイテムの発注に関する情報を確認(1101)することができる。アイテムの発注に関する情報は
図2のアイテムに対する情報に含まれ得、
図7~
図9のアイテムの発注に関する情報を含むことができる。アイテムの発注に関する情報は、アイテムが保管される物流センターが該当アイテムを収容できる限度(すなわち、物流センターの収容量)を含むことができる。
【0148】
実施形態に係るアイテムの発注に関する情報は、物流センターの収容量のためにアイテムの発注量が変更された履歴があるかに関する情報も含むことができる。例えば、第1物流センターが該当アイテムを収容できる限度が10個であり、アイテムの発注量が12個である場合、アイテムの発注量のうち一部は第1物流センターに保管することができなくなる。したがって、物流センターの収容量のためアイテムの発注量を減らさざるを得ないが、電子装置はここで、減少した発注量、発注量を減少することを決定した時点をアイテムの発注に関する情報にさらに含むことができる.例えば、実施形態に係る電子装置は、物流センターの収容量に基づいてアイテムの発注量を減らすシステムの動作すなわち、発注量調節システムの動作を遂行することができる。発注量減少システムはアイテムの入庫日別に物流センター内のチャンバー(chamber)単位でアイテムの発注量を合算して、総アイテムの発注量(Merged MOQ)を確認することができる。実施形態に係る総アイテムの発注量はアイテムに関する情報内に含まれていてもよい。実施形態に係る電子装置は確認された総アイテムの発注量に基づいてアイテムの入庫数量を予測することができ、入庫日の物流センターの収容量(capacity)と比較することができる。
【0149】
ここで、入庫されるアイテムの数量は供給業者に要請するアイテムの発注数量にアイテムの納品率(fill rate)を積算することによって計算され得る。例えば、物流センターが特定アイテムの発注を100個進行しても供給業者が80個のみを納品する場合、入庫されるアイテムの数量は80個であり得、この場合、納品率(Supplier fill rate)は80%であり得る。すなわち、実施形態に係る電子装置はアイテムの発注時点で発注量調節システムを遂行することができ、この場合、電子装置は供給業者別過去の納品実績に基づいて予想納品率(historical supplier fill rate)を計算することができ、計算された予想納品率を利用して予想入庫量を予測することができる。電子装置は予測したアイテムの該当供給業者に対する入庫量と物流センターの収容力を比較することができる。もし、物流センターの収容量が入庫されるアイテムの数量より少ないのであれば、電子装置は超過するアイテムの入庫量に該当する数量だけアイテムの発注数量を低くすることができる。
【0150】
したがって、実施形態に係る電子装置はアイテムの発注に関する情報を確認しながら、該当アイテムが現在から特定時間以内に物流センターの収容量のため発注量が減少した履歴があるかどうかを確認(1102)することができる。もし発注量が物流センターの収容力のため減少した履歴がない場合、電子装置はアイテムの欠品原因を他の原因であると確認(1104)することができる。
【0151】
もし発注量が物流センターの収容力のため減少した履歴がある場合、電子装置はアイテムの発注に基づいたアイテムの納品率(fill rate)が特定比率以上であるかどうかをさらに確認(1103)することができる。アイテムの納品率は、発注を受けることにしたアイテムの数量対比実際の供給業者から受領して入庫したアイテムの数量を割合で示したものである。
【0152】
実施形態に係る電子装置は、アイテムの発注に基づいたアイテムの納品率(fill rate)が特定比率(例えば、80%など)より少ない場合には、アイテムの欠品原因がアイテムの発注量が少ないためではなく、供給業者からアイテムの供給が十分でなかった場合もあり得るため、アイテムの欠品原因を他の原因であると確認(1104)することができる。
【0153】
実施形態に係る電子装置は、アイテムの発注に基づいたアイテムの納品率(fill rate)が特定比率(例えば、80%など)以上の場合には、アイテムの欠品原因をアイテムの少ない発注量による欠品原因として決定(1105)することができる。
【0154】
実施形態に係る電子装置はアイテムの欠品原因がアイテムの少ない発注量による欠品原因として決定(1105)した場合、アイテムの発注量およびアイテムの物流センターの収容量を増やす必要がある。したがって、実施形態に係る電子装置はアイテムを保管するための物流センターの残余収容可能数量を確認することができる。実施形態に係る電子装置は確認された残余収容可能数量およびアイテムの期間別販売量に基づいてアイテムの適正発注数量または適正発注周期を決定することができる。電子装置は決定された適正発注数量に基づいてアイテムを供給業者に発注することができる。
【0155】
実施形態に係る電子装置は、物流センター内に保管されるすべてのアイテム(または欠品が発生したアイテムと同一のセクターに保管されるアイテム)のうち、欠品が発生しないアイテム(ら)、アイテムのコードライフ(code life)の満了によって廃棄が発生するアイテムの収容量を減少させることができる。電子装置は減少した収容量に基づいて残余収容可能数量を決定することができ、欠品が発生したアイテムの既存の物流センターの収容量に残余収容可能数量を足すことができる。
【0156】
実施形態に係る電子装置は該当アイテムの適正発注数量を決定することができる。適正発注数量は該当アイテムの既存の発注数量を増加させることによって決定することができる。適正発注数量は例えば、アイテムの販売量情報に基づいて既存の発注数量を増加させることができる。
【0157】
実施形態に係る電子装置はこのような構成により、物流センターの収容量の限界によるアイテムの欠品を防止することができ、物流センターの利用を最適化することができる。
【0158】
図12は、実施形態に係る電子装置が物流センターの収容量による少ない発注量による欠品原因を確認するための動作の例示を示す。
【0159】
図12に示された実施形態に係る動作の一部またはすべては実施形態に係る電子装置によって遂行され得る。実施形態に係る電子装置は、アイテムの欠品を確認(1110)することができる。実施形態に係る電子装置はアイテムに対する情報からアイテムの発注に関する情報を確認することができ、アイテムの発注量調節に関連した期間を算定することができる(1111)。発注量調節に関連した期間は、電子装置が物流センターの収容量の限界によってアイテムの発注量を調節した内訳を含む期間を示すことができる。実施形態に係る電子装置は算定された期間に対してアイテムの発注に関する情報を確認することができる。
【0160】
実施形態に係る電子装置は該当アイテムの発注に関する情報から、アイテムの総合算された発注量を計算(1112)することができる。もし総合算された発注量の数が0であれば、該当アイテムの欠品は物流センターの収容量による発注量減少によって現れた欠品原因とは関連がないため、他の欠品原因(1112a)を確認することができる。もし総合算された発注量の数が0より大きければ、実施形態に係る電子装置は発注量調節システムによって遂行された発注量調節の遂行回数を確認(1113)することができる。もし電子装置が発注量調節システムによって発注量調節を一回以上遂行した場合、調節されて減少した発注量を確認(1114)することができる。もし減少した発注量が0であれば、該当アイテムの欠品は物流センターの収容量による発注量減少によって現れた欠品原因とは関連がないため、他の欠品原因(1112a)を確認することができる。もし減少した発注量が0より大きければ、実施形態に係る電子装置は供給業者からアイテムの納品率(fill rate)を確認することができ(1115)、アイテムの納品率が特定比率(90%)以上であれば、物流センターの収容量による少ない発注量による欠品原因をアイテムの欠品原因として決定(1116)することができる。電子装置はアイテムの納品率が特定比率(90%)より少なければ他の欠品原因を確認することができる。
【0161】
実施形態に係る電子装置は発注量調節システムによって遂行された発注量調節の遂行回数が0であれば、1111で算定した期間内のアイテムを手動で発注量を調節した内訳があるかを確認(1117)することができる。もしアイテムの発注量を手動で減少させた内訳がある場合、電子装置はアイテムの発注量の減少量がアイテムの在庫減少量以上であるかどうかを確認(1118)した後、アイテムの発注量の減少量がアイテムの在庫減少量以上であれば他の欠品原因を確認(1112a)し、アイテムの発注量の減少量がアイテムの在庫減少量より少なければ物流センターの収容量による少ない発注量による欠品原因をアイテムの欠品原因として決定(1116)することができる。もしアイテムの発注量を手動で減少させた内訳がない場合には、発注時点で発注量調節システムによって発注量の調整がなされるため、供給業者別過去の納品実績に基づいて予想納品率(historical supplier fill rate)を計算(1119)することができる。電子装置は、計算された予想納品率が0より大きい場合、物流センターの収容量による少ない発注量による欠品原因をアイテムの欠品原因として決定(1116)することができ、その他の場合には他の欠品原因を確認(1112a)することができる。
【0162】
実施形態に係る電子装置は該当アイテムの適正発注数量を決定することができる。適正発注数量は該当アイテムの既存の発注数量を増加させることによって決定することができる。適正発注数量は例えば、アイテムの販売量情報に基づいて既存の発注数量を増加させることができる。
【0163】
実施形態に係る電子装置はこのような構成により、物流センターの収容量の限界によるアイテムの欠品を防止することができ、物流センターの利用を最適化することができる。
【0164】
図13は、実施形態に係る電子装置がアイテムの販売量による欠品原因を確認するための動作の例示を示す。
【0165】
図13に示された実施形態に係る動作の一部またはすべては実施形態に係る電子装置によって遂行され得る。実施形態に係る電子装置は、アイテムの欠品を確認(1200)することができる。
【0166】
実施形態に係る電子装置はアイテムに対する情報からアイテムの販売量に関する情報を確認(1201)することができる。アイテムの販売量に関する情報は
図2のアイテムに対する情報に含まれ得、
図7~
図9、
図11のアイテムの販売量に関する情報を含むことができる。アイテムの販売量に関する情報は、期間別アイテムが購入者に販売された数量を示す情報を含むことができる。
【0167】
実施形態に係る電子装置は欠品が発生した該当アイテムのスパイクセール(spike sale)の有無を確認(1202)することができる。スパイクセールはアイテムが短期間に販売量が急増した場合を意味し得る。スパイクセールは例えば、第1期間に販売されたアイテムの販売量(または売り上げ量)と、第1期間に後続する第2期間に販売されたアイテムの販売量(または売り上げ量)を比較することによって確認され得る。すなわち、電子装置は第1期間と第2期間を確認することによってアイテムのスパイクセールを確認することができる。例えば、第2期間にアイテムの平均販売量が第1期間のアイテムの平均販売量の2倍以上である場合、電子装置は第2期間にスパイクセールが発生したことを確認することができる。第1期間は例えば、欠品が発生した時点から14日以前から欠品が発生した時点から7日以前までの期間と設定され得る。第2期間は例えば、欠品が発生した時点から7日以前から欠品が発生した時点までの期間と設定され得る。
【0168】
例えば、実施形態に係る電子装置は、1202段階を次のような過程でアイテムのスパイクセールを確認することができる。第1期間を欠品が発生した時点から14日以前から欠品が発生した時点から7日以前までの期間、第2期間を欠品が発生した時点から7日以前から欠品が発生した時点までと仮定する。
【0169】
まず、実施形態に係る電子装置は1202段階を遂行するために第1条件変数(C1A)の真実/偽りの有無を確認することができる。アイテムの第1期間の平均販売量(A/a)とアイテムの第2期間の平均販売量(B/b)を計算し、第2期間の平均販売量(B/b)が第1期間の平均販売量(A/a)の二倍より多い場合、第1条件変数(C1A)を真実(True)として決定する。ここで、Aは第1期間の総販売量、aは第1期間の日単位数、Bは第2期間の総販売量、bは第2期間の日単位数を意味し得る。すなわち、第1条件変数(C1A)は次のように計算され得る。
【0170】
C1A=(2*A/a<B/b)?True:False
【0171】
次に、実施形態に係る電子装置は第2条件変数(C1B)の真実/偽りの有無を確認することができる。第2期間内でアイテムが最も多く販売された日の販売量がアイテムの第1期間の平均販売量(A/a)の三倍より大きければ第2条件変数(C1B)を真実(True)として決定する。すなわち、第2条件変数(C1B)は次のように計算され得る。
【0172】
C1B=3*A/a<max(第1期間の日別販売量)?True:False
【0173】
次に、第1条件変数(C1A)および第2条件変数(C1B)がすべて真実であれば(すなわち、C1=C1A OR C1Bを計算してC1がTrueであれば)、実施形態に係る電子装置は第2期間にスパイクセールが発生したことを確認することができる。実施形態に係る電子装置は第2期間にスパイクセールが発生したのであれば、アイテムの欠品原因をアイテムの販売量による欠品原因として決定(1204)することができる。すなわち、電子装置がアイテムの欠品原因をアイテムの販売量による欠品原因として決定するために、次のような条件を確認することができる。すなわち、Spike Salesはアイテムの販売量による欠品原因であるかどうかを示すことになる。
【0174】
Spike Sales=C1A OR C1B
【0175】
実施形態に係る電子装置は1202段階を遂行するために追加条件をさらに確認することができる。例えば、実施形態に係る電子装置は、アイテムがスパイクセールが発生した時点(例えば、第2期間内でアイテムが最も多く販売された日など)以前に発注され、該当発注に対するアイテムの入庫予定日がスパイクセールが発生した時点後であるかどうか(C2条件)も確認することができる。C2条件が満足しない場合、電子装置はアイテムの欠品原因をアイテムの販売量による欠品原因として決定することができる。すなわち、実施形態に係る電子装置はアイテムの欠品発生日を基準としてスパイクセールが発生した後に新規進行された発注がない場合、実施形態に係る電子装置はアイテムの欠品原因をアイテムの販売量による欠品原因として決定することができる。一方、実施形態に係るC2条件が満足する場合にも、スパイクセールが発生した時点後から該当アイテムが配達/販売されない状態であるか、該当アイテムの配送が遅延される状態であるかどうか(C3条件)を確認することができる。実施形態に係る電子装置は、前述したC2条件およびC3条件がすべて満足する場合にはアイテムの欠品原因をアイテムの販売量による欠品原因として決定することができる。すなわち、Spike Salesはアイテムの販売量による欠品原因であるかどうかを示すことになる。
【0176】
Spike Sales=(C1 AND~C2)OR(C1 AND C2 AND C3)
【0177】
実施形態に係る電子装置は、アイテムの欠品原因をアイテムの販売量による欠品原因として決定した場合には、アイテムの発注周期を再調整することができる。すなわち、電子装置はアイテムの発注周期を、スパイクセールが発生した場合に特定回数に限って発注周期を減少させることによってアイテムの在庫を確保することができる。アイテムの発注周期は例えば、第1期間の販売量対比第2期間の販売量に比例して決定され得る。すなわち、もし第1期間の販売量が第2期間対比2倍が増加したのであれば、発注周期も2倍速くならなければならないため、発注周期を0.5倍に下げることができる。
【0178】
実施形態に係る電子装置はアイテムの販売量の急激な変化に適応してアイテムの欠品原因を迅速に把握することができ、アイテムの欠品発生時に急激な販売量の変化にも迅速に対処することができる。
【0179】
換言すると、実施形態に係るアイテムに対する情報は、第1期間に対する前記アイテムの販売量を示す第1販売量、前記第1期間の後である第2期間に対する前記アイテムの販売量を示す第2販売量を含むことができ、アイテムの欠品原因を確認する段階は、前記第1販売量対比前記第2販売量の比率を計算することによって前記アイテムの欠品原因が前記第5欠品原因であるかどうかを確認する段階をさらに含むことができる。
【0180】
図14は、実施形態に係る電子装置が供給業者による欠品原因を確認するための動作の例示を示す。
【0181】
図14に示された実施形態に係る動作の一部またはすべては実施形態に係る電子装置によって遂行され得る。実施形態に係る電子装置は、アイテムの欠品を確認(1300)することができる。
【0182】
実施形態に係る電子装置はアイテムに対する情報からアイテムの入庫に関する情報を確認(1301a)することができる。アイテムの入庫に関する情報は
図2のアイテムに対する情報に含まれ得る。アイテムの入庫に関する情報は例えば、アイテムが物流センター内に入庫されたアイテムの数量、アイテムの入庫時期などを含むことができる。
【0183】
実施形態に係る電子装置はアイテムに対する情報から特定期間内のアイテムの返品を示す情報を確認(1301b)することができる。特定期間内のアイテムの返品を示す情報は
図2のアイテムに対する情報に含まれ得る。特定期間内のアイテムの返品を示す情報は、特定期間内のアイテムの返品回数、アイテムの返品理由を含むことができる。特定期間は例えば、1週間であってもよく、14日、30日などと多様に設定され得、アイテムのカテゴリー、アイテムの販売量などによって異なるように決定され得る。
【0184】
例えば、アイテムの返品回数がアイテムの販売回数の20%以上である場合には、アイテムの品質に問題がある可能性が高く、返品されたアイテムは再販売され得ないため廃棄が発生することになり、在庫残量が不足となることによってアイテムが欠品となり得る。
【0185】
したがって、実施形態に係る電子装置は特定期間内のアイテムの返品回数が特定回数(またはアイテムの販売量対比特定比率)以上であるかどうかを確認(1302a)することができる。そして、実施形態に係る電子装置は特定期間内の返品回数がアイテムの入庫回数の特定比率以上であるかどうかも確認(1302b)することができる。特定期間内のアイテムの返品回数が特定回数(または特定比率)以上であり、特定期間内の返品回数がアイテムの入庫回数の特定比率以上であれば、実施形態に係る電子装置は、アイテムの欠品理由を供給業者が納品したアイテムの品質問題を欠品理由として決定(1302c)することができる。
【0186】
実施形態に係る電子装置は、1302aおよび1302bの条件のうちいずれか一つでも満足しない場合、アイテムの欠品原因が供給業者のアイテム納品不足の欠品原因であるかどうかを確認することができる。すなわち、実施形態に係る電子装置はアイテムの納品率(fill rate)が特定値より小さいか同一であるかの可否を確認(1303)することができる。
【0187】
アイテムの納品率(fill rate)が特定値より小さいか同一である場合、実施形態に係る電子装置はアイテムの欠品原因を供給業者のアイテム納品不足の欠品原因として決定(1303a)することができる。アイテムの納品率(fill rate)が特定値より大きい場合には実施形態に係る電子装置はアイテムの欠品原因を他の原因であると確認することができる。
【0188】
実施形態に係る電子装置は、アイテムの欠品原因を供給業者のアイテム納品不足を欠品理由として決定した場合、該当供給業者に関連した部署に納品率を含んだ欠品情報を報告することができる。
【0189】
実施形態に係る電子装置はこのような動作により、アイテムの欠品原因が供給業者の理由による欠品であるかどうかを機械的かつ効果的に確認することができ、アイテムの追加欠品を防止することができる。
【0190】
図15は、実施形態に係る電子装置が供給業者のアイテム納品不足に起因した欠品原因を確認するための動作の例示を示す。
【0191】
図15に示された実施形態に係る動作の一部またはすべては実施形態に係る電子装置によって遂行され得る。具体的には、
図15は電子装置がアイテムの欠品原因を供給業者のアイテム納品不足に起因した欠品原因として決定する実施形態を示すことができる。すなわち、電子装置は
図15に示された三つの実施形態のうち少なくとも一つを満足すれば、一定の要件によってアイテムの欠品原因を供給業者のアイテム納品不足に起因した欠品原因として決定することができる。換言すると、電子装置がアイテムの欠品原因を供給業者のアイテム納品不足に起因した欠品原因として決定するためには、
図15に示された三つの条件をすべて満足しなければならないものではない。すなわち、電子装置が
図15に示された三つのうち一つのみ満足しても供給業者のアイテム納品不足に起因した欠品原因として決定するように構成されてもよい。
【0192】
供給業者のアイテム納品不足に起因した欠品原因は例えば、
図3の306、
図4の供給業者による欠品などを含むことができる。
【0193】
実施形態に係る電子装置はアイテムに関する情報を保存することができる。アイテムに関する情報は期間別(または発注単位別)に供給業者から受領したアイテムの納品率(fill rate)を含むことができる。すなわち、実施形態に係る電子装置は期間別にアイテムの納品率すなわち、特定の発注で供給を受けることにしたアイテムの数量対比該当発注に対して実際に物流センターが受領したアイテムの数量の比率を保存することができる。
【0194】
図15(A)は、実施形態に係る供給業者のアイテム納品不足に起因した欠品原因を決定する例示である。
【0195】
例えば、アイテムの欠品が発生すると、実施形態に係る電子装置はアイテムの欠品発生日から15日間逆算された期間内に、アイテムの発注があったかおよび該当発注に起因した入庫があったかどうかを確認することができる。
図15(A)を参照すると、電子装置はアイテムの欠品発生日から15日間逆算された期間内に1回の発注(発注1)および1回の入庫(入庫1)があったことを確認することができる。この場合、実施形態に係る電子装置は確認された発注1のアイテムの発注量を確認し、確認された入庫1のアイテムの入庫量を確認した後、発注1に対する納品率(fill rate)を確認する。電子装置は、納品率が特定比率(90%など)以下である場合、アイテムの欠品原因を供給業者のアイテム納品不足に起因した欠品原因として決定することができる。
【0196】
図15(B)は、実施形態に係る供給業者のアイテム納品不足に起因した欠品原因を決定する他の例示である。
【0197】
図15(B)を参照すると、電子装置はアイテムの欠品発生日から15日間逆算された期間内に3回の発注(発注1~発注3)および3回の入庫(入庫1~入庫3)があったことを確認することができる。この場合、実施形態に係る電子装置は確認された発注1~3のうち、欠品発生日と最も近い二回の発注(すなわち、発注2および発注3)のそれぞれに対して発注量を確認する。同様に、電子装置は確認された入庫1~入庫3のうち欠品発生日と最も近い二回の入庫(すなわち、入庫2および入庫3)のそれぞれに対して入庫量を確認する。その後、電子装置は発注2および発注3に対する納品率(fill rate)をそれぞれ確認する。
【0198】
もし発注2に対する供給業者と発注3に対する供給業者が同一の供給業者である場合であり、発注2および発注3に対する納品率のうち少なくとも一つが特定比率(90%など)以下である場合、電子装置はアイテムの欠品原因を供給業者のアイテム納品不足に起因した欠品原因として決定することができる。
【0199】
もし発注2に対する供給業者と発注3に対する供給業者が異なる供給業者である場合、電子装置は発注2および発注3に対する納品率をそれぞれ確認し、納品率が特定比率(90%など)以下である発注が確認される場合、電子装置はアイテムの欠品原因を該当発注に対する供給業者のアイテム納品不足に起因した欠品原因として決定することができる。
【0200】
図15(C)は、実施形態に係る供給業者のアイテム納品不足に起因した欠品原因を決定する他の例示である。
【0201】
図15(C)を参照すると、電子装置はアイテムの欠品発生日から15日間逆算された期間内に1回の発注(発注1)および2回の互いに異なる物流センターへの入庫(入庫1、入庫2)があったことを確認することができる。この場合、実施形態に係る電子装置は確認された発注1の発注量を確認し、確認された入庫1および入庫2の入庫量を確認し、これらを合算して合算された入庫量を確認することができる。もし、3個以上の物流センターにそれぞれ3回以上の入庫が発生した場合には、すべての物流センターに入庫されたアイテムの数量をすべて合算して合算された入庫量を確認することができる。その後、電子装置は発注1の発注量および合算された入庫量に基づいて発注1に対する納品率を確認することができる。電子装置は、納品率が特定比率(90%など)以下である場合、アイテムの欠品原因を供給業者のアイテム納品不足に起因した欠品原因として決定することができる。
【0202】
図16は、実施形態に係る電子装置の構成図の例示を示す。
【0203】
図16に示された実施形態に係る電子装置は
図1~
図15で説明した実施形態に係る電子装置を意味し得る。実施形態に係る電子装置は第1欠品原因確認部1500a、第2欠品原因確認部1500b、第3欠品原因確認部1500c、第4欠品原因確認部1500d、第5欠品原因確認部1500e、第6欠品原因確認部1500fおよび第7欠品原因確認部1500gのうち少なくとも一つを含むことができる。第1欠品原因確認部~第7欠品原因確認部1500a~1500gは、アイテムの欠品を確認することに対応して、該当アイテムの欠品原因をそれぞれのロジックに基づいて実施形態に係る第1欠品原因~第7欠品原因のうち一つ以上の欠品原因を決定する。
【0204】
実施形態に係る第1欠品原因は
図3のベンダの取り扱い中断による欠品原因301を含むことができ、
図4のベンダ(vendor)の取り扱い中断による欠品原因を含むことができる。実施形態に係る第1欠品原因確認部1500aは例えば、アイテムの欠品原因が実施形態に係る第1欠品原因であるかを確認するために
図5に示された動作を遂行することができる。
【0205】
実施形態に係る第2欠品原因は
図3のアイテムの発注状態に起因した欠品原因を含むことができ、
図4のアイテムの取り扱い中断による欠品原因、アイテムの発注非活性化による欠品原因、アイテムの性質による欠品原因を含むことができる。実施形態に係る第2欠品原因確認部1500bは例えば、アイテムの欠品原因が実施形態に係る第2欠品原因であるかを確認するために
図6~
図9に示された動作の一部の組み合わせまたはすべてを遂行することができる。
【0206】
実施形態に係る第3欠品原因は
図3の物流センターなどの瑕疵による欠品原因を含むことができ、
図4の物流センターの瑕疵に起因した欠品原因、クロスドック(Cross Dock)の欠陥による欠品原因を含むことができる。実施形態に係る第3欠品原因確認部1500cは例えば、アイテムの欠品原因が実施形態に係る第3欠品原因であるかを確認するために
図10に示された動作を遂行することができる。実施形態でクロスドックに関連したアイテムは電子装置に関連した運営主体によって複数の物流センターの間で移動しなければならないアイテムを含むことができる。一例として、納品業者は第1物流センターにアイテムの納品を進行し、第1物流センターから実際にアイテムが入庫されなければならない第2物流センターへの移動は電子装置に関連した運営主体によって遂行され得る。したがって、納品業者が第1物流センターに納品を正しく遂行したが、クロスドック手続きによって第2物流センターに納品が必要な時期になされなかったため欠品が発生した場合、クロスドック欠陥による欠品と判断することができる。
【0207】
例えば、アイテムが供給業者から第1物流センターに荷下ろしされ、再び第1物流センターで荷積みされて第2物流センターに移動後に荷下ろしおよび入庫される場合があり得る。したがって、アイテムがクロスドックの形態で物流センターに入庫される場合には、第1物流センターで受領した時間を基準として荷下ろし(unload)、入庫(receive)または陳列(stow)する過程で発生した欠品理由を分析することができる。
【0208】
実施形態に係る第4欠品原因は
図3のアイテムの性質に起因した欠品原因を含むことができ、
図4のアイテムの性質に起因した欠品原因、アイテムが新商品であることに起因した欠品原因、補充センター(Replenishment center)の欠陥による欠品原因を含むことができる。
【0209】
補充センター(Replenishment center)の欠陥による欠品は例えば、アイテムが補充センターを経由しなければならないアイテム(例えば、冷凍食品など)であり、補充センターの遅延配送または出庫などによってアイテムの欠品が発生したことを示すことができる。補充センターを経由しなければならないアイテムの場合、補充センターを経由して物流センターに入庫されてから出庫されたり、物流センターに入庫されたアイテムが補充センターで保管されて出庫され得るが、補充センターから出庫されなければならないアイテムが物流センターから少なく伝達されたり(short delivery)、物流センターからアイテムの伝達を受けていない場合(non-delivery)を意味し得る。同様に、物流センターから出庫されなければならないアイテムが補充センターから少なく伝達されたり(short delivery)、補充センターからアイテムの伝達を受けていない場合(non-delivery)を意味し得る。
【0210】
実施形態に係る第5欠品原因は
図3のアイテムの販売量による欠品原因を含むことができ、
図4のアイテムの販売量による欠品原因を含むことができる。実施形態に係る第5欠品原因確認部1500eは例えば、アイテムの欠品原因が実施形態に係る第5欠品原因であるかを確認するために
図13に示された動作を遂行することができる。
【0211】
実施形態に係る第6欠品原因は
図3の供給業者による欠品原因を含むことができ、
図4の供給業者による欠品原因を含むことができる。実施形態に係る第6欠品原因確認部1500fは例えば、アイテムの欠品原因が実施形態に係る第6欠品原因であるかを確認するために
図13~
図15に示された動作を遂行することができる。
【0212】
実施形態に係る第7欠品原因は
図3の少ない発注量による欠品原因307を含むことができ、
図4の供給業者による欠品、少ない発注量による欠品原因のうち少なくとも一つを含むことができる。実施形態に係る第6欠品原因確認部1500fは例えば、アイテムの欠品原因が実施形態に係る第6欠品原因であるかを確認するために
図11に示された動作を遂行することができる。
【0213】
実施形態に係る電子装置は実施形態に係る第1欠品原因~第7欠品原因を優先順位に基づいて決定された欠品原因確認順でアイテムの欠品原因を確認することができる。すなわち、実施形態に係る電子装置はアイテムの欠品原因を欠品原因確認順で把握できるように実施形態に係る第1欠品原因確認部~第7欠品原因確認部1500a~1500gを特定の順序で組み合わせることができる。実施形態に係る第1欠品原因確認部~第7欠品原因確認部1500a~1500gは実施形態に係るアイテムに関する情報に基づいてアイテムの欠品原因を確認することができる。
【0214】
アイテムに関する情報は例えば、期間別アイテムの発注状態を示す情報、期間別(または発注単位別)に供給業者から受領したアイテムの納品率(fill rate)、アイテムの特定期間に該当する発注情報、アイテムの入庫関連情報、アイテムの荷下ろし関連情報、アイテムの陳列関連情報、アイテムの名称、アイテムを供給する供給業者、アイテムの期間別販売量、アイテムが保管される物流センターに対する情報、アイテムが供給業者に発注されて供給される場合、供給業者に対する情報(すなわち、アイテムのベンダ(vendor)を示す情報)および発注に関する情報(例えば、発注周期、個別発注当たり発注量など)、アイテムがシーズン性アイテムであるかどうか、アイテムのシーズン期間、アイテムの社会的問題の有無を示す情報を含むことができる。さらに、アイテムに関する情報は例えば、アイテムのコードライフ(code life)、前記アイテムの期間別平均販売量を含むことができる。アイテムに関する情報はアイテムに対応する最小発注数量(minimum order quantity)、物流センター内の前記アイテムの荷下ろし完了時刻、前記アイテムの入庫予定時刻、前記アイテムの荷下ろし量および前記アイテムの確認(confirmed)数量、前記物流センター内の前記アイテムの荷下ろし量および前記アイテムの陳列量、特定期間に対する前記アイテムの日別販売量のうち最大販売量特定期間に対するアイテムの平均販売量を示す平均販売量をさらに含むことができる。すなわち、実施形態に係る電子装置は実施形態に係る第1欠品原因~前記第7欠品原因を優先順位に基づいて決定された欠品原因確認順序で前記アイテムの欠品原因を確認することができる。
【0215】
実施形態に係る電子装置は多様な欠品原因を分析するための方法を特定の順序または既設定された順序で組み合わせて、欠品原因を優先順位によって確認することによって欠品原因を正確に分析して今後アイテムの欠品を防止できる効果を提供する。
【0216】
一方、本明細書と図面には本発明の好ましい実施形態について開示され、たとえ特定用語が使われているが、これは単に本発明の技術内容を容易に説明し発明の理解を助けるための一般的な意味で使われたものであり、本発明の範囲を限定しようとするものではない。ここに開示された実施形態の他にも本発明の技術的思想に基づいた他の変形例も実施可能であることは本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に自明である。
【0217】
前述した実施形態に係る電子装置または端末は、プロセッサ、プログラムデータを保存し実行するメモリ、ディスクドライブのような永久保存部(permanent storage)、外部装置と通信する通信ポート、タッチパネル、キー(key)、ボタンなどのような使用者インターフェース装置などを含むことができる。ソフトウェアモジュールまたはアルゴリズムで具現される方法はプロセッサ上で実行可能なコンピュータ読み取り可能なコードまたはプログラム命令であり、コンピュータ読み取り可能な記録媒体上に保存され得る。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体として、マグネチック保存媒体(例えば、ROM(read-only memory)、RAM(random-Access memory)、フロッピーディスク、ハードディスクなど)および光学的読み取り媒体(例えば、CD-ROM(CD-ROM)、ディーブイディー(DVD:Digital Versatile Disc))等がある。コンピュータ読み取り可能な記録媒体はネットワークに連結されたコンピュータシステムに分散されて、分散方式でコンピュータ読み取り可能なコードが保存され実行され得る。媒体はコンピュータによって読み取り可能であり、メモリに保存され、プロセッサで実行され得る。
【0218】
本実施形態は機能的なブロック構成および多様な処理段階で示され得る。このような機能ブロックは特定機能を実行する多様な個数のハードウェアまたは/およびソフトウェア構成で具現され得る。例えば、実施形態は一つ以上のマイクロプロセッサの制御または他の制御装置によって多様な機能を実行できる、メモリ、プロセッシング、ロジック(logic)、ルックアップテーブル(look-up table)などのような直接回路構成を採用することができる。構成要素がソフトウェアプログラミングまたはソフトウェア要素で実行され得るのと同様に、本実施形態はデータ構造、プロセス、ルーチンまたは他のプログラミング構成の組み合わせで具現される多様なアルゴリズムを含み、C、C++、ジャヴァ(Java)、アセンブラ(assembler)などのようなプログラミングまたはスクリプト言語で具現され得る。機能的な側面は一つ以上のプロセッサで実行されるアルゴリズムで具現され得る。また、本実施形態は電子的な環境設定、信号処理、および/またはデータ処理などのために従来技術を採用することができる。「メカニズム」、「要素」、「手段」、「構成」のような用語は広く使われ得、機械的で物理的な構成として限定されるものではない。用語はプロセッサなどと連係してソフトウェアの一連の処理(routines)の意味を含むことができる。
【0219】
前述した実施形態は一例示に過ぎず、後述する請求項の範囲内で他の実施形態が具現され得る。
【0220】
一方、本明細書と図面には本発明の好ましい実施形態について開示され、たとえ特定用語が使われているが、これは単に本発明の技術内容を容易に説明し発明の理解を助けるための一般的な意味で使われたものであり、本発明の範囲を限定しようとするものではない。ここに開示された実施形態の他にも本発明の技術的思想に基づいた他の変形例も実施可能であることは本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に自明である。
【符号の説明】
【0221】
100 電子装置
110 プロセッサ
120 トランシーバー
130 メモリ
1500 欠品原因確認部
【外国語明細書】