(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022171293
(43)【公開日】2022-11-11
(54)【発明の名称】皮膚用化粧料
(51)【国際特許分類】
A61K 8/73 20060101AFI20221104BHJP
A61Q 19/10 20060101ALI20221104BHJP
A61Q 19/00 20060101ALI20221104BHJP
【FI】
A61K8/73
A61Q19/10
A61Q19/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021077866
(22)【出願日】2021-04-30
(71)【出願人】
【識別番号】000204181
【氏名又は名称】太陽化学株式会社
(72)【発明者】
【氏名】南部 紀子
(72)【発明者】
【氏名】駒田 哲
(72)【発明者】
【氏名】松尾 真樹
(72)【発明者】
【氏名】西川 秀二
(72)【発明者】
【氏名】今村 一仁
(72)【発明者】
【氏名】宮本 圭一
【テーマコード(参考)】
4C083
【Fターム(参考)】
4C083AA122
4C083AB032
4C083AB212
4C083AB242
4C083AB332
4C083AC012
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4C083AD212
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4C083AD371
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4C083AD532
4C083CC03
4C083CC22
4C083CC38
4C083DD27
4C083DD33
4C083DD41
4C083EE06
4C083EE07
(57)【要約】
【課題】化粧料に粘性を付与する場合、合成ポリマーや増粘多糖類を使用することが一般的である。合成ポリマーを使用した場合、化粧料中に塩類やエキス類を含有する場合には、十分な粘性が得られず、増粘多糖類を使用した場合、粘性に対する耐塩性があり、化粧料の厚み感を付与する半面、べたつきが生じ、使用感が悪くなるものであった。そのため、本発明は、粘性に対する耐塩性を有しつつ、増粘多糖類の曳糸性から来る付着性を抑え、べたつきの無い使用感を有する皮膚用化粧料を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、キサンタンガム、タマリンドシードガム及びペクチンを含有することを特徴とする皮膚用化粧料を提供することにより上記課題を解決する。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
キサンタンガム、タマリンドシードガム、及びペクチンを含有することを特徴とする皮膚用化粧料。
【請求項2】
キサンタンガムを0.001~7質量%、タマリンドシードガムを0.0001~0.7質量%、及びペクチンを0.0001~0.5質量%含有することを特徴とする請求項1記載の皮膚用化粧料。
【請求項3】
塩類を含有することを特徴とする請求項1又は2記載の皮膚用化粧料。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、粘性に対する耐塩性を有しつつ、増粘多糖類の曳糸性から来る付着性を抑え、べたつきの無い使用感を有する、キサンタンガム、タマリンドシードガム及びペクチンを含有することを特徴とする皮膚用化粧料に関する。
【背景技術】
【0002】
化粧料に粘性を付与する場合、合成ポリマーや増粘多糖類を使用することが一般的である。合成ポリマーを使用した場合、その増粘性の良さ、安定性、透明性、さっぱりとしたみずみずしい使用感から広く選ばれるが、化粧料中に塩類やエキス類を含有する場合や、pHが変化する場合には、十分な粘性が得られなかった。また、粘性に対する耐塩性を付与した合成ポリマーも存在するが、その効果は期待できる程度のものではなかった。増粘多糖類を使用した場合、その粘性は合成ポリマーには及ばないが、粘性に対する耐塩性があり、化粧料の厚み感を付与する半面、べたつきが生じ、使用感が悪くなるものであった。
【0003】
皮膚用化粧料にキサンタンガムを0.5~2.0質量%の含有量で使用した場合、乳化安定化等の効果が知られているが(例えば、特許文献1参照。)、べたつきが生じ、使用感が悪くなるものであった。
【0004】
化粧料にタマリンドシードガムを使用した場合、化粧料でのべたつき感の解消効果が知られているが(例えば、特許文献2参照。)、塩類を高濃度で含有する化粧料では粘性に対する耐塩性はなかった。
【0005】
化粧料にペクチンを使用した場合、肌のつっぱり感やべたつきへの改善効果が知られているが(例えば、特許文献3参照。)、化粧料中の塩類の濃度は0.2%以下となる必要があり、耐塩性があるとは言い難いものであった。
【0006】
ゲル状の化粧料にキサンタンガム、ペクチンを含有することで耐塩性とべたつきの解消が知られているが(例えば、特許文献4参照。)、キサンタンガムとペクチンを高濃度で含有した時のべたつきは解消できていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平11‐79932号公報
【特許文献2】特開2016-60716号公報
【特許文献3】特開2018-80139号公報
【特許文献4】特開2011-231061号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、粘性に対する耐塩性を有しつつ、増粘多糖類の曳糸性から来る付着性を抑え、べたつきの無い使用感を有する皮膚用化粧料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意努力した結果、皮膚用化粧料中にキサンタンガム、タマリンドシードガム及びペクチンを含有することで、粘性に対する耐塩性を有しつつ、増粘多糖類の曳糸性から来る付着性を抑え、べたつきの無い使用感を付与できることを見出し、本発明の完成に至った。
すなわち、本発明は、キサンタンガム、タマリンドシードガム及びペクチンを含有することを特徴とする皮膚用化粧料である。
【発明の効果】
【0010】
本発明の皮膚用化粧料は、粘性に対する耐塩性を有しつつ、増粘多糖類の曳糸性から来る付着性を抑え、べたつきの無い使用感を付与可能となる。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明におけるキサンタンガムとは、微生物キサントモナス・キャンペストリス(Xanthomonas campestris)がブドウ糖等を発酵して、その菌体外に蓄積した多糖類を精製し粉末にした天然のガム質である。
本発明における皮膚用化粧料中のキサンタンガムの含有量は、好ましくは0.001~7質量%である。
【0012】
本発明におけるタマリンドシードガムとは、タマリンドの種子から得られた、多糖類を主成分とするもので、グルコース、キシロース、ガラクトースから構成されるキシログルカン多糖類である。
本発明における皮膚用化粧料中のタマリンドシードガムの含有量は、好ましくは0.0001~0.7質量%であり、より好ましくは0.001~0.6質量%である。
【0013】
本発明におけるペクチンとは、アカザ科サトウダイコン(Beta vulgaris LINNE var. rapa DUMORTIER)、キク科ヒマワリ(Helianthus annuus LINNE)、ミカン科アマダイダイ(Citeus sinensis OSBECK)、ミカン科グレープフルーツ(Citrus paradisi MACF.)、ミカン科ライム(Citrus aurantifolia SWINGLE)、ミカン科レモン(Citrus limon BURM.f.)又はバラ科リンゴ(Malus pumila MILLER)より、水又は酸性水溶液で抽出したもの又はこれをアルカリ性水溶液若しくは酵素で分解したものである。
本発明における皮膚用化粧料中のペクチンの含有量は、好ましくは0.0001~0.5質量%であり、より好ましくは0.0001~0.2質量%である。
【0014】
本発明の皮膚用化粧料は、本発明の効果を損なわない範囲であれば、通常化粧料に用いられる成分を適宜、その用途、目的に応じて含有することができる。特に限定されるものではないが、例えば、界面活性剤、油剤、キサンタンガム、タマリンドシードガム及びペクチンを除く増粘多糖類等の水性ゲル化剤、合成ポリマー等の油性ゲル化剤、紫外線吸収剤、粉体、抗酸化剤、防腐剤、香料、着色剤、キレート剤、清涼剤、増粘剤、植物抽出液、ビタミン類、中和剤、保湿剤、抗炎症剤、pH調整剤、アミノ酸等が挙げられる。
【0015】
本発明における皮膚用化粧料とは、特に限定されるものではないが、例えば、スキンケア製品や下地化粧料、皮膚洗浄料である。スキンケア製品としては、特に限定されるものではないが、例えば、化粧水、乳液、ジェル、美容液、クリーム、アイケアクリーム、マッサージクリーム、ボディミルク、ボディローション、ハンドミルク、ハンドローション、ハンドクリーム、ボディクリーム等が挙げられる。下地化粧料としては、特に限定されるものではないが、例えば、下地ローション、下地クリーム、サンスクリーンクリーム等が挙げられる。皮膚洗浄料としては、特に限定されるものではないが、例えば、洗顔フォーム、シャンプー、ボディーシャンプー、ハンドフォーム、クレンジングリキッド、クレンジングミルク、クレンジングジェル、クレンジングローション等が挙げられる。
【0016】
本発明品の皮膚用化粧料は、通常の方法に従って調製することができ、特に限定されるものではないが、例えば、あらかじめキサンタンガム、タマリンドシードガム、ペクチンを混合しておき、精製水にこれらを攪拌しながら加え、加熱溶解してから、その他の通常化粧料に用いられる成分と適宜、その用途、目的に応じて混合することができる。あるいは、キサンタンガムは、精製水に攪拌しながら加えて溶解してから、タマリンドシードガム、ペクチンは各々、精製水に攪拌しながら加えて加熱溶解してから、その他の通常化粧料に用いられる成分と適宜、その用途、目的に応じて混合することができる。好ましくは、あらかじめキサンタンガム、タマリンドシードガム、ペクチンを混合しておき、精製水にこれらを攪拌しながら加え、加熱溶解してから、その他の通常化粧料に用いられる成分と適宜、その用途、目的に応じて混合する製造方法である。
【0017】
本発明品の皮膚用化粧料における耐塩性とは、皮膚化粧料中に塩類やエキス類を含有するときの粘性に対する安定性であり、塩類やエキス類を含有していても粘性が調製直後から落ちないことである。具体的には、本発明品の皮膚用化粧料において、塩化ナトリウム、硫酸マグネシウムのいずれか1つを1.0質量%含有するとき、あるいは塩化ナトリウムと硫酸マグネシウムを合わせて2.0質量%含有するときの粘性に対する安定性であり、調製直後の粘度を100%とした場合に、25℃24時間後の粘度が、上記初期値の70%以上を維持することである。通常化粧料の粘性は、粘度付与のため合成ポリマーを用いても化粧料中の塩類やエキス類によって調製時より粘性が低下するが、本発明の皮膚用化粧料の粘性は、例えば、塩化ナトリウム及び/又は硫酸マグネシウムを含有する場合、塩類を含有しない化粧料に対して1.2~4.0倍の高い粘度を示すものである。
【0018】
本発明における塩類とは、特に限定されるものではないが、例えば、有機酸塩、アミノ酸塩、無機塩等が挙げられる。有機酸塩としては、特に限定されるものではないが、例えば、クエン酸、乳酸、シュウ酸、スルホン酸等の塩酸塩、金属塩(ナトリウム塩、カリウム塩)、アミノ酸塩等が挙げられる。アミノ酸塩としては、特に限定されるものではないが、例えば、グリシン、アラニン、プロリン、リジン、アスパラギン酸、グルタミン酸等の塩酸塩、金属塩(ナトリウム塩、カリウム塩)、アミン塩等が挙げられる。無機塩としては、特に限定されるものではないが、例えば、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム等の炭酸塩、リン酸塩、硝酸塩、ホウ酸塩、硫酸塩、亜硫酸塩、ハロゲン化合物(塩化ナトリウム、塩化カリウム等)等が挙げられる。
【0019】
本発明におけるエキス類とは、特に限定されるものではないが、例えば、アーチチョーク葉エキス、アーティチョークエキス、アカヤジオウ根エキス、アシタバエキス、アシタバ葉/茎エキス、アスパラガス茎エキス、アスパラサスリネアリスエキス、アセロラ果実エキス、アマチャエキス、アルテアエキス、アルテア根エキス、アルニカエキス、アルニカ花エキス、アロエエキス、アロエベラ葉エキス、アンズ種子エキス、イザヨイバラエキス、イタドリエキス、イタドリ根エキス、イチョウエキス、イチョウ葉エキス、ウーロン茶エキス、ウコンエキス、ウコン根茎エキス、ウスバサイシン根茎/根エキス、ウワウルシ葉エキス、ウンシュウミカン果皮エキス、エイジツエキス、エーデルワイスエキス、オウゴンエキス、オウゴン根エキス、オウバクエキス、オウレンエキス、オウレン根エキス、オクラエキス、オクラ果実エキス、オタネニンジン根エキス、オトギリソウエキス、オトギリソウ花/葉/茎エキス、オランダカラシエキス、オランダガラシ葉/茎エキス、オリーブ葉エキス、オレンジエキス、オレンジ果実エキス、カッコンエキス、カニナバラ果実エキス、カミツレ花エキス、カモミラET、カモミラエキス、カリンエキス、カワラヨモギエキス、カワラヨモギ花エキス、カンゾウエキス、カンゾウ根エキス、カンゾウ抽出末、カンゾウフラボノイド、甘草フラボノイド、キイチゴエキス、キウイエキス、キハダ樹皮エキス、キューカンバーエキス、キュウリ果実エキス、キョウニンエキス、クズ根エキス、クチナシエキス、クチナシ果実エキス、クマザサエキス、クマザサ葉エキス、クララエキス、クララ根エキス、グレープフルーツエキス、グレープフルーツ果実エキス、クワエキス、ゲットウ葉エキス、ゲンチアナエキス、ゲンチアナ根エキス、ゲンチアナ根茎/根エキス、ゲンノショウコエキス、ゲンノショウコ花/葉/茎エキス、紅茶エキス、コーヒーエキス、コーヒー種子エキス、ゴボウエキス、ゴボウ根エキス、米エキス、コメヌカエキス、ゴレンシ葉エキス、サイシンエキス、サクラ葉抽出液、サボンソウエキス、サボンソウ葉/根エキス、サンザシエキス、サンショウエキス、サンショウ果皮エキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シソ葉エキス、シナノキエキス、シャクヤクエキス、シャクヤク根エキス、ショウガ根茎エキス、ショウキョウエキス、ショウキョウチンキ、ショウブ根エキス、ショウブ根茎エキス、シラカバエキス、シラカンバ樹液、シラカバ樹皮エキス、シラカンバ樹皮エキス、スイカズラエキス、スイカズラ花エキス、スギナエキス、スターフルーツ葉エキス、セイヨウアカマツ球果エキス、セイヨウオトギリソウ花/葉/茎エキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウキズタ葉/茎エキス、セイヨウトチノキ種子エキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウニワトコ花エキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セイヨウハッカエキス、セージエキス、セージ葉エキス、ゼニアオイエキス、ゼニアオイ花エキス、センキュウエキス、センキュウ根茎エキス、センブリエキス、ソメイヨシノ葉エキス、ダイズエキス、ダイズ種子エキス、タイソウエキス、タイムエキス、タチジャコウソウ花/葉/茎エキス、ダマスクバラ花エキス、チャエキス、チャ葉エキス、チョウジエキス、チンピエキス、ツボクサエキス、テンチャエキス、トウガラシ果実エキス、トウガラシチンキ、トウキエキス、トウキ根エキス、トウキンセンカエキス、トウキンセンカ花エキス、トウニンエキス、トウモロコシエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、トマト果実エキス、ナギイカダ根エキス、ナツメ果実エキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、ニンニク根エキス、ノイバラ果実エキス、ノバラエキス、パイナップル果実エキス、パイナップルセラミド、ハイビスカス花エキス、パセリエキス、ハトムギ種子エキス、パパイア果実エキス、ハマメリスエキス、ハマメリス葉エキス、ヒオウギエキス、ヒオウギ抽出液、ヒキオコシエキス、ヒキオコシ葉/茎エキス、ビルベリー葉エキス、ビワ葉エキス、ブッチャーブルームエキス、ブドウ種子エキス、ブドウ葉エキス、ブナエキス、フユボダイジュ花エキス、プルーン酵素分解物、プルーン分解物、ベニバナエキス、ベニバナ花エキス、ボタンエキス、ホップエキス、マグワ根皮エキス、マツエキス、マドンナリリー根エキス、マヨラナエキス、マヨラナ葉エキス、マロニエエキス、ムクロジエキス、ムクロジ果皮エキス、ムラサキ根エキス、メマツヨイグサ種子エキス、メマツヨイグサ抽出液、メリッサエキス、メリッサ葉エキス、モモ種子エキス、モモ葉エキス、ヤグルマギクエキス、ヤグルマギク花エキス、ユーカリエキス、ユーカリ葉エキス、ユキノシタエキス、ユズエキス、ユズ果実エキス、ユズ種子エキス、ユズセラミド、ユリエキス、ヨーロッパシラカバ樹皮エキス、ヨーロッパブナ芽エキス、ヨクイニンエキス、ヨモギエキス、ヨモギ葉エキス、ラベンダーエキス、ラベンダー花エキス、リンゴエキス、リンゴ果実エキス、ルイボスエキス、レモンエキス、レンゲソウエキス、ローズマリーエキス、ローズマリー葉エキス、ローマカミツレエキス、ローマカミツレ花エキス、ワイルドタイムエキス、ワレモコウエキス等が挙げられる。
【0020】
本発明における皮膚化粧料中の塩類の濃度は、好ましくは0.001質量%以上であり、より好ましくは0.001質量%~50質量%である。
以下、実施例を用いて本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらにより何ら限定されるものではない。
【実施例0021】
調製例1~20
表1の組成に基づき、ポリ袋に各成分を加え、2分間転倒攪拌・混合し、調製品1~20を得た。
【0022】
【0023】
実施例1~16
200mlビーカーに水97.3gを加え、ホモミキサー(プライミクス社製、2000回転、室温)で撹拌しながら調製品1~16を0.5g加えて1分間撹拌し、ブチレングリコール2.0gとメチルパラベン0.2gを添加した。これを80℃で5分間加熱溶解して全量100gとなるように水分調整し、25℃まで冷却し、本発明品1~16の皮膚用化粧料を調製した。
【0024】
比較例1~4
200mlビーカーに水97.3gを加え、ホモミキサー(プライミクス社製、2000回転、室温)で撹拌しながら調製品17~20を0.5g加えて1分間撹拌し、ブチレングリコール2.0gとメチルパラベン0.2gを添加した。これを80℃で5分間加熱溶解して全量100gとなるように水分調整し、25℃まで冷却し、比較品1~4の皮膚用化粧料を調製した。
【0025】
比較例5
200mlビーカーに水99.9gを加え、ホモミキサー(プライミクス社製、2000回転、室温)で撹拌しながらカルボマーを0.1g加えて15分間撹拌し、一晩静置した後、水酸化カリウムで中和した。ブチレングリコール2.0gとメチルパラベン0.2gを添加した。これを80℃で5分間加熱溶解して全量100gとなるように水分調整し、25℃まで冷却し、比較品5の皮膚用化粧料を調製した。
【0026】
試験例1 付着性
25℃の恒温槽に約2時間静置した本発明品1~16、比較品1~5の皮膚用化粧料について、直径:40mm・高さ:15mmの円筒型シャーレに半量充填し、これをクリープメーター(山電社製)で、下記の測定条件で付着性を測定した。その結果を表2~4に示した。
プランジャー:直径30mmの円柱
歪み率:50.0%
測定速度:5.0mm/秒
また、粘性付与のためにキサンタンガムのみを含有した比較品1の測定値を100としたときの、本発明品1~16、比較品2~5の付着性を付着性(対XG)として評価した。その結果を表2~4に示した。
【0027】
試験例2 使用感
パネラー5名において、本発明品1~16、比較品1~5の皮膚用化粧料を前腕に対してスポイトで1滴分滴下し、その水滴がなくなるまで塗りこんだ。塗布時の肌への使用感としてべたつきと肌なじみについて、以下の評価基準にてそれぞれ4段階で評価し、その平均値を表2~4に示した。
【0028】
(べたつきの評価基準)
4: べたつきを感じない
3: わずかにべたつきを感じる
2: べたつきを感じる
1: かなりべたつきを感じる
【0029】
(肌なじみの評価基準)
4: 上滑りせず、なじみが良い
3: 上滑りしないが、なじみが悪い
2: かすかに上滑りして、なじみが悪い
1: 上滑りして、なじみが悪い
【0030】
試験例3 総合評価
試験例2で得られた、べたつき及び肌なじみの平均値を合計し、8点満点として以下の基準で評価した。その結果を表2~4に示した。
【0031】
(総合評価の評価基準)
6~8点:増粘多糖類の曳糸性から来る付着性が抑えられ、べたつきがなく、使用感に優れる
4~6点未満:増粘多糖類の曳糸性から来る付着性を抑えられ、べたつきがやや少なく、使用できる範囲である
2~4点未満:増粘多糖類の曳糸性から来る付着性が強く、べたつき、使用感が悪い
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
表2~4に示すように、キサンタンガム、タマリンドシードガム、ペクチンを含有する本発明品1~16の皮膚用化粧料は、比較品1~5と比較して粘性に対する耐塩性を有しつつ、増粘多糖類の曳糸性から来る付着性を抑え、べたつきの無い使用感を有するものであった。
【0036】
試験例4 粘性に対する耐塩性
200mlビーカーに本発明品1~16、比較品1~5の皮膚用化粧料100.0g入れ、B型粘度計(治具No.2、回転速度12rpm、温度25℃)にて塩化ナトリウム無添加時の粘度を測定した。
200mlビーカーに本発明品1~16、比較品1~5の皮膚用化粧料99.0gと塩化ナトリウム1.0gを加え、塩化ナトリウムが1.0質量%となるように調製した後、B型粘度計(治具No.2、回転速度12rpm、温度25℃)にて1.0質量%塩化ナトリウム添加時の粘度を測定した。塩化ナトリウム無添加時の粘度を1とした時の1.0質量%塩化ナトリウム添加時の粘度を粘性に対する耐塩性として評価した。本発明品3、5~9、比較品1~3、5の結果を表5、表6に示した。
また、粘性付与のためにキサンタンガムのみを含有した比較品1の測定値を100としたときの、本発明品1~16、比較品2~5の粘度(対XG)、粘性に対する耐塩性を粘度に対する耐塩性(対XG)として評価した。本発明品3、5~9、比較品1~3、5の結果を表5、表6に示した。
【0037】
【0038】
【0039】
表5、表6に示すように、キサンタンガム、タマリンドシードガム、ペクチンを含有する本発明品3、5~9の皮膚用化粧料は、塩濃度0質量%での粘度は400~700mPa・sであったのに対し、塩濃度1.0質量%を含有する時の粘度は900~1500mPa・sであり、粘性に対する耐塩性を示した。本発明品1、2、4、10~16においても粘性に対する耐塩性を示した。
【0040】
実施例17、比較例6
200mlビーカーに水70.0gを加え、ホモミキサー(プライミクス社製、2000回転、室温)で撹拌しながら、調製品7又は調製品17を0.5g加えて1分間撹拌し、ブチレングリコール3.0g、メチルパラベン0.2g、塩化ナトリウム1.0g、硫酸マグネシウム1.0gを添加した。これを80℃で5分間加熱溶解し、pH6.5に合わせてから全量100gとなるように水分調整し、25℃まで冷却し、本発明品17と比較品6の皮膚用化粧料を調製した。
【0041】
比較例7
200mlビーカーに水70.0gを加え、ホモミキサー(プライミクス社製、2000回転、室温)で撹拌しながらカルボマーを0.1g加えて15分間撹拌し、一晩静置した後、水酸化カリウムで中和した。ブチレングリコール3.0gとメチルパラベン0.2g、塩化ナトリウム1.0g、硫酸マグネシウム1.0gを添加した。これを80℃で5分間加熱溶解し、pH6.5に合わせてから全量100gとなるように水分調整し、25℃まで冷却し、比較品7の皮膚用化粧料を調製した。
【0042】
試験例5 使用感
本発明品17、比較品6、比較品7を用いて、試験例2と同様にして、使用感としてべたつきと肌なじみを評価し、その平均値を表7に示した。
【0043】
【0044】
表7に示すように、本発明品17は、比較品6と比較して使用感は優れるものであった。また、本発明品17、比較品6、比較品7を用いて、試験例1、試験例4と同様にして、付着性と粘性に対する耐塩性を評価したところ、本発明品17は、比較品6と比較して付着性に優れ、本発明品17は、比較品6、比較品7と比較して粘性に対する耐塩性に優れるものであった。
【0045】
実施例18 クレンジングミルク
下記の配合で全量100gとなるように調製した。
(成分) (質量%)
調製品7 1.00
カルボマー 0.05
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー 0.05
グリセリン 5.00
1,3-BG 3.00
DPG 2.00
カプリル酸グリセリル 0.50
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 25.50
炭酸ジカプリリル 5.00
ジカプリリルエーテル 5.00
エチルヘキサン酸セチル 5.00
パルミチン酸エチルヘキシル 5.00
ミネラルオイル 5.00
イソドデカン 5.00
ジイソステアリン酸ポリグリセリル-10 7.00
オレイン酸ポリグリセリル-10 3.00
ジオレイン酸ポリグリセリル-10 3.00
ポリソルベート60 0.50
ジメチコン 0.50
フェノキシエタノール 0.20
メチルパラベン 0.20
ペンチレングリコール 2.00
エチルヘキシルグリセリン 0.10
水酸化カリウム 適量
塩化ナトリウム 2.00
香料 適量
水 残量
合計 100.00
【0046】
実施例18で得られたクレンジングミルクは、塩類を含有しながらも適度な粘度があり、粘性に対する耐塩性を有しつつ、増粘多糖類の曳糸性から来る付着性を抑え、べたつきのない使用感を有するものであった。
【0047】
実施例19 クレンジングミルク(ナチュラルタイプ)
下記の配合で全量100gとなるように調製した。
(成分) (質量%)
調製品7 1.50
グリセリン 5.00
プロパンジオール 5.00
カプリル酸グリセリル 0.50
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 10.50
ヒマワリ種子油 3.00
オリーブ油 2.00
(C15-19)アルカン 10.00
ジイソステアリン酸ポリグリセリル-10 7.00
オレイン酸ポリグリセリル-10 3.00
ジオレイン酸ポリグリセリル-10 3.00
ペンチレングリコール 3.00
クエン酸 適量
クエン酸ナトリウム 適量
塩化ナトリウム 2.00
水 残量
合計 100.00
【0048】
実施例19で得られたクレンジングミルク(ナチュラルタイプ)は、塩類を含有しながらも適度な粘度があり、粘性に対する耐塩性を有しつつ、増粘多糖類の曳糸性から来る付着性を抑え、べたつきのない使用感を有するものであった。
【0049】
実施例20 クレンジングリキッド(微濁タイプ)
下記の配合で全量100gとなるように調製した。
(成分) (質量%)
調製品7 1.50
カルボマー 0.05
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー 0.05
グリセリン 5.00
1,3-BG 5.00
DPG 5.00
ジイソステアリン酸グリセリル 1.00
ジイソステアリン酸ポリグリセリル-10 2.50
オレイン酸ポリグリセリル-5 10.00
ラウリン酸ポリグリセリル-2 2.50
ペンチレングリコール 2.00
ポリソルベート60 0.50
(カプリル酸/カプリン酸)PEG-6グリセリズ 0.50
エチルヘキシルグリセリン 0.10
フェノキシエタノール 0.20
メチルパラベン 0.20
水酸化カリウム(10.0%水溶液) 適量
塩化ナトリウム 2.00
香料 適量
水 残量
合計 100.00
【0050】
実施例20で得られたクレンジングリキッド(微濁タイプ)は、塩類を含有しながらも適度な粘度があり、粘性に対する耐塩性を有しつつ、増粘多糖類の曳糸性から来る付着性を抑え、べたつきのない使用感を有するものであった。
【0051】
実施例21 クレンジングリキッド(微濁・ナチュラルタイプ)
下記の配合で全量100gとなるように調製した。
(成分) (質量%)
調製品7 1.50
グリセリン 5.00
プロパンジオール 10.00
カプリル酸グリセリル 0.50
ジイソステアリン酸グリセリル 1.00
ジイソステアリン酸ポリグリセリル-10 2.50
オレイン酸ポリグリセリル-5 10.00
ラウリン酸ポリグリセリル-2 2.50
ペンチレングリコール 3.00
クエン酸 適量
クエン酸ナトリウム 適量
塩化ナトリウム 2.00
水 残量
合計 100.00
【0052】
実施例21で得られたクレンジングリキッド(微濁・ナチュラルタイプ)は、塩類を含有しながらも適度な粘度があり、粘性に対する耐塩性を有しつつ、増粘多糖類の曳糸性から来る付着性を抑え、べたつきのない使用感を有するものであった。
【0053】
実施例22 クレンジングジェル
下記の配合で全量100gとなるように調製した。
(成分) (質量%)
調製品7 1.50
カルボマー 0.05
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー 0.05
グリセリン 5.00
1,3-BG 5.00
DPG 5.00
カプリン酸ポリグリセリル-6 5.00
トリラウリン酸ポリグリセリル-6 5.00
グリセリン 10.00
(カプリル酸/カプリン酸)PEG-6グリセリズ 0.50
フェノキシエタノール 0.20
メチルパラベン 0.20
ペンチレングリコール 2.00
エチルヘキシルグリセリン 0.10
水酸化カリウム 適量
EDTA-2ナトリウム 適量
塩化ナトリウム 2.00
香料 適量
水 残量
合計 100.00
【0054】
実施例22で得られたクレンジングジェルは、塩類を含有しながらも適度な粘度があり、粘性に対する耐塩性を有しつつ、増粘多糖類の曳糸性から来る付着姓を抑え、べたつきのない使用感を有するものであった。
【0055】
実施例23 クレンジングジェル(ナチュラルタイプ)
下記の配合で全量100gとなるように調製した。
(成分) (質量%)
調製品7 1.50
グリセリン 5.00
プロパンジオール 10.00
カプリル酸グリセリル 0.50
カプリン酸ポリグリセリル-6 5.00
トリラウリン酸ポリグリセリル-6 5.00
グリセリン 10.00
ペンチレングリコール 3.00
クエン酸 適量
クエン酸ナトリウム 適量
塩化ナトリウム 2.00
水 残量
合計 100.00
【0056】
実施例23で得られたクレンジングジェル(ナチュラルタイプ)は、塩類を含有しながらも適度な粘度があり、粘性に対する耐塩性を有しつつ、増粘多糖類の曳糸性から来る付着性を抑え、べたつきのない使用感を有するものであった。
【0057】
実施例24 O/W型 乳液
下記の配合で全量100gとなるように調製した。
(成分) (質量%)
調製品7 2.00
カルボマー 0.05
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー 0.05
グリセリン 5.00
1,3-BG 5.00
DPG 5.00
スクワラン 5.00
エチルヘキサン酸セチル 3.50
トリエチルヘキサノイン 3.00
デカイソステアリン酸ポリグリセリル-10 0.50
ヒマワリ種子油 1.00
ベヘン酸グリセリル 0.20
オクタステアリン酸ポリグリセリル-6 0.20
ベヘニルアルコール 0.20
セチルアルコール 0.20
ペンタステアリン酸ポリグリセリル-10 0.70
ステアリン酸ポリグリセリル-10 1.30
ポリソルベート60 1.00
ジメチコン 0.50
フェノキシエタノール 0.20
メチルパラベン 0.20
ペンチレングリコール 2.00
エチルヘキシルグリセリン 0.10
水酸化カリウム 適量
EDTA-2ナトリウム 適量
香料 適量
水 残量
合計 100.00
【0058】
実施例24で得られたO/W型 乳液は、コクのある使用感で、塩類を含有しながらも適度な粘度があり、粘性に対する耐塩性を有しつつ、増粘多糖類の曳糸性から来る付着性を抑え、べたつきのない使用感を有するものであった。
【0059】
実施例25 O/W型 乳液(ナチュラルタイプ)
下記の配合で全量100gとなるように調製した。
(成分) (質量%)
調製品7 2.00
グリセリン 5.00
プロパンジオール 10.00
スクワラン 5.00
エチルヘキサン酸セチル 3.50
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 3.00
ヒマワリ種子油 1.00
ベヘン酸グリセリル 0.20
カプリル酸グリセリル 0.50
オクタステアリン酸ポリグリセリル-6 0.20
ベヘニルアルコール 0.20
セチルアルコール 0.20
ペンタステアリン酸ポリグリセリル-10 0.70
ステアリン酸ポリグリセリル-10 1.30
クエン酸ステアリン酸グリセリル 0.50
ペンチレングリコール 3.00
クエン酸 適量
クエン酸ナトリウム 適量
塩化ナトリウム 2.00
水 残量
合計 100.00
【0060】
実施例25で得られたO/W型 乳液は、コクのある使用感で、塩類を含有しながらも適度な粘度があり、粘性に対する耐塩性を有しつつ、増粘多糖類の曳糸性から来る付着性を抑え、べたつきのない使用感を有するものであった。
【0061】
実施例26 O/W型 クリーム(さっぱり)
下記の配合で全量100gとなるように調製した。
(成分) (質量%)
キサンタンガム 4.57
タマリンドシードガム 0.38
ペクチン 0.05
カルボマー 0.05
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー 0.05
グリセリン 5.00
1,3-BG 5.00
DPG 5.00
PCA-Na 0.025
ミネラルオイル 5.00
ミリスチン酸オクチルドデシル 2.00
ドデカ(カプリル酸/カプリン酸)ポリグリセリル-10 5.00
デカイソステアリン酸ポリグリセリル-10 0.50
ベヘン酸グリセリル 0.50
オクタステアリン酸ポリグリセリル-6 0.50
ベヘニルアルコール 0.50
セチルアルコール 0.50
ステアリン酸ポリグリセリル-10 1.50
ポリソルベート60 1.00
ジメチコン 0.50
フェノキシエタノール 0.20
メチルパラベン 0.20
ペンチレングリコール 2.00
エチルヘキシルグリセリン 0.10
水酸化カリウム 適量
EDTA-2ナトリウム 適量
香料 適量
水 残量
合計 100.00
【0062】
実施例26で得られたO/W型 クリームは、さっぱりした使用感で、塩類を含有しながらも適度な粘度があり、粘性に対する耐塩性を有しつつ、増粘多糖類の曳糸性から来る付着性を抑え、べたつきのない使用感を有するものであった。
【0063】
実施例27 O/W型 クリーム(ナチュラル・さっぱりタイプ)
下記の配合で全量100gとなるように調製した。
(成分) (質量%)
キサンタンガム 4.72
タマリンドシードガム 0.17
ペクチン 0.11
グリセリン 5.00
プロパンジオール 10.00
PCA-Na 0.025
スクワラン 5.00
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 2.00
カプリル酸グリセリル 0.50
ベヘン酸グリセリル 0.50
オクタステアリン酸ポリグリセリル-6 0.50
ベヘニルアルコール 0.50
セチルアルコール 0.50
ステアリン酸ポリグリセリル-10 1.50
ジメチコン 0.50
クエン酸ステアリン酸グリセリル 0.50
ペンチレングリコール 3.00
クエン酸 適量
クエン酸ナトリウム 適量
塩化ナトリウム 2.00
水 残量
合計 100.00
【0064】
実施例27で得られたO/W型 クリームは、さっぱりした使用感で、塩類を含有しながらも適度な粘度があり、粘性に対する耐塩性を有しつつ、増粘多糖類の曳糸性から来る付着性を抑え、べたつきのない使用感を有するものであった。
【0065】
実施例28 O/W型 クリーム(食添)
下記の配合で全量100gとなるように調製した。
(成分) (質量%)
キサンタンガム 4.67
タマリンドシードガム 0.28
ペクチン 0.05
グリセリン 3.30
ラウリン酸グリセリル 0.50
オレイン酸ポリグリセリル-10 1.60
パーム核油 9.00
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 8.00
ベヘン酸グリセリル+オクタステアリン酸ポリグリセリル-6 4.00
カプリン酸ポリグリセリル-2 0.40
ステアリン酸 3.00
塩化ナトリウム 2.00
水 残量
合計 100.00
【0066】
実施例28で得られたO/W型 クリームは、さっぱりした使用感で、塩類を含有しながらも適度な粘度があり、粘性に対する耐塩性を有しつつ、増粘多糖類の曳糸性から来る付着性を抑え、べたつきのない使用感を有するものであった。
【0067】
実施例29 モイスチャーローション
下記の配合で全量100gとなるように調製した。
(成分) (質量%)
調製品7 0.50
カルボマー 0.01
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー 0.01
グリセリン 5.00
1,3-BG 5.00
DPG 5.00
ベタイン 1.00
グルコース 1.00
クインスシードパウダー 0.05
メチルグルセス-10 1.00
ジイソステアリン酸ポリグリセリル-10 0.10
ミリスチン酸ポリグリセリル-10 0.20
ポリソルベート80 0.20
フェノキシエタノール 0.20
メチルパラベン 0.20
ペンチレングリコール 2.00
エチルヘキシルグリセリン 0.10
水酸化カリウム 適量
EDTA-2ナトリウム 適量
香料 適量
水 残量
合計 100.00
【0068】
実施例29で得られたモイスチャーローションは、塩類を含有しながらも適度な粘度があり、粘性に対する耐塩性を有しつつ、増粘多糖類の曳糸性から来る付着性を抑え、べたつきのない使用感を有するものであった。
【0069】
実施例30 モイスチャーローション(ナチュラルタイプ)
下記の配合で全量100gとなるように調製した。
(成分) (質量%)
調製品7 0.50
グリセリン 5.00
プロパンジオール 10.00
ベタイン 1.00
グルコース 1.00
クインスシードパウダー 0.05
ジイソステアリン酸ポリグリセリル-10 0.10
ミリスチン酸ポリグリセリル-10 0.20
カプリル酸グリセリル 0.50
ココイルグルタミン酸カリウム 0.50
ペンチレングリコール 3.00
クエン酸 適量
クエン酸ナトリウム 適量
塩化ナトリウム 2.00
水 残量
合計 100.00
【0070】
実施例30で得られたモイスチャーローションは、塩類を含有しながらも適度な粘度があり、粘性に対する耐塩性を有しつつ、増粘多糖類の曳糸性から来る付着性を抑え、ベタツキのない使用感を有するものであった。
【0071】
実施例31 モイスチャーミルク
下記の配合で全量100gとなるように調製した。
(成分) (質量%)
調製品7 0.30
カルボマー 0.05
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))
クロスポリマー 0.05
グリセリン 5.00
1,3-BG 5.00
DPG 5.00
ベタイン 1.00
グルコース 1.00
トレハロース 2.00
ミネラルオイル 5.00
ドデカ(カプリル酸/カプリン酸)ポリグリセリル-10 5.00
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 7.00
デカイソステアリン酸ポリグリセリル-10 2.00
ジメチコン 0.50
ベヘン酸グリセリル 0.20
オクタステアリン酸ポリグリセリル-6 0.20
ベヘニルアルコール 0.20
セチルアルコール 0.20
ジイソステアリン酸ポリグリセリル-10 1.50
ポリソルベート60 1.00
フェノキシエタノール 0.20
メチルパラベン 0.20
ペンチレングリコール 2.00
エチルヘキシルグリセリン 0.10
水酸化カリウム 適量
EDTA-2ナトリウム 適量
香料 適量
水 残量
合計 100.00
【0072】
実施例31で得られたモイスチャーミルクは、塩類を含有しながらも適度な粘度があり、粘性に対する耐塩性を有しつつ、増粘多糖類の曳糸性から来る付着性を抑え、べたつきのない使用感を有するものであった。
【0073】
実施例32 モイスチャーミルク(ナチュラルタイプ)
下記の配合で全量100gとなるように調製した。
(成分) (質量%)
調製品7 0.30
グリセリン 10.00
プロパンジオール 5.00
ベタイン 1.00
グルコース 1.00
トレハロース 2.00
スクワラン 10.00
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 7.00
カプリル酸グリセリル 0.50
ベヘン酸グリセリル 0.20
オクタステアリン酸ポリグリセリル-6 0.20
ベヘニルアルコール 0.20
セチルアルコール 0.20
ジイソステアリン酸ポリグリセリル-10 1.50
クエン酸ステアリン酸グリセリル 0.50
ペンチレングリコール 3.00
クエン酸 適量
クエン酸ナトリウム 適量
塩化ナトリウム 2.00
水 残量
合計 100.00
【0074】
実施例32で得られたモイスチャーミルク(ナチュラルタイプ)は、塩類を含有しながらも適度な粘度があり、粘性に対する耐塩性を有しつつ、増粘多糖類の曳糸性から来る付着性を抑え、べたつきのない使用感を有するものであった。
【0075】
実施例33 モイスチャークリーム
下記の配合で全量100gとなるように調製した。
(成分) (質量%)
調製品7 0.30
カルボマー 0.05
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー 0.05
グリセリン 5.00
1,3-BG 5.00
DPG 5.00
ベタイン 1.00
グルコース 1.00
ミネラルオイル 10.00
ドデカ(カプリル酸/カプリン酸)ポリグリセリル-10 5.00
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 10.00
デカイソステアリン酸ポリグリセリル-10 2.00
ジメチコン 0.50
ベヘン酸グリセリル 0.20
オクタステアリン酸ポリグリセリル-6 0.20
ベヘニルアルコール 0.20
セチルアルコール 0.20
ジイソステアリン酸ポリグリセリル-10 2.50
ポリソルベート60 1.50
フェノキシエタノール 0.20
メチルパラベン 0.20
ペンチレングリコール 2.00
エチルヘキシルグリセリン 0.10
水酸化カリウム 適量
EDTA-2ナトリウム 適量
香料 適量
水 残量
合計 100.00
【0076】
実施例33で得られたモイスチャークリームは、さっぱりした使用感で、塩類を含有しながらも適度な粘度があり、粘性に対する耐塩性を有しつつ、増粘多糖類の曳糸性から来る付着性を抑え、べたつきのない使用感を有するものであった。
【0077】
実施例34 モイスチャークリーム(ナチュラルタイプ)
下記の配合で全量100gとなるように調製した。
(成分) (質量%)
調製品7 0.30
グリセリン 10.00
プロパンジオール 5.00
ベタイン 1.00
グルコース 1.00
スクワラン 10.00
オリーブ油 5.00
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 10.00
ホホバ油 2.00
カプリル酸グリセリル 0.50
ベヘン酸グリセリル 0.50
オクタステアリン酸ポリグリセリル-6 0.50
ベヘニルアルコール 0.50
セチルアルコール 0.50
ジイソステアリン酸ポリグリセリル-10 2.50
クエン酸ステアリン酸グリセリル 0.50
ペンチレングリコール 3.00
クエン酸 適量
クエン酸ナトリウム 適量
塩化ナトリウム 2.00
水 残量
合計 100.00
【0078】
実施例34で得られたモイスチャークリーム(ナチュラルタイプ)は、さっぱりした使用感で、塩類を含有しながらも適度な粘度があり、粘性に対する耐塩性を有しつつ、増粘多糖類の曳糸性から来る付着性を抑え、べたつきのない使用感を有するものであった。
【0079】
実施例35 モイスチャークリーム(α-ゲルタイプ)
下記の配合で全量100gとなるように調製した。
(成分) (質量%)
調製品7 0.30
カルボマー 0.05
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー 0.05
グリセリン 5.00
1,3-BG 5.00
DPG 5.00
ベタイン 1.00
グルコース 1.00
ステアリン酸ポリグリセリル-5 2.50
ステアリン酸グリセリル 3.00
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 14.00
デカイソステアリン酸ポリグリセリル-10 3.00
ベヘン酸グリセリル 1.50
オクタステアリン酸ポリグリセリル-6 1.50
オリーブ油 10.00
ジメチコン 1.00
フェノキシエタノール 0.20
メチルパラベン 0.20
ペンチレングリコール 2.00
エチルヘキシルグリセリン 0.10
水酸化カリウム 適量
EDTA-2ナトリウム 適量
香料 適量
水 残量
合計 100.00
【0080】
実施例35で得られたモイスチャークリーム(α-ゲルタイプ)は、さっぱりした使用感で、塩類を含有しながらも適度な粘度があり、粘性に対する耐塩性を有しつつ、増粘多糖類の曳糸性から来る付着性を抑え、べたつきのない使用感を有するものであった。
【0081】
実施例36 洗顔クリーム
下記の配合で全量100gとなるように調製した。
(成分) (質量%)
調製品7 1.00
カルボマー 0.10
ポリグリセリル-4ラウリルエーテル 3.00
ミリスチン酸 19.00
パルミチン酸 4.00
ラウリン酸 2.00
ステアリン酸 2.00
ジステアリン酸グリコール 2.00
ステアリン酸グリセリル(SE) 1.00
グリセリン 20.00
1,3-BG 1.00
ラウリルベタイン(33.0%aq.) 10.00
水酸化カリウム 適量
水 残量
合計 100.00
【0082】
実施例36で得られた洗顔クリームは、塩類を含有しながらも適度な粘度があり、泡立ち良く、洗い流し時のきしみ感を抑えてさっぱりと、粘性に対する耐塩性を有しつつ、増粘多糖類の曳糸性から来る付着性を抑え、べたつきのない使用感を有するものであった。
【0083】
実施例37 O/Wサンスクリーンクリーム
下記の配合で全量100gとなるように調製した。
(成分) (質量%)
調製品7 0.20
(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー 1.00
グリセリン 5.00
1,3-BG 5.00
DPG 5.00
トリエチルヘキサノイン 7.50
デカイソステアリン酸ポリグリセリル-10 0.50
ジメチコン 5.00
ミネラルオイル 7.50
エチルヘキサン酸セチル 7.50
セタノール 1.00
ベヘニルアルコール 1.00
ステアリン酸ポリグリセリル-5 2.00
ポリソルベート60 1.00
ベヘン酸グリセリル 0.50
オクタステアリン酸ポリグリセリル-6 0.50
親油性微粒子酸化チタン 5.00
親油性微粒子酸化亜鉛 1.00
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 5.00
ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル 5.00
ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン 3.00
フェノキシエタノール 0.20
メチルパラベン 0.20
ペンチレングリコール 2.00
エチルヘキシルグリセリン 0.10
水酸化カリウム 適量
EDTA-2ナトリウム 適量
香料 適量
水 残量
合計 100.00
【0084】
実施例37で得られたO/Wサンスクリーンクリームは、塩類を含有しながらも適度な粘度があり、粘性に対する耐塩性を有しつつ、増粘多糖類の曳糸性から来る付着性を抑え、べたつきのない使用感を有するものであった。
【0085】
実施例38 ボディミルク
下記の配合で全量100gとなるように調製した。
(成分) (質量%)
調製品7 0.30
ポリアクリレートクロスポリマー-6 1.00
グリセリン 5.00
1,3-BG 5.00
DPG 5.00
ベタイン 1.00
グルコース 1.00
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 8.00
ミネラルオイル 5.00
デカイソステアリン酸ポリグリセリル-10 2.00
ジイソステアリン酸ポリグリセリル-10 2.00
クエン酸ステアリン酸グリセリル 2.00
ポリソルベート60 1.00
フェノキシエタノール 0.20
メチルパラベン 0.20
ペンチレングリコール 2.00
エチルヘキシルグリセリン 0.10
水酸化カリウム 適量
EDTA-2ナトリウム 適量
香料 適量
水 残量
合計 100.00
【0086】
実施例38で得られたボディミルクは、塩類を含有しながらも適度な粘度があり、粘性に対する耐塩性を有しつつ、なめらかな感触で伸びが良く、増粘多糖類の曳糸性から来る付着性を抑え、べたつきのない使用感を有するものであった。
【0087】
実施例39 ボディミルク(ナチュラルタイプ)
下記の配合で全量100gとなるように調製した。
(成分) (質量%)
調製品7 0.30
コーンスターチ 0.40
グリセリン 5.00
1,3-BG 5.00
DPG 5.00
ベタイン 1.00
グルコース 1.00
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 8.00
スクワラン 5.00
カプリル酸グリセリル 0.50
ベヘン酸グリセリル 0.50
オクタステアリン酸ポリグリセリル-6 0.50
ジイソステアリン酸ポリグリセリル-10 2.00
クエン酸ステアリン酸グリセリル 0.50
ベヘニルアルコール 0.50
ペンチレングリコール 3.00
クエン酸 適量
クエン酸ナトリウム 適量
塩化ナトリウム 2.00
水 残量
合計 100.00
【0088】
実施例39で得られたボディミルク(ナチュラルタイプ)は、塩類を含有しながらも適度な粘度があり、粘性に対する耐塩性を有しつつ、なめらかな感触で伸びが良く、増粘多糖類の曳糸性から来る付着性を抑え、べたつきのない使用感を有するものであった。
【0089】
実施例40 シャンプー
下記の配合で全量100gとなるように調製した。
(成分) (質量%)
調製品7 1.00
ヒドロキシエチルセルロース 0.10
グリセリン 5.00
1,3-BG 5.00
DPG 5.00
ラウリン酸ポリグリセリル-10 3.00
ラウレス硫酸ナトリウム(27.0%) 26.00
ラウリルベタイン(30.0%) 7.50
コカミドDEA 4.00
アプリコット核油ポリグリセリル-6エステルズ 2.00
ジステアリン酸グリコール 0.50
ポリオクタニウム-10 0.50
フェノキシエタノール 0.20
メチルパラベン 0.20
ペンチレングリコール 2.00
エチルヘキシルグリセリン 0.10
水酸化カリウム 適量
EDTA-2ナトリウム 適量
香料 適量
水 残量
合計 100.00
【0090】
実施例40で得られたシャンプーは、塩類を含有しながらも適度な粘度があり、粘性に対する耐塩性を有しつつ、泡立ちや洗浄性が良く、なめらかな感触で、増粘多糖類の曳糸性から来る付着性を抑え、べたつきのない使用感を有するものであった。
【0091】
実施例41 ベビーシャンプー
下記の配合で全量100gとなるように調製した。
(成分) (質量%)
調製品7 0.50
ヒドロキシエチルセルロース 0.10
グリセリン 5.00
1,3-BG 5.00
DPG 5.00
ラウリン酸ポリグリセリル-10 3.00
ココアンホ酢酸ナトリウム(40.0%) 20.00
ココイルメチルタウリンナトリウム(26.0%) 15.00
コカミドDEA 4.00
アプリコット核油ポリグリセリル-6エステルズ 2.00
ジステアリン酸グリコール 0.50
ポリオクタニウム-10 0.50
フェノキシエタノール 0.20
メチルパラベン 0.20
ペンチレングリコール 2.00
エチルヘキシルグリセリン 0.10
水酸化カリウム 適量
EDTA-2ナトリウム 適量
香料 適量
水 残量
合計 100.00
【0092】
実施例41で得られたベビーシャンプーは、塩類を含有しながらも適度な粘度があり、粘性に対する耐塩性を有しつつ、泡立ちや洗浄性が良く、なめらかな感触で、増粘多糖類の曳糸性から来る付着性を抑え、べたつきのない使用感を有するものであった。
【0093】
実施例42 ボディーシャンプー
下記の配合で全量100gとなるように調製した。
(成分) (質量%)
調製品7 1.00
ヒドロキシエチルセルロース 0.10
グリセリン 5.00
1,3-BG 5.00
DPG 5.00
ラウリン酸ポリグリセリル-10 17.50
ラウロイルメチルアラニンナトリウム(30.0%) 35.00
コカミドDEA 3.00
ジステアリン酸グリコール 0.50
ポリオクタニウム-10 0.50
ヒドロキシメチルセルロース 0.50
フェノキシエタノール 0.20
メチルパラベン 0.20
ペンチレングリコール 2.00
エチルヘキシルグリセリン 0.10
水酸化カリウム 適量
EDTA-2ナトリウム 適量
香料 適量
水 残量
合計 100.00
【0094】
実施例42で得られたボディーシャンプーは、塩類を含有しながらも適度な粘度があり、粘性に対する耐塩性を有しつつ、泡立ちや洗浄性が良く、なめらかな感触で、増粘多糖類の曳糸性から来る付着性を抑え、べたつきのない使用感を有するものであった。
【0095】
実施例43 ボディーソープ
下記の配合で全量100gとなるように調製した。
(成分) (質量%)
調製品7 1.00
ヒドロキシエチルセルロース 0.10
グリセリン 5.00
1,3-BG 5.00
DPG 5.00
PG 5.00
ポリグリセリル-4ラウリルエーテル 2.00
ラウリルベタイン(30.0%) 12.00
ラウリン酸 5.70
ミリスチン酸 9.00
ステアリン酸 1.00
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー 0.10
ジステアリン酸グリコール 2.00
フェノキシエタノール 0.20
メチルパラベン 0.20
ペンチレングリコール 2.00
エチルヘキシルグリセリン 0.10
水酸化カリウム 適量
EDTA-2ナトリウム 適量
香料 適量
水 残量
合計 100.00
【0096】
実施例43で得られたボディーソープは、塩類を含有しながらも適度な粘度があり、粘性に対する耐塩性を有しつつ、泡立ちや洗浄性が良く、なめらかな感触で、増粘多糖類の曳糸性から来る付着性を抑え、べたつきのない使用感を有するものであった。
【0097】
実施例44 弱酸性ボディーシャンプー
下記の配合で全量100gとなるように調製した。
(成分) (質量%)
調製品7 0.50
グアーヒドロキプロピルトリモニウムクロリド 0.50
ヒドロキシエチルセルロース 0.10
カルボマー 0.20
グリセリン 5.00
1,3-BG 5.00
DPG 5.00
ラウリン酸ポリグリセリル-10 10.00
ココイルメチルタウリンナトリウム(30%) 25.00
ラウロアンホ酢酸ナトリウム(26%) 8.50
カプリン酸グリセリル 2.00
ステアリン酸PEG-150 2.00
ジステアリン酸グリコール 0.50
フェノキシエタノール 0.20
メチルパラベン 0.20
ペンチレングリコール 2.00
エチルヘキシルグリセリン 0.10
水酸化カリウム 適量
EDTA-2ナトリウム 適量
香料 適量
水 残量
合計 100.00
【0098】
実施例44で得られた弱酸性ボディーシャンプーは、塩類を含有しながらも適度な粘度があり、粘性に対する耐塩性を有しつつ、なめらかな感触で、増粘多糖類の曳糸性から来る付着性を抑え、さっぱりとしたべたつきのない使用感を有するものであった。
【0099】
実施例45 ボディートリートメント
下記の配合で全量100gとなるように調製した。
(成分) (質量%)
調製品7 0.20
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー 0.20
カルボマー 0.20
ヒドロキシエチルセルロース 0.10
グリセリン 5.00
1,3-BG 5.00
DPG 5.00
デカイソステアリン酸ポリグリセリル-10 3.00
オリーブ油 2.00
紫外線吸収剤 0.50
フェノキシエタノール 0.20
メチルパラベン 0.20
ペンチレングリコール 2.00
エチルヘキシルグリセリン 0.10
水酸化カリウム 適量
EDTA-2ナトリウム 適量
香料 適量
水 残量
合計 100.00
【0100】
実施例45で得られたボディートリートメントは、塩類を含有しながらも適度な粘度があり、粘性に対する耐塩性を有しつつ、なめらかな感触で、増粘多糖類の曳糸性から来る付着性を抑え、さっぱりとしたべたつきのない使用感を有するものであった。
【0101】
実施例46 ハンド殺菌フォーム(食添タイプ)
下記の配合で全量100gとなるように調製した。
(成分) (質量%)
調製品7 1.00
カプリル酸グリセリル 0.50
ラウリン酸ポリグリセリル-10 1.00
グリセリン 0.50
グリチルリチン酸ジカリウム 0.10
エタノール 30.00
水 残量
合計 100.00
【0102】
実施例46で得られたハンド殺菌フォーム(食添タイプ)は、塩類を含有しながらも適度な粘度があり、粘性に対する耐塩性を有しつつ、増粘多糖類の曳糸性から来る付着性を抑え、べたつきのないさっぱりとした使用感を有するものであった。
本発明の皮膚用化粧料は、粘性に対する耐塩性を有しつつ、増粘多糖類の曳糸性から来る付着性を抑え、べたつきのない使用感を付与可能あり、産業上の利用可能性は大である。