(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022172399
(43)【公開日】2022-11-15
(54)【発明の名称】積重ねられたコンベヤ層を有する家庭用コンパクト型物品折たたみ機、およびそのための折たたみ方法
(51)【国際特許分類】
D06F 89/02 20060101AFI20221108BHJP
【FI】
D06F89/02
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022146298
(22)【出願日】2022-09-14
(62)【分割の表示】P 2019528109の分割
【原出願日】2017-12-26
(31)【優先権主張番号】62/440,736
(32)【優先日】2016-12-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】518391937
【氏名又は名称】ロゾフ ギャル
(71)【出願人】
【識別番号】517054567
【氏名又は名称】フォールディメイト インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100106002
【弁理士】
【氏名又は名称】正林 真之
(74)【代理人】
【識別番号】100120891
【弁理士】
【氏名又は名称】林 一好
(74)【代理人】
【識別番号】100165157
【弁理士】
【氏名又は名称】芝 哲央
(74)【代理人】
【識別番号】100126000
【弁理士】
【氏名又は名称】岩池 満
(72)【発明者】
【氏名】ロゾフ ギャル
(57)【要約】 (修正有)
【課題】洗濯ものを素早くかつ確実に折たたむことのできる物品折たたみ機を実現する。
【解決手段】自律的に物品を折たたむように構成された家庭用コンパクト型物品折たたみ機10は、機械上面端部および機械底面端部12、14、ならびにこれらの間に延在する一様な機械本体部分を有する。折たたみ機10は、機械上面端部12に位置する能動的投入システム20と、少なくとも5つの積重ねられたコンベヤ層と、機械底面端部14に位置する能動的排出システム22とを含む。折たたみ機10の外側寸法は、物品処理のための家庭用器具と等しいかまたはそれより小さい。折たたみ機10は物品を物品の幅の方向に少なくとも1回、物品の長さの方向に少なくとも1回折たたむように構成される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
自律的に物品を折たたむように構成され、かつ機械上面端部および機械底面端部(12、14)、ならびにこれらの間に延在する一様な機械本体(16)を有する家庭用コンパクト型物品折たたみ機(10)であって、
前記折たたみ機(10)は、
前記機械上面端部(12)に位置する能動的投入システム(20)と、
少なくとも5つの積重ねられたコンベヤ層(38)と、
前記機械底面端部(14)に位置する能動的排出システム(22)と、を含み、
前記折たたみ機(10)の外側寸法は、物品処理のための家庭用器具と等しいかまたはそれより小さく、前記折たたみ機(10)は前記物品を前記物品の幅の方向に少なくとも1回、前記物品の長さの方向に少なくとも1回折たたむように構成されることを特徴とする、折たたみ機(10)。
【請求項2】
前記機械本体(16)は正確に3つのコンベヤ層を有し、前記投入システムおよび排出システム(20、22)の各々は正確に1つのコンベヤ層を含む、請求項1に記載の折たたみ機(10)。
【請求項3】
前記機械本体(16)は正確に5つのコンベヤ層を有し、前記投入システムおよび排出システム(20、22)の各々は正確に1つのコンベヤ層を含む、請求項1または2に記載の折たたみ機(10)。
【請求項4】
前記折たたみ機(10)は箱形状の収容装置(18)を有し、前記収容装置(18)は機械上部表面および機械底部表面(24、26)と、これらの間に延在する機械周囲表面(28)とを含み、動作モードにおいて、前記投入システム(20)は前記機械周囲表面(28)から外向きに突出する、請求項1~3のいずれか一項に記載の折たたみ機(10)。
【請求項5】
前記投入システム(20)は、調節可能な幅部分を有してさまざまな物品サイズに適合するように構成された能動的ハンガー(60)アセンブリを含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の折たたみ機(10)。
【請求項6】
前記投入システム(20)は横方向に調節可能であり、さまざまな物品サイズを収容して投入するように構成される、請求項1~5のいずれか一項に記載の折たたみ機(10)。
【請求項7】
各コンベヤ層(38)はただ1つまたは2つのコンベヤ(40)を含む、請求項1~6のいずれか一項に記載の折たたみ機(10)。
【請求項8】
前記折たたみ機(10)は、機械側部表面(30)の一方もしくは両方、ならびに/または、機械前部表面および機械後部表面(32、34)の一方もしくは両方に、少なくとも1つのサービスドア(36)を含む、請求項1~7のいずれか一項に記載の折たたみ機(10)。
【請求項9】
前記折たたみ機(10)は、70cmよりも幅広い物品を折たたむように構成されていない、請求項1~8のいずれか一項に記載の折たたみ機(10)。
【請求項10】
前記折たたみ機(10)は、150cmよりも長い物品を折たたむように構成されていない、請求項1~9のいずれか一項に記載の折たたみ機(10)。
【請求項11】
前記折たたみ機(10)は、15ミリメートルよりも厚い物品布地を折たたむように構成されていない、請求項1~10のいずれか一項に記載の折たたみ機(10)。
【請求項12】
前記折たたみ機(10)は、正確に7つの積重ねられたコンベヤ層を有する、請求項1~11のいずれか一項に記載の折たたみ機(10)。
【請求項13】
隣接層の各対は、それらの間に少なくとも50パーセントの重なりを有する、請求項1~12のいずれか一項に記載の折たたみ機(10)。
【請求項14】
隣接層の各対は、それらの間に少なくとも70パーセントの重なりを有する、請求項1~13のいずれか一項に記載の折たたみ機(10)。
【請求項15】
隣接層の各対は、それらの間に少なくとも90パーセントの重なりを有する、請求項1~14のいずれか一項に記載の折たたみ機(10)。
【請求項16】
前記投入システム(20)は引込み可能であり、使用されないときは前記機械の内側に折たたまれる、請求項1~15のいずれか一項に記載の折たたみ機(10)。
【請求項17】
前記投入システム(20)は、使用されないときは前記折たたみ機(10)内に位置し、動作モードにおいてはそこから外向きに延在し得る電動投入能動的ハンガー(60)アセンブリを含む、請求項1~16のいずれか一項に記載の折たたみ機(10)。
【請求項18】
前記投入システム(20)は調節可能な幅を有する、請求項1~17のいずれか一項に記載の折たたみ機(10)。
【請求項19】
前記排出システム(22)はコンベヤ(40)を含み、前記コンベヤ(40)は長手方向において前後に動き、自身の上に隣接して位置するコンベヤ層(38)と協働することによって物品を積重ねるように構成される、請求項1~18のいずれか一項に記載の折たたみ機(10)。
【請求項20】
前記折たたみ機(10)は、物品の存在、幅および/または厚さおよび/または長さを検出するように構成されたセンサを含む、請求項1~19のいずれか一項に記載の折たたみ機(10)。
【請求項21】
ベッドシーツは支持されない、請求項1~20のいずれか一項に記載の折たたみ機(10)。
【請求項22】
前記折たたみ機(10)は物品処理システム(56)を含む、請求項1~21のいずれか一項に記載の折たたみ機(10)。
【請求項23】
前記折たたみ機(10)は布地柔軟化装置および/または芳香装置を含む、請求項1~22のいずれか一項に記載の折たたみ機(10)。
【請求項24】
前記折たたみ機(10)は、前記物品を前記コンベヤ(40)に押し付けるように構成された加熱されたローラー(58)を含む、請求項1~23のいずれか一項に記載の折たたみ機(10)。
【請求項25】
物品折たたみ方法であって、以下のステップ、
a.物品を受動的な第1の幅折装置(46)の上に引っ張りながら、前記物品に関する第1の幅の折たたみを行うステップ、
b.第1のコンベヤ層(38A)を用いて前記物品を下に位置する第2のコンベヤ層(38B)に運ぶステップ、
c.能動的な第2の幅折装置(48)を用いて第2の幅の折たたみを行うステップ、
d.前記第2のコンベヤ層(38B)を用いて前記物品を下に位置する第3のコンベヤ層(38C)に運び、さらに前記第3のコンベヤ層(38C)を用いて前記物品を下に位置する第4のコンベヤ層(38D)に運ぶことによって前記物品を反転させるステップ、
e.前記第4のコンベヤ層(38D)の2つの隣接するコンベヤの間の層空間(LS)に前記物品を通して、その下の第5のコンベヤ層(38E)または排出システム(22)の上に運ぶことによって、第1の長さの折たたみを行うステップ、
を含む、物品折たたみ方法。
【請求項26】
以下のステップ、
f.前記第5のコンベヤ層(38E)を用いて前記物品を下に位置する第6のコンベヤ(38F)層に運ぶことによって前記物品を反転させるステップ、
g.前記第6のコンベヤ層(38F)の2つの隣接するコンベヤ(40A、40B)の間の前記層空間(LS)に前記物品を通して、その下の第7のコンベヤ層(38G)または排出システム(22)の上に運ぶことによって、第2の長さの折たたみを行うステップ、
をさらに含む、請求項25に記載の物品折たたみ方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願の主題は衣類/布地の折たたみ機に関する。具体的には、本主題は、家庭内使用のためだけに構成された、非産業用の比較的コンパクトで軽量の折たたみ機に関する。本出願は、ベッドシーツなどの大きな品目、または靴下もしくは下着などの小さな品目を折たたむように構成された折たたみ機には関係しない。
【背景技術】
【0002】
家庭用消費者市場には、自分たちの洗濯ものを素早くかつ確実に折たたむことのできるコンパクトで手頃な価格の製品に対する長年にわたる要望がある。この分野の折たたみ機は公知であり、たとえば特許文献1などに開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本出願の主題によると、自律的に物品を折たたむように構成され、かつ機械上面端部および機械底面端部、ならびにこれらの間に延在する一様な機械本体を有する家庭用コンパクト型物品折たたみ機が提供され、この折たたみ機は、
機械上面端部に位置する能動的投入システムと、
少なくとも5つの積重ねられたコンベヤ層と、
機械底面端部に位置する能動的排出システムと、を含み、
折たたみ機の外側寸法は、物品処理のための家庭用器具と等しいかまたはそれより小さく、折たたみ機は物品を物品の幅の方向に少なくとも1回、物品の長さの方向に少なくとも1回折たたむように構成される。
【0005】
以下の特徴のいずれも、単独でまたは組み合わせで、本出願の主題の上記の態様のいずれにも適用可能であり得る。
【0006】
機械本体は正確に3つのコンベヤ層を有し、投入システムおよび排出システムの各々は正確に1つのコンベヤ層を含む。
【0007】
機械本体は正確に5つのコンベヤ層を有し、投入システムおよび排出システムの各々は正確に1つのコンベヤ層を含む。
【0008】
折たたみ機は箱形状の収容装置を有することができ、この収容装置は機械上部表面および機械底部表面と、これらの間に延在する機械周囲表面とを含み、動作モードにおいて、投入システムは機械周囲表面から外向きに突出する。
【0009】
投入システムは、調節可能な幅部分を有してさまざまな物品サイズに適合するように構成された投入ハンガーアセンブリを含む。
【0010】
投入システムは横方向に調節可能であり、さまざまな物品サイズを収容して投入するように構成される。
【0011】
各コンベヤ層は、ただ1つまたは2つのコンベヤを含む。
【0012】
折たたみ機は、機械側部表面の一方もしくは両方、ならびに/または、機械前部表面および機械後部表面の一方もしくは両方に、少なくとも1つのサービスドアを含む。
【0013】
折たたみ機は、70cmよりも幅広い物品を折たたむように構成されていない。
【0014】
折たたみ機は、150cmよりも長い物品を折たたむように構成されていない。
【0015】
折たたみ機は、15ミリメートルよりも厚い物品布地を折たたむように構成されていない。
【0016】
折たたみ機は、正確に7つの積重ねられたコンベヤ層を有し得る。
【0017】
隣接層の各対は、それらの間に少なくとも50パーセントの重なりを有し得る。
【0018】
投入システムは引込み可能であり、使用されないときは機械の内側に折たたまれる。
【0019】
投入システムは、使用されないときは折たたみ機内に位置し、動作モードにおいてはそこから外向きに延在し得る電動投入ハンガーアセンブリを含み得る。
【0020】
投入システムは、調節可能な幅を有し得る。
【0021】
排出システムはコンベヤを含み、このコンベヤは長手方向において前後に動き、自身の上に隣接して位置するコンベヤ層と協働することによって物品を積重ねるように構成される。
【0022】
折たたみ機は、物品の存在、幅および/または厚さおよび/または長さを検出するように構成されたセンサを含む。
【0023】
請求項1に記載の折たたみ機において、折たたみ機はさらなる物品の取り扱いまたは処理を含む。
【0024】
折たたみ機は、布地柔軟化装置および/または芳香装置を含む。
【0025】
本出願の主題のよりよい理解のため、およびそれが実践においてどのように実行され得るかを示すために、以降では添付の図面を参照することとする。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】動作モードの折たたみ機の等角外部図である。
【
図2】非動作モードの折たたみ機の等角外部図である。
【
図3】収容装置を取り除いた
図1の折たたみ機の等角内部図である。
【
図4】
図3の線IV-IVに沿って取られた断面を示す図である。
【
図5】投入システムに隣接して位置する布地しわ除去モジュールの詳細な側面図である。
【
図9】
図3の線IX-IXに沿って取られた等角断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
適切と考えられる場合、対応する要素または類似の要素を示すために、複数の図面の間で参照番号が繰り返されることがある。
【0028】
以降の記述において、本出願の主題のさまざまな態様が説明されることになる。本出願の主題の徹底した理解を提供するために、説明目的上、特定の構成および細部が十分な詳細さで示される。しかし、当業者には当然のこととなるが、本出願の主題は、本明細書で提示する特定の構成および細部のいくつかがなくても実践が可能である。
【0029】
図1および
図2が参照される。折たたみ機10は、機械上面端部および機械底面端部12、14と、これらの間に延在する一様な機械本体16とを有する。非動作または貯蔵モードにおいて、折たたみ機10のすべてのサブシステムは好ましくは収容装置18の内側に位置する。収容装置18は、重量を最小化し、かつ容易な設計およびより安価な製造を可能にするために、再生プラスチックまたは類似の材料から製作され得る。機械上面端部12はそこから外向きに突出する投入システム20を有し、機械底面端部14も同様に突出する排出システム22を有する。
【0030】
収容装置18は、機械上部表面および機械底部表面24、26と、これらの間に延在する機械周囲表面28とを有する。機械周囲表面28は、対向する機械側部表面30と、機械側部表面30の間に延在する対向する機械前部表面および機械後部表面32、34とを有し得る。機械上面端部および機械底面端部12、14は、機械前部表面32に位置する。収容装置18は、少なくとも1つのサービスドア36を含み得る。
【0031】
折たたみ機10、具体的には外側収容装置18の寸法は、好ましくは幅が65センチメートルより小さく、高さが85センチメートルより小さく、奥行きが75センチメートルより小さい。一実施形態によると、折たたみ機は125センチメートルより小さくなり得る。本出願の主題による主な目的の1つは、(非動作モードにおいて)たとえば洗濯機または乾燥機などの、物品処理のための標準的家庭用器具の寸法を超えない外側寸法を有する家庭用折たたみ機10を生産することである。本出願の設計戦略の別の目的および利点は、同様の器具の重量を超えないことであり、それによってより容易かつ安価な運送、ならびに屋内での運搬および移動が可能になる。本実施例によると、折たたみ機10の重量は35キログラム未満、好ましくは30キログラム未満である。
【0032】
機械底部表面26は平面であってもよく、それに対して垂直でありかつ機械底部表面26の中心から伸長して機械上部表面24を通過する鉛直軸Zを定める。代替的には、機械の基部点または脚部を通過する基部仮想面が鉛直軸Zを定め得る。長手軸Xは鉛直軸Zに対して垂直に伸長し、機械底部表面26または基部仮想面に位置し、機械前部表面および機械後部表面32、34を通過する。長手軸Xは、機械側部表面30の間の中間部に伸長する。横軸Yは長手軸Xおよび鉛直軸Zに対して垂直に伸長し、機械底部表面26に位置する。鉛直軸Zは、自身と平行な鉛直方向を定める。長手軸Xは、自身と平行な長手方向を定める。横軸Yは、自身と平行な横方向を定める。
【0033】
好ましい実施形態によると、折たたみ機10は7つの積重ねられたコンベヤ層38を有する。機械本体16は5つのコンベヤ層38と、各々が単一のコンベヤ層38のみを含む投入システムおよび排出システム20、22とを含み得る。「コンベヤ層」という表現は、単一のコンベヤ層38に位置または関連する1つまたは2つのコンベヤ40を説明するために用いられる。本実施例によるコンベヤ40は、正確に2つの平行な同一ローラーまたは円筒形部材の周りのエンドレスループに張り渡された少なくとも1つのベルトまたは屈曲可能な材料のストリップを含む。コンベヤ40の具体的にはベルトは長手方向に延在し、ローラーおよびそれぞれのローラー回転軸は横方向に延在する。
【0034】
積重ねられたという言葉は、複数の層が上から下への図/平面図において少なくとも部分的に重なり合っている構造(
図4に示されるとおり)を説明するために用いられる。言い換えると、各コンベヤ層38は隣接するコンベヤ層38の下または上に位置する。好ましい実施形態において、その重なりはコンベヤ層38の少なくとも50パーセントに及ぶ。より好ましい実施形態においては、コンベヤ層38の少なくとも70パーセントに及ぶ。本実施例によると、所与のコンベヤ層38の2つのコンベヤ40が同一平面上にあり得る。以下にさらに詳細に説明されることとなるとおり、積重ねられたコンベヤ層38の数、および層当りのコンベヤ40の数は、折たたみ機10が行い得る折たたみの種類および量に直接影響する。
【0035】
折たたみ機10は、物品を横方向および長手方向に折たたむことができる。折たたみ機10の横方向への折たたみを、本明細書においては幅の折たたみと呼ぶことにする。折たたみ機10の長手方向への折たたみを、本明細書においては長さの折たたみと呼ぶことにする。本実施例によると、以下に詳細に説明されることとなるとおり、この機械は受動的な第1の幅折装置46機構と、能動的な第2の幅折装置48機構とを有する。間に空間を有する2つのコンベヤ40を含むコンベヤ層38は、長さ折装置50と考えられ得る。本出願の主題によると、機械本体16内に3つのコンベヤ層38を有する折たたみ機10は単一の長さの折たたみを行うことができ、5つのコンベヤ層38を有する折たたみ機10は、折たたみ機10に投入された物品の長さによって1回または2回の長さの折たたみを行うことができる。機械本体16において、単一のコンベヤ40を有して他の機構を有さないコンベヤ層38は反転層52と考えることができ、これは物品の一方の側が機械上部表面24に向かって上方に面する位置からそれが機械底部表面26に向かって面する位置へ、またはその反対方向に、物品を裏返すかまたは180度回転させるためだけに構成されている。所望であれば、反転層52は物品を長手方向に反転させることもできるし、物品を鉛直軸Zの周りに180度回転させることもできる。折たたみ機10は反転部材54を含むことができ、この反転部材54は物品を1つのコンベヤ40から下に位置する次のコンベヤ40へと自身の上で滑らせることを可能にするように構成されている。反転部材54は、物品がコンベヤ40から落ちることも防ぐ。反転部材54は円筒形の形状を有し得る。
【0036】
図5に注目する。折たたみ機10は、たとえば柔軟化装置および/または芳香装置などの物品処理システム56をも含み得る。
【0037】
処理という用語は、化学物質(例、香水)のスプレーを示し得る。処理システム56は消毒/滅菌剤、柔軟剤などを含み得る。処理システム56は好ましくは機械上面端部および機械底面端部12、14の中間部に位置し、好ましくは機械底面端部14(機械本体16または排出システム22)に隣接する。いくつかの実施形態によると、折たたみ機10はスプレーノズルを含む後方に延在するパイプを含み得る(長手方向に対して垂直)。
【0038】
別のタイプの処理システム56はしわ除去プロセスを含むことができ、このプロセスは
図5に示されるとおり、柔軟剤をスプレーした後に加熱されたローラー58で布地をコンベヤ40に押し付けるステップを含み得る。しわ除去処理は好ましくは物品折たたみプロセスの最初に、すなわち投入システム20に位置する。
【0039】
本実施形態によると、折たたみ機10は正確に2つの幅折装置46、48と、正確に2つの長さ折装置50と、2つの反転層52とを有する。
【0040】
投入システム20は好ましくは少なくとも部分的に引込み可能であり、すなわち投入システム20は使用されないとき、すなわち非動作モードにあるときに収容装置18の内側に引き入れられるか、または折たたまれ得る。動作モードにあるとき、投入システム20は折たたみ機10または収容装置18の機械前部表面32に対して外向きもしくは外側に延在するか、またはその大部分が位置する。投入システム20が機械から外向きに延在するとユーザがよりアクセスしやすくなるため、折たたみ機のオペレータまたはユーザによって物品を折たたみ機10に「受け渡す」ことが容易になるので、このことは有利である。引込み可能であることは動作モードにおける要件ではないが、外向きに突出することは要件である。この構造はユーザの人間工学的観点から有利であるだけでなく、物品が投入システム20または具体的には静止もしくは受動的な第1の幅折装置46に入る前に鉛直方向に吊り下げられながら移動する必要が最小限となるために有利である。投入システム20は単一の能動的ハンガー60と、単一のコンベヤ40を含む単一のコンベヤ層38とを含み得る。投入システム20は、第1の幅の折たたみ機構または第1の幅折装置46をさらに含み、これは折たたみ機後部表面34から最も遠い投入システム前端部に位置する。
【0041】
図4に注目する。第1の幅折装置46は、たとえば袖などの物品の側部における余剰な布地を折たたむように構成される。第1の幅折装置46は布地を折たたむために動かすことはせず、布地は単にそこを通って引っ張られることによって折たたまれるという意味で、第1の幅折装置46は受動的な機構である。本実施形態によると、第1の幅折装置46は雌部材と、その上に位置する対応する雄部材とを含む。雌部材はプレート形状であり、機械後部表面34に向かって内向きに長手方向に収束する2つの第1の折たたみ端縁を有する台形の開口部を含む。雌部材は平面状であり得る。雄部材もプレート形状であり、機械後部表面34から離れる方に外向きに長手方向に収束する2つの第2の折たたみ端縁を有する台形の突起を含み得る。雄部材は、突起が開口部を横断してそこを通過する方に向けられるような屈曲を含む。第2の折たたみ端縁は第1の折たたみ端縁の間に(それらを横断するように)位置することによって、物品が雄部材を通って(機械後部表面34に向かって)引かれるときに突起を登り、その側部の任意の余剰な布地が第1の折たたみ端縁によって、雄部材の下の長手軸および鉛直軸X、Zによって定められた面に向かう方向に強制されるかまたは折たたまれる。したがって、投入システム20によって余剰の布地は(その幅で)横方向にすでに折たたまれている。さらなる好ましい実施形態において、第1の幅折装置46は、異なる物品の幅を収容するために自身の幅を自動的に調節できる。このことは雌部材および雄部材によって達成でき、それらの各々は2つの部分に分けられ、それらの部分はレール機構を用いて互いに向かって、および離れて横方向に移動できる。
【0042】
本実施例によると、能動的ハンガー60は、長手方向に延在するハンガーレール62と、上に単一のハンガー64が取り付けられたバンドまたはチェーン64とを含む。ハンガー46は横方向に延在し、布地を解放可能にクランプするように構成された2つのクリップ66を含み得る。本実施例によると、各クリップ66は静止ジョー68と弾力的なクランプアーム70とを含み、このクランプアーム70はクリップ66に布地が挿入されたときに内向きに弾性的に折たたまれ(または持ち上がり)、静止ジョー68の上で布地を弾性的にクランプすることによって、能動的ハンガー60が動かされたときに一緒に物品が運ばれるようにする。いくつかの実施形態によると、クランプアーム70を持ち上げるか、または布地を損傷することなく布地を取り除くことは不可能である。内向きに位置する解放部分において、ハンガーレール62は解放アーム72を含んでもよく、この解放アーム72はクランプアーム70を強制的に持ち上げて、下にあるコンベヤ40の所望の場所に布地を解放することを可能にする。
【0043】
投入システム20のコンベヤ層38は、ハンガーレール62の下、かつ第1の幅折装置46よりも少し下に位置する。第1の幅折装置46は、動作モードにおいて投入システム20のコンベヤ層38よりもさらに外向きに位置する。
【0044】
2つの隣接するコンベヤ40を含んで長さの折たたみを行うコンベヤ層38(本明細書においては長さ折装置50と呼ばれる)において、2つのコンベヤ40の間に長手方向に層空間LS(layer space)が定められる。長手方向における層空間LSの位置は、好ましくは鉛直軸Zよりも物品を同じ層に運ぶ反転部材54の方に近い。層空間LSは、3mmから40mmの範囲であり得る。長さの折たたみは、2つのコンベヤ40A、40Bが反対方向に互いに向かって回転し(すなわち常に各コンベヤバンドの上半分)、自己調節するように構成された層空間LSを物品が通るように引っ張るかまたは(摩擦によって)強制することによって物品が層空間LSを通って流れるようにすることで行われる。このやり方で、物品は単純に層空間LSを通る以外に行き場がなくなる。なお、折たたみの頂点は、コンベヤ40A、40Bが互いに向かって回転し始める前に層空間LSの上に位置していた物品の特定の位置において定められる。
【0045】
長さ折装置50において、第1のコンベヤ40Aは静止または固定されており、第2のコンベヤ40Bは長手方向の前後の移動を可能にするレールの上に装着される。層空間LSは、折たたまれる物品の厚さに依存して調節可能である。本実施形態において、この調節は、第1のコンベヤ40Aに向かって第2のコンベヤ40Bを強制するばねによって達成される。しかしこの調節は、第2のコンベヤ40Bを動かすモータによって達成され得る。
【0046】
本出願の実施形態によると、折たたみ機10は折たたみ部材も含むことができ、この折たたみ部材は層空間LSの上に位置して、物品がコンベヤ40A、40Bの同時ロール/回転のみによって層空間LSを通って引っ張られるために十分な摩擦が生じるまで、自身を通じて布地を強制/押圧する。布地がコンベヤ40A、40Bと生じる摩擦力が所望より低いようないくつかの実施例において、この折たたみ部材は信頼性を改善できる。
【0047】
第2の幅折装置48は電動機械式折たたみアーム74を含むことができ、これらの折たたみアーム74は第2のコンベヤ層38Bの両側に横方向に互いに対向して位置し、物品を持ち上げて幅の折たたみをするように構成される。第2の幅折装置48はスキー形状のパネル76を含むことができ、これらのパネル76は布地を保持し、それをコンベヤに押し付けて折たたみアーム74が布地の必要な部分だけを保持して、折線の位置を定めるか、または位置を設定することを可能にするように構成される。折たたみアーム74は、同期させることによって一方の後に他方を折たたむことによって、布地が互いに当たることを防ぎ得る。同じ空間で交互に働く2つのアームから生じる別の利点は、横方向の貴重な空間が節約されることである。言い換えると、これらの折たたみアーム74は係合することなく重複関係を有し得る。物品が長手方向に運ばれているときに、同時に折たたみアーム74が横方向に働き得る。
【0048】
一実施形態によると、折たたみ機10は、布地厚さが0.5ミリメートルから12ミリメートルの好ましい範囲を有する物品を折たたむことができる。この範囲は、ユーザの好みおよび/または適用(すなわち布地の種類)によって変動してもよい。
【0049】
折たたみ機10は、折たたみ機10の内側の折たたみ経路を横切るセンサを含む。本実施例によると、物品の存在を検出してその長さを測定するために、電気光学または具体的には光電センサが用いられる。
【0050】
コンベヤと収容装置18との間に鉛直方向に指定された余剰空間が定められ、この余剰空間は、折たたみ機10がたとえばコンベヤ層38の長さよりも長いような長い物品またはより長い物品を収容して取り扱うことを可能にする。
【0051】
本実施形態によると、
図1に示されるとおり、排出システム22も引込み可能であり、トレイおよび好ましくはバスケットも含む。折たたまれた物品を中に回収するバスケットを収容するために、機械本体16の最も低いコンベヤ層38と、排出システム22のコンベヤ層38との間に比較的大きなバスケット空間が定められる。鉛直方向において、バスケット空間は18センチメートルから25の範囲の値を受け取り得る。バスケットは排出システム22のコンベヤに載っており、このコンベヤとともに動くように構成される。言い換えると、バスケットとコンベヤとの間に相対的な移動を防ぐ大きな摩擦力またはクランプ装置(例、突起および対応する窪み)が存在する。他の実施形態において、コンベヤに対する代替的解決策では、ローラーまたは同じことを行い得る類似の装置によって、バスケットが長手方向に前後に動かされ得る。
【0052】
好ましい実施形態によると、投入システム20は第1のコンベヤ層38Aを有し、機械本体16は第2、第3、第4、第5、および第6のコンベヤ層38B~38Fを有し、排出システム22は第7のコンベヤ層38Gを有する。物品を折たたむ方法は、以下のステップを含み得る。
a.能動的ハンガー60を用いて物品を受動的な第1の幅折装置46の上に引っ張りながら、それに関する第1の幅の折たたみを行うステップ。
b.第1のコンベヤ層38Aを用いて物品を第2のコンベヤ層38Bに運ぶステップ。
c.能動的な第2の幅折装置48を用いて第2の幅の折たたみを行うステップ。
d.物品を第3のコンベヤ層38Cに運び、さらに物品を第4のコンベヤ層38Dに運ぶことによって物品を反転させるステップ。
e.所望の折たたみ方法または必要とされる長さを定めるステップによって必要とされるときに、第4のコンベヤ層38Dの2つの隣接するコンベヤの間の層空間LSに物品を通して、物品の広がりを防ぐために第4のコンベヤ層38Dと同期して回転またはロールする第5のコンベヤ層38Eの上に運ぶことによって、第1の長さの折たたみを行うステップ。
f.第5のコンベヤ層38Eによって物品を第6のコンベヤ層38Fに運ぶことによって物品を反転させるステップ。
g.所望の折たたみ方法または必要とされる長さを定めるステップによって必要とされるときに、第6のコンベヤ層38Fの2つの隣接するコンベヤの間の層空間LSに物品を通して、物品の広がりを防ぐために第6のコンベヤ層38Fと同期して回転またはロールする第7のコンベヤ層38Gの上に運ぶことによって、第2の長さの折たたみを行うステップ。
【0053】
好ましい実施形態において、折たたみ機10は折たたみを行うときまたは動作モードにあるときに、同時に連続して最大4つの物品を収容できる。たとえば、1つの物品は第1のコンベヤ層38Aの前のグリッパ/クリップ66に位置でき、第2の物品は第2および/または第1のコンベヤ層38B、38Aに位置でき、第3の物品は第4および/または第3のコンベヤ層に位置でき、第4の物品は第6および/または第5のコンベヤ層38F、38Eに位置できる(折たたまれた物品はバスケット内に積重ねられる)。
【手続補正書】
【提出日】2022-09-14
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
自律的に物品を折たたむように構成され、かつ機械上面端部および機械底面端部(12、14)、ならびにこれらの間に延在する一様な機械本体(16)を有する家庭用コンパクト型物品折たたみ機(10)であって、
前記折たたみ機(10)は、
前記機械上面端部(12)に位置する能動的投入システム(20)と、
少なくとも5つの積重ねられたコンベヤ層(38)と、
前記機械底面端部(14)に位置する能動的排出システム(22)と、を含み、
前記折たたみ機(10)の外側寸法は、物品処理のための家庭用器具と等しいかまたはそれより小さく、前記折たたみ機(10)は前記物品を前記物品の幅の方向に少なくとも1回、前記物品の長さの方向に少なくとも1回折たたむように構成されることを特徴とする、折たたみ機(10)。
【請求項2】
前記機械本体(16)は正確に5つのコンベヤ層を有し、前記投入システムおよび排出システム(20、22)の各々は正確に1つのコンベヤ層を含む、請求項1に記載の折たたみ機(10)。
【請求項3】
前記折たたみ機(10)は箱形状の収容装置(18)を有し、前記収容装置(18)は機械上部表面および機械底部表面(24、26)と、これらの間に延在する機械周囲表面(28)とを含み、動作モードにおいて、前記投入システム(20)は前記機械周囲表面(28)から外向きに突出する、請求項1または2に記載の折たたみ機(10)。
【請求項4】
前記投入システム(20)は、調節可能な幅部分を有してさまざまな物品サイズに適合するように構成された能動的ハンガー(60)アセンブリを含む、請求項1に記載の折たたみ機(10)。
【請求項5】
前記投入システム(20)は横方向に調節可能であり、さまざまな物品サイズを収容して投入するように構成される、請求項1に記載の折たたみ機(10)。
【請求項6】
各コンベヤ層(38)はただ1つまたは2つのコンベヤ(40)を含む、請求項1に記載の折たたみ機(10)。
【請求項7】
前記折たたみ機(10)は、機械側部表面(30)の一方もしくは両方、ならびに/または、機械前部表面および機械後部表面(32、34)の一方もしくは両方に、少なくとも1つのサービスドア(36)を含む、請求項1に記載の折たたみ機(10)。
【請求項8】
前記折たたみ機(10)は、70cmよりも幅広いかまたは150cmよりも長いかまたは15mmよりも厚い物品を折たたむように構成されていない、請求項1に記載の折たたみ機(10)。
【請求項9】
隣接層の各対は、それらの間に少なくとも70パーセントの重なりを有する、請求項1に記載の折たたみ機(10)。
【請求項10】
隣接層の各対は、それらの間に少なくとも90パーセントの重なりを有する、請求項1に記載の折たたみ機(10)。
【請求項11】
前記投入システム(20)は引込み可能であり、使用されないときは前記機械の内側に折たたまれる、請求項1に記載の折たたみ機(10)。
【請求項12】
前記投入システム(20)は、使用されないときは前記折たたみ機(10)内に位置し、動作モードにおいてはそこから外向きに延在し得る電動投入能動的ハンガー(60)アセンブリを含む、請求項1に記載の折たたみ機(10)。
【請求項13】
前記投入システム(20)は調節可能な幅を有する、請求項1に記載の折たたみ機(10)。
【請求項14】
前記排出システム(22)はコンベヤ(40)を含み、前記コンベヤ(40)は長手方向において前後に動き、自身の上に隣接して位置するコンベヤ層(38)と協働することによって物品を積重ねるように構成される、請求項1に記載の折たたみ機(10)。
【請求項15】
前記折たたみ機(10)は、物品の存在、幅および/または厚さおよび/または長さを検出するように構成されたセンサを含む、請求項1に記載の折たたみ機(10)。
【請求項16】
ベッドシーツは支持されない、請求項1に記載の折たたみ機(10)。
【請求項17】
前記折たたみ機(10)は物品処理システム(56)を含む、請求項1に記載の折たたみ機(10)。
【請求項18】
前記折たたみ機(10)は、前記物品を前記コンベヤ(40)に押し付けるように構成された加熱されたローラー(58)を含む、請求項1に記載の折たたみ機(10)。
【請求項19】
物品折たたみ方法であって、以下のステップ、
a.物品を受動的な第1の幅折装置(46)の上に引っ張りながら、前記物品に関する第1の幅の折たたみを行うステップ、
b.第1のコンベヤ層(38A)を用いて前記物品を下に位置する第2のコンベヤ層(38B)に運ぶステップ、
c.能動的な第2の幅折装置(48)を用いて第2の幅の折たたみを行うステップ、
d.前記第2のコンベヤ層(38B)を用いて前記物品を下に位置する第3のコンベヤ層(38C)に運び、さらに前記第3のコンベヤ層(38C)を用いて前記物品を下に位置する第4のコンベヤ層(38D)に運ぶことによって前記物品を反転させるステップ、
e.前記第4のコンベヤ層(38D)の2つの隣接するコンベヤの間の層空間(LS)に前記物品を通して、その下の第5のコンベヤ層(38E)または排出システム(22)の上に運ぶことによって、第1の長さの折たたみを行うステップ、
を含む、物品折たたみ方法。
【請求項20】
以下のステップ、
f.前記第5のコンベヤ層(38E)を用いて前記物品を下に位置する第6のコンベヤ(38F)層に運ぶことによって前記物品を反転させるステップ、
g.前記第6のコンベヤ層(38F)の2つの隣接するコンベヤ(40A、40B)の間の前記層空間(LS)に前記物品を通して、その下の第7のコンベヤ層(38G)または排出システム(22)の上に運ぶことによって、第2の長さの折たたみを行うステップ、
をさらに含む、請求項19に記載の物品折たたみ方法。
【外国語明細書】