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▶ 亀澤 一公の特許一覧

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  • 特開-下方配光捕虫器 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022173004
(43)【公開日】2022-11-17
(54)【発明の名称】下方配光捕虫器
(51)【国際特許分類】
   A01M 1/04 20060101AFI20221110BHJP
   A01M 1/14 20060101ALI20221110BHJP
【FI】
A01M1/04 Z
A01M1/14 V
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021099748
(22)【出願日】2021-05-06
(71)【出願人】
【識別番号】307031208
【氏名又は名称】亀澤 一公
(72)【発明者】
【氏名】亀澤 一公
(72)【発明者】
【氏名】滝谷 良彦
(72)【発明者】
【氏名】井上 伸一
【テーマコード(参考)】
2B121
【Fターム(参考)】
2B121AA12
2B121BA03
2B121DA34
2B121DA38
2B121EA21
(57)【要約】      (修正有)
【課題】虫の特性に合わせて補虫力を向上させた下方配光捕虫器を提供する。
【解決手段】本体ボード1に誘引ランプ2を取り付け、さらに固定金具6a、固定金具6bを介して下部に約5cmの隙間を設けて捕虫ボード3を取り付け、さらに、捕虫紙を捕虫ボードには捕虫紙5が装着されている補虫紙トレイ4がはめ込み、さらに、捕虫紙は捕虫紙止め具9aと捕虫紙止め具9bにはめ込み捕虫紙トレイ4に設置し、捕虫紙トレイにはトレイガード8を組みこみ、捕虫紙トレイは捕虫ボードにスライド設置できる構造とし、捕虫紙止め具で止め、捕虫紙の交換は捕虫ボードから捕虫紙トレイをスライドさせ抜き取り、捕虫紙トレイから外すように、構成されたことを特徴とする下方配光捕虫器。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体ボード(1)に誘引ランプ(2)を取り付け、さらに、固定金具(6a)、固定金具(6b)を介して下部に約5cmの隙間を設けて捕虫ボード(3)を取り付け、
さらに、捕虫紙を捕虫捕虫ボードには補虫紙が装着されている補虫紙トレイがはめ込み、
さらに、捕虫紙(5)は捕虫紙止め具(9a)と捕虫紙止め具(9b)にはめ込み捕虫紙トレイ(4)に設置し、
補虫紙トレイ(4)にはトレイガード(8)を組みこみ、補虫紙トレイ(4)は捕虫ボード(3)にスライド設置できる構造とし、捕虫紙止め具(9a)と捕虫紙止め具(9b)で止め、
補虫紙(5)の交換は捕虫ボード(3)から補虫紙トレイ(4)をスライドさせ抜き取り、捕虫紙トレイ(4)から外すことができる。
以上のように、構成されたことを特徴とする下方配光捕虫器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学誘引式誘引式捕虫器に関するもので、従来光学誘引式捕虫器の誘虫ランプのあかりの照らす方向(配光)のほとんどは、水平方向から上であり、下方向には向いおらず、下から発生してくる内部発生型の虫の捕獲に弱い、捕虫器の補虫性能を従来のものより向上させる機能を持ち合わせたもので、虫の特性に合わせて補虫力を向上させた下方配光捕虫器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の光学誘引式捕虫器は、蛍光灯式誘引虫ランプを利用しており、補虫効率を上げるために光を遠くまで届くよう、水平方向配光である。
しかし、飛来虫は大別して外部侵入型と内部発生型に分けられ、外部侵入型は水平方向配光が、捕獲率が上がり、内部発生型は下方向配光が、捕獲率が上がる。
従来の捕虫器は下方向配光がなく、内部発生型の捕獲が弱かった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第5773374号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これは、次のような欠点があった。
(イ)従来の光学誘引式捕虫器は、水平方向配光しかなく外部侵入型の捕獲しか考慮されてなく、床面から発生しやすい屋内型の虫の捕獲が考慮されていなかった。
(ロ)捕虫紙の交換は、ソケット等を一度外さなければならず、手間がかかっていた。
(ハ)樹脂製の捕虫器は、紫外線を最も近いところで浴びているので、劣化していた。
(ニ)捕虫器は、ある程度の奥行きがあり、接触事故を考慮しなければならなかった。
(ホ)捕虫器は、誘引ランプを点灯するため、電子部品等が搭載されており、多湿環境に弱かった。
(ヘ)捕虫器は、捕獲した虫が落下することがあった。
(ト)捕虫器は金属製か樹脂製の一体型で、破損した時、部分的に補修するのが難しかった。
(チ)捕虫器が重たく、設置には十分な設置工事が必要であった。
本発明は、以上のような欠点をなくすためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本体ボード(1)に誘引ランプ(2)を取り付け、さらに固定金具(6a)、固定金具(6b)を介して下部に約5cmの隙間を設けて捕虫ボード(3)を取り付け、さらに、捕虫紙を捕虫捕虫ボードには補虫紙が装着されている補虫紙トレイがはめ込み、さらに、捕虫紙(5)は捕虫紙止め具(9a)と捕虫紙止め具(9b)にはめ込み捕虫紙トレイ(4)に設置し、補虫紙トレイ(4)にはトレイガード(8)を組み込み、補虫紙トレイ(4)は捕虫ボード(3)にスライド設置できる構造とし、捕虫紙止め具(9a)と捕虫紙止め具(9b)で止め、補虫紙(5)の交換は捕虫ボード(3)から補虫紙トレイ(4)をスライドさせ抜き取り、捕虫紙トレイ(4)から外すことができる。
本発明は、以上のように、構成されたことを特徴とする下方配光捕虫器である。
【発明の効果】
【0006】
(イ)トレイが本体と金具を介して約5cm空いているので、下方向配光が可能となり、床面から発生しやすい屋内型の虫の捕獲率が向上する。
(ロ)捕虫紙は補虫紙トレイを上にスライドさせるだけで取り出せ、手間がかからない。
(ハ)パーツが本体ボード(1)と誘引ランプ(2)と捕虫ボード(3)の3パーツだけで構成され、修理がしやすい。
(ニ)本体材質がアルミ複合板でUVの影響を受けにくい。
また、板材等交換可能である。
(ホ)奥行きが約10cmと薄型で壁に設置しても邪魔にならない。
(ヘ)誘虫ランプは防滴仕様で、その他部材も複合アルミ材を利用し、湿度には耐えうる部材で構成されている。
(ト)捕まえた虫が落下しないようにトレイガードを設け、虫が落下しないようにした。
(チ)全体でも約2kgと軽量で、設置工事も、従来と比べて簡単である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】 本発明の全体の斜視図である。
図2】 本発明の平面図である。
図3】 本発明の正面図である。
図4】 本発明の側面図である。
図5】 (a)、(b)本発明の補虫紙の補虫紙トレイへの装着状態を示した説明図である。
図6】 (a)、(b)本発明の補虫紙トレイの捕虫ボードへの装着状態を示した説明図である。
図7】 (a)、(b)本発明の補虫紙トレイを装着した使用状態を示した説明図である。
図8】 本発明の水平方向配光と下方配光の両方を持つ配光の説明図である。
図9】 従来の光学誘引式捕虫器の水平方向配光の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
本体ボード(1)に誘引ランプ(2)を取り付け、さらに固定金具(6a)、固定金具(6b)を介して下部に約5cmの隙間を設けて捕虫ボード(3)を取り付け、さらに、捕虫紙を捕虫捕虫ボードには補虫紙が装着されている補虫紙トレイがはめ込み、さらに、捕虫紙(5)は捕虫紙止め具(9a)と捕虫紙止め具(9b)にはめ込み捕虫紙トレイ(4)に設置し、補虫紙トレイ(4)にはトレイガード(8)を組みこみ、補虫紙トレイ(4)は捕虫ボード(3)にスライド設置できる構造とし、捕虫紙止め具(9a)と捕虫紙止め具(9b)で止め、補虫紙(5)の交換は捕虫ボード(3)から補虫紙トレイ(4)をスライドさせ抜き取り、捕虫紙トレイ(4)から外すことができる。
以上のように、構成したことを特徴とする下方配光捕虫器である。
本発明を使用するときは、補虫紙は捕獲器内側に向けることで捕虫面を外から見えないようにし、美観を損なわないよう配慮している。
また、誘虫ランプのあかりを直接捕虫紙に向い合せることで、虫の捕獲効率を上げている。
本体材質は、複合アルミ材を利用することで軽量化を図った。
トレイが本体と金具を介して約5cm空いているので、下方向配光が可能となり、床面から発生しやすい屋内型の虫の捕獲率が向上する。
捕虫紙は補虫紙トレイを上にスライドさせるだけで取り出せ、手間がかからない。
パーツが本体ボード(1)と誘引ランプ(2)と捕虫ボード(3)の3パーツだけで構成され、修理がしやすい。
【符号の説明】
【0009】
1 本体ボード
2 誘引ランプ
3 捕虫ボード
4 捕虫紙トレイ
5 捕虫紙
6a 固定金具
6b 固定金具
7a 捕虫紙トレイ受け
7b 捕虫紙トレイ受け
8 トレイガード
9a 捕虫紙止め具
9b 捕虫紙止め具
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9