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特開2022-172317コードブロックの分割を実現する方法及び装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022172317
(43)【公開日】2022-11-15
(54)【発明の名称】コードブロックの分割を実現する方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H03M 13/29 20060101AFI20221108BHJP
   H04L 27/26 20060101ALI20221108BHJP
   H04L 1/00 20060101ALI20221108BHJP
【FI】
H03M13/29
H04L27/26 100
H04L1/00 B
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022142064
(22)【出願日】2022-09-07
(62)【分割の表示】P 2020151080の分割
【原出願日】2016-04-06
(31)【優先権主張番号】201510179118.X
(32)【優先日】2015-04-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】シュー ジン
(72)【発明者】
【氏名】シュー ジュン
(72)【発明者】
【氏名】リー リーグアン
(57)【要約】      (修正有)
【課題】コードブロックの分割を実現する方法及び装置を提供する。
【解決手段】コードブロックの分割を実現する方法は、取得した分割関連パラメータに基づいて、コードブロックの参照情報ブロック長を決定することと、参照情報ブロック長及びハードウェアパラメータに基づいて、最大の情報ブロック長を決定することと、取得した分割関連パラメータ、ハードウェアパラメータ及び決定した最大の情報ブロック長に基づいて、最大の情報パケット長を超えたトランスポートブロックを2つ以上のコードブロックに分割することと、を含む。コードブロックの分割後の情報長さは、決定した最大の情報ブロック長よりも小さい。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
明細書に記載された発明。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は通信符号化技術に関するが、これには限定されず、特に、コードブロックの分割を実現する方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
図1は、関連技術におけるデジタル通信システムの構造ブロック図であり、図1に示されるように、デジタル通信システムは送信側と受信側とを備え、送信側と受信側とがチャネルを介して通信する。一般、送信側は、主として、情報源、ソースエンコーダ、チャネルエンコーダ及び変調器を含み、受信側は、主として、復調器、チャネルデコーダ、ソースデコーダ及びシンクを含む。チャネルエンコーダは、主として、受信側のチャネルデコーダが一定の程度で、情報がチャネルで伝送される時に発生した誤りを訂正できるように、一定の規則に従って情報ビットに冗長情報を導入する機能を担う。
【0003】
ベースバンド処理は、無線インターネット技術において重要な役割を果たし、物理チャネルマッピングまでのベースバンド処理は、主として、チャネルエンコーダにおいてチャネルコーディングチェーンを処理することである。図2は、関連技術におけるチャネルコーディングチェーンの処理のフローチャートであり、図2に示されるように、チャネルコーディングチェーンの処理は、入力されたトランスポートブロックのコードブロックの分割を行い、即ち、チャネルエンコーダに入ったトランスポートブロックを、最大の符号化ブロックのサイズに従って符号化ブロックに分割し、トランスポートブロックはチャネルコーディングチェーンの基本の入力であり、一般的には、1つのトランスポートブロックのデータは、符号化変調方式が大体同じである。そして、得られた複数の符号化ブロックに対して巡回冗長検査符号(CyclicRedundancyCheck、単にCRCという)、チャネルコーディング(coding)、レートマッチング、変調、物理チャネルマッピング等の操作を付加する。
【0004】
図3は、関連技術におけるコードブロックの分割を示す図であり、図3に示されるように、チャネルエンコーダで符号化する場合、トランスポートブロックの情報ビットを一定の長さの符号化ブロックに分割して符号化し、図3において、トランスポートブロックをコードブロック1、コードブロック2、及びコードブロック3という3つのコードブロックに分割する。一般的には、符号化ブロックが大きいほど、誤り訂正性能が優れている。一方、コードブロックが大きくなると、符号化/復号の複雑度が増加し、復号遅延時間が増加するため、チャネルエンコーダを設計する時に、最大のコードブロックのサイズを制限する必要があり、即ち、最大のコードブロックの最大値を設定する必要がある。チャネルコーディングでは、許可される最大のコードブロックのサイズが制約されており、1つのトランスポートブロックは、複数のコードブロックに分割されていなければ、チャネルコーディングを行われることができない。現在、トランスポートブロックを複数のコードブロックに分割する過程(即ち、コードブロックの分割技術)において、1つのトランスポートブロックをサイズがほぼ同じである複数のコードブロックに分割する必要がある。例えば、第三世代協力パートナーシッププロジェクト(3GPP)の長期的進化(LongTerm Evolution、単にLTEという)及びLTEの拡張(LTE-A)システムにおいて、コードブロックの分割は、6144ビットを単位とした分割であり、トランスポートブロック(CRCを含む)の長さが6144ビットを超えていれば、1つのトランスポートブロックは複数のコードブロックに分割される。また、符号化ブロック及びCRCは、長さが、ターボ符号(Turbo)チャネルエンコーダがサポートする符号長の範囲内のものでなければならず、チャネルエンコーダがサポートする符号長の範囲外のコードブロックは、直接符号化されることができないため、これらのコードブロックに対してさらにスタッフビットを付加する必要がある。
【0005】
LTE及びLTE-Aシステムは、直交周波数分割多重技術(Orthogonal FrequencyDivision Multiplexing、単にOFDMという)に基づくシステムであり、OFDMシステムにおいて、リソースブロックと略称される物理時間周波数リソースブロック(ResourceBlock、単にRBという)は、時間上連続する複数のOFDMシンボル及び周波数上連続する複数のサブキャリアからなる時間周波数二次元ユニットである。図4は、OFDMシステムにおける時間長が1つのタイムスロットであるリソースブロックを示す図であり、図4に示されるように、1つのリソースブロックは周波数領域において12個のサブキャリアを占有する。LTE及びLTE-Aにおいて、リソース割り当て用の基本的な時間粒状度は、1つのサブフレーム(subframe)の整数倍であり、周波数領域粒状度は1つのRB(即ち、12サブキャリア)の整数倍であり、図4のRB構造において、1つのタイムスロットは7つの連続するOFDMシンボルを含み、1つのサブフレームは2つのタイムスロットを含み、即ち、14個の連続するOFDMシンボルを含む。また、図4におけるそれぞれの小さい四角形は、1つのリソースエレメント(ResourceElement、単にREという)を表し、1つのタイムスロット内の1つのRB上に12*7=84個のREがある。それぞれのタイムスロットの長さが0.5ミリ秒である場合、2つの連続するタイムスロットで1つのサブフレーム(Subframe)が構成されるため、それぞれのサブフレームの長さが1ミリ秒である。1つのトランスポートブロックが時間領域において少なくとも1つのサブフレームを占用するため、1つのトランスポートブロックが時間領域において複数のOFDMシンボルを占用する。制御チャネル(例えば、PDCCチャネル)も一部のOFDMシンボルを占用することを考慮し、1つのトランスポートブロックが実際に占用するOFDMシンボルの数は、14個未満であるが、通常10個を超えている。
【0006】
図5は、関連技術のLTEシステムにおける物理チャネルマッピング方法を示す図であり、図5に示されるように、OFDMシステムにおいて、情報伝送は通常、1つのトランスポートブロック(TransferBlock、単にTB)を単位とし、1つのTBには、通常、1つ又は複数のコードブロックが含まれ、それぞれのコードブロックは符号化及びレートマッチングが施された後、1つの符号化済みコードブロックを生成し、それぞれの符号化済みコードブロックは変調された後、1つのシンボルストリームを生成し、即ち、1つのトランスポートブロックは、複数のシンボルストリーム:J1,J2,・・・,Jnに対応す
ることができる。LTE及びLTE-Aにおいて、1つのトランスポートブロックが多くとも4レイヤを占用し、且つそれぞれのレイヤにおいて同じ時間周波数リソースエリアを占用する。トランスポート層は、LTE及びLTE-Aにおけるマルチアンテナ「レイヤ」の概念であり、空間多重化における有効な独立したチャネルの数を示し、「レイヤ」は時間及び周波数以外の次元を表す。
【0007】
LTE及びLTE-Aにおいて、データ伝送について9つの異なる伝送モードが定義され、異なる伝送モードがそれぞれ、シングルアンテナ伝送、アンテナダイバーシティ、ビームフォーミング及び空間多重化等による伝送に対応し、異なる伝送モードにおいて、送信側は異なる送信ポリシーやパラメータを使用する。下り制御情報フォーマット(DCI format)は、伝送モードに関わる指令語である。DCIは、下りスケジューリング割り当て及び上りスケジューリング要求に関するシグナリング、物理チャネルリソース割り当て情報、伝送フォーマット(例えば、レート、変調次数等)、空間多重化(例えば、プリコーディングマトリクス、空間レイヤ数等)、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)に関する情報、及びパワー制御に関する情報を含む。DCIは、一般的には、下り物理制御チャネル(PDCCH)で伝送される。
【0008】
無線ネットワーク一時識別子(RadioNetwork TemporaryIdentifier、単にRNTIという)は、LTEにおいて、その機能によって複数種のRNTIに分けられ、それぞれのUEは同時に複数のRNTIに対応することができる。RNTIでPDCCH制御メッセージをスクランブルすることにより、システムブロードキャスト、特定のユーザスケジューリング等の機能を実現する。
【0009】
ブロック符号化は、データパケット間の符号化技術であり、即ち、複数のソースデータパケットを符号化してチェックデータパケットを生成する過程である。ソースデータパケットにおける対応する位置上の情報系列から、チェックデータパケットにおける対応する位置上の検査系列を生成する過程がブロック符号化である。それぞれのチェックデータパケットごとに、それぞれの検査系列における対応する位置上のデータが含まれる。ブロック符号化の方法は様々であり、例えば、それぞれのソースデータパケットに対してXOR演算、リードソロモン符号、ファウンテンコード、ネットワーク符号を実行することによりチェックデータパケットを生成することができ、ブロック符号化によりそれぞれのデータパケット間の符号化制限が増加されるため、より優れた伝送性能を提供できる。
【0010】
コードブロックの分割は、チャネルコーディングチェーン処理プロセスにおける不可欠な処理過程であるが、しかし、コードブロックの分割は応用される中、遅延時間に十分に配慮しておらず、同様に、3GPP LTEのコードブロックの分割方法を例に説明するが、コードブロックの分割後、それぞれのコードブロックの長さは、一般、3000ビット乃至6120ビットであり、帯域幅が小さい場合、それぞれのコードブロックが時間領域において、連続する複数のOFDMシンボルを占用し、受信側は、これらのOFDMシンボルを受信し切っていなければ、コードブロックを復号することができず、システムが遅延時間に敏感であれば(例えば、InternetofVehicles)、コードブロックの分割後のデータを復号すると、システムに許容されない遅延時間が発生する傾向があり、このため、関連技術のコードブロックの分割技術は、遅延時間要求が高いシステムにとって、システムの動作を妨害するものとなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
以下は、本発明を詳しく説明する主題の概要である。本概要は請求項の保護範囲を限定することは意図していない。
【0012】
本発明の実施例は、コードブロックの分割を行うとともに、コードブロックの復号に起因するシステムの遅延時間が発生しないように保証することができるコードブロックの分割を実現する方法及び装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の実施例によれば、
取得した分割関連パラメータに基づいて、コードブロックの参照情報ブロック長を決定することと、
前記参照情報ブロック長及びハードウェアパラメータに基づいて、最大の情報ブロック長を決定することと、
取得した分割関連パラメータ、ハードウェアパラメータ、及び決定した最大の情報ブロック長に基づいて、最大の情報ブロック長を超えたトランスポートブロックを2つ以上のコードブロックに分割することと、を含み、
前記コードブロックの分割後の情報長さが、前記決定した最大の情報ブロック長よりも小さい
コードブロックの分割を実現する方法が提供される。
【0014】
オプションとして、分割関連パラメータは、物理チャネルリソースパラメータ、及び/又はスペクトル効率パラメータを少なくとも含んでもよい。
【0015】
オプションとして、スペクトル効率パラメータは、伝送信号の変調方式M、トランスポートブロックのコーディングレートR、及び伝送信号が占用する空間レイヤ数Nlayerのうちの1つ又は複数のパラメータを少なくとも含み、
物理チャネルリソースパラメータは、すべてのコードブロックが時間領域において占用することが許可される最大の直交周波数分割多重技術OFDMシンボルの数Ncb及び伝送信号が占用する周波数領域におけるサブキャリアの数Nsubcarrierを少なくとも含み、
前記参照情報ブロック長を決定することは、
前記物理チャネルリソースパラメータ及び前記スペクトル効率パラメータに基づいてコードブロックの参照情報ブロック長KRを決定することを含むようにしてもよい。
【0016】
オプションとして、コードブロックの参照情報ブロック長KRは、式


によって取得され、
前記伝送信号が占用する周波数領域におけるサブキャリアの数Nsubcarrierは、伝送信号が占用するリソースブロックの数NRBとそれぞれのリソースブロックに含まれるサブキャリアの数NSPとの積に等しいようにしてもよい。
【0017】
オプションとして、物理チャネルリソースパラメータは、トランスポートブロックが占用する時間領域におけるOFDMシンボルの数Ntb及びそれぞれのコードブロックが時間領域において占用することが許可される最大のOFDMシンボルの数Ncbを少なくとも含み、前記分割関連パラメータは、トランスポートブロックのサイズB、符号化ブロックCRCの長さLをさらに含み、
前記コードブロックの参照情報ブロック長KRを決定することは、
トランスポートブロックのサイズB、符号化ブロックCRCの長さL及び物理チャネルリソースパラメータによってコードブロックの参照情報ブロック長KRを決定することを
含むようにしてもよい。
【0018】
オプションとして、コードブロックの参照情報ブロック長KRは、式


によって取得されてもよい。
【0019】
オプションとして、分割関連パラメータは、ハードウェアパラメータをさらに含み、前記ハードウェアパラメータは、端末のバッファサイズを示すことができる品種別パラメ
ータユーザ機器カテゴリーUE Categoryであり、
前記物理チャネルリソースパラメータは、トランスポートブロックが占用する時間領域におけるOFDMシンボルの数Ntb、それぞれのコードブロックが時間領域において占用することが許可される最大のOFDMシンボルの数Ncbを少なくとも含み、
前記コードブロックの参照情報ブロック長KRを決定することは、
端末のバッファサイズを示すことができる品種別パラメータUE Categoryに基づいて、トランスポートブロックが占用可能な最大のソフトビット数NSoftbitsを取得することと、
トランスポートブロックが占用する時間領域におけるOFDMシンボルの数Ntb、それぞれのコードブロックが時間領域において占用することが許可される最大のOFDMシンボルの数Ncbに基づいて、前記トランスポートブロック中に含まれる最小のコードブロック数CBNumである、


を取得することと、



によって参照情報ブロック長KRを取得することと、を含み、
ただし、

は、Xを切り上げることを示すようにしてもよい。
【0020】
オプションとして、前記ハードウェアパラメータは、エンコーダがサポートする最大の情報ブロック長Kencoder、及び/又はエンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaverであり、
トランスポートブロックの符号化方法が畳み込み符号であれば、前記最大の情報ブロック長Kmax


として決定され、
トランスポートブロックの符号化方法がTurbo符号であれば、
参照情報ブロック長KRが、前記エンコーダがサポートする最大の情報ブロック長Kencoderよりも小さい場合、エンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaverから、コードブロックの参照情報ブロック長KR以上であり且つKRに最も近い情報ブロック長を選んでコードブロックの最大の情報ブロック長Kmaxとし、
前記参照情報ブロック長KRが、前記エンコーダがサポートする最大の情報ブロック長Kencoder以上である場合、前記エンコーダがサポートする最大の情報ブロック長Kencoderを選んでコードブロックの最大の情報ブロック長Kmaxとするように、前記最大の情報ブロック長Kmaxが決定され、
ただし、関数min()は、最小値を取ることを示すようにしてもよい。
【0021】
オプションとして、トランスポートブロックの符号化方法がTurbo符号であれば、前記最大の情報ブロック長Kmaxは、式


によって取得され、


は、F(X)が最小値を取得することを示すようにしてもよい。
【0022】
オプションとして、分割関連パラメータ及び/又はハードウェアパラメータは、伝送モード指示、下り制御情報フォーマットDCI format及び無線ネットワーク一時識別子RNTIのうち任意の1つ又は複数の方式によって取得されてもよい。
【0023】
オプションとして、該方法は、
伝送モード指示、下り制御情報フォーマットDCI format、又は無線ネットワーク一時識別子RNTIで直接指示することにより、前記最大の情報ブロック長Kmaxを取得すること、をさらに含んでもよい。
【0024】
オプションとして、前記分割関連パラメータは、トランスポートブロックのサイズB、符号化ブロックCRCの長さLをさらに含み、
前記ハードウェアパラメータは、エンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaverを少なくとも含み、
前記コードブロックの分割は、
トランスポートブロックのサイズB、符号化ブロックCRCの長さL、及び前記最大の情報ブロック長Kmaxに基づいて、分割されるコードブロック数Cを決定することと、
エンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaver、コードブロック数C、トランスポートブロックのサイズB、及び符号化ブロックCRCの長さLに基づいて、それぞれのコードブロックの情報ブロック長を決定することと、
決定したそれぞれのコードブロックの情報ブロック長に基づいて、コードブロックの分割を行うことと、を含むようにしてもよい。
【0025】
オプションとして、前記分割されるコードブロック数Cが、


として決定され、
ただし、


は、xを切り上げることを示すようにしてもよい。
【0026】
オプションとして、それぞれのコードブロックの情報ブロック長を決定することは、
トランスポートブロックのサイズBが(Kmax-L)又はコードブロック数Cで割れ切れることができれば、それぞれのコードブロックの情報ブロック長はいずれもB/Cであることと、
トランスポートブロックのサイズBが(Kmax-L)又はコードブロック数Cで割れ切れることができなければ、符号化ブロックCの符号化ブロックを、コードブロック情報ブロック長が異なる第1のタイプのコードブロック及び第2のタイプのコードブロックに分けることと、を含み、
第1のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIは、エンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaverのうち、コードブロック数Cに第1のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIを乗じたものがトランスポートブロックのサイズB以上であることを満たすKの最小値であり、
第2のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIIは、エンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaverのうち、第2のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIIが第1のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIよりも小さいことを満たすKの最大値であるようにしてもよい。
【0027】
オプションとして、第1のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIは、


であり、
第2のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIIは、


であり、
第1のタイプのコードブロック数CI及び第2のタイプのコードブロックCIIは、





、を満たし、
ただし、


は、xを切り下げることを示すようにしてもよい。
【0028】
オプションとして、該方法は、コードブロックの分割が終了した後、前CII個のコードブロックを前記第2のタイプのコードブロックとし、後CI個のコードブロックを前記第1のタイプのコードブロックとすること、をさらに含んでもよい。
【0029】
オプションとして、該方法は、
分割後のそれぞれのコードブロックに対してCRCを付加し、チャネルコーディング及びレートマッチングを行った後、対応する符号化済みコードブロックを得、得られた符号化済みコードブロックのコードブロック結合を行うこと、をさらに含んでもよい。
【0030】
オプションとして、該方法は、
分割された2つ以上のコードブロックをブロック符号化し、チェックデータブロックを生成すること、をさらに含んでもよい。
【0031】
オプションとして、該方法は、
それぞれの前記符号化済みコードブロックにおける任意位置の一部のビット、及びブロック符号化で生成したそれぞれの前記チェックデータブロックにおける任意位置の前記一部のビットを削除すること、をさらに含み、
前記一部のビットのサイズの算出は、
すべての符号化済みコードブロックとすべてのブロック符号化で生成したチェックデータブロックとのビットの和、及びブロック符号化前のすべての符号化済みコードブロックのビット数の和を算出し、
すべての符号化済みコードブロックとすべてのブロック符号化で生成したチェックデータブロックとのビットの和から、ブロック符号化前のすべての符号化済みコードブロックのビット数の和を減算して、ビットの差を取得し、
符号化済みコードブロックのコードブロック数と、ブロック符号化で生成したチェックデータブロックのデータブロック数とを加算して、情報ブロックの総和を取得し、
取得された前記ビットの差を前記取得された情報ブロックの総和で割った商が、前記一部のビットの値になるステップによって行われるようにしてもよい。
【0032】
オプションとして、該方法は、
一部のビットが削除された前記符号化済みコードブロックと、一部のビットが削除された前記ブロック符号化で生成したチェックデータブロックとをコードブロック結合すること、をさらに含み、
前記コードブロック結合とは、一部のビットが削除された前記符号化済みコードブロックと一部のビットが削除された前記ブロック符号化で生成したチェックデータブロックとのビットを縦列連接するとともに、一部のビットが削除された前記ブロック符号化で生成したチェックデータブロックを、一部のビットが削除された前記符号化済みコードブロックより後に置くことであるようにしてもよい。
【0033】
一方、本願によれば、
取得した分割関連パラメータに基づいて、コードブロックの参照情報ブロック長を決定する参照ユニットと、
参照情報ブロック長及びハードウェアパラメータに基づいて、最大の情報ブロック長を決定する決定ユニットと、
取得した分割関連パラメータ、ハードウェアパラメータ、及び決定した最大の情報ブロック長に基づいて、最大の情報ブロック長を超えたトランスポートブロックを2つ以上のコードブロックに分割する分割ユニットと、を備え、
前記コードブロックの分割後の情報長さが、前記決定した最大の情報ブロック長よりも小さい
コードブロックの分割を実現する装置がさらに提供される。
【0034】
オプションとして、参照ユニットは、
取得した物理チャネルリソースパラメータ、及び/又はスペクトル効率パラメータに基づいてコードブロックの参照情報ブロック長を決定するようにしてもよい。
【0035】
オプションとして、参照ユニットは、
伝送信号の変調方式M、トランスポートブロックのコーディングレートR、及び伝送信号が占用する空間レイヤ数Nlayerのうちの任意の1つ又は複数のパラメータを含む取得したスペクトル効率パラメータと、すべてのコードブロックが時間領域において占用することが許可される最大のOFDMシンボルの数Ncb及び伝送信号が占用する周波数領域におけるサブキャリアの数Nsubcarrierを含む取得した物理チャネルリソースパラメータに基づいて、コードブロックの参照情報ブロック長Kを決定するようにしてもよい。
【0036】
オプションとして、参照ユニットは、
取得した物理チャネルリソースパラメータ、及び/又はスペクトル効率パラメータに基づいて、式


によって前記コードブロックの参照情報ブロック長KRを算出するようにしてもよい。
【0037】
オプションとして、参照ユニットは、さらに、
トランスポートブロックのサイズB、符号化ブロックCRCの長さLを取得し、
トランスポートブロックが占用する時間領域におけるOFDMシンボルの数Ntb及びそれぞれのコードブロックが時間領域において占用することが許可される最大のOFDMシンボルの数Ncbを含む取得した物理チャネルリソースパラメータに基づいて、コードブロックの参照情報ブロック長KRを決定するようにしてもよい。
【0038】
オプションとして、参照ユニットは、さらに、
トランスポートブロックのサイズB、符号化ブロックCRCの長さLを取得し、取得した物理チャネルリソースパラメータに基づいて、式


によってコードブロックの参照情報ブロック長KRを決定するようにしてもよい。
【0039】
オプションとして、参照ユニットは、さらに、
端末のバッファサイズを示すことができる品種別パラメータUE Categoryを少なくとも含むハードウェアパラメータを取得し、
端末のバッファサイズを示すことができる品種別パラメータUE Categoryに基づいて、トランスポートブロックが占用可能な最大のソフトビット数NSoftbitsを取得し、
トランスポートブロックが占用する時間領域におけるOFDMシンボルの数Ntb及びそれぞれのコードブロックが時間領域において占用することが許可される最大のOFDMシンボルの数Ncbを含む取得した物理チャネルリソースパラメータに基づいて、前記トランスポートブロック中に含まれる最小のコードブロック数CBNumである、


を取得し、



によって参照情報ブロック長Kを取得するようにしてもよい。
【0040】
オプションとして、ハードウェアパラメータは、エンコーダがサポートする最大の情報ブロック長Kencoder、及び/又はエンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaverであり、
決定ユニットが参照情報ブロック長及びハードウェアパラメータに基づいて、最大の情報ブロック長を決定することは、以下のように行われ、
トランスポートブロックの符号化方法が畳み込み符号であれば、前記最大の情報ブロック長Kmax


として決定され、
トランスポートブロックの符号化方法がTurbo符号であれば、
参照情報ブロック長KRが、前記エンコーダがサポートする最大の情報ブロック長Kencoderよりも小さい場合、エンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaverから、コードブロックの参照情報ブロック長KR以上であり且つKRに最も近い情報ブロック長を選んでコードブロックの最大の情報ブロック長Kmaxとし、
前記参照情報ブロック長KRが、前記エンコーダがサポートする最大の情報ブロック長Kencoder以上である場合、前記エンコーダがサポートする最大の情報ブロック長Kencoderを選んでコードブロックの最大の情報ブロック長Kmaxとするように、前記最大の情報ブロック長Kmaxが決定され、
ただし、関数min()は、最小値を取ることを示すようにしてもよい。
【0041】
オプションとして、ハードウェアパラメータは、エンコーダがサポートする最大の情報ブロック長Kencoder、及び/又はエンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaverであり、
前記決定ユニットが参照情報ブロック長及びハードウェアパラメータに基づいて、最大の情報ブロック長を決定することは、以下のように行われ、
トランスポートブロックの符号化方法が畳み込み符号であれば、前記最大の情報ブロック長Kmax


として決定され、
トランスポートブロックの符号化方法がTurbo符号であれば、前記最大の情報ブロック長Kmax


として決定されるようにしてもよい。
【0042】
オプションとして、該装置は、伝送モード指示、下り制御情報フォーマットDCI format、及び無線ネットワーク一時識別子RNTIのうちの任意の1つ又は複数の方式によって、前記分割関連パラメータ及び/又はハードウェアパラメータを取得する取得ユニットをさらに備えてもよい。
【0043】
オプションとして、該装置は、伝送モード指示、DCI format、及びRNTIで直接指示する方式のうちの任意の1つ又は複数の方式によって、前記最大の情報ブロック長Kmaxを取得する指示ユニットをさらに備えてもよい。
【0044】
オプションとして、分割関連パラメータは、トランスポートブロックのサイズB、符号化ブロックCRCの長さLをさらに含み、
前記ハードウェアパラメータは、エンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaverを少なくとも含み、
前記分割ユニットは、
トランスポートブロックのサイズB、符号化ブロックCRCの長さL、及び最大の情報ブロック長Kmaxに基づいて、分割されるコードブロック数Cを決定し、
エンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaver、コードブロック数
C、トランスポートブロックのサイズB、及び符号化ブロックCRCの長さLに基づいて、それぞれのコードブロックの情報ブロック長を決定し、
決定したそれぞれのコードブロックの情報ブロック長に基づいて、コードブロックの分割を行うようにしてもよい。
【0045】
オプションとして、分割ユニットは、



によって、分割されるコードブロック数Cを決定し、ただし、

は、xを切り上げることを示し、
エンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaver、コードブロック数C、トランスポートブロックのサイズB、及び符号化ブロックCRCの長さLに基づいて、それぞれのコードブロックの情報ブロック長を決定し、
決定したそれぞれのコードブロックの情報ブロック長に基づいて、コードブロックの分割を行うようにしてもよい。
【0046】
オプションとして、分割ユニットは、
トランスポートブロックのサイズB、符号化ブロックCRCの長さL、及び最大の情報ブロック長Kmaxに基づいて、分割されるコードブロック数Cを決定し、
トランスポートブロックのサイズBが(Kmax-L)又はコードブロック数Cで割れ切れることができれば、それぞれのコードブロックの情報ブロック長はいずれもB/Cであり、
トランスポートブロックのサイズBが(Kmax-L)又はコードブロック数Cで割れ切れることができなければ、符号化ブロックCの符号化ブロックを、コードブロック情報ブロック長が異なる第1のタイプのコードブロック及び第2のタイプのコードブロックに分け、
第1のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIは、エンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaverのうち、コードブロック数Cに第1のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIを乗じたものがトランスポートブロックのサイズB以上であることを満たすKの最小値であり、
第2のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIIは、エンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaverのうち、第2のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIIが第1のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIよりも小さいことを満たすKの最大値であり、
決定したそれぞれのコードブロックの情報ブロック長に基づいて、コードブロックの分割を行うようにしてもよい。
【0047】
オプションとして、分割ユニットは、
トランスポートブロックのサイズB、符号化ブロックCRCの長さL、及び最大の情報ブロック長Kmaxに基づいて、分割されるコードブロック数Cを決定し、
トランスポートブロックのサイズBが(Kmax-L)又はコードブロック数Cで割れ切れることができれば、それぞれのコードブロックの情報ブロック長はいずれもB/Cであり、
トランスポートブロックのサイズBが(Kmax-L)又はコードブロック数Cで割れ切れることができなければ、符号化ブロックCの符号化ブロックを、コードブロック情報ブロック長が異なる第1のタイプのコードブロック及び第2のタイプのコードブロックに分け、



から第1のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIを算出し、



から第2のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIIを算出し、
第1のタイプのコードブロック数CI及び第2のタイプのコードブロックCIIは、





を満たし、
決定したそれぞれのコードブロックの情報ブロック長に基づいて、コードブロックの分割を行うようにしてもよい。
【0048】
オプションとして、該装置は、分割ユニットでのコードブロックの分割が終了した後、前CII個のコードブロックを第2のタイプのコードブロックとし、後CI個のコードブロックを第1のタイプのコードブロックとする設定ユニットをさらに備えてもよい。
【0049】
オプションとして、該装置は、分割後のそれぞれのコードブロックに対してCRCを付加し、チャネルコーディング及びレートマッチングを行った後、対応する符号化済みコードブロックを得、得られた符号化済みコードブロックのコードブロック結合を行う結合ユニットをさらに備えてもよい。
【0050】
オプションとして、該装置は、分割された2つ以上のコードブロックをブロック符号化し、チェックデータブロックを生成するチェックユニットをさらに備えようにしてもよい。
【0051】
オプションとして、該装置は、
それぞれの前記符号化済みコードブロックにおける任意位置の一部のビット、及びブロック符号化で生成したそれぞれの前記チェックデータブロックにおける任意位置の前記一部のビットを削除する削除ユニットをさらに備え、
前記一部のビットは、
すべての符号化済みコードブロックとすべてのブロック符号化で生成したチェックデータブロックとのビットの和、及びブロック符号化前のすべての符号化済みコードブロックのビット数の和を算出し、
すべての符号化済みコードブロックとすべてのブロック符号化で生成したチェックデータブロックとのビットの和から、ブロック符号化前のすべての符号化済みコードブロックのビット数の和を減算して、ビットの差を取得し、
符号化済みコードブロックのコードブロック数と、ブロック符号化で生成したチェックデータブロックのデータブロック数とを加算して、情報ブロックの総和を取得し、
取得された前記ビットの差を前記取得された情報ブロックの総和で割った商が、前記一部のビットの値になるステップによって算出されるようにしてもよい。
【0052】
オプションとして、該装置は、一部のビットが削除された前記符号化済みコードブロックと、一部のビットが削除された前記ブロック符号化で生成したチェックデータブロックとをコードブロック結合するチェック結合ユニットをさらに備え、
コードブロック結合とは、一部のビットが削除された前記符号化済みコードブロックと一部のビットが削除された前記ブロック符号化で生成したチェックデータブロックとのビットを縦列連接するとともに、一部のビットが削除された前記ブロック符号化で生成したチェックデータブロックを、一部のビットが削除された前記符号化済みコードブロックより後に置くことであるようにしてもよい。
本願明細書は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
取得した分割関連パラメータに基づいて、コードブロックの参照情報ブロック長を決定することと、
前記参照情報ブロック長及びハードウェアパラメータに基づいて、最大の情報ブロック長を決定することと、
取得した分割関連パラメータ、ハードウェアパラメータ、及び決定した最大の情報ブロック長に基づいて、最大の情報ブロック長を超えたトランスポートブロックを2つ以上のコードブロックに分割することと、を含み、
前記コードブロックの分割後の情報長さが、前記決定した最大の情報ブロック長よりも小さい、
コードブロックの分割を実現する方法。
(項目2)
前記分割関連パラメータは、物理チャネルリソースパラメータ、及び/又はスペクトル効率パラメータを含む、
項目1に記載の方法。
(項目3)
前記スペクトル効率パラメータは、伝送信号の変調方式M、トランスポートブロックのコーディングレートR、及び伝送信号が占用する空間レイヤ数Nlayerのうちの1つ又は
複数のパラメータを含み、
前記物理チャネルリソースパラメータは、すべてのコードブロックが時間領域において占用することが許可される最大の直交周波数分割多重技術OFDMシンボルの数Ncb及び伝送信号が占用する周波数領域におけるサブキャリアの数Nsubcarrierを含み、
前記参照情報ブロック長を決定することは、
前記物理チャネルリソースパラメータ及び前記スペクトル効率パラメータに基づいてコードブロックの参照情報ブロック長Kを決定することを含む、
項目2に記載の方法。
(項目4)
前記コードブロックの参照情報ブロック長KRは、式


によって取得され、
前記伝送信号が占用する周波数領域におけるサブキャリアの数Nsubcarrierは、伝送信号が占用するリソースブロックの数NRBとそれぞれのリソースブロックに含まれるサブキャリアの数NSPとの積に等しい、
項目3に記載の方法。
(項目5)
前記物理チャネルリソースパラメータは、トランスポートブロックが占用する時間領域における直交周波数分割多重技術OFDMシンボルの数Ntb及びそれぞれのコードブロックが時間領域において占用することが許可される最大のOFDMシンボルの数Ncbを含み、前記分割関連パラメータは、トランスポートブロックのサイズB、符号化ブロック巡回冗長検査符号CRCの長さLをさらに含み、
前記コードブロックの参照情報ブロック長KRを決定することは、
トランスポートブロックのサイズB、符号化ブロックCRCの長さL及び物理チャネルリソースパラメータによってコードブロックの参照情報ブロック長KRを決定することを
含む、
項目2に記載の方法。
(項目6)
前記コードブロックの参照情報ブロック長KRは、式


によって取得される、
項目5に記載の方法。
(項目7)
前記分割関連パラメータは、ハードウェアパラメータをさらに含み、前記ハードウェアパラメータは、端末のバッファサイズを示すことができる品種別パラメータユーザ機器
カテゴリーUE Categoryであり、
前記物理チャネルリソースパラメータは、トランスポートブロックが占用する時間領域における直交周波数分割多重技術OFDMシンボルの数Ntb、それぞれのコードブロックが時間領域において占用することが許可される最大のOFDMシンボルの数Ncbを含み、
前記コードブロックの参照情報ブロック長KRを決定することは、
前記端末のバッファサイズを示すことができる品種別パラメータUE Catego
ryに基づいて、トランスポートブロックが占用可能な最大のソフトビット数NSoftbitsを取得することと、
トランスポートブロックが占用する時間領域におけるOFDMシンボルの数Ntb、それぞれのコードブロックが時間領域において占用することが許可される最大のOFDMシンボルの数Ncbに基づいて、前記トランスポートブロック中に含まれる最小のコードブロック数CBnumである、


を取得することと、



によって参照情報ブロック長KRを取得することと、を含み、
ただし、


は、Xを切り上げることを示す、
項目2に記載の方法。
(項目8)
前記ハードウェアパラメータは、エンコーダがサポートする最大の情報ブロック長Kencoder、及び/又はエンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaverであり、
トランスポートブロックの符号化方法が畳み込み符号であれば、前記最大の情報ブロック長Kmax


として決定され、
トランスポートブロックの符号化方法がターボTurbo符号であれば、
参照情報ブロック長KRが、前記エンコーダがサポートする最大の情報ブロック長Kencoderよりも小さい場合、エンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaverから、コードブロックの参照情報ブロック長K以上であり且つKRに最も近い情報ブロック長を選んでコードブロックの最大の情報ブロック長Kmaxとし、
前記参照情報ブロック長KRが、前記エンコーダがサポートする最大の情報ブロック長
encoder以上である場合、前記エンコーダがサポートする最大の情報ブロック長Kencoderを選んでコードブロックの最大の情報ブロック長Kmaxとするように、前記最大の情報ブロック長Kmaxが決定され、
ただし、関数min()は、最小値を取ることを示す、
項目3乃至7のうち何れか一項に記載の方法。
(項目9)
トランスポートブロックの符号化方法がTurbo符号であれば、前記最大の情報ブロック長Kmaxは、式


によって取得され、


は、F(X)が最小値を取得することを示す、
項目8に記載の方法。
(項目10)
前記分割関連パラメータ及び/又はハードウェアパラメータは、伝送モード指示、下り制御情報フォーマットDCI format及び無線ネットワーク一時識別子RNTIのうち任意の1つ又は複数の方式によって取得される、
項目1乃至7のうち何れか一項に記載の方法。
(項目11)
伝送モード指示、下り制御情報フォーマットDCI format、又は無線ネットワーク一時識別子RNTIで直接指示することにより、前記最大の情報ブロック長Kmax
取得すること、をさらに含む、
項目1乃至7のうち何れか一項に記載の方法。
(項目12)
前記分割関連パラメータは、トランスポートブロックのサイズB、符号化ブロック巡回冗長検査符号CRCの長さLをさらに含み、
前記ハードウェアパラメータは、エンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaverを含み、
前記コードブロックの分割は、
トランスポートブロックのサイズB、符号化ブロックCRCの長さL、及び前記最大の情報ブロック長Kmaxに基づいて、分割されるコードブロック数Cを決定することと、
エンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaver、コードブロック数
C、トランスポートブロックのサイズB、及び符号化ブロックCRCの長さLに基づいて、それぞれのコードブロックの情報ブロック長を決定することと、
決定したそれぞれのコードブロックの情報ブロック長に基づいて、コードブロックの分割を行うことと、を含む、
項目2に記載の方法。
(項目13)
前記分割されるコードブロック数Cが、
として決定され、
ただし、


は、xを切り上げることを示す、
項目12に記載の方法。
(項目14)
それぞれのコードブロックの情報ブロック長を決定することは、
トランスポートブロックのサイズBが(Kmax-L)又はコードブロック数Cで割れ切
れることができれば、それぞれのコードブロックの情報ブロック長はいずれもB/Cであることと、
トランスポートブロックのサイズBが(Kmax-L)又はコードブロック数Cで割れ切
れることができなければ、符号化ブロックCの符号化ブロックを、コードブロック情報ブロック長が異なる第1のタイプのコードブロック及び第2のタイプのコードブロックに分けることと、を含み、
前記第1のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIは、エンコー
ダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaverのうち、コードブロック数Cに
前記第1のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIを乗じたものが
トランスポートブロックのサイズB以上であることを満たすKの最小値であり、
前記第2のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIIは、エンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaverのうち、前記第2のタイプのコ
ードブロックのコードブロック情報ブロック長KIIが前記第1のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIよりも小さいことを満たすKの最大値である、
項目12に記載の方法。
(項目15)
前記第1のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIは、


であり、
前記第2のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIIは、


であり、
前記第1のタイプのコードブロック数CI及び前記第2のタイプのコードブロックCIIは、





、を満たし、
ただし、


は、xを切り下げることを示す、
項目14に記載の方法。
(項目16)
コードブロックの分割が終了した後、前CII個のコードブロックを前記第2のタイプのコードブロックとし、後CI個のコードブロックを前記第1のタイプのコードブロックと
すること、をさらに含む、
項目15に記載の方法。
(項目17)
分割後のそれぞれのコードブロックに対して巡回冗長検査符号CRCを付加し、チャネルコーディング及びレートマッチングを行った後、対応する符号化済みコードブロックを得、得られた符号化済みコードブロックのコードブロック結合を行うこと、をさらに含む、
項目1に記載の方法。
(項目18)
分割された2つ以上のコードブロックをブロック符号化し、チェックデータブロックを生成すること、をさらに含む、
項目17に記載の方法。
(項目19)
それぞれの前記符号化済みコードブロックにおける任意位置の一部のビット、及びブロック符号化で生成したそれぞれの前記チェックデータブロックにおける任意位置の前記一部のビットを削除すること、をさらに含み、
前記一部のビットのサイズの算出は、
すべての符号化済みコードブロックとすべてのブロック符号化で生成したチェックデータブロックとのビットの和、及びブロック符号化前のすべての符号化済みコードブロックのビット数の和を算出し、
すべての符号化済みコードブロックとすべてのブロック符号化で生成したチェックデータブロックとのビットの和から、ブロック符号化前のすべての符号化済みコードブロックのビット数の和を減算して、ビットの差を取得し、
符号化済みコードブロックのコードブロック数と、ブロック符号化で生成したチェックデータブロックのデータブロック数とを加算して、情報ブロックの総和を取得し、
取得された前記ビットの差を前記取得された情報ブロックの総和で割った商が、前記一部のビットの値になるステップによって行われる、
項目18に記載の方法。
(項目20)
一部のビットが削除された前記符号化済みコードブロックと、一部のビットが削除された前記ブロック符号化で生成したチェックデータブロックとをコードブロック結合すること、をさらに含み、
前記コードブロック結合とは、一部のビットが削除された前記符号化済みコードブロックと一部のビットが削除された前記ブロック符号化で生成したチェックデータブロックとのビットを縦列連接するとともに、一部のビットが削除された前記ブロック符号化で生成したチェックデータブロックを、一部のビットが削除された前記符号化済みコードブロックより後に置くことである、
項目19に記載の方法。
(項目21)
取得した分割関連パラメータに基づいて、コードブロックの参照情報ブロック長を決定する参照ユニットと、
参照情報ブロック長及びハードウェアパラメータに基づいて、最大の情報ブロック長を決定する決定ユニットと、
取得した分割関連パラメータ、ハードウェアパラメータ、及び決定した最大の情報ブロック長に基づいて、最大の情報ブロック長を超えたトランスポートブロックを2つ以上のコードブロックに分割する分割ユニットと、を備え、
前記コードブロックの分割後の情報長さが、前記決定した最大の情報ブロック長よりも小さい、
コードブロックの分割を実現する装置。
(項目22)
前記参照ユニットは、
取得した物理チャネルリソースパラメータ、及び/又はスペクトル効率パラメータに基づいてコードブロックの参照情報ブロック長を決定する、
項目21に記載の装置。
(項目23)
前記参照ユニットは、
伝送信号の変調方式M、トランスポートブロックのコーディングレートR、及び伝送信号が占用
する空間レイヤ数Nlayerのうちの任意の1つ又は複数のパラメータを含む取得したスペ
クトル効率パラメータと、すべてのコードブロックが時間領域において占用することが許可される最大のOFDMシンボルの数Ncb及び伝送信号が占用する周波数領域におけるサブキャリアの数Nsubcarrierを含む取得した物理チャネルリソースパラメータに基づいて、コードブロックの参照情報ブロック長KRを決定する、
項目22に記載の装置。
(項目24)
前記参照ユニットは、
取得した物理チャネルリソースパラメータ、及び/又はスペクトル効率パラメータに基づいて、式


によって前記コードブロックの参照情報ブロック長KRを算出する、
項目23に記載の装置。
(項目25)
前記参照ユニットは、さらに、
トランスポートブロックのサイズB、符号化ブロックCRCの長さLを取得し、
トランスポートブロックが占用する時間領域におけるOFDMシンボルの数Ntb及びそれぞれのコードブロックが時間領域において占用することが許可される最大のOFDMシンボルの数Ncbを含む取得した物理チャネルリソースパラメータに基づいて、コードブロックの参照情報ブロック長KRを決定する、
項目22に記載の装置。
(項目26)
前記参照ユニットは、さらに、
トランスポートブロックのサイズB、符号化ブロックCRCの長さLを取得し、取得した物理チャネルリソースパラメータに基づいて、式


によってコードブロックの参照情報ブロック長KRを決定する、
項目25に記載の装置。
(項目27)
前記参照ユニットは、さらに、
端末のバッファサイズを示すことができる品種別パラメータUE Category
を含むハードウェアパラメータを取得し、
端末のバッファサイズを示すことができる品種別パラメータUE Category
に基づいて、トランスポートブロックが占用可能な最大のソフトビット数NSoftbitsを取得し、
トランスポートブロックが占用する時間領域におけるOFDMシンボルの数Ntb及びそれぞれのコードブロックが時間領域において占用することが許可される最大のOFDMシンボルの数Ncbを含む取得した物理チャネルリソースパラメータに基づいて、前記トランスポートブロック中に含まれる最小のコードブロック数CBnumである、


を取得し、



によって参照情報ブロック長KRを取得する、
項目22に記載の装置。
(項目28)
前記ハードウェアパラメータは、エンコーダがサポートする最大の情報ブロック長Kencoder、及び/又はエンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaverであり、
前記決定ユニットが参照情報ブロック長及びハードウェアパラメータに基づいて、最大の情報ブロック長を決定することは、以下のように行われ、
トランスポートブロックの符号化方法が畳み込み符号であれば、前記最大の情報ブロック長Kmax


として決定され、
トランスポートブロックの符号化方法がTurbo符号であれば、
参照情報ブロック長KRが、前記エンコーダがサポートする最大の情報ブロック長Kencoderよりも小さい場合、エンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaverから、コードブロックの参照情報ブロック長KR以上であり且つKRに最も近い情報ブロ

ク長を選んでコードブロックの最大の情報ブロック長Kmaxとし、
前記参照情報ブロック長KRが、前記エンコーダがサポートする最大の情報ブロック長
encoder以上である場合、前記エンコーダがサポートする最大の情報ブロック長Kencoderを選んでコードブロックの最大の情報ブロック長Kmaxとするように、前記最大の情報
ブロック長Kmaxが決定され、
ただし、関数min()は、最小値を取ることを示す、
項目23乃至27のうち何れか一項に記載の装置。
(項目29)
前記ハードウェアパラメータは、エンコーダがサポートする最大の情報ブロック長Kencoder、及び/又はエンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaverであり、
前記決定ユニットが参照情報ブロック長及びハードウェアパラメータに基づいて、最大の情報ブロック長を決定することは、以下のように行われ、
トランスポートブロックの符号化方法が畳み込み符号であれば、前記最大の情報ブロック長Kmax

として決定され、
トランスポートブロックの符号化方法がTurbo符号であれば、前記最大の情報ブロック長Kmax


として決定される、
項目23乃至27のうち何れか一項に記載の装置。
(項目30)
伝送モード指示、下り制御情報フォーマットDCI format、及び/又は無線ネットワーク一時識別子RNTIによって、前記分割関連パラメータ及び/又はハードウェアパラメータを取得する取得ユニットをさらに備える、
項目21乃至27のうち何れか一項に記載の装置。
(項目31)
伝送モード指示、DCI format、及びRNTIで直接指示する方式のうちの任意の1つ又は複数の方式によって、前記最大の情報ブロック長Kmaxを取得する指示ユニ
ットをさらに備える、
項目21乃至27のうち何れか一項に記載の装置。
(項目32)
前記分割関連パラメータは、トランスポートブロックのサイズB、符号化ブロックCRCの長さLをさらに含み、
前記ハードウェアパラメータは、エンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaverを含み、
前記分割ユニットは、
トランスポートブロックのサイズB、符号化ブロックCRCの長さL、及び最大の情報ブロック長Kmaxに基づいて、分割されるコードブロック数Cを決定し、
エンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaver、コードブロック数
C、トランスポートブロックのサイズB、及び符号化ブロックCRCの長さLに基づいて、それぞれのコードブロックの情報ブロック長を決定し、
決定したそれぞれのコードブロックの情報ブロック長に基づいて、コードブロックの分割を行う、
項目22に記載の装置。
(項目33)
前記分割ユニットは、



によって、分割されるコードブロック数Cを決定し、ただし、


は、xを切り上げることを示し、
エンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaver、コードブロック数C、トランスポートブロックのサイズB、及び符号化ブロックCRCの長さLに基づいて、それぞれのコードブロックの情報ブロック長を決定し、
決定したそれぞれのコードブロックの情報ブロック長に基づいて、コードブロックの分割を行う、
項目32に記載の装置。
(項目34)
前記分割ユニットは、
トランスポートブロックのサイズB、符号化ブロックCRCの長さL、及び最大の情報ブロック長Kmaxに基づいて、分割されるコードブロック数Cを決定し、
トランスポートブロックのサイズBが(Kmax-L)又はコードブロック数Cで割れ切れることができれば、それぞれのコードブロックの情報ブロック長はいずれもB/Cであり、
トランスポートブロックのサイズBが(Kmax-L)又はコードブロック数Cで割れ切れることができなければ、符号化ブロックCの符号化ブロックを、コードブロック情報ブロック長が異なる第1のタイプのコードブロック及び第2のタイプのコードブロックに分け、
前記第1のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIは、エンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaverのうち、コードブロック数Cに前記第1のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIを乗じたものがトランスポートブロックのサイズB以上であることを満たすKの最小値であり、
前記第2のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIIは、エンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaverのうち、前記第2のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIIが前記第1のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIよりも小さいことを満たすKの最大値であり、
決定したそれぞれのコードブロックの情報ブロック長に基づいて、コードブロックの分割を行う、
項目32に記載の装置。
(項目35)
前記分割ユニットは、
トランスポートブロックのサイズB、符号化ブロックCRCの長さL、及び最大の情報ブロック長Kmaxに基づいて、分割されるコードブロック数Cを決定し、
トランスポートブロックのサイズBが(Kmax-L)又はコードブロック数Cで割れ切れることができれば、それぞれのコードブロックの情報ブロック長はいずれもB/Cであり、
トランスポートブロックのサイズBが(Kmax-L)又はコードブロック数Cで割れ切れることができなければ、符号化ブロックCの符号化ブロックを、コードブロック情報ブロック長が異なる第1のタイプのコードブロック及び第2のタイプのコードブロックに分け、



から前記第1のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIを算出し、



から前記第2のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIIを算出し、
前記第1のタイプのコードブロック数CI及び前記第2のタイプのコードブロックCII
は、





を満たし、
決定したそれぞれのコードブロックの情報ブロック長に基づいて、コードブロックの分割を行う、
項目32に記載の装置。
(項目36)
分割ユニットでのコードブロックの分割が終了した後、前CII個のコードブロックを前記第2のタイプのコードブロックとし、後CI個のコードブロックを前記第1のタイプのコードブロックとする設定ユニットをさらに備える、
項目35に記載の装置。
(項目37)
分割後のそれぞれのコードブロックに対してCRCを付加し、チャネルコーディング及びレートマッチングを行った後、対応する符号化済みコードブロックを得、得られた符号化済みコードブロックのコードブロック結合を行う結合ユニットをさらに備える、
項目21に記載の装置。
(項目38)
分割された2つ以上のコードブロックをブロック符号化し、チェックデータブロックを生成するチェックユニットをさらに備える、
項目37に記載の装置。
(項目39)
それぞれの前記符号化済みコードブロックにおける任意位置の一部のビット、及びブロック符号化で生成したそれぞれのチェックデータブロックにおける任意位置の前記一部のビットを削除する削除ユニットをさらに備え、
前記一部のビットは、
すべての符号化済みコードブロックとすべてのブロック符号化で生成したチェックデータブロックとのビットの和、及びブロック符号化前のすべての符号化済みコードブロックのビット数の和を算出し、
すべての符号化済みコードブロックとすべてのブロック符号化で生成したチェックデータブロックとのビットの和から、ブロック符号化前のすべての符号化済みコードブロックのビット数の和を減算して、ビットの差を取得し、
符号化済みコードブロックのコードブロック数と、ブロック符号化で生成したチェックデータブロックのデータブロック数とを加算して、情報ブロックの総和を取得し、
取得された前記ビットの差を前記取得された情報ブロックの総和で割った商が、前記一部のビットの値になるステップによって算出される、
項目38に記載の装置。
(項目40)
一部のビットが削除された前記符号化済みコードブロックと、一部のビットが削除された前記ブロック符号化で生成したチェックデータブロックとをコードブロック結合するチェック結合ユニットをさらに備え、
前記コードブロック結合とは、一部のビットが削除された前記符号化済みコードブロックと一部のビットが削除された前記ブロック符号化で生成したチェックデータブロックとのビットを縦列連接するとともに、一部のビットが削除された前記ブロック符号化で生成したチェックデータブロックを、一部のビットが削除された前記符号化済みコードブロックより後に置くことである、
項目39に記載の装置。
【発明の効果】
【0053】
関連技術に比べ、本願の技術案によれば、取得した分割関連パラメータに基づいて、コードブロックの参照情報ブロック長を決定することと、参照情報ブロック長及びハードウェアパラメータに基づいて、最大の情報ブロック長を決定することと、取得した分割関連パラメータ、ハードウェアパラメータ、及び決定した最大の情報ブロック長に基づいて、最大の情報ブロック長を超えたトランスポートブロックを2つ以上のコードブロックに分割することと、を含み、コードブロックの分割後の情報長さが、前記決定した最大の情報ブロック長よりも小さい。本発明の実施例の方法は、取得した分割関連パラメータに基づいて、分割されるコードブロックの最大の情報ブロック長を決定し、それぞれのコードブロックがいずれも決定した最大の情報ブロック長よりも小さくなるようにトランスポートブロックのコードブロックの分割を行うことにより、コードブロックの分割に起因するシステムの遅延時間を低減し、コードブロックの分割で発生した遅延時間によってシステムの動作が妨害されることを回避し、システムの性能を向上させる。
【0054】
図面及び詳細な説明を読んで理解したうえで、他の態様を理解することができる。
【図面の簡単な説明】
【0055】
図1】関連技術におけるデジタル通信システムの構造ブロック図である。
図2】関連技術におけるチャネルコーディングチェーンの処理のフローチャートである。
図3】関連技術におけるコードブロックの分割を示す図である。
図4】OFDMシステムにおける時間長が1つのタイムスロットであるリソースブロックを示す図である。
図5】関連技術のLTEシステムにおける物理チャネルマッピング方法を示す図である。
図6】本発明の実施例のコードブロックの分割を実現する方法のフローチャートである。
図7】本発明の実施例のコードブロックの分割を実現する装置の構造ブロック図である。
図8】本発明の実施例1のコードブロックの分割を示す図である。
図9】本発明の実施例2のコードブロックの分割を示す図である。
図10】本発明の実施例10のコードブロックの分割を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0056】
以下、図面を結合して本発明の実施例を詳しく説明する。なお、衝突しない限り、本願の実施例及び実施例中の構成要件を任意に組み合わせることができる。
【0057】
図6は、本発明の実施例のコードブロックの分割を実現する方法のフローチャートであり、図6に示されるように、以下のステップを含む。
【0058】
ステップ600:取得した分割関連パラメータに基づいて、コードブロックの参照情報ブロック長を決定する。
【0059】
このステップにおいて、分割関連パラメータは、物理チャネルリソースパラメータ、及び/又はスペクトル効率パラメータを含む。
【0060】
このステップにおいて、参照情報ブロック長の決定方式は以下の方式がある。
【0061】
方式1
スペクトル効率パラメータは、伝送信号の変調方式M、トランスポートブロックのコーディングレートR、及び伝送信号が占用する空間レイヤ数Nlayerのうちの1つ又は複数のパラメータを少なくとも含む。
【0062】
物理チャネルリソースパラメータは、すべてのコードブロックが時間領域において占用することが許可される最大のOFDMシンボルの数Ncb及び伝送信号が占用する周波数領域におけるサブキャリアの数Nsubcarrierを少なくとも含む。
【0063】
参照情報ブロック長を決定することは、
前記物理チャネルリソースパラメータ及び前記スペクトル効率パラメータに基づいてコードブロックの参照情報ブロック長KRを決定することを含む。
【0064】
オプションとして、コードブロックの参照情報ブロック長KRは、式


によって取得されてもよい。
【0065】
伝送信号が占用する周波数領域におけるサブキャリアの数Nsubcarrierは、伝送信号が占用するリソースブロックの数NRBとそれぞれのリソースブロックに含まれるサブキャリアの数NSPとの積に等しい。即ち、コードブロックの参照情報ブロック長KRは、


によって算出されることができる。
【0066】
なお、LTE及びLTE-Aシステムにおいて、NSPの取りうる値は12である。
【0067】
方式2
物理チャネルリソースパラメータは、トランスポートブロックが占用する時間領域におけるOFDMシンボルの数Ntb及びそれぞれのコードブロックが時間領域において占用することが許可される最大のOFDMシンボルの数Ncbを少なくとも含み、前記分割関連パラメータは、トランスポートブロックのサイズB、符号化ブロックCRCの長さLをさらに含む。
【0068】
決定されたコードブロックの参照情報ブロック長KRは、トランスポートブロックのサイズB、符号化ブロックCRCの長さL及び物理チャネルリソースパラメータによって決定されたブロック長である。
【0069】
オプションとして、コードブロックの参照情報ブロック長KR


として決定されてもよい。
【0070】
方式3
分割関連パラメータは、ハードウェアパラメータをさらに含み、ハードウェアパラメータは、端末のバッファサイズを示すことができる品種別パラメータユーザ機器カテゴリー(UE Category)である。
【0071】
物理チャネルリソースパラメータは、トランスポートブロックが占用する時間領域におけるOFDMシンボルの数Ntb、それぞれのコードブロックが時間領域において占用することが許可される最大のOFDMシンボルの数Ncbを少なくとも含む。
【0072】
コードブロックの参照情報ブロック長Kを決定することは、
端末のバッファサイズを示すことができる品種別パラメータUE Categoryに基づいて、トランスポートブロックが占用可能な最大のソフトビット数NSoftbitsを取得することと、 トランスポートブロックが占用する時間領域におけるOFDMシンボルの数Ntb、それぞれのコードブロックが時間領域において占用することが許可される最大のOFDMシンボルの数Ncbに基づいて、前記トランスポートブロック中に含まれる最小のコードブロック数CBNumである、


を取得することと、



によって参照情報ブロック長KRを取得することと、を含む。
【0073】
このステップにおいて、分割関連パラメータ及び/又はハードウェアパラメータは、伝送モード指示、下り制御情報フォーマット(DCI format)及び無線ネットワーク一時識別子(RNTI)のうち任意の1つ又は複数の方式によって取得される。
【0074】
ステップ601:参照情報ブロック長及びハードウェアパラメータに基づいて、最大の情報ブロック長を決定する。
【0075】
このステップにおいて、ハードウェアパラメータは、エンコーダがサポートする最大の情報ブロック長Kencoder、及び/又はエンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaverである。
【0076】
トランスポートブロックの符号化方法が畳み込み符号であれば、前記最大の情報ブロック長Kmax


として決定される。
【0077】
トランスポートブロックの符号化方法がTurbo符号であれば、
参照情報ブロック長KRが、エンコーダがサポートする最大の情報ブロック長Kencoderよりも小さい場合、エンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaverから、コードブロックの参照情報ブロック長KR以上であり且つKRに最も近い情報ブロック長を選んでコードブロックの最大の情報ブロック長Kmaxとし、
参照情報ブロック長KRが、前記エンコーダがサポートする最大の情報ブロック長Kencoder以上である場合、前記エンコーダがサポートする最大の情報ブロック長Kencoderを選んでコードブロックの最大の情報ブロック長Kmaxとするように、前記最大の情報ブロック長Kmaxが決定される。
【0078】
ただし、関数min()は、最小値を取ることを示す。
【0079】
オプションとして、トランスポートブロックの符号化方法がTurboであれば、最大の情報ブロック長Kmaxが、


として決定される。
【0080】
本発明の実施例の方法は、
伝送モード指示、DCI format、又はRNTIで直接指示することにより、前記最大の情報ブロック長Kmaxを取得すること、をさらに含む。
【0081】
なお、直接の指示によって取得された最大の情報ブロック長Kmaxは、主として、システムの要求によって決定された数値に基づいて、例えば、システムの遅延時間要求に基づいて設定された最大の情報ブロック長Kmaxであり、最大の情報ブロック長Kmaxを直接指示することで、システムの性能を保証することができる。
【0082】
ステップ602:取得した分割関連パラメータ、ハードウェアパラメータ、及び決定した最大の情報ブロック長に基づいて、最大の情報ブロック長を超えたトランスポートブロックを2つ以上のコードブロックに分割する。
【0083】
このステップにおいて、分割関連パラメータは、トランスポートブロックのサイズB、符号化ブロックCRCの長さLをさらに含み、
ハードウェアパラメータは、エンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaverを少なくとも含み、
コードブロックの分割は、
トランスポートブロックのサイズB、符号化ブロックCRCの長さL、及び前記最大の情報ブロック長Kmaxに基づいて、分割されるコードブロック数Cを決定することと、
エンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaver、コードブロック数
C、トランスポートブロックのサイズB、及び符号化ブロックCRCの長さLに基づいて、それぞれのコードブロックの情報ブロック長を決定することと、
決定したそれぞれのコードブロックの情報ブロック長に基づいて、コードブロックの分割を行うことと、を含むことができる。
【0084】
オプションとして、分割されるコードブロック数Cが、

として決定されてもよい。
【0085】
ただし、


は、xを切り上げることを示す。
【0086】
それぞれのコードブロックの情報ブロック長を決定することは、
トランスポートブロックのサイズBが(Kmax-L)又はコードブロック数Cで割れ切れることができれば、それぞれのコードブロックの情報ブロック長はいずれもB/Cであることと、
トランスポートブロックのサイズBが(Kmax-L)又はコードブロック数Cで割れ切れることができなければ、符号化ブロックCの符号化ブロックを、コードブロック情報ブロック長が異なる第1のタイプのコードブロック及び第2のタイプのコードブロックに分けることを含むことができ、
第1のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIは、エンコーダが
サポートする情報ブロック長の集合{K}interleaverのうち、コードブロック数Cに第1のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIを乗じたものがトランスポートブロックのサイズB以上であることを満たすKの最小値であり、
第2のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIIは、エンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaverのうち、第2のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIIが第1のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIよりも小さいことを満たすKの最大値である。
【0087】
オプションとして、第1のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIは、


である。
【0088】
第2のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIIは、


である。
【0089】
第1のタイプのコードブロック数CI及び第2のタイプのコードブロックCIIは、





を満たし、ただし、


は、F(X)が最小値を取得することを示し、


は、xを切り下げることを示す。
【0090】
本発明の実施例の方法は、コードブロックの分割が終了した後、前CII個のコードブロックを第2のタイプのコードブロックとし、後CI個のコードブロックを第1のタイプのコードブロックとすること、をさらに含む。
【0091】
本発明の実施例の方法は、
分割後のそれぞれのコードブロックに対してCRCを付加し、チャネルコーディング及びレートマッチングを行った後、対応する符号化済みコードブロックを得、得られた符号化済みコードブロックのコードブロック結合を行うこと、をさらに含む。
【0092】
本発明の実施例の方法は、
分割された2つ以上のコードブロックをブロック符号化し、チェックデータブロックを生成すること、をさらに含む。
【0093】
本発明の実施例の方法は、
それぞれの符号化済みコードブロックにおける任意位置の一部のビット、及びブロック符号化で生成したそれぞれのチェックデータブロックにおける任意位置の前記一部のビットを削除すること、をさらに含む。
【0094】
一部のビットは、以下のステップによって算出される。
【0095】
すべての符号化済みコードブロックとすべてのブロック符号化で生成したチェックデータブロックとのビットの和、及びブロック符号化前のすべての符号化済みコードブロックのビット数の和を算出し、
すべての符号化済みコードブロックとすべてのブロック符号化で生成したチェックデータブロックとのビットの和から、ブロック符号化前のすべての符号化済みコードブロックのビット数の和を減算して、ビットの差を取得し、
符号化済みコードブロックのコードブロック数と、ブロック符号化で生成したチェックデータブロックのデータブロック数とを加算して、情報ブロックの総和を取得し、
取得された前記ビットの差を前記取得された情報ブロックの総和で割った商が、前記一部のビットの値になる。
【0096】
なお、削除された一部のビットは、符号化済みコードブロック及びチェックデータブロックのチェックデータであることができ、一般、符号化済みコードブロック及びチェックデータブロックの末尾に位置する。
【0097】
本発明の実施例の方法は、
一部のビットが削除された符号化済みコードブロックと、一部のビットが削除されたブロック符号化で生成したチェックデータブロックとをコードブロック結合すること、をさらに含み、
コードブロック結合とは、一部のビットが削除された符号化済みコードブロックと一部のビットが削除されたブロック符号化で生成したチェックデータブロックとのビットを縦列連接するとともに、一部のビットが削除されたブロック符号化で生成したチェックデータブロックを、一部のビットが削除された符号化済みコードブロックより後に置くことである。
【0098】
本発明の実施例の方法は、取得した分割関連パラメータに基づいて、分割されるコードブロックの最大の情報ブロック長を決定し、それぞれのコードブロックがいずれも決定した最大の情報ブロック長よりも小さくなるようにトランスポートブロックのコードブロックの分割を行うことにより、コードブロックの分割に起因するシステムの遅延時間を低減し、コードブロックの分割で発生した遅延時間によってシステムの動作が妨害されることを回避し、システムの性能を向上させる。
【0099】
図7は、本発明の実施例のコードブロックの分割を実現する装置の構造ブロック図であり、図7に示されるように、参照ユニット、決定ユニット、及び分割ユニットを備え、
参照ユニットは、取得した分割関連パラメータに基づいて、コードブロックの参照情報ブロック長を決定する。
【0100】
参照ユニットは、取得した物理チャネルリソースパラメータ、及び/又はスペクトル効率パラメータに基づいてコードブロックの参照情報ブロック長を決定する。
【0101】
参照ユニットは、伝送信号の変調方式M、トランスポートブロックのコーディングレートR、及び伝送信号が占用する空間レイヤ数Nlayerのうちの任意の1つ又は複数のパラメータを含む取得したスペクトル効率パラメータと、すべてのコードブロックが時間領域において占用することが許可される最大のOFDMシンボルの数Ncb及び伝送信号が占用する周波数領域におけるサブキャリアの数Nsubcarrierを少なくとも含む取得した物理チャネルリソースパラメータとに基づいて、コードブロックの参照情報ブロック長KRを決定する。
【0102】
参照ユニットは、取得した物理チャネルリソースパラメータ、及び/又はスペクトル効率パラメータに基づいて、式


によって前記コードブロックの参照情報ブロック長KRを算出する。
【0103】
参照ユニットは、さらに、
トランスポートブロックのサイズB、符号化ブロックCRCの長さLを取得し、
トランスポートブロックが占用する時間領域におけるOFDMシンボルの数Ntb、それぞれのコードブロックが時間領域において占用することが許可される最大のOFDMシンボルの数Ncbを少なくとも含む、取得した物理チャネルリソースパラメータに基づいて、コードブロックの参照情報ブロック長KRを決定する。
【0104】
参照ユニットは、さらに、トランスポートブロックのサイズB、符号化ブロックCRCの長さLを取得し、取得した物理チャネルリソースパラメータに基づいて、式


によってコードブロックの参照情報ブロック長KRを決定する。
【0105】
参照ユニットは、さらに、
端末のバッファサイズを示すことができる品種別パラメータUE Categoryを少なくとも含むハードウェアパラメータを取得し、
端末のバッファサイズを示すことができる品種別パラメータUE Categoryに基づいて、トランスポートブロックが占用可能な最大のソフトビット数NSoftbitsを取得し、
トランスポートブロックが占用する時間領域におけるOFDMシンボルの数Ntb及びそれぞれのコードブロックが時間領域において占用することが許可される最大のOFDMシンボルの数Ncbを少なくとも含む、取得した物理チャネルリソースパラメータに基づいて、前記トランスポートブロック中に含まれる最小のコードブロック数CBNumである、

を取得し、



によって参照情報ブロック長KRを取得する。
【0106】
決定ユニットは、参照情報ブロック長及びハードウェアパラメータに基づいて、最大の情報ブロック長を決定する。
【0107】
ハードウェアパラメータは、エンコーダがサポートする最大の情報ブロック長Kencoder、及び/又はエンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaverである。[
【0108】
決定ユニットが参照情報ブロック長及びハードウェアパラメータに基づいて、最大の情報ブロック長を決定することは、以下のように行われ、
トランスポートブロックの符号化方法が畳み込み符号であれば、前記最大の情報ブロック長Kmax


として決定され、
トランスポートブロックの符号化方法がTurbo符号であれば、
参照情報ブロック長KRが、エンコーダがサポートする最大の情報ブロック長Kencoderよりも小さい場合、エンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaverから、コードブロックの参照情報ブロック長KR以上であり且つKRに最も近い情報ブロック長を選んでコードブロックの最大の情報ブロック長Kmaxとし、
前記参照情報ブロック長KRが、エンコーダがサポートする最大の情報ブロック長Kencoder以上である場合、エンコーダがサポートする最大の情報ブロック長Kencoderを選んでコードブロックの最大の情報ブロック長Kmaxとするように、前記最大の情報ブロック長Kmaxが決定され、
ただし、関数min()は、最小値を取ることを示す。
【0109】
ハードウェアパラメータは、エンコーダがサポートする最大の情報ブロック長Kencoder、及び/又はエンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaverである。
【0110】
決定ユニットが参照情報ブロック長及びハードウェアパラメータに基づいて、最大の情報ブロック長を決定することは、以下のように行われ、
トランスポートブロックの符号化方法が畳み込み符号であれば、最大の情報ブロック長Kmax
として決定され、
トランスポートブロックの符号化方法がTurbo符号であれば、最大の情報ブロック長Kmaxが、


として決定される。
【0111】
本発明の実施例の装置は、取得ユニットをさらに備え、取得ユニットは、伝送モード指示、下り制御情報フォーマット(DCI format)、及び無線ネットワーク一時識別子(RNTI)のうちの任意の1つ又は複数の方式によって、分割関連パラメータ及び/又はハードウェアパラメータを取得する。
【0112】
本発明の実施例の装置は、指示ユニットをさらに備え、指示ユニットは、伝送モード指示、DCI format、及びRNTIで直接指示する方式のうちの任意の1つ又は複数の方式によって、最大の情報ブロック長Kmaxを取得する。
【0113】
分割ユニットは、取得した分割関連パラメータ、ハードウェアパラメータ、及び決定した最大の情報ブロック長に基づいて、最大の情報ブロック長を超えたトランスポートブロックを2つ以上のコードブロックに分割し、
コードブロックの分割後の情報長さが、決定した最大の情報ブロック長よりも小さい。
【0114】
分割関連パラメータは、トランスポートブロックのサイズB、符号化ブロックCRCの長さLをさらに含む。
【0115】
ハードウェアパラメータは、エンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaverを少なくとも含む。
【0116】
分割ユニットは、
トランスポートブロックのサイズB、符号化ブロックCRCの長さL、及び最大の情報ブロック長Kmaxに基づいて、分割されるコードブロック数Cを決定し、
エンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaver、コードブロック数
C、トランスポートブロックのサイズB、及び符号化ブロックCRCの長さLに基づいて、それぞれのコードブロックの情報ブロック長を決定し、
決定したそれぞれのコードブロックの情報ブロック長に基づいて、コードブロックの分割を行う。
【0117】
分割ユニットは、



によって、分割されるコードブロック数Cを決定し、ただし、


は、xを切り上げることを示し、
エンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaver、コードブロック数C、トランスポートブロックのサイズB、及び符号化ブロックCRCの長さLに基づいて、それぞれのコードブロックの情報ブロック長を決定し、
決定したそれぞれのコードブロックの情報ブロック長に基づいて、コードブロックの分割を行う。
【0118】
分割ユニットは、
トランスポートブロックのサイズB、符号化ブロックCRCの長さL、及び最大の情報ブロック長Kmaxに基づいて、分割されるコードブロック数Cを決定し、
トランスポートブロックのサイズBが(Kmax-L)又はコードブロック数Cで割れ切れることができれば、それぞれのコードブロックの情報ブロック長はいずれもB/Cであり、
トランスポートブロックのサイズBが(Kmax-L)又はコードブロック数Cで割れ切れることができなければ、符号化ブロックCの符号化ブロックを、コードブロック情報ブロック長が異なる第1のタイプのコードブロック及び第2のタイプのコードブロックに分け、
第1のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIは、エンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaverのうち、コードブロック数Cに第1のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIを乗じたものがトランスポートブロックのサイズB以上であることを満たすKの最小値であり、
第2のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIIは、エンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaverのうち、第2のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIIが第1のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIよりも小さいことを満たすKの最大値であり、
決定したそれぞれのコードブロックの情報ブロック長に基づいて、コードブロックの分割を行う。
【0119】
分割ユニットは、
トランスポートブロックのサイズB、符号化ブロックCRCの長さL、及び最大の情報ブロック長Kmaxに基づいて、分割されるコードブロック数Cを決定し、
トランスポートブロックのサイズBが(Kmax-L)又はコードブロック数Cで割れ切れることができれば、それぞれのコードブロックの情報ブロック長はいずれもB/Cであり、
トランスポートブロックのサイズBが(Kmax-L)又はコードブロック数Cで割れ切
れることができなければ、符号化ブロックCの符号化ブロックを、コードブロック情報ブロック長が異なる第1のタイプのコードブロック及び第2のタイプのコードブロックに分け、



から第1のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIを算出し、



から第2のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIIを算出し、
第1のタイプのコードブロック数CI及び第2のタイプのコードブロックCIIは、





を満たし、
決定したそれぞれのコードブロックの情報ブロック長に基づいて、コードブロックの分割を行う。
【0120】
本発明の実施例の装置は、設定ユニットをさらに備え、設定ユニットは、分割ユニットでのコードブロックの分割が終了した後、前CII個のコードブロックを第2のタイプのコードブロックとし、後CI個のコードブロックを第1のタイプのコードブロックとする。
【0121】
本発明の実施例の装置は、結合ユニットをさらに備え、結合ユニットは、分割後のそれぞれのコードブロックに対してCRCを付加し、チャネルコーディング及びレートマッチングを行った後、対応する符号化済みコードブロックを得、得られた符号化済みコードブロックのコードブロック結合を行う。
【0122】
本発明の実施例の装置は、チェックユニットをさらに備え、チェックユニットは、分割された2つ以上のコードブロックをブロック符号化し、チェックデータブロックを生成する。
【0123】
本発明の実施例の装置は、削除ユニットをさらに備え、削除ユニットは、
それぞれの符号化済みコードブロックにおける任意位置の一部のビット、及びブロック符号化で生成したそれぞれのチェックデータブロックにおける任意位置の一部のビットを削除し、
一部のビットは、以下の算出方式によって取得される。
【0124】
すべての符号化済みコードブロックとすべてのブロック符号化で生成したチェックデータブロックとのビットの和、及びブロック符号化前のすべての符号化済みコードブロックのビット数の和を算出し、
すべての符号化済みコードブロックとすべてのブロック符号化で生成したチェックデータブロックとのビットの和から、ブロック符号化前のすべての符号化済みコードブロックのビット数の和を減算して、ビットの差を取得し、
符号化済みコードブロックのコードブロック数と、ブロック符号化で生成したチェックデータブロックのデータブロック数とを加算して、情報ブロックの総和を取得し、
取得された前記ビットの差を前記取得された情報ブロックの総和で割った商が、前記一部のビットの値になる。
【0125】
本発明の実施例の装置は、チェック結合ユニットをさらに備え、チェック結合ユニットは、一部のビットが削除された符号化済みコードブロックと、一部のビットが削除されたブロック符号化で生成したチェックデータブロックとをコードブロック結合し、
コードブロック結合とは、一部のビットが削除された符号化済みコードブロックと一部のビットが削除されたブロック符号化で生成したチェックデータブロックとのビットを縦列連接するとともに、一部のビットが削除されたブロック符号化で生成したチェックデータブロックを、一部のビットが削除された符号化済みコードブロックより後に置くことである。
【0126】
以下、実施例を通じて本発明の実施例の方法について明確で詳しく説明する。
【0127】
(実施例1)
3GPP LTE及びその拡張技術に基づく通信システムにおいて、第1のトランスポートノードが第2のトランスポートノードへ長さがB個のビットであるトランスポートブロックを送信し、取得した分割関連パラメータにおける、それぞれのコードブロックが時間領域において占用することが許可される最大のOFDMシンボルの数Ncb、伝送信号が占用する周波数領域におけるサブキャリアの数Nsubcarrierに基づいて、それぞれのコードブロックが占用することが許可される最大のリソースエレメントの数


を算出する。
【0128】
それぞれのコードブロックが占用することが許可される最大のリソースエレメントの数NRE、伝送信号の変調方式M、トランスポートブロックのコーディングレートR、及び伝送信号が占用する空間レイヤ数Nlayerに基づいて、符号化ブロックの第1の情報ブロック長


を決定する。
【0129】
エンコーダがサポートする最大の情報ブロック長Kencoder、エンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaver、及びコードブロックの第1の情報ブロック長Kに基づいて、最大の情報ブロック長Kmaxを決定する。最大の情報ブロック長Kencoderは、エンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaverのうちの最大の要素である。
【0130】
オプションとして、第1の情報ブロック長Kとエンコーダがサポートする最大の情報ブロック長Kencoderとの大きさを比較し、
になる。
【0131】

によって、最大の情報ブロック長Kmaxを決定する。
【0132】
ただし、


である。
【0133】
トランスポートブロックのサイズB>Kmaxである場合、トランスポートブロックを複数のコードブロックに分割し、オプションとして、
取得した分割関連パラメータにおけるトランスポートブロックのサイズB、符号化ブロックCRCの長さL、最大の情報ブロック長Kmaxに基づいて、分割後の符号化ブロックの数Cを決定するようにしてもよい。
【0134】
本実施例において、Bは(Kmax-L)で割れ切れることができ、符号化ブロックの数
Cは、


で示されることができる。
【0135】
それぞれのコードブロックの情報ブロック長は、B/Cである。
【0136】
オプションとして、トランスポートブロックのコードブロックの分割を行った後のC個のコードブロックに対してそれぞれチャネルコーディング及びレートマッチングを行って、C個の符号化済みコードブロックを得、そしてC個の符号化済みコードブロックをコードブロック結合するようにしてもよい。
【0137】
図8は、本発明の実施例1のコードブロックの分割を示す図である。図8に示されるように、任意の符号化ブロックが時間領域において1つのOFDMシンボルを占用することが許可され、即ち、Ncb=1であり、このように、平均したら、それぞれのコードブロックは時間領域において、時間の長さが1つのOFDMシンボルを超えないように制限され、受信ノードがコードブロックを受信するたびに、すぐにデコードし始めることができる。なお、Ncbは、1を超えてもよく、一般、遅延時間に敏感なサービスは、Ncbの取りうる値が小さくなり(最小値が1である)、遅延時間に敏感でないサービスは、Ncbの取りうる値が大きくなる。このように、Ncbを調整することで、トランスポートノードが遅延時間を制御することを強化し、特に、スーパーリアルタイム及び遅延時間可変な通信場面に適合する。
【0138】
(実施例2)
3GPP LTE及びその拡張技術に基づく通信システムにおいて、第1のトランスポートノードが第2のトランスポートノードへ長さがB個のビットであるトランスポートブロックを送信し、取得した分割関連パラメータにおける、トランスポートブロックのサイズB、コードブロックCRCの長さL、トランスポートブロックが占用する時間領域におけるOFDMシンボルの数Ntb、それぞれの符号化ブロックが時間領域において占用することが許可される最大のOFDMシンボルの数Ncbに基づいて、符号化ブロックの第2の情報ブロック長KR


を決定する。
【0139】
エンコーダがサポートする最大の情報ブロック長Kencoder、エンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaverに基づいて、最大の情報ブロック長Kmaxを決定する。最大の情報ブロック長Kencoderは、エンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaverのうちの最大の要素である。
【0140】



によって、最大の情報ブロック長Kmaxを決定する。
【0141】
トランスポートブロックのサイズB>Kmaxである場合、トランスポートブロックを複数のコードブロックに分割する。
【0142】
取得した分割関連パラメータにおけるトランスポートブロックのサイズB、コードブロックCRCの長さL、最大の情報ブロック長Kmaxに基づいて、分割後の符号化ブロックの数Cを決定する。
【0143】
本実施例において、Bは(Kmax-L)で割れ切れることができず、コードブロックの数Cは、


で示されることができ、
ただし、


はxを切り上げることを示す。
【0144】
そして、エンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaverに基づいて、それぞれのコードブロックの情報ブロック長を決定する。
【0145】
トランスポートブロックのサイズBは(Kmax-L)又はコードブロック数Cで割れ切れることができず、符号化ブロックCの符号化ブロックを、コードブロック情報ブロック長が異なる第1のタイプのコードブロック及び第2のタイプのコードブロックに分ける。
【0146】
第1のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIは、エンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaverのうち、コードブロック数Cに第1のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIを乗じたものがトランスポートブロックのサイズB以上であることを満たすKの最小値であり、 第2のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIIは、エンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaverのうち、第2のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIIが第1のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIよりも小さいことを満たすKの最大値である。
【0147】
オプションとして、第1のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIは、


である。
【0148】
第2のタイプのコードブロックのコードブロック情報ブロック長KIIは、


である。
【0149】
第1のタイプのコードブロック数CI及び第2のタイプのコードブロックCIIは、





を満たす。
【0150】
オプションとして、トランスポートブロックのコードブロックの分割を行った後のC個のコードブロックに対してそれぞれチャネルコーディング及びレートマッチングを行って、C個の符号化済みコードブロックを得、そして前記C個の符号化済みコードブロックをコードブロック結合し、前CII個のコードブロックがタイプIIのコードブロックであり、後CI個のコードブロックがタイプIのコードブロックである。
【0151】
図9は、本発明の実施例2のコードブロックの分割を示す図であり、図面における左側の斜め線付きボックス部分の符号化ブロックは、タイプIIのコードブロックである。本実施例では、それぞれのコードブロックが時間領域において占用するOFDMシンボルの数を限定することで、遅延時間を制御する目的を達成する。同時に、本実施例に提供されるコードブロックの分割方法は、トランスポートブロックの長さがコードブロック数で割れ切れることができない場面に対応する。
【0152】
(実施例3)
本実施例は、すべての符号化ブロックが時間領域において占用することが許可される最大のOFDMシンボルの数Ncbが伝送モード指示によって指示される点で、実施例1又は実施例2と異なる。
【0153】
例えば、システムについて、それぞれ、異なる遅延時間要求に対する3つの場面における伝送モードを示す新しい伝送モードA,B,Cを定義し、伝送モードAを用いると、遅延時間要求が最も高く、単一のコードブロックが占用するOFDMシンボルの数が1つを超えることができず、伝送モードBを用いると、遅延時間要求が2番目に高く、単一のコードブロックが占用するOFDMシンボルの数が3つを超えることができず、伝送モードCを用いると、遅延時間要求が最も低く、単一のコードブロックが占用するOFDMシンボルの数が14つを超えることができない。
【0154】
基地局は、上位層シグナリングにより伝送モードA又はB又はCを準静的に構成し、つまり、伝送モード指示には、単一のコードブロックが占用可能な最大のOFDMシンボルの数が暗に指示されている。
【0155】
(実施例4)
実施例3に比べ、本実施例のコードブロックの最大の情報ブロック長Kmaxは伝送モードによって指示される。
【0156】
(実施例5)
本実施例は、すべてのコードブロックが時間領域において占用することが許可される最大のOFDMシンボルの数Ncbが下り制御情報フォーマット(DCI format)によって指示される点で、実施例3と異なる。
【0157】
例えば、システムについて、それぞれ、異なる遅延時間要求に対する3つの場面における伝送モードを示すDCI format X,Y,Zを定義し、DCI format Xを用いると、遅延時間要求が最も高く、単一のコードブロックが占用するOFDMシンボルの数が1つを超えることができず、DCI format Yを用いると、遅延時間要求が2番目に高く、単一のコードブロックが占用するOFDMシンボルの数が3つを超えることができず、DCI format Zを用いると、遅延時間要求が最も低く、単一のコードブロックが占用するOFDMシンボルの数が14つを超えることができない。
【0158】
DCI formatは、物理下り制御チャネルで基地局から中継局又は端末に送信されるか、中継局から端末に送信されることができる。
【0159】
(実施例6)
本実施例は、コードブロックの最大の情報ブロック長Kmaxが下り制御情報フォーマット(DCI format)によって指示される点で、実施例5と異なる。
【0160】
(実施例7)
本実施例は、すべてのコードブロックが時間領域において占用することが許可される最大のOFDMシンボルの数Ncbが無線ネットワーク一時識別子(RNTI)によって暗に指示される点で、実施例5と異なる。
【0161】
例えば、システムについて、それぞれ、異なる遅延時間要求に対する3つの場面における伝送モードを示すRNTI 1,2,3を定義し、RNTI 1を用いると、遅延時間要求が最も高く、単一のコードブロックが占用するOFDMシンボルの数が1つを超えることができず、RNTI 2を用いると、遅延時間要求が2番目に高く、単一のコードブロックが占用するOFDMシンボルの数が3つを超えることができず、RNTI 3を用いると、遅延時間要求が最も低く、単一のコードブロックが占用するOFDMシンボルの数が14つを超えることができない。
【0162】
RNTIは、基地局から中継局又は端末に割り当てられるか、中継局から端末に割り当てられ、そして、物理下り制御チャネルをスクランブルすることができる。
【0163】
(実施例8)
本実施例は、コードブロックの最大の情報ブロック長Kmaxが無線ネットワーク一時識別子(RNTI)によって指示される点で、実施例7と異なる。
【0164】
(実施例9)
本実施例は、端末のバッファサイズを示すことができる品種別パラメータUE Category、トランスポートブロックが占用する時間領域におけるOFDMシンボルの数Ntb、すべての符号化ブロックが時間領域において占用することが許可される最大のOFDMシンボルの数Ncb、及びコーディングレートRに基づいて、符号化ブロックの最大の情報ブ
ロック長Kmaxを決定する点で、実施例1又は2と異なる。
【0165】
オプションとして、端末のバッファサイズを示すことができる品種別パラメータUE Categoryに基づいて、1つのトランスポートブロックが占用可能な最大のソフトビット数NSoftbitsを得、トランスポートブロックが占用する時間領域におけるOFDMシンボルの数Ntb、すべての符号化ブロックが時間領域において占用することが許可される最大のOFDMシンボルの数Ncbに基づいて、トランスポートブロックに含まれる最小のコードブロック数


を取得し、さらに、コーディングレートRに基づいて、コードブロックの参照情報ブロック長


を決定するようにしてもよい。
【0166】
符号化方法が畳み込み符号であれば、Kmax=KRになる。
【0167】
符号化方法がTurbo符号であれば、エンコーダがサポートする最大の情報ブロック長Kencoder、エンコーダがサポートする情報ブロック長の集合{K}interleaverに基づいて、最大の情報ブロック長Kmaxを決定する。
【0168】
トランスポートブロックの符号化方法が畳み込み符号であれば、最大の情報ブロック長Kmaxが、


として決定される。
【0169】
トランスポートブロックの符号化方法がTurbo符号であれば、最大の情報ブロック長Kmaxが、


として決定される。
【0170】
(実施例10)
本実施例と実施例1及び実施例2とを対比すると、
コードブロックの分割後のC個のコードブロックに対して、チャネルコーディング及びレートマッチングを行った後、C個の符号化済みコードブロックを得、そして、それぞれの符号化済みコードブロック内におけるインデックス位置が同じであるビット又はシンボルを符号化し、S個のチェックデータブロックを生成することと、
C個の元のコードブロックとS個のチェックデータブロックとのビット数の和が、ブロック符号化前のC個の符号化済みコードブロックのビット数の和に等しくなるように、C個の符号化済みコードブロック及びS個のチェックデータブロックにおける一部のビットを削除することと、
一部のビットが削除されたC個の符号化済みコードブロックと、一部のビットが削除されたS個のチェックデータブロックとをコードブロック結合し、コードブロック結合とは、それぞれのコードブロックのビットを縦列連接するとともに、一部のビットが削除されたS個のチェックデータブロックを、一部のビットが削除されたC個の符号化済みコードブロックより後に置くことであることと、において相違する。
【0171】
図10は、本発明の実施例10のコードブロックの分割を示す図であり、図10に示され
るように、図面における右側の斜め線付きボックス部分で示されるチェックデータブロックは、ブロック符号化で発生したチェックデータブロックである。本実施例の処理により、トランスポートブロック全体の性能を保証する。
【0172】
上記方法におけるステップの全部又は一部は、プログラムを介して関連ハードウェア(例えば、プロセッサ)を命令することにより完成されることができ、前記プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体、例えば、リードオンリーメモリ、磁気ディスク又は光ディスク等に記憶されることができることは、当業者が理解されるべきである。オプションとして、上記実施例のステップの全部又は一部は、1つ又は複数の集積回路により実現されることもできる。これに応じて、上記実施例におけるそれぞれのモジュール/ユニットは、ハードウェアの形で実現されることもでき、例えば、集積回路を介してその対応する機能を実現することができれば、ソフトウェア機能モジュールの形で実現することもでき、例えば、プロセッサがメモリに記憶されるプログラム/命令を実行することでその対応する機能を実現する。本発明は、如何なる特定の形のハードウェア及びソフトウェアの組み合わせにも制限されていない。
【0173】
以上、本発明の実施形態を開示したが、上記内容は本発明を理解しやすくするための実施形態にすぎず、本願を限定することは意図していない。当業者であれば、本願で説明した思想や範囲から逸脱しない前提において、実施の形式及び詳細に何らの手直しや変化も可能であるが、記載した特許請求の範囲の保護範囲に基づいて本願の特許保護範囲が定められるべきである。
【産業上の利用可能性】
【0174】
本願の技術案は、コードブロックの分割に起因するシステムの遅延時間を低減し、コードブロックの分割で発生した遅延時間によってシステムの動作が妨害されることを回避し、システムの性能を向上させる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【手続補正書】
【提出日】2022-09-07
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コードブロック分割のための方法であって、前記方法は、
最大の情報ブロック長よりも大きい長さを有するトランスポートブロック(TB)を2つ以上のコードブロックに分割することと、
前記2つ以上のコードブロック上でブロック符号化を実行することによって、複数のチェックデータブロックを生成することと、
前記2つ以上のコードブロックのそれぞれに対して、
巡回冗長検査符号(CRC)ビットを付加する動作と、
チャネル符号化を実行する動作と、
レートマッチングを実行する動作と
を実行することによって、複数の符号化されたコードブロックを取得することと、
各符号化されたコードブロックの任意の位置における一部のビットを削除し、かつ、各チェックデータブロックの任意の位置における一部のビットを削除することと、
前記一部のビットが削除された前記複数の符号化されたコードブロック上、および、前記一部のビットが削除された前記複数のチェックデータブロック上でコードブロック結合を実行することであって、前記コードブロック結合は、
前記一部のビットが既に削除された前記複数の符号化されたコードブロックのビットと、前記一部のビットが既に削除された前記複数のチェックデータブロックのビットとを直列に接続することと、
前記一部のビットが既に削除された前記複数のチェックデータブロックを、前記一部のビットが既に削除された前記複数の符号化されたコードブロックよりも後に置くことと
を実行することによって行われる、ことと
を含む、方法。
【請求項2】
前記最大の情報ブロック長は、伝送モード指示から取得される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記最大の情報ブロック長は、下り制御情報(DCI)フォーマットから取得される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記最大の情報ブロック長は、無線ネットワーク一時識別子(RNTI)から取得される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記最大の情報ブロック長は、少なくとも、時間領域において各コードブロックによって占有されることが許容される直交周波数分割多重技術(OFDM)シンボルの最大数と、前記TBを含む伝送信号によって占有される周波数領域サブキャリアの数とに従って決定される、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
無線通信のための装置であって、
前記装置は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、請求項1~5のうちのいずれか1つ以上に記載の方法を実装するように構成されている、装置。
【請求項7】
コードが記憶されているコンピュータ読み取り可能なプログラム記憶媒体であって、前記コードは、プロセッサによって実行されると、請求項1~5のうちのいずれか1つ以上に記載の方法を実装することを前記プロセッサに行わせる、コンピュータ読み取り可能なプログラム記憶媒体。
【外国語明細書】