(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022173597
(43)【公開日】2022-11-21
(54)【発明の名称】近隣国核戦争間接耐性システム。
(51)【国際特許分類】
E04H 9/14 20060101AFI20221114BHJP
G21F 9/02 20060101ALI20221114BHJP
G21F 3/02 20060101ALI20221114BHJP
G21F 7/015 20060101ALI20221114BHJP
【FI】
E04H9/14 K ZAB
G21F9/02 561A
G21F3/02 A
G21F7/015
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021079408
(22)【出願日】2021-05-09
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WINDOWS
2.Linux
(71)【出願人】
【識別番号】303002055
【氏名又は名称】白川 利久
(72)【発明者】
【氏名】白川利久
【テーマコード(参考)】
2E139
【Fターム(参考)】
2E139AA23
2E139AB22
2E139AC04
(57)【要約】 (修正有)
【課題】直接核攻撃に対する直接耐性の手段ではなく、近隣国が核攻撃された時の間接耐性を持たせるための具体的な手段を提供する。
【解決手段】近隣国核戦争間接耐性システムは、家屋装備と防塵服装備からなり、家屋設備は、既存の家屋に、放射線検出器付き空気清浄機1と、電気掃除機2と、加圧ポンプ3と、シャワー4と、水盤盥5を装備する。防塵服装備は、不織布製つなぎ服と、透明不織布製ヘルメットと、圧縮空気ボンベとからなる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
近隣国核戦争間接耐性システムは、家屋装備と防塵服装備からなり、
家屋装備は、放射線検出器付き空気清浄機(1)と、電気掃除機(2)と、加圧ポンプ(3)と、シャワー(4)と、水盤盥(5)からなり、
電気掃除機(2)は、放射性物質混合不浄大気を吸引して放射性物質を機内に蓄積し、放射性物質が除去された清浄排気を加圧ポンプ(3)に送り、
加圧ポンプ(3)は、前記清浄排気を吸引して屋内の空気圧を不浄大気圧よりも高くしてなり、
シャワー(4)は、家屋の出入り口外に敷設してなり、
水盤盥(5)は、家屋の出入り口外路面に敷設してなり、
当該家屋の天井、壁には表面粘着紙を貼ってなり、
防塵服装備は、不織布製つなぎ服(11)と、透明不織布製ヘルメット(12)と、圧縮空気ボンベ(13)とからなり、
圧縮空気ボンベ(13)は、酸素に炭酸ガスが含有された容器であり、
圧縮空気ボンベ(13)と透明不織布製ヘルメット(12)とはホースで接続されてなり、
近隣国核戦争から飛来する放射性物質に対する近隣国核戦争間接耐性システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
近隣国核戦争被害抑制に係わる家屋装備と防塵服装備。
【背景技術】
【0002】
福島東北沖地震エネルギーは、原爆数万発相当ともいわれていた。原爆数万発でもあの程度の被害で済んだ。阪神淡路地震でもあの程度の被害で済んだ。
近隣国の核兵器は1万発と見込んでおけば十分であろう。したがって、近隣国から核攻撃を受けても阪神淡路地震程度だろう。
近隣国が核攻撃された結果、日本への死の灰などの影響も福島東北沖地震の時のカラ騒ぎ程度を見込んでおけば十分であろう。
直接核戦争に巻き込まれたり、近隣国の核戦争に巻き込まれたりする恐れはあるが、日本が壊滅するような事態にはならないと想定できる。他の国々も、日本が壊滅するような事態にはならないと想定するだろう。
日本が壊滅するような事態にはならないと想定できれば、実際に核戦争が起きると思ったとしてもおかしくない。地球が壊れる訳ではないから数発くらいは落としてもいいだろうということになる。
外国人には、核兵器で脅しても効果がないと思わせる。日本人には、たとえ、誤って核攻撃されても、日本が壊滅するような事態にはならないと納得させ、不安を和らげることになる。
日本人の不安を和らげるには、放射性物質耐性を準備しておくことである。
新型コロナによる財政逼迫や、台湾の国連加盟問題や、米国移民許可による新兵増加などと、着々と紛争の圧力が高まっている。
日本には、1億人分の食料倉庫や、金や、前線基地のメリットがあるものの、高齢者が3千万人いて、鉱物資源のないそんな日本を占領するメリットは少ない。
行政は、紛争に巻き込まれることを考えないことにする、或いは想定しないでおけば気楽に過ごせる。しかし、日本政府および庶民は準備くらいはしておいたほうがよい。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
耐性には、直接核攻撃を受けた時の直接耐性と、近隣国が核攻撃された時の間接耐性の2種類がある。起こりにくい直接核攻撃に対する直接耐性の手段は、間接耐性の手段ができた後で考える。
本発明は、間接耐性を持たせるための具体的な手段である。したがって、熱・圧力の対策はしない。道路・空路・線路・水道・電気・ガス・通信インフラの破壊はない。1週間程度の食料確保は、宅配やコンビニストア等が機能している。
新型コロナウイルスは人が密集すると増殖しながら伝播していく。一方、放射性物質は増殖しない。1週間程度で拡散し薄まる(日本は低気圧頻繁に通過、風雨頻繁、急峻な地形は水の移動が速いから短期間で洗浄できる)。
周囲が海の日本には、重金属の放射性物質は浮遊してこられない。したがって、軽質量で、放射線放出が低い物質からの耐性を考えればよい。放射線放出が高い物質は核壊変が激しいから早期に放射線放出は低下する。一方、放射線放出が低い物質は核壊変が緩やかだから、長期間放射線を放出するが、放射線放出は低いのだから人畜に被害が殆ど出ない。
アルファ線、ベータ線は紙1枚で遮蔽できる。体外にはガンマ線のみが影響するだろう。ガンマ線のみだとすると放射性物質の放射線放出は低い。
口から体内に入ってきた放射性物質はアルファ線、ベータ線のみを考えればよい。食品の段階で除去すればよい。
鼻から体内に入ってくる放射性物質は空気のみを考えればよい。日本の頻繁な風雨を考えると1週間(黄砂の影響は1週間で収まっている)で河川海に洗い流される。1か月もすれば考慮しなくてよい。
結局1週間程度の空気耐性があればよい。
【課題を解決するための手段】
【0004】
手段1は近隣国核戦争間接耐性システムである。
近隣国核戦争間接耐性システムは、家屋装備と防塵服装備からなる。
家屋装備は、放射線検出器付き空気清浄機(1)と、電気掃除機(2)と、加圧ポンプ(3)と、シャワー(4)と、水盤盥(5)からなる。
電気掃除機(2)は、放射性物質混合不浄大気を吸引して放射性物質を機内に蓄積し、放射性物質が除去された清浄排気を加圧ポンプ(3)に送る。
加圧ポンプ(3)は、前記清浄排気を吸引して屋内の空気圧を不浄大気圧よりも高くしてなる。加圧ポンプ(3)は、後記圧縮空気ボンベ(13)への空気圧縮にも使う。
シャワー(4)は、家屋の出入り口外に敷設してなる。
水盤盥(5)は、家屋の出入り口外路面に敷設してなる。マットでもよい。
当該家屋の天井、壁には表面粘着紙を貼ってなる。
防塵服装備は、不織布製つなぎ服(11)と、透明不織布製ヘルメット(12)と、圧縮空気ボンベ(13)とからなる。
圧縮空気ボンベ(13)は、酸素に炭酸ガスが含有された容器である。
圧縮空気ボンベ(13)に酸素のみを充填してはいけない。酸素に炭酸ガスまたはヘリウムガスが含有されていなければ、人間は酸素を吸収できない。
圧縮空気ボンベ(13)と透明不織布製ヘルメット(12)とはホースで接続されてなる。
本手段は、近隣国核戦争から飛来する放射性物質に対する近隣国核戦争間接耐性システムである。
【0005】
システムとは、相互に影響を及ぼしあう要素から構成される、まとまりや仕組みの全体のことである。
システムの境界による分類には、開かれたシステムと閉じたシステムとがある。本発明は閉じたシステムであって、移動体無しの構成要素の間でのみ動作し、外部との入出力がない。既存家屋周辺にかかわる閉じたシステムでるである。
都会密集家屋地帯では、隣接する家屋との間に隙間がほとんどない。自己所有の家屋のみを覆うのは困難である。そこで、本発明は、既存の住居に上記のような設備を後付けした。
放射線検出器付き空気清浄機(1)は、寝室やキッチンやダイニングルームやトイレや風呂場に敷設し、放射線量が基準値を上回った時作動する。アルファ線、ベータ線、ガンマ線のどれか1つ、または前記3つの線量を測定する。ガイガー計数管やシンチレーションカウンターや半導体検出器を空気清浄機に敷設し関連付ければよい。
電気掃除機が集塵ゴミ袋型なら、集塵ゴミ袋を毎日2回は交換する。使用済み集塵ゴミ袋は、外の専用蓋つきポリバケツに敷いておいたゴミ袋に捨てる。1週間ほど継続すればよいから、大きな負担にはならない。ゴミ袋は回収車で回収される。
電気掃除機が遠心分離機型なら、本体ごと出入り口外に持ち出し、捕獲した放射性物質を屋外の専用蓋つきポリバケツに敷いておいたゴミ袋に直接捨てる。
シャワー(4)は、水道ホースの先端にシャワーヘッドを付けた水シャワーでもよい。水道水は水道局施設で放射性物質がろ過除去されている。中性洗剤を掛けてから水道水で洗い落とすと尚よい。
天井、壁には表面粘着紙を貼る。室内の浮遊放射性物質を吸着する。適宜表面粘着紙をはがして回収袋に捨てる。
スリッパ底に粘着紙を貼る。床の放射性物質を吸着する。適宜粘着紙をはがして回収袋に捨てる。回収袋は回収車で回収される。
使用済集塵ゴミ袋や回収袋は、3日置きに分別収集車で回収してもらう。燃えないゴミ集積所に捨てれば良い。1か月も放置しておけば放射線放出は従来の自然環境での値程度に低下する。
靴は不織布製つなぎ服(11)の足部の上に履く。
防塵服装備は、簡易潜水服、簡易宇宙服のイメージである。
【発明の効果】
【0006】
準備が整っていれば核戦争に怯えなくなるから、核保有国に卑屈にならなくて済む。無理難題を言う核保有国の気持ちを起こさせないことができる。核の脅しは通用しないということを近隣国に納得させることができる。直接核攻撃を受けたとしても、東京都渋谷区部と大阪中心部だけなら、東京駅、銀座、池袋、上野、多摩地区は被害が出ようが壊滅的ではないだろう。横浜、大宮、千葉、名古屋、九州、北海道、日本海側都市は持ちこたえられる。東京都のマイナスメートル地帯には放射性物質異常体積箇所がでるかもしれない。東京都渋谷区部の窪地には、重金属が75%程度堆積する(広島原爆のすぐ後に、ソ連は日本にウランの回収を尋ねていたようだ)。
日本国民に向かっては、近隣国に核戦争が起きても大きな被害がでないという安心感をもたせることができる。住居に問題なく住み続けることができる。
圧縮空気ボンベ(13)は家庭で充填できる。酸素ボンベの場合には配送が大変である。酸素は燃焼を促進し火災や爆発の恐れがあるから素人が扱うのは危険である。その点、本発明は、各家庭で加圧ポンプ(3)から圧縮空気ボンベ(13)に充填できる。
福島第一サイト原子炉事故でも、近隣都市の交通機関は機能し、水道水などのインフラも機能した。都市機能が失われたわけではなかった。食料の深刻な不足には至らなかった。
新型コロナでは支障が出ている通勤通学に支障がなかった。
日本の気象は、低気圧が頻繁に通過し、風雨が激しいから粒は洗い流される。黄砂では1週間もすれば報道に上らないから、近隣国からの放射性物質も1週間もすれば報道に上らなくなる。
1週間の耐性があればよい。
設備の製造、搬送、設置作業が創出され、新規需要が生まれるから景気が良くなる。
新型コロナよりも脅威は少ない。放射性物質は検出器が存在しているから監視できる。
新型コロナは、将来戦争やテロに使われる。テロは、政府・マスコミ・民間人の過剰
応を利用しているのであって、実際の直接脅威は薄い。虚像を大きく見せようとするロそのものに力はないが、その虚像にマスコミが便乗して大げさに報道して販売促進しようとすることには注意が必要である(自称専門家・詳しいという類の人々のコメンテータにも注意)。便乗マスコミに政府、国民が右往左往し狼狽するのが怖い。誇大、虚偽ネタがバレたとしても多少の罰金で済む。
日本人の中には、1旗上げようとする戦場カメラマンの暴走による迷惑には注意が必要である。国民の厳しい目が重要である。当時の庶民は戦場カメラマンがどうやって、2俣を成功させたかに興味があった。
本発明の備えがあれば、政府、国民が狼狽するのは少なくなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
今まで居住した家において、放射性物質を屋内に入れない、入ってきた放射性物質は捕獲し回収車に回収してもらう。
【実施例0008】
実施例1は、近隣国核戦争間接耐性システムである。
図1は家屋装備の概観図である。
既存の家屋に、放射線検出器付き空気清浄機(1)と、電気掃除機(2)と、加圧ポンプ(3)と、シャワー(4)と、水盤盥(5)を装備する。
電気掃除機(2)は、既設貫通孔(例えば、キッチンの吸気口。なければ、窓を半開きにし、貫通孔を開けた板を嵌める)にホースを接続して、吸入放射性物質混合不浄大気を吸引して放射性物質を機内の集塵ゴミ袋に蓄積し、放射性物質が除去された清浄排気を加圧ポンプ(3)に送る。
前記清浄排気を加圧ポンプ(3)により吸引して屋内の空気圧を不浄大気圧よりも高くする。家屋は完全に密閉されているわけではないから、室内空気は屋外に漏洩する。放射性物質混合不浄空気は屋内に入ってこられない。
電気掃除機(2)を敷設する代わりに、集塵ゴミ袋の吸入口を既設貫通孔に接続し、集塵ゴミ袋の本体と加圧ポンプ(3)の吸引口とを不織布製布で覆う。
シャワー(4)は、家屋の出入り口外に敷設してなり、防塵服装備の頭上から送水して放射性物質を払い落とす。最近の家屋では、水道の蛇口を屋外にも設置している(外回りの掃除、園芸用)。シャワー(4)がなければ、ブラシで擦ってもいいし、バケツの水を頭から被ってもよい。出入り口前で着脱してもよい。
防塵服装備はそのまま出入り口内に入れてはいけない。脱いだ防塵服装備は、専用の蓋つきポリバケツに入れて、出入り口の内側または外側に置く。
水盤盥(5)は、家屋の出入り口外路面に敷設してなり、靴を洗う。特に、靴底を洗う。
当該家屋の天井、壁には表面粘着紙を貼ってある。浮遊放射性物質を吸着する。
スリッパの底に粘着紙を貼ってある。床に在る放射性物質を吸着する。
福島第一サイト事故の時は、国・地方の政・官・先生・庶民は、咄嗟にどうしてよいいか戸惑っただろう。緊急時には、官邸所轄の緊急時対応訓練された上・中・下・現場指揮官が指図しないと整然とした行動はできない。通信連絡・計算手段は、登録商標アンドロイドやアイフォンやWindowsが入っていない(例えばアメリカ発祥のLINUXのみ搭載パソコン。トロンも候補)独立した手段1つは必要である。狭い範囲の専用周波数多数と特注パソコンを確保しておくのも大事である。
要は、通信会社から独立することである。通信会社のインタネット上承認がないと端末は使えない。マウスでさえ認識が要求される。本来なら、戦闘機の通信装置も国産品で独立していなければいけない。制御不能になったら防衛はできない。次期戦闘機の電気系統は全て国産品。
緊急時通信手段はデジタル庁で厳密に発注先を選んで地味に持つ。他の省庁は緊急時通信に無頓着だろうし、色々なしがらみがある。
【0009】
図2は防塵服装備の概観図である。
防塵服装備は、不織布製つなぎ服(11)と、透明不織布製ヘルメット(12)と、圧縮空気ボンベ(13)とからなる。
不織布製つなぎ服(11)にはファスナーが付いていて、着脱が容易である。背広とズボンをつけた上に、不織布製つなぎ服(11)を着る。
不織布製つなぎ服(11)の袖口には不織布製手袋を付ける。
透明不織布製ヘルメット(12)と、圧縮空気ボンベ(13)の境目はマフラーで覆う。
圧縮空気ボンベ(13)は、酸素に炭酸ガスが含有された容器であり、
圧縮空気ボンベ(13)と透明不織布製ヘルメット(12)とはホースで接続されている。
【0010】
通勤通学は、防塵服装備を装着して自家用車またはタクシーまたは巡回バスで最寄り駅までいく。降車駅から作業所まではスクールバスや社用バスや巡回バスや相乗りタクシーで行く。頑健な人はワンダーホーゲル同好会員や登山部員の様に、歩行または自転車で職場に行きつけるはずである。1週間正味5日間の信望である。有給休暇の余っている人は休む。会社や学校自体が休校や休みにすればよい。高校以下の学校は色々なPTAや教職員がいるから一斉休校は当然である。1秒を争う研究に従事する大学は休むはずがない。息長く研究する文学部は1週間くらい休んだほうがよい。ライブ等のイベントには防塵服装備を装着したまま臨めばよい。居酒屋は、本発明を装備すれば、店前で防塵服装備を脱いで飲食できる。製造会社や工場は想定して検討するくらいはやっておいたほうがよい。高炉のような停止しない設備を持つ会社は、本発明のシステムを準備するのが無難である。
車の類には本発明の家屋装備を付けるのは言うまでもない。
国が補助金を出すのは当然である。新型コロナでも本発明のシステムに対する補助金を出すのは当然である。補助金は国産品または国産品取り扱い零細施工業者に出さなければ景気の役にたたない。輸入品には慎重に対処する。特定国の圧力に屈するくらいなら一律ゼロにする。
近隣国の核戦争は恐れるに足らない。原子力発電所の事故も恐れるに足らない。福島第一サイト事故は過剰反応だった。マスコミや怪しげな有識者・専門家に煽られた。