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特開2022-173935質問処理装置、質問処理プログラム、及び質問処理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022173935
(43)【公開日】2022-11-22
(54)【発明の名称】質問処理装置、質問処理プログラム、及び質問処理方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/02 20120101AFI20221115BHJP
【FI】
G06Q30/02 398
G06Q30/02 378
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021079999
(22)【出願日】2021-05-10
(71)【出願人】
【識別番号】521200129
【氏名又は名称】株式会社MEING
(74)【代理人】
【識別番号】100185270
【弁理士】
【氏名又は名称】原田 貴史
(72)【発明者】
【氏名】大重 悠太
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 大介
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB07
5L049BB08
(57)【要約】
【課題】複数のユーザ間の時間的条件を同じにしてよりゲーム性を高めた広告クイズ技術を提供する。
【解決手段】質問処理装置は、複数の端末装置に動画を配信する配信部と、動画に関する質問を複数の端末装置に同時に提供する質問提供部と、複数の端末装置から所定の時間内に質問に対する回答を受け付ける受付部と、回答の結果に基づいて、複数の端末装置を使用する複数のユーザに順位を付ける順位付け部と、前記複数の端末装置に各ユーザの前記順位を提供する順位提供部と、を備えることにより、上記課題の解決を図る。
【選択図】図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の端末装置に動画を配信する配信部と、
前記動画に関する質問を前記複数の端末装置に同時に提供する質問提供部と、
前記複数の端末装置から所定の時間内に前記質問に対する回答を受け付ける受付部と、
前記回答の結果に基づいて、前記複数の端末装置を使用する複数のユーザに順位を付ける順位付け部と、
前記複数の端末装置に各ユーザの前記順位を提供する順位提供部と、
を備えることを特徴とする質問処理装置。
【請求項2】
前記質問処理装置は、さらに、
前記回答の結果に基づいて、前記複数のユーザそれぞれに金銭的価値を有する特典を付与する付与部と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の質問処理装置。
【請求項3】
前記配信部は、前記動画として動画広告を配信し、
前記質問提供部は、所定の日時が到来した場合、前記動画広告に関する質問を前記複数の端末装置に同時に提供する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の質問処理装置。
【請求項4】
前記質問提供部は、前記回答の結果に基づいて、前記複数の端末装置を使用する複数のユーザから次の質問を提供するユーザを選別し、選別されたユーザが使用する端末装置に前記質問を同時に提供する
ことを特徴とする請求項1~3のうちいずれか1項に記載の質問処理装置。
【請求項5】
コンピュータに、
複数の端末装置に動画を配信する配信処理と、
前記動画に関する質問を前記複数の端末装置に同時に提供する質問提供処理と、
前記複数の端末装置から所定の時間内に前記質問に対する回答を受け付ける受付処理と、
前記回答の結果に基づいて、前記複数の端末装置を使用する複数のユーザに順位を付ける順位付け処理と、
前記複数の端末装置に各ユーザの前記順位を提供する順位提供処理と、
を実行させることを特徴とする質問処理プログラム。
【請求項6】
コンピュータが、
複数の端末装置に動画を配信し、
前記動画に関する質問を前記複数の端末装置に同時に提供し、
前記複数の端末装置から所定の時間内に前記質問に対する回答を受け付け、
前記回答の結果に基づいて、前記複数の端末装置を使用する複数のユーザに順位を付け、
前記複数の端末装置に各ユーザの前記順位を提供する、
ことを特徴とする質問処理方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、質問処理装置、質問処理プログラム、及び質問処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、通信ネットワークの通信環境の向上により様々な動画配信サービスが普及している。それに伴い、従来、テレビが主であった広告媒体も、現在は、テレビCM(Commercial Message)だけでなく、インターネット広告の活用が増加しつつある。テレビCMは、強制的に多くの人に視聴させる媒体であるが、インターネットを利用した広告は、ユーザに積極的にアクセスしてもらわなければ閲覧されないおそれがある。そこで、ユーザに積極的に閲覧してもらうインターネット広告に関する技術として、以下のように、インターネットを介する広告配信において、クイズ情報を配信する技術がある。
【0003】
上記技術の一例として、画像で構成される広告に連続して、該広告の内容に基づき正解が導かれるクイズ情報を電気通信回線を介してユーザ端末に配信し、クイズの回答が所定の条件を満たせば、当該ユーザに対して別途用意されている当落イベントへの参加資格を付与し、これに参加して当選したユーザに対して所定の特典を付与する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
また、上記技術の一例として、広告提供サーバは、クライアント端末の表示画面上に、動画または静止画の広告画面を表示させ、その一定時間後に、クイズ問題と、そのクイズの正解またはヒントを含んだ情報を提供する情報サイトに接続可能としたリンク表示情報とを含んで構成されたクイズ提供画面を、自動的に切り換え表示し、クライアント端末から解答を返信させる技術が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0005】
また、上記技術に関連する技術として、広告方法は、質問者からの質問を受け付けるステップと、この質問に対する回答を質問と同一のカテゴリーの広告情報に関連づけて広告データを生成するステップと、広告データを質問者に電子的ネットワークを介して提供するステップとからなり、広告データは、質問者が広告情報を見た後に回答を見るように構成する技術が開示されている(例えば、特許文献3参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2002-183590号公報
【特許文献2】特開2005-055977号公報
【特許文献3】特開2002-245332号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1では、正解数位に応じて別途サイト上に用意されている次段階の当落イベントへの参加資格を付与している。また、特許文献1では、クイズに対する回答が誤りの場合、その旨の情報がユーザに対して即座に明示されるとともに、再トライするか或いはパスするかを選択する画面が表示され、再トライを選択すれば、同じ広告並びにクイズ情報が画面表示され、何度も繰り返し同じクイズに回答している。また、特許文献1では、同時に5組の広告クイズを配信しておき、正解数が3問を満たした場合にはじめて、その旨の情報がセンタに通知される。
【0008】
また、特許文献2では、クイズに参加することによって広告がクライアント端末に対して提供されるごとに懸賞が増大し、最初に全問正解に到達した1人の参加者に対して、そのときの額が支払われる。
【0009】
しかしながら、いずれの技術も、複数の参加者はいるものの、クイズに対する回答は個人単位で行っている。すなわち、いずれの技術も、参加者のクイズへの参加のタイミングは、別々であるので、先に参加したユーザが遅れて参加したユーザに既に出題されたクイズの問題または回答を漏らしてしまうおそれがある。また、いずれの技術も、参加者が個人で楽しむ要素が強く、複数のユーザ間で競争する要素がなく、ゲーム性に乏しいため、当該広告クイズに飽きられることにより、参加するユーザの当該広告クイズからの離脱を招くおそれがある。
【0010】
そこで、本発明では、複数のユーザ間の時間的条件を同じにしてよりゲーム性を高めた広告クイズ技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の一実施形態に係る、質問処理装置は、複数の端末装置に動画を配信する配信部と、前記動画に関する質問を前記複数の端末装置に同時に提供する質問提供部と、前記複数の端末装置から所定の時間内に前記質問に対する回答を受け付ける受付部と、前記回答の結果に基づいて、前記複数の端末装置を使用する複数のユーザに順位を付ける順位付け部と、前記複数の端末装置に各ユーザの前記順位を提供する順位提供部と、を備えることを特徴とする。
【0012】
前記質問処理装置は、さらに、前記回答の結果に基づいて、前記複数のユーザそれぞれに金銭的価値を有する特典を付与する付与部と、を備えることを特徴とする。
【0013】
前記配信部は、前記動画として動画広告を配信し、前記質問提供部は、所定の日時が到来した場合、前記動画広告に関する質問を前記複数の端末装置に同時に提供することを特徴とする。
【0014】
前記質問提供部は、前記回答の結果に基づいて、前記複数の端末装置を使用する複数のユーザから次の質問を提供するユーザを選別し、選別されたユーザが使用する端末装置に前記質問を同時に提供する。
【0015】
本発明の他の実施形態に係る質問処理プログラムは、コンピュータに、複数の端末装置に動画を配信する配信処理と、前記動画に関する質問を前記複数の端末装置に同時に提供する質問提供処理と、前記複数の端末装置から所定の時間内に前記質問に対する回答を受け付ける受付処理と、前記回答の結果に基づいて、前記複数の端末装置を使用する複数のユーザに順位を付ける順位付け処理と、前記複数の端末装置に各ユーザの前記順位を提供する順位提供処理と、を実行させることを特徴とする。
【0016】
本発明の他の実施形態に係る質問処理方法は、コンピュータが、複数の端末装置に動画を配信し、前記動画に関する質問を前記複数の端末装置に同時に提供し、前記複数の端末装置から所定の時間内に前記質問に対する回答を受け付け、前記回答の結果に基づいて、前記複数の端末装置を使用する複数のユーザに順位を付け、前記複数の端末装置に各ユーザの前記順位を提供する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明の一側面によれば、複数のユーザ間の時間的条件を同じにしてよりゲーム性を高めた広告クイズ技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本実施形態における質問処理装置の一例を示す図である。
図2】本実施形態における広告クイズシステムのネットワーク構成の一例を示す図である。
図3】本実施形態における、ユーザ端末のディスプレイに表示されるクイズ選択画面の一例を示す図である。
図4】本実施形態における、ユーザ端末のディスプレイに表示されるクイズ画面の一例を示す図である。
図5】本実施形態における、ユーザ端末のディスプレイに表示されるクイズ回答画面の一例を示す図である。
図6】本実施形態における、ユーザ端末のディスプレイに表示されるランキング表示画面の一例を示す図である。
図7】本実施形態における、ユーザ端末のディスプレイに表示されるクイズ結果表示画面の一例を示す図である。
図8】本実施形態における、ユーザ端末のディスプレイに表示されるMYページの一例を示す図である。
図9】本実施形態におけるサーバによる広告クイズ実行処理のフローチャートである。
図10】本発明の実施形態におけるプログラムを実行するコンピュータのハードウェア環境の構成ブロック図の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
図1は、本実施形態における質問処理装置の一例を示す図である。質問処理装置1は、配信部2、質問提供部3、受付部4,順位付け部5、順位提供部6を含む。質問処理装置1の一例として、後述するサーバ11が挙げられる。端末装置の一例として、後述するユーザ端末31が挙げられる。
【0020】
配信部2は、複数の端末装置に動画を配信する。配信部2の一例として、後述する広告配信部13が挙げられる。
【0021】
質問提供部3は、動画に関する質問を複数の端末装置に同時に提供する。質問は、例えば、二択、三択、四択等の複数の選択肢から回答を選択する形式であってもよい。質問提供部3の一例として、後述する質問・正解提供部14が挙げられる。
【0022】
受付部4は、複数の端末装置から所定の時間内に質問に対する回答を受け付ける。所定の時間内とは、例えば、10秒、15秒であってもよい。受付部4の一例として、後述する受付部15が挙げられる。
【0023】
順位付け部5は、回答の結果に基づいて、複数の端末装置を使用する複数のユーザに順位を付ける。回答の結果とは、例えば、回答の正解数や正答率等であってもよい。順位付け部5の一例として、後述する集計部16が挙げられる。
【0024】
順位提供部6は、複数の端末装置に各ユーザの順位を提供する。順位提供部6の一例として、後述する集計部16が挙げられる。
【0025】
このように構成することにより、広告クイズを行う際、複数のユーザ間の時間的条件を同じにしてよりゲーム性を高めることができる。すなわち、複数のユーザが一斉に動画に関する質問を回答し、その回答結果に応じたユーザのランキングが各ユーザに提供されるので、ユーザの競争心を煽ることで、よりゲーム性を高めることができる。また、複数のユーザは、同時刻に同時に動画を視聴して、同じタイミングで各クイズが提示され、かつ、正解発表がされるので、他のユーザが正解を聞いて、回答するという不正を予防することができる。
【0026】
質問処理装置1は、さらに、付与部7を含む。付与部7は、回答の結果に基づいて、複数のユーザそれぞれに金銭的価値を有する特典を付与する。付与部7の一例として、後述する特典付与部17が挙げられる。特典は、通貨と同等の価値を有する賞金であってもよいし、通貨との交換はできないが商品等と交換可能なポイントであってもよいし、所定のチケット等であってもよい。所定のチケットとは、例えば、イベント等へ参加を可能にするチケットであってもよいし、クイズ攻略を有利に進めるためのチケット(例えば、回答の選択肢を減少させる)であってもよい。
【0027】
このように構成することにより、ユーザはクイズに参加することで、特典を獲得することができるので、ユーザに対して次回以降もクイズに参加するモチベーションを与えることができる。
【0028】
配信部2は、動画として動画広告を配信する。このとき、質問提供部3は、所定の日時が到来した場合、動画広告に関する質問を複数の端末装置に同時に提供する。
【0029】
このように構成することにより、複数のユーザは、同時刻に同時に動画広告を視聴して、同じタイミングで各クイズが提示され、かつ、正解発表がされるので、他のユーザが正解を聞いて、回答するという不正を予防することができる。
【0030】
質問提供部3は、回答の結果に基づいて、複数の端末装置を使用する複数のユーザから次の質問を提供するユーザを選別し、選別されたユーザが使用する端末装置に質問を同時に提供する。
【0031】
このように構成することにより、回答が不正解の場合は、広告クイズより脱落するので、正解をし続けないと、最後のクイズまでたどり着けないので、緊張感も増し、よりゲーム性を高めることができる。
【0032】
図2は、本実施形態における広告クイズシステムのネットワーク構成の一例を示す図である。広告クイズシステム10は、1以上の端末装置(以下、「ユーザ端末」と称する。)31、サーバ装置(以下、「サーバ」と称する。)11、通信ネットワーク32を含む。ユーザ端末31及びサーバ11は、通信ネットワーク32を介して、相互に通信可能に接続されている。
【0033】
ユーザ端末31は、例えばプレイヤが携帯するスマートフォン、タブレット端末、携帯電話等の通信ネットワークに接続可能な通信機能を有する携帯電子端末装置である。ユーザ端末31は、操作表示部、音が入力されるマイクロフォン、音を出力するスピーカ等を有する。操作表示部は、画面への入力操作が可能であるとともに、画面に画像を表示するデバイスであり、例えばタッチパネルディスプレイである。なお、ユーザ端末31は、いわゆるパーソナルコンピュータであってもよい。
【0034】
ユーザ端末31は、インターネット上のアプリケーションプログラムの販売サイトから本実施形態に係るアプリケーションプログラムをダウンロードしてインストールすることができる。これにより、ユーザは、ユーザ端末31の操作表示部に入力操作を行うことにより、そのアプリケーションプログラムを動作させることができる。
【0035】
本実施形態に係るアプリケーションプログラム(広告クイズプログラム)は、動画広告をユーザに視聴してもらうと共に、その動画広告に関するクイズをユーザに提示して回答してもらい、その正解率または正解数もしくはランキングの順位に応じて、ユーザに特典を付与するプログラムである。特典は、賞金、ポイント及び所定のチケットを含む。所定のチケットとは、例えば、イベント等へ参加を可能にするチケットであってもよいし、クイズ攻略を有利に進めるためのチケット(例えば、回答の選択肢を減少させる)であってもよい。
【0036】
ユーザ端末31の制御部(不図示)は、ユーザ端末31にインストールされた広告クイズプログラムを読み出すと、サーバ11との通信を確立すると共に、画面の表示状態を制御し、さらに、サーバ11からの命令に応じて画面の表示状態を制御する。ユーザ端末31の記憶部(不図示)は、インストールされた広告クイズプログラム及びそのプログラムで用いるデータ、その他各種データ等を格納する。
【0037】
サーバ11は、ユーザ端末31にインストールされた本実施形態に係るアプリケーションプログラムに関する管理及び運営を行う情報処理装置である。例えば、サーバ11は、広告クイズアプリケーションプログラムを使用するユーザに関する情報(例えば、ユーザのアカウント情報、クイズの回答情報、付与された特典情報等)を管理したり、動画広告に関する情報を管理したり、動画広告の配信を制御したり、クイズの提示及び回答の受け付けを行ったり、ユーザのランキングの管理を行ったりする。
【0038】
サーバ11は、1台以上の物理的な情報処理装置により構成されるサーバシステムであってもよいし、1台以上の仮想サーバ装置により構成される仮想サーバシステムであってもよい。
【0039】
サーバ11は、制御部12、記憶部20を含む。制御部12は、サーバ11全体の動作を制御する演算装置(プロセッサ)である。制御部12は、例えば、ユーザ端末31からの要求に応じて処理を実行し、実行結果をユーザ端末31に返したりする。具体的には、制御部12は、広告クイズアプリケーションプログラムを使用するユーザの認証を行ったり、各ユーザから入力された情報を登録したり、動画広告の配信を制御したり、クイズをユーザに提示したり、クイズに対する回答を受け取って、正解を提示したり等の制御を行う。
【0040】
制御部12は、サーバ11全体を制御すると共に、本実施形態に係るプログラム(広告クイズサーバ側プログラム)を実行することにより、広告配信部13、質問・正解提供部14、受付部15、集計部16、特典付与部17として機能する。
【0041】
広告配信部13は、広告主から広告情報として提供された動画広告を記憶部20の広告管理データベース21から読み出し、ユーザ端末31にその動画広告を配信する。配信は、所定の日時が到来したら、広告クイズシステム10にログインして当該広告クイズに参加している全ユーザ端末31に同時に配信される。なお、広告情報は、動画広告に限定されず、静止画広告であってもよいし、音声のみの広告であってもよい。なお、「データベース」を以下では、「DB」と称する。
【0042】
質問・正解提供部14は、記憶部20のクイズ管理DB22から、配信した動画広告に対応するクイズ情報を読み出し、ユーザ端末31に送信する。ユーザ端末31は、操作表示部にそのクイズ情報を表示させる。クイズ情報は、広告クイズシステム10にログインして当該広告クイズに参加している全ユーザ端末31に同時に表示される。
【0043】
また、質問・正解提供部14は、記憶部20のクイズ管理DB22から、ユーザ端末31に送信したクイズ情報に対応する正解を読み出し、制限時間の経過後、ユーザ端末31に送信する。ユーザ端末31は、操作表示部にそのクイズの正解を表示させる。
【0044】
受付部15は、ユーザ端末31からの入力(入力情報及び操作指示を含む)を受け付ける。例えば、受付部15は、ユーザ端末31から送信されたユーザ情報(名前、ユーザ名、居住地(都道府県)、性別、年齢、職業等)を受け付け、ユーザ管理DB23に登録する。また、受付部15は、ユーザ端末31から、配信した動画広告に対応するクイズに対応する回答を受け付け、ユーザ別回答情報24として記憶部20に格納する。
【0045】
集計部16は、クイズに参加している各ユーザの正解数または正答率を算出し、その算出結果に基づいて、各ユーザに対して順位付けを行い、その結果をランキング情報25として生成する。集計部16は、そのランキング情報25を記憶部20に格納すると共に、ユーザ端末31に送信する。
【0046】
特典付与部17は、クイズの終了後、クイズの正解数または正答率もしくはランキングの順位に応じて、各ユーザに特典を付与する。付与された特典は、ユーザ管理DB23にて管理される。特典は、金銭的価値を有する賞金(通貨)や通貨と同等の価値を有するポイント、所定のチケットを含む。所定のチケットとは、例えば、イベント等へ参加を可能にするチケットであってもよいし、クイズ攻略を有利に進めるためのチケット(例えば、回答の選択肢を減少させる)であってもよい。
【0047】
記憶部20は、メモリ及び大容量記憶装置等の記憶機能を有するデバイスを含み、OS、本実施形態に係るプログラム、各種情報(テーブル、DB等を含む。)等を格納する。各種情報としては、例えば、広告管理DB21、クイズ管理DB22、ユーザ管理DB23、ユーザ別回答情報24、ランキング情報25等を含む。
【0048】
広告管理DB21は、広告主より提供された動画広告を管理するデータベースであり、例えば、広告主を特定する情報(広告主ID)、動画広告を特定する情報(動画広告ID)、及び動画広告データの格納場所を格納する。
【0049】
クイズ管理DB22は、動画広告に対応するクイズ及びその正解を管理するデータベースであり、例えば、動画広告ID、広告クイズのコースを特定する広告クイズ特定情報(広告クイズID)、クイズを特定する情報(クイズID)、クイズの内容、そのクイズの正解を格納する。ここで、広告クイズは、開始日時やそのクイズのジャンル、テーマによって複数のコースに分かれており、1つのコースの広告クイズは、複数のクイズを含む。
【0050】
ユーザ管理DB23は、ユーザのアカウント情報及び特典等を管理するデータベースであり、例えば、名前、ユーザ名、居住地(都道府県)、性別、年齢、職業、特典情報等を格納する。
【0051】
ユーザ別回答情報24は、ユーザ毎の各クイズに対する回答情報である。ランキング情報25は、各ユーザの正解数または正答率に基づく、各ユーザのランキング情報である。
【0052】
図3は、本実施形態における、ユーザ端末のディスプレイに表示されるクイズ選択画面の一例を示す図である。ユーザ端末31の操作表示部を操作して、広告クイズプログラムを起動させる。ユーザは、ユーザ端末31の操作表示部を操作して、起動した広告クイズプログラムの画面に自身のユーザIDとパスワードを入力して、広告クイズシステム10にログインする。すると、ユーザ端末31のディスプレイに広告クイズプログラムのホーム画面が表示される。ユーザは、ホーム画面において所定のタッチ操作を行うと、クイズ選択画面41が表示される。
【0053】
クイズ選択画面41は、クイズ選択ボタン42(42a,42b,42c)、「HOME」ボタン43、「MYページ」ボタン44、「お知らせ」ボタン45を含む。クイズ選択ボタン42(42a,42b,42c)のそれぞれは、クイズのコース(例えば、ジャンル、テーマ等)を選択するためのボタンである。クイズ選択ボタン42について、1以上のコースのクイズから、いずれかのコースのクイズが選択されて押下されると、そのコースのクイズに対応するクイズ画面が表示される。
【0054】
図3の例では、18時から開始されるコースAのクイズを選択するためのクイズ選択ボタン42a、19時から開始されるコースBのクイズを選択するためのクイズ選択ボタン42b、20時から開始されるコースCのクイズを選択するためのクイズ選択ボタン42cが設けられている。
【0055】
「HOME」ボタン43が押下されると、ホーム画面が表示される。「MYページ」ボタン44が押下されると、広告クイズシステムにログインしているユーザのアカウント情報、これまでに獲得した賞金の内容、現在のユーザのランク等を閲覧する画面が表示される。「お知らせ」ボタン45が押下されると、広告クイズの告知情報等、サーバ11から通知された情報の一覧を閲覧する画面が表示される。
【0056】
なお、広告クイズが行われる日前(例えば、1日前、3日前、1週間前、10日前等)に、プッシュ通知等により、ユーザ端末31の画面に予め所定のコースの広告クイズの開催日時が告知されてもよい。この場合、その告知に基づいて、ユーザは、該当のコースの広告クイズの開催日時が近づくと、ユーザ端末31の操作表示部を操作して、広告クイズプログラムを起動させ、ユーザ端末31の画面にクイズ選択画面41が表示されてもよい。
【0057】
図4は、本実施形態における、ユーザ端末のディスプレイに表示されるクイズ画面の一例を示す図である。図3において、例えば、クイズ選択ボタン42aが選択されると、図4のクイズ画面51が表示される。
【0058】
クイズ画面51は、コース名表示欄52、動画広告表示欄53、広告詳細表示欄54、広告タグ設定欄55、「HOME」ボタン43、「MYページ」ボタン44、「お知らせ」ボタン45を含む。「HOME」ボタン43、「MYページ」ボタン44、「お知らせ」ボタン45は、全画面に共通なボタンであり、上記で説明したので、ここでの説明を省略する。
【0059】
コース名表示欄52には、広告クイズのコース名が表示される。動画広告表示欄53には、サーバ11より配信される動画広告が、例えば、2~3分程度再生される。広告詳細表示欄54には、動画広告の詳細に関する情報が格納されている。広告タグ設定欄55には、広告のホームページへのタグ(リンク)が埋め込まれており、広告タグ設定欄55が押下されると、その広告のホームページへ遷移する。
【0060】
図5は、本実施形態における、ユーザ端末のディスプレイに表示されるクイズ回答画面の一例を示す図である。図4のクイズ画面51において、サーバ11より配信される動画広告が、例えば、2~3分程度再生された後、クイズ回答画面61が表示される。
【0061】
クイズ回答画面61は、クイズ表示欄62、回答パネル63(63a,63b,63c,63d)、「HOME」ボタン43、「MYページ」ボタン44、「お知らせ」ボタン45を含む。「HOME」ボタン43、「MYページ」ボタン44、「お知らせ」ボタン45は、全画面に共通なボタンであり、上記で説明したので、ここでの説明を省略する。
【0062】
クイズ表示欄62は、クイズの内容を表示する。回答パネル63は、クイズ表示欄62に表示されたクイズに対する回答の候補を示すパネルであり、この例では、回答パネル63a、回答パネル63b、回答パネル63c、回答パネル63dの4つの回答の候補が設定されている。この回答パネル63a,63b,63c,63dのうち、いずれか1つが正解である。回答パネルは、例えば、動画広告から切り取った静止画等であってもよい。なお、本実施形態では、回答の候補は4択であるが、これに限定されず、2択でも、3択でもよく、5択以上でもよい。
【0063】
ユーザは、制限時間内(例えば、10秒以内)で、回答パネル63a,63b,63c,63dから正解と思う回答パネルを選択して押下(タップ)する。押下された回答パネルは強調表示され、選択された状態になる。
【0064】
制限時間の経過後、正解の回答パネルが強調表示(例えば、正解の回答パネルの枠が発光する)される。このとき、押下された回答パネルと、正解の回答パネルが一致している場合には、その回答パネル上に「○」が一定時間(例えば、2秒程度)表示される。押下された回答パネルと、正解の回答パネルが一致していない場合には、正解の回答パネル上に「○」及び押下された回答パネル上に「×」がそれぞれ一定時間(例えば、2秒程度)表示される。なお、制限時間内にいずれかの回答パネルも押下されなかった場合も不正解として扱われ、正解の回答パネル上に「○」が一定時間(例えば、2秒程度)表示される。
【0065】
その後、クイズ表示欄62には次のクイズが表示され、回答パネルもそのクイズに対応する回答が表示された回答パネルに切り替わる。1つのコースの広告クイズ、すなわち1つの動画広告についてクイズは、例えば、10~15問出題されるので、クイズ表示欄62が次のクイズに切り替わる度に、回答パネルもそのクイズに対応する回答が表示された回答パネルに切り替わる。
【0066】
なお、正解発表及び次のクイズへの切り替えのタイミングは、当該コースの広告クイズに参加している全ユーザに共通であり、当該広告クイズはその全ユーザに対してリアルタイムに同時進行で行われる。
【0067】
また、クイズが出題されてから正解発表までの制限時間が10秒の場合、クイズ回答画面61上でその10秒をカウントダウンするように表示してもよいし、最後の所定時間(例えば3秒)をカウントダウンするように表示してもよい。
【0068】
また、回答の形式としては、複数の回答パネルを選択させて、その全部の組み合わせが一致した場合に正解としてもよい。例えば、4つの回答パネルから特定の2つの回答パネルを選択した場合に正解とする形式でもよい。
【0069】
図6は、本実施形態における、ユーザ端末のディスプレイに表示されるランキング表示画面の一例を示す図である。図5のクイズ回答画面61において、所定数のクイズが出題されて、正解の発表が終わった後、ランキング表示画面71が表示される。
【0070】
ランキング表示画面71は、ランキング表示欄72、「HOME」ボタン43、「MYページ」ボタン44、「お知らせ」ボタン45を含む。「HOME」ボタン43、「MYページ」ボタン44、「お知らせ」ボタン45は、全画面に共通なボタンであり、上記で説明したので、ここでの説明を省略する。
【0071】
ランキング表示欄72には、当該広告クイズに参加した全ユーザのユーザ名が正解数や正答率が高い順にソートされて表示される。なお、各ユーザ名の隣に、そのユーザの正解数や正答率、そのユーザに付与される賞金額やクイズが表示されてから回答までにかかった時間の合計が表示されてもよい。また、正解数が同数または正答率が同率の場合にはクイズが表示されてから回答までにかかった時間の合計時間の短い方を優先して順位付けしてもよい。
【0072】
図7は、本実施形態における、ユーザ端末のディスプレイに表示されるクイズ結果表示画面の一例を示す図である。図6のランキング表示画面71が一定時間表示された後、クイズ結果表示画面81が表示される。
【0073】
クイズ結果表示画面81は、クイズ結果表示欄82、広告欄83、「ECサイト」ボタン84、次回告知欄85、「予習動画」ボタン86、「HOME」ボタン43、「MYページ」ボタン44、「お知らせ」ボタン45を含む。「HOME」ボタン43、「MYページ」ボタン44、「お知らせ」ボタン45は、全画面に共通なボタンであり、上記で説明したので、ここでの説明を省略する。
【0074】
クイズ結果表示欄82には、当該ユーザが直近に行った広告クイズの結果が表示される。結果には、例えば、ランキングの順位、今回獲得した賞金額が含まれる。広告欄83には、例えば、今回の広告が表示される。「ECサイト」ボタン84を押下すると、例えば、視聴した動画広告に対応する商品の購入ができる電子商取引(EC)サイトに遷移する。
【0075】
次回告知欄85には、例えば、次回の広告クイズの開催日時が表示される。「予習動画」ボタン86を押下すると、次回の動画広告に関する動画を視聴して予習することができる。
【0076】
なお、賞金は所定金額(例えば、1000円、2000円等)以上の額が累積して溜まっていれば通貨(円)に換金できるようにしてもよい。また、所定金額(例えば、1000円、2000円等)以上の額が累積して溜まっていない場合にはその累積した額に相当するポイントとして、商品等と交換可能にしてもよい。
【0077】
図8は、本実施形態における、ユーザ端末のディスプレイに表示されるMYページの一例を示す図である。いずれの画面において、「MYページ」ボタン44を押下すると、MYページ画面91が表示される。
【0078】
MYページ画面91は、賞金確認ボタン92、クイズランク確認ボタン93、アカウント確認・変更ボタン94、その他確認ボタン95、「HOME」ボタン43、「MYページ」ボタン44、「お知らせ」ボタン45を含む。「HOME」ボタン43、「MYページ」ボタン44、「お知らせ」ボタン45は、全画面に共通なボタンであり、上記で説明したので、ここでの説明を省略する。
【0079】
賞金確認ボタン92を押下(タップ)すると、ユーザが現時点までに獲得した特典の履歴(例えば、賞金額)及び現時点で保有している賞金額を確認する画面を表示させることができる。
【0080】
クイズランク確認ボタン93を押下(タップ)すると、ユーザがこれまで参加した広告クイズ毎のランキング、正答数、正答率等を確認する画面を表示させることができる。また、その画面にはそのランキングの上位N(Nは任意の整数)位までがゴールドランク、ランキングの上位N+1~M(Mは任意の整数であってN<M)位までがシルバーランク等も表示されてもよい。
【0081】
アカウント確認・変更ボタン94を押下すると、ユーザアカウント情報を確認・変更する画面を表示させることができる。その他確認ボタン95を押下すると、賞金の振込先口座の指定を行ったり、その他システム上の設定を行ったりする画面を表示させることができる。
【0082】
図9は、本実施形態におけるサーバによる広告クイズ実行処理のフローチャートである。制御部12は、本実施形態に係るプログラム(広告クイズサーバ側プログラム)を記憶部20より読み出して実行することにより、広告配信部13、質問・正解提供部14、受付部15、集計部16、特典付与部17として機能する。
【0083】
質問・正解提供部14は、通信が確立した各ユーザ端末31に対して、所定のコースについてのクイズ画面51が表示されているか否かを判定する(S1)。質問・正解提供部14は、通信が確立したユーザ端末31のうち、クイズ画面51が表示されていないユーザ端末31に対しては、待ち状態となる(S1でNO)。質問・正解提供部14は、通信が確立したユーザ端末31のうち、クイズ画面51が表示されているユーザ端末31に対しては、定刻(事前に告知された広告クイズの開催日時)が到来するまでは待ち状態となる(S1でYES、S2でNO)。
【0084】
質問・正解提供部14は、定刻が到来した場合(S2でYES)、広告管理DB21から所定のコースの広告クイズに対応する動画広告を特定し、クイズ画面51が表示されているユーザ端末31に対して、その動画広告を配信する(S3)。動画広告の再生時間は、例えば、2~3分間であるが、これに限定されず、30秒、60秒、90秒でもよいし、4分以上であってもよい。
【0085】
動画広告の配信完了後(再生時間の経過後)、質問・正解提供部14は、その配信先の各ユーザ端末31の画面にクイズ回答画面61を表示させるように制御を行う(S4)。
【0086】
質問・正解提供部14は、クイズ管理DB22から、配信した動画広告に対応するクイズ及び正解を抽出し、各ユーザ端末31のクイズ回答画面61のクイズ表示欄62にクイズを表示させる(S5)。
【0087】
受付部15は、制限時間内(例えば、10秒以内)に、各ユーザ端末31から、そのクイズに対する回答を受け付ける(S6)。制限時間時間経過後、質問・正解提供部14は、クイズ回答画面61に対して正解を強調表示させると共に、受け付けた回答が正解か否かを判定する(S7)。受け付けた回答が正解の場合、質問・正解提供部14は、クイズ回答画面61の画面上に一定時間「正解」である旨を表示させる。受け付けた回答が不正解の場合または制限時間内に回答を受け付けなかった場合、質問・正解提供部14は、クイズ回答画面61の画面上に一定時間「不正解」である旨を表示させる。質問・正解提供部14は、その回答の当否をユーザ別回答情報24に登録する。一定時間経過後、質問・正解提供部14は、クイズの数(例えば、10問~15問)の分だけ、S5~S7を繰り返す。
【0088】
集計部16は、ユーザ別回答情報24の情報を集計し、ユーザ毎の正解数または正答率を算出する(S8)。集計部16は、ユーザ端末31の画面にランキング表示画面71を表示させるように制御を行い、正解数または正答率の高い順にユーザ名をソートしてランキングとして表示させる(S9)。集計部16は、そのランキングをランキング情報25に登録する。
【0089】
特典付与部17は、ユーザ端末31の画面にクイズ結果表示画面81を表示させるように制御を行い、正解数または正答率もしくはランキングに応じて特典の付与し、付与した特典情報(例えば、賞金額、ポイント等)をクイズ結果表示画面81に表示させる(S10)。例えば、1つのコース(1つの動画広告)で出題されるクイズが15問である場合、正解数が15または正答率が1の場合は賞金額2,000円、正解数が10以上15未満または正答率が2/3以上1未満の場合は賞金額1,000円等としてもよい。また、ランキングが1位の場合は賞金額2,000円、2位~5位の場合は1,000円、6位以下は500円等としてもよい。
【0090】
図10は、本発明の実施形態におけるプログラムを実行するコンピュータのハードウェア環境の構成ブロック図の一例である。コンピュータ101は、ユーザ端末31またはサーバ11として機能する。コンピュータ101は、CPU102、ROM103、RAM104、記憶装置105、入力I/F106、出力I/F107、通信I/F108、読取装置109、バス110によって構成されている。
【0091】
ここで、CPUは、中央演算装置を示す。ROMは、リードオンリメモリを示す。RAMは、ランダムアクセスメモリを示す。I/Fは、インターフェースを示す。バス110には、CPU102、ROM103、RAM104、記憶装置105、入力I/F106、出力I/F107、通信I/F108、及び読取装置109が接続されている。
【0092】
CPU102は、記憶装置105から本実施形態に係るプログラムを読み出し、制御部12として当該プログラムを実行する。ROM103は、読み出し専用のメモリを示す。RAM104は、一時的に記憶するメモリである。
【0093】
記憶装置105は、大容量の情報を記憶する装置である。記憶装置105としては、ハードディスク、ソリッドステートドライブ(SSD)、フラッシュメモリカードなど様々な形式の記憶装置を使用することができる。記憶装置105には、本発明の実施形態に係るプログラムが格納されている。コンピュータ101がサーバ11である場合、記憶装置105には、記憶部20として、広告管理DB21、クイズ管理DB22、ユーザ管理DB23、ユーザ別回答情報24、ランキング情報25等の各種情報が記憶されている。また、記憶装置105は、OS、本実施形態に係るプログラム等も記憶されている。
【0094】
入力I/F106は、キーボード、マウス、電子カメラ、ウェブカメラ、マイク、スキャナ、センサ、タブレット端末、タッチパネルデバイス等の入力装置と接続することが可能である。また、出力I/F107は、ディスプレイ、タッチパネルデバイス、プリンタ、スピーカ等の出力装置と接続することが可能である。
【0095】
通信I/F108は、通信ネットワーク32と接続して他の装置と通信するためのポート等のインターフェースである。通信ネットワーク32は、インターネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、携帯電話事業者網、専用線、有線、無線等の通信網であってよい。読取装置109は、可搬型記録媒体を読み出す装置である。
【0096】
上記実施形態で説明した処理を実現するプログラムは、プログラム提供者側から通信ネットワーク32、および通信I/F108を介して、例えば記憶装置105に格納されてもよい。また、上記実施形態で説明した処理を実現するプログラムは、市販され、流通している可搬型記憶媒体に格納されていてもよい。この場合、この可搬型記憶媒体は読取装置109にセットされて、CPU102によってそのプログラムが読み出されて、実行されてもよい。可搬型記憶媒体としてはCD-ROM、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、ICカード、USBメモリ装置、半導体メモリカードなど様々な形式の記憶媒体を使用することができる。このような記憶媒体に格納されたプログラムが読取装置109によって読み取られる。
【0097】
また、当該プログラムは、スタンドアローン型のコンピュータにインストールされてもよいし、クラウドコンピュータによりインストールされて機能のみをユーザに提供してもよい。また、本実施形態では、ユーザ端末31にサーバ11と通信可能なアプリケーションプログラムをインストールして、本実施形態における広告クイズシステムの制御を行ったが、これに限定されない。例えば、ユーザ端末31にインストールされたWebブラウザを用いて、サーバ11にアクセスし、サーバ側で運用されている本実施形態に係る広告クイズシステムを使用してもよい。
【0098】
なお、本実施形態では、出題されるクイズそれぞれに対する回答の正誤に関わらず、参加した全ユーザは出題された全てのクイズに回答可能であったが、これに限定されない。例えば、回答が不正解となった時点で次のクイズに対する回答権がなくなり、正解者のみが次のクイズに回答できるようにしてもよい。すなわち、クイズの回答が不正解の場合には、その時点で広告クイズから脱落していくようにしてもよい。これにより、クイズのゲーム性をより高めることができる。
【0099】
また、回答権がなくなった場合でも所定のチケットを用いることにより、回答権を回復させるようにしてもよい。また、例えば、4択の回答パネルを2択の回答パネルにするようなチケットを用いてもよい。そのようなチケットは、例えばソーシャルネットワーキングサービス(SNS)にてクイズの事前告知が投稿されたときにその投稿ページに設けられているボタンやリンク等をクリックすることで、入手することができるようにしてもよい。また、1日毎に提供されるクエスト(デイリークエスト)に参加したり、SNSで当該広告クイズについてツイートしたり、所定のポイントが加算され、そのポイントが所定値まで溜まると抽選ゲームを行うことができ、その抽選ゲームでそのチケットを獲得できるようにしてもよい。また、毎日ログインすることで、ログインスタンプによって、ポイントやチケットを獲得するようにしてもよい。また、ユーザアカウント毎に、アバターを設定してもよい。
【0100】
以上、実施形態、変形例に基づき本態様について説明してきたが、上記した態様の実施の形態は、本態様の理解を容易にするためのものであり、本態様を限定するものではない。本態様は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本態様にはその等価物が含まれる。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することができる。
【符号の説明】
【0101】
1 質問処理装置
2 配信部
3 質問提供部
4 受付部
5 順位付け部
6 順位提供部
7 付与部
10 広告クイズシステム
11 サーバ
12 制御部
13 広告配信部
14 質問・正解提供部
15 受付部
16 集計部
17 特典付与部
20 記憶部
31 ユーザ端末
32 通信ネットワーク

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10