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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022017040
(43)【公開日】2022-01-25
(54)【発明の名称】非対面型の対話システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20220118BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020120098
(22)【出願日】2020-07-13
(71)【出願人】
【識別番号】516257176
【氏名又は名称】有限会社トアシステム
(74)【代理人】
【識別番号】100080654
【弁理士】
【氏名又は名称】土橋 博司
(72)【発明者】
【氏名】手塚 勇士
(72)【発明者】
【氏名】手塚 晃愛
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】
経験や知識を持っている人材であれば誰でも審査を経てスピーカーになることができ、現在使用されているZoom,Teams,Meets等の中から、使用ツールはリスナーが選ぶことができ、スピーカーは,セッションの日時、時間、価格を自由に設定でき、その内容を見たリスナーが購入することによってセッション開催が可能となる。
【解決手段】
経験や知識を持つ人から選ばれた登録済みのスピーカーと、該スピーカーに興味を持ったリスナーとが、電子会議システムを使って行う非対面型のセッションを可能とするシステムであって、スピーカーは、セッションの内容や日時、時間、価格を自由に設定することができ、その内容を見たリスナーが前記,セッションを購入することにより、電子会議システムを使った非対面型のセッションの開催が可能となるようにしたことを特徴とする非対面型の対話システム。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
経験や知識を持つ人から選ばれた登録済みのスピーカーと、該スピーカーに興味を持ったリスナーとが、電子会議システムを使って行う非対面型のセッションを可能とするシステムであって、スピーカーは,セッションの内容や日時、時間、価格を自由に設定することができ、その内容を見たリスナーが前記,セッションを購入することにより、電子会議システムを使った非対面型のセッションの開催が可能となるようにしたことを特徴とする非対面型の対話システム。
【請求項2】
前記電子会議システムを使った非対面型のセッションの運営者が、セッション情報とを掲載しており、前記セッション情報はスピーカーがセッション情報の掲載を依頼し、リスナーがセッション情報の購入をするものであり、また前記セッション情報はリスナーが対価を支払い、スピーカーが対価の支払いを受けるものであることを特徴とする請求項1に記載の非対面型の対話システム。
【請求項3】
前記電子会議システムを使った非対面型のセッションは、基本的にはスピーカーとリスナーの2者で行うが、スピーカーの求めに応じて電子会議システムを使った非対面型のセッションの運営者が第3者として参加することを特徴とする請求項1または2に記載の非対面型の対話システム。
【請求項4】
前記経験や知識を持つ人から選ばれるスピーカーが、紹介者いわゆるピッカーによる紹介を受けてスピーカーとして登録されるようにしたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の非対面型の対話システム。
【請求項5】
前記経験や知識を持つスピーカーないしピッカーがスピーカー登録フォームによる申請を運営側で一旦受理し、その後メールによる一次審査を行い、Webあるいは直接での面談で二次審査を行った後、スピーカーがスピーカー登録され、該スピーカーはセッションの内容や日時、時間、価格をセッション登録フォームにより登録することにより、その内容を見たリスナーが前記セッションを購入できようにしたものであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の非対面型の対話システム。
【請求項6】
前記リスナーが、適宜会員マスタにより登録され、該リスナーは,セッションの内容や日時、時間、価格を、セッション登録内容から見て、前記セッションを購入でき、該購入時に、名前、郵便番号、住所、電話番号、メールアドレスの入力が必須の項目となるようにしたものであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の非対面型の対話システム。
【請求項7】
前記スピーカーが、該スピーカーの利用可能な電子会議システムを用いて前記リスナーと対話できるようにしたものであることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の非対面型の対話システム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、経験や知識を持つ人から選ばれた登録済みのスピーカーと、該スピーカーに興味を持ったリスナーとが、電子会議システムを使って行う非対面型のセッションを可能とする対話システムである。
【背景技術】
【0002】
特開2005-197921号公報(特許文献1参照)の「有名人・知名人と利用できる有料対話システム(仮称:ドリームユウ)」は、対話相手が有名人・知名人に限られている。それはその方々の所属事務所に対話をするためであり、時間計測や経過時間による課金を行うための専用機器を置くことにより対話が可能となる。
【0003】
前記発明の目的としては、一人暮らしの方が、各業界の有名人・知名人と直接対話することができ、心が和むからである。
また、男女カップルの相手に各業界の有名人・知名人からの、メッセージプレゼントのサービスができる。さらに、直接プロスポーツ選手からスポーツの指導を受けることができ、有名人・知名人のファンとしていろいろな話(対話)ができるというメリットがある。
【0004】
なお、各業界の有名人・知名人とは、タレントや歌手、スポーツ選手、映画俳優、その他の人である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005-197921号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前記「有名人・知名人と利用できる有料対話システム(仮称:ドリームユウ)」に対し、本発明の非対面型の対話システム(YUMEMUSUBI)は対話相手は有名人と限らず、経験や知識を持っている人材であれば誰でも審査を経てスピーカーになることができる。
しかも、専用の機器は必要なく、現在使用されているZoom,Teams,Meets等の中から、使用ツールはリスナーが選べる。したがって、スピーカーは,セッションの日時、時間、価格を自由に設定でき、その内容を見たリスナーが購入することによってセッション開催が可能となるのである。
【0007】
前記セッションは基本的にはスピーカーとリスナーの2者で行うが、スピーカーより求めがある場合は、運営管理者が第三者としてセッションに参加することもあり得る。
もちろん、スピーカー1:リスナー複数のセッションも可能である。
セッション終了後は双方から運営管理者が終了報告を受け、サービス向上につなげることができる。
基本的にはスピーカーには月2回支払いを行う。
また、リスナーからセッションリクエストを受け付け、セッションのマッチング率向上も図ることができるようになっている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
すなわち請求項1の非対面型の対話システムは、経験や知識を持つ人から選ばれた登録済みのスピーカーと、該スピーカーに興味を持ったリスナーとが、電子会議システムを使って行う非対面型のセッションを可能とするシステムであって、スピーカーは,セッションの内容や日時、時間、価格を自由に設定することができ、その内容を見たリスナーが前記,セッションを購入することにより、電子会議システムを使った非対面型のセッションの開催が可能となるようにしたことを特徴とするものである。
【0009】
請求項2の非対面型の対話システムにおいて、前記電子会議システムを使った非対面型のセッションの運営者が、セッション情報を掲載しており、前記セッション情報はスピーカーがセッション情報の掲載を依頼し、リスナーがセッション情報の購入をするものであり、またセッション情報はリスナーが対価を支払い、スピーカーが対価の支払いを受けるものであることをも特徴とするものである。
【0010】
請求項3の非対面型の対話システムにおいて、前記電子会議システムを使った非対面型のセッションは、基本的にはスピーカーとリスナーの2者で行うが、スピーカーの求めに応じて電子会議システムを使った非対面型のセッションの運営者が第3者として参加することをも特徴とするものである。
【0011】
請求項4の非対面型の対話システムにおいて、前記経験や知識を持つ人から選ばれるスピーカーが、紹介者いわゆるピッカーによる紹介を受けてスピーカーとして登録されるようにしたことをも特徴とするものである。
【0012】
請求項5の非対面型の対話システムにおいて、前記経験や知識を持つスピーカーないしピッカーがスピーカー登録フォームによる申請を運営側で一旦受理し、その後メールによる一次審査を行い、Webあるいは直接での面談で二次審査を行った後、スピーカーがスピーカー登録され、該スピーカーはセッションの内容や日時、時間、価格をセッション登録フォームにより登録することにより、その内容を見たリスナーが前記セッションを購入できるようにしたものであることをも特徴とするものである。
【0013】
請求項6の非対面型の対話システムにおいて、前記リスナーが、適宜会員マスタにより登録され、該リスナーは,セッションの内容や日時、時間、価格を,セッション登録内容から見て、前記セッションを購入でき、該購入時に、名前、郵便番号、住所、電話番号、メールアドレスの入力が必須の項目となるようにしたものであることをも特徴とするものである。
【0014】
請求項7の非対面型の対話システムにおいて、前記スピーカーが、該スピーカーの利用可能な電子会議システムを用いて前記リスナーと対話できるようにしたものであることをも特徴とするものである。
【発明の効果】
【0015】
以上のように請求項1の非対面型の対話システムは、経験や知識を持つ人から選ばれた登録済みのスピーカーと、該スピーカーに興味を持ったリスナーとが、電子会議システムを使って行う非対面型のセッションを可能とするシステムであって、スピーカーは,セッションの内容や日時、時間、価格を自由に設定することができ、その内容を見たリスナーが前記,セッションを購入することにより、電子会議システムを使った非対面型のセッションの開催が可能となるようにしたものであり、非常に幅広いスピーカーやリスナーが自由に参加することができるシステムである。
【0016】
請求項2の非対面型の対話システムにおいて、前記電子会議システムを使った非対面型のセッションの運営者が、セッション情報を掲載しており、前記セッション情報はスピーカーがセッション情報の掲載を依頼し、リスナーがセッション情報の購入をするものであり、また前記セッション情報はリスナーが対価を支払い、スピーカーが対価の支払いを受けるものである。
したがって、リスナーの対価の支払いやスピーカーの対価の支払いを受ける行為を非常に効率よくやり取りすることができる。
【0017】
請求項3の非対面型の対話システムにおいて、前記電子会議システムを使った非対面型のセッションは、基本的にはスピーカーとリスナーの2者で行うが、スピーカーの求めに応じて電子会議システムを使った非対面型のセッションの運営者が第3者として参加することができる。
したがって、スピーカーとリスナーとの間でトラブルが発生したり、セッションの進行がスムーズにいかなくなった場合等にも運営者が迅速に対応することができる。
【0018】
請求項4の非対面型の対話システムにおいて、前記経験や知識を持つ人から選ばれるスピーカーが、紹介者いわゆるピッカーによる紹介を受けてスピーカーとして登録されるようにしたものである。したがって、自薦や運用者の知り合いのみならず、ピッカーによる紹介を受けて多様な人材からなるスピーカーを獲得することができる。
【0019】
請求項5の非対面型の対話システムにおいて、前記経験や知識を持つスピーカーないしピッカーがスピーカー登録フォームによる申請を運営側で一旦受理し、その後メールによる一次審査を行い、Webあるいは直接での面談で二次審査を行った後、スピーカーがスピーカー登録され、該スピーカーはセッションの内容や日時、時間、価格をセッション登録フォームにより登録することにより、その内容を見たリスナーが前記セッションを購入できるようにしたものである。
したがって、スピーカーの登録を効率よく、またリスナーの、セッションの購入等を非常にわかりやすい形で行うことができる。
【0020】
請求項6の非対面型の対話システムにおいて、前記リスナーが、適宜会員マスタにより登録され、該リスナーは,セッションの内容や日時、時間、価格を、セッション登録内容から見て、前記セッションを購入でき、該購入時に、名前、郵便番号、住所、電話番号、メールアドレスの入力が必須の項目となるようにしたものである。
したがって、適宜会員マスタにより登録されたリスナーが前記、セッションを購入でき、該購入時に、名前、郵便番号、住所、電話番号、メールアドレスの入力が必須の項目となるようにしたため、非常に安全で確実な,セッションの購入が可能となった。
【0021】
請求項7の非対面型の対話システムにおいて、前記スピーカーが、該スピーカーの利用可能な電子会議システムを用いて前記リスナーと対話できるようにしたものである。
本システムにおいては専用の機器は必要なく、現在使用されているZoom,Teams,Meets等の中から、使用ツールはスピーカーが指定する。したがって、スピーカーは,セッションの日時、時間、価格を自由に設定でき、その内容を見たリスナーが購入するだけでセッション開催が可能となるのである。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】本発明の非対面型の対話システムの1実施例を表す図面である
図2】本発明の非対面型の対話システムにおけるスピーカー登録から,セッション購入情報連絡までのフローを表す図面である
図3】本発明の非対面型の対話システムにおけるセッション実施からセッション終了報告までのフローを表す図面である
図4】本発明の非対面型の対話システムにおける注文データエクスポートからスピーカーへの支払いまでのフローを表す図面である
図5】本発明の非対面型の対話システムにおける注文データエクスポートからピッカーへの支払いまでのフローを表す図面である
図6】本発明の非対面型の対話システムにおけるセッションリクエストのフローを表す図面である
【発明を実施するための形態】
【0023】
まず図1は、本発明の非対面型の対話システムが、経験や知識を持つ人から選ばれたスピーカー11と、該スピーカーに興味を持ったリスナー12とが、Zoom,Teams,Meets等の使用ツールから選ばれた電子会議システムを使って行う非対面型のセッション13を可能とするシステムである。
そしてスピーカー11は、セッションの内容や日時、時間、価格を自由に設定することができ、その内容を見たリスナー12が前記、セッションを購入することにより、電子会議システムを使った非対面型のセッション13の開催が可能となるのである。
【0024】
前記電子会議システムを使った非対面型のセッション13の運営者が、セッション情報14を掲載しており、セッション情報14はスピーカー11がセッション情報の掲載を依頼し、リスナー12がセッション情報14の購入をするものであり、また前記セッション情報14はリスナー12が対価を支払い、スピーカー11が対価の支払いを受けるものである。
したがって、リスナー12の対価の支払いやスピーカー11の対価の支払いを受ける行為を非常に効率よくやり取りすることができる。
【0025】
図2は本発明の非対面型の対話システムにおけるスピーカー登録(プロセス1)から、セッション購入情報連絡(プロセス6)までのフローを表す図面である。
なお、図2から図6において、左側からプロセス、リスナー、ピッカー、スピーカー、運営(者)、システム(処理や対応等)が記入されている。
プロセス1においては、あらかじめ用意されたスピーカー登録フォーム(ピッカー用)21により、ピッカー22がスピーカー11を登録する。その際、記入後のスピーカー登録フォーム(ピッカー用)21はピッカー22および運営者23側に情報送信される。なお、前記ピッカー22とはスピーカーに該当しそうな人材をピックアップして紹介する人であり、スピーカー11とは経験や知識を持つ人から選ばれたいわゆる講師である。もちろん、経験や知識を持つ人から選ばれた前記スピーカー11が自己の人脈を生かしてピッカー22となることも可能である。
プロセス2においては、あらかじめ用意されたスピーカー登録フォーム(スピーカー用)21-2により、スピーカー11がスピーカー登録する。その際、記入後のスピーカー登録フォーム(スピーカー用)21-2はスピーカー11および運営者23側に情報送信される。
以上のスピーカーの登録に際しては、運営者側で一次審査および二次審査等のように慎重にスピーカーの適性を審査することが望ましい。
【0026】
次に、プロセス3はセッション登録(実施の1週間前までに連絡)に関するものである。
このセッション登録31はあらかじめ用意されたセッション登録フォーム32により、スピーカー11が、セッションの内容や日時、時間、価格を登録する。
なお、基本的なセッション体系はスピーカー:リスナーは1:1であるが、図1に示すように順次リスナー12をふやすことができるようにすることは望ましいことである。
その際、記入後のセッション登録フォーム32はスピーカー11および運営者23側に情報送信される。
その後、以上の、セッションが相応しくない場合には、スピーカー11に連絡して修正を求める。セッションに問題がない場合には、商品マスター33に入力される。なお、上記セッション情報はメールで送信することができる。
最後に、運営者23側が商品マスター33の表示確認を行い、購入して問題がないかどうかをチェックする。
【0027】
プロセス4はリスナー12の会員登録・更新・削除41に関するものである。
このリスナー12の会員登録41-1、更新41-2、削除41-3はあらかじめ用意された会員マスタ42により、リスナー12が会員登録する。その際、記入後のリスナー12の会員登録41-1、更新41-2、削除41-3はリスナー12および運営者23側に情報送信される。
なお、この会員登録はセッション情報のダウンロードを廃止することにより、リスナーの会員登録を必須でなくすることができる。
すなわち、購入前に利用規約を確認し同意しないと購入できないようしてあるのである。ただ会員登録をしておくと次回購入時に入力する手間を省くことができる。
【0028】
プロセス5はリスナー12による、セッションの購入および支払い51に関するものである。
このリスナー12による購入51-1はあらかじめ用意された注文データ52により、リスナー12が注文する。その際、リスナー12の注文データ52はリスナー12および運営者23側に情報送信される。
ついで、リスナー12による支払い51-2はあらかじめ用意された支払いデータ53により、リスナー12が支払う。その際、リスナー12の支払いデータ53はリスナー12および運営者23側に情報送信される。
プロセス6は運営者23による、セッションの注文61に関するものである。その際、運営者23による、セッションの注文61はスピーカー11側に情報送信される。もちろん、セッションの内容や、セッションの注文にエラーがないかどうかの確認が行われる。
以上の注文61があった後に、リスナー12にセッション情報がメールで送信される。
【0029】
図3は本発明の非対面型の対話システムにおけるセッション実施(プロセス7)からセッション終了報告(プロセス8)までのフローを表す図面である。
プロセス7において、セッションのための接続情報は運営からリスナーにメールにて送られ、かつセッションの詳細情報は(日時、所要時間、スピーカー、セッション内容等)はセッション詳細情報にて確認を行うことができる。
その上で、セッションが実施される。このセッションの実施71はスピーカー11とリスナー12とで自主的に行われるが、いずれかの要請に応じて運営者23が介入することがあり得る。
一般的にはスピーカー11側からリスナー12に対する不満等が生じる可能性が高いと思われる。その際の対応のためにも、利用規約やその他の契約等々の資料を整備しておくことが望ましい。
プロセス8において、セッションの終了72がリスナー12およびスピーカー11の双方から、あらかじめ用意されたセッション終了フォーム73を介して報告される。このセッション終了報告でリスナーが報告したものは、リスナーにメールが送られる。
その際、スピーカーによってセッション実施71に関する違反があった場合は、スピーカー11への支払いは全額返金される。なお、リスナー12によってセッション実施71に関する違反があった場合は、リスナー12の支払いは全額返金されない。
【0030】
図4は本発明の非対面型の対話システムにおけるスピーカーの注文データエクスポート(プロセス9)からスピーカーへの支払い(プロセス12)までのフローを表す図面である。
プロセス9において、運営者23は支払期間を指定81し、CSV形式で保存される。このCSVファイル82は、Excelで開いて編集したり、AccessやOracleなど各種データベースへの取り込みが可能なことはもちろん、プログラムでCSVファイルのデータを加工したりすることができる。
プロセス10において、CSVファイルのデータをAccessに取り込んで集計する。
プロセス11において、スピーカー11は運営者23側から支払内容の連絡83を受ける。
プロセス12において、スピーカー11は運営者23側から支払84を受ける。この支払84は通常、月2回、例えば当月の15日および当月の末日とすることが望ましい。
ちなみに、家庭教師のような頻度の多い場合には週1の支払いとすることが望ましい場合がある。
【0031】
図5は本発明の非対面型の対話システムにおけるピッカーの注文データエクスポート(プロセス13)からピッカー22への支払い(プロセス16)までのフローを表す図面である。
プロセス13において、運営者23はプロセス9と同様に、支払期間を指定91し、CSV形式で保存される。このCSVファイル92は、Excelで開いて編集したり、AccessやOracleなど各種データベースへの取り込みが可能なことはもちろん、プログラムでCSVファイルのデータを加工したりすることができる。
プロセス14において、CSVファイル92のデータをAccessに取り込んで集計する。
プロセス15において、ピッカー22は運営者23側から支払内容の連絡93を受ける。
プロセス16において、ピッカー22は運営者23側から支払94を受ける。この支払94は通常、月末締めの翌月15日払いとすることが望ましい。
【0032】
図6は本発明の非対面型の対話システムにおけるリスナーのセッションリクエストを表す図面である。
プロセス17において、リスナー12によるセッションリクエスト101を可能とすることにより、聞きたい内容や聞きたいスピーカー11が明確になって具体的なプレゼンにつながる可能性が高くなるのである。102はリスナー12が記入するセッションリクエストフォームである。
【産業上の利用可能性】
【0033】
以上のように本発明の非対面型の対話システムは、経験や知識を持つ人から選ばれた登録済みのスピーカーと、該スピーカーに興味を持ったリスナーとが、電子会議システムを使って行う非対面型のセッションを可能とするシステムであって、スピーカーは,セッションの内容や日時、時間、価格を自由に設定することができ、その内容を見たリスナーが前記,セッションを購入することにより、電子会議システムを使った非対面型のセッションの開催が可能となるようにしたものであり、有名人・知名人のみならず、非常に幅広いスピーカーやリスナーが自由に参加することができるシステムである。
【符号の説明】
【0034】
11 スピーカー
12 リスナー
13 非対面型のセッション
14 セッション情報
21 スピーカー登録フォーム(ピッカー用)
22 ピッカー
23 運営者
21-2 スピーカー登録フォーム(スピーカー用)
31 セッション登録
32 セッション登録フォーム
33 商品マスター
41-1 リスナー会員登録
41-2 更新
41-3 削除
42 会員マスタ
51 セッションの購入および支払い
51-1 購入
52 注文データ
51-2 支払い
53 支払いデータ
61 セッションの注文
71 セッションの実施
72 セッションの終了
73 セッション終了フォーム
81 支払期間の指定
82 CSVファイル
83 支払内容の連絡
84 支払
91 支払期間の指定
92 CSVファイル
93 支払内容の連絡
94 支払
101 セッションリクエスト
102 セッションリクエストフォーム

図1
図2
図3
図4
図5
図6