(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022170631
(43)【公開日】2022-11-10
(54)【発明の名称】メッセージ入力表示機能付きスマートフォン
(51)【国際特許分類】
H04M 1/72403 20210101AFI20221102BHJP
【FI】
H04M1/72403
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021099045
(22)【出願日】2021-04-28
(71)【出願人】
【識別番号】514089375
【氏名又は名称】株式会社ソフトハート
(72)【発明者】
【氏名】小笠原 均
【テーマコード(参考)】
5K127
【Fターム(参考)】
5K127AA36
5K127BA03
5K127CA22
5K127CA27
5K127CB32
5K127CB33
(57)【要約】 (修正有)
【課題】さらに有効で役に立つ新機能を付加するメッセージ入力表示機能付スマートフォンを提供する。
【解決手段】励ます機能を付加するスマートフォンであって、表示画面3に、メッセージ入力欄11と、メッセージ入力開始ボタン12と、メッセージ入力終了ボタンと、メッセージ表示欄13と、メッセージ表示ボタン9とを設ける。ユーザーは、自分を励ます言葉と自分のモットー(行動の目標や指針とする標語、信条、格言、座右の銘)の言葉のメッセージを、スマートフォンの文字入力キー6又は音声によって入力し、スマートフォンのメモリーに記録する。また、メモリーには、一般的な励ます言葉と名言、教訓、ことわざ、ユーモア等の言葉のメッセージを、あらかじめ内部準備メッセージとして記録しておく。ユーザーは、ユーザー入力メッセージ及び内部準備メッセージを、必要に応じてメッセージ表示欄に表示又は音声によって出力する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピューター処理部とデータ入力部と表示画面部とメモリー及び電話機を備えたスマートフォンにおいて、表示画面にメッセージ入力欄とメッセージ入力開始ボタンとメッセージ入力終了ボタンとメッセージ表示欄とメッセージ表示ボタンを設ける。
ユーザーは、自分を励ます言葉と、自分のモットー(行動の目標や指針とする標語、信条、格言、座右の銘)の言葉のメッセージを、メッセージ入力欄に、文字入力キーにより入力し,メモリーに記録蓄積する。そしてユーザーは、必要に応じて、入力したメッセージをメッセージ表示欄に表示することを特徴とするメッセージ入力表示機能付スマートフォン。
【請求項2】
コンピューター処理部とデータ入力部と表示画面部とメモリー及び電話機を備えたスマートフォンにおいて、表示画面にメッセージ入力欄とメッセージ入力開始ボタンとメッセージ入力終了ボタンとメッセージ表示欄とメッセージ表示ボタンを設ける。
メモリーには、一般的な励ます言葉と、名言、教訓、ことわざ、ユーモア等の言葉のメッセージを、あらかじめ内部準備メッセージとして記録しておく。
ユーザーは、自分を励ます言葉と、自分のモットー(行動の目標や指針とする標語、信条、格言、座右の銘)の言葉のメッセージを、メッセージ入力欄に文字入力キーにより入力し、メモリーに記録蓄積する。そしてユーザーは、必要に応じて、メッセージ表示欄に、入力したメッセージと内部準備メッセージとの両方を共用して表示することを特徴とするメッセージ入力表示機能付スマートフォン。
【請求項3】
コンピューター処理部とデータ入力部と表示画面部とメモリー及び電話機を備えたスマートフォンにおいて、表示画面にメッセージ入力欄とメッセージ入力開始ボタンとメッセージ入力終了ボタンとメッセージ表示欄とメッセージ表示ボタンと音声入力開始ボタンと音声入力終了ボタンと音声発信ボタンとを設け、さらにスマートフォン内部にメッセージを音声に変換する音声変換部を設ける。
メモリーには、一般的な励ます言葉と、名言、教訓、ことわざ、ユーモア等の言葉のメッセージをあらかじめ内部準備メッセージとして記録しておく。
ユーザーは、自分を励ます言葉と、自分のモットー(行動の目標や指針とする標語、信条、格言、座右の銘)の言葉のメッセージを、メッセージ表示欄に文字入力するか、あるいは電話機のマイクより入力し、メモリーに記録蓄積する。そしてユーザーは、必要に応じて、メッセージ表示欄に、入力したメッセージと内部準備メッセージとの両方を共用して表示し、かつ、メッセージを音声変換して音声で、スマートフォンの電話機の発信部から発信することを特徴とするメッセージ入力表示機能付スマートフォン。
【請求項4】
コンピューター処理部とデータ入力部と表示画面部とメモリー及び電話機を備えたスマートフォンにおいて、表示画面にメッセージ表示欄とメッセージ表示ボタン設け、メモリーには、一般的な励ます言葉と、名言、教訓、ことわざ、ユーモア等の言葉のメッセージを、あらかじめ内部準備メッセージとして記録しておく。
ユーザーは、必要に応じて、内部準備メッセージをメッセージ表示欄に表示することを特徴とするメッセージ表示機能付スマートフォン。
【請求項5】
コンピューター処理部とデータ入力部と表示画面部とメモリー及び電話機を備えたスマートフォンにおいて、表示画面にメッセージ表示欄とメッセージ表示ボタンと音声発信ボタンを設け、スマートフォン内部には、メッセージを音声に変換する音声変換部を設ける。メモリーには、一般的な励ます言葉と、名言、教訓、ことわざ、ユーモア等の言葉のメッセージを、あらかじめ内部準備メッセージとして記録しておく。
ユーザーは、必要に応じて、内部準備メッセージをメッセージ表示欄に表示し、かつメッセージを音声変換して、音声でスマートフォンの電話機の発信部から発信することを特徴とするメッセージ表示機能付スマートフォン。
【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンピューター処理部とデータ入力部と表示画面部とメモリー及び電話機を備えたスマートフォンの文字入力表示及び音声発信に関するものである。
【背景技術】
【0002】
現在、スマートフォンの機能として、電話、カメラ、検索、メール、日付時間表示、インターネット、ニュース、アルバム、地図、LINE、料金決算、ストア、天気予報等があるが、ユーザーを励ます機能はなかった。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、スマートフォンにユーザーを励ます機能を付加して、スマートフォンを高機能にすることにある。
【課題を解決する手段】
【0004】
ユーザーを励ます方法として、スマートフォンの表示画面にメッセージ表示欄を設け、励ます言葉を表示する。この励ます言葉であるが、名言、教訓、ことわざ、ユーモア、ユーザーのモットーなどのためになる言葉を活用することにする。励ます機能をユーザー本位の機能にするために、ユーザーには、自分を励ます言葉のメッセージと、ためになる言葉として自分のモットー(行動の目標や指針とする標語、信条、格言、座右の銘)の言葉のメッセージとを、スマートフォンの表示画面に設けたメッセージ入力欄に入力してもらい、スマートフォンのメモリーに記録する。また、スマートフォンのメモリーには、一般的な励ます言葉のメッセージと、一般的なためになる言葉として、名言、教訓、ことわざ、ユーモアなどの言葉のメッセージとを、あらかじめ記録しておく。ユーザーは、記録したメッセージを必要に応じて、メッセージ表示欄に表示させる。さらにメッセージを音声に変換して、スマートフォンの電話機から音声発信させる。
以下、本発明の実施例を説明する。
【実施例0005】
実施例1を、
図1、
図2、
図3で説明する。
図1は、実施例1のスマートフォン及び表示画面である。表示画面3には、「メッセージ入力表示画面」の標題7が表示され、メッセージ表示欄8、メッセージ表示ボタン9、メッセージ入力欄11、入力開始ボタン12、入力終了ボタン13が設けられている。
次に、実施例1の動作を説明する。
ユーザーは、入力開始ボタン12をタップ(指で画面をトンと軽く叩くことで、以後タップと記す)した後、文字入力キー6を操作して、自分を励ます言葉(例えば、今日一日は悩まないようにしよう。だめで元元。勇気を出そう。○○になるために努力しよう。はじめの一歩を踏み出そう。夢を持とう、そして必ずできると考えよう。など)のメッセージと、自分のモットーの言葉(例えば、今日できることは、今日実行する。やさしいことから始める。1つずつ片付ける。始めれば、終わったも同然であると考える。あきらめないで考える。人にやさしく、自分にはきびしく。人の悪口を言わない。人に迷惑をかけない。人のためになることをしよう。人のやらない事をやろう。など)のメッセージを、メッセージ入力欄11に入力する。この例ではメッセージ25(記号○○○○・・で示す)を示している。
入力終了後、入力終了ボタン13をタップする。入力終了ボタン13がタップされると、メッセージ25は、
図2で示すスマートフォン内部メモリー14に記録される。
以上メッセージ入力を繰り返して、内部メモリー14には
図2のメッセージ16~25(枠で示す)のように蓄積される。実施例1では、内部メモリー14に記録するメッセージの数を10個に設定している。メッセージ数は、ユーザーが設定する。
メッセージは10個に設定しているので、25の次に入力したメッセージは、
図2の16に更新して記録される。その次に入力したメッセージは
図2の17に更新して記録され、10個のメッセージが更新され続ける。
次にユーザーは、メッセージを表示したい時に、メッセージ表示ボタン9をタップする。するとメッセージ表示欄8に
図2に示すユーザー入力メッセージ16~25の一つが表示される。
図1には例としてメッセージ16(記号△△△△・・で示す)が表示されている。以上のメッセージ表示ボタン9のタップを繰り返して、メッセージ16~25を
図3に示すように次々表示させる。 また表示は、
図3でメッセージが25になったら、次は16に戻るように循環して表示される。
本発明の実施例1によれば、ユーザーは、自分を励ます言葉や自分のモットーの言葉のメッセージを、スマートフォンのメッセージ表示欄8で、次々に見ることができるので、励まされる効果がある。また、ためになる効果もある。従って、スマートフォンに励ます機能を付加できるので、スマートフォンを高機能にすることができる。
上記自分のモットーの言葉によって、ユーザーがためになるばかりでなく、励まされることもあると考えている。実施例1は、ユーザーが、自分で自分を励ます実施例である。
実施例2を
図1、
図5、
図6で説明する。
図5は実施例2のスマートフォン内部メモリーと、そのメモリーに記録されたメッセージである。
図6は実施例2のメッセージ表示方法である。
図1で表示画面3には前記実施例1と同様に、メッセージ表示欄8、メッセージ表示ボタン9、メッセージ入力欄11、入力開始ボタン12、入力終了ボタン13が設けられている。
図5で、スマートフォン内部メモリー38には、ユーザー入力メッセージ記録部39と内部準備メッセージ記録部40がある。内部準備メッセージ記録部40には、一般的な励ます言葉(例えば、頑張ろう。元気を出そう。夢を持とう。出来ると考えよう。ピンチはチャンス。くよくよしないようにしよう。等)のメッセージと、一般的なためになる言葉として、名言、教訓、ことわざ、ユーモア等の言葉のメッセージとを、あらかじめ記録しておく。
図5の51~64(破線の枠で示す)は、内部準備メッセージの一部である。
図5では、メッセージ数が1000個の例を示している。
次に、実施例2の動作を説明する。
ユーザーは、
図1の入力開始ボタン12をタップした後、文字入力キー6を操作して、自分を励ます言葉と自分のモットーの言葉のメッセージを、メッセージ入力欄11に入力する。入力後、入力終了ボタン13をタップすると、メッセージがユーザー入力メッセージ記録部39に記録される。以上のメッセージ入力を繰り返して、
図5のメッセージ41~50(実線の枠で示す)が蓄積される。
図5のユーザー入力メッセージ41~50と内部準備メッセージ51~64とはダブっても差支えない。
次にユーザーは、メッセージを表示したい時に、
図1のメッセージ表示ボタン9をタップする。次々に表示したい時は、表示ボタン9のタップを繰り返す。これにより
図1のメッセージ表示欄8に、
図5に示すユーザー入力メッセージ41~50と前記あらかじめ記録されていた内部準備メッセージ51~64を、
図6に示すように交互に表示させる。
内部準備メッセージは、64から1000個まで表示が続く。
図5では、ユーザーの入力するメッセージは、数を10個に設定している。
実施例2では、
図6の示すように10個のメッセージ41~50が循環して表示される。また、内部準備メッセージの表示も、
図5で最後の1000番になれば、次に1番の符号51に戻り、循環して表示される。