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  • 特開-感温弁 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022172645
(43)【公開日】2022-11-17
(54)【発明の名称】感温弁
(51)【国際特許分類】
   F16K 31/70 20060101AFI20221110BHJP
   F16T 1/08 20060101ALI20221110BHJP
【FI】
F16K31/70 A
F16T1/08 D
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021078644
(22)【出願日】2021-05-06
(71)【出願人】
【識別番号】000137889
【氏名又は名称】株式会社ミヤワキ
(74)【代理人】
【識別番号】100087941
【弁理士】
【氏名又は名称】杉本 修司
(74)【代理人】
【識別番号】100112829
【弁理士】
【氏名又は名称】堤 健郎
(74)【代理人】
【識別番号】100155963
【弁理士】
【氏名又は名称】金子 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】100154771
【弁理士】
【氏名又は名称】中田 健一
(72)【発明者】
【氏名】岡田 直也
【テーマコード(参考)】
3H057
【Fターム(参考)】
3H057AA02
3H057BB04
3H057BB44
3H057CC04
3H057DD12
3H057EE02
3H057FC03
3H057FC08
3H057HH08
3H057HH11
(57)【要約】
【課題】SCCV機構を備えたバイメタル式の感温弁において、閉弁後の弁の封止性をアップさせることができる感温弁を提供する。
【解決手段】感温弁1は、弁口5aを開閉する弁体6と、下端部で弁体6を保持するホルダ8と、ホルダ8に連結されてホルダ8と一体的に軸方向AXに移動する弁棒10と、流体Fの温度に応じてホルダ8を駆動する感温駆動体18とを備えている。弁体6、ホルダ8、弁棒10および感温駆動体18はボディ2に収納されている。感温弁1は、さらに、ホルダ8に装着されて弁体6をホルダ8の下端部のガイド孔8aに押し当てる保持ばね12と、ホルダ8内に設けられて流体の温度が所定値を超えると弁体6に閉弁方向の力を付与する感温変形部材40とを備えている。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
弁口を開閉する弁体と、
ガイド孔を有し、前記弁体を前記ガイド孔に挿通した状態で保持するホルダと、
前記ホルダに連結されて前記ホルダと一体的に軸方向に移動する弁棒と、
流体の温度に応じて前記ホルダを駆動する感温駆動体と、
前記弁体、前記ホルダ、前記弁棒および前記感温駆動体を収納し、流体の流入口および流出口を有するボディと、
前記ホルダに装着されて前記弁体を前記ホルダの前記ガイド孔の周縁部に押し当てる方向に押圧する保持ばねと、
前記ホルダ内に設けられ、流体の温度が所定値を超えると前記弁体に閉弁方向の力を付与する感温変形部材と、を備えた感温弁。
【請求項2】
請求項1に記載の感温弁において、前記感温変形部材が、バイメタルである感温弁。
【請求項3】
請求項1または2に記載の感温弁において、前記保持ばねは圧縮コイルばねであり、
前記感温変形部材が、前記圧縮コイルばねの内部に配置されている感温弁。
【請求項4】
請求項3に記載の感温弁において、前記感温変形部材が、前記弁棒の下端面と前記弁体の上端面との間に介装されている感温弁。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主として蒸気通路の温調トラップとして用いられるバイメタル式の感温弁に関するものである。
【背景技術】
【0002】
バイメタル式の温調トラップでは、温度を感知し膨張収縮する感温体である円板バイメタルを搭載し、その膨張収縮により軸に連結させた弁体を上下方向に制御することで任意温度による弁の開閉を実現させている(例えば、特許文献1)。特許文献1の温調トラップは、自己制御着座弁機構(SCCV機構)を有している。SCCV機構は、弁体と軸部品とを分離することで軸部品の傾きの影響を受けることなく、弁体自身が弁口に自動的に芯出しを行う機構である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第6144150号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
図3は、SCCV機構を備えた従来のバイメタル式の感温弁を示す縦断面図で、図4は、そのSCCV機構を拡大して示す断面図である。図3に示す感温弁では、駆動源であるバイメタル100に軸体102が連結され、温度変化によりバイメタル100が収縮することで、軸体102に連結された弁体104が上下に移動する。
【0005】
図4に示すSCCV機構では、弁体104を保持するホルダ106内にコイルばね108が収納されており、弁体104が弁口110に着座した後に、コイルばね108の圧縮力が弁体104に作用する。これにより、弁体104の芯出し性能が向上する。
【0006】
しかしながら、コイルばね108の圧縮力が大き過ぎると、弁体104の芯出しを阻害する恐れがある。そのため、コイルばね108の圧縮力は、弁体106をホルダ106内で軽く保持する程度の力である。したがって、SCCV機構において、閉弁時に弁体104を弁口110に押し付ける方向に作用する力は、差圧により生じる吸着力とコイルばね108による弱い圧縮力が働く程度である。このため、SCCV機構では、例えば、弁口110に異物(スケールSc)が付着した場合に確実な閉弁ができず、蒸気漏れが起こることがある。
【0007】
本発明は、SCCV機構を備えたバイメタル式の感温弁において、閉弁後の弁の封止性(シール性)をアップさせることができる感温弁を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明の感温弁は、弁口を開閉する弁体と、ガイド孔を有し前記弁体を前記ガイド孔に挿通した状態で保持するホルダと、前記ホルダに連結されて前記ホルダと一体的に軸方向に移動する弁棒と、流体の温度に応じて前記ホルダを駆動する感温駆動体と、前記弁体、前記ホルダ、前記弁棒および前記感温駆動体を収納し、流体の流入口および流出口を有するボディと、前記ホルダに装着されて前記弁体を前記ホルダの前記ガイド孔の周縁部に押し当てる方向に押圧する保持ばねと、前記ホルダ内に設けられ、流体の温度が所定値を超えると前記弁体に閉弁方向の力を付与する感温変形部材とを備えている。前記感温変形部材は、例えば、バイメタルである。
【0009】
この構成によれば、弁体が弁口に着座した後に、感温変形部材により弁体に閉弁方向へ作用する力が付与される。この感温変形部材は、蒸気漏れが発生した場合や、閉弁不良により設定温度以上のドレンが排出された場合に、その温度上昇を検知して膨張するよう設定されている。このように、感温変形部材の膨張により弁体が弁口に押し付けられることで、弁の封止力(シール性)が高まるうえに、弁口に付着した異物(スケール)を押しつぶして確実な閉弁状態を得ることができる。
【0010】
本発明において、前記保持ばねは圧縮コイルばねであり、前記感温変形部材が前記圧縮コイルばねの内部に配置されていてもよい。この場合、前記感温変形部材が、前記弁棒の下端面と前記弁体の上端面との間に介装されていてもよい。この構成によれば、感温変形部材をコンパクトに収納できる。
【発明の効果】
【0011】
本発明の感温弁によれば、感温変形部材の膨張により弁体が弁口に押し付けられることで、弁の封止力が高まるうえに、弁口に付着した異物を押しつぶして確実な閉弁状態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の第1実施形態に係る感温弁を示す縦断面図である.。
図2】同感温弁の拡大断面図である。
図3】従来の感温弁を示す縦断面図である。
図4】同感温弁の拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る感温弁を示す縦断面図である。図1に示す感温弁1は、左右両側に蒸気のような流体の流入口2aおよび排出口2bを有するボディ2と、このボディ2の上部の開口部に着脱可能にねじ連結されたカバー3と、このカバー3の上部を覆うキャップ4とを備えている。これらボディ2およびカバー3により、弁室30が形成されている。
【0014】
感温弁1は、さらに、弁室30の底部にねじ結合された弁座部材5と、この弁座部材5の弁口5aを開閉する弁体6と、この弁体6を下端部で保持する円筒形のホルダ8と、ホルダ8に連結されてホルダ8と一体的に軸方向AXに移動する弁棒10とを有している。弁棒10の下端部が、ホルダ8内に上方から挿入されている。軸方向AXは上下方向に設定されている。
【0015】
図2に示すように、弁棒10の下端部近傍箇所に第1の鍔部10aが一体形成されており、この第1の鍔部10aがホルダ8の内部上端部に係合されている。詳細には、ホルダ8に形成された溝8cに第1の鍔部10aが係合している。これにより、弁棒10が、ホルダ8に対して一体的に軸方向AX(図2の上下方向)に移動するように連結されている。
【0016】
他方、弁体6の上部に、第2の鍔部6aが設けられており、第1の鍔部10aと第2の鍔部6aとの間に、保持ばね12が介装されている。本実施形態の保持ばね12は、圧縮コイルばねである。ただし、保持ばね12は、これに限定されない。ホルダ8の底壁8bにガイド孔8aが形成され、弁体6がガイド孔8aに挿通されている。詳細には、保持ばね12は、弁体6の第2の鍔部6aをホルダ8の底壁8bにおけるガイド孔8aの周縁部に押し当てる方向(下方)に押圧して、弁体6の一部をガイド孔8aから突出させた状態で弁体6を保持する。このとき、弁体6は、後述のガイド体22に鉛直方向および水平方向に移動可能に支持され、フリーな状態となっている。
【0017】
図1に示す弁棒10の上端部は、調節部材14に設けた挿通孔14aに上下移動可能に挿通されている。これにより、弁棒10が調節部材14に支持されている。調節部材14は、カバー3のねじ孔3aにねじ結合され、ロックナット16で固定されている。調節部材14とカバー3との間は、Oリング15によりシールされている。
【0018】
弁棒10における調節部材14の下方側に、感温駆動体18が装着されている。感温駆動体18は、上下方向に膨張変形可能であり、流体Fの温度に応じてホルダ8を上下に駆動する。詳細には、感温駆動体18は、所定温度T1を超えると膨張し、所定温度T1以下になると収縮する。本実施形態の感温駆動体18は、複数のバイメタルが積層されたバイメタル積層体で構成されている。感温駆動体18の上端は、調節部材14の下端面に接触している。一方、感温駆動体18の下端は、弁棒10に固定されたばね受け部材20(後述)の上面に接触している。
【0019】
前記ガイド体22は、段付き円筒形で、弁座部材5に溶接で固定されている。ホルダ8は、ガイド体22の内周面に嵌合され、ガイド体12に沿って上下方向(軸方向AX)に案内される。これにより、ホルダ8が上下方向(軸方向AX)に安定して移動する。
【0020】
ばね受け部材20と弁室30の底面との間に、コイルスプリングからなる復帰用ばね24が介装されている。この復帰用ばね24により、弁棒10に開弁方向のばね力が付加されている。さらに、弁室30に、円筒形のスクリーン26が配置されている。スクリーン26は、感温駆動体18、ホルダ8および復帰用ばね24の外周を覆っている。流入口2aから流入する流体Fは、これに含まれる異物がスクリーン26で除去されたのち、弁口5aに達する。
【0021】
感温駆動体18を構成するバイメタル積層体としては、例えば、Cuのような高膨張部材が外部側に、Niのような低膨張部材が内部側に位置するように2枚一組として重ね合わせられている。この2枚一組とされた複数組が串刺し状に弁棒10に嵌め込まれ、感温駆動体18の下端部がばね受け部材20の上面に支持されている。感温駆動体18の上端は調節部材14の下面に接触しているから、調節部材14の上下方向への移動により感温駆動体18の高さ位置を適宜調整することで、復帰用ばね24のばね反力を加減できる。
【0022】
ガイド体22の周壁に、弁口5aへ向かう流体の通路を形成する通孔22aが設けられている。通孔22aは、周方向に均等に複数(図示の例では4つ)設けられている。通孔22aは、弁体6が弁口5aを閉じる直前に、下降したホルダ8により部分的に閉じられる位置に設定されている。本実施形態では、ガイド体22と弁座部材5は、別部材で形成され、溶接により接合されているが、ガイド体22と弁座部材5は一体形成された単一の部材で構成されてもよい。
【0023】
図1に示す流体Fの流入口2aと弁室30とは、導入側連通孔27を介して連通している。一方、流体Fの排出口2bと弁室30とは、弁座部材5に設けられて弁口5aから下方に延びる弁座連通路28と、この弁座連通路28につながる導出側連通孔29とを介して連通している。
【0024】
図2に示すように、円筒形のホルダ8の内部に感温変形部材40が設けられている。感温変形部材40は、流体Fの温度が設定温度T2を超えると膨張して、弁体6に閉弁方向(図2の下方)の力を付与する。本実施形態では、感温変形部材40として、複数のバイメタルが積層されたバイメタル積層体が用いられている。ただし、感温変形部材40、バイメタルに限定されず、例えば、形状記憶ばねであってもよい。
【0025】
本実施形態の感温変形部材40は、圧縮コイルばねからなる保持ばね12の内側に配置されている。つまり、感温変形部材40は、弁棒10の下端面と弁体6の上端面との間に介装されている。
【0026】
詳細には、弁体6の上端面に上方へ延びる円柱棒状の軸部材42が連結されている。軸部材42の上端部は、弁棒10の下端面に設けた挿通孔44に上下移動可能に挿通されている。これにより、軸部材42が弁棒10に支持されている。
【0027】
感温変形部材40を構成するバイメタル積層体としては、例えば、Cuのような高膨張部材が外部側に、Niのような低膨張部材が内部側に位置するように2枚一組として重ね合わせられている。この2枚一組とされた複数組が串刺し状に軸部材42に嵌め込まれ、感温変形部材40の下端部が弁体6の上面に支持されている。感温変形部材40の上端は弁棒10の下面に接触している。
【0028】
つぎに、本実施形態の感温弁1を蒸気トラップとして使用した場合の作用について説明する。流体Fが所定温度T1よりも低い復水の場合、図1に示す感温駆動体18の膨張力が小さいので、図2に示す復帰ばね24のばね力により弁棒10を介してホルダ8が押し上げられる。これにより、ホルダ8に保持された弁体6が弁口5aの上方に離間して弁口5aが開いた開弁状態となり、低温の復水F2が弁口5aを経て流出口2bから外部に流出する。このとき、弁棒10の下端面と弁体6とは所定の隙間を介して離間し、この離間状態が保持ばね12により維持されている。
【0029】
つづいて、図1に示す流入口2aから弁室30に高温の流体Fが流入すると、感温駆動体18の膨張による変形により弁棒10が押し下げられる。これにより、図2に示す弁棒10に連結されたホルダ8がガイド体22の内周面に沿って閉弁方向に下降する。その結果、ホルダ8に保持された弁体6が、流体Fの差圧によって吸着されて弁口5aに接触して閉弁する。
【0030】
弁体6が弁口5aに接触した時点では、弁棒10の下端面と弁体6とが所定の隙間を存して離間した状態のままである。正常な閉弁時には、弁室30内は低温の復水が存在する。この正常な閉弁時には、弁体6は流体の差圧と保持ばね12のばね力とにより弁口5aに押し付けられるだけであるから、弁口5aに過大な力が作用して弁口5aに対する芯出しを妨げる恐れはない。
【0031】
このように、弁体6は弁口5aに強い力で押し付けられてはいないので、閉弁時に弁体6と弁口5aとの間にスケールScが挟み込まれて、弁体6が弁口5aから浮き上がることがある。この状態では、弁体6の第2の鍔部6aがホルダ8の底壁8bから上方へ若干離間する。スケールScにより生じた弁体6と弁口5aとの隙間から、高温の復水および蒸気が漏出する。その結果、弁室30、ホルダ8の内部が復水または/および蒸気で満たされて高温になる。
【0032】
これにより、ホルダ8内部の流体Fの温度が設定温度T2を超えると、感温変形部材40は、その温度上昇を検知して膨張する。この感温変形部材40の膨張により、弁体6が、最大で第2の鍔部6aと底壁8bの隙間の分だけ押し下げられて、弁口5aに押し付けられる。したがって、弁口5aにスケールScが付着していても、弁体6がこのスケールScを押し潰して弁口5aに密着され、確実な閉弁状態が得られる。
【0033】
また、この感温弁1では、弁体6がホルダ8のガイド孔8aに鉛直方向および水平方向に移動可能、つまり、フリー状態で支持されている。よって、閉弁時に、弁口5aで吸付力を受けたときに、弁体6が自動的に弁口5aと同心となるように移動し、弁体17の芯出しが良好となる。したがって、弁体6が弁口5aに片当りするようなことがなく、閉弁性能が一層向上して閉弁時に弁口5aから蒸気が無駄に漏れ出ることがなくなる。
【0034】
上記構成によれば、弁体6が弁口5aに着座した後に、感温変形部材40により弁体に閉弁方向へ作用する力が付与される。この感温変形部材40は、蒸気漏れが発生した場合や、閉弁不良により設定温度T2以上のドレンが排出された場合に、その温度上昇を検知して膨張する。このように、感温変形部材40の膨張により弁体6が弁口5aに押し付けられることで、弁の封止力(シール性)が高まるうえに、弁口5aに付着したスケールScを押しつぶして確実な閉弁状態を得ることができる。
【0035】
感温変形部材40は、圧縮コイルばねからなる保持ばね12の内部に配置され、弁棒10の下端面と弁体6の上端面との間に介装されている。この構成によれば、ホルダ8内に感温変形部材40をコンパクトに収納できる。
【0036】
本発明は、以上の実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の追加、変更または削除が可能である。したがって、そのようなものも本発明の範囲内に含まれる。
【符号の説明】
【0037】
1 感温弁
2 ボディ
2a 流入口
2b 流出口
5a 弁口
6 弁体
8 ホルダ
8a ガイド孔
10 弁棒
12 保持ばね
18 感温駆動体
40 感温変形部材(バイメタル)
F 流体
図1
図2
図3
図4