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特開2022-170621空気注入および生物刺激により土壌中の臭気物質を除去するためのグリーン除去装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022170621
(43)【公開日】2022-11-10
(54)【発明の名称】空気注入および生物刺激により土壌中の臭気物質を除去するためのグリーン除去装置
(51)【国際特許分類】
   B09C 1/10 20060101AFI20221102BHJP
   G21F 9/28 20060101ALI20221102BHJP
【FI】
B09C1/10
G21F9/28 Z ZAB
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021078967
(22)【出願日】2021-05-07
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-02-14
(31)【優先権主張番号】202110469428.0
(32)【優先日】2021-04-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】521088468
【氏名又は名称】生態環境部南京環境科学研究所
(74)【代理人】
【識別番号】100088063
【弁理士】
【氏名又は名称】坪内 康治
(72)【発明者】
【氏名】倪▲に▼
(72)【発明者】
【氏名】王娜
(72)【発明者】
【氏名】郭欣妍
(72)【発明者】
【氏名】施瑪麗
(72)【発明者】
【氏名】張暁輝
(72)【発明者】
【氏名】苑文凱
【テーマコード(参考)】
4D004
【Fターム(参考)】
4D004AA41
4D004CA12
4D004CA18
4D004CA34
4D004CC01
4D004CC12
(57)【要約】      (修正有)
【課題】多数の連続臭気土壌処理操作を満たす、臭気物質除去用のグリーン除去装置を提供する。
【解決手段】パイプで順次接続された空気圧縮機1、第1のCO除去コンポーネント2、プレキシガラス土壌カラム3、活性化炭素管コンポーネント4、第2のCO除去コンポーネント5および空気ポンプ6を含み、空気圧縮機と第1のCO除去コンポーネントの間、第2のCO除去コンポーネントと空気ポンプの間にそれぞれガス流量計を設ける。
【効果】生物刺激グリーン除去装置および分解菌処理を利用して臭気土壌に対して土壌臭気除去処理を行うことにより、高い除去効率だけでなく、環境に優しく安全性が高い。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
それぞれCO除去バレル(21)、複数組のCO除去ボトル(22)および空気ポ
ンプ制御コンポーネント(23)を含む、NaOH溶液が充填され注入空気を濾過するた
めの第1のCO除去コンポーネント(2)および第2のCO除去コンポーネント(5
)と、
前記CO除去バレル(21)の外側面の上下両端にそれぞれ1つの空気案内リング
(24)が設けられ、前記CO除去ボトル(22)が周方向に等間隔でCO除去バレ
ル(21)内に設けられ、CO除去ボトル(22)の側面における2つの空気案内リン
グ(24)に対応する位置にそれぞれ1つの第2の円形溝(221)が設けられ、CO
除去バレル(21)の内壁における各CO除去ボトル(22)の第2の円形溝(221
)に対応する位置に係合をトリガーするための空気進出伝達部材(25)が回転可能に設
けられ、CO除去バレル(21)の内壁に、空気進出伝達部材(25)とCO除去ボ
トル(22)の係合連通をトリガーするための伝達コンポーネント(26)がさらに埋め
込まれ、
前記空気ポンプ制御コンポーネント(23)がCO除去バレル(21)内の中央に
設けられ、空気ポンプ制御コンポーネント(23)は、中央空気カラム(231)および
CO除去バレル(21)の外側底面に設けられた空気プレート(232)を含み、前記
中央空気カラム(231)の上端に空気ポンプが接続され、その下端がCO除去バレル
(21)の底面を貫通して空気プレート(232)と連通し、前記空気プレート(232
)上の各CO除去ボトル(22)に対応する位置にそれぞれCO除去バレル(21)
の底面を貫通してCO除去ボトル(22)の上下移動を制御するための伸縮空気バッグ
(233)が設けられ、前記CO除去バレル(21)の上側頂面にカバープレート(2
7)がさらに設けられ、前記カバープレート(27)上の各CO除去ボトル(22)に
対応する位置に、それが通過するためのバレル交換穴(271)が設けられ、かつカバー
プレート(27)の中央に、それぞれ各伸縮空気バッグ(233)の伸縮を制御するため
の操作ボタン(272)が設けられ、
分解菌を使用して土壌を処理するプレキシガラス土壌カラム(3)と、
前記プレキシガラス土壌カラム(3)の上端に、活性化炭素管コンポーネント(4)
に接続された空気出口(31)が設けられ、その下端に第1のCO除去コンポーネント
(2)に接続された空気入口(32)が設けられ、
有機汚染物を吸着するための活性化炭素管コンポーネント(4)と、
前記活性化炭素管コンポーネント(4)は、炭素管バレル(41)、活性炭スペーサ
ー内筒(42)および炭素管バレル(41)上下両端に設けられた2組の空気案内プレー
ト(45)を含み、前記活性炭スペーサー内筒(42)が回転可能に炭素管バレル(41
)に接続されて2組の空気案内プレート(42)の内側に回転可能に接続され、活性炭ス
ペーサー内筒(42)は、回転カラム(421)、環状筒体(422)、および周方向に
等角度で環状筒体(422)の内部を仕切る複数組の仕切り板(423)を含み、前記回
転カラム(421)が環状筒体(422)の内輪面に固定的に接続され、回転カラム(4
21)の上端が上端の空気案内プレート(42)を貫通して回転可能に封止して接続され
、前記環状筒体(422)の下側底面にバックネット(424)が設けられ、炭素管バレ
ル(41)の上側頂面に、プレキシガラス土壌カラム(3)に接続された空気分配管(4
3)が設けられ、炭素管バレル(41)の下端側面に第2のCO除去コンポーネント(
5)に接続された空気排出管(44)が設けられ、
および生物刺激グリーン除去装置の前端と後端に設けられた空気圧縮機(1)と、空気
ポンプ(6)と、を含み、
前記空気圧縮機(1)、第1のCO除去コンポーネント(2)、プレキシガラス土
壌カラム(3)、活性化炭素管コンポーネント(4)、第2のCO除去コンポーネント
(5)および空気ポンプ(6)がパイプで順次接続され、空気圧縮機(1)と第1のCO
除去コンポーネント(2)の間、第2のCO除去コンポーネント(5)と空気ポンプ
(6)の間にそれぞれガス流量を観察するためのガス流量計(7)が設けられ、前記ガス
流量計(7)と空気圧縮機(1)の間に、ガス流量を制御するためのニードルバルブ(9
)がさらに設けられる、
ことを特徴とする空気注入および生物刺激により土壌中の臭気物質を除去するためのグ
リーン除去装置。
【請求項2】
前記第1のCO除去コンポーネント(2)、プレキシガラス土壌カラム(3)、活性化
炭素管コンポーネント(4)および第2のCO除去コンポーネント(5)の外部に保護
シェル(8)が設けられ、前記保護シェル(8)のプレキシガラス土壌カラム(9)に対
応する側に、開閉可能な観察室ドア(81)が設けられ、保護シェル(8)の上側頂面に
上下に摺動して開くリロードカバー(82)が設けられる、ことを特徴とする請求項1に
記載の装置。
【請求項3】
前記プレキシガラス土壌カラム(3)の側壁に等間隔で土壌処理状況を検査・観察するた
めの6つのサンプリングポイント(33)が設けられ、プレキシガラス土壌カラム(3)
の頂面および側壁に、栄養液を注入するための複数の液注入穴(34)がさらに設けられ
、各前記サンプリングポイント(33)および液注入穴(34)はそれぞれシリコンパッ
ドで封止され、最下端のサンプリングポイント(33)の下方にふるいトレイおよびナイ
ロンメッシュがさらに設けられる、ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記空気進出伝達部材(25)の断面がS字形であり、その両端にそれぞれ係合されたジ
ャッキパイプ(251)が設けられ、空気進出伝達部材(25)のCO除去ボトル(2
2)と係合された側の厚さは、CO除去バレル(21)の空気進出伝達部材(25)を
収容する第1の円形溝(28)の2倍であり、
前記伝達コンポーネント(26)は、ラック押し板(261)および2組の伝達ギア(2
62)を含み、前記伝達ギア(262)が空気進出伝達部材(25)の内側回転ロッド(
252)に嵌設され、ラック押し板(261)のラック(263)が押し板(264)と
伸縮可能な第1のばね(265)を介してドッキングされ、CO除去バレル(21)の
内壁における押し板(264)に上下に摺動可能な案内溝(29)が設けられ、押し板(
264)の下側の底面に等間隔で複数組の第2のばね(266)がCO除去バレル(2
1)の底面に接続され、押し板(264)の上表面に第3のばね(267)が設けられ、
CO除去ボトル(22)の底面との接触を緩和するために使用され、
前記CO除去バレル(21)の内壁における伝達ギア(262)、ラック押し板(26
1)に対応する位置に、伝達ギア(262)が回転する円形状の空間およびラック押し板
(261)とラック(263)が上下に摺動するための棒状の空間が形成され、前記第1
の円形溝(28)に、空気進出伝達部材(25)と配合接続されるための第1の係合ホル
ダ(281)が水平に設けられ、CO除去バレル(21)の内壁における第1の係合ホ
ルダ(281)に対応する位置に空気案内溝(282)が垂直に設けられて上下2組の第
1の係合ホルダ(281)と連通し、CO除去バレル(21)の外側面における2組の
空気案内リング(24)に対応する位置に貫通穴(283)が開設されて対応する空気案
内溝(282)と連通する、ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記空気ポンプ制御コンポーネント(23)の中央空気カラムに、各CO除去ボトル(
22)を案内して安定させるための固定ブロック(234)が嵌設され、前記CO除去
ボトル(22)の第2の円形溝(221)に、空気進出伝達部材(25)と配合接続され
る第2の係合ホルダ(222)が水平に設けられ、2つの第2の円形溝(221)におけ
るCO除去ボトル(22)上に、空気進出伝達部材(25)が通過するためのシュート
(223)が垂直に設けられ、下端に位置する第2の円形溝(221)のCO除去ボト
ル(22)内に、U字形の空気案内パイプ(224)が連通して設けられ、空気をCO
除去ボトル(22)内の底部に通すために使用される、ことを特徴とする請求項4に記載
の装置。
【請求項6】
前記CO除去ボトル(22)の上側の頂面に持ち上げるためのハンドル(225)およ
び使用されているかどうかを示す状態インジケータ(226)が設けられ、前記状態イン
ジケータ(226)が伸縮空気バッグ(233)の内に設けられた空気バルブおよびコン
トローラーに接続され、グリーンランプが該CO除去ボトル(22)が使用されていな
いことを示し、レッドランプは該CO除去ボトル(22)が使用されて交換する必要が
あることを示し、前記活性化炭素管コンポーネント(4)の上端の空気案内プレート(4
2)の空気分配管(43)に対称する側に交換口(46)が設けられ、交換口(46)お
よび下端の空気案内プレート(42)に対応する位置にある炭素管バレル(41)の外側
面に、使用後の活性炭を排出するための排出口(47)が設けられる、ことを特徴とする
請求項1に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、臭気土壌を処理する技術の分野に関し、具体的には空気注入および生物刺激に
より土壌中の臭気物質を除去するためのグリーン除去装置に関する。
【背景技術】
【0002】
農薬産業現場で発生する臭気物質による土壌汚染の問題に対応し、土壌汚染は深刻な環境
汚染を引き起こし、周囲住民の生活環境を悪化させるだけでなく、不快な臭いや周囲住民
の健康に影響を及ぼし、周囲の生態環境の質を大幅に軽減する。
【0003】
土壌修復産業には、100種類以上の土壌修復技術があり、一般的に使用されている技術
も10種類以上あり、物理的、化学的、生物学的方法の3つの方法に大別でき、具体的に
、物理的、化学的、生物学的方法を使用して土壌中の汚染物質を移転、吸収、分解、変換
して濃度を許容レベルに下げるか、有毒で有害な汚染物質を無害な物質に変換し、基本的
に、汚染土壌修復の技術原則には次のものが含まれ:(1)土壌中の汚染物質の形態また
は土壌との組み合わせを変更して、環境中の汚染物質の移動性と生物学的利用能を低下さ
せる、(2)土壌中の有害物質の濃度を低下させる。
【0004】
臭気土壌のグリーンで安全な処理を考慮すると、生物学的方法を採用することがより適切
であるが、先行技術は、多数の連続臭気土壌の生物学的処理を満たすために微生物に対し
て臭気土壌を処理することができる装置をまだ開示していなく、上記の問題を解決するた
めに、多数の連続臭気土壌処理操作を満たす臭気物質除去用のグリーン除去装置が必要と
される。
【発明の概要】
【0005】
上記の技術的問題を解決するために、本発明は、空気注入および生物刺激により土壌中の
臭気物質を除去するためのグリーン除去装置を提供する。
【0006】
本発明の技術的解決策として、空気注入および生物刺激により土壌中の臭気物質を除去す
るためのグリーン除去装置は、
それぞれCO除去バレル、複数組のCO除去ボトルおよび空気ポンプ制御コンポーネ
ントを含む、NaOH溶液が充填され注入空気を濾過するための第1のCO除去コンポ
ーネントおよび第2のCO除去コンポーネントと、
前記CO除去バレルの外側面の上下両端にそれぞれ1つの空気案内リングが設けられ、
前記CO除去ボトルが周方向に等間隔でCO除去バレル内に設けられ、CO除去ボ
トルの側面における2つの空気案内リングに対応する位置にそれぞれ1つの第2の円形溝
が設けられ、CO除去バレルの内壁における各CO除去ボトルの第2の円形溝に対応
する位置に係合をトリガーするための空気進出伝達部材が回転可能に設けられ、CO
去バレルの内壁に、空気進出伝達部材とCO除去ボトルの係合連通をトリガーするため
の伝達コンポーネントがさらに埋め込まれ、
前記空気ポンプ制御コンポーネントがCO除去バレル内の中央に設けられ、空気ポンプ
制御コンポーネントは、中央空気カラムおよびCO除去バレルの外側底面に設けられた
空気プレートを含み、前記中央空気カラムの上端に空気ポンプが接続され、その下端がC
除去バレルの底面を貫通して空気プレートと連通し、前記空気プレート上の各CO
除去ボトルに対応する位置にそれぞれCO除去バレルの底面を貫通してCO除去ボト
ルの上下移動を制御するための伸縮空気バッグが設けられ、前記CO除去バレルの上側
頂面にカバープレートがさらに設けられ、前記カバープレート上の各CO除去ボトルに
対応する位置に、それが通過するためのバレル交換穴が設けられ、かつカバープレートの
中央に、それぞれ各伸縮空気バッグの伸縮を制御するための操作ボタンが設けられ、
分解菌を使用して土壌を処理するプレキシガラス土壌カラムと、前記プレキシガラス土壌
カラムの上端に、活性化炭素管コンポーネントに接続された空気出口が設けられ、その下
端に第1のCO除去コンポーネントに接続された空気入口が設けられ、
有機汚染物を吸着するための活性化炭素管コンポーネントと、前記活性化炭素管コンポー
ネントは、炭素管バレル、活性炭スペーサー内筒および炭素管バレル上下両端に設けられ
た2組の空気案内プレートを含み、前記活性炭スペーサー内筒が回転可能に炭素管バレル
に接続されて2組の空気案内プレートの内側に回転可能に接続され、活性炭スペーサー内
筒は、回転カラム、環状筒体、および周方向に等角度で環状筒体の内部を仕切る複数組の
仕切り板を含み、前記回転カラムが環状筒体の内輪面に固定的に接続され、回転カラムの
上端が上端の空気案内プレートを貫通して回転可能に封止して接続され、前記環状筒体の
下側底面にバックネットが設けられ、炭素管バレルの上側頂面に、プレキシガラス土壌カ
ラムに接続された空気分配管が設けられ、炭素管バレルの下端側面に第2のCO除去コ
ンポーネントに接続された空気排出管が設けられ、
および生物刺激グリーン除去装置の前端と後端に設けられた空気圧縮機と、空気ポンプと
を含み、前記空気圧縮機、第1のCO除去コンポーネント、プレキシガラス土壌カラム
、活性化炭素管コンポーネント、第2のCO除去コンポーネントおよび空気ポンプがパ
イプで順次接続され、空気圧縮機と第1のCO除去コンポーネントの間、第2のCO
除去コンポーネントと空気ポンプの間にそれぞれガス流量を観察するためのガス流量計が
設けられ、前記ガス流量計と空気圧縮機の間に、ガス流量を制御するためのニードルバル
ブがさらに設けられる。
【0007】
さらに、前記第1のCO除去コンポーネント、プレキシガラス土壌カラム、活性化炭素
管コンポーネントおよび第2のCO除去コンポーネントの外部に保護シェルが設けられ
、前記保護シェルのプレキシガラス土壌カラムに対応する側に、開閉可能な観察室ドアが
設けられ、保護シェルの上側頂面に上下に摺動して開くリロードカバーが設けられる。保
護シェルの設置により各機器群の安全保護性を高めるとともに、装置の移動などが容易に
なるため、土壌中の臭気物質除去処理を最適化することができる。
【0008】
さらに、前記プレキシガラス土壌カラムの側壁に等間隔で土壌処理状況を検査・観察する
ための6つのサンプリングポイントが設けられ、プレキシガラス土壌カラムの頂面および
側壁に、栄養液を注入するための複数の液注入穴がさらに設けられ、各前記サンプリング
ポイントおよび液注入穴はそれぞれシリコンパッドで封止され、最下端のサンプリングポ
イントの下方にふるいトレイおよびナイロンメッシュがさらに設けられる。プレキシガラ
ス土壌カラムに対して異なる高さのサンプリングポイントを設けることで、通気前に異な
る深さの土壌サンプルの初期平衡濃度、土壌pH、土壌水分含有量、炭素-窒素-リンの
含有量および微生物分解菌の活性、群集組成などを、臭気物質汚染土壌を生物的通気して
分解する初期値として測定するとともに、土壌中の残留臭気物質の含有量変化、土壌pH
値、土壌水分含有量などの物理的化学的性質、炭素-窒素-リン含有量および微生物分解
菌の活性、群集組成を定期的に測定することができるため、プレキシガラス土壌カラム内
の土壌の処理状況をより正確に了解することができる。
【0009】
さらに、前記空気進出伝達部材の断面がS字形であり、その両端にそれぞれ係合されたジ
ャッキパイプが設けられ、空気進出伝達部材のCO除去ボトルと係合された側の厚さは
、CO除去バレルの空気進出伝達部材を収容する第1の円形溝の2倍であり、
前記伝達コンポーネントは、ラック押し板および2組の伝達ギアを含み、前記伝達ギアが
空気進出伝達部材の内側回転ロッドに嵌設され、ラック押し板のラックが押し板と伸縮可
能な第1のばねを介してドッキングされ、CO除去バレルの内壁における押し板に上下
に摺動可能な案内溝が設けられ、押し板の下側の底面に等間隔で複数組の第2のばねがC
除去バレルの底面に接続され、押し板の上表面に第3のばねが設けられ、CO除去
ボトルの底面との接触を緩和するために使用され、
前記CO除去バレルの内壁における伝達ギア、ラック押し板に対応する位置に、伝達ギ
アが回転する円形状の空間およびラック押し板とラックが上下に摺動するための棒状の空
間が形成され、前記第1の円形溝に、空気進出伝達部材と配合接続されるための第1の係
合ホルダが水平に設けられ、CO除去バレルの内壁における第1の係合ホルダに対応す
る位置に空気案内溝が垂直に設けられて上下2組の第1の係合ホルダと連通し、CO
去バレルの外側面における2組の空気案内リングに対応する位置に貫通穴が開設されて対
応する空気案内溝と連通する。
【0010】
上記の空気進出伝達部材および伝達コンポーネントの構造設計により、NaOH溶液が充
填されているCO除去ボトルの迅速なドッキング問題を効果的に解決し、液漏れなどの
問題を回避し、上記伝達コンポーネントにより反応処理に影響を与えずにCO除去ボト
ルを交換して、生物刺激グリーン除去装置の継続的動作を確保し、空気輸送の中断により
プレキシガラス土壌カラム中の微生物分解菌の活性などに影響を与えて土壌処理の効果お
よび効率に悪影響を与えることを回避することができる。
【0011】
またさらに、前記空気ポンプ制御コンポーネントの中央空気カラムに、各CO除去ボト
ルを案内して安定させるための固定ブロックが嵌設され、前記CO除去ボトルの第2の
円形溝に、空気進出伝達部材と配合接続される第2の係合ホルダが水平に設けられ、2つ
の第2の円形溝におけるCO除去ボトル上に、空気進出伝達部材が通過するためのシュ
ートが垂直に設けられ、下端に位置する第2の円形溝のCO除去ボトル内に、U字形の
空気案内パイプが連通して設けられ、空気をCO除去ボトル内の底部に通すために使用
される。上記の設置により、CO除去ボトルの挿通効率を効果的に高めるとともに、伝
達コンポーネントおよび空気進出伝達部材との配合ドッキングを確保し、CO除去ボト
ル内の構造を設計して、ドッキングされていない場合下方の第2の円形溝から液漏れが発
生する状況を回避し、ガスのストロークパスを延長させてCO除去ボトルによる空気中
のCOに対する処理吸収効果を高める。
【0012】
さらに、前記CO除去ボトルの上側の頂面に持ち上げるためのハンドルおよび使用され
ているかどうかを示す状態インジケータが設けられ、前記状態インジケータと伸縮空気バ
ッグに内蔵された空気バルブがコントローラーに接続され、グリーンランプが該CO
去ボトルが使用されていないことを示し、レッドランプは該CO除去ボトルが使用され
て交換する必要があることを示し、前記活性化炭素管コンポーネントの上端の空気案内プ
レートの空気分配管に対称する側に交換口が設けられ、交換口および下端の空気案内プレ
ートに対応する位置にある炭素管バレルの外側面に、使用後の活性炭を排出するための排
出口が設けられる。上記のCO除去ボトルの追加設置により、操作者が交換された後の
CO除去ボトルをより便利な交換操作を実行でき、上記の活性化炭素管コンポーネント
の追加設置により、操作者が使用された後の活性炭を迅速に交換でき、上記の追加設置に
より操作者の使用感をさらに最適化する。
【発明の効果】
【0013】
本発明の有益な効果は以下の通りである。
(1)本発明は、臭気土壌の臭気処理に対して、生物刺激グリーン除去装置を提供し、一
連の装置コンポーネントを使用して分解菌処理により臭気土壌を土壌臭気除去処理し、除
去効率が高いだけでなく環境に優しく安全性も高い。
(2)本発明により提供される生物刺激グリーン除去装置は、CO除去コンポーネント
および活性化炭素管コンポーネントを設計して、反応処理に影響を与えずに消耗部品を簡
単に交換できるため、生物刺激グリーン除去装置の継続的動作を確保し、空気輸送の中断
によりプレキシガラス土壌カラム中の微生物分解菌の活性などに影響を与えて土壌処理の
効果および効率に悪影響を与えることを回避することができる。
(3)本発明により提供される生物刺激グリーン除去装置は、CO除去コンポーネント
および活性化炭素管コンポーネントを設計し、CO除去コンポーネントおよび活性化炭
素管コンポーネントの消耗部品を簡単に交換でき、つまり、CO除去ボトルおよび活性
炭により、操作者の臭気土壌処理の操作感を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の生物刺激グリーン除去装置の全体構造の概略図である。
図2】本発明の保護シェル付きの生物刺激グリーン除去装置の構造概略図である。
図3】本発明の保護シェル付きの生物刺激グリーン除去装置の構造分解図である。
図4】本発明の保護シェル付きの生物刺激グリーン除去装置の一部断面図である。
図5】本発明のCO除去コンポーネントの構造概略図である。
図6】本発明のCO除去コンポーネントの一部断面概略図である。
図7】本発明のCO除去バレルの内部構造の概略図である。
図8】本発明のCO除去ボトルの構造概略図である。
図9】本発明のCO除去ボトルの内部構造の概略図である。
図10】本発明の空気ポンプ制御コンポーネントの構造概略図である。
図11】本発明の空気進出伝達部材の内部から見る概略図である。
図12】本発明の空気進出伝達部材の外部から見る概略図である。
図13】本発明の伝達コンポーネントの構造概略図である。
図14】本発明の伝達コンポーネントのラック押し板の構造概略図である。
図15】本発明のプレキシガラス土壌カラムの構造概略図である。
図16】本発明の活性化炭素管コンポーネントの構造概略図である。
図17】本発明の活性化炭素管コンポーネントの一部断面概略図である。
図18】本発明の炭素管バレルの内部構造の概略図である。
図19】本発明の活性炭スペーサーの内筒の構造概略図である。
【0015】
[符号の説明]
1 空気圧縮機
2 第1のCO除去コンポーネント
21 CO除去バレル
22 CO除去ボトル
221 第2の円形溝
222 第2の係合ホルダ
223 シュート
224 U字形の空気案内パイプ
225 ハンドル
226 状態インジケータ
23 空気ポンプ制御コンポーネント
231 中央空気カラム
232 空気プレート
233 伸縮空気バッグ
234 固定ブロック
24 空気案内リング
25 空気進出伝達部材
251 ジャッキパイプ
252 回転ロッド
26 伝達コンポーネント
261 ラック押し板
262 伝達ギア
263 ラック
264 押し板
265 第1のばね
266 第2のばね
267 第3のばね
27 カバープレート
271 バレル交換穴
272 操作ボタン
28 第1の円形溝
281 第1の係合ホルダ
282 空気案内溝
283 貫通穴
29 案内溝
3 プレキシガラス土壌カラム
31 空気出口
32 空気入口
33 サンプリングポイント
34 液注入穴
4 活性化炭素管コンポーネント
41 炭素管バレル
42 活性炭スペーサー内筒
421 回転カラム
422 環状筒体
423 仕切り板
424 バックネット
43 空気分配管
44 空気排出管
45 空気案内プレート
46 交換口
47 排出口
5 第2のCO除去コンポーネント
6 空気ポンプ
7 ガス流量計
8 保護シェル
81 観察室ドア
82 リロードカバー
9 ニードルバルブ
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1~4に示すように、空気注入および生物刺激により土壌中の臭気物質を除去するため
のグリーン除去装置は、生物刺激グリーン除去装置の前端および後端に設けられた空気圧
縮機1、空気ポンプ6を含み、空気圧縮機1、第1のCO除去コンポーネント2、プレ
キシガラス土壌カラム3、活性化炭素管コンポーネント4、第2のCO除去コンポーネ
ント5、および空気ポンプ6がパイプで順次接続され、空気圧縮機1と第1のCO除去
コンポーネント2の間、第2のCO除去コンポーネント5と空気ポンプ6の間にそれぞ
れガス流量を観察するためのガス流量計7が設けられ、ガス流量計7と空気圧縮機1の間
にガス流量を制御するためのニードルバルブ9がさらに設けられ、第1のCO除去コン
ポーネント2、プレキシガラス土壌カラム3、活性化炭素管コンポーネント4、および第
2のCO除去コンポーネント5の外部に保護シェル8が設けられ、保護シェル8のプレ
キシガラス土壌カラム9に対応する側に、開閉可能な観察室ドア81が開設され、保護シ
ェル8の上側の頂面に上下に摺動して開くリロードカバー82が設けられる。保護シェル
8の設置により、各機器群の安全保護性を高めるとともに、装置の移動などが容易になる
ため、土壌中の臭気物質除去処理を最適化することができる。
【0017】
1第1のCO除去コンポーネント2および第2のCO除去コンポーネント5
図5に示すように、NaOH溶液が充填され注入空気を濾過するための第1のCO除去
コンポーネント2および第2のCO除去コンポーネント5は、それぞれCO除去バレ
ル21、4組CO除去ボトル22および空気ポンプ制御コンポーネント23を含み、
図5、6、7に示すように、CO除去バレル21の外側面の上下両端にそれぞれ1つの
空気案内リング24が設けられ、CO除去ボトル22が周方向に等間隔でCO除去バ
レル21内に設けられ、CO除去ボトル22側面の2つの空気案内リング24に対応す
る位置にそれぞれ1つの第2の円形溝221が設けられ、CO除去バレル21の内壁に
おける各CO除去ボトル22の第2の円形溝221に対応する位置に、係合をトリガー
するための空気進出伝達部材25が回転可能に設けられ、CO除去バレル21の内壁に
トリガー空気進出伝達部材25とCO除去ボトル22と係合連通される伝達コンポーネ
ント26がさらに埋め込まれ、CO除去ボトル22の上側の頂面に持ち上げるためのハ
ンドル225および使用されているかどうかを示す状態インジケータ226が設けられ、
状態インジケータ226が伸縮空気バッグ233の内に設けられた空気バルブおよびコン
トローラーに接続され、コントローラーは市販のプログラブルMCUであり、コントロー
ラーが市販のリレーを介して各市販の空気バルブに接続され、コントローラーは操作ボタ
ン272にも接続されて対応の空気バルブを制御し、グリーンランプは該CO除去ボト
ル22が使用されていないことを示し、レッドランプは該CO除去ボトル22が使用さ
れて交換する必要があることを示し、上記CO除去ボトル22の追加設置により、操作
者が交換後のCO除去ボトル22をより便利な交換操作を実行でき、上記の追加設置に
より操作者の使用感をさらに最適化する。
【0018】
図11、12に示すように、空気進出伝達部材25の断面がS字形であり、その両端にそ
れぞれ係合されたジャッキパイプ251が設けられ、空気進出伝達部材25のCO除去
ボトル22と係合された側の厚さは、CO除去バレル21の空気進出伝達部材25を収
容する第1の円形溝28の2倍であり、図13、14に示すように、伝達コンポーネント
26は、ラック押し板261および2組の伝達ギア262を含み、伝達ギア262が空気
進出伝達部材25の内側回転ロッド252に嵌設され、ラック押し板261のラック26
3が押し板264と伸縮可能な第1のばね265を介してドッキングされ、具体的には、
図14では伸展状態下の第1のばね265が図示され、それが通常ラック263の底端穴
に圧縮され、CO除去バレル21の内壁における押し板264に上下に摺動可能な案内
溝29が設けられ、押し板264の下側の底面に等間隔で複数組の第2のばね266がC
除去バレル21の底面に接続され、押し板264の上表面に第3のばね267が設け
られ、CO除去ボトル22の底面との接触を緩和するために使用され、CO除去バレ
ル21の内壁における伝達ギア262、ラック押し板261に対応する位置に、伝達ギア
262が回転する円形状の空間およびラック押し板261とラック263が上下に摺動す
るための棒状の空間が形成され、第1の円形溝28に、空気進出伝達部材25と配合接続
されるための第1の係合ホルダ281が水平に設けられ、CO除去バレル21の内壁に
おける第1の係合ホルダ281に対応する位置に空気案内溝282が垂直に設けられて上
下2組の第1の係合ホルダ281と連通し、CO除去バレル21の外側面における2組
の空気案内リング24に対応する位置に貫通穴283が開設されて対応する空気案内溝2
82と連通する。
【0019】
図7、10に示すように、空気ポンプ制御コンポーネント23はCO除去バレル21の
中央に設けられ、空気ポンプ制御コンポーネント23は中央空気カラム231およびCO
除去バレル21の外側の底面に設けられた空気プレート232を含み、中央空気カラム
231の上端に空気ポンプが接続され、空気ポンプは市販の空気ポンプであるかまたは本
装置の設置および実装の要件を満たすように市販の空気ポンプの外形を調整したものであ
り、その下端がCO除去バレル21の底面を貫通して空気プレート232と連通し、空
気プレート232における各CO除去ボトル22に対応する位置にCO除去バレル2
1の底面を貫通してCO除去ボトル22の上下移動を制御するための伸縮空気バッグ2
33がそれぞれ設けられ、CO除去バレル21の上側の頂面にカバープレート27がさ
らに設けられ、カバープレート27における各CO除去ボトル22に対応する位置にそ
れが通過するためのバレル交換穴271が設けられ、カバープレート27の中央に各伸縮
空気バッグ233の伸縮をそれぞれ制御するための操作ボタン272が設けられ、空気ポ
ンプ制御コンポーネント23の中央空気カラムに、各CO除去ボトル22を案内して安
定させるための固定ブロック234が嵌設され、CO除去ボトル22の第2の円形溝2
21に、空気進出伝達部材25と配合接続される第2の係合ホルダ222が水平に設けら
れ、2つの第2の円形溝221におけるCO除去ボトル22上に、空気進出伝達部材2
5が通過するためのシュート223が垂直に設けられ、下端に位置する第2の円形溝22
1のCO除去ボトル22内に、U字形の空気案内パイプ224が連通して設けられ、空
気をCO除去ボトル22内の底部に通すために使用される。上記の設置によりCO
去ボトル22の挿通効率を効果的に高めるとともに、伝達コンポーネント26および空気
進出伝達部材25との配合ドッキングを確保し、CO除去ボトル22内の構造を設計し
て、ドッキングされていない場合下方の第2の円形溝221から液漏れが発生する状況を
回避し、ガスストロークパスを延長させてCO除去ボトル22による空気中COの処
理吸収の効果を高める。
【0020】
上記の空気進出伝達部材25および伝達コンポーネント26の構造の設計により、NaO
H溶液が充填されているCO除去ボトル22の迅速なドッキング問題を効果的に解決し
、液漏れなどの問題を回避し、上記伝達コンポーネント26により反応処理に影響を与え
ずにCO除去ボトル22を交換して、生物刺激グリーン除去装置の継続的動作を確保し
、空気輸送の中断によりプレキシガラス土壌カラム3中の微生物分解菌の活性などに影響
を与えて土壌処理の効果および効率に悪影響を与えることを回避することができる。
【0021】
2プレキシガラス土壌カラム3
図15に示すように、分解菌により土壌を処理するプレキシガラス土壌カラム3を含み、
プレキシガラス土壌カラム3の上端に、活性化炭素管コンポーネント4が接続される空気
出口31が設けられ、その下端に第1のCO除去コンポーネント2が接続される空気入
口32が設けられ、プレキシガラス土壌カラム3の側壁に等間隔に土壌処理状況を検査・
観察するための6つのサンプリングポイント33が設けられ、プレキシガラス土壌カラム
3の頂面に栄養液を注入するための液注入穴34が設けられ、側壁に等間隔で栄養液を注
入するための6つの液注入穴34が設けられ、各サンプリングポイント33および液注入
穴34はそれぞれシリコンパッドで封止され、最下端のサンプリングポイント33の下方
にふるいトレイおよびナイロンメッシュがさらに設けられる。プレキシガラス土壌カラム
3に対して異なる高さのサンプリングポイント33を設けることで、通気前に異なる深さ
の土壌サンプルの初期平衡濃度、土壌pH、土壌水分含有量、炭素-窒素-リンの含有量
および微生物分解菌の活性、群集組成などを、臭気物質汚染土壌を生物的通気して分解す
る初期値として測定するとともに、土壌中の残留臭気物質の含有量変化、土壌pH値、土
壌水分含有量などの物理的化学的性質、炭素-窒素-リン含有量および微生物分解菌の活
性、群集組成を定期的に測定することができるため、プレキシガラス土壌カラム3内の土
壌の処理状況をより正確に了解することができる。
【0022】
3活性化炭素管コンポーネント4
図16~19に示すように、有機汚染物を吸着するための活性化炭素管コンポーネント4
を含み、活性化炭素管コンポーネント4は炭素管バレル41、活性炭スペーサー内筒42
および炭素管バレル41の上下に設けられた2組の空気案内プレート45を含み、活性炭
スペーサー内筒42が炭素管バレル41に回転可能に接続され2組の空気案内プレート4
2の内側に回転可能に接続され、活性炭スペーサー内筒42は回転カラム421、環状筒
体422、および周方向で等角度で環状筒体422の内部を仕切る複数組の仕切り板42
3を含み、回転カラム421が環状筒体422の内輪面に固定接続され、回転カラム42
1の上端が上端の空気案内プレート42を貫通して回転可能に封止して接続され、環状筒
体422の下側の底面にバックネット424が設けられ、炭素管バレル41の上側の頂面
にプレキシガラス土壌カラム3に接続された空気分配管43が設けられ、炭素管バレル4
1の下端の側面に第2のCO除去コンポーネント5に接続された空気排出管44が設け
られ、活性化炭素管コンポーネント4の上端空気案内プレート42の空気分配管43に対
称する側に交換口46が設けられ、交換口46および下端空気案内プレート42に対応す
る位置にある炭素管バレル41の外側面に使用後の活性炭を排出するための排出口47が
設けられる。上記活性化炭素管コンポーネント4の追加設置により、操作者が使用後の活
性炭を迅速に交換するのに便利であり、上記の追加設置により操作者の使用感をさらに最
適化する。
【0023】
上記生物刺激グリーン除去装置の動作原理および動作方法は以下の通りである。
第1のCO除去コンポーネント2および第2のCO除去コンポーネント5のCO
去ボトル22に、上端第2の円形溝221の第2の係合ホルダ222を超えないように2
mol/LのNaOH溶液を充填し、活性化炭素管コンポーネント4の活性炭スペーサー
内筒42の各層に1mmの粒子径を有する市販の活性炭粒子が充填され、生物刺激グリー
ン除去装置の準備動作を完了して、CO除去ボトル22を迅速に交換できるように標準
消耗部品にする。
ステップ1:空気圧縮機1とガス流量計7間のパイプにニードルバルブ9を追加して、空
気注入量を制御し、サイトの土壌の周囲に臭気土壌を収集し、通気し、乾燥させて粉砕し
た後、30%~40%の水分含有量になるように水を加えて均一に攪拌し、分解菌を添加
してからプレキシガラス土壌カラム3に入る、
ステップ2:生物刺激グリーン除去装置を始動する前に、異なる深さの土壌サンプルを収
集してその初期平衡濃度、土壌pH、土壌水分含有量、炭素-窒素-リン含有量および分
解菌活性、群集組成などを、臭気物質汚染土壌を生物的に通気して分解する初期値として
測定する、
ステップ3:第1のCO除去コンポーネント2で注入空気のCOを吸収し、CO
含まない空気をプレキシガラス土壌カラム3に通す同時に、頂部から栄養液をプレキシガ
ラス土壌カラム3に滴下し、プレキシガラス土壌カラム3の頂部の液注入穴34を介して
下へ浸出注入するか、またはプレキシガラス土壌カラム3の頂部および側壁上の各液注入
穴34を介して栄養液を注入する、
ステップ4:活性化炭素管コンポーネント4の活性炭スペーサー内筒42内に充填されて
いる活性炭粒子により活性炭で噴出された有機汚染物を吸着する、
ステップ5:第2のCO除去コンポーネント5のCO除去ボトル22により、分解菌
の呼吸によって生成されたCOを吸収し、第2のCO除去コンポーネント5のCO
除去ボトル22のCO含有量から分解菌分解量を計算して、最終的にプレキシガラス土
壌カラム3中の土壌の汚染物残留量を測定し、初期値と比較して、汚染物の除去率が85
%以上に達するようにする必要がある。
その内に、一定時間後、活性化炭素管コンポーネント4とNaOH溶液が充填されている
第2のCO除去コンポーネント5のCO除去ボトル22の後に、手持ちTVOCおよ
びCO/Oメーターで2mlのガスを抽出して測定を行い、完全に吸収されていない
VOCおよびCOガスがあるかどうかを確認して、活性化炭素管コンポーネント4の使
用後の活性炭およびNaOH溶液が充填されているCO除去ボトル22を交換する必要
があるかどうかを決定する、
上記第1のCO除去コンポーネント2および第2のCO除去コンポーネント5のCO
除去ボトル22は以下のように交換され得る。
非動作状態下のCO除去ボトル22に対応する操作ボタン272を押して、空気バルブ
を開き空気ポンプ制御コンポーネント23の空気ポンプを動作させて空気抽出操作を実行
させて、CO除去ボトル22が伸縮空気バッグ233の支持を失って重力により徐々に
落下し、その後空気バルブが自動的に閉じ、落下過程中にその底部が伝達コンポーネント
26の押し板264を下へ押して案内溝29に沿って下へ摺動させ、第1のばね265と
ラック263の接続により引き下げ力を与え、CO除去ボトル22が完全に落下してい
ないため、空気進出伝達部材25が回転を伝達できないためラック263が移動できなく
、第1のばね265はその自身が伸びて移動量を補償し、CO除去ボトル22が完全に
落下した後、空気進出伝達部材25が回転しドッキングでき、第1のばね265が弾性力
を放出してラック263を下へ移動させ、ラック263が伝達ギア262と噛み合って伝
達され、空気進出伝達部材25が回転して第1の係合ホルダ281、第2の係合ホルダ2
22と係合してドッキングされて、CO除去ボトル22の挿通を実現する、
ドッキングが完了した後、元の動作状態下のCO除去ボトル22に対応する操作ボタン
272を押して、上記の原理と基本的に同様に、空気バルブを開き空気ポンプ制御コンポ
ーネント23の空気ポンプを動作させインプレ操作を実行さえ、伸縮空気バッグ233が
CO除去ボトル22を押し上げ、CO除去ボトル22が押し上げられ初期に、押し板
264に対する押下力が減少するため、各第2のばね266の押上力が第3のばね267
を超え、押し板264があるストロークで上へ移動し、ラック263が押し板264で押
し上げられて伝達ギア262と噛み合って伝達され反対方向に回転してドッキングが解除
され、その後伸縮空気バッグ233は、CO除去ボトル22の上端がカバープレート2
7のバレル交換穴271から突出するまで継続的に押し上げ、同時に状態インジケータ2
26がグリーンランプからレッドランプに変化し、使用された後のCO除去ボトル22
であることを示す、
上記活性化炭素管コンポーネント4の活性炭は以下のように交換され得る:回転カラム4
21を一定角度で回転させ、空気案内プレート45の扇形の貫通穴にない活性炭を該領域
まで回転させて吸着に用いられ、活性炭を交換する必要があるとき、交換口46および排
出口47を開き、対応する層の領域の活性炭を排出し、その後排出口47を閉じて、新し
い活性炭を当該層の領域に充填し、次に交換口46を閉じて活性炭の切替および交換操作
を完了する。
【0024】
臭気土壌処理の実験
一、実験場所およびサンプル
この都市のある農薬産業現場の臭気汚染土壌を生物刺激グリーン除去装置の処理サンプル
として選択した。
二、分解菌および栄養液の選択
1)分解菌:ジメチルジスルフィド、ベンゼンの2種類の物質から由来した細菌を使用し
たが、これらの細菌の選択方式に限定されず、今回は、実験用分解菌としてセレウス菌を
選択し、好気性グラム陽性桿菌-好気性桿菌に属する、
2)栄養液:セレウス菌に対して栄養ブロス栄養溶液を選択し、具体的な成分は表1に示
される:
表1 栄養ブロス栄養溶液の処方
【0025】
【0026】
調製方法:上記の表1に従い、ペプトン、ビーフエキスおよびNaClを秤量し、1Lの
蒸留水を加え、完全に溶解するまで攪拌および加熱して沸騰さえ、121℃で20min
減菌し、室温まで冷却して栄養ブロス栄養溶液を取得する。
三、装置パラメータ設定
1)処理過程中、プレキシガラス土壌カラム3の温度を25±5℃に制御し、セレウス菌
と臭気汚染土壌の混合質量比が7%であり、4日ごとに栄養液を加え、毎回の添加量が土
壌総質量の15%とする、
2)第1のCO除去コンポーネント2および第2のCO除去コンポーネント5のCO
除去ボトル22に、上端第2の円形溝221の第2の係合ホルダ222を超えないよう
に2mol/LのNaOH溶液を充填する、
3)活性化炭素管コンポーネント4の活性炭スペーサー内筒42の各層に市販の粒子径1
mmの活性炭粒子を充填する。
四、測定方法
プレキシガラス土壌カラム3の各サンプリングポイント33で異なる深さの土壌サンプル
を取り、その初期平衡濃度、土壌pH、土壌水分含有量、炭素-窒素-リン含有量および
分解菌活性、群集組成などを、該臭気汚染土壌の初期値として測定し、第2のCO除去
コンポーネント(5)のCO除去ボトル(22)により吸収された分解菌の呼吸によっ
て生成されたCOから分解菌の分解量を計算して、プレキシガラス土壌カラム中の臭気
汚染土壌の残留量を取得し、初期値と比較して臭気汚染土壌の除去率を計算する。
五、測定結果:
上記の測定方法を使用して、異なる温度での分解菌および生物刺激グリーン除去装置に対
して臭気汚染土壌の除去率を測定し、結果が表2に示される:
表2 臭気汚染土壌の臭気除去効率測定テーブル
【0027】
【0028】
結論:上記表1の結果から分かるように、生物刺激グリーン除去装置とともにセレウス菌
を分解菌として使用することにより、臭気汚染土壌に対して土壌汚染物の除去処理を効果
的に行い、除去効率がすべて85%を超え、臭気汚染土壌の予想除去効果と一致しており
、中でも25℃温度での除去効果が比較的良好であるが、セレウス菌を分解菌とするとき
の参照パラメータであり、他の分解菌の選択には対応の実験研究を行う必要があり、同時
に、上記のデータから分かるように、本発明の生物刺激グリーン除去装置とともにセレウ
ス菌を使用することにより、臭気汚染土壌処理の除去効率が非常に安定であり、変動が少
なく、安定性が高いため、生物刺激グリーン除去装置は臭気汚染土壌に対するグリーンで
安全な処理方式を提供できる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
【手続補正書】
【提出日】2021-11-17
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
それぞれCO除去バレル(21)、複数組のCO除去ボトル(22)および空気ポ
ンプ制御コンポーネント(23)を含む、NaOH溶液が充填され注入空気を濾過するた
めの第1のCO除去コンポーネント(2)および第2のCO除去コンポーネント(5
)と、
前記CO除去バレル(21)の外側面の上下両端にそれぞれ1つの空気案内リング
(24)が設けられ、前記CO除去ボトル(22)が周方向に等間隔でCO除去バレ
ル(21)内に設けられ、CO除去ボトル(22)の側面における2つの空気案内リン
グ(24)に対応する位置にそれぞれ1つの第2の円形溝(221)が設けられ、CO
除去バレル(21)の内壁における各CO除去ボトル(22)の第2の円形溝(221
)に対応する位置に係合をトリガーするための空気進出伝達部材(25)が回転可能に設
けられ、CO除去バレル(21)の内壁に、空気進出伝達部材(25)とCO除去ボ
トル(22)の係合連通をトリガーするための伝達コンポーネント(26)がさらに埋め
込まれ、
前記空気ポンプ制御コンポーネント(23)がCO除去バレル(21)内の中央に
設けられ、空気ポンプ制御コンポーネント(23)は、中央空気カラム(231)および
CO除去バレル(21)の外側底面に設けられた空気プレート(232)を含み、前記
中央空気カラム(231)の上端に空気ポンプが接続され、その下端がCO除去バレル
(21)の底面を貫通して空気プレート(232)と連通し、前記空気プレート(232
)上の各CO除去ボトル(22)に対応する位置にそれぞれCO除去バレル(21)
の底面を貫通してCO除去ボトル(22)の上下移動を制御するための伸縮空気バッグ
(233)が設けられ、前記CO除去バレル(21)の上側頂面にカバープレート(2
7)がさらに設けられ、前記カバープレート(27)上の各CO除去ボトル(22)に
対応する位置に、それが通過するためのバレル交換穴(271)が設けられ、かつカバー
プレート(27)の中央に、それぞれ各伸縮空気バッグ(233)の伸縮を制御するため
の操作ボタン(272)が設けられ、
分解菌を使用して土壌を処理するプレキシガラス土壌カラム(3)と、
前記プレキシガラス土壌カラム(3)の上端に、活性化炭素管コンポーネント(4)
に接続された空気出口(31)が設けられ、その下端に第1のCO除去コンポーネント
(2)に接続された空気入口(32)が設けられ、
有機汚染物を吸着するための活性化炭素管コンポーネント(4)と、
前記活性化炭素管コンポーネント(4)は、炭素管バレル(41)、活性炭スペーサ
ー内筒(42)および炭素管バレル(41)上下両端に設けられた2組の空気案内プレー
ト(45)を含み、前記活性炭スペーサー内筒(42)が回転可能に炭素管バレル(41
)に接続されて2組の空気案内プレート(42)の内側に回転可能に接続され、活性炭ス
ペーサー内筒(42)は、回転カラム(421)、環状筒体(422)、および周方向に
等角度で環状筒体(422)の内部を仕切る複数組の仕切り板(423)を含み、前記回
転カラム(421)が環状筒体(422)の内輪面に固定的に接続され、回転カラム(4
21)の上端が上端の空気案内プレート(42)を貫通して回転可能に封止して接続され
、前記環状筒体(422)の下側底面にバックネット(424)が設けられ、炭素管バレ
ル(41)の上側頂面に、プレキシガラス土壌カラム(3)に接続された空気分配管(4
3)が設けられ、炭素管バレル(41)の下端側面に第2のCO除去コンポーネント(
5)に接続された空気排出管(44)が設けられ、
および生物刺激グリーン除去装置の前端と後端に設けられた空気圧縮機(1)と、空気
ポンプ(6)と、を含み、
前記空気圧縮機(1)、第1のCO除去コンポーネント(2)、プレキシガラス土
壌カラム(3)、活性化炭素管コンポーネント(4)、第2のCO除去コンポーネント
(5)および空気ポンプ(6)がパイプで順次接続され、空気圧縮機(1)と第1のCO
除去コンポーネント(2)の間、第2のCO除去コンポーネント(5)と空気ポンプ
(6)の間にそれぞれガス流量を観察するためのガス流量計(7)が設けられ、前記ガス
流量計(7)と空気圧縮機(1)の間に、ガス流量を制御するためのニードルバルブ(9
)がさらに設けられ、
前記空気進出伝達部材(25)の断面がS字形であり、その両端にそれぞれ係合され
たジャッキパイプ(251)が設けられ、空気進出伝達部材(25)のCO 除去ボトル
(22)と係合された側の厚さは、CO 除去バレル(21)の空気進出伝達部材(25
)を収容する第1の円形溝(28)の2倍であり、
前記伝達コンポーネント(26)は、ラック押し板(261)および2組の伝達ギア
(262)を含み、前記伝達ギア(262)が空気進出伝達部材(25)の内側回転ロッ
ド(252)に嵌設され、ラック押し板(261)のラック(263)が押し板(264
)と伸縮可能な第1のばね(265)を介してドッキングされ、CO 除去バレル(21
)の内壁における押し板(264)に上下に摺動可能な案内溝(29)が設けられ、押し
板(264)の下側の底面に等間隔で複数組の第2のばね(266)がCO 除去バレル
(21)の底面に接続され、押し板(264)の上表面に第3のばね(267)が設けら
れ、CO 除去ボトル(22)の底面との接触を緩和するために使用され、
前記CO 除去バレル(21)の内壁における伝達ギア(262)、ラック押し板(
261)に対応する位置に、伝達ギア(262)が回転する円形状の空間およびラック押
し板(261)とラック(263)が上下に摺動するための棒状の空間が形成され、前記
第1の円形溝(28)に、空気進出伝達部材(25)と配合接続されるための第1の係合
ホルダ(281)が水平に設けられ、CO 除去バレル(21)の内壁における第1の係
合ホルダ(281)に対応する位置に空気案内溝(282)が垂直に設けられて上下2組
の第1の係合ホルダ(281)と連通し、CO 除去バレル(21)の外側面における2
組の空気案内リング(24)に対応する位置に貫通穴(283)が開設されて対応する空
気案内溝(282)と連通する、
ことを特徴とする空気注入および生物刺激により土壌中の臭気物質を除去するためのグ
リーン除去装置。
【請求項2】
前記第1のCO除去コンポーネント(2)、プレキシガラス土壌カラム(3)、活性化
炭素管コンポーネント(4)および第2のCO除去コンポーネント(5)の外部に保護
シェル(8)が設けられ、前記保護シェル(8)のプレキシガラス土壌カラム(9)に対
応する側に、開閉可能な観察室ドア(81)が設けられ、保護シェル(8)の上側頂面に
上下に摺動して開くリロードカバー(82)が設けられる、ことを特徴とする請求項1に
記載の装置。
【請求項3】
前記プレキシガラス土壌カラム(3)の側壁に等間隔で土壌処理状況を検査・観察するた
めの6つのサンプリングポイント(33)が設けられ、プレキシガラス土壌カラム(3)
の頂面および側壁に、栄養液を注入するための複数の液注入穴(34)がさらに設けられ
、各前記サンプリングポイント(33)および液注入穴(34)はそれぞれシリコンパッ
ドで封止され、最下端のサンプリングポイント(33)の下方にふるいトレイおよびナイ
ロンメッシュがさらに設けられる、ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記空気ポンプ制御コンポーネント(23)の中央空気カラムに、各CO除去ボトル(
22)を案内して安定させるための固定ブロック(234)が嵌設され、前記CO除去
ボトル(22)の第2の円形溝(221)に、空気進出伝達部材(25)と配合接続され
る第2の係合ホルダ(222)が水平に設けられ、2つの第2の円形溝(221)におけ
るCO除去ボトル(22)上に、空気進出伝達部材(25)が通過するためのシュート
(223)が垂直に設けられ、下端に位置する第2の円形溝(221)のCO除去ボト
ル(22)内に、U字形の空気案内パイプ(224)が連通して設けられ、空気をCO
除去ボトル(22)内の底部に通すために使用される、ことを特徴とする請求項に記載
の装置。
【請求項5】
前記CO除去ボトル(22)の上側の頂面に持ち上げるためのハンドル(225)およ
び使用されているかどうかを示す状態インジケータ(226)が設けられ、前記状態イン
ジケータ(226)が伸縮空気バッグ(233)の内に設けられた空気バルブおよびコン
トローラーに接続され、グリーンランプが該CO除去ボトル(22)が使用されていな
いことを示し、レッドランプは該CO除去ボトル(22)が使用されて交換する必要が
あることを示し、前記活性化炭素管コンポーネント(4)の上端の空気案内プレート(4
2)の空気分配管(43)に対称する側に交換口(46)が設けられ、交換口(46)お
よび下端の空気案内プレート(42)に対応する位置にある炭素管バレル(41)の外側
面に、使用後の活性炭を排出するための排出口(47)が設けられる、ことを特徴とする
請求項1に記載の装置。