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特開2022-174055画像形成装置、画像形成装置の保守システム
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  • 特開-画像形成装置、画像形成装置の保守システム 図1
  • 特開-画像形成装置、画像形成装置の保守システム 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022174055
(43)【公開日】2022-11-22
(54)【発明の名称】画像形成装置、画像形成装置の保守システム
(51)【国際特許分類】
   H04N 1/00 20060101AFI20221115BHJP
   H04M 1/00 20060101ALI20221115BHJP
   B41J 29/38 20060101ALI20221115BHJP
【FI】
H04N1/00 838
H04N1/00 002A
H04N1/00 127B
H04M1/00 V
B41J29/38 301
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022127725
(22)【出願日】2022-08-10
(62)【分割の表示】P 2018104860の分割
【原出願日】2018-05-31
(71)【出願人】
【識別番号】000006150
【氏名又は名称】京セラドキュメントソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100097113
【弁理士】
【氏名又は名称】堀 城之
(74)【代理人】
【識別番号】100162363
【弁理士】
【氏名又は名称】前島 幸彦
(74)【代理人】
【識別番号】100194283
【弁理士】
【氏名又は名称】村上 大勇
(72)【発明者】
【氏名】松井 直樹
(57)【要約】      (修正有)
【課題】画像形成装置において異常が発生した場合の対処を、異常に関する情報の秘匿性を保ちつつ適正に行う保守システムを提供する。
【解決手段】画像形成装置1において、画像形成部14の動作中に異常が発生した場合、例えば画像形成部14を動作させてから所望の時間の間に出力が行われなかった場合、制御部10は、故障情報生成部18を用いて、このような異常発生時の各部品のステータスを記載した文字情報(故障情報)を生成し、この故障情報を、情報暗号化部20によって、周知の暗号化手法を用いて暗号化する。2次元コード生成部21は、暗号化故障情報を、2次元コードの規格に準じた2次元コードに変換する。制御部10はさらに、この2次元コードを画像データとして、記憶部17に記憶させる。画像形成装置1から、この2次元コードを、様々な形態で他の機器が入手することができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
自身の動作に異常が発生した際に、当該異常に関連した情報を文字で表現した故障情報
を出力する画像形成装置であって、
前記故障情報を暗号化した暗号化故障情報を生成する情報暗号化部と、
前記暗号化故障情報を1次元コード又は2次元コードとしたコード画像を生成するコー
ド生成部と、
前記コード画像を画像ファイルとして記憶する記憶部と、
を具備することを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
外部の記憶媒体を接続させて当該記憶媒体に前記画像ファイルを記憶させる記憶媒体接
続部、ネットワークを介して前記画像ファイルを外部の機器に送信するネットワーク接続
部、のうちの少なくともいずれかを具備することを特徴とする請求項1に記載の画像形成
装置。
【請求項3】
前記コード画像を表示する表示部を具備することを特徴とする請求項1又は2に記載の
画像形成装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の画像形成装置と、
前記コード画像を入手し、当該コード画像から前記暗号化故障情報を得るコード解析部
、及び当該暗号化故障情報を復号して前記故障情報を得る情報復号部を具備する携帯端末
と、
が組み合わせて用いられたことを特徴とする画像形成装置の保守システム。
【請求項5】
前記携帯端末は、
表示された前記コード画像を撮像する撮像部を具備することを特徴とする請求項4に記
載の画像形成装置の保守システム。
【請求項6】
前記携帯端末は、前記画像ファイルをネットワークを介して入手することを特徴とする
請求項4又は5に記載の画像形成装置の保守システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、媒体に画像を形成して出力する画像形成装置、及びこの画像形成装置の保守
を行うための保守システムに関する。
【背景技術】
【0002】
媒体(用紙)に画像を形成して出力する画像形成装置(プリンター)として、原稿を光
学的に読み込むスキャナー機能や、ファクシミリ機能等も具備する複合機が広く用いられ
ている。また、複合機には、ネットワークを介した様々な動作を行う機能も設けられる。
こうした様々な機能を実行させるに際して、様々な動作モードも設定されるため、複合機
の構成は複雑となり、故障が発生した場合においては、その原因解明や修理は、容易でな
い場合も多い。
【0003】
このため、例えば特許文献1に記載の技術においては、画像形成装置において異常が発
生した場合に、その情報(例えばログファイル)を自動的にネットワークを介して他の機
器(サービスセンター)に通知し、サービスセンター側でこれに応じた対処法を具体的に
設定する。また、特許文献2に記載の画像形成装置は、発生した異常に関する情報を1次
元コードあるいは2次元コードとして画像化して出力する。保守用の携帯端末は、この画
像を読み取り保守用のサーバーに通知をすると、サーバーがこれに応じた対処法を具体的
に設定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平10-217580号公報
【特許文献2】特開2007-41840号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の技術は、サービスセンターとネットワークを介して接続された画像
形成装置においてのみ適用が可能である。このため、例えば、実際には社内イントラネッ
トのみに接続された画像形成装置や、機密性の高い情報を扱うために外部とのネットワー
ク接続ができない画像形成装置に対しては適用ができなかった。
【0006】
一方、特許文献2に記載の技術は、画像形成装置からの情報の発信が画像(1次元コー
ド画像、2次元コード画像)により行われるため、ネットワーク接続が行われない画像形
成装置に対しても、適用が可能である。しかしながら、画像形成装置とサーバーとの間を
仲介する専用の携帯端末を必要とする。
【0007】
また、ここで画像形成装置から発せられる異常に関する情報自身に機密性がある場合が
ある。この場合、特許文献1に記載の技術においては、ネットワークを介した通常の情報
の送信時と同等の秘匿性は、この情報に対して確保される。一方、特許文献2に記載の技
術においては、第三者が容易に読み取ることのできる画像が用いられるため、サーバーと
の間に携帯端末を仲介させた場合でも、秘匿性を確保することは困難であった。
【0008】
このため、画像形成装置において異常が発生した場合の対処を、異常に関する情報の秘
匿性を保ちつつ適正に行うことが望まれた。
【0009】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、上記課題を解決できる技術を提
供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の画像形成装置は、自身の動作に異常が発生した際に、当該異常に関連した情報
を文字で表現した故障情報を出力する画像形成装置であって、前記故障情報を暗号化した
暗号化故障情報を生成する情報暗号化部と、前記暗号化故障情報を1次元コード又は2次
元コードとしたコード画像を生成するコード生成部と、前記コード画像を画像ファイルと
して記憶する記憶部と、を具備することを特徴とする。
本発明の画像形成装置の保守システムは、前記画像形成装置と、前記コード画像を入手
し、当該コード画像から前記暗号化故障情報を得るコード解析部、及び当該暗号化故障情
報を復号して前記故障情報を得る情報復号部を具備する携帯端末と、が組み合わせて用い
られたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
上記の構成により、画像形成装置に異常が発生した場合の対処を、異常に関する情報の
秘匿性を保ちつつ適正に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。
図2】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の保守システムで用いられる携帯端末の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。実施の形態とな
る画像形成装置1の構成を示す図である。この画像形成装置1は、ネットワークを介して
接続されたパーソナルコンピューターから送信された印刷ジョブによる印刷出力や、接続
された記憶媒体中の文書ファイルや画像ファイルに基づく画像出力を行う。
【0014】
このため、印刷動作のために用いられる印刷データが入力される印刷データ入力部11
が設けられる。また、印刷データ入力部11にネットワークを介して印刷データを入力さ
せるためのネットワーク接続部12や、この画像形成装置1と例えばUSB接続できる小
型の記憶媒体から文書ファイルや画像ファイルを入手する記憶媒体接続部13が設けられ
る。制御部10は、このように入手した印刷データ等に基づき、画像形成部14を制御し
て、媒体(用紙)に画像を形成して出力する。ここで示された画像形成部14には、用紙
上にトナーパターンを形成する機構や、その後の用紙を加熱・加圧してトナーパターンを
定着させる機構や、これらの動作を行わせるために制御された速度で用紙をこれらの機構
の間で搬送する機構等が含まれる。
【0015】
この際、ユーザーは、複数の操作キーから構成される操作パネル15を操作し、所望の
設定を行うことができ、この際に、各種の情報を表示するディスプレイを具備する表示部
16が設けられる。なお、この画像形成装置1は複合機であり、実際には上記のような印
刷機能の他に、ファクシミリ機能や、原稿を光学的に読み取り画像データとして入手する
スキャナー機能も具備するが、これらの機能に関わる構成は図1では省略されている。
【0016】
ここで、例えば画像形成部14の動作中に異常が発生した場合、例えば画像形成部14
を動作させてから所望の時間の間に出力が行われなかった場合、制御部10は、その旨を
認識することができる。この場合、例えば画像形成部14において用いられる各部品の通
電状況や温度、動作の状況を制御部10が認識し、異常の内容に直結する各種の情報を認
識することができる。この際に、制御部10は、不揮発性メモリやハードディスクで構成
された記憶部17に記憶された各種のデータ(データベース)を参照することができる。
制御部10は、故障情報生成部18を用いて、このような異常発生時の各部品のステータ
スを記載した文字情報(故障情報)を生成することができる。この故障情報は、DRAM
等で構成された一時記憶部19に記憶される。この故障情報は、表示部16で表示させる
、あるいは画像形成部14によって用紙に印刷して出力することによって、ユーザーが認
識できるような形式、例えばテキストファイルとされる。この点については、例えば特許
文献2に記載の技術と同様である。
【0017】
ここで、制御部10は、この故障情報を、情報暗号化部20によって、周知の暗号化手
法を用いて暗号化する。暗号化される前の故障情報は通常の文字情報であったために前記
のようにユーザーが内容を認識することができたのに対し、暗号化された後の故障情報(
暗号化故障情報)は、これを復号した後でない限り、ユーザーはその内容を認識すること
ができない。制御部10は、暗号化前の故障情報を一時記憶部19から消去し、代わりに
暗号化故障情報を一時記憶部19に記憶させる。
【0018】
ここで設けられた2次元コード生成部(コード生成部)21は、暗号化故障情報を、Q
Rコード(登録商標)の規格に準じた2次元コードに変換する。制御部10は、このQR
コードを画像データ(画像ファイル:2次元コード画像ファイルG)として、記憶部17
に記憶させる。画像ファイルの形式は、例えばビットマップ形式、JPEG形式等、任意
の形式とすることができる。
【0019】
制御部10は、ユーザーによる操作パネル15の操作に応じ、2次元コード画像ファイ
ルGに基づく画像を表示部16に表示させることができる。また、この2次元コード画像
ファイルGを記憶媒体接続部13に接続された記憶媒体に記憶させる、ネットワーク(ネ
ットワーク接続部12)を介して外部の機器に電子メール送信やSMB(Server
Message Block)送信をすることもできる。このため、この画像形成装置1
から、この2次元コード(2次元コード画像ファイルG)を、様々な形態で他の機器が入
手することができる。
【0020】
この画像形成装置1の保守を行うための保守システムは、この画像形成装置1と携帯端
末とで構成され、この携帯端末は、上記の2次元コードを入手する。図2は、この携帯端
末5の構成を示す図である。この携帯端末5としては、例えばスマートフォンを用いるこ
とができる。この携帯端末5にも、ネットワークと接続するためのネットワーク接続部5
1、各種の情報を記憶する記憶部52、全体の制御を行う制御部50が設けられる。また
、撮像を行うことにより画像データを取得する撮像部53が設けられる。ユーザーによる
操作を受け付ける操作パネルとして機能すると共に表示部としても機能するタッチパネル
ディスプレイ54を用いて、ユーザーはこの携帯端末5を操作することができる。
【0021】
この携帯端末5は、画像形成装置1における表示部16で表示された上記の2次元コー
ドを撮像部53によって撮像することにより、この2次元コードを画像データとして得る
ことができる。また、ネットワーク(ネットワーク接続部51)を介した電子メール等に
よっても、上記の2次元コード画像ファイルGを入手することもできる。制御部10は、
2次元コード解析部(コード解析部)55を用いて、この2次元コードを上記の画像デー
タや2次元コード画像ファイルから、上記の暗号化後の故障情報を得ることができ、これ
を記憶部52に記憶させることができる。
【0022】
また、この携帯端末5には、上記の情報暗号化部20によって暗号化されたデータを復
号する情報復号部(復号部)56が設けられる。このため、制御部50は、これによって
上記のように記憶部52に記憶させた暗号化故障情報を復号して暗号化前の故障情報を得
た後に、これを記憶部52に記憶させることができる。前記の通り、暗号化前の故障情報
はテキストファイルであり、これをタッチパネルディスプレイ54に表示させることによ
って、携帯端末5のユーザーはその内容を確認することができる。このため、携帯端末5
のユーザーは、これを見て画像形成装置1の故障に対応する対処方法を検討することがで
きる。
【0023】
ここで、通常のスマートフォンは、上記と同様にQRコード(2次元コード)を撮像し
て解析することによってこのQRコードの元となったテキストデータを得る機能を有して
いる。このため、図2の構成において、通常のスマートフォンが有していないのは、情報
復号部56のみである。ただし、情報復号部56は、この機能を具備するアプリケーショ
ンをの携帯端末にインストールすることによって、容易に得ることができる。このため、
実際には、上記の携帯端末5としては、通常のスマートフォンを用いることができる。
【0024】
また、画像形成装置1における情報暗号化部20が行う暗号化として、2種類の設定を
設けることができる。一方は、携帯端末5側で上記のように暗号化前の故障情報を得た後
に、パスワードの入力を不要として情報復号部56が復号化を行うことができる設定であ
り、他方は、パスワードの入力後に復号化を行う設定である。このような2つの設定のう
ちのどちらを提供するかは、単一の故障情報における部分毎に設定することができる。こ
のためには、便宜上単一の故障情報を、このような部分毎に複数のデータとして分割して
もよい。このように、パスワードを用いることによって、故障情報に対する秘匿性を特に
高めることができる。
【0025】
この場合においては、例えばこの画像形成装置1の一般ユーザーはパスワードが不要の
部分のみを見ることができるものとし、パスワードが必要な部分はこの画像形成装置1の
修理業者等のみがこのパスワードを入力して見ることができるように設定することができ
る。
【0026】
上記の画像形成装置1において異常(故障)が発生した場合において、上記の2次元コ
ード(2次元コード画像ファイルG)は、様々な形で他の機器(携帯端末5等)が容易に
入手することができる。更に、これを画像ファイルとしてある機器が入手し、上記のよう
にその内容を解読せずに画像ファイルとしたままの形態で更に他の機器にこれを入手させ
ることも容易である。あるいは、ファクシミリ等を用いてこの2次元コードを他の機器に
送信することもできる。このため、例えばサービスセンター側にこの2次元コードを持ち
込むことは容易である。一方、情報復号部56あるいはこれに対応するアプリケーション
(ソフトウェア)がない限り、暗号化前の故障情報を得ることができない。このため、こ
の際における故障情報に対する秘匿性も確保される。
【0027】
なお、上記の例では、暗号化故障情報が2次元コード生成部21によって2次元コード
化された画像が用いられたが、画像から暗号化故障情報を特定できる限りにおいて、この
画像をコード化する手法は任意である。例えば、上記の2次元コードの代わりに1次元画
像を用いてもよい。
【符号の説明】
【0028】
1 画像形成装置
5 携帯端末
10、50 制御部
11 印刷データ入力部
12、51 ネットワーク接続部
13 記憶媒体接続部
14 画像形成部
15 操作パネル
16 表示部
17、52 記憶部
18 故障情報生成部
19 一時記憶部
20 情報暗号化部
21 2次元コード生成部(コード生成部)
53 撮像部
54 タッチパネルディスプレイ
55 2次元コード解析部(コード解析部)
56 情報復号部
G 2次元コード画像ファイル
図1
図2
【手続補正書】
【提出日】2022-08-30
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
自身の動作に異常が発生した際に、当該異常に関連した情報を文字で表現した故障情報を出力する画像形成装置であって、
前記故障情報を暗号化した暗号化故障情報を生成する情報暗号化部と、
前記暗号化故障情報を1次元コード又は2次元コードとしたコード画像を生成するコード生成部と、
前記コード画像を画像ファイルとして記憶する記憶部と、
を具備し、
前記情報暗号化部において、予め設定されたパスワードを用いて、前記故障情報の暗号化が行われることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
外部の記憶媒体を接続させて当該記憶媒体に前記画像ファイルを記憶させる記憶媒体接続部、ネットワークを介して前記画像ファイルを外部の機器に送信するネットワーク接続部、のうちの少なくともいずれかを具備することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記コード画像を表示する表示部を具備することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の画像形成装置と、
前記コード画像を入手し、当該コード画像から前記暗号化故障情報を得るコード解析部、及び当該暗号化故障情報を前記パスワードを用いて復号して前記故障情報を得る機能を有する情報復号部を具備する携帯端末と、
が組み合わせて用いられ
前記画像形成装置における前記情報暗号化部は、前記故障情報の暗号化に際し、復号の際に前記パスワードの入力を要する設定と、復号の際に前記パスワードの入力を要しない設定とで、切り替えて前記暗号化故障情報を生成することを特徴とする画像形成装置の保守システム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
本発明の画像形成装置は、自身の動作に異常が発生した際に、当該異常に関連した情報を文字で表現した故障情報を出力する画像形成装置であって、前記故障情報を暗号化した暗号化故障情報を生成する情報暗号化部と、前記暗号化故障情報を1次元コード又は2次元コードとしたコード画像を生成するコード生成部と、前記コード画像を画像ファイルとして記憶する記憶部と、を具備し、前記情報暗号化部において、予め設定されたパスワードを用いて、前記故障情報の暗号化が行われることを特徴とする。
本発明の画像形成装置の保守システムは、前記画像形成装置と、前記コード画像を入手し、当該コード画像から前記暗号化故障情報を得るコード解析部、及び当該暗号化故障情報を前記パスワードを用いて復号して前記故障情報を得る機能を有する情報復号部を具備する携帯端末と、が組み合わせて用いられ、前記画像形成装置における前記情報暗号化部は、前記故障情報の暗号化に際し、復号の際に前記パスワードの入力を要する設定と、復号の際に前記パスワードの入力を要しない設定とで、切り替えて前記暗号化故障情報を生成することを特徴とする。