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▶ 高橋 泰生の特許一覧

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  • 特開-健康朝立ち勃起補助具 図1
  • 特開-健康朝立ち勃起補助具 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022172050
(43)【公開日】2022-11-15
(54)【発明の名称】健康朝立ち勃起補助具
(51)【国際特許分類】
   A61F 5/41 20060101AFI20221108BHJP
【FI】
A61F5/41
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021078215
(22)【出願日】2021-05-02
(71)【出願人】
【識別番号】519398869
【氏名又は名称】高橋 泰生
(72)【発明者】
【氏名】高橋 泰生
【テーマコード(参考)】
4C098
【Fターム(参考)】
4C098AA05
4C098EE03
(57)【要約】      (修正有)
【課題】夜間から朝方にかけての陰茎の勃起を補助する器具を提供する。
【解決手段】発明した補助具を使うと、夜間の自然勃起が増強され朝立ちを自覚するようになる。補助具は、幅5cm・軸の太さ1cm前後で両端に直径2cm前後のストッパーを付けたもので、ダンベル型をしている。使い方は、就寝前に陰茎を上向けに寝かせた付け根の部分に補助具を差し込むだけである。これだけで、朝になると今まで無かった朝立ちを感じるようになる。勃起時間が長くなると夜間覚醒や心拍数の増加を伴うようになるが、補助具を外すと簡単に勃起が消失する。長時間の勃起でも痛みなどは生じない。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
形は幅5cm・軸の太さ1cm前後で両端に直径2cm前後のストッパーを付けたダンベル型で、軸にはプラスチックや金属の丸棒をストッパーにはプラスチックや金属の円板を用いて、両者を接着剤で固定するか一体型にした、宝飾可能で安全性も考慮した、陰茎朝立ち勃起補助具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、生理的現象として考えられていた夜間から朝方にかけての陰茎の勃起を補助する器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の勃起補助具は、男性性器挿入を補助することが目的であり多数の先行技術がある。一方、本発明は夜間の自然現象であった陰茎勃起を強めることが目的であり、先行技術は見当たらない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
夜間の陰茎勃起は自然現象として一晩に数回繰り返されているが、目覚めに際し勃起を自覚した場合に朝立ちとよばれる。若い頃は頻回に起きるが、年齢・ストレス・病気によって次第に回数が少なくなり、勃起の持続時間や程度も弱くなる。朝立ちが少なく弱くなると、性的な刺激に対しても反応しにくくなり、男性としての自信の喪失にもつながる。
【0004】
男性生殖器は主に、精子を作る睾丸・精液を作る副生殖腺・それを射精に導く管から成る。性的刺激による陰茎勃起は精子と精液の産生を伴うため、射精しないと途中の管の中に溜まり後になって痛みが生じる。それに対して、夜間の生理的陰茎勃起は精子と精液の産生を伴わないため、痛みもなく朝立ちで初めて気づく。陰茎には海綿体と呼ばれるスポンジ状の組織があり、何らかの刺激が加わると細い動脈から血液が急激に流れ込み陰茎を膨張させる。夜間に陰茎の膨張が1時間以上にわたって続くこともあるが、その機序は未だ不明である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
従来、膀胱に溜まった尿が前立腺を刺激して夜間の陰茎勃起が起こると考えられていた。現在この説は間違いとされているが、他に前立腺を刺激する方法がないか検討した。前立腺のある場所は陰茎下端の身体側、すなわち勃起した陰茎の真後ろになる。そこで、陰茎付け根の部分に器具を置き、夜間の陰茎勃起の際にその器具の効果で前立腺の長時間刺激が起こらないかと考えた。ネジなどを利用して器具を作成し試したところ、その効果が前立腺圧迫か陰茎背面への圧刺激かは不明であるが明らかに勃起の持続が促された。想像以上の有効性を確認できたため、勃起時の陰茎の幅を考慮して幅5cm・軸の太さ1cm前後の安全な補助具の作製を行った。使い方は、就寝前に陰茎を上向けに寝かせた付け根の部分に補助具を差し込むだけである。
【発明の効果】
【0006】
補助具を装着後すぐに眠っても、朝になると今まで無かった朝立ちを感じるようになる。続けていると毎朝のように朝立ちを確認でき、さらに若い頃と同様の硬さの勃起となる。その後、勃起時間が長くなり心拍数の増加を伴うようになる。時には夜間や早朝に硬く勃起しそのために覚醒するようになるが、何もしないと30分以上にわたるため、起床後には眠気を伴うことも起きる。対処方法としては、補助具を外すと簡単に勃起が消失するため、すぐに再入眠できる。痛みなどは生じない。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は接着剤で固定した補助具の外観である。ダンベルの形をしており、幅5cm・軸の太さ1cm前後で、両側に直径2cm前後の半球状円板のストッパーがシリコンを介して固定されている。
図2図2は一体型に成形した場合の補助具の外観である。
【発明を実施するための形態】
【実施例0008】
補助具はダンベルの形に似ている。軸にはプラスチックやアルミなどの金属の丸棒を用い、ストッパーにはプラスチックや金属の円板を用いる。軸とストッパーは、両者を接着剤で固定しても、一体型でもよい。ストッパーは滑り落ちないために付けるが、小さいため固定がはずれないよう工夫をする。固定がはずれた場合の安全性も考慮する。図1図2に一例を示す。使用法は、就寝時に仰臥位で、陰茎を上向けに寝かせた付け根部分に補助具を差し込むだけである。
【実施例0009】
初めて試す場合や朝立ちが起きにくい場合は、就寝前にわずかに性的刺激を加えて軽く勃起させてから、補助具を差し込む。
図1
図2