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特開2022-170254コインランドリーシステムおよびランドリーアプリケーション
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022170254
(43)【公開日】2022-11-10
(54)【発明の名称】コインランドリーシステムおよびランドリーアプリケーション
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20221102BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021076273
(22)【出願日】2021-04-28
(71)【出願人】
【識別番号】517164556
【氏名又は名称】株式会社TOSEI
(74)【代理人】
【識別番号】100107928
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 正則
(72)【発明者】
【氏名】野村 雅和
(72)【発明者】
【氏名】鍵山 達也
(72)【発明者】
【氏名】森田 祐規子
(72)【発明者】
【氏名】松永 理佳
(72)【発明者】
【氏名】臼井 憲一
(72)【発明者】
【氏名】高梨 潤
(72)【発明者】
【氏名】中村 麻日奈
(72)【発明者】
【氏名】長島 智司
(72)【発明者】
【氏名】内藤 敏雄
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC11
(57)【要約】      (修正有)
【課題】利用者が所有する携帯機器と管理装置との紐づけを簡単に実施することができると共に、紐づけた携帯機器を用いてランドリー装置を利用するための手続きを簡単に実行するコインランドリーシステムおよびランドリーアプリケーションを提供する。
【解決手段】コインランドリーシステム100において、表示装置30と、利用者所有の携帯端末70と、ランドリー店舗10内の複数のランドリー装置20を直接的又は間接的に制御する管理装置50及び60と備える。携帯端末70は、表示装置を含む媒体から識別コードを読み取ることで管理装置50及び60との間を紐づけし、ランドリー装置20の選択、利用コースの選択及び利用料金決済の方法の選択を行うための各表示情報を管理装置50及び60から受信する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示装置と、
利用者所有の携帯端末と、
ランドリー店舗内の複数のランドリー装置を直接的又は間接的に制御する管理装置と、
を具備し、
前記携帯端末は、前記表示装置を含む媒体から識別コードを読み取ることで前記管理装置との間が紐づけられ、
前記携帯端末は、前記紐づけによって、ランドリー装置の選択と、利用コースの選択と、利用料金決済の方法の選択と、を行うための各表示情報を前記管理装置から受信する
ことを特徴とするコインランドリーシステム。
【請求項2】
前記携帯端末は、ランドリーアプリケーションを搭載し、
前記管理装置は、前記ランドリーアプリケーションの実行による前記携帯端末からの選択を含む入力情報に従って、希望するランドリー装置の洗濯および又は乾燥動作を制御することを特徴とする請求項1に記載のコインランドリーシステム。
【請求項3】
前記管理装置は、前記表示装置に前記識別コードを表示し、受付処理の終了後に識別コードを削除することを特徴とする請求項1又は2に記載のコインランドリーシステム。
【請求項4】
前記携帯端末は、前記管理装置から送信されるランドリー受付に関連する前記各表示情報に基づき、前記複数のランドリー装置の選択と、前記利用コースの選択と、前記利用料金決済の方法の選択と、を行ない、それらで選択した情報を前記管理装置に送信することを特徴とする請求項1又は2に記載のコインランドリーシステム。
【請求項5】
前記携帯端末には、前記ランドリー装置の選択として、前記ランドリー店舗内の複数のランドリー装置の一つが選択可能な装置選択情報が表示され、
前記携帯端末には、前記利用コースの選択として、選択したランドリー装置のコース選択情報が表示される
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のコインランドリーシステム。
【請求項6】
前記携帯端末には、前記利用料金決済として、選択したコースの利用料金を支払う方法を選択する支払い方法選択情報が表示され、
前記コースの料金支払い方法は、獲得したポイントの利用と前記携帯機器に登録されている支払いアプリを用いる決済を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のコインランドリーシステム。
【請求項7】
前記携帯端末には、選択したコースの料金支払いが完了した場合、前記ランドリー受付に関連する入力情報が確認できる受付内容の確認情報が表示されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のコインランドリーシステム。
【請求項8】
前記表示装置は、集中精算機に設けられるものであり、
前記管理装置は、前記表示装置に集中精算機処理の選択情報と、前記識別コードを表示する携帯機器処理の選択情報と、をメニュー選択として表示することを特徴とする請求項1に記載のコインランドリーシステム。
【請求項9】
表示装置と、利用者所有の携帯端末と、ランドリー店舗内の複数のランドリー装置を直接的又は間接的に制御する管理装置と、を具備するコインランドリーシステムの前記携帯端末において実行されるランドリーアプリケーションであって、
前記表示装置を含む媒体から識別コードを読み取り、前記管理装置との間を紐づけする手順と、
前記紐づけによって、ランドリー装置の選択と、利用コースの選択と、利用料金決済の方法の選択と、を行うための各表示情報を前記管理装置から受信する手順と、
を前記携帯端末に実行させるランドリーアプリケーション。
【請求項10】
前記ランドリー装置の選択は、前記画面に表示される前記ランドリー店舗内の複数のランドリー装置の一つが選択可能な装置選択情報から選択し、
前記利用コースの選択は、前記画面に表示される前記選択したランドリー装置のコース選択情報から選択する
ことである請求項9に記載のランドリーアプリケーション。
【請求項11】
前記利用料金決済の方法の選択は、前記画面に表示される支払い方法選択情報から選択することであり、
前記支払い方法は、獲得したポイントの利用と前記携帯機器に登録されている支払いアプリを用いる決済を含む
請求項9に記載のランドリーアプリケーション。
【請求項12】
前記利用料金の支払いが完了した場合、前記ランドリー受付に関連する入力情報が確認できる受付内容の確認情報を表示する手順を更に有する請求項9又は11に記載のランドリーアプリケーション。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、コインランドリーシステムおよびランドリーアプリケーションに関する。
【背景技術】
【0002】
コインランドリー店舗は、洗濯・乾燥機、洗濯機、乾燥機等の各種ランドリー装置を多数備え、利用者に24時間提供されている。特に、日照時間が少ない梅雨シーズンや長雨の時期などでは、洗濯・乾燥が十分に行うことができないため、コインランドリー店舗の利用が増える傾向にある。また、最近では新型コロナウイルスの影響で、乾燥時における殺菌能力が高いことからコインランドリー店舗を利用する方が増えている。
【0003】
コインランドリー店舗では、利用した洗濯・乾燥コース(洗濯コースのみ、乾燥コースのみも含む)だけでなく、濯ぎ回数や乾燥時間などの追加設定に応じて、予め定められた料金を支払うシステムになっている。したがって、コインランドリー店舗を頻繁に利用される利用者であっても、期間特有のサービスクーポンが用意される程度で、特別優遇される訳でもない。また、コインランドリー店舗の経営するにあたり、固定客がどの程度いるかを把握する手立てもない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2018-33823号公報
【特許文献2】国際公開番号WO2019-077649号公報
【特許文献3】特開2020-146342号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、利用者が所有する携帯機器と管理装置との紐づけを簡単に実施することができると共に、紐づけた携帯機器を用いてランドリー装置を利用するための手続きを簡単に実行することができるコインランドリーシステムおよびランドリーアプリケーションを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態のコインランドリーシステムは、表示装置と、利用者所有の携帯端末と、ランドリー店舗内の複数のランドリー装置を直接的又は間接的に制御する管理装置と、を具備する。前記携帯端末は、前記表示装置を含む媒体から識別コードを読み取ることで前記管理装置との間が紐づけられ、前記携帯端末は、前記紐づけによって、ランドリー装置の選択と、利用コースの選択と、利用料金決済の方法の選択と、を行うための各表示情報を前記管理装置から受信することを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】実施形態に係るコインランドリーシステムの構成を示す図である。
図2図1に示したコインランドリーシステムの動作を時系列に示した図である。
図3】「ランドリーアプリケーション」をインストールする時の携帯機器の動作を示すフローチャートである。
図4】実施形態に係る携帯機器に表示される「ポイントカードの設定」画面の表示画面例を示す図である。
図5】実施形態に係るコインランドリーシステムの第2管理装置のユーザー情報テーブルに登録されるユーザー情報の一例を示す図である。
図6】実施形態に係るコインランドリーシステムの集中精算機、第1管理装置、第2管理装置、携帯端末のハードウェア接続構成を示す図である。
図7図2のS150における利用者に携帯機器処理か集中精算機処理かを選択させるためのタッチスクリーンの表示例を示す図である。
図8】実施形態に係る第2管理装置との間で紐づけられたスマートフォンにおける「ランドリーアプリケーション」の実行手順を示すフローチャートである。
図9図8の選択ステップ(S320)のスマートフォンの表示画面例を示す図である。
図10図8のコース選択ステップ(S330)のスマートフォンの表示画面例を示す図である。
図11図10の画面で「コード決済」アプリが選択された時のスマートフォンの表示画面例を示す図である。
図12図10の画面で「クレジットカード」が選択された時のスマートフォンの表示画面例を示す図である。
図13図11又は図12による決済を行った後で、ランドリー装置の利用内容を確認するための、スマートフォンの表示画面例を示す図である。
図14】ランドリー装置でのランドリー動作が完了したことを利用者に通知するための、スマートフォンの通知テスト画面例を示す図である。
図15】被洗濯物を入れたランドリー装置に対する全ての準備操作が完了した時のスマートフォンの表示画面例を示す図である。
図16】スマートフォンに表示されるランドリー装置の「ご利用状況」を示す表示画面例を示す図である。
図17】スマートフォンに表示される支払いポイントの獲得画面例を示す図である。
図18】他の実施形態のコインランドリーシステムの構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、実施形態のコインランドリーシステムについて、図1乃至図18を参照して説明する。図1は、実施形態のコインランドリーシステム100の構成を示す図である。
図1において、コインランドリー店舗10には洗濯・乾燥機、洗濯機、乾燥機(以下、これらをランドリー装置20と称する)が店舗の大きさに応じて多数設置されている。集中精算機(表示装置の一例)30は、タッチスクリーン40や現金処理機やクレジットカード読取機等を有し、コインランドリー店舗10に設置される多数のランドリー装置20の操作設定、動作管理、および利用料金決済等を集中管理する機器である。
【0009】
集中精算機30は、ゲートウェイ45、ネットワーク(不図示)を介して1つ又は複数の店舗管理を行う第1管理装置(サーバー装置)50に接続している。第1管理装置50は、ゲートウェイ45に各種指令を送信し、ゲートウェイ45はその指令を受けて集中精算機30および各ランドリー装置20を制御する。第1管理装置50は、第2管理装置(サーバー装置)60ともネットワーク接続している。第2管理装置60は、実施形態に係る「ランドリーアプリケーション」を運営および管理する装置である。「ランドリーアプリケーション」は、第2管理装置60から利用者が所有する携帯機器(例えば、スマートフォン又はタブレット)にダウンロードされ、インストールすることが出来る。携帯端末70は、第2管理装置60との間で無線通信することができる。ここでは、第1管理装置50と第2管理装置60とは、別々のサーバー装置で構成するとしたが、第1管理装置50と第2管理装置60を1つのサーバー装置で構成しても構わない(図18を参照)。従って、第2管理装置60は、第1管理装置50とゲートウェイ45を介して間接的にコインランドリー店舗10内の集中精算機30およびコインランドリー装置20を制御する装置である。
【0010】
図2は、図1に示したコインランドリーシステム100の動作を時系列に示した図である。
コインランドリー店舗10のランドリー装置20を利用者が所有する携帯機器70を用いて利用する場合、コインランドリーシステム100のメーカから提供される「ランドリーアプリケーション」を第2管理装置60からダウンロードして、インストールする(S100、S105)。利用者は、携帯機器70にインストールした「ランドリーアプリケーション」を起動して、まず会員情報を入力する(S110)。入力された会員情報は、第2管理装置60の後述するデータベース630(図6を参照)のユーザー情報テーブルに登録される(S115)。なお、会員登録しないで、「ランドリーアプリケーション」にログインして使用することも許可されている。
【0011】
図3は、「ランドリーアプリケーション」をインストールする時の携帯機器70の動作手順を示すフローチャートである。
コインランドリーシステム100のメーカは、例えば、第2管理装置60によって管理されるネットワーク上にホームページHPを開設している。このホームページHPには、「ランドリーアプリケーション」をダウンロードすることができる識別コード(例えば、二次元バーコードのQRコード(登録商標))が掲載される。また、コインランドリー店舗10(例えば、集中精算機30)にも、「ランドリーアプリケーション」をダウンロードできる識別コードが掲載される。「ランドリーアプリケーション」をダウンロードできる識別コードは、広告やチラシ等に掲載して利用を促進するようにしても良い。利用者は、所有する携帯端末70(以下、スマートフォンを例に説明する)のQRコード読取機能を用いて、それらの媒体から識別コードを読み取り(S200)、アプリストから「ランドリーアプリケーション」をダウンロードする(S210)。
【0012】
次に、利用者は、スマートフォン70にインストールした「ランドリーアプリケーション」を起動する(S220)。すると、スマートフォン70にユーザーID(メールアドレス等)およびパスワード等を入力するためのユーザー登録画面が表示される。そして、当該入力画面を用いて、更に「郵便番号」、「性別」、「誕生月」等の求められる情報を入力する(S230)。入力画面に応じたユーザー情報が正しく入力されれば(S240のYes)、後述するS260に進む。S240でユーザー情報が正しく入力されなければ(S240のNo)、S250で再入力するとした場合は、S230に戻りユーザー情報を再入力する。S250で再入力を拒否すると、操作を終了する。
【0013】
図2のS120に示すように、実施形態の「ランドリーアプリケーション」では、初回登録して貰った人には、例えば500ポイントを支給付与するように設計されている。また、ランドリー装置の支払い(利用)金額に応じて、数%(例えば5%)のポイントを支給するように設計されている。支払い金額に対する%ポイントに代えて、前月の利用合計金額、或いは直近の2ヵ月以上(例えば、半年)の平均利用合計金額等に応じてランク分けを行い、そのランクに応じて月ポイントを支給するように設計しても良い。例えば、利用合計金額1万円以上のAランクの利用者には1500ポイント、利用合計金額5千円~1万円未満のBランクの利用者には1000ポイント、利用合計金額5千円未満のCランクの利用者には500ポイントを支給するようにする。勿論、%ポイントと月ポイントの両方を支給付与するように設計しても良い。
【0014】
図4は、図3のS260において、スマートフォン70に表示される「ポイントカードの設定」画面71の表示画面例を示す図である。実施形態の「ランドリーアプリケーション」では、初回登録の特典として、例えば500ポイントを支給するように設計されている。そこで、図4の画面71を用いて、利用者のスマートフォン70の登録されているポイントカードアプリに当該ポイントを支給付与するように画面操作できる。図4の画面71において、コインランドリーシステム100と提携している複数のポイントカードアプリ71aの中から、利用者が希望する手持ちのポイントガードアプリの一つを選択することで、入会時の500ポイントが選択したポイントカードアプリに支給付与するように設計されている(図2のポイント獲得S125)。もしも、複数のポイントカードアプリ71aのいずれも所有していない場合は、コインランドリーシステム100が用意したLaundry123カードアプリ71bを選択&インストールして利用可能とする。
図4の設定により、利用者の手持ちポイントガードアプリにランドリー装置20の利用ポイントも支給付与されるので、他の物件で貯めた利用ポイントを含めランドリー装置20の利用割引に活用することが出来る。その逆で、ランドリー装置20の利用で貯めた利用ポイントを他の物件で利用割引することが出来る。
【0015】
図5は、図3のS230で入力した会員情報が第2管理装置60のデータベース630のユーザー情報テーブル601に登録されるユーザー情報の一例を示している。図5において、ユーザー情報テーブル601に登録されるユーザー情報として、「ユーザーID」「パスワード」「郵便番号」「性別」「誕生月」「ポイントカード情報」等がユーザー毎に登録される。
【0016】
図6は、図1の集中精算機30、第1管理装置50、第2管理装置60、スマートフォン70のハードウェア接続構成を示す図である。第2管理装置60は、通信部610、第1管理装置50を経由して集中精算機30との間でデータ通信することが出来る。なお、図1のゲートウェイ45はここでは省略している。また第2管理装置60は、通信部620を経由してスマートフォン70との間で無線通信することが出来る。第2管理装置60は、大容量のデータベース630を有しており、そこにはユーザー情報を記憶するユーザー情報テーブル601、利用者毎にランドリー装置20の利用履歴を記憶する利用履歴テーブル605などが設けられる。利用履歴テーブル605には、利用者毎に利用店舗のランドリー装置20の使用実績が記録されている。
第1管理装置50と第2管理装置60と間の紐づけは、ユーザーID(例えば、メールアドレス等)によって実施することが出来る。「ランドリーアプリケーション」では、利用者が利用可能な複数のコインランドリー店舗(過去に利用した店舗も含む)が分かるように「マイ店舗」(図16を参照)を提供できるように設計されている。初めての利用の場合は、「ランドリーアプリケーション」から提供されるコインランドリー店舗情報から、利用したいコインランドリー店舗10を選択して第2管理装置60に通知する処理を行うことで紐づけすることが出来る。
【0017】
集中精算機30のタッチスクリーン40には、集中精算機を用いた処理を行うため、ランドリー装置20の選択画面や、選択したランドリー機器の洗濯・乾燥コースの選択画面等が表示される。また、コインランドリー店舗10の選択に応じて、識別コード80が第2管理装置60から利用店舗の集中精算機30に向けて配信され表示される。スマートフォン70は、内蔵するQRコード読取機能を用いて、タッチスクリーン40に表示される識別コード80を読み取ることが出来る。
【0018】
図2の戻り、「ランドリーアプリケーション」に初回登録を済ませると、コインランドリーシステム100に登録される全てのコインランドリー店舗10を対象に実施することができる。従って、利用者は「ランドリーアプリケーション」から希望するコインランドリー店舗10(例えば、図16の「マイ店舗」から選択可能)を選択すると、ランドリー装置の利用要求として(S130)、第2管理装置60にて受信される(S135)。第2管理装置60は、上述した識別コード80を第1管理装置50、ゲートウェイ45を経由して指定したコインランドリー店舗10の集中精算機30に配信する(S140)。当該コインランドリー店舗10の集中精算機30は、受信した識別コード80をタッチスクリーン40に表示する(S145)。そして、スマートフォン70の「ランドリーアプリケーション」のホーム画面には「識別コードを読み取って開始」ボタンが表示されているので、それをタッチしてスマホ(携帯機器)処理が実行される(S155,160)。一方、タッチスクリーン40から集中精算機処理を選択した場合は、集中精算機30を用いた既存の洗濯処理が実行される。
【0019】
図7は、図2のS150における、利用者に携帯機器処理か集中精算機処理かを選択させるためのタッチスクリーン40のメニュー選択画面例を示す図である。
利用者がコインランドリー店舗10のランドリー装置20を利用する場合、被洗濯物を希望のランドリー装置20に収納する。その後、集中精算機30に移動すると、図7に示すようなメニュー選択情報が表示される。即ち、タッチスクリーン40には、集中精算機処理の選択画像40aと、第2管理装置60から送信された識別コード80を表示する携帯機器処理の選択画像40bとが表示されている。利用者が、集中精算機処理を希望する場合は、選択画像40aをタッチする。すると、これまで通りに、集中精算機30から被洗濯物を収納したランドリー装置の選択、コースの選択、支払い方法の選択、支払い処理の手順を行うことにより、選択したランドリー装置が稼働して指定したコースの洗濯・乾燥が実施される。一方、スマホ処理を希望する場合、利用者は、スマートフォン70のQRコード読取機能を用いて、携帯機器処理の選択画像40bに表示される識別コード80を読み取る。これにより、ランドリー装置20の利用日において、スマートフォン70と第2管理装置60との間が紐づけされる。即ち、スマートフォン70と第2管理装置60との間の通信プロトコルに含まれるユーザーを特定する情報に基づいて、スマートフォン70と第2管理装置60との間のリンクが確立する。
【0020】
図8は、第2管理装置60との間で紐づけられたスマートフォン70における「ランドリーアプリケーション」の実行手順を示すフローチャートである。図9乃至図15は、「ランドリーアプリケーション」の各実行手順における表示画面例である。以下、これらを参照してスマートフォン70における「ランドリーアプリケーション」の各動作を説明する。
図8に示すように、タッチスクリーン40に表示される識別コード80がスマートフォン70に読み込まれる(S310)と、第2管理装置60から送信提供される受付画面に基づき、ランドリー装置20の選択ステップ(S320)、コース選択ステップ(S330)、利用料金の支払いステップ(S340)、内容確認ステップ(S350)、通知テストステップ(S360)、受付完了ステップ(S370)が実行される。
【0021】
図9(a)は、ランドリー装置20の選択ステップ(S320)のスマートフォン70の表示画面例を示す図である。
図9(a)に示す画面(装置選択情報)72では、ランドリー装置20として「01号機 大型洗濯乾燥機」「02号機 大型洗濯乾燥機」「03号機 中型洗濯乾燥機」「04号機 小型乾燥機」を例示している。ここでは、4つのランドリー装置を見せているが、他のランドリー装置は画面のスクロール表示にて見ることが出来る。各ランドリー装置がどのような機器かを知りたければ、知りたいランドリー装置のアイコンをタッチすれば、例えば「利用料金」「利用時間」「洗濯容量」等のランドリー情報を表示することができる。これらのランドリー情報は、画面72上に同時に表示しても構わない。その場合も、スクロール表示により01号機~04号機の情報が画像移動して見えるように提供される。そして利用者は、画面72から被洗濯物を収めたランドリー装置をタッチ選択する。図9(a)では、「01号機 大型洗濯乾燥機」の「選択」ボタンがタッチされてものとして示している。なお、「選択」ボタン上の×印は、当該ランドリー装置が他で使用中であるので、選択できないことを示している。
【0022】
図9(b)は、コース選択ステップ(S330)のスマートフォン70の表示画面例を示す図である。
図9(b)に示す画面(コース選択情報)73では、図9(a)での「01号機 大型洗濯乾燥機」の選択に応答して、「標準コース 60分 1200円」「少量コース 45分 1000円」「洗濯のみ 20分 700円」「乾燥のみ 30分 300円」の4つのコースが用意されている。「標準コース」を選択した場合、更に洗剤や柔軟剤の指定、或いは温水使用の指定が行えるようにしても良い。図9(b)では、「標準コース 60分 1200円」が選択されてものとして示している。
【0023】
図10は、利用料金の支払いステップ(S340)のスマートフォン70の表示画面例を示す図である。
図10に示す画面(支払い方法選択情報)74では、図9(b)で選択した「標準コース 60分 1200円」に応じて、ポイントの利用と、残金の支払い方法の選択を行うよう表示される。ポイントの利用では、ポイント入力領域74aに希望するポイント数を入力して、適用ボタン74bをタッチすれば、処理が完了する。また、料金(残金)の支払い方法として、「コード決済」「クレジットカード」「キャリア決済」等が用意されている。図10では、電子マネーの支払いの一種として例示した「コード決済」アプリが選択されてものとして示している。
【0024】
図11は、図10で選択した「コード決済」アプリによる決済画面75の表示画面例を示す図である。決済画面75には、「加盟店名」「商品名」「お支払い方法」「商品価格」「お支払い合計」等が表示される。利用者は、画面75の内容でOKであれば「決済」ボタン75aをタッチする。「コード決済」アプリによる支払いを止めて、他の支払いに変更したい場合は、「キャンセル」ボタン75bをタッチすれば、図10に戻る。
【0025】
図12は、図10の画面(支払い方法選択情報)76で「クレジットカード」が選択された時のスマートフォン70の表示画面例を示す図である。
図12に示す画面76では、「クレジットカード」を選択した場合に応じて、「カード番号」「クレジットカード」の選択と、「カード名義」「セキュリティコード」等が入力又は選択される。利用者は、画面76から入力した内容でOKであれば「決済」ボタン76aをタッチする。「クレジットカード」を止めて、他の支払いに変更したい場合は、「キャンセル」ボタン76bをタッチすれば、図10に戻る。これらのカード情報は、初回入力時にシステムのユーザー情報として登録されるため、次回からはクレジットカードの支払い確認画面が表示され、その確認画面から「承認」する簡便な手続きで処理が完了する。
【0026】
図13は、図11又は図12による決済を行った後で、選択したランドリー装置に対して指定した利用内容を確認するための、スマートフォン70の表示画面例を示す図である。
図13の示す内容確認画面(受付内容の確認情報)77では、図9乃至図12に示したスマートフォン70の表示画面から選択設定又は入力した結果(内容)が表示されている。内容確認画面77には、例えば「店舗」「機械」「コース」「所要時間」「お支払い情報」「お支払い金額」等が表示される。利用者は、その内容を了解するものであれば「次へ」ボタンをタッチする。
【0027】
図14は、図13で「次へ」ボタンをタッチした後で、選択したランドリー装置でのランドリー動作(洗濯・乾燥)が完了したことを利用者に通知するための、スマートフォン70の表示画面例を示す図である。
図14の画面(通知テスト情報)78において「テストする」ボタン78aをタッチすると、第2管理装置60から通知テストが振動(バイブレーション)等によって通知される。「通知テスト」が正しく実行されれば「確認しました」ボタン78bをタッチして、第2管理装置60にその結果を送信する。もしも、振動を感じることがなければ「振動していません」ボタン78cをタッチして第2管理装置60にその結果を送信する。ここでは、完了通知を振動による通知としたが、音声で通知しても良い。
【0028】
図15は、選択したランドリー装置に対する全ての準備操作が完了した時のスマートフォン70の表示画面例を示す図である。図15の画面79では、受付番号と共に「受付が完了しました」が表示される。利用者は、画面79の表示内容を受信することで、被洗濯物を入れたランドリー装置の利用受付に関する全ての設定が完了したことを理解することが出来る。
【0029】
図2に戻り、第2管理装置60は、S165でスマートフォン70から入金処理を確認して、全ての入力および選択動作が完了したと判断すると、第1管理装置50、ゲートウェイ45を経由して集中精算機30の識別コード80の削除指令と、選択したランドリー装置20のコース情報を含む起動情報を送信する(S170)。集中精算機30は、削除指令により識別コード80を削除する。ランドリー装置20は、送信されるコース情報が示す選択コースの動作を開始する。ここでは、ゲートウェイ45から直接選択したランドリー装置の起動を制御するとしたが、集中精算機30が選択したランドリー装置の起動を制御するように設計しても良い。集中精算機30に表示される識別コード80は、入金が行われると直ちに削除されるので、他の人が識別コード80を用いて成りすましの不正利用を防ぐことが出来る。
【0030】
選択したランドリー装置が起動して設定した洗濯・乾燥の動作を開始すると、その稼働状況を示す情報がランドリー装置からゲートウェイ45を経由してランドリー装置20を監視・管理する第1管理装置50に送信される。そして、第1管理装置50は、第2管理装置60にランドリー装置20の動作情報を送信するよう設計されている。従って、第2管理装置60は、定期的又はスマートフォン70からの要求に応じて、被洗濯物を収めたランドリー装置の動作(稼働)情報を利用者のスマートフォン70送信することが出来る(S175)。従って、利用者は、コインランドリー店舗10から離れた場所に居ても、スマートフォン70に表示される動作(稼働)情報から、自分の被洗濯物を収めたランドリー装置20の動作状況(例えば、残りの動作時間)を確認することが出来る(S180)。
【0031】
図16は、スマートフォン70に表示されるランドリー装置20の「ご利用状況」を示す表示画面例を示す図である。
図16に示す「ご利用状況」の画面85では、例えばLaundry 123 武蔵小杉店の利用における選択してランドリー装置の動作状況(稼働情報の画像)85aが表示される。利用者は、動作状況85aから残りの動作時間が「22分」であることが分かるので、その残り時間に合わせて行動することが出来る。画面85に示す「マイ店舗」85bは、利用者が過去に利用したことのあるコインランドリー店舗10の一覧(空情報の画像)が表示されている。各利用者の過去の利用情報は、データベース630の利用履歴テーブル605に記録されている。図2のS130のランドリー装置20の利用に際し、画面85の「マイ店舗」85bから利用するランドリー店舗を選択すれば、簡単に店舗情報を第2管理装置60に通知することが出来る。この店舗情報により第2管理装置60と第1管理装置50とを紐づけることができ、紐づけ作業が簡単に行うことが出来る。なお、動作状況(稼働情報の画像)85aと「マイ店舗」85bを別々の画面に表示するようにしても良い。
【0032】
図2に戻り、第2管理装置60は、利用しているランドリー装置20の動作が終了すると、集中精算機30又はゲートウェイ45、および第1管理装置50を経由してその終了情報を受信する。それを受けて第2管理装置60は、利用者に対し利用料金の支払いに応じたポイントを支給付与する(S185)。そして利用者のスマートフォン70には、ポイント獲得情報が通知され、表示される(S190)。図17は、スマートフォン70に表示される支払いポイントの獲得画面例を示す図である。利用者は、画面90からポイント獲得(例えば、支払い金額の5%)を確認することが出来る。
【0033】
図18は、他の実施形態のコインランドリーシステム101の構成を示す図である。このコインランドリーシステム101では、図1の第1管理装置50と第2管理装置60が一つの管理装置65によって構成されている。従って、管理装置65は、1つ又は複数のコインランドリー店舗10の各ランドリー装置20を管理する機能と、実施形態の「ランドリーアプリケーション」を管理する機能を有するサーバー装置で構成される。また、図18では、図1の集中精算機30に代えてタッチスクリーンで構成される表示モニター300で構成している。例えば、表示モニター300は、パーソナルコンピュータやタブレットを用いて構成しても良い。表示モニター300における機能そのものは、上述した集中精算機30と同じ機能を有するように設計される。しかしながら、集中精算機30のような現金を取り扱う機器を表示モニター300には有していない。したがって、コインランドリーシステム101では、利用手続きに関する全ての処理は管理装置65とスマートフォン70との間で行うように設計される。管理装置65は、スマートフォン70からの設定に従い各ランドリー装置20を制御・管理する。また、識別コード81を表示モニター300に表示しないで、店舗内の任意の媒体(集中精算機の前表面の目につく位置や、掲示ポスターの一部)に固定なものとして貼り付けても良い。この場合の識別コード81には、店舗情報が記録される。この識別情報81を携帯機器70で読み取ると、管理装置65に接続され、管理装置65に格納されているユーザー情報を参照することで紐づけすることが可能となる。店舗情報だけの識別コード81であるので、不正な行為に使われることもない。
【0034】
このように実施形態によれば、識別コード80、81の読み取ることによって、携帯端末70と第2管理装置60(又は管理装置65)との間を簡単に紐づけすることが出来る。携帯端末70と第2管理装置60(又は管理装置65)との間の紐づけによって、第2管理装置60から送信されるランドリー受付に関連する各表示情報に基づき、複数のランドリー装置の一つの選択、選択したランドリー装置の利用コースの選択、その利用コースの利用料金の支払い方法の選択等を行うする操作入力を、携帯端末70にスムーズに案内することが出来る。
【0035】
以上のように、実施形態のコインランドリーシステムによれば、表示装置30(又は300)と、利用者所有の携帯端末70と、ランドリー店舗10内の複数のランドリー装置20を直接的又は間接的に制御する管理装置60(又は65)と、を具備し、携帯端末70は、表示装置30(又は300)を含む媒体から識別コード80(又は81)を読み取ることで管理装置60(又は65)との間が紐づけられ、携帯端末70は、紐づけによって、ランドリー装置20の選択と、利用コースの選択と、利用料金決済の方法の選択と、を行うための各表示情報を管理装置60(又は65)から受信する構成であるので、携帯端末70と管理装置60(又は65)との間の紐づけによって、管理装置60(又は65)から送信されるランドリー受付に関連する画像に基づき、ランドリー装置の選択と、利用コースの選択と、利用料金の支払い方法の選択と、を、それぞれスムーズに利用者に案内することが出来る。
【0036】
実施形態のコインランドリーシステムの携帯端末70は、ランドリーアプリケーションを搭載し、管理装置60(又は65)は、ランドリーアプリケーションの実行による携帯端末70からの選択を含む入力情報に従って、希望するランドリー装置の洗濯および又は乾燥動作を制御するので、携帯端末70の画面に受付入力をスムーズに案内することが出来る。
【0037】
実施形態のコインランドリーシステムの管理装置60(又は65)は、表示装置30(又は300)に識別コード80を表示し、受付処理の終了後に識別コード80を削除する構成であるので、識別コード80の読み取りによりランドリー装置20を利用するための受付入力をスムーズに案内することができ、また受付処理の終了後に表示装置30に表示される識別コード80を削除するので不正利用を防ぐことが出来る。
【0038】
実施形態のコインランドリーシステムの携帯端末70は、管理装置60(又は65)から送信されるランドリー受付に関連する各表示情報に基づき、複数のランドリー装置20の選択と、利用コースの選択と、利用料金決済の方法を選択と、を行ない、それらで選択した情報を管理装置60(又は65)に送信するので、携帯端末70からそれぞれの受付処理の入力をスムーズに実施することが出来る。
【0039】
実施形態のコインランドリーシステムの携帯端末70には、ランドリー装置の選択として、ランドリー店舗10内の複数のランドリー装置20の一つが選択可能な装置選択情報(画面72)が表示され、携帯端末70には、利用コースの選択として、選択したランドリー装置のコース選択情報(画面73)が表示されるので、複数のランドリー装置の一つを選択する操作をスムーズに案内することが出来る。また、利用コースを選択する操作をスムーズに案内することが出来る。
【0040】
実施形態のコインランドリーシステムの携帯端末70には、利用料金決済として、選択したコースの利用料金を支払う方法を選択する支払い方法選択情報(画面74)が表示され、コースの料金支払い方法は、獲得したポイントの利用と携帯機器70に登録されている支払いアプリを用いる決済を含むので、利用コースの利用料金の支払い方法を選択する操作をスムーズに案内することが出来る。また、携帯機器70によって決済可能なポイントカードアプリにポイントが支給されるので、獲得したポイントを有効に利用することが出来る。
【0041】
実施形態のコインランドリーシステムの携帯端末70には、選択したコースの料金支払いが完了した場合、ランドリー受付に関連する入力情報が確認できる受付内容の確認情報(画面77)が表示されるので、携帯端末70からの受付入力をスムーズに確認することが出来る。
【0042】
実施形態のコインランドリーシステムの表示装置30(又は300)は、集中精算機30に設けられるものであり、管理装置60(又は65)は、表示装置30(又は300)に集中精算機処理の選択情報(画面40a)と、識別コード80を表示する携帯機器処理の選択情報(40b)と、をメニュー選択として表示するので、集中精算機処理と携帯機器処理を利用者の希望に応じて自由に選択することが出来る。
【0043】
以上のように、実施形態のランドリーアプリケーションによれば、表示装置30(又は300)と、利用者所有の携帯端末70と、ランドリー店舗10内の複数のランドリー装置20を直接的又は間接的に制御する管理装置60(又は65)と、を具備するコインランドリーシステムの携帯端末70において実行されるランドリーアプリケーションであって、表示装置30(又は300)を含む媒体から識別コード80(又は81)を読み取り、管理装置60(又は65)との間を紐づけする手順と、紐づけによって、ランドリー装置20の選択と、利用コースの選択と、利用料金決済の方法の選択と、を行うための各表示情報を管理装置60(又は65)から受信する手順と、を携帯端末70に実行させるので、ランドリー装置20の選択、利用コースの選択、利用料金の支払い方法の選択する利用者の操作をスムーズに案内することが出来る。
【0044】
実施形態のランドリーアプリケーションのランドリー装置20の選択は、画面に表示されるランドリー店舗10内の複数のランドリー装置10の一つが選択可能な装置選択情報(画面72)から選択し、利用コースの選択は、画面に表示される選択したランドリー装置のコース選択情報(画面73)から選択するので、ランドリー装置の選択と利用コースの選択する操作をスムーズに案内することが出来る。
【0045】
実施形態のランドリーアプリケーションの利用料金決済の方法を選択は、画面に表示される支払い方法選択情報(画面74)から選択することであり、支払い方法は、獲得したポイントの利用と携帯機器10に登録されている支払いアプリを用いる決済を含むので、利用コースの利用料金の支払い方法を選択する操作をスムーズに案内することが出来る。また、携帯機器70によって決済可能なポイントカードアプリにポイントが支給されるので、獲得したポイントを有効に利用することが出来る。
【0046】
実施形態のランドリーアプリケーションでは、利用料金の支払いが完了した場合、ランドリー受付に関連する入力情報が確認できる受付内容の確認情報(画面77)を表示する手順を更に有するので、携帯端末70からの受付入力をスムーズに確認することが出来る。
【0047】
本発明の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0048】
100、101…コインランドリーシステム
10…コインランドリー店舗、 20…ランドリー装置
30…集中精算機(表示装置の一例)、 40…タッチスクリーン
45…ゲートウェイ、 50…第1管理装置(サーバー装置)
60…第2管理装置(サーバー装置)、 65…管理装置
610、620…通信部、 630…データベース
601…ユーザー情報テーブル、 605…利用履歴テーブル
80、81…識別コード(例えば、二次元バーコードのQRコード)
70…携帯端末(スマートフォン又はタブレット)
300…表示モニター(表示装置の一例)
図1
図2
図3
図4
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図6
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