(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022017143
(43)【公開日】2022-01-25
(54)【発明の名称】水無地下、地中プール多目的施設
(51)【国際特許分類】
A01K 1/00 20060101AFI20220118BHJP
A01G 7/00 20060101ALI20220118BHJP
E02D 29/05 20060101ALI20220118BHJP
【FI】
A01K1/00 Z
A01G7/00 601Z
E02D29/05
E02D29/05 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2020133393
(22)【出願日】2020-07-13
(71)【出願人】
【識別番号】500488845
【氏名又は名称】西村 欣吾
(72)【発明者】
【氏名】西村 欣吾
【テーマコード(参考)】
2B022
2B101
2D147
【Fターム(参考)】
2B022DA19
2B101AA01
2B101BB10
2D147AB01
(57)【要約】
【課題】休耕田、放置荒れ地は農業従事者にとり、何ら収益の見直をもたらすことがない、この状況を変えるには、家畜飼育し野菜栽培の参入を容易にし、農家の収入源を確保する。
【解決手段】休耕田に例を挙げ、その土地活用に地中に求め、地下畜舎 野菜栽培ビニールハウス、ガラス温室を地下、地中に展開することで、新規参入が高齢者でも業務用~家庭菜園を施工可能。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
農地、休耕田、荒れ地に土地掘削地下プール施工後,地下プールを畜舎として家畜飼育の環境管理の向上 個体管理
【請求項2】
農地、休耕田、荒れ地に土地掘削地下プール施工後、野菜栽培を地下プール内底部で栽培し、野菜栽培管理、ビニールハウス、ガラス温室等の経費削減、雨水侵入時浮上機能を有する野菜多種多目的栽培施設。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、農業施設畜舎、野菜栽培地下プール方式
【背景技術】
【0002】
農業従事者は畜産業、野菜栽培に参入するには、従来の地上に設置する方法では、畜舎、ビニールハウスなど高額な建設費が必要であるため。新規参入の妨げになり、担い手も二の足を踏む。このような課題を解決するためには地中、地下施設を低価格で施工できる方法を見出すことが課題解決につながる。各種施設として活用するため、その施設内は水無状態で日常使用されているが、施設内に水を溜めることが可能であるため、家畜、野菜生産物に被害が及ばない対策として避難高台、浮上方式を構築する。
【先行技術文献】
【0003】
[公知]ビル、マンション、駐車場の階下に地下室を有する構造であるが、農業施設としての活用が公知されていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
農業従事者の高齢化に伴い作業の重労働が働く意欲を失ばかりか、新規参入するにも、農業施設、例えば牛舎、豚舎、鶏舎等の建屋を建築するために、参入予算が大半を占め、業務開始をしても、生産物から得る収入は建屋、その他の設備費の償却に消える。如何にして高齢者、新規参入者が低価格でしかも労働時間、作業工程の軽減を確保できる家畜飼育施設、野菜、果樹栽培施設が求められている。本発明の目的は高齢化対策、過疎地の収入源を確保できる唯一の方法を求めている。そして年金生活者の資産向上・
【課題を解決するため手段】
【0005】
常日頃は家畜飼育の場合、土地掘削地下プール空間は、無水状態であり台風豪雨時には家畜プール内に雨水が侵入した場合畜舎と避難高台連動し施設配備、野菜栽培の場合では地下プール内床面に、発泡スチロール等の緩衝材を配備して雨水が地下プール内に侵入した場合、野菜に被害が及ばない浮上構造を有しておけば地中地下プールに雨水を満水なっても野菜に被害が及ばない。
【0006】
上記課題を解決するため、本発明は休耕田、荒地、山間部などの放置状態の土地に地下、地中プールを作る為、重機(ユンボ)等による掘削地下プール施工を行い任意の深さ、面積規模を考慮して施工し、極力規模大きい畜舎、野菜栽培施設を安価で施工し、農家の利益の増収を図り家畜飼育の衛生管理、野菜栽培においては山間部においても安心栽培が可能な地下プール内ビニールハウス栽培を構築する。そのための手段として、例えば法面を有した休耕田においては法面の位置を定め、その位置から重機を使い真下に掘削をして希望する深さの垂直側壁を施行する。掘削する範囲は休耕田の全周に施工し、和牛、養豚、鶏飼育する家畜飼育施設に適応した全周に垂直側壁を施行し一定の高さを確保する。また図では開示しないが、休耕田の畦を基準に外堀、内堀を一定の深さ、幅を設け掘り起こすことで、家畜逃亡阻止が向上する。
【0007】
地下、地中プールにおいて、家畜飼育を行う場合は、飼料 糞尿の分離管理が重要であり、ひな壇方式を施行することで分離管理が容易となり衛生面でも利点がある。
【発明の効果】
【0008】
本発明においては休耕田、荒れ地、水田において、法面地下掘削による外周垂直側壁が形成され、この側壁が家畜にとり障害物となり地下プール内より外に逃げ出すことが不可能となる。また家畜飼育施設、野菜栽培温室などが安価の資金で構築することが可能となる。畜舎施設、ビニールハウス、ガラス温室が農家自身の手で構築できる。何よりも、休耕田、荒れ地が有効活用でき、価値ある存在になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1~
図4は本発明に係る地下プール施工の実施例を示す。
図1においては山林,法面の1の原野。休耕田法面4、1の任意の位置2~側壁の下部垂直掘削施行し、その施工後の状態が
図2であり。
図3は休耕田の全周法面を任意の位置より下部方向に垂直掘削を施行し、その掘削範囲は、休耕田の全周に及び、家畜が外周側壁から脱出不可能な休耕田地下プールを施工した図である。地下プール内に家畜飼育を管理が行き届く方法として個別地下プール9を多数配備する事で、個別個体衛生環境が向上する。
【0011】
図4は地下プールの断面図であり、地下プール内において野菜栽培を生産するにおいて、掘削施工による外周側壁、底面がプール形態となり、プール内に雨水が浸水した場合、野菜に被害が及ぶ、そのために野菜が浮上する機能を設けた構造になっている。浮体物7の上に栽培土8がありそこで成長した野菜はより栽培環境を促進するため、天井面にビニール、ガラス張りを配備した地中プールハウス内で野菜栽培を育てる。天井面のビニール配備は掘削時に掘り下げた土により、盛り土を行い任意の位置で竹材、鉄骨配置支持材の上にビニール樹脂を乗せると簡易ビニールハウスが完成する。
【符号の説明】
【0012】
1 法面 8 野菜栽培土
2 任意の位置 9 野菜
3 側壁 10 プール内畜舎
4 休耕田
5 地下プール
6 高台
7 浮体物 (発泡スチロール、pet中空容器)