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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022017039
(43)【公開日】2022-01-25
(54)【発明の名称】計量キャップ
(51)【国際特許分類】
   B65D 41/04 20060101AFI20220118BHJP
   B65D 41/26 20060101ALI20220118BHJP
【FI】
B65D41/04 500
B65D41/26
B65D41/04 300
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020120097
(22)【出願日】2020-07-13
(71)【出願人】
【識別番号】000006769
【氏名又は名称】ライオン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100165179
【弁理士】
【氏名又は名称】田▲崎▼ 聡
(74)【代理人】
【識別番号】100152272
【弁理士】
【氏名又は名称】川越 雄一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100153763
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 広之
(72)【発明者】
【氏名】中村 泰士
(72)【発明者】
【氏名】荻島 敦子
(72)【発明者】
【氏名】高津 衣世
【テーマコード(参考)】
3E084
【Fターム(参考)】
3E084AA04
3E084AA12
3E084BA01
3E084CA01
3E084DA01
3E084DB12
3E084EB02
3E084FB01
3E084GA01
3E084GB01
3E084JA20
3E084LA17
3E084LB02
3E084LD01
(57)【要約】
【課題】容易に開けることができる計量キャップを提供する。
【解決手段】内容物を収納する容器本体に同軸で着脱可能に装着可能な計量キャップ4である。軸C方向の一端側に蓋部44を有する筒状の計量筒部41と、計量筒部の外周面から軸方向と直交する径方向に突出し容器本体に装着可能な装着部42、43とを有する。計量筒部は、軸を中心とする周方向に延びる円筒部50と、装着部よりも一端側に位置し円筒部を周方向で欠落させた一つの切欠部51と、切欠部に露出し欠落した円筒部の周方向の一端と他端とをつなぐ平面部または曲面部52とを有する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内容物を収納する容器本体に同軸で着脱可能に装着可能な計量キャップであって、
前記軸方向の一端側に蓋部を有する筒状の計量筒部と、
前記計量筒部の外周面から前記軸方向と直交する径方向に突出し前記容器本体に装着可能な装着部とを有し、
前記計量筒部は、前記軸を中心とする周方向に延びる円筒部と、前記装着部よりも前記一端側に位置し前記円筒部を前記周方向で欠落させた一つの切欠部と、前記切欠部に露出し欠落した前記円筒部の前記周方向の一端と他端とをつなぐ平面部または曲面部とを有することを特徴とする計量キャップ。
【請求項2】
前記円筒部の前記周方向の一端と他端とをつなぐ曲面部は、前記軸方向と直交する断面形状が前記円筒部よりも前記径方向の外側に中心を有する円弧形状である、
請求項1に記載の計量キャップ。
【請求項3】
前記計量筒部は、前記軸を挟んで前記切欠部と対向する前記円筒部に計量用指標が設けられている、
請求項1または2に記載の計量キャップ。
【請求項4】
前記切欠部は、前記装着部から前記軸方向の一端側に離間した位置から前記一端側に設けられている、
請求項1から3のいずれか一項に記載の計量キャップ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、計量キャップに関するものである。
【背景技術】
【0002】
衣料用液体洗剤や漂白剤、柔軟剤等の液体洗浄剤を収容する容器の場合、容器の内容物を適量使用するために、キャップに計量機能を設けた計量キャップが用いられている。この種の計量キャップにおいては、内容物の注出量を確認するために目盛等の図形、文字等を含む記号が表示された計量表示部が設けられている。
【0003】
上記液体洗浄剤の使用者は、例えば、洗濯をする際に計量キャップを開ける、液体洗浄剤を計量する、洗濯機等に投入するといった一連の動作を行う。これらの動作においては、以下の不具合が生じる可能性がある。
【0004】
・前回使用後に計量キャップを強く締め込みすぎてしまうことにより、計量キャップが開きづらい。
・計量のために計量キャップを把持した際に、把持部の指標がないため計量線が見えにくい位置を把持してしまい、計量キャップを持ち変える操作が生じてしまう。
・手が濡れている場合、計量キャップを閉める際に円滑に閉めることができない。
【0005】
特許文献1には、キャップ外筒の一部に切欠部を設けた計量キャップが開示されている。特許文献1に開示された計量キャップでは、外殻部の切り欠き部を指掛かり部としてキャップの把持やトルク入力を容易にし、キャップの回転操作をし易くして口部への着脱を容易にしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2014-9026号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上述した特許文献1に開示された計量キャップでは、切欠部に円筒状の周壁部の一部が露出部として露出しているため、計量のために露出部を把持した際には、中心軸線を中心とし直径が外殻部より小さい外周面を把持することになる。その結果、計量キャップにトルクを付与しづらくなり、開けやすい構造とは言えない。また、特許文献1に開示された計量キャップにおいて、立壁部を把持する方法も採れるが、露出部(周壁部)が存在することで立壁部の面積が小さく計量キャップに十分にトルクを付与可能な構造とは言えない。
【0008】
本発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、容易に開けることができる計量キャップを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第1の態様に従えば、内容物を収納する容器本体に同軸で着脱可能に装着可能な計量キャップであって、前記軸方向の一端側に蓋部を有する筒状の計量筒部と、前記計量筒部の外周面から前記軸方向と直交する径方向に突出し前記容器本体に装着可能な装着部とを有し、前記計量筒部は、前記軸を中心とする周方向に延びる円筒部と、前記装着部よりも前記一端側に位置し前記円筒部を前記周方向で欠落させた一つの切欠部と、前記切欠部に露出し欠落した前記円筒部の前記周方向の一端と他端とをつなぐ平面部または曲面部とを有することを特徴とする計量キャップが提供される。
【0010】
また、上記本発明の一態様に係る計量キャップにおいて、前記円筒部の前記周方向の一端と他端とをつなぐ曲面部は、前記軸方向と直交する断面形状が前記円筒部よりも前記径方向の外側に中心を有する円弧形状であることを特徴とする。
【0011】
また、上記本発明の一態様に係る計量キャップにおいて、前記計量筒部は、前記軸を挟んで前記切欠部と対向する前記円筒部に計量用指標が設けられていることを特徴とする。
【0012】
また、上記本発明の一態様に係る計量キャップにおいて、前記切欠部は、前記装着部から前記軸方向の一端側に離間した位置から前記一端側に設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明では、容易に開けることができる計量キャップを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の実施の形態を示す図であって、計量キャップ付き容器1の正立状態の頂部の縦断面図である。
図2】計量キャップ4の外観斜視図である。
図3】蓋部44が下側に配置された計量キャップ4の外観斜視図である。
図4図2における中心軸Cと直交するA-A線視断面図である。
図5図4における中心軸Cを通る縦断面図である。
図6】計量キャップ4を上側から視た平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の計量キャップの実施の形態を、図1ないし図6を参照して説明する。
なお、以下の実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせている。
【0016】
図1は、本実施形態に係る計量キャップ付き容器(容器)1の正立状態の頂部の縦断面図である。計量キャップ付き容器1は、内容物を収納する容器本体2と、容器本体2における頂部に位置する口部3の外側(外周側)に同軸で着脱可能に装着される計量キャップ4と、口部3に装着される中栓6とを備えている。
【0017】
容器本体2は、例えば、ポリエチレン等のオレフィン系合成樹脂を用いたブロー成形により一体形成されている。容器本体2は、内容物として、例えば、液体洗剤、液体漂白剤、液体柔軟剤、溶剤等の液状物や、粒状洗剤、粒状漂白剤、粒状調味料等の粉粒物を収容するための収容空間2aを有している。容器本体2の口部3は、上下方向に延びる中心軸(軸)Cを中心とする円筒状に形成されている。口部3は、収容空間2aを上方に向けて開放している。口部3の外周には、中心軸C周りに雄ねじ部3aが形成されている。
【0018】
以下の説明では、中心軸Cに沿った方向を中心軸方向、中心軸Cに直交する方向を径方向、中心軸Cを中心とする軸周り方向を周方向と適宜称する。また、中心軸方向における口部3の開放側を上方、口部3のボトル内方側を下方と適宜称して説明する。
【0019】
中栓6は、例えば、ポリプロピレン等のオレフィン系合成樹脂を用いた射出成形により形成されている。中栓6は、中心軸Cに沿って延び口部3の内周面3bと嵌合する筒状部31、筒状部31の上方側の端部から径方向外側に張り出し口部3の上端に上方から係合する環状のフランジ部32、筒状部31の底部に設けられた底壁部33、及び底壁部33から上方に突出するノズル34を備えている。
【0020】
ノズル34は、底壁部33から上方に延びている。ノズル34は、U字状の断面形状を有する樋状に形成されている。断面U字状をなすノズル34の内部は、底壁部33に形成された連通部36によって、容器本体2の収容空間2aと連通している。
【0021】
計量キャップ4は、例えば、ポリプロピレン等のオレフィン系合成樹脂を用いた射出成形により形成されている。計量キャップ4は、計量筒部41、フランジ部43および螺着部42を有している。
【0022】
計量筒部41は、筒状部31の内部に入り込みノズル34の周囲を取り囲む位置に配置され上端に蓋部44を有する有蓋円筒状に形成されている。フランジ部43は、計量筒部41の中心軸C方向の中途から径方向外側に突出する。フランジ部43の下面には、中栓6の筒状部31を内周側から液密に封止する封止部43aが突出している。
【0023】
螺着部42は、フランジ部43の径方向外側の端縁から下方に延びる円筒状に形成されている。計量筒部41の蓋部44は、中心軸Cと直交しており、計量筒部41の開口部を上方に向けた状態で安定して載置することが可能である。計量筒部41及び螺着部42は、中心軸Cを中心とする同軸に配置されている。
【0024】
螺着部42は、計量筒部41の径方向外側に間隔をあけて配置されている。螺着部42の外周面には、全周に亘りローレット部71が形成されている。ローレット部71は、周方向に一定の間隔で配置され中心軸Cと略平行に延びる複数の突条を有している。
【0025】
螺着部42の内周面には、口部3の雄ねじ部3aと螺合する雌ねじ部42aが形成されている。計量キャップ4は、螺着部42の雌ねじ部42aが口部3の雄ねじ部3aと螺合して容器本体2に装着される。すなわち、フランジ部43および螺着部42は、計量キャップ4において容器本体2に装着可能な装着部を構成する。計量キャップ4は、容器本体2に装着されたときに、フランジ部43の下方側が中栓6のフランジ部32を介して口部3の上端部を押圧することで、口部3の開口部を閉塞する。
【0026】
図2は、計量キャップ4の外観斜視図である。図3は、蓋部44が下側に配置された計量キャップ4の外観斜視図である。図4は、図2における中心軸Cと直交するA-A線視断面図である。図2以降の図面においては、雌ねじ部42aおよび封止部43aの図示を省略している。
【0027】
図2図3および図4に示されるように、計量筒部41は、円筒部50、切欠部51、曲面部52、計量用指標60およびローレット部72を有している。円筒部50は、周方向に延びている。円筒部50は、上端が蓋部44の位置であり下端がフランジ部43よりも下側の位置である。
【0028】
図5は、図4における中心軸Cを通る縦断面図である。図2図4および図5に示されるように、計量筒部41は、フランジ部43よりも上側に位置し円筒部50を周方向で欠落させた一つの切欠部51を有している。
【0029】
図5に示されるように、切欠部51は、フランジ部43から上側に離間した位置から、さらに上側に設けられている。切欠部51がフランジ部43の上面まで設けられている場合、例えば、計量キャップ4を射出成形した際に、円筒部50を介してフランジ部43に充填される合成樹脂の流動状態(流動条件)が、切欠部51が設けられた領域と切欠部51が設けられていない領域との間で異なってしまう可能性がある。
【0030】
この場合、フランジ部43を介して封止部43aに充填される合成樹脂の流動状態が周方向で一様でなくなり、封止部43aによる中栓6の筒状部31に対する液密の封止が維持できない可能性がある。そのため、切欠部51をフランジ部43から上側に離間した位置に設けることにより、円筒部50からフランジ部43を介して封止部43aに充填される合成樹脂の流動状態を周方向で一様にして、中栓6の筒状部31に対する液密の封止を維持することができる。
【0031】
切欠部51には、曲面部52が露出している。曲面部52は、欠落した円筒部50の周方向の一端と他端とをつないでいる。曲面部52は、上下方向に亘って、欠落した円筒部50の周方向の一端と他端とをつないでいる。曲面部52は、中心軸Cと直交する断面形状が円筒部50よりも径方向の外側に中心を有する円弧形状である。曲面部52の断面形状を円筒部50よりも径方向の外側に中心を有する円弧形状とすることにより、曲面部52の外周面は凹面となる。
【0032】
計量用指標60は、円筒部50における、中心軸Cを挟んで切欠部51と対向する周方向の位置に設けられている。すなわち、計量用指標60と切欠部51とは、周方向に関して径方向に対向する位置に設けられている。図5に示すように、計量用指標60は、フランジ部43よりも上側の位置と下側の位置とにそれぞれ設けられている。計量用指標60は、円筒部50の外周面または内周面のどちらに設けられてもよい。
【0033】
計量用指標60としては、内容物の計量に関する情報を示す記号として、数字等の文字と、線等の図形との少なくとも一方を含んでいる。具体的には、本実施形態の計量用指標60は、一例として、内容物の計量筒部41への注入量を示す数字、注入量に対応する液位を示す線、および液位の線の位置を強調的に示す矢印形状の図形等を指標として有する。計量用指標60が数字の場合、例えば、計量筒部41の内部から数字として視認可能に描かれる(外部からは鏡像状態で描かれる)。計量用指標60としては、例えば、レーザ光の照射による印字、インクジェット方式による印字、計量キャップ4を射出成形する際に用いられる金型に形成した文字、記号、線部等の転写等により形成することができる。
【0034】
ローレット部72は、フランジ部43よりも上側の計量用指標60の周方向の両側にそれぞれ局所的に設けられている。ローレット部72は、周方向に一定の間隔で配置され中心軸Cと略平行に延びる複数の突条を有している。計量用指標60の周方向の両側にローレット部72が配置されていることで、計量筒部41への把持性を向上させつつ、計量筒部41に注入した内容物の視認性がローレット部72によって低下することを抑制できる。
【0035】
続いて、上記構成の計量キャップ4を用いて、計量キャップ付き容器1に収容された内容物を計量する動作について説明する。
まず、口部3に螺着する計量キャップ4における計量筒部41の外周面に使用者が指を掛ける。
図6は、計量キャップ4を上側から視た平面図である。
このとき、例えば、図6に示すように、使用者が右手で計量キャップ4を把持する場合、切欠部51に露出する曲面部52に親指F1を掛け、ローレット部72のうち計量用指標60の反時計回り方向側のローレット部72Bに人指し指F2を掛け、計量用指標60の時計回り方向側のローレット部72Aに中指F3を掛ける。
【0036】
そして、指F1~F3を掛けた計量筒部41を反時計回り方向に回転させ、口部3から外す。
このとき、親指F1は曲面部52に当たっているため、計量筒部41の外周面と曲面部52との交差部における接線方向に近い向きに曲面部52を押圧して十分なトルクを付与できる。特に、本実施形態では、曲面部52の断面形状が円筒部50よりも径方向の外側に中心を有する円弧形状の凹面であるため、曲面部52が凸面である場合よりも指が掛かる面の法線方向が上記接線方向により近い向きに押圧することができる。
【0037】
これに対して、計量筒部41の外周面のみに指を掛けて回転させる場合は、外周面で生じる摩擦力がトルクに寄与するため、上記接線方向に近い向きで押圧する場合と比較して十分なトルクを付与しづらくなる。特に、指が濡れている場合には、さらにトルクを付与しづらくなる。
【0038】
さらに、本実施形態の計量キャップ4では、欠落した円筒部50の周方向の一端と他端とをつなぐ曲面部52が設けられているため、曲面部52に全面的に指を掛けることができ、より効果的に計量筒部41にトルクを付与することができる。そのため、本実施形態の計量キャップ4では、指が濡れている場合であっても容易に計量キャップ4を開けて口部3から外すことができる。
【0039】
口部3から外された計量キャップ4は、計量筒部41の開口部を上方に向けた状態では、図3に二点鎖線で示すように、曲面部52に親指F1が掛かっている。そのため、使用者が計量キャップ4を自然な姿勢で把持した状態で、計量用指標60は、使用者が判読可能な向きに向いた位置となる。
【0040】
この状態で、容器本体2を傾けて口部3から内容物を計量筒部41の内部に注出する。このとき、計量用指標60は、使用者が判読可能な向きに向いた位置であるため、計量筒部41の内部に注出された内容物の液面を容易に視認することができる。そのため、本実施形態の計量キャップ4は、所望量の内容物を容易に計量することが可能になる。
【0041】
以上説明したように、本実施形態の計量キャップ4では、曲面部52に全面的に指を掛けた状態で接線方向に近い向きに押圧できるため、十分なトルクを付与することで容易に開けることが可能になる。特に、本実施形態の計量キャップ4では、曲面部52の断面形状が円筒部50よりも径方向の外側に中心を有する円弧形状の凹面であるため、曲面部52が凸面である場合よりも大きなトルクを付与でき、より容易に計量キャップ4を開けることができる。
【0042】
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
【0043】
例えば、上記実施形態では、欠落した円筒部50の周方向の一端と他端とをつなぐ曲面部52が設けられる構成を例示したが、この構成に限定されず、例えば、欠落した円筒部50の周方向の一端と他端とをつなぐ平面部が設けられる構成であってもよい。この構成でも、上記の実施形態と同様の作用・効果が得られる。
【0044】
また、上記実施形態で示した計量用指標は一例であり、計量線や数字、記号のみ等、他の構成であってもよい。
【符号の説明】
【0045】
1…計量キャップ付き容器、 2…容器本体、 4…計量キャップ、 41…計量筒部、 42…螺着部(装着部)、 43…フランジ部(装着部)、 44…蓋部、 50…円筒部、 51…切欠部、 52…曲面部、 60…計量用指標、 C…中心軸(軸)
図1
図2
図3
図4
図5
図6