(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022173676
(43)【公開日】2022-11-22
(54)【発明の名称】冗長システム
(51)【国際特許分類】
H04L 12/46 20060101AFI20221115BHJP
G06F 11/20 20060101ALI20221115BHJP
【FI】
H04L12/46 100B
G06F11/20 607
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021079521
(22)【出願日】2021-05-10
(71)【出願人】
【識別番号】000006666
【氏名又は名称】アズビル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100098394
【弁理士】
【氏名又は名称】山川 茂樹
(72)【発明者】
【氏名】岡田 泰
【テーマコード(参考)】
5B034
5K033
【Fターム(参考)】
5B034BB02
5B034CC05
5K033DA02
5K033DA05
5K033DB16
5K033DB18
5K033DB20
5K033EA04
(57)【要約】
【課題】より低コストにネットワークを冗長する。
【解決手段】第1ネットワーク151と第2ネットワーク152とは、接続経路153で接続され、第1接続機能102は、第1ネットワーク151と送受信機能101とを接続する。第2接続機能103は、第2接続機能103と送受信機能101とを接続し、ブリッジ105は、監視機能104が、第1ネットワーク151、第2ネットワーク152のいずれか一方の接続の異常を検出すると、第1ネットワーク151および第2ネットワーク152に対する、第1接続機能102および第2接続機能103の接続を切り替える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
冗長化のための2つのネットワークと、
前記2つのネットワークに接続する複数のノードと
から構成され、
前記複数のノードの各々は、
前記2つのネットワークを介した他のノードとの間で通信を行うように構成された送受信機能と、
前記2つのネットワークの一方と前記送受信機能との接続のための第1接続機能と、
前記2つのネットワークの他方と前記送受信機能との接続のための第2接続機能と、
前記2つのネットワークとの接続の異常を監視するように構成された監視機能と、
前記監視機能が、前記2つのネットワークのいずれか一方との接続の異常を検出すると、前記2つのネットワークの他方に、前記第1接続機能および前記第2接続機能の接続を切り替えるように構成されたブリッジと
を備え、
前記2つのネットワークは、接続経路で接続されている
ことを特徴とする冗長システム。
【請求項2】
請求項1記載の冗長システムにおいて、
前記2つのネットワークの各々と前記ブリッジとを接続する第1ネットワークカードおよび第2ネットワークカードを備え、
前記監視機能は、第1ネットワークカードおよび第2ネットワークカードによる接続の異常を監視する
ことを特徴とする冗長システム。
【請求項3】
請求項2記載の冗長システムにおいて、
前記第1接続機能および前記第2接続機能の各々は、仮想ネットワークデバイスであることを特徴とする冗長システム。
【請求項4】
請求項2または3記載の冗長システムにおいて、
前記ブリッジは、ソフトウエアブリッジであることを特徴とする冗長システム。
【請求項5】
請求項2記載の冗長システムにおいて、
前記第1接続機能および前記第2接続機能の各々は、ネットワークカードであることを特徴とする冗長システム。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載の冗長システムにおいて、
設定されている時間周期で、前記第1接続機能および前記第2接続機能が、前記2つのネットワークから受信する受信数を監視し、前回の監視時における前記第1接続機能の受信数の受信数と前記第2接続機能の受信数の差と、今回の監視時における前記第1接続機能の受信数と前記第2接続機能の受信数の差が、予め定められた基準を上回る場合、前記送受信機能に異常を通知するように構成された受信監視機能をさらに備えることを特徴とする冗長システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワークを冗長化した冗長システムに関する。
【背景技術】
【0002】
ネットワークの信頼性を高めるために、ネットワークを冗長化するシステムが提案されている。この種の技術では、複数のノードの各々を、2つのネットワークに接続し、一方のネットワークに障害が発生しても、他方のネットワークを用いることで、ノード間の通信を可能としている。
【0003】
例えば、イーサネット(登録商標)によるネットワークでは、ノードから送信されたフレームが、一方のネットワークと他方のネットワークとで、同じ順番に流れず、クロスする可能性がある。例えば、第2ノードが、一方のネットワークでは、第1ノードからの第1フレームを受信してから、第3ノードからの第2フレームを受信し、他方のネットワークでは、第3ノードからの第2フレームを受信してから、第1ノードの第1フレームを受信する場合が発生する。
【0004】
このため、冗長化のために2つのネットワークを用いる場合、第1に、どのノードからのどのフレームを受信したかを管理する必要がある。また、第2に、第1ノードで、一方のネットワーク接続に異常が発生し、第2ノードで他方のネットワーク接続に異常が発生した場合、第1ノードと第2ノードとの間の通信が行えなくなる。
【0005】
上記問題を解決するために、通信経路および通信デバイスの冗長化として、メッシュネットワーク対応のハブ、また、チーミング対応のネットワークカードやハブなどが用いられている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、メッシュネットワーク対応のハブ、また、チーミング対応のネットワークカードやハブは、高額なため、冗長システムの低コスト化の大きな妨げとなっている。
【0008】
本発明は、以上のような問題点を解消するためになされたものであり、より低コストにネットワークを冗長化することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る冗長システムは、冗長化のための2つのネットワークと、2つのネットワークに接続する複数のノードとから構成され、複数のノードの各々は、2つのネットワークを介した他のノードとの間で通信を行うように構成された送受信機能と、2つのネットワークの一方と送受信機能との接続のための第1接続機能と、2つのネットワークの他方と送受信機能との接続のための第2接続機能と、2つのネットワークとの接続の異常を監視するように構成された監視機能と、監視機能が、2つのネットワークのいずれか一方との接続の異常を検出すると、2つのネットワークの他方に、第1接続機能および第2接続機能の接続を切り替えるように構成されたブリッジとを備え、2つのネットワークは、接続経路で接続されている。
【0010】
上記冗長システムの一構成例において、2つのネットワークの各々とブリッジとを接続する第1ネットワークカードおよび第2ネットワークカードを備え、監視機能は、第1ネットワークカードおよび第2ネットワークカードによる接続の異常を監視する。
【0011】
上記冗長システムの一構成例において、第1接続機能および第2接続機能の各々は、仮想ネットワークデバイスである。
【0012】
上記冗長システムの一構成例において、ブリッジは、ソフトウエアブリッジである。
【0013】
上記冗長システムの一構成例において、第1接続機能および第2接続機能の各々は、ネットワークカードである。
【0014】
上記冗長システムの一構成例において、設定されている時間周期で、第1接続機能および第2接続機能が、2つのネットワークから受信する受信数を監視し、前回の監視時における第1接続機能の受信数の受信数と第2接続機能の受信数の差と、今回の監視時における第1接続機能の受信数と第2接続機能の受信数の差が、予め定められた基準を上回る場合、送受信機能に異常を通知するように構成された受信監視機能をさらに備える。
【発明の効果】
【0015】
以上説明したように、本発明によれば、冗長化している2つのネットワークを接続経路で接続し、一方のネットワークとの接続に第1接続機能を設け、他方のネットワークとの接続に第2接続機能を設け、第1接続機能および第2接続機能の接続先のネットワークを切り替え可能としたので、より低コストにネットワークを冗長化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】
図1は、本発明の実施の形態に係る冗長システムの構成を示す構成図である。
【
図2】
図2は、本発明の実施の形態に係る冗長システムの構成を示す構成図である。
【
図3】
図3は、本発明の実施の形態に係る冗長システムの動作例を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態に係る冗長システムについて
図1を参照して説明する。この冗長システムは、ノード100、および冗長化のための2つの第1ネットワーク151、第2ネットワーク152を備える。また、実施の形態では、第1ネットワーク151と第2ネットワーク152とは、接続経路153で接続されている。
【0018】
ノード100は、送受信機能101、第1接続機能102、第2接続機能103、監視機能104、およびブリッジ105を備える。
【0019】
送受信機能101は、第1ネットワーク151、第2ネットワーク152を介した他のノード100との間で通信を行う。例えば、送受信機能101は、第1ネットワーク151、第2ネットワーク152の両方にフレームを送信する。また、送受信機能101は、一方のネットワークからのフレームだけを受信処理し、他方のネットワークからのフレームは破棄する。
【0020】
第1接続機能102は、第1ネットワーク151と送受信機能101とを接続する。第2接続機能103は、第2接続機能103と送受信機能101とを接続する。監視機能104は、第1ネットワーク151、第2ネットワーク152との接続の異常を監視する。監視機能104は、例えば、第1ネットワーク151との接続状態、および第2ネットワーク152との接続状態を監視することで、接続の異常を検出する。ブリッジ105は、監視機能104が、第1ネットワーク151、第2ネットワーク152のいずれか一方の接続の異常を検出すると、第1ネットワーク151および第2ネットワーク152に対する、第1接続機能102および第2接続機能103の接続を切り替える。
【0021】
例えば、監視機能104は、第1ネットワーク151との接続の異常を検出すると、第1接続機能102の接続先を、第2ネットワーク152に切り替える。また、監視機能104は、第2ネットワーク152との接続の異常を検出すると、第2接続機能103の接続先を、第1ネットワーク151に切り替える。このように、第1接続機能102および第2接続機能103の接続先のネットワークを切り替え可能としたところに特徴がある。
【0022】
また、この冗長システムは、第1ネットワーク151、第2ネットワーク152の各々とブリッジ105とを接続する、第1ネットワークカード106および第2ネットワークカード107を備える。上述した第1接続機能102、第2接続機能103の接続先の切り替えは、第1ネットワークカード106、第2ネットワークカード107との接続を切り替えることで実施することができる。
【0023】
例えば、一般に、ネットワークとの接続の異常は、ネットワークとの接続を実現する実機器の異常であり、監視機能104は、第1ネットワークカード106および第2ネットワークカード107による接続の異常を監視する。例えば、第1ネットワークカード106の異常により第1ネットワーク151との接続が不能となると、第1接続機能102の接続先を第2ネットワークカード107に切り替えることで、第1接続機能102と第2ネットワーク152との接続を確立する。この状態であっても、第1接続機能102は、第2ネットワーク152から接続経路153を経由して第1ネットワーク151に接続可能となる。
【0024】
ここで、ノード100は、例えば、コンピュータ機器であり、CPU(Central Processing Unit)111とメモリ112とを備え、図示しない外部記憶装置からメモリ112に展開されたプログラムによりCPU111が動作する(プログラムを実行する)ことで、各機能が実現される。例えば、送受信機能101や監視機能104は、メモリ112に展開された所定のプログラムによりCPU111が動作することで実現することができる。
【0025】
例えば、ノード100では、CPU111が実行している、例えば、機器制御に関するアプリケーションプログラムにより、第1ネットワーク151、第2ネットワーク152を介して接続する図示しない機器の制御を実施している。例えば、機器の制御を実施する専用コントローラの機能を、アプリケーションプログラムにより仮想化することができる。このようにすることで、1つのノード100において、複数の専用コントローラの機能を、仮想化して実現することができる。
【0026】
また、例えば、第1接続機能102および第2接続機能103の各々は、メモリ112に展開された所定のプログラムによりCPU111が動作することで実現される仮想ネットワークデバイスとすることができる。また、ブリッジ105は、メモリ112に展開された所定のプログラムによりCPU111が動作することで実現されるソフトウエアブリッジとすることができる。なお、第1接続機能102および第2接続機能103の各々は、ネットワークカードから構成することもできる。
【0027】
また、この冗長システムにおいて、受信監視機能108を備えることができる。受信監視機能108は、設定されている時間周期で、第1接続機能102および第2接続機能103が、2つのネットワークから受信する受信数を監視し、前回の受信数と今回の受信数との差が、予め定められた基準を満たさない場合、例えば予め定められた基準である設定値より大きい場合、送受信機能101に異常を通知する。受信監視機能108は、メモリ112に展開された所定のプログラムによりCPU111が動作することで実現することができる。例えば、送受信機能101が受け付けた上記通知は、CPU111が実行している、機器制御に関するアプリケーションプログラムに受け渡される。
【0028】
例えば、
図2に示すように、第1ネットワーク151、第2ネットワーク152は、スイッチ(スイッチングハブ)とすることができる。第1ネットワーク151、第2ネットワーク152の各々に、複数の第1ノード100a、第2ノード100b、第3ノード100c、第4ノード100dが接続している。第1ネットワーク151の第5ポート151eと、第2ネットワーク152の第1ポート152aとが、接続経路153で接続されている。接続経路153は、例えば、LANケーブルとすることができる。
【0029】
第1ネットワーク151の第1ポート151aに、LANケーブルを介して第1ノード100aの一方の接続機能が接続している。第1ネットワーク151の第2ポート151bに、LANケーブルを介して第2ノード100bの一方の接続機能が接続している。第1ネットワーク151の第3ポート151cに、LANケーブルを介して第3ノード100cの一方の接続機能が接続している。第1ネットワーク151の第4ポート151d、LANケーブルを介して第4ノード100dの一方の接続機能が接続している。
【0030】
また、第2ネットワーク152の第2ポート152bに、LANケーブルを介して第1ノード100aの他方の接続機能が接続している。第2ネットワーク152の第3ポート152cに、LANケーブルを介して第2ノード100bの他方の接続機能が接続している。第2ネットワーク152の第4ポート152dに、LANケーブルを介して第3ノード100cの他方の接続機能が接続している。第2ネットワーク152の第5ポート152e、LANケーブルを介して第4ノード100dの他方の接続機能が接続している。
【0031】
実施の形態によれば、例えば、第1ノード100aの一方の接続機能と第1ネットワーク151とが接続できない状態であっても、一方の接続機能は第2ネットワーク152に接続される。この状態において、第1ノード100aの一方の接続機能から第2ネットワーク152に送出されるフレームは、接続経路153を経由して、第1ネットワーク151により、他のノードの一方の接続機能で受け付けられるものとすることができる。
【0032】
また、例えば、第1ノード100aの他方の接続機能と第2ネットワーク152とが接続できない状態であっても、他方の接続機能は第1ネットワークに接続される。この状態において、第1ノード100aの他方の接続機能から第1ネットワーク151に送出されるフレームは、接続経路153を介して、第2ネットワーク152により、他のノードの他方の接続機能で受け付けられるものとすることができる。
【0033】
また、前述したように、送受信機能101は、一方のネットワークからのフレームだけを受信処理し、他方のネットワークからのフレームは破棄するので、接続経路153で接続した第1ネットワーク151と第2ネットワーク152とを用いた冗長システムにおいて、ノード100から送信されたフレームが、一方のネットワークと他方のネットワークとで、同じ順番に流れなくても、クロスすることなく、送信先のノードで受け付けられるようになる。
【0034】
次に、実施の形態に係る冗長システムの動作例について、
図3のフローチャートを参照して説明する。
【0035】
まず、第1ステップS201で、監視機能104は、第1ネットワーク151との接続、第2ネットワーク152との接続に異常が有るか否かを監視する。例えば、監視機能104は、第1ネットワークカード106と第1ネットワーク151との接続状態、および第2ネットワークカード107と第2ネットワーク152との接続状態を監視する。
【0036】
監視機能104が、例えば、第2ネットワークカード107の第2ネットワーク152との接続に異常を検出すると(第1ステップS201のyes)、第2ステップS202で、ブリッジ105が、第2接続機能103の接続先を、第1ネットワークカード106を介した第1ネットワーク151に切り替える。従って、第2ネットワークカード107による第2ネットワーク152との接続ができなくても、第1ネットワーク151を用いて通信が継続できる。一方、異常がない場合(第1ステップS201のno)、第2ステップS202は実施せず、第3ステップS203に移行する。
【0037】
次に、第3ステップS203で、受信監視機能108が、第1接続機能102および第2接続機能103で受信される受信数を、設定されている時間周期で監視する。この監視において、前回の監視における受信数の差(第1接続機能102と第2接続機能103との受信数の差)と今回の監視における受信数との差を比較する。受信数の差の変化が設定値より大きい場合(第3ステップS203のyes)、第4ステップS204で、受信監視機能108が、送受信機能101に異常を通知する。一方、受信数差の変化が設定値より小さい場合(第3ステップS203のno)、第4ステップS204は実施せず、第5ステップS205に移行する。
【0038】
上述した第1ステップS201~第4ステップS204を、設定されている時間周期で実施する(第5ステップS205)。また,CPU111で実行されているアプリケーションプログラムが終了すると、上述した処理を停止する(第6ステップS206)。
【0039】
以上に説明したように、本発明によれば、冗長化している2つのネットワークを接続経路で接続し、一方のネットワークとの接続に第1接続機能を設け、他方のネットワークとの接続に第2接続機能を設け、第1接続機能および第2接続機能の接続先のネットワークを切り替え可能としたので、より低コストにネットワークを冗長化することができる。
【0040】
例えば、IEEEのトークンパス・プロトコルで通信をする専用コントローラにおいて、2つの通信系を用意して冗長化する構成とする場合がある。このような専用コントローラによる制御機器の制御を、コンピュータ機器を用いて仮想化して実現する場合、実際の通信には、イーサネットが用いられる。トークンパスでは送信ノードは必ず1つと決まっているため、2つの通信系で送信フレームがクロスすることはないが、イーサネットを用いる場合、システム上のノードから送信されたフレームが、2つの通信系で同じ順番に流れない(クロスする)可能性がある。本発明によれば、このような場合においても、メッシュネットワーク対応のハブ、また、チーミング対応のネットワークカードやハブなどの高額な機器を用いることなく、専用コントローラによる制御を仮想化することができる。
【0041】
なお、本発明は以上に説明した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で、当分野において通常の知識を有する者により、多くの変形および組み合わせが実施可能であることは明白である。
【符号の説明】
【0042】
100…ノード、101…送受信機能、102…第1接続機能、103…第2接続機能、104…監視機能、105…ブリッジ、106…第1ネットワークカード、107…第2ネットワークカード、108…受信監視機能、111…CPU、112…メモリ、151…第1ネットワーク、152…第2ネットワーク、153…接続経路。