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▶ 杉江 裕志の特許一覧

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  • 特開-布団干し 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022171511
(43)【公開日】2022-11-11
(54)【発明の名称】布団干し
(51)【国際特許分類】
   D06F 57/08 20060101AFI20221104BHJP
【FI】
D06F57/08 Z
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021099759
(22)【出願日】2021-04-30
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-02-02
(71)【出願人】
【識別番号】515017832
【氏名又は名称】杉江 裕志
(72)【発明者】
【氏名】杉江 裕志
(57)【要約】
【課題】通気台上にて布団が一直線状に敷かれたままの状態で、持ち上げ、乾燥、降ろす、を兼ね備える機能を設けた布団干しを提供する。
【解決手段】通気台上にて布団が一直線状に敷かれたままの状態で、持ち上げ、乾燥、降ろす、を兼ね備える機能を設けた布団干しを用意する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
布団干しにおいて、布団を持ち上げ乾燥させ、乾燥が終わったら布団を元の状態に戻せる機能を設けて形成してなる事を特徴とする布団干し。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、布団干しにおいて、従来と全く違う発想による、床やベッドから布団を持ち上げ乾燥させ、乾燥後は布団を元の状態に戻せる様にした布団干しに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、布団干しは、吊ったり立てたり布団の乾燥に特化しており、いかにうまく干せるかや角度工夫や楽に乾燥器具に脱着できるか等のものばかりであった。
しかし、乾燥が終わった布団は、毎日寝られる状態に布団をひき直す必要があり、この行為が一番の面倒であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
これは次のような欠点があった。
(イ)布団を、布団干し器具が設置されているところに毎日持っていく手間があった
(ロ)布団を、布団干し器具に毎日セットする手間があった。
(ハ)布団を、布団干し器具から毎日取り外す手間があった。
(ニ)器具から取り外した布団を、寝室に持っていく手間があった。
(ホ)布団は毎日バラバラになってしまうため、毎日布団をひき直す手間があった。
(ヘ)とにかく布団を干して、ひき直すという行為に時間と労力が費やされ、毎日実施するには負担が多く、未実施機会が増え、結果布団にカビが生える事になっていた。
本発明は、以上のような欠点をなくすためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
布団を持上げ乾燥させ、乾燥が終われば、布団を元の状態に戻せる布団干しを用意する。本発明は、以上の構成よりなる布団干しである。
【発明の効果】
【0007】
(イ)布団を、布団干し器具が設置されているところに毎日持っていく手間が不要。
(ロ)布団を、布団干し器具に毎日セットする手間が不要。
(ハ)布団を、布団干し器具から毎日取り外す手間が不要。
(ニ)器具から取り外した布団を、寝室に持っていく手間が不要。
(ホ)布団を、毎日ひき直す手間が不要。
(ヘ)布団を干す、ひくという行為の時間と労力が激減し、毎日実施することが容易になり、布団が乾燥できない日を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】 本発明の斜視図である。
図2】 本発明の斜視図である。
図3】 本発明の斜視図である。
図4】 本発明の斜視図である。
図5】 本発明の斜視図である。
図6】 本発明の斜視図である。
図7】 本発明の斜視図である。
図8】 本発明の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
布団のせ通気台(1)を用意し、布団のせ通気台(1)を上下できる機能を設ける。布団をのせられる通気台の通気部分は、網目状の他、亀甲模様など様々な模様で達成可能である。また網目状等以外に、通気シート等においても達成可能である。
使用物は例えば、金属板、金属柱、金属管、針金、ロープ、ワイヤー、ピアノ線、強化糸、テグスなどで重みに耐えれるものなら何でもよく、素材も、鉄、アルミ、ステンレス、強化素材、強化繊維、など何でも達成可能。また取替式としても良い。
布団のせ通気台(1)を上下させる方法は、電子制御、電気機械仕掛け、スプリング、エアーサスペンション、空気圧利用、ジャッキ、昇降装置、パンタグラフ機構、リンク機構、おもり、モーター、ギア装置、ラチェット、回転装置、巻き取り装置、テコ応用、磁気利用、電池、リモコン等さまざまな文明の利器を用いる方法の他、単純に人力筋力で、布団のせ通気台を持ち上げ、図1図2図3図4図6図7図8のように脚を手で起こすパターンや、人力だが一工夫して図5のように手動のレバー(4)等で上下できるようにしてもよい。この図5手動レバーの図はほんの一例である。動かす骨組みのパターンや仕組みを変えればさまざまな形で達成可能である。高さは、元々の脚の長さの他、電子制御等文明の利器使用の場合は任意の高さへの調節は容易に可能、また、人力筋力の場合も伸縮式の脚やノッチ式可動(3)機構等を用いて任意の高さで止められるようにしてもよい。
通気台は、図1のように全体を上げても良いし、図2のように片側布団の縦方向だけ上げても良いし、図3のように片側布団の横方向だけ上げても良いし、さらには図4のように1本の脚で斜めに上げても良いし、そもそも4隅以外に脚を付けても良い。また脚の形状も、図6図7のようにT字の脚やロ字の脚、その他コの字などさまざまな形で達成可能である。図8のように脚は板状の面のものでも可能である。また、伸縮脚でも可能である。図1図2図3のように脚が複数ある場合、コの字の骨脚にして繋げておき一つの脚を動かせば対のもう一つ脚も動くようにしても良い。図はほんの一例であり、上下に動かすための仕組みや骨組みのパターンはさまざまな形で達成可能である。電子制御なら上下、伸縮等を高次元で達成できる。
布団干しには、下部にコロ、キャスター、タイヤ、すべりの良い素材、クッション等を付けて日差しの良い窓際等へ移動できるようにしても良い。
また、通気台の形状は、フラットな平面の他、布団が滑り落ちないように通気台の周りを柵などで囲うワゴンのような形状等にしても良い。
通気台に布団が滑りにくい素材を施す等で、滑り止め効果を施してもよい。
これを使用するときは、布団のせ通気台(1)の上に布団を敷き、布団を干したい時は、通気台を上にあげ乾燥させ、乾燥が済んだら通気台を下げ、そのまま寝れば良い。
ベッドの場合は、ベッドの上で同様に使用すれば良い。
【符号の説明】
【0010】
1 布団のせ通気台
2 可倒脚
3 ノッチ式可動
4 上下操作用レバー
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2021-11-08
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
布団干しにおいて、床やベッド上に設置した通気台の上に一直線状に敷かれた布団を、通気台の脚を立てたり伸ばしたり等で持ち上げ、布団を折り曲げたりせず一直線状に敷かれたままの状態で乾燥させ、乾燥が終わったら通気台の脚を倒したり縮めたり等で床やベッド上に下降させ、布団を床やベッド上に一直線状に敷かれたままの状態に戻せるという、つまり、通気台上にて布団が一直線状に敷かれたままの状態で、持ち上げ、乾燥、降ろす、を兼ね備える機能を設けて形成してなる事を特徴とする布団干し。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0001】
この発明は、布団干しにおいて、従来と全く違う発想による、床やベッド上に設置した通気台の上に一直線上に敷かれた布団を、通気台の脚を立てる等で持ち上げ、布団を折り曲げたりせず一直線状に敷かれたままの状態で乾燥させ、乾燥後は通気台の脚を倒す等で床やベッド上に下降させ布団を一直線上に敷かれたままの状態に戻せる様にした布団干しに関するものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
床やベッド上に設置した通気台の上に一直線上に敷かれた布団を、通気台の脚を立てる等で持ち上げ、布団を折り曲げたりせず一直線状に敷かれたままの状態で乾燥させ、乾燥後は通気台の脚を倒す等で床やベッド上に下降させ布団を一直線上に敷かれたままの状態に戻せる様にした布団干しを用意する。
本発明は、以上の構成よりなる布団干しである。