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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022169471
(43)【公開日】2022-11-09
(54)【発明の名称】ディスプレイデバイス
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/00 20060101AFI20221101BHJP
【FI】
G09F9/00 350Z
G09F9/00 348Z
G09F9/00 346D
【審査請求】有
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022072051
(22)【出願日】2022-04-26
(31)【優先権主張番号】10-2021-0054415
(32)【優先日】2021-04-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】502032105
【氏名又は名称】エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【氏名又は名称原語表記】LG ELECTRONICS INC.
【住所又は居所原語表記】128, Yeoui-daero, Yeongdeungpo-gu, 07336 Seoul,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100109841
【弁理士】
【氏名又は名称】堅田 健史
(74)【代理人】
【識別番号】230112025
【弁護士】
【氏名又は名称】小林 英了
(72)【発明者】
【氏名】スンギュ カン
(72)【発明者】
【氏名】ホンヘ ド
(72)【発明者】
【氏名】ソンモ イム
(72)【発明者】
【氏名】サンミン キム
(72)【発明者】
【氏名】ジェウク リュ
(72)【発明者】
【氏名】ヨンウク カン
(72)【発明者】
【氏名】サンフン ユン
【テーマコード(参考)】
5G435
【Fターム(参考)】
5G435AA07
5G435AA12
5G435BB05
5G435EE04
5G435EE05
5G435EE36
5G435EE40
5G435EE47
(57)【要約】
【課題】 剛性及び放熱構造を備えたディスプレイデバイスを開示する。
【解決手段】
ディスプレイパネル;前記ディスプレイパネルの後方に位置する複合素材プレート;前記ディスプレイパネルと前記複合素材プレートの間に位置し、前記複合素材プレートに固定され、前記ディスプレイパネルが結合されるサイドフレーム;を備えてなり、前記複合素材プレートは、前面を形成するフロントスキン;背面を形成し、前記フロントスキンと対面するリアスキン;及び、前記フロントスキンと前記リアスキンの間に位置しファイバ(fibers)を備えたコア;を備えてなるディスプレイデバイスにより達成される。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイデバイスであって、
ディスプレイパネル;
前記ディスプレイパネルの後方に位置する複合素材プレート;
前記ディスプレイパネルと前記複合素材プレートの間に位置し、前記複合素材プレートに固定され、前記ディスプレイパネルが結合されるサイドフレーム;を備えてなり、
前記複合素材プレートは、
前面を形成するフロントスキン;
背面を形成し、前記フロントスキンと対面するリアスキン;及び、
前記フロントスキンと前記リアスキンの間に位置し、ファイバ(fibers)を備えたコア;を備える、ディスプレイデバイス。
【請求項2】
前記複合素材プレートの周りに隣接し、前記コアが圧縮されて前記フロントスキンの前面が陥没して形成されるアウターパート;を備え、
前記サイドフレームは、
前記ディスプレイパネルと前記フロントスキンの間において前記アウターパートに位置する水平部;及び、
前記水平部と交差しながら延長され、前記ディスプレイパネルの側面又は前記複合素材プレートの側面をカバーする垂直部;を備える、請求項1に記載のディスプレイデバイス。
【請求項3】
前記複合素材プレートは、
平板部;
前記平板部の上辺を形成する第1アウターパート;
前記平板部の左辺を形成する第2アウターパート;
前記平板部の下辺を形成する第3アウターパート;
前記平板部の右辺を形成する第4アウターパート;及び、
前記第3アウターパートと前記平板部の間に形成される受容部;を備え、
前記受容部は、
前記平板部のフロントスキンから低くなる第1段差を形成する受容部フロントスキン;及び、
前記平板部のリアスキンから高くなる第2段差を形成する水溶部リアスキン;を備え、
前記第1段差の高さは前記第2段差の高さより大きい、請求項2に記載のディスプレイデバイス。
【請求項4】
前記第3アウターパートは、
前記受容部のフロントスキンから高くなる第3段差を形成する第3アウターパートのフロントスキン;
前記受容部のリアスキンから低くなる第4段差を形成する第3アウターパートのリアスキン;を備え、
前記第3段差の高さは前記第4段差の高さより大きい、請求項3に記載のディスプレイデバイス。
【請求項5】
前記複合素材プレートは、
前記受容部のフロントスキンと前記第3アウターパートのフロントスキンの間に位置し、前記第3アウターパートのフロントスキンから高くなる段差を形成する突出パッド;を更に備える、請求項4に記載のディスプレイデバイス。
【請求項6】
前記ディスプレイパネルは、
前記ディスプレイパネルの下辺から延長される軟性ケーブル;及び、
前記軟性ケーブルに連結されるソース信号基板;を更に備え、
前記ソース信号基板は、前記複合素材プレートの受容部に位置し、
前記軟性ケーブルは、前記突出パッドに接触する、請求項5に記載のディスプレイデバイス。
【請求項7】
前記突出パッドに接触する軟性ケーブルと前記ディスプレイパネルの背面の間に位置する放熱パッド;を更に備える、請求項6に記載のディスプレイデバイス。
【請求項8】
前記サイドフレームは、
前記複合素材プレートの上辺に沿って長く延長される第1パート;
前記第1パートから曲がり、前記複合素材プレートの右辺に沿って長く延長される第2パート;
前記第2パートから曲がり、前記複合素材プレートの下辺に沿って長く延長される第3パート;
前記第1パートから曲がり、前記複合素材パネルの左辺に沿って長く延長される第4パート;及び、
前記第4パートから曲がり、前記複合素材プレートの下辺に沿って長く延長される第5パート;を備え、
前記第4パートの末端は前記第5パートの末端と結合する、請求項1に記載のディスプレイデバイス。
【請求項9】
前記複合素材プレートは、
前記平板部に形成される締結溝;を備え、
前記締結溝は、
前記平板部のフロントスキンが陥没して形成される締結溝フロントスキン;
前記形板部のリアスキンと同一平面を形成する締結溝リアスキン;及び、
前記締結溝フロントスキンと前記締結溝リアスキンを貫通して形成される締結口を備える、請求項3に記載のディスプレイデバイス。
【請求項10】
前記締結口を貫通する締結部材;を更に備え、
前記締結部材は、
前記締結口に位置する軸;及び、
前記軸に連結され、前記締結溝のフロントスキンに位置するヘッド;を備え、
前記ヘッドの厚さは、前記締結溝のフロントスキンが前記平板部のフロントスキンと形成する段差より小さい、請求項9に記載のディスプレイデバイス。
【請求項11】
前記複合素材プレートに対して前記ディスプレイパネルと対向して位置し、前記複合素材プレートの後方に結合されるPCBプレート;を更に備え、
前記PCBプレートは前記締結部材により前記複合素材プレートに固定される、請求項10に記載のディスプレイデバイス。
【請求項12】
前記PCBプレートは、
水平部;
前記水平部から突出し、上下に長く延長される垂直部;
前記水平部から突出し、左右に長く延長される水平部;及び、
前記垂直部又は前記水平部が陥没して形成される陥没部;を備え、
前記締結部材は、前記陥没部を貫通して結合される、請求項11に記載のディスプレイデバイス。
【請求項13】
前記陥没部の高さは前記陥没部から突出する前記締結部材の軸の長さより長い、請求項12に記載のディスプレイデバイス。
【請求項14】
前記サイドフレームは、
前記複合素材プレートの上辺に沿って長く延長される第1パート;及び、
前記第1パートの一端において曲がりながら延長される第2パート;を備え、
前記第1パートは、
前記複合素材プレートと前記ディスプレイパネルの間に位置する第1水平部;及び、
前記第1水平部と交差する方向に延長され、前記ディスプレイパネル及び前記複合素材プレートの側面をカバーする第1垂直部;を備え、
前記第2パートは:
前記複合素材プレートと前記ディスプレイパネルの間に位置する第2水平部;及び、
前記第1水平部と交差する方向に延長され、前記ディスプレイパネル及び前記複合素材プレートの側面をカバーする第2垂直部;を備え、
前記第1垂直部は前記第2垂直部と連結され、
前記第1水平部は前記第2水平部とギャップにより離隔する、請求項1に記載のディスプレイデバイス。
【請求項15】
前記第1垂直部及び前記第2垂直部が形成するコーナーと前記ギャップの間に位置し、前記ギャップと連結されるホール;を備え、
前記ホールの大きさは前記ギャップの間隔より大きい、請求項14に記載のディスプレイデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願への相互参照]
本出願は、韓国特許庁において2021年4月27日に出願された韓国特許出願番号10-2021-0054415号に対する優先権を主張し、その開示は参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
[技術分野]
本開示(発明)は、ディスプレイデバイスに関する。
【背景技術】
【0003】
情報化社会の発展に伴い、ディスプレイデバイスに対する要求も様々な形態で増加しており、これに応えて、近年ではLCD(Liquid Crystal Display Device)、PDP(Plasma Display Panel)、ELD(Electro luminescent Display)、VFD(Vacuum Fluorescent Display)、OLED(Organic Light Emitting Diode)などの多様なディスプレイデバイスが研究されて使用されている。
【0004】
この中で、有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode;OLED)を用いたディスプレイデバイスは、液晶ディスプレイデバイスに比べて輝度特性及び視野角特性に優れ、バックライトユニットを必要としないため、超薄型で実現できる長所がある。
【0005】
近年、大画面超薄型(ultra-thin)ディスプレイデバイスの剛性を確保し、高画質に伴う放熱のための構造に関する多くの研究が行われている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示の目的は、前述の問題及びその他の問題を解決することにある。
【0007】
また他の目的は、大画面超薄型ディスプレイデバイスの構造的剛性を確保することにある。
【0008】
また他の目的は、高画質による発熱を解消できる放熱構造を備えたディスプレイデバイスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前述の目的を達成するための本開示の一側面によるディスプレイデバイスは:ディスプレイパネル;前記ディスプレイパネルの後方に位置する複合素材プレート;前記ディスプレイパネルと前記複合素材プレートの間に位置し、前記複合素材プレートに固定され、前記ディスプレイパネルが結合するサイドフレームを含み、前記複合素材プレートは:前面を形成するフロントスキン;背面を形成し、前記フロントスキンと対面するリアスキン;及び、前記フロントスキンと前記リアスキンの間に位置し、ファイバ(fibers)を含むコアを含む。
【発明の効果】
【0010】
本開示によるディスプレイデバイスの効果について説明すると、以下の通りである。
【0011】
本開示の実施形態のうち少なくとも1つによれば、大画面超薄型ディスプレイデバイスの構造的剛性を確保することができる。
【0012】
本開示の実施形態の少なくとも1つによれば、高画質による発熱を解消できる放熱構造を備えたディスプレイデバイスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
本開示の前記及び他の目的、特徴及び他の利点は、添付の図面に関連した以下の詳細な説明からより明確に理解できるであろう。
図1-19】本開示の実施形態によるディスプレイデバイスの例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付の図面を参照して本明細書に開示される例示的な実施形態に従って詳細に説明する。図面を参照して簡単に説明するために、同一又は同等の構成要素には同一の参照番号を付与し、その説明は繰り返されない。
【0015】
一般に、「モジュール」及び「ユニット」などの接尾辞は、要素又はコンポーネントを指すために使用される。このような接尾辞は、明細書の説明を容易にするために使用され、接尾辞は特別な意味又は機能を有しない。
【0016】
本開示において、技術分野における通常の知識を有する者によく知られている技術は、簡略化のために省略される。添付の図面は、様々な技術的特徴を容易に理解するために使用されるものであり、本明細書に記載されている実施形態は添付の図面により制限されるものではないと理解されるべきである。従って、本開示は、添付の図面に特に記載されている内容に加えて、変更、同等物及び代替物まで含むものと理解されるべきである。
【0017】
ここで、第1、第2等などの用語は、様々な要素を説明するために使用されるものであり、これらの要素は、これらの用語により制限されるものではないと理解されるであろう。これらの用語は、ある要素を他の要素と区別するために使用されるだけである。
【0018】
ある要素が他の要素と「接続される」という場合、これは介在する要素が存在する可能性があると理解される。その一方、ある要素が他の要素と「直接接続される」という場合、介在する要素は存在しないと理解される。
【0019】
単数表現は、文脈上に明確に異なる意味を有しない限り、複数の表現を含む。
【0020】
本出願において、「構成される」、「含む」、「備える」、「有する」、「設定する」、「包接する」などの用語は、本明細書に記載される特徴、数、ステップ、動作、要素、構成要素、またはそれらの組み合わせの存在を指定するが、1つ又は複数の他の機能、数、ステップ、動作、要素、構成要素、又はそれらの組み合わせの存在又は追加を排除するものではない。
【0021】
図1に示すように、ディスプレイデバイス100はディスプレイパネル110を含む。ディスプレイパネル110は画面を表示する。
【0022】
ディスプレイデバイス100は、第1長辺(First Long Side)LS1、第1長辺LS1に対向する第2長辺(Second Long Side)LS2、第1長辺LS1及び第2長辺LS2に隣接する第1短辺(First Short Side)SS1及び第1短辺SS1に対向する第2短辺(Second Short Side)SS2を含む。説明の便宜のために、第1及び第2長辺LS1、LS2の長さが第1及び第2短辺SS1、SS2の長さより長いものと図示及び説明しているが、第1及び第2長辺LS1、LS2の長さが第1及び第2短辺SS1、SS2の長さとほぼ同一である場合もあり得る。
【0023】
ディスプレイデバイス100の長辺(Long Side)LS1、LS2)と平行な方向を第1方向DR1又は左右方向LRと言える。ディスプレイデバイス100の短辺(Short Side)SS1、SS2と平行な方向を第2方向DR2又は上下方向UDと言える。
【0024】
ディスプレイデバイス100の長辺LS1、LS2及び短辺SS1、SS2に垂直な方向DR3又は前後方向FRと言える。ここで、ディスプレイパネル110が画面を表示する方向を前方といい、これと逆の方向を後方という。
【0025】
以下、ディスプレイパネル110について有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode;OLED)を用いたディスプレイパネルを例にして説明するが、本開示に適用できるディスプレイパネル110がこれに限定されるものではない。
【0026】
ディスプレイパネル110はディスプレイデバイス100の前面を形成し、前方に画像を表示する。ディスプレイパネル110は、画像を複数のピクセルに分けて各ピクセル当たり色、明度、彩度を合わせて画像を出力する。ディスプレイパネル110は、画像が表示される活性領域(active area)と、画像が表示されない非活性領域(de-active area)に区分される。ディスプレイパネル110は、制御信号に応じてレッド、グリーン又はブルーの色に該当する光を発生させる。
【0027】
図2に示すように、複合素材パネル(material complexed panel)130はコア(core)131と、フロントスキン(front skin)132と、リアスキン(rear skin)133を含む。コア131と、フロントスキン132と、リアスキン133は互いに結合される。複合素材パネル130は、繊維複合パネル(Fiber complexed panel)130、繊維複合プレート(Fiber complexed plate)130、複合素材プレート130又はミドルフレーム130と称されてもよい。
【0028】
フロントスキン132は複合素材パネル130の前面を形成する。リアスキン133は複合素材パネル130の背面を形成する。フロントスキン132及びリアスキン133は金属材質を含んでもよい。例えば、フロントスキン132及びリアスキン133はアルミニウム(Al)材質を含んでもよい。例えば、フロントスキン132及びリアスキン133の厚さは約0.5mmとなり得る。フロントスキン132とリアスキン133は、後述するコア131に対して互いに対向する。
【0029】
コア131は、フロントスキン132とリアスキン133の間に位置する。コア131はファイバ(Fiber)を含んでもよい。コア131は複合素材で形成されてもよい。コア131はメインファイバ(main Fiber)、そしてバインダーファイバ(binder Fiber)を含んでもよい。バインダーファイバはメインファイバの間に混合されてもよい。
【0030】
フロントスキン132とコア131の間にホットメルトシートが位置し、リアスキン133とコア131の間にホットメルトシートが位置する。ホットメルトシートはフィルムであり得る。例えば、ホットメルトシートは厚さ50マイクロメートル以上のEVA、アクリル、ポリウレタンなどのフィルムであり得る。コア131をホットメルトシートによりフロントスキン132とリアスキン133の間に位置させた後、摂氏190度で1分以上ロール合紙する。
【0031】
これにより、ディスプレイデバイスの曲げ剛性及び/又はねじり剛性が向上することができる。
【0032】
図3及び図4に示すように、複合素材パネル130は複数のローラを利用してフロントスキン132及びリアスキン133をコア131に圧着する工程により製造され、このような工程はR2R(Roll-to-Roll)工程と呼ばれる。
【0033】
図3に示すように、駆動モータの機能を行うピンチローラRaの回転によって、フロントスキン132がフロントドラムDaから広げられ、リアスキン133がリアドラムDbから広げられ、コア131がフィーディングローラRdを経て移動する。そして、フロントスキン132をコア131に結合させるための第1接着剤134aが第1ドラムDcから広げられる。また、リアスキン133をコア131に結合させるための第2接着剤134bが第2ドラムDbから広げられる。この場合、フロントスキン132、第1接着剤134a、コア131、第2接着剤134b及びリアスキン133は前述の順に積層され、ガイドローラRcによりオーブンOvに向かう方向にガイドされる。接着剤134a、134bはホットメルトシート134a、134bであり得る。
【0034】
オーブンOvにおいて第1及び第2接着剤134a、134bが溶けてフロントスキン132及びリアスキン133のそれぞれがコア131に結合される。例えば、第1及び第2接着剤134a、134bの融点は約150℃であり、オーブンOvの雰囲気温度は約200℃であり得る。例えば、第1及び第2接着剤134a、134bの接着力(Peel-off force)は約10kgf以上であり得る。オーブンOvを通過したフロントスキン132、コア131及びリアスキン133は、ピンチローラRaの回転によって、圧着ローラRbに案内されて圧着ローラRbにより圧着される。これにより、フロントスキン132、コア131及びリアスキン133の相互間の結合力がさらに増大する。相互結合されたフロントスキン132、コア131及びリアスキン133は、ピンチローラRaを通過した後、カッターCtにより切断されて一定サイズの複合素材パネル130として製造される。
【0035】
図4に示すように、圧着ローラRb又はピンチローラRaはフロントスキン132及びリアスキン133それぞれの外面に接触する。圧着ローラRb又はピンチローラRaが回転すると、複合素材パネル130はコア131の長さ方向(すなわち、左右方向LR)に移動する。この時、フロントスキン132及びリアスキン133はコア131の長さ方向において、コア131の一端から他短まで順次結合する。
【0036】
また、複合素材パネル130のフロントスキン132とリアスキン133は平らに形成されてもよい。すなわち、ディスプレイデバイス100の背面を形成するリアスキン133の背面が平らに形成されることにより、外観上の美感のためにリアスキン133の背面に塗色をしたり、シート紙を貼り付けたりするなどの付加作業が容易となる。
【0037】
一方、図3及び図4を参照して前述のR2R工程によりフロントスキン132とリアスキン133を平らに形成するほかにも、フロントスキン132、コア131及びリアスキン133を順に積層した後に結合させる工程によりコア131、フロントスキン132とリアスキン133を結合することも可能である。
【0038】
図5に示すように、複合素材パネル130は平板部130P、受容部137、及びアウターパート135を備える。アウターパート135は平板部130Pの周りに形成される。第1アウターパート135aは平板部130Pの上辺に沿って形成され、第2アウターパート135bは平板部130Pの左辺に沿って形成され、第3アウターパート135cは平板部130Pの下辺に沿って形成され、第4アウターパート135dは平板部の右辺に沿って形成される。アウターパート135は平板部130Pがプレスされて形成される。アウターパート135は平板部130Pから低くなって段差を形成する。平板部130Pの厚さはアウターパート135の厚さより大きくてもよい。
【0039】
ケーブルホール136は受容部137のフロントスキン132(図2を参照)とリアスキン133(図2を参照)を貫通して形成される。ケーブルホール136は平板部130Pの下辺に隣接して受容部137に形成される。ケーブルホール136は複数であり得る。第1ケーブルホール136aは第2ケーブルホール136bに隣接して位置する。
【0040】
受容部137は、平板部130Pの下辺に隣接して平板部130Pと第3アウターパート135cの間に形成される。受容部137は複数であり得る。第1受容部137aは、第1ケーブルホール136aと第2短辺SS2の間に位置する。第2受容部137bは、第2ケーブルホール136bと第1短辺SS1の間に位置する。受容部137は平板部130Pがプレスされて形成される。受容部137は、平板部130P及び/又はアウターパート135cから低くなって段差を形成する。
【0041】
図6に示すように、受容部137は平板部130Pがプレスされて形成される。受容部137のフロントスキン132は平板部130Pのフロントスキン132から低くなる段差D1を形成する。受容部137のリアスキン133は平板部130Pのリアスキン133から高くなる段差D2を形成する。この時、平板部130Pのフロントスキン132から受容部137のフロントスキン132に低くなる段差D1の高さは平板部130Pのリアスキン133から受容部137のリアスキン133に高くなる段差D2の高さより大きくてもよい。平板部130Pの厚さT1は、受容部137の厚さT2より大きくてもよい。
【0042】
平板部130Pのフロントスキン132からリアスキン133方向にプレスされて複合素材パネル130のコア131は外力を吸収する。平板部130Pのフロントスキン132に加わる外力の大きさは、平板部130Pのリアスキン133に加わる外力の大きさより大きくてもよい。複合素材パネル130のコア131は、剛性確保だけでなく衝撃を吸収することもできる。第3アウターパート135cの厚さT4は受容部137の厚さT2より大きい。第3アウターパート135cのリアスキン133から受容部137のリアスキン133に高くなる段差D2が形成される。第3アウターパート135cのリアスキン133と受容部137のリアスキン133の段差D2の高さは、受容部137のリアスキン133と平板部130Pのリアスキン133の段差D2の高さと同一であってもよい。
【0043】
突出パッド138は第3アウターパート135cのフロントスキン132から突出して形成される。突出パッド138のフロントスキン132は、第3アウターパート135cのフロントスキン132に低くなる段差D4を形成する。第3アウターパート135cと突出パッド138が形成する段差D4の高さは、平板部130Pと受容部137が形成する段差D1、D2の高さより小さくてもよい。突出パッド138の厚さT3は第3アウターパート135cの厚さT4より大きく、平板部130Pの厚さT1より小さくてもよく、受容部137の厚さT2より小さくてもよい。
【0044】
締結溝Hは受容部137のリアスキン133から突出する。締結溝Hは受容部137のフロントスキン132から陥没し、受容部137のリアスキン133から突出する。締結溝Hの中央は貫通されてもよい。
【0045】
図7及び図8に示すように、締結溝Hは平板部130Pに形成される。締結溝Hは、平板部130Pがプレスされて形成される。締結溝Hのフロントスキン132は平板部130Pのフロントスキン132から陥没して形成される。平板部130Pのリアスキン133と締結溝Hのリアスキン133は同一平面を形成する。締結溝Hの厚さT0は、平板部130Pの厚さT1より小さくてもよい。
【0046】
締結口hは、締結溝Hの中央に形成される。締結口hは、締結溝Hがパンチングされて形成される。締結口hは締結溝Hのフロントスキン132とリアスキン133を貫通して形成される。締結部材Sの軸SAの長さは、締結溝Hの厚さT0より大きくてもよい。締結部材Sの軸SAは締結溝Hに挿入されて締結口hを介して締結溝Hのリアスキン132の外部に突出する。締結溝Hの深さD5はヘッドSHの厚さより大きくてもよい。締結部材SのヘッドSHは、締結溝Hに隠蔽される。
【0047】
図9及び図10図8と共に参照すると、PCBプレート150は複合素材パネル130の後方に結合される。PCBプレート150は締結部材Sにより複合素材パネル130の後方に固定される。
【0048】
PCBプレート150は金属を含むプレート151がプレスされて形成される。PCBプレート150は、水平部152、垂直部153、ドーム部154、及び、陥没部155を備える。水平部152はPCBプレート151の前方から後方に突出し、PCBプレート151の左右方向に形成される。垂直部153はPCBプレート151の前方から後方に突出し、PCBプレート150の上下方向に形成される。ドーム部154はPCBプレート150の前方から後方に突出する。陥没部155は、垂直部153及び/又は水平部152の後方から前方に陥没する。
【0049】
締結部材Sの軸SAは、垂直部153及び/又は水平部152に形成された陥没部155を貫通して複合素材パネル130とPCBプレート150を結合させる。陥没部155の深さは、複合素材パネル130を貫通して後方に突出する締結部材Sの軸SAの突出長さより長い。
【0050】
図11及び図12に示すように、サイドフレーム140は平板部130Pに隣接してアウターパート135(図5を参照)に結合することができる。サイドフレーム140は、第1パート141、第2パート142、第3パート143、第4パート144、及び第5パート145を備える。第2パート142は第1パート141から第1コーナーC1において曲がる。
【0051】
第1パート141は水平部141Hと垂直部141Vを備える。第1パート141の水平部141Hは、第1アウターパート135a(図5を参照)上に固定される。第2パート142は水平部142Hと垂直部142Vを備える。第2パート142の水平部142Hは第4アウターパート135d(図5を参照)上に固定される。
【0052】
第1パート141の水平部141Hと第2パート142の水平部142Hの間にギャップG1が形成される。第1パート141の垂直部141Vと第2パート142の垂直部142Vは曲がりながら連結される。垂直部141V、142Vに隣接して水平部141H、142Hの間にギャップG1と連結されたホールH1が形成される。ホールH1の大きさ又はホールH1の直径はギャップG1の幅より大きくてもよい。サイドフレーム140の第1コーナーC1に関する説明は、サイドフレーム140の第2コーナーC2に同様に適用できる。
【0053】
図11及び図13に示すように、サイドフレーム140は平板部130Pに隣接してアウターパート135(図5を参照)に結合される。サイドフレーム140は、第1パート141、第2パート142、第3パート143、第4パート144、及び第5パート145を備える。第2パート142は第3パート143から第3コーナーC3において曲がる。
【0054】
第3パート143は水平部143Hと垂直部143Vを備える。第3パート143の水平部143Hは第3アウターパート135c(図5を参照)上に固定される。第2パート142は水平部142Hと垂直部142Vを備える。第2パート142の水平部142Hは第4アウターパート135d(図5を参照)上に固定される。
【0055】
第3パート143の水平部143Hと第2パート142の水平部142Hの間にギャップG3が形成される。第3パート143の垂直部143Vと第2パート142の垂直部142Vは曲がりながら連結される。垂直部143V、142Vに隣接して水平部143H、142Hの間にギャップG3と連結されてホールH3が形成される。ホールH3の大きさ又はホールH3の直径はギャップG3の幅より大きい。サイドフレーム140の第1コーナーC3に関する説明は、サイドフレーム140の第4コーナーC4に同様に適用できる。
【0056】
図11及び図14に示すように、サイドフレーム140の第3パート143及び第4パート144は第3アウターパート135c上に位置するか固定される。サイドフレーム140の第3パート143の末端はサイドフレーム140の第4パート144の末端と結合される。
【0057】
第4パート144の水平部144Hは、第3パート143の水平部143H及び垂直部143Vと接触する。第4パート144の垂直部144Vは第3パート143の垂直部143Vと接触する。第3パート143の垂直部143Vは、第4パート144の水平部144H及び垂直部144Vと接触する。第3パート143の末端は第4パート144の末端に固定される。例えば、第3パート143の末端と第4パート144の末端は溶接により固定されてもよい。
【0058】
図15に示すように、放熱板HAは長く延長されて平板部130Pに固定される。放熱板HAは複数であり得る。例えば、放熱板HAはアルミニウムを含むプレートであってもよい。他の例として、放熱板HAはアルミニウムを含むテープであってもよい。放熱板HAは複数であり得る。
【0059】
第1放熱板HA1は、平板部130Pの左右方向に長く延長され、サイドフレーム140の第1パート141に隣接して位置する。第2放熱板HA2は、平板部130Pの左右方向に長く延長され、サイドフレーム140の第1パート141に隣接するが、第1放熱板HA1に隣接する。第1放熱板HA1及び第2放熱板HA2はサイドフレーム140の第1パート141の長さ方向に従って順次配置される。
【0060】
第3放熱板HA3は左右方向に長く延長され、第1放熱板HA1の下側において第1放熱板HA1と隣接して位置する。第4放熱板HA4は左右方向に長く延長され、第2放熱板HA2の下側において第2放熱板HA2と隣接して位置する。
【0061】
第5放熱板HA5は左右方向に長く延長され、第3放熱板HA3の下側において第3放熱板HA3と隣接して位置する。第6放熱板HA6は左右方向に長く延長され、第4放熱板HA4の下側において第4放熱板HA4と隣接して位置する。
【0062】
第7放熱板HA7は左右方向に長く延長され、第5放熱板HA5の下側において第5放熱板HA5と隣接して位置できる。第8放熱板HA8は左右方向に長く延長され、第6放熱板HA6の下側において第6放熱板HA6と隣接して位置できる。
【0063】
第9放熱板HA9は左右方向に長く延長され、第7放熱板HA7の下側において第7放熱板HA7と隣接して位置する。第10放熱板HA10は左右方向に長く延長され、第8放熱板HA8の下側において第8放熱板HA8と隣接して位置する。
【0064】
第11放熱板HA11は左右方向に長く延長され、第9放熱板HA9の下側において第9放熱板HA9と隣接して位置する。第12放熱板HA12は左右方向に長く延長され、第10放熱板HA10の下側において第10放熱板HA10と隣接して位置する。
【0065】
図16に示すように、サイド接着部材ADH、ADVはサイドフレーム140上に固定される。サイド接着部材ADH、ADVは複数であり得る。複数のサイド接着部材ADH、ADVのそれぞれはサイドフレーム140の第1パート141、第2パート142、第3パート143、第4パート144、及び第5パート145のそれぞれに固定される。
【0066】
パネル接着部材ADは平板部130P上に固定される。パネル接着部材ADは複数であり得る。第1パネル接着部材AD1はサイドフレーム140の第1パート141に隣接して左右方向に長く延長されて平板部130P上に固定される。第7パネル接着部材AD7はサイドフレーム140の第1パート141に隣接して左右方向に長く延長されて平板部130P上に固定される。第7パネル接着部材AD7は第1パネル接着部材AD1と1つのラインに配置されてもよい。
【0067】
第2パネル接着部材AD2は第2放熱板HA2の上辺に隣接して左右方向に長く延長されて平板部130P上に固定される。第3パネル接着部材AD3は左右方向に長く延長されて第4放熱板HA4と第6放熱板HA6の間で平板部130P上に固定される。第4パネル接着部材AD4は左右方向に長く延長されて第8放熱板HA8と第10放熱板HA10の間で平板部130P上に固定される。
【0068】
第5パネル接着部材AD5は左右方向に長く延長されて第10放熱板HA10と第12放熱板HA12の間で平板部130P上に固定される。第6パネル接着部材AD6は第12放熱板HA12の下辺に隣接して左右方向に長く延長されて平板部130P上に固定される。
【0069】
第8パネル接着部材AD8は、第1放熱板HA1の上辺に隣接して左右方向に長く延長されて平板部130P上に固定される。第9パネル接着部材AD9は、左右方向に長く延長されて第3放熱板HA3と第5放熱板HA5の間で平板部130P上に固定される。第10パネル接着部材AD10は、左右方向に長く延長されて第7放熱板HA7と第9放熱板HA9の間で平板部130P上に固定される。
【0070】
第11パネル接着部材AD11は、左右方向に長く延長され、第9放熱板HA9と第11放熱板HA11の間で平板部130P上に固定できる。第12パネル接着部材AD12は、第11放熱板HA11の下辺に隣接して左右方向に長く延長されて平板部130P上に固定される。
【0071】
図17及び図18に示すように、ディスプレイパネル110は複合素材パネル130のフロントスキン132上に接着部材ADにより結合又は固定される。
【0072】
複合素材パネル130とディスプレイパネル110の間に形成される空間(air-gap)に放熱板HAが位置する。放熱板HAの背面はフロントスキン132に固定され、放熱板HAの前面はディスプレイパネル110の背面と離隔する。
【0073】
例えば、接着部材ADの厚さは、0.2ないし0.4ミリメートルであり得る。例えば、放熱板HAの厚さは0.15ないし0.25ミリメートルであり得る。例えば、ディスプレイパネル110と放熱板HAの間に形成される間隔は0.04ないし0.1ミリメートルであり得る。
【0074】
空間(air-gap)の間隔が放熱板HAにより縮まるため、ディスプレイパネル110から発生する熱がより効果的に放熱できる。
【0075】
図19に示すように、ディスプレイパネル110はサイドフレーム140上に結合又は固定される。サイドフレーム140の水平部143Hはディスプレイパネル110の背面を支持し、垂直部143Vはディスプレイパネル110の側面をカバーする。例えば、サイドフレーム140の第3パート143の垂直部143Vはディスプレイパネル110の下辺の側面をカバーする。
【0076】
垂直部143Vは複合素材パネル130の側面をカバーする。例えば、サイドフレーム140の第3パート143の垂直部143Vは、複合素材パネル130の第3アウターパート135cの側面をカバーする。
【0077】
軟性ケーブル113はディスプレイパネル110の下辺からディスプレイパネル110とサイドフレーム140の水平部143Hの間に延長される。軟性ケーブル113はディスプレイパネル110の背面と複合素材パネル130の間に延長される。例えば、軟性ケーブル113はCOF113であり得る。ソース信号基板115は軟性ケーブル113に電気的に連結される。ソース信号基板115は軟性ケーブル113の一面に固定される。例えば、ソース信号基板115はS-PCB115であり得る。ソース信号基板115は複合素材パネル130の受容部137に位置する。
【0078】
軟性ケーブル113は複合素材パネル130の突出パッド138とディスプレイパネル110の間に位置する。軟性ケーブル113は突出パッド138と接触する。ソース信号基板115及び/又は軟性ケーブル113から発生する熱は突出パッド138を介して放熱される。
【0079】
突出パッド138に接触するフレキシブルケーブル113とディスプレイパネル110の背面の間に放熱パッド114が位置する。放熱パッド114は弾性素材114aと伝導膜114bを備える。放熱パッド114のコア114aは弾性素材で形成されてもよく、伝導膜114bは放熱パッド114のコア114aを覆えることができる。これにより、軟性ケーブル113が突出パッド138に接触した状態を維持することができる。
【0080】
図1ないし図19を参照すると、本開示の一側面によるディスプレイデバイスは:ディスプレイパネル;前記ディスプレイパネルの後方に位置する複合素材プレート;前記ディスプレイパネルと前記複合素材プレートの間に位置し、前記複合素材プレートに固定され、前記ディスプレイパネルが結合されるサイドフレームを含み、前記複合素材プレートは:前面を形成するフロントスキン;背面を形成し、前記フロントスキンと対面するリアスキン;及び前記フロントスキンと前記リアスキンの間に位置し、ファイバ(fibers)を含むコアを含む。
【0081】
本開示の他の(another)の側面によれば、前記複合素材プレートの周りに隣接し、前記コアが圧縮されて前記フロントスキンの前面が陥没して形成されるアウターパートを含み、前記サイドフレームは:前記ディスプレイパネルと前記フロントスキンの間において前記アウターパートに位置する水平部;及び前記水平部と交差して延長され、前記ディスプレイパネルの側面又は前記複合素材プレートの側面をカバーする垂直部を含む。
【0082】
本開示の他の(another)の側面によれば、前記複合素材プレートは:平板部;前記平板部の上辺を形成する第1アウターパート;前記平板部の左辺を形成する第2アウターパート;前記平板部の下辺を形成する第3アウターパート;前記平板部の右辺を形成する第4アウターパート;及び前記第3アウターパートと前記平板部の間に形成される受容部を含み、前記受容部は:前記平板部のフロントスキンから低くなる第1段差を形成する受容部フロントスキン;及び前記平板部のリアスキンから高くなる第2段差を形成する受容部リアスキンを含み、前記第1段差の高さは前記第2段差の高さより大きくてもよい。
【0083】
本開示の他の(another)側面によれば、前記第3アウターパートは:前記受容部のフロントスキンから高くなる第3段差を形成する第3アウターパートのフロントスキン;前記受容部のリアスキンから低くなる第4段差を形成する第3アウターパートのリアスキンを含み、前記第3段差の高さは、前記第4段差の高さより大きくてもよい。
【0084】
本開示の他の(another)側面によれば、前記複合素材プレートは:前記受容部のフロントスキンと前記第3アウターパートのフロントスキンの間に位置し、前記第3アウターパートのフロントスキンから高くなる段差を形成する突出パッドをさらに含む。
【0085】
本開示の他の(another)側面によれば、前記ディスプレイパネルは:前記ディスプレイパネルの下辺から延長される軟性ケーブル;及び前記軟性ケーブルに連結されるソース信号基板をさらに含み、前記ソース信号基板は、前記複合素材プレートの受容部に位置し、前記軟性ケーブルは、前記突出パッドに接触する。
【0086】
本開示の他の(another)側面によれば、前記突出パッドに接触する軟性ケーブルと前記ディスプレイパネルの背面の間に位置する放熱パッドをさらに含む。
【0087】
本開示の他の(another)側面によれば、前記サイドフレームは:前記複合素材プレートの上辺に沿って長く延長される第1パート;前記第1パートから曲がり、前記複合素材プレートの右辺に沿って長く延長される第2パート;前記第2パートから曲がり、前記複合素材プレートの下辺に沿って長く延長される第3パート;前記第1パートから曲がり、前記複合素材プレートの左辺に沿って長く延長される第4パート;及び第4パートから曲がり、前記複合素材プレートの下辺に沿って長く延長される第5パートを含み、前記第4パートの末端は前記第5パートの末端と結合される。
【0088】
本開示の他の(another)側面によれば、前記複合素材プレートは:前記平板部に形成される締結溝を含み、前記締結溝は:前記平板部のフロントのスキンが陥没して形成される締結溝フロントスキン;前記型板部のリアスキンと同一の平面を形成する締結溝リアスキン;及び前記締結溝フロントスキンと前記締結溝リアスキンを貫通して形成される締結口を含む。
【0089】
本開示の他の(another)側面によれば、前記締結口を貫通する締結部材をさらに含み、前記締結部材は:前記締結口に位置する軸;及び前記軸に連結され、前記締結溝のフロントスキンに位置するヘッドを含み、前記ヘッドの厚さは前記締結溝のフロントのスキンが前記平板部のフロントスキンと形成する段差より小さくてもよい。
【0090】
本開示の他の(another)側面によれば、前記複合素材プレートに対して前記ディスプレイパネルと対向して位置し、前記複合素材プレートの後方に結合されるPCBプレートをさらに含み、前記PCBプレートは前記締結部材により前記複合素材のプレートに固定される。
【0091】
本開示の他の(another)側面によれば、前記PCBプレートは:水平部;前記水平部から突出され、上下に長く延長される垂直部;前記水平部から突出し、左右に長く延長される水平部;及び前記垂直部又は前記水平部が陥没して形成される陥没部を含み、前記締結部材は、前記陥没部を貫通して結合される。
【0092】
本開示の他の(another)側面によれば、前記陥没部の高さは、前記陥没部から突出される前記締結部材の軸の長さより長くてもよい。
【0093】
本開示の他の(another)側面によれば、前記サイドフレームは:前記複合素材プレートの上辺に沿って長く延長される第1パート;及び前記第1パートの一端において曲がりながら延長される第2パート;前記第1パートは:前記複合素材プレートと前記ディスプレイパネルの間に位置する第1水平部;及び前記第1水平部と交差する方向に延長され、前記ディスプレイパネル及び前記複合素材プレートの側面をカバーする第1垂直部を含み、前記第2パートは:前記複合素材プレートと前記ディスプレイパネルの間に位置する第2水平部;及び前記第1水平部と交差する方向に延長され、前記ディスプレイパネル及び前記複合素材プレートの側面をカバーする第2垂直部を含み、前記第1垂直部は前記第2垂直部と連結され、前記第1水平部は前記第2水平部とギャップにより離隔される。
【0094】
本開示の他の(another)側面によれば、前記第1垂直部及び前記第2垂直部が形成するコーナーと前記ギャップの間に位置し、前記ギャップと連結されるホールを含み、前記ホールの大きさは、前記ギャップの間隔より多くてもよい。
【0095】
本発明の更なる範囲及び適用可能性は、以上の詳細な説明から明らかになるであろう。しかしながら、本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、 様々な修正および変更が可能であることは 当業者に理解できるであろう。従って、本開示の好ましい実施形態を示す詳細な説明及び特定の実施形態は、 単に例示を目的とすることを理解すべきである。
【0096】
前記の本開示の特定の実施形態または他の実施形態は、相互に排他的または互いに区別されない。前記の本開示の実施形態のいずれかまたはすべての要素は、構成または機能において互いに組み合わせるか、または組み合わせることができる。
【0097】
例えば、本開示の一実施形態及び図面に記載されている構成「A」と、本開示及び図面の他の実施形態に記載されている構成「B」は、互いに組み合わせることができる。すなわち、構成間の組み合わせは直接記載されていないが、組み合わせが不可能であると記載されている場合を除いては組み合わせは可能である。
【0098】
本開示の実施形態を、本開示のいくつかの例示的実施形態を参照しながら説明してきたが、多くの他の修正形態及び実施形態を当業者が考案することができ、それらは本発明の原理の精神及び範囲内に入ることを理解すべきである。より具体的には、本開示、図面、及び添付の特許請求の範囲の範囲内で、対象の組合せ構成の構成部品及び/又は構成に様々な変更及び修正が可能である。構成部品及び/又は構成における変更及び修正に加えて、代替使用も当業者には明らかであろう。
図1
図2
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