(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022169682
(43)【公開日】2022-11-09
(54)【発明の名称】インフレータフィルタ
(51)【国際特許分類】
B60R 21/264 20060101AFI20221101BHJP
【FI】
B60R21/264
【審査請求】有
【請求項の数】16
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022132354
(22)【出願日】2022-08-23
(62)【分割の表示】P 2019566564の分割
【原出願日】2018-01-18
(31)【優先権主張番号】62/459,660
(32)【優先日】2017-02-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】591067705
【氏名又は名称】ゼット・エフ・パッシブ・セーフティ・システムズ・ユーエス・インコーポレーテッド
(71)【出願人】
【識別番号】519298950
【氏名又は名称】エイシーエス・インダストリーズ,インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100118902
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 修
(74)【代理人】
【識別番号】100106208
【弁理士】
【氏名又は名称】宮前 徹
(74)【代理人】
【識別番号】100117640
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 達己
(72)【発明者】
【氏名】アダムチク,パトリック・アール
(72)【発明者】
【氏名】ウリベ,アンソニー・シー
(72)【発明者】
【氏名】ヒル,ブレイク・エイ
(72)【発明者】
【氏名】ハンツマン,スティーブン・ディー
(57)【要約】 (修正有)
【課題】膨張流体を提供して膨張式車両乗員保護デバイスを膨張させるインフレータにおいて、膨張流体から粒子を濾過し、膨張流体の冷却に役立ち、かつ、膨張流体の流路を方向付ける、フィルタを提供する。
【解決手段】インフレータのためのフィルタ100が、軸112を中心とするか全体として3次元印刷され、かつ、複数の開口部を含む、巻かれたシート122を含む。軸に対して非径方向に膨張流体を導くために、偏向器130が各開口部に関連付けられる。
【選択図】
図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
インフレータのためのフィルタであって、
軸を中心とするかまたは全体として3次元印刷され、かつ、複数の開口部を含み、前記軸に対して非径方向に膨張流体を導くために偏向器が各開口部に関連付けられている、巻かれたシート
を備える、フィルタ。
【請求項2】
前記シートが、エキスパンドメタルから形成される、請求項1に記載のフィルタ。
【請求項3】
前記シートが、複数の径方向層を形成するように巻かれる、請求項1に記載のフィルタ。
【請求項4】
前記偏向器が、第1の径方向層上で第1のパターンに配置され、かつ、第2の径方向層上で第2の異なるパターンに配置される、請求項3に記載のフィルタ。
【請求項5】
前記第1の径方向層上の前記偏向器が、第1の形状を有し、前記第2の径方向層上の前記偏向器が、前記第1の形状とは異なる第2の形状を有する、請求項4に記載のフィルタ。
【請求項6】
前記偏向器が、膨張流体を前記軸の周りで円周方向に導く、請求項1に記載のフィルタ。
【請求項7】
前記偏向器が、膨張流体を前記軸に実質的に平行な方向において軸方向に導く、請求項1に記載のフィルタ。
【請求項8】
前記偏向器が、多角形の形状を有する、請求項1に記載のフィルタ。
【請求項9】
前記偏向器が、曲がった形状を有する、請求項1に記載のフィルタ。
【請求項10】
前記フィルタの第1の径方向層上の偏向器が、前記フィルタの第2の径方向層に当接する、請求項1に記載のフィルタ。
【請求項11】
前記インフレータが、運転席側エアバッグ、助手席側エアバッグ、膨張式サイドカーテン、膨張式ヘッドライナ、膨張式シートベルト、膨張式ニーボルスタ、およびエアバッグによって動作されるニーボルスタのうちの少なくとも1つを含む車両乗員保護デバイスを膨張させる、請求項1に記載のフィルタ。
【請求項12】
各偏向器が、前記シート内の前記関連する開口部と流体連通する出口開口部を画定する、請求項1に記載のフィルタ。
【請求項13】
各偏向器が、前記フィルタの内側または前記層間に間隙/プレナムを画定する、請求項1に記載のフィルタ。
【請求項14】
請求項1に記載のフィルタを含む、ハイブリッド型インフレータ。
【請求項15】
請求項1に記載のフィルタを含む、2段火工技術式インフレータ。
【請求項16】
請求項1に記載のフィルタを含む、単段火工技術式インフレータ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願
[0001]本出願は、2017年2月16日に出願した米国仮出願第62/459,660号の利益を主張するものである。
【0002】
[0002]本発明は一般に、インフレータに関し、より詳細には、膨張流体から粒子を濾過し、膨張流体の冷却に役立ち、かつ、膨張流体の流路を方向付ける、フィルタに関する。
【背景技術】
【0003】
[0003]膨張流体を提供して膨張式車両乗員保護デバイスを膨張させるインフレータが、知られている。既知のインフレータは、膨張流体から粒子を除去するためにまたは膨張流体の冷却を支援するために、それを通して膨張流体が導かれるフィルタを含み得る。
【発明の概要】
【0004】
[0004]本発明は、膨張流体を非径方向、例えば円周方向または軸方向に導く、新規かつ改善されたインフレータフィルタに関する。
【0005】
[0005]1つの態様によれば、インフレータのためのフィルタが、軸を中心とするかまたは全体として3次元印刷され、かつ、複数の開口部を含む、巻かれたシートを具備する。軸に対して非径方向に膨張流体を導くために、偏向器が各開口部に関連付けられる。
【0006】
[0006]単独での、または任意の他の態様との組合せでの別の態様によれば、シートは、エキスパンドメタルから形成され得る。
【0007】
[0007]単独での、または任意の他の態様との組合せでの別の態様によれば、シートは、複数の径方向層を形成するように巻かれ得る。
【0008】
[0008]単独での、または任意の他の態様との組合せでの別の態様によれば、偏向器は、第1の径方向層上で第1のパターンに配置されてもよく、また、第2の径方向層上で第2の異なるパターンに配置されてもよい。
【0009】
[0009]単独での、または任意の他の態様との組合せでの別の態様によれば、第1の径方向層上の偏向器は、第1の形状を有してもよく、第2の径方向層上の偏向器は、第1の形状とは異なる第2の形状を有してもよい。
【0010】
[0010]単独での、または任意の他の態様との組合せでの別の態様によれば、偏向器は、膨張流体を軸の周りで円周方向に導くことができる。
【0011】
[0011]単独での、または任意の他の態様との組合せでの別の態様によれば、偏向器は、膨張流体を軸に実質的に平行な方向において軸方向に導くことができる。
【0012】
[0012]単独での、または任意の他の態様との組合せでの別の態様によれば、偏向器は、多角形の形状を有することができる。
【0013】
[0013]単独での、または任意の他の態様との組合せでの別の態様によれば、偏向器は、曲がった形状を有することができる。
【0014】
[0014]単独での、または任意の他の態様との組合せでの別の態様によれば、フィルタの第1の径方向層上の偏向器は、フィルタの第2の径方向層に当接することができる。
【0015】
[0015]単独での、または他の任意の態様との組合せでの別の態様によれば、インフレータは、運転席側エアバッグ、助手席側エアバッグ、膨張式サイドカーテン、膨張式ヘッドライナ、膨張式シートベルト、膨張式ニーボルスタ(knee bolster)、およびエアバッグによって動作されるニーボルスタのうちの少なくとも1つを含む車両乗員保護デバイスを膨張させることができる。
【0016】
[0016]単独での、または任意の他の態様との組合せでの別の態様によれば、各偏向器は、シート内の関連する開口部と流体連通する出口開口部を画定することができる。
【0017】
[0017]単独での、または任意の他の態様との組合せでの別の態様によれば、各偏向器は、フィルタの内側または層間に間隙/プレナムを画定することができる。
【0018】
[0018]単独での、または任意の他の態様との組合せでの別の態様によれば、ハイブリッド型インフレータが、フィルタを含み得る。
【0019】
[0019]単独での、または任意の他の態様との組合せでの別の態様によれば、2段火工技術式インフレータが、フィルタを含み得る。
【0020】
[0020]単独での、または任意の他の態様との組合せでの別の態様によれば、単段火工技術式インフレータが、フィルタを含み得る。
【0021】
[0021]本発明の他の目的および利点ならびにより十分な理解は、以下の詳細な説明および添付の図面から得られるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図1】[0022]本発明によるフィルタを含む装置の概略図である。
【
図2】[0023]フィルタを含むインフレータの断面図である。
【
図4A】[0025]本発明による例示的なフィルタの正面図である。
【
図4B】[0026]本発明による別の例示的なフィルタの正面図である。
【
図4C】[0027]
図4Bのフィルタを形成するための製造ステップの図である。
【
図4D】
図4Bのフィルタを形成するための製造ステップの図である。
【
図4E】
図4Bのフィルタを形成するための製造ステップの図である。
【
図5A】[0028]
図4Aのフィルタ上の偏向器の拡大図である。
【
図5B】[0029]偏向器の代替構成の図である。
【
図6】[0030]巻かれていない状態の
図4Bのフィルタの正面図である。
【
図7】[0031]巻かれていない状態の
図4Bにおけるフィルタの代替構成の正面図である。
【
図8】[0032]本発明のフィルタを使用することができる、さらなる例示的なインフレータの概略図である。
【
図9】本発明のフィルタを使用することができる、さらなる例示的なインフレータの概略図である。
【
図10】本発明のフィルタを使用することができる、さらなる例示的なインフレータの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
[0033]本発明は一般に、インフレータに関し、より詳細には、膨張流体から粒子を濾過し、膨張流体の冷却に役立ち、かつ、膨張流体の流路を方向付ける、フィルタに関する。
図1を参照すると、車両(図示せず)の乗員を保護するのに役立つ装置10が、膨張式車両乗員保護デバイス16を含む。本発明の示された実施形態では、膨張式車両乗員保護デバイス16は、車両の計器板と車両乗員との間で車両の計器板から離れる方向に膨張することができるエアバッグを備える。例えば、膨張式車両乗員保護デバイス16は、車両ハンドル内に格納された状態から膨張することができる運転席側エアバッグ、または、計器板内に格納された状態から膨張することができる助手席側エアバッグであり得る。別の例として、膨張式車両乗員保護デバイス16は、膨張式サイドカーテン、膨張式ヘッドライナ、膨張式シートベルト、膨張式ニーボルスタ、またはエアバッグによって動作されるニーボルスタであり得る。
【0024】
[0034]装置10は、膨張式車両乗員保護デバイス16に関連付けられたインフレータ12を含む。インフレータ12は、膨張流体を発生させて膨張式車両乗員保護デバイス16を膨張させるように作動可能である。装置10はまた、インフレータ12の作動が望まれ得る車両状態を検知するためのセンサ14を含む。例えば、センサ14は、車両の減速を検知することができる。この例では、センサ14は、車両の減速の大きさおよび持続時間を測定する。減速の大きさおよび持続時間が所定の閾値に達する場合、センサ14は、信号を送信するかまたは信号を送信させて、インフレータ12を作動させる。インフレータ12は、作動すると、膨張流体を提供して、膨張式車両乗員保護デバイス16を膨張させる。保護デバイス16は、膨張すると、車両の乗員を保護するのに役立つ。
【0025】
[0035]示された実施形態では、インフレータ12は、ガス発生材料の燃焼を利用して膨張流体を発生させる火工技術式インフレータである。しかし、インフレータ12は、様々な代替構成を有してもよい。例えば、インフレータ12は、ガスの形態で貯蔵された多量の加圧膨張流体を含む貯蔵ガスインフレータであってもよい。インフレータ12は、あるいは、加圧膨張流体と膨張流体を加熱するための引火性材料との組合せを含んでもよい。さらなる代替形態として、インフレータ12は、膨張媒体を供給するための任意の適切なタイプまたは構成のものであってよい。
【0026】
[0036]インフレータ12の特有の構成は、多様であり得る。
図2は、インフレータ12の1つの可能な構成の例を示す。
図2では、インフレータ12は、基部セクション18および拡散器セクション20を含む。2つのセクション18および20は、溶接、ねじ締結具、またはリベットなどの手段(図示せず)によって継合され、かつ、内部28を画定するように協働する。拡散器セクション20は、インフレータ12を車両および車両乗員保護デバイス16に固定するための取付フランジ22を含む。拡散器セクション20は、それを通して膨張流体が膨張式車両乗員保護デバイス16内に向けられ得る出口開口部26をさらに含む。
【0027】
[0037]第1の燃焼カップ30が、インフレータ12の内部28内に設けられる。第1の燃焼カップ30は、外側円筒壁32および環状頂壁34を備える。第1の燃焼カップ30は、全体的に円筒形の構造を有する燃焼室40を画定するのに役立つ。燃焼室40は、任意の適切なタイプまたは構成のガス発生物質35、例えば推進剤ペレットを収容する。
【0028】
[0038]燃焼室40は、点火器80を受け入れる。点火器80は、引火性物質84の塊を支持するハウジング82を含む。ハウジング82はまた、少量の引火性物質を含む起爆管(図示せず)を支持する。起爆管は、センサ14(
図1参照)に動作可能に接続された導線を含む。点火器受86が、点火器80を基部セクション18に固定する。
【0029】
[0039]第2の燃焼カップ50もまた、インフレータ12の内部28内に設けられる。第
2の燃焼カップ50は、外側円筒壁52および環状頂壁54を備える。第2の燃焼カップ50は、全体的に円筒形の構造を有する燃焼室60を画定するのに役立つ。燃焼室60は、任意の適切なタイプまたは構成のガス発生物質55、例えば昇圧装薬(booster
charge)として作用する推進剤ペレットを収容する。
【0030】
[0040]燃焼室60は、点火器90を受け入れる。点火器90は、引火性物質94の塊を支持するハウジング92を含む。ハウジング92はまた、少量の引火性物質を含む起爆管(図示せず)を支持する。起爆管は、センサ14(
図1参照)に動作可能に接続された導線を含む。点火器受96が、点火器90を基部セクション18に固定する。
【0031】
[0041]任意の適切なタイプまたは構造のさらなるガス発生物質75、例えば推進剤ペレットが、内部28内かつ両方の燃焼室カップ30、50の外側に設けられる。動作時には、点火器80は、推進剤35の発火を引き起こす点火器80が最初に作動される。発火した推進剤35は、第1の燃焼室カップ30にある開口部(図示せず)を通って第1の燃焼室カップ30から出る。第1の燃焼室カップ30から出る燃焼生成物は、推進剤75を発火させて、開口部26に向かって流れる膨張流体および燃焼生成物を生成させる。必要に応じて、第2の点火器90が作動されて推進剤55を発火させ、この推進剤55は、知られているようにして第2の燃焼室カップ50を出て開口部26に向かって流れる膨張流体および燃焼生成物を生成する。
【0032】
[0042]膨張流体フィルタ100が、基部セクション18および拡散器セクション20に隣接して燃焼室40、60の周りに環状に延在し、かつ、出口開口部26の径方向内方に延在する。したがって、膨張流体は、出口開口部26を通ってインフレータ12から排出される前に、フィルタ100を通過する。
【0033】
[0043]
図4Aを参照すると、フィルタ100は、全体的に円筒形の構造を有し、かつ、第1の端部114から第2の端部116まで軸または中心線112に沿って延在する。フィルタ100は、その中に燃焼室40、60および主推進剤75が位置決めされる内部または中央通路120を画定する。
【0034】
[0044]フィルタ100は、様々な構造を有することができる。1つの例では、フィルタ100は、エアバッグ膨張中の高温に耐えることができる、任意の金属、例えば炭素鋼、ステンレス鋼、もしくは他の適切な金属、または金属合金、プラスチック、もしくは任意のポリマーで作られたシート122で構成される。1つの例では、シート122は、エキスパンドメタル材料から形成される。あるいは、シート122は、穴あき金属(図示せず)から形成され得る。シート122は、約0.10ミリメートル以上の厚さを有し得る。シート122は、既知の金属加工プロセスを使用して形成されるか、3次元印刷され得る。
【0035】
[0045]
図4C~4Eを参照すると、金属シート122は、円筒の形状で複数の層を形成するように巻かれるかまたは丸められる。より具体的には、金属シート122は、最初に穴を開けるかまたは他の方法で金属シートに開口部を設ける切刃へコンベヤによって搬送され、開口部の例は、
図4Cおよび
図4Eにおいて126で示されている。次いで、金属シート122は、開口部126が所望のサイズおよび/または形状に引き伸ばされるまで、矢印127により大まかに示されるように、1つまたは複数の方向に引っ張られるか引き伸ばされるか展伸され得る。あるいは、引張り/引き伸ばし/等のステップは、省略される。次いで、金属シート122は、
図4Dにおいて131で大まかに示されるように、円筒形状を形成するために中心線112を中心として巻かれる。
図4A~4Bの例示的な構成では、フィルタ100は、L1~L4で大まかに示され、かつ、中心線112を中心として同心円状に配置された、4つの巻かれた層を含む。あるいは、フィルタは、全体と
して3次元印刷されてもよい。
【0036】
[0046]開口部126は、膨張流体が中央通路120からフィルタ100の外側まで層L1~L4を通過することを可能にするために、シート122を完全に貫通する。各開口部126は、(
図4Cに示されるような)円形または楕円形などの丸い形状、(
図5Aに示されるような)矩形の形状、異なる多角形の形状を有することができ、または、不規則な形状であってもよい。開口部126は、互いに同じ形状または異なる形状を有することができ、かつ、所望の膨張流体流路を提供するためにフィルタ100の周りで対称的にまたは非対称的に配置され得る。
【0037】
[0047]偏向器またはガイド130が、膨張流体をフィルタ100から離れる所望の方向に導くために、各開口部126に関連付けられる。偏向器130は、ダイ、穿孔機、プレス、スタンプ、等を使用して形成されてもよく、または、シートと一体に3D印刷されてもよい。
【0038】
[0048]
図4A~5Aに示されるように、偏向器130は、矩形の形状を有し得る。より具体的には、各偏向器130は、シート122内の関連する開口部126上にカバーまたは囲い板を形成する。
図5Aを参照すると、偏向器130は、三角形の形状を有し、かつ、互いに平行に延在する、1対の側壁133を含む。あるいは、偏向器130は、側壁がなくてもよい。側壁133は、あるいは、互いに対して斜めに延在してもよい(図示せず)。頂部のまたは接続する壁135が、側壁133間に延在する。壁133、135は、シート122内の開口部126に流体的に接続された出口開口部137を画定するように協働する。
【0039】
[0049]別の例では、偏向器130aが、弓形の形状を有する(
図5B)。この構成では、偏向器130aは、開口部126上に囲い板を形成し、かつ、出口開口部137を画定する、単一のアーチ状またはドーム状の側壁133aを含む。さらに別の例では、偏向器130bが、三角形の形状を有する(
図5C)。この構成では、側壁133bは、三角形であり、かつ、シートから離れるように延びる方向において互いに向かって角度を付けられる。側壁133bは、接合点または頂点139において互いに交わり、かつ、出口開口部137を画定するように協働する。
【0040】
[0050]
図4Aに示されるように、偏向器130は、開口部126から出る膨張流体を、全体的にフィルタ100の第2の端部116に向かう方向D1に導く。より具体的には、膨張流体は、開口部126を流れ、所望の軌道に沿って偏向器130によって偏向され、出口開口部137を通ってフィルタから出る。あるいは、偏向器130は、全体的にフィルタ100の第1の端部114に向かう、方向D1とは反対の方向(図示せず)に膨張流体を導いてもよい。両方の例において、膨張流体は、フィルタ100の中心線112に対して実質的に軸方向に、また、フィルタ100の中心線1112に対して実質的に平行にまたは鋭角に導かれる。
【0041】
[0051]偏向器130aおよび偏向器130bはどちらも、方向D1、または方向D1とは反対の方向において、同じように膨張流体を導くことができる。いずれの場合でも、偏向器130、130a、130bは、フィルタ100から離れる非半径方向に膨張流体を導く。言い換えれば、膨張流体は、シート122の外側表面124に対して垂直又は直角ではない軌道に沿ってフィルタ100から出て、したがって、軌道は、外側表面の垂線に対して横向きである。
【0042】
[0052]
図4Bに示された代替構成では、フィルタ100aは、中心線112を中心として全体的に円周の方向D2に膨張流体を向けるように構成された偏向器130を含む。方
向は、(図示のように)時計方向であってもよく、または、反時計方向であってもよい。この目的のために、偏向器130、130a、130bの配向は、この膨張流体の軌道を得るようにシート122上で90°回転され得る。いずれの場合でも、これらの構成における膨張流体は、シート122の外側表面124に対して垂直又は直角ではない軌道に沿って、フィルタ100aから出る。
【0043】
[0053]
図6は、巻かれていない状態のフィルタ100aを示し、すなわち、シート122は、実質的に平面の配向で構成されている。金属シート122は、外側表面124を含み、かつ、第1の端部132から第2の端部134まで延在する。第1の端部132は、巻かれたフィルタ100aの第1の端部112と一致する。第2の端部134は、ローラフィルタ100aの第2の端部114と一致する。
【0044】
[0054]シート122は、横列140、142(
図6では水平)および横列に対して直角に延在する縦列150、152(
図6では垂直)に配置された、複数の開口部126とそれらに関連する偏向器130とを含む。シート122は、巻かれたフィルタ100aの連続的な層L1~L3に相当する部分に分割される。巻かれたフィルタ100aはより多いまたはより少ない層を含み得ることが、理解されるであろう。とは言え、L1は、巻かれたフィルタ100aにおける第1の層の横列140、142および縦列150、152を特定する。L2は、第1の層L1の径方向内方の次の層の横列140、142および縦列150、152を特定する。L3は、第2の層L2の径方向内方の次の層の横列140、142および縦列150、152を特定する。示されるように、第1の層L1は、巻かれたフィルタの最も外側の層であり、第3の層L3は、最も内側の層である。
【0045】
[0055]横列140は、開口部126または偏向器130を含まず、したがって、シート122の変更のない外側表面124を構成し、すなわち、横列は、空いていると考えられる。横列142は、第1の層L1における横列142全体に沿って連続的に互いに端と端を並べて位置決めされた開口部126および関連する偏向器130を含む。横列140、142は、シート122の第1の端部132から第2の端部134まで、層L1~L3に応じて異なる構成で互いに交互に並ぶ。
【0046】
[0056]
図6に示されるように、第1の層L1および第3の層L3では、横列142は、第1の端部132における第1の横列である。第2の層L2では、横列140は、第1の端部132における第1の横列である。したがって、第2の層L2における横列140、142は、隣接する層L1、L3の横列に対して1列ずらされ、または、オフセットされて、すなわち、横列は、1つの層の開口部126/偏向器130の横列142が、隣接する層の空いている横列140と長手方向に位置合わせするように、交互する形でずらされる。したがって、層L1、L3における横列140は、互いに、また、第2の層L2における横列142と、長手方向に位置合わせされる。層L1、L3における横列142は、互いに、また、第2の層L2における横列140と、長手方向に位置合わせされる。したがって、第2の層L2における横列140、142は、層L1、L3における対応する横列140、142から1列分下にずらされる。
【0047】
[0057]横列140、142のずらされた構成により、第1の層L1における縦列150は、第3の層L3における縦列150と同じである。より具体的には、層L1およびL3における各縦列150は、第1の端部132において開口部126および対応する偏向器130から始まり、シート122の第2の端部134に達するまで、開口部/偏向器組合せと外側表面124とを繰り返す。第1の層L1および第3の層L3のどちらも、縦列152を含まない。
【0048】
[0058]第2の層L2では、各縦列152は、第1の端部132においてシート122の
外側表面124から始まり、シート122の第2の端部134に達するまで、外側表面と開口部126/偏向器130組合せとを繰り返す。第2の層L2は、縦列150を含まない。
【0049】
[0059]
図7は、巻かれていない状態にあるシート122を示し、かつ、横列および縦列における開口部126および偏向器130の変更された配置を有する、フィルタ100bの別の例示的な構成を示す。この例では、シート122は、複数の横列160、162(
図7では水平)と、横列に対して直角に延在する縦列170、172(
図7では垂直)を含む。L1は、巻かれたフィルタ100aにおける第1の層の横列160、162および縦列170、172を特定する。L2は、第1の層L1の径方向内方の次の層の横列160、162および縦列170、172を特定する。L3は、第2の層L2の径方向内方の次の層の横列160、162および縦列170、172を特定する。示されるように、第1の層L1は、巻かれたフィルタの最も外側の層であり、第3の層L3は、最も内側の層である。
【0050】
[0060]横列160は、横列140に似ているが、開口部126および関連する偏向器130は、横列の長さに沿って互いにさらに離間される。より具体的には、偏向器130は、偏向器と同じサイズの設置面積を実質的に有する外側表面124の変更されていない、または、空いている部分161により、横列160内で互いに離間される。各横列160は、(
図7に示されるように)第1の層L1の左側において開口部/偏向器組合せから始まり、第1の層の右側まで、開口部/偏向器組合せと外側表面124の空いている部分161とを繰り返す。
【0051】
[0061]横列162は、(
図7に示されるように)第1の層L1の左側において外側表面124の空いている部分161から始まり、第1の層の右側まで、外側表面の空いている部分と開口部/偏向器組合せとを繰り返すことを除けば、横列160に似ている。横列160、162は、シート122の第1の端部132から第2の端部134まで、交互に並ぶ。さらに、横列160、162は、横列160が3つの層全てを通して互いに端と端を並べて長手方向に位置合わせされ、かつ、横列162が3つの層全てを通して互いに端と端を並べて長手方向に位置合わせされるように、層L1~L3の間で変化しない。
【0052】
[0062]横列160、162の構成により、各縦列170は、第1の端部132において開口部126/偏向器130組合せから始まり、第2の端部134まで、開口部/偏向器組合せと外側表面124の空いている部分161とを繰り返す。他方では、各縦列172は、第1の端部132において外側表面124の空いている部分161から始まり、第2の端部134まで、開口部126/偏向器130組合せと外側表面124の空いている部分161とを繰り返す。縦列170、172は、シート122の全長にわたって(
図7で見たときに)左右方向において交互に並ぶ。したがって、各層L1~L3は、同じ縦列170、172の配置を有する。
【0053】
[0063]しかし、各層L1~L3内の縦列172は、隣接する縦列170に対して1列分ずらされており、すなわち、縦列は、交互のずれまたは1列分のオフセットを有する。各横列160、162および縦列170、172の構成、ならびに外側表面124の空いている部分161による各横列および縦列内での偏向器130の互いの間隔により、偏向器は、シート122上に市松模様の形で配置される。
【0054】
[0064]本発明のフィルタは、横列140、142、160、162のいずれかと縦列150、152、170、172のいずれかの組合せを含み得ることが、理解されるであろう。この目的のために、任意の層L1~L3は、横列140、142、160、162の任意の配置および数、ならびに縦列150、152、170、172の任意の配置および
数を有することができる。したがって、任意の1つの層L1~L3上の偏向器130の配置は、任意の他の層L1~L3上の偏向器の配置と同じであってもよいし異なっていてもよい。さらに、偏向器130は、所望の性能基準を満たすために、図示され、かつ、説明されたものとは異なる任意の所望のパターンに層L1~L3上で配置され得る。任意の横列または任意の縦列内のどの単一の偏向器も、図示され、かつ、説明された構成のうちのいずれかを有し得る。例えば、1つの層上の偏向器が、膨張流体を軸方向に導くように構成され、別の層上の偏向器が、膨張流体を円周方向に導くように構成されてもよい(図示せず)。
【0055】
[0065]
図8~9を参照すると、フィルタ100が中心線112を中心として巻かれたときに、偏向器130は、各層を互いに径方向離間するという追加の利点を提供する。示されるように、フィルタ100は、第3の層L3の内方に追加の第4の層L4を含み、第1の層L1には、偏向器130がない。層L1~L4は、単に例示する目的のために、それぞれ異なる偏向器130、130a、130bの構成を有して示されている。
【0056】
[0066]偏向器130はシート122の外側表面124から延在するので、各層は、隣接する径方向内方の層上の偏向器に当接して、2つの層間にプレナムまたは間隙129を画定する。したがって、第1の層L1と第2の層L2との間、第2の層L2と第3の層L3との間、および第3の層L3と第4の層L4との間に、プレナム129が形成される。この構成は、膨張流体が拡散器セクション20内の開口部126に達する前に通過しなければならないフィルタ100の表面積を増大させる。
【0057】
[0067]
図10~12は、本発明のフィルタとともに使用するための様々なエアバッグインフレータ12a、12b、12cを示す。示されるように、インフレータ12a、12bは、火工技術式インフレータであり、インフレータ12cは、ハンドルの外側に配置された保護デバイスを膨張させるためのハイブリッド型火工技術式/貯蔵ガスインフレータである。各インフレータ12a~12cにおけるフィルタ100の位置は、
図10~12に仮想線で示されている。
【0058】
[0068]
図10~12の例示的な構成では、インフレータ12a、12b、12cは、細長く、円筒形の形状であり、かつ、円周方向に配置された複数の出口開口部26a、26b、26cを含む。各インフレータ12a、12b、12cは、フィルタ100を含む。フィルタ100は、本明細書において説明された構成のいずれか、具体的には
図1~9を参照して説明された構成のいずれかを有し得る。この目的のために、その中に本発明のフィルタが存在する燃焼室は、筒状、円筒形、円形、多角形、円環形、等であってよく、したがって、フィルタは、燃焼室の形状に合わせて成形され得る。
【0059】
[0069]これまで説明してきたことは、本発明の例である。当然ながら、本発明を説明する目的のために、構成要素または手法のありとあらゆる組合せを説明することは不可能であるが、当業者であれば、本発明の多くのさらなる組合せおよび置換が可能であることを認識するであろう。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲に記載の精神および範囲に含まれる全てのそのような変更、修正、および変形を包含するように意図されている。
【手続補正書】
【提出日】2022-08-25
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
インフレータのためのフィルタであって、
複数の巻かれた層を形成するように軸の回りに巻かれ、かつ、横列及び縦列の形で配置された複数の開口部を含み、前記軸に対して非径方向に膨張流体を導くために偏向器が各開口部に関連付けられている、シートを備え、
前記偏向器の全てが前記シートの一方の面から突出して設けられており、
前記巻かれた層から突出する偏向器は、前記巻かれたシートの、隣接する巻かれた層に当接し、前記巻かれたシートの前記層の間に間隙を画定する、フィルタ。
【請求項2】
前記シートが、エキスパンドメタルから形成される、請求項1に記載のフィルタ。
【請求項3】
前記偏向器が、前記巻かれた層の第1の層上で第1のパターンに配置され、かつ、前記巻かれた層の第2の層上で第2の異なるパターンに配置される、請求項1に記載のフィルタ。
【請求項4】
前記第1のパターンの前記偏向器が、第1の形状を有し、前記第2のパターン前記偏向器が、前記第1の形状とは異なる第2の形状を有する、請求項3に記載のフィルタ。
【請求項5】
前記偏向器が、膨張流体を前記軸の周りで円周方向に導く、請求項1に記載のフィルタ。
【請求項6】
前記偏向器が、膨張流体を前記軸に実質的に平行な方向において軸方向に導く、請求項1に記載のフィルタ。
【請求項7】
前記偏向器が、多角形の形状を有する、請求項1に記載のフィルタ。
【請求項8】
前記偏向器が、曲がった形状を有する、請求項1に記載のフィルタ。
【請求項9】
前記インフレータが、運転席側エアバッグ、助手席側エアバッグ、膨張式サイドカーテン、膨張式ヘッドライナ、膨張式シートベルト、膨張式ニーボルスタ、およびエアバッグによって動作されるニーボルスタのうちの少なくとも1つを含む車両乗員保護デバイスを膨張させる、請求項1に記載のフィルタ。
【請求項10】
各偏向器が、前記シート内の前記関連する開口部と流体連通する出口開口部を画定する、請求項1に記載のフィルタ。
【請求項11】
各偏向器は、少なくとも1つの側壁を備えている、請求項1に記載のフィルタ。
【請求項12】
各出口開口部は、曲がった形状、アーチ状、ドーム状、三角形、矩形、又は他の多角形請求項1に記載のフィルタ。
【請求項13】
車両の乗員を保護することを助けるための装置であって、
膨張可能な車両乗員保護装置と、
前記膨張可能な車両乗員保護装置を膨張させる膨張流体を提供するように作動するインフレータであり、請求項1に記載のフィルタを備えるインフレータと、
を備える装置。
【請求項14】
前記膨張可能な車両乗員保護装置は、運転席側エアバッグ、助手席側エアバッグ、膨張式サイドカーテン、膨張式ヘッドライナ、膨張式シートベルト、膨張式ニーボルスタ、およびエアバッグによって動作されるニーボルスタのうちの少なくとも1つを含む、
請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記インフレータは、ハイブリッド型インフレータ、2段火工技術式インフレータ、及び単段火工技術式インフレータのうちの1つを含む、
請求項13に記載の装置。
【請求項16】
前記複数の巻かれた層の前記偏向器の全ては、前記軸の回りの同じ円周方向に膨張流体を導く、請求項1に記載のフィルタ。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0059】
[0069]これまで説明してきたことは、本発明の例である。当然ながら、本発明を説明する目的のために、構成要素または手法のありとあらゆる組合せを説明することは不可能であるが、当業者であれば、本発明の多くのさらなる組合せおよび置換が可能であることを認識するであろう。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲に記載の精神および範囲に含まれる全てのそのような変更、修正、および変形を包含するように意図されている。
[形態1]
インフレータのためのフィルタであって、
軸を中心とするかまたは全体として3次元印刷され、かつ、複数の開口部を含み、前記軸に対して非径方向に膨張流体を導くために偏向器が各開口部に関連付けられている、巻かれたシート
を備える、フィルタ。
[形態2]
前記シートが、エキスパンドメタルから形成される、形態1に記載のフィルタ。
[形態3]
前記シートが、複数の径方向層を形成するように巻かれる、形態1に記載のフィルタ。
[形態4]
前記偏向器が、第1の径方向層上で第1のパターンに配置され、かつ、第2の径方向層上で第2の異なるパターンに配置される、形態3に記載のフィルタ。
[形態5]
前記第1の径方向層上の前記偏向器が、第1の形状を有し、前記第2の径方向層上の前記偏向器が、前記第1の形状とは異なる第2の形状を有する、形態4に記載のフィルタ。
[形態6]
前記偏向器が、膨張流体を前記軸の周りで円周方向に導く、形態1に記載のフィルタ。
[形態7]
前記偏向器が、膨張流体を前記軸に実質的に平行な方向において軸方向に導く、形態1に記載のフィルタ。
[形態8]
前記偏向器が、多角形の形状を有する、形態1に記載のフィルタ。
[形態9]
前記偏向器が、曲がった形状を有する、形態1に記載のフィルタ。
[形態10]
前記フィルタの第1の径方向層上の偏向器が、前記フィルタの第2の径方向層に当接する、形態1に記載のフィルタ。
[形態11]
前記インフレータが、運転席側エアバッグ、助手席側エアバッグ、膨張式サイドカーテン、膨張式ヘッドライナ、膨張式シートベルト、膨張式ニーボルスタ、およびエアバッグによって動作されるニーボルスタのうちの少なくとも1つを含む車両乗員保護デバイスを膨張させる、形態1に記載のフィルタ。
[形態12]
各偏向器が、前記シート内の前記関連する開口部と流体連通する出口開口部を画定する、形態1に記載のフィルタ。
[形態13]
各偏向器が、前記フィルタの内側または前記層間に間隙/プレナムを画定する、形態1に記載のフィルタ。
[形態14]
形態1に記載のフィルタを含む、ハイブリッド型インフレータ。
[形態15]
形態1に記載のフィルタを含む、2段火工技術式インフレータ。
[形態16]
形態1に記載のフィルタを含む、単段火工技術式インフレータ。
【手続補正書】
【提出日】2022-08-31
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0022】
【
図1】[0022]本発明によるフィルタを含む装置の概略図である。
【
図2】[0023]フィルタを含むインフレータの断面図である。
【
図4A】[0025]本発明による例示的なフィルタの正面図である。
【
図4B】[0026]本発明による別の例示的なフィルタの正面図である。
【
図4C】[0027]
図4Bのフィルタを形成するための製造ステップの図である。
【
図4D】
図4Bのフィルタを形成するための製造ステップの図である。
【
図4E】
図4Bのフィルタを形成するための製造ステップの図である。
【
図5A】[0028]
図4Aのフィルタ上の偏向器の拡大図である。
【
図5B】[0029]偏向器の代替構成の図である。
【
図6】[0030]巻かれていない状態の
図4Bのフィルタの正面図である。
【
図7】[0031]巻かれていない状態の
図4Bにおけるフィルタの代替構成の正面図である。
【
図8】[0032]本発明のフィルタを使用することができる、さらなる例示的なインフレータの概略図である。
【
図9】本発明のフィルタを使用することができる、さらなる例示的なインフレータの概略図である。
【
図10】本発明のフィルタを使用することができる、さらなる例示的なインフレータの概略図である。
【
図11】
本発明のフィルタを使用することができる、さらなる例示的なインフレータの
概略図である。
【
図12】
本発明のフィルタを使用することができる、さらなる例示的なインフレータの
概略図である。
【外国語明細書】