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特開2022-173124暗号通貨取引所の報酬のための方法、システム、およびコンピュータプログラム
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  • 特開-暗号通貨取引所の報酬のための方法、システム、およびコンピュータプログラム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022173124
(43)【公開日】2022-11-17
(54)【発明の名称】暗号通貨取引所の報酬のための方法、システム、およびコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 40/04 20120101AFI20221110BHJP
【FI】
G06Q40/04
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022075754
(22)【出願日】2022-05-02
(31)【優先権主張番号】10-2021-0058824
(32)【優先日】2021-05-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】321003371
【氏名又は名称】LINE株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003199
【氏名又は名称】弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】キム ヨーホ
(72)【発明者】
【氏名】ハ ジスン
(72)【発明者】
【氏名】キム ヒョン ジ
【テーマコード(参考)】
5L055
【Fターム(参考)】
5L055BB53
(57)【要約】      (修正有)
【課題】暗号通貨取引所の報酬のための方法、コンピュータ装置及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】コンピュータ装置において、暗号通貨取引所の報酬のための方法は、暗号通貨取引所での報酬条件に達したユーザを対象にフィアット(fiat)通貨基準の報酬量を決定しS410、ユーザの選択による少なくとも1つの暗号通貨を選好コインとして設定しS420、ユーザに対する報酬量を選好コインに換算して支給するS430。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータ装置で実行される暗号通貨報酬方法であって、
前記コンピュータ装置は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、
前記暗号通貨報酬方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、暗号通貨取引所での報酬条件に達したユーザを対象にフィアット通貨基準の報酬量を決定する段階、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記ユーザの選択による少なくとも1つの暗号通貨を選好コインとして設定する段階、および
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記報酬量を前記選好コインに換算して支給する段階
を含む、暗号通貨報酬方法。
【請求項2】
前記支給する段階は、
前記選好コインの物量が足りない場合、LPに注文してチャージする段階
を含む、請求項1に記載の暗号通貨報酬方法。
【請求項3】
前記支給する段階は、
前記選好コインの物量が足りない場合、複数件の報酬の物量を収集してLPに注文してチャージする段階
を含む、請求項1に記載の暗号通貨報酬方法。
【請求項4】
前記チャージする段階は、
前記選好コインによる報酬調整オプションに基づいて収集物量の注文順を設定する段階
を含む、請求項3に記載の暗号通貨報酬方法。
【請求項5】
前記設定する段階は、
前記選好コインとして2つ以上の暗号通貨が選択される場合、前記選好コインごとに報酬比率を調整する段階
を含む、請求項1に記載の暗号通貨報酬方法。
【請求項6】
前記設定する段階は、
前記選好コインとして2つ以上の暗号通貨が選択される場合、暗号通貨と関連する内部基準にしたがって前記選好コインごとに報酬比率を自動で調整する段階
を含む、請求項1に記載の暗号通貨報酬方法。
【請求項7】
前記調整する段階は、
暗号通貨の相場の変動による欠陥率に基づいて前記選好コインごとに報酬比率を調整すること
を特徴とする、請求項6に記載の暗号通貨報酬方法。
【請求項8】
前記調整する段階は、
相場変動による欠陥率が単位時間あたり一定の回数以上発生する選好コインの場合、報酬手段から除くこと
を特徴とする、請求項6に記載の暗号通貨報酬方法。
【請求項9】
前記調整する段階は、
前記暗号通貨取引所で保有している残余物量に基づいて前記選好コインごとに報酬比率を調整すること
を特徴とする、請求項6に記載の暗号通貨報酬方法。
【請求項10】
前記暗号通貨報酬方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、メッセンジャーと連動し、トークルームを通じて前記選好コインによる報酬支給通知を提供する段階
をさらに含む、請求項1に記載の暗号通貨報酬方法。
【請求項11】
請求項1~10のうちのいずれか一項に記載の暗号通貨報酬方法を前記コンピュータ装置に実行させる、コンピュータプログラム。
【請求項12】
コンピュータ装置であって、
メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサ
を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
暗号通貨取引所での報酬条件に達したユーザを対象にフィアット通貨基準の報酬量を決定する報酬決定部、
前記ユーザの選択による少なくとも1つの暗号通貨を選好コインとして設定する報酬設定部、および
前記報酬量を前記選好コインに換算して支給する報酬支給部
を含む、コンピュータ装置。
【請求項13】
前記報酬支給部は、
前記選好コインの物量が足りない場合、LPに注文してチャージすること
を特徴とする、請求項12に記載のコンピュータ装置。
【請求項14】
前記報酬支給部は、
前記選好コインの物量が足りない場合、複数件の報酬の物量を収集してLPに注文してチャージすること
を特徴とする、請求項12に記載のコンピュータ装置。
【請求項15】
前記報酬支給部は、
前記選好コインによる報酬調整オプションに基づいて収集物量の注文順を設定すること
を特徴とする、請求項14に記載のコンピュータ装置。
【請求項16】
前記報酬設定部は、
前記選好コインとして2つ以上の暗号通貨が選択される場合、前記選好コインごとに報酬比率を調整すること
を特徴とする、請求項12に記載のコンピュータ装置。
【請求項17】
前記報酬設定部は、
前記選好コインとして2つ以上の暗号通貨が選択される場合、暗号通貨と関連する内部基準にしたがって前記選好コインごとに報酬比率を自動で調整すること
を特徴とする、請求項12に記載のコンピュータ装置。
【請求項18】
前記報酬設定部は、
暗号通貨の相場変動による欠陥率に基づいて前記選好コインごとに報酬比率を調整すること
を特徴とする、請求項17に記載のコンピュータ装置。
【請求項19】
前記報酬設定部は、
相場変動による欠陥率が単位時間あたり一定の回数以上発生する選好コインの場合、報酬手段から除くこと
を特徴とする、請求項17に記載のコンピュータ装置。
【請求項20】
前記報酬設定部は、
前記暗号通貨取引所で保有している残余物量に基づいて前記選好コインごとに報酬比率を調整すること
を特徴とする、請求項17に記載のコンピュータ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の説明は、暗号通貨に対する投資の収益やイベント参加による特典などの報酬(reward)を提供する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、暗号化技術の登場により、暗号化技術を基盤とした暗号通貨(cryptocurrency)に対する関心が高まっている。
【0003】
代表的な暗号通貨としてはビットコイン(BTC)が挙げられるが、その他にもリンク(LN)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ライトコイン(LTC)、ダッシュ(DASH)、イオス(EOS)、ビットコインキャッシュ(BCH)などが暗号通貨市場を主導している。
【0004】
このような暗号通貨は、政府や中央銀行が発行する一般貨幣とは異なり、最初の考案者が定めた規則にしたがって取引がなされ、ブロックチェーン技術に基づいて流通している。
【0005】
一例として、特許文献1(公開日2019年3月8日)には、ブロックチェーンを有する暗号通貨の取引用トランザクション情報を検証するサーバによって取引を認証し、検証サーバの認証状況に応じて取引を定める方式によってURLに提供される個人キーで暗号通貨を取引する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】韓国公開特許第10-2019-0024601号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
暗号通貨取引所でユーザに対する報酬(reward)を提供するにあたり、報酬価値を維持しながら予算に対するリスクを低めることができる。
【0008】
暗号通貨取引所で取引可能な多様な暗号通貨のうち、ユーザが所望する暗号通貨で報酬を提供することができる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
コンピュータ装置で実行される暗号通貨報酬方法であって、前記コンピュータ装置は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記暗号通貨報酬方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、暗号通貨取引所での報酬条件に達したユーザを対象にフィアット(fiat)通貨基準の報酬量を決定する段階、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記ユーザの選択による少なくとも1つの暗号通貨を選好コインとして設定する段階、および前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記報酬量を前記選好コインに換算して支給する段階を含む、暗号通貨報酬方法を提供する。
【0010】
一側面によると、前記支給する段階は、前記選好コインの物量が足りない場合、LP(Liquidity Provider)に注文してチャージする段階を含んでよい。
【0011】
他の側面によると、前記支給する段階は、前記選好コインの物量が足りない場合、複数件の報酬の物量を収集してLP(Liquidity Provider)に注文してチャージする段階を含んでよい。
【0012】
また他の側面によると、前記チャージする段階は、前記選好コインによる報酬調整オプションに基づいて収集物量の注文順を設定する段階を含んでよい。
【0013】
また他の側面によると、前記設定する段階は、前記選好コインとして2つ以上の暗号通貨が選択される場合、前記選好コインごとに報酬比率を調整する段階を含んでよい。
【0014】
また他の側面によると、前記設定する段階は、前記選好コインとして2つ以上の暗号通貨が選択される場合、暗号通貨と関連する内部基準にしたがって前記選好コインごとに報酬比率を自動調整する段階を含んでよい。
【0015】
また他の側面によると、前記調整する段階は、暗号通貨の相場の変動による欠陥率(bug rate)に基づいて前記選好コインごとに報酬比率を調整してよい。
【0016】
また他の側面によると、前記調整する段階は、相場変動による欠陥率が単位時間あたり一定の回数以上発生する選好コインの場合、報酬手段から除いてよい。
【0017】
また他の側面によると、前記調整する段階は、前記暗号通貨取引所で保有している残余物量に基づいて前記選好コインごとに報酬比率を調整してよい。
【0018】
さらに他の側面によると、前記暗号通貨報酬方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、メッセンジャーと連動し、トークルームを通じて前記選好コインによる報酬支給通知を提供する段階をさらに含んでよい。
【0019】
前記暗号通貨報酬方法を前記コンピュータ装置に実行させるために非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されるコンピュータプログラムを提供する。
【0020】
コンピュータ装置であって、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記少なくとも1つのプロセッサは、暗号通貨取引所での報酬条件に達したユーザを対象にフィアット(fiat)通貨基準の報酬量を決定する報酬決定部、前記ユーザの選択による少なくとも1つの暗号通貨を選好コインとして設定する報酬設定部、および前記報酬量を前記選好コインに換算して支給する報酬支給部を含む、コンピュータ装置を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。
図2】本発明の一実施形態における、コンピュータ装置の例を示したブロック図である。
図3】本発明の一実施形態における、コンピュータ装置のプロセッサが含むことのできる構成要素の例を示した図である。
図4】本発明の一実施形態における、コンピュータ装置が実行することのできる方法の一例を示したフローチャートである。
図5】本発明の一実施形態における、暗号通貨報酬のための全般的な過程の一例を示したフローチャートである。
図6】本発明の一実施形態における、暗号通貨報酬と関連するユーザインタフェース画面の例を示した図である。
図7】本発明の一実施形態における、暗号通貨報酬と関連するユーザインタフェース画面の例を示した図である。
図8】本発明の一実施形態における、暗号通貨報酬と関連するユーザインタフェース画面の例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照しながら詳しく説明する。
【0023】
本発明の実施形態は、暗号通貨取引所で暗号通貨に対する投資の収益やイベント参加による特典などの報酬を提供する技術に関する。
【0024】
本明細書で具体的に開示される事項などを含む実施形態は、ユーザに対する報酬価値を維持しながら価格変動のリスクを最小化する暗号通貨報酬技術を提供することができる。
【0025】
本発明の実施形態に係る暗号通貨報酬システムは、少なくとも1つのコンピュータ装置によって実現されてよく、本発明の実施形態に係る暗号通貨報酬方法は、暗号通貨報酬システムに含まれる少なくとも1つのコンピュータ装置によって実行されてよい。このとき、コンピュータ装置においては、本発明の一実施形態に係るコンピュータプログラムがインストールされて実行されてよく、コンピュータ装置は、実行されたコンピュータプログラムの制御にしたがって本発明の実施形態に係る暗号通貨報酬方法を実行してよい。上述したコンピュータプログラムは、コンピュータ装置と結合して暗号通貨報酬方法をコンピュータに実行させるためにコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0026】
図1は、本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。図1のネットワーク環境は、複数の電子機器110、120、130、140、複数のサーバ150、160、およびネットワーク170を含む例を示している。このような図1は、発明の説明のための一例に過ぎず、電子機器の数やサーバの数が図1のように限定されることはない。また、図1のネットワーク環境は、本実施形態に適用可能な環境のうちの一例を説明したものに過ぎず、本実施形態に適用可能な環境が図1のネットワーク環境に限定されることはない。
【0027】
複数の電子機器110、120、130、140は、コンピュータ装置によって実現される固定端末や移動端末であってよい。複数の電子機器110、120、130、140の例としては、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーション、PC(Personal Computer)、ノート型PC、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistant)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレットPCなどがある。一例として、図1では、電子機器110の例としてスマートフォンを示しているが、本発明の実施形態において、電子機器110は、実質的に無線または有線通信方式を利用し、ネットワーク170を介して他の電子機器120、130、140および/またはサーバ150、160と通信することのできる多様な物理的なコンピュータ装置のうちの1つを意味してよい。
【0028】
通信方式が限定されることはなく、ネットワーク170が含むことのできる通信網(一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網)を利用する通信方式だけではなく、機器間の近距離無線通信が含まれてもよい。例えば、ネットワーク170は、PAN(Personal Area Network)、LAN(Local Area Network)、CAN(Campus Area Network)、MAN(Metropolitan Area Network)、WAN(Wide Area Network)、BBN(BroadBand Network)、インターネットなどのネットワークのうちの1つ以上の任意のネットワークを含んでよい。さらに、ネットワーク170は、バスネットワーク、スターネットワーク、リングネットワーク、メッシュネットワーク、スター-バスネットワーク、ツリーまたは階層的ネットワークなどを含むネットワークトポロジのうちの任意の1つ以上を含んでもよいが、これらに限定されることはない。
【0029】
サーバ150、160それぞれは、複数の電子機器110、120、130、140とネットワーク170を介して通信して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供する1つ以上のコンピュータ装置によって実現されてよい。例えば、サーバ150は、ネットワーク170を介して接続した複数の電子機器110、120、130、140にサービス(一例として、暗号通貨取引サービス)を提供するシステムであってよい。
【0030】
図2は、本発明の一実施形態における、コンピュータ装置の例を示したブロック図である。上述した複数の電子機器110、120、130、140それぞれやサーバ150、160それぞれは、図2に示したコンピュータ装置200によって実現されてよい。
【0031】
このようなコンピュータ装置200は、図2に示すように、メモリ210、プロセッサ220、通信インタフェース230、および入力/出力インタフェース240を含んでよい。メモリ210は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、およびディスクドライブのような永続的大容量記録装置を含んでよい。ここで、ROMやディスクドライブのような永続的大容量記録装置は、メモリ210とは区分される別の永続的記録装置としてコンピュータ装置200に含まれてもよい。また、メモリ210には、オペレーティングシステムと、少なくとも1つのプログラムコードが記録されてよい。このようなソフトウェア構成要素は、メモリ210とは別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からメモリ210にロードされてよい。このような別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、フロッピードライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含んでよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体ではなく通信インタフェース230を通じてメモリ210にロードされてもよい。例えば、ソフトウェア構成要素は、ネットワーク170を介して受信されるファイルによってインストールされるコンピュータプログラムに基づいてコンピュータ装置200のメモリ210にロードされてよい。
【0032】
プロセッサ220は、基本的な算術、ロジック、および入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてよい。命令は、メモリ210または通信インタフェース230によって、プロセッサ220に提供されてよい。例えば、プロセッサ220は、メモリ210のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって受信される命令を実行するように構成されてよい。
【0033】
通信インタフェース230は、ネットワーク170を介してコンピュータ装置200が他の装置(一例として、上述した記録装置)と互いに通信するための機能を提供してよい。一例として、コンピュータ装置200のプロセッサ220がメモリ210のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって生成した要求や命令、データ、ファイルなどが、通信インタフェース230の制御にしたがってネットワーク170を介して他の装置に伝達されてよい。これとは逆に、他の装置からの信号や命令、データ、ファイルなどが、ネットワーク170を経てコンピュータ装置200の通信インタフェース230を通じてコンピュータ装置200に受信されてよい。通信インタフェース230を通じて受信された信号や命令、データなどは、プロセッサ220やメモリ210に伝達されてよく、ファイルなどは、コンピュータ装置200がさらに含むことのできる記録媒体(上述した永続的記録装置)に記録されてよい。
【0034】
入力/出力インタフェース240は、入力/出力装置250とのインタフェースのための手段であってよい。例えば、入力装置は、マイク、キーボード、またはマウスなどの装置を、出力装置は、ディスプレイ、スピーカのような装置を含んでよい。他の例として、入力/出力インタフェース240は、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに統合された装置とのインタフェースのための手段であってもよい。入力/出力装置250は、コンピュータ装置200と1つの装置で構成されてもよい。
【0035】
また、他の実施形態において、コンピュータ装置200は、図2の構成要素よりも少ないか多くの構成要素を含んでもよい。しかし、大部分の従来技術的構成要素を明確に図に示す必要はない。例えば、コンピュータ装置200は、上述した入力/出力装置250のうちの少なくとも一部を含むように実現されてもよいし、トランシーバ、データベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもよい。
【0036】
以下では、暗号通貨取引所の報酬のための方法およびシステムの具体的な実施形態について説明する。
【0037】
図3は、本発明の一実施形態における、コンピュータ装置のプロセッサが含むことのできる構成要素の例を示したブロック図であり、図4は、本発明の一実施形態における、コンピュータ装置が実行することのできる暗号通貨報酬方法の一例を示したフローチャートである。
【0038】
本実施形態に係るコンピュータ装置200は、暗号通貨取引サービスを提供するプラットフォームの役割を担う。コンピュータ装置200には暗号通貨報酬システムが構成されてよい。コンピュータ装置200は、クライアント(client)である複数の電子機器110、120、130、140を対象に、電子機器110、120、130、140上にインストールされた専用アプリケーションやコンピュータ装置200と関連するウェブ/モバイルサイトへの接続によって暗号通貨取引サービスを提供してよい。特に、コンピュータ装置200は、暗号通貨取引サービスでユーザに対する報酬を提供してよい。
【0039】
コンピュータ装置200のプロセッサ220は、図4に示した暗号通貨報酬方法を実行するための構成要素として、図3に示すように、報酬決定部310、報酬設定部320、および報酬支給部330を含んでよい。実施形態によって、プロセッサ220の構成要素は、選択的にプロセッサ220に含まれても除外されてもよい。また、実施形態によって、プロセッサ220の構成要素は、プロセッサ220の機能の表現のために分離されても併合されてもよい。
【0040】
このようなプロセッサ220およびプロセッサ220の構成要素は、図4の暗号通貨報酬方法に含まれる段階410~430を実行するようにコンピュータ装置200を制御してよい。例えば、プロセッサ220およびプロセッサ220の構成要素は、メモリ210が含むオペレーティングシステムのコードと、少なくとも1つのプログラムのコードとによる命令(instruction)を実行するように実現されてよい。
【0041】
ここで、プロセッサ220の構成要素は、コンピュータ装置200に記録されたプログラムコードが提供する命令にしたがってプロセッサ220によって実行される、互いに異なる機能(different functions)の表現であってよい。例えば、コンピュータ装置200がユーザに対する報酬量を決定するように上述した命令にしたがってコンピュータ装置200を制御するプロセッサ220の機能的表現として、報酬決定部310が利用されてよい。
【0042】
プロセッサ220は、コンピュータ装置200の制御と関連する命令がロードされたメモリ210から必要な命令を読み取ってよい。この場合、前記読み取られた命令は、プロセッサ220が以下で説明する段階410~430を実行するように制御するための命令を含んでよい。
【0043】
以下で説明する段階410~430は、図4に示したものとは異なる順序で実行されてもよいし、段階410~430のうちの一部が省略されたり追加の過程がさらに含まれたりしてもよい。
【0044】
図4を参照すると、段階410で、報酬決定部310は、暗号通貨取引サービスの利用にしたがい、事前に定められた報酬条件に達したユーザを対象にフィアット(fiat)通貨基準の報酬量(以下、「フィアット報酬量」とする)を決定してよい。例えば、報酬決定部310は、暗号通貨に対する投資やイベントへの参加などによる定められた条件を達成したユーザに対してフィアット報酬量を決定してよい。一例として、報酬決定部310は、報酬条件によって固定された限度でフィアット報酬量を決定してよい。他の例として、報酬決定部310は、暗号通貨取引サービスに対するユーザ履歴、例えば、サービス利用回数や頻度、サービス利用規模(投資金額など)、サービスの類型(暗号通貨の購入、新規貸出の発売)などに基づいてフィアット報酬量を決定してよい。このとき、報酬決定部310は、報酬のために定められた予算(報酬残余)内から定められた限度のフィアット報酬量を差し引いて、ユーザに対する報酬価値として保存および維持してよい。
【0045】
段階420で、報酬設定部320は、報酬条件に達したユーザのフィアット報酬量を該当のユーザが選択した暗号通貨(以下、「選好コイン」とする)の物量として設定してよい。報酬設定部320は、取引可能な複数の暗号通貨のうちからユーザの選択によって選好コインを設定した後、該当のユーザのフィアット報酬量を選好コインに該当する物量に設定しておいてよい。このとき、報酬設定部320は、ユーザが報酬支給を要請する時点の相場に基づいて、フィアット報酬量を選好コインの物量として設定してよい。
【0046】
一例として、報酬設定部320は、複数の暗号通貨のうちの1つの暗号通貨がユーザの選好コインとして選択されるようにしてよい。このとき、報酬設定部320は、ユーザのフィアット報酬量の100%をユーザが選択した選好コインの物量として設定してよい。他の例として、報酬設定部320は、複数の暗号通貨のうちの2つ以上の暗号通貨が選好コインとして選択されるようにしてよい。選好コインが2つ以上選択された場合、各選好コインで報酬比率を等分するか、あるいはユーザ設定によって調整してよい。例えば、ユーザが選好コインとしてBTCとETHを選択した場合、報酬比率も、BTCは60%でETHは40%のようにユーザが直接選択して調整してよい。
【0047】
実施形態によっては、ユーザが選好コインを2つ以上選択した場合、各選好コインの報酬比率を内部基準にしたがって自動調整してよい。一例として、報酬設定部320は、暗号通貨の相場の変動による欠陥率(bug rate)を利用して各選好コインの報酬比率を調整してよい。ここで、欠陥率とは、暗号通貨のリスク(risk)を示す指標の1つであって、基準時間と対比して基準以上の相場変動がある場合に売買を一時停止することを意味する。報酬設定部320は、欠陥率が単位時間あたり一定の回数以上発生する選好コインを報酬手段から除き、リスクの少ない選好コインの報酬比率を高めてよい。他の例として、報酬設定部320は、暗号通貨取引所で現在保有している物量、すなわち、報酬残余現況に基づいて各選好コインの報酬比率を調整してよい。各暗号通貨の残余確認により、残余が多い選好コインであるほど報酬比率を高く調整してよい。言い換えれば、報酬残余現況により、残余がある選好コインに対して報酬比率の優先順位を高めることができる。
【0048】
段階430で、報酬支給部330は、報酬条件に達したユーザの口座に、該当のユーザに対して設定された物量の暗号通貨を支給してよい。したがって、報酬支給部330は、暗号通貨取引所からユーザに対する報酬をユーザが所望する暗号通貨で提供することができる。このとき、報酬支給部330は、ユーザに対して設定された暗号通貨物量が報酬残余に存在する場合、報酬残余から該当の物量の暗号通貨をユーザの口座に支給してよい。一方、報酬支給部330は、ユーザに対して設定された暗号通貨物量が報酬残余では足りない場合、該当の物量の暗号通貨をLP(Liquidity Provider)に注文して報酬残余をチャージしてよい。LPに対する暗号通貨の注文は、数件の報酬物量を収集して一括注文するのが有利である。一例として、報酬支給部330は、報酬残余が足りない場合、単位時間を周期とし、単位時間内に設定された報酬物量を一括して注文してよい。例えば、選好コインとして、ユーザAはBTCとXRPを、ユーザBはBTCとETHを、ユーザCはBTCとXRPとETHを、ユーザDはXRPを選択した場合、ユーザA、B、C、Dが選択した各選好コインの物量を収集して注文してよい。このとき、報酬支給部330は、選好コインによる報酬調整オプションによって一括注文が有利な順にLP注文を設定してよい。
【0049】
従来には、暗号通貨取引所が報酬手段となる暗号通貨を予め定めて該当の暗号通貨を発行したり購入しておき、これをユーザに報酬として支給する方式を採択していた。
【0050】
エアドロップ(airdrop)方式は、暗号通貨取引所で特定の暗号通貨を保有するユーザに、投資率に応じて、新規発行された暗号通貨や既存の暗号通貨を無償で支給する方式である。
【0051】
また、取引量を基盤とする報酬方式は、ユーザが購入した取引量と対比して一定の暗号通貨を報酬として支給する方式である。
【0052】
このような従来の方法は、暗号通貨取引所で報酬として支給するための暗号通貨を発行あるいは購入して保有しておいてから報酬条件を達成したユーザに支給する方式であったため、暗号通貨の保有時点と報酬支給時点が異なり、価格変動のリスクが存在していた。
【0053】
これにより、本実施形態では、ユーザに対する報酬価値は維持しながら暗号通貨の価格変動によるリスクを最小化することができる報酬方法を提案する。
【0054】
図5は、本発明の一実施形態における、暗号通貨報酬のための全般的な過程の一例を示したフローチャートである。
【0055】
図5を参照すると、プロセッサ220は、報酬条件に達したユーザが発生する場合、報酬のために定められた予算が残っているかを確認してよい(S501、S502)。
【0056】
プロセッサ220は、報酬支給のための予算が残っていない場合、該当のユーザに対する報酬は支給しない(S503)。
【0057】
プロセッサ220は、報酬支給のための予算が残っている場合、報酬条件によるフィアット報酬量を差し引いてよい(S504)。プロセッサ220は、報酬条件に達した時点に、フィアット報酬量をユーザに対する報酬価値として保存してよい。
【0058】
プロセッサ220は、ユーザに対する報酬通知としてフィアット報酬量を該当のユーザに告知してよい(S505)。
【0059】
プロセッサ220は、ユーザからの報酬支給要請の受信を確認してよい(S506)。
【0060】
プロセッサ220は、ユーザから報酬支給要請が受信されなかった場合、ユーザに対する報酬価値として保存中のフィアット報酬量を維持してよい(S507)。
【0061】
プロセッサ220は、ユーザから報酬支給要請が受信された場合、報酬を受ける暗号通貨の選択をユーザに要求し、少なくとも1つの暗号通貨がユーザの選好コインとして選択されるようにしてよい(S508)。
【0062】
プロセッサ220は、ユーザの選好コインの選択が完了すれば、ユーザが報酬支給を要請する時点の相場に基づいてフィアット報酬量を選好コインの物量として設定してよい(S509)。
【0063】
プロセッサ220は、ユーザに対して設定された暗号通貨物量が報酬残余に存在するかを確認してよい(S510)。
【0064】
プロセッサ220は、ユーザに対して設定された暗号通貨物量が報酬残余に存在する場合、フィアットを選好コインに換算し(S511)、フィアット報酬量に対応する物量の選好コインを報酬残余からユーザの口座に支給してよい(S512)。
【0065】
プロセッサ220は、報酬支給の完了にともない、ユーザに対する報酬通知として選好コインの入庫通知を提供してよい(S513)。
【0066】
一方、プロセッサ220は、ユーザに対して設定された暗号通貨物量が報酬残余では足りない場合、数件の報酬物量を収集してLPに該当の物量を注文してよい(S514、S515)。
【0067】
プロセッサ220は、単位時間を周期とし、単位時間内に各ユーザが設定した報酬物量を収集した後、加重平均最有利値による物量を設定して現在価物量を注文してよい。
【0068】
プロセッサ220は、LPに暗号通貨を注文することにより、報酬残余に暗号通貨物量をチャージしてよい(S516)。
【0069】
プロセッサ220は、暗号通貨のチャージが完了すれば、報酬支給過程を実行してよい(S510~513)。
【0070】
したがって、プロセッサ220は、ユーザに対する報酬をユーザが所望する選好コインで支給することができる。
【0071】
図6~8は、本発明の一実施形態における、暗号通貨報酬と関連するユーザインタフェース画面の例を示した図である。
【0072】
図6は、暗号通貨取引所の報酬のためのイベントサービス画面600の例を示している。
【0073】
図6を参照すると、イベントサービス画面600には、ユーザが参加可能なイベント、ユーザが既に参加したイベントなどを含んだイベントリスト610が表示されてよい。
【0074】
イベントリスト610には、ユーザが参加したイベントの場合、フィアット報酬量に対する告知が含まれてよく、このとき、報酬支給を要請するための「受取」メニュー611が含まれてよい。
【0075】
プロセッサ220は、ユーザが「受取」メニュー611を選択する場合、選好コインを選択するためのコイン選択画面620を表示してよい。
【0076】
コイン選択画面620には、報酬手段となる通貨リスト621が表示されてよい。このとき、通貨リスト621には、暗号通貨取引所で取引可能な暗号通貨やフィアット通貨が含まれてよい。
【0077】
プロセッサ220は、ユーザがコイン選択画面620の通貨リスト621から報酬として受け取る選好コインを選択する場合、該当のユーザに付与されたフィアット相場を基準に選好コインの物量を自動で計算してよい。
【0078】
プロセッサ220は、選好コインに対する残余物量があれば、すぐに報酬を支給してよい。残余物量がない場合は、数件の報酬物量を収集して一括注文によって残余物量をチャージしてから報酬を支給してよい。
【0079】
プロセッサ220は、ユーザが選好コインとして暗号通貨ではなくフィアット通貨を選択した場合、該当のユーザに付与されたフィアット報酬量をそのまま支給してよい。
【0080】
プロセッサ220は、ユーザに対する報酬支給が完了すれば、図7に示すように、報酬による選好コインの入庫を知らせる報酬支給通知730をユーザに提供してよい。
【0081】
実施形態にしたがって、プロセッサ220はメッセンジャーと連動し、図8に示すように、暗号通貨取引サービスのアカウントが参加するトークルーム800を通じて報酬による選好コインの入庫を知らせる報酬支給通知840を提供してよい。
【0082】
したがって、本実施形態では、暗号通貨取引所でユーザが報酬条件に達した時点にフィアットを基準として報酬価値を定めて維持しておき、ユーザが報酬支給を要請する時点に、予め定めておいたたフィアット報酬量をユーザが所望する暗号通貨で支給することができる。
【0083】
このように、本発明の実施形態によると、ユーザに対してフィアット報酬量を先に定めておき、ユーザから支給要請があるときにフィアット報酬量を暗号通貨に換算して支給することにより、報酬価値を維持しながら暗号通貨の価格変動によるリスクを最小化することができる。
【0084】
さらに、本発明の実施形態によると、暗号通貨取引所で取引する多数の暗号通貨のうち、ユーザが所望する暗号通貨で報酬を支給することにより、互いが満足する合理的な形態の報酬を提供することができる。
【0085】
上述した装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、および/またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)およびOS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを記録、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、1つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者であれば、処理装置が複数個の処理要素および/または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。
【0086】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、望む動作をするように処理装置を構成したり、独立的または集合的に処理装置に命令したりしてよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、いかなる種類の機械、コンポーネント、物理装置、コンピュータ記録媒体または装置に具現化されてよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された状態で記録されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0087】
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータ読み取り可能な媒体に記録されてよい。ここで、媒体は、コンピュータ実行可能なプログラムを継続して記録するものであっても、実行またはダウンロードのために一時記録するものであってもよい。また、媒体は、単一または複数のハードウェアが結合した形態の多様な記録手段または格納手段であってよく、あるコンピュータシステムに直接接続する媒体に限定されることはなく、ネットワーク上に分散して存在するものであってもよい。媒体の例としては、ハードディスク、フロッピーディスク、および磁気テープのような磁気媒体、CD-ROMおよびDVDのような光媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどを含み、プログラム命令が記録されるように構成されたものであってよい。また、媒体の他の例として、アプリケーションを配布するアプリケーションストアやその他の多様なソフトウェアを供給または配布するサイト、サーバなどで管理する記録媒体または格納媒体が挙げられる。
【0088】
以上のように、実施形態を、限定された実施形態および図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
【0089】
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付される特許請求の範囲に属する。
【符号の説明】
【0090】
220:プロセッサ
310:報酬決定部
320:報酬設定部
330:報酬支給部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8