(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022017146
(43)【公開日】2022-01-25
(54)【発明の名称】地上に降り立つ重力を平行推進力に変換するためのバネ付勢力
(51)【国際特許分類】
B62M 1/10 20100101AFI20220118BHJP
B62K 17/00 20060101ALI20220118BHJP
【FI】
B62M1/10 A
B62K17/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2020141264
(22)【出願日】2020-07-13
(71)【出願人】
【識別番号】592237840
【氏名又は名称】山口 憲章
(72)【発明者】
【氏名】山口 憲章
【テーマコード(参考)】
3D212
【Fターム(参考)】
3D212BB32
3D212BB42
3D212BB52
3D212BB62
(57)【要約】 (修正有)
【課題】走行動力を地上に垂直に仂く重力を弾性バネを使って地上と走行する走行車の推進力に代える。
【解決手段】バネ付勢力の基底となるところの被けん引台車に乗せる扇状に開閉するところの扇の要に、重さ30kgの重量掻き棒の先端部分を被けん引車の中央車輪の部分の上に当て、その他端は台車と概略45°の角度を保って位置付けをする。台車側に固定して取り付けた直径25cmのゴム毬弾性体に、前記掻き棒を衝突させることで走行総体の推進力を生みだす構造としている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
前部衝撃防ぎょ板、キャスタ車輪(直径15cm)、埋め込鉄塊、を前部に備へた片掛け式の巾20cm、厚さ20cm長さ50cmの重さ約30kg、扇状の掻き棒が台車上の、天秤支柱、歪曲竹製曲盤、そしてゴム毬等の弾性体のそれぞれの走行推進力を増強する目的のもと該掻き棒に仂きかけることで円滑で且強力な走行をもたらすバネ付勢車
【請求項2】
該重量掻き棒を下から竹製の弾性曲盤で持ち上げ、台車に設けたゴム毬で推進力と掻き棒を正常に仂かせ、竹製天秤の前後で該掻き棒を強力な推進力として機能させるところの請求項1のバネ付勢車
【請求項3】
けん引車と被けん引車の連結は直径15cm円筒とし、被けん引車の前部には補助車を設けて三輪車とするところの請求項1のバネ付勢車
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
エンジン推進力に依らないところの走行車において該走行動力を、地上に垂直に仂く重力を弾性バネ(本願では竹の表層部分を使用した。)を使って地上と走行する走行車の推進力として振り向け代えることとする。
【先行技術文献】
【0003】
特願2018-200423
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一搬にバネの付勢にはニュートンの運動則の作用・反作用の法則が仂くので思うような効果を導き出すことは至難の技であるが、ヘリコプターの大回転する細い羽根などの打出しのみによって機体の浮揚力を得ているものもある。
ここにアルファベットのUの字を上部を開かせて右側の天辺から車を坂道を下らせると該U字の谷底部分を該車は高速度で通過して、該U字の左側の天辺まで登り結めることができるという図が以前物理学の参考書に出ていた。
この谷底部分の該車の走行速度が本願のバネ付勢力として取出せることが出来れば、かなり有用な走行力としての効能が見込めると思うので、その線に沿って本願出を構成する。
【課題を解決するための手段】
平凡社の国民百科辞典の遠心力の項目によれば、円運動は常に内へ、内へと方向変換しているので、半径Rで円運動している質量mの物体には円の中心へ向う大きさmV2/Rの力が作用している。回転の角速度をwとすればV=Rwであるから向心力はmRw2-求心力とも表わせる。
先づ本願のバネ付勢力の基底となるところの被けん引台車に乗せる扇状に開閉するところの扇の要に当る先端に概略3kの鉄塊仕込んだ巾20cm長さ80cm、厚さ20cmの重さ30kgの重量掻き棒を作り、その扇の要の先端部分を被けん引車の中央車輪の部分の上あたりに当ててその他端は台車と概略45°の角度を保って位置付けをする。
該掻き棒と被けん引台車との45°開いた空間には竹の厚みを半分位削って薄くした巾25cm長さ45cmの竹の表皮部分厚さ5mmをR40cm位に曲げ加工してこれを12~13本を曲げ円盤として後部に開いた形にして該掻き棒の下部の45°に開いた角度をもって該掻き棒の下の空間に一枚の厚さ12cmの合板を当てて収めるのであるが前記竹製の曲盤は該合板の中間部に後部に開いた弾力で開閉するものとして収めて該曲盤の上下を上は厚さ12cmの合板に、下は台車の床盤に固定する。
更にこの上部の合板には掻き棒の先端に仕込んだ3kgの鉄塊の前の先端に直径15cmのキャスターを取付けて、該掻き棒が前記竹曲盤の上部の厚さ12cmの合板の上の縦センターに仕込んた溝の巾を該キャスターの車輪が前後にそして上下に直線運動をするようにした。(いわゆる合板上の軌道を動く。)
そしてこのキャスターの車輪が前後とそして上下に直線運動をする溝は多少上に開いた曲線となり、該掻き棒のキャスター車輪の前には、該掻き棒が前後にそして上下にそして多少Rをもって窪んた溝の中を前後、上下動するのであるが、該掻き棒のキャスターの車輪の前は、台車側に固定して取り付けた直径25cmのゴム毬弾性体(プラスチックの馬穴の中に収めて破裂防止措置を施している、)に垂直に衝突することで走行総体の推進力を生みだす構造としている。(同時に掻き棒に反発力を生む。)
次に該掻き棒(その構造は先端が毬に衝突する際の衝撃吸収プロテクター、その後に直径15cmのキャスター車輪、その後に概略3kgの鉄塊の重りが仕込まれたところの巾20cm長さ80cm厚さ20cmの総重量30kg)を都合4つのバネ弾性体でmRw2の求心力を最大限引き出すべく、その作用順序を逐次述べることとする
その1は該掻き棒が乗っている厚さ12cmの合板(上面は多少窪んだギャスターの車輪が直線状に上下動する軌道上の溝が取付けてあり、該合板の下面の前後の中央には台車の床板との間に巾35cm長さ45cmのR40の竹で曲げ加工した曲盤が収まった空間において、けん引、被けん引走行体総体の走行時の道路の凹凸によって上下のバウンドが生じる。
その2とその3は被けん引台車上に取り付けたところの横に高さ概略1mの門構への、竹でできた天秤の支柱が被けん引台車の前後の中央部に設けてある。
先づその2として該竹の天秤の後部から紐で被けん引台車上の竹の曲盤からの道路走行によって生じた弾性を吸収して該掻き棒を60°位まで起す。
次にその3として竹の天秤の先端(門構への中央に該天秤の中央部が固定されているのであるが)に先づ50cm位の紐を結束して、その先に後部に結束した、紐を該掻き棒の中間位置(つまり天秤の後部に結束した掻き棒の後端でなく中間に、結束することで、天秤の後端で該掻き棒を立たせ(つまり後部天秤で引き揚げ)た後前部天秤の紐該掻き棒の中間を引くことで該掻き棒のキャスター車輪は窪んだ溝を直線状に前進して、該掻き棒自体は、天秤の前の紐で引き寄せられて立った60°の傾斜が30°位まで後方に倒れた形で後方に伏した状態で、該掻き棒自体は被けん引台車の上に固定したゴム毬に衝突することで走行体自体は前進して推進力が生じると同時にその反作用として該掻き棒自体は後方に弾き戻されると同時に立たんとする。(その4)この掻き棒の後方反発力は、作用その1の竹の弾性が道路の凹凸と速度の変更にともになってその2、その3、その4へと掻き棒の起伏を生んで走行体の走行は天秤の前後のそれぞれの上下動によって走行体の走行は円滑に循環運動走行する。
つまりその1の作用で掻き棒は突き上げられ、その2で立たされ、その3で後方に寝かされ前部に衝突させられ走行体を前進させると同時に後方に押されると同時にその1、その2で立たされ、その3で走行体の推進力を生み1、2、3、4の連動で円滑な走行をもたらすに充分な重力と走行推進力を備へている。掻き棒の開閉頻度に速度は左右される。
【発明の効果】
【0006】
前部プロテクター(衝撃防ぎょ板)、直径15cmのキャスター埋め込み鉄塊と備えたところの巾20cm、厚さ20cm、長さ50cmの重量掻き棒は、その先端をキャスター車輪で前後上下動する片掛け掻き棒として走行体の走行に効率化をもたらした。
エンヂン機構のカム軸のように定期的な動きの付加が必要かと苦慮したが、掻き棒と天秤の前後の連動とそれぞれの結束位置を前記のように設定することで、天秤の外側にある竹の歪曲円盤と、ゴム毬とが巧く釣り合って定期開閉駆動装置も不用となった
構築に際してはシリコンボンドと錐機構を付加した細ネジ釘の圧着でその強度も走行に何ら不工合もなく仕上った。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【発明を実施するための形態】
【0008】
けん引車が二輪の自転車の場合には右折時、左折時において自転車車体は右傾、左傾を繰り返す。
従ってけん引車と被けん引車の連結器具は直径の大きな円筒形であるが、両者の繋ぎ目の円盤の間には前後に突起の山を高さ2cm位で盛り上げて前記右傾左傾が被けん引台車に連動しないようにすることが求められる。
掻き棒の上下動が前後に動く直線上の姿勢を維持するための竹製の天秤の掛け方は図のとおり独特の掛け方をしても主要4部品がエンヂンのアイドリングのように連動して、連携して動きつづけるには今一つの刺激が求められる。
それがどのようなものであるかは今後の研究課題とする。
又車輪を使用する走行体には、本願の場合には200kgの貨物の積載がなければならないと思われるのであるが、この積載貨物は本願の場合はけん引車の二輪、被けん引車の三輪の都合五輪となる。
人力車の二輪車は二輪の直上に荷重がかかるので走行負担そのものは軽いが前後の安定性に欠ける。
従って四輪車の場合でも前輪二輪、後輪二輪の直上に例えば縦四角錐台を乗せて、それぞれの箱を乗せたほうが、前後の輪間に積載するより走行負担は軽減される。
本願の被けん引台車にその付加加工はできないが、この被けん引台車の後に更に被けん引車を付加するには、その連結部分が結合していないので、やはり、補助輪が必要となる。
被けん引台車と被けん引台車の床板を四ヶ所位ボルト締めすると被けん引台車は四輪車となり、被々けん引台車は車輪の直上にして箱を乗せることができる。
【符号の説明】
【0009】
1.掻き棒 2.天秤 3.竹表層曲盤
4.キャスター 5 毬 6 補助輪
7.連結器具 8 傾斜防止用突起