(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022174176
(43)【公開日】2022-11-22
(54)【発明の名称】エアロゾル生成装置
(51)【国際特許分類】
A24F 40/51 20200101AFI20221115BHJP
A24F 40/40 20200101ALI20221115BHJP
A24F 40/20 20200101ALI20221115BHJP
A24F 40/46 20200101ALI20221115BHJP
【FI】
A24F40/51
A24F40/40
A24F40/20
A24F40/46
【審査請求】有
【請求項の数】17
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022141417
(22)【出願日】2022-09-06
(62)【分割の表示】P 2020522897の分割
【原出願日】2018-10-25
(31)【優先権主張番号】10-2017-0142578
(32)【優先日】2017-10-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2018-0056766
(32)【優先日】2018-05-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2018-0106156
(32)【優先日】2018-09-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】519217032
【氏名又は名称】ケーティー アンド ジー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100114188
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100119253
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 賢教
(74)【代理人】
【識別番号】100160749
【弁理士】
【氏名又は名称】飯野 陽一
(72)【発明者】
【氏名】ハン,ジュンホ
(72)【発明者】
【氏名】チェ,ジェソン
(72)【発明者】
【氏名】イム,ハンイル
(72)【発明者】
【氏名】キム,テフン
(72)【発明者】
【氏名】ジョン,ヒョンジン
(57)【要約】 (修正有)
【課題】シガレットを通じて吸入される空気の吸入圧力を安定して感知することができるエアロゾル生成装置を提供する。
【解決手段】エアロゾル生成装置は、シガレットが挿入されるケースと、ケースに配置され、ケースに挿入されたシガレットを加熱するヒータと、シガレットの端部と外部とを連結する主流煙通路と、シガレットを通過するように吸入される空気の圧力変化を感知する圧力感知センサと、を含む。
【選択図】
図14
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シガレットが挿入されるケースと、
前記ケースに配置され、前記ケースに挿入された前記シガレットを加熱するヒータと、
前記シガレットの端部と外部とを連結する主流煙通路と、
前記シガレットを通過するように吸入される空気の圧力変化を感知する圧力感知センサと、を含むことを特徴とするエアロゾル生成装置。
【請求項2】
前記シガレットの端部と前記圧力感知センサとを連結するものであって、前記主流煙通路と独立して形成される圧力感知通路と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項3】
前記主流煙通路の断面積は、前記シガレットの断面積の15%以上であることを特徴とする請求項2に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項4】
前記主流煙通路の断面積は、前記シガレットの断面積の70%以下であることを特徴とする請求項3に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項5】
前記圧力感知通路は、2つ以上であることを特徴とする請求項2に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項6】
前記圧力感知通路の断面積は、2mm2以上であり、前記主流煙通路の断面積よりも小さいことを特徴とする請求項5に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項7】
前記ケース内には、前記圧力感知センサを収容する収容部が設けられ、
前記収容部と前記圧力感知センサとの間には、空気の漏出を防止する保護膜が介在され、
前記保護膜には、前記圧力感知センサを露出させ、2つ以上の前記圧力感知通路とそれぞれ連結される2つ以上の通孔が設けられたことを特徴とする請求項5に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項8】
前記ケース内には、前記圧力感知センサを収容する収容部が設けられ、
前記収容部と前記圧力感知センサとの間には、空気の漏出を防止する保護膜が介在され、
前記保護膜には、前記圧力感知センサを露出させ、前記圧力感知通路と連結された通孔が設けられたことを特徴とする請求項2に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項9】
前記圧力感知センサは、前記シガレットの端部を基準として上流側に位置されることを特徴とする請求項1ないし8のうちいずれか1項に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項10】
前記圧力感知センサは、前記シガレットの端部を基準として下流側に位置されることを特徴とする請求項1ないし8のうちいずれか1項に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項11】
前記圧力感知通路は、
前記シガレットの延長方向に延び、
前記シガレットの端部に連通された第1端部と、前記第1端部の反対側である第2端部と、を備え、
前記第2端部は、前記圧力感知センサに連結された開端部であることを特徴とする請求項1ないし8のうちいずれか1項に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項12】
前記圧力感知通路は、
前記シガレットの延長方向に延び、
前記シガレットの端部に連通された第1端部と、前記第1端部の反対側である第2端部と、を備え、
前記第2端部は、閉端部であり、
前記第1端部と前記第2端部との間に前記圧力感知センサに連結される圧力感知孔が設けられたことを特徴とする請求項1ないし8のうちいずれか1項に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項13】
前記圧力感知通路は、
前記シガレットの延長方向に延びた主通路と、
前記主通路から分岐され、その端部に前記圧力感知センサと連結される圧力感知孔が設けられた分岐通路と、を含むことを特徴とする請求項1ないし8のうちいずれか1項に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項14】
前記分岐通路は、前記シガレットの端部に向かって斜めに延びたことを特徴とする請求項13に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項15】
前記圧力感知通路は、前記シガレットの長手方向に「U」字状であることを特徴とする請求項1ないし8のうちいずれか1項に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項16】
液体からエアロゾルを生成し、前記主流煙通路を介して前記シガレット側に伝達する蒸気化器をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項17】
前記ヒータは、前記シガレットの外周を取り囲むことを特徴とする請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項18】
前記ヒータは、前記シガレットの端部を通じて前記シガレットの内部に挿入されることを特徴とする請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項19】
前記主流煙通路は、前記ヒータを少なくとも部分的に取り囲むことを特徴とする請求項18に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項20】
前記シガレットの前記端部を支持するシガレット支持部をさらに含み、
前記主流煙通路は、前記シガレット支持部の内部を貫通するように形成され、前記シガレット支持部は、前記主流煙通路の一部を外部に露出させる圧力感知用孔を含み、前記圧力感知センサは、前記圧力感知用孔に配置されることを特徴とする請求項1に記載のエアロ
ゾル生成装置。
【請求項21】
前記シガレット支持部の外側に配置される回路基板をさらに含み、前記圧力感知センサは、前記回路基板に装着されることを特徴とする請求項20に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項22】
前記圧力感知センサの少なくとも一部を取り囲むように前記圧力感知センサと前記圧力感知用孔との間に配置される保護膜をさらに含むことを特徴とする請求項21に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項23】
前記保護膜は、弾性を有し、前記回路基板が前記シガレット支持部に結合されれば、前記保護膜が前記シガレット支持部に対して加圧されて変形されることを特徴とする請求項22に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項24】
前記シガレット支持部は、前記保護膜を支持するように前記圧力感知用孔の縁部に形成される段付きを含むことを特徴とする請求項23に記載のエアロゾル生成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施例は、エアロゾル生成装置に関するものであって、より詳細には、非燃焼式エアロゾル生成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、一般的なシガレットの短所を克服する代替方法に関する需要が増大している。例えば、シガレットを燃焼させてエアロゾルを生成させる方法ではない、シガレット内のエアロゾル生成物質が加熱されることにより、エアロゾルを生成する方法に関する需要が増大している。それにより、加熱式シガレットまたは加熱式エアロゾル生成装置のような非燃焼式エアロゾル生成装置に関する研究が活発に進められている。
【0003】
非燃焼式エアロゾル生成装置は、シガレットを燃焼させずに所定温度に加熱することにより、シガレットに含まれたエアロゾル生成物質からエアロゾルを生成してエアロゾルを空気と共に、吸入可能にした装置を言う。
【0004】
非燃焼式エアロゾル生成装置では、ユーザがシガレットを吸い込むパフ動作を感知する。エアロゾル生成装置は、圧力感知センサを用いて吸入圧力を測定してパフ動作を感知することができる。パフ動作の感知は、エアロゾル生成装置の制御の一基準になるので、吸入圧力を安定して感知することができる構造が要求される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、シガレットを通じて吸入される空気の吸入圧力を安定して感知することができるエアロゾル生成装置を提供する。
【0006】
エアロゾル発生源とシガレットを複合的に活用することで、ユーザに多様な経験と使用の便利さとを提供することができるエアロゾル生成装置を提供する。
【0007】
エアロゾル発生源を加熱して生成したエアロゾルの流れをシガレットを通過させることで、豊かな風味とニコチンなどを含むエアロゾルを提供することができるエアロゾル生成装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
一実施例に関するエアロゾル生成装置は、シガレットが挿入されるケースと、前記ケースに配置され、前記ケースに挿入された前記シガレットを加熱するヒータと、前記シガレットの端部と外部とを連結する主流煙通路と、前記シガレットを通過するように吸入される空気の圧力変化を感知する圧力感知センサと、を含む。
【0009】
エアロゾル生成装置は、前記シガレットの端部と前記圧力感知センサとを連結するものであって、前記主流煙通路と独立して形成される圧力感知通路と、を含んでもよい。
【0010】
前記主流煙通路の断面積は、前記シガレットの断面積の15%以上である。
【0011】
前記主流煙通路の断面積は、前記シガレットの断面積の70%以下である。
【0012】
前記圧力感知通路は、2つ以上である。
【0013】
前記圧力感知通路の断面積は、2mm2以上であり、前記主流煙通路の断面積よりも小さい。
【0014】
前記ケース内には、前記圧力感知センサを収容する収容部が設けられ、前記収容部と前記圧力感知センサとの間には、空気の漏出を防止する保護膜が介在され、前記保護膜には、前記圧力感知センサを露出させ、2つ以上の前記圧力感知通路とそれぞれ連結される2つ以上の通孔が設けられる。
【0015】
前記ケース内には、前記圧力感知センサを収容する収容部が設けられ、前記収容部と前記圧力感知センサとの間には、空気の漏出を防止する保護膜が介在され、前記保護膜には、前記圧力感知センサを露出させ、前記圧力感知通路と連結された通孔が設けられる。
【0016】
前記圧力感知通路は、前記シガレットの延長方向に延び、前記シガレットの端部に連通された第1端部と、前記第1端部の反対側である第2端部と、を備え、前記第2端部は、前記圧力感知センサに連結された開端部でもある。
【0017】
前記圧力感知通路は、前記シガレットの延長方向に延び、前記シガレットの端部に連通された第1端部と、前記第1端部の反対側である第2端部を備え、前記第2端部は、閉端部であり、前記第1端部と前記第2端部との間に前記圧力感知センサに連結される圧力感知孔が設けられる。
【0018】
前記圧力感知通路は、前記シガレットの延長方向に延びた主通路と、前記主通路から分岐され、その端部に前記圧力感知センサと連結される圧力感知孔が設けられた分岐通路と、を含んでもよい。
【0019】
前記分岐通路は、前記シガレットの端部に向かって斜めに延びる。
【0020】
前記エアロゾル生成装置は、液体からエアロゾルを生成して前記主流煙通路を介して前記シガレット側に伝達する蒸気化器と、を備える。
【0021】
前記ヒータは、前記シガレットの外周を取り囲む。
【0022】
前記ヒータは、前記シガレットの端部を通じて前記シガレットの内部に挿入される。
【0023】
前記主流煙通路は、前記ヒータを少なくとも部分的に取り囲む。
【0024】
エアロゾル生成装置は、前記シガレットの前記端部を支持するシガレット支持部をさらに含み、前記主流煙通路は、前記シガレット支持部の内部を貫通するように形成され、前記シガレット支持部は、前記主流煙通路の一部を外部に露出させる圧力感知用孔を含み、前記圧力感知センサは、前記圧力感知用孔に配置される。
【0025】
エアロゾル生成装置は、前記シガレット支持部の外側に配置される回路基板をさらに含み、前記圧力感知センサは、前記回路基板に装着される。
【0026】
エアロゾル生成装置は、前記圧力感知センサの少なくとも一部を取り囲むように前記圧力感知センサと前記圧力感知用孔との間に配置される保護膜をさらに含んでもよい。
【0027】
前記保護膜は、弾性を有し、前記回路基板が前記シガレット支持部に結合されれば、前記保護膜が前記シガレット支持部に対して加圧されて変形される。
【0028】
前記シガレット支持部は、前記保護膜を支持するように前記圧力感知用孔の縁部に形成される段付きを含んでもよい。
【発明の効果】
【0029】
上述したような実施例に関するエアロゾル生成装置によれば、シガレットを通過するように吸入される空気の吸入圧力を安定して測定してパフ動作を安定して感知することができる。
【0030】
エアロゾル発生源からエアロゾルを発生させた後、発生したエアロゾルの流れをシガレットを通過させてユーザに適した風味とニコチンなどを含むエアロゾルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【
図1】エアロゾル生成装置にシガレットが挿入された例を示す図面である。
【
図2】エアロゾル生成装置にシガレットが挿入された例を示す図面である。
【
図3】
図3は、シガレットの一例を示す図面である。
【
図4A】エアロゾル生成装置の一実施例の概略的な構成図である。
【
図4B】エアロゾル生成装置の一実施例の概略的な構成図である。
【
図5】主流煙通路と圧力感知通路の配置例を示す図面である。
【
図6】主流煙通路と圧力感知通路の配置例を示す図面である。
【
図7A】エアロゾル生成装置の一実施例の概略的な構成図である。
【
図7B】エアロゾル生成装置の一実施例の概略的な構成図である。
【
図8A】エアロゾル生成装置の一実施例の概略的な構成図である。
【
図8B】エアロゾル生成装置の一実施例の概略的な構成図である。
【
図9A】エアロゾル生成装置の一実施例の概略的な構成図である。
【
図9B】エアロゾル生成装置の一実施例の概略的な構成図である。
【
図10】エアロゾル生成装置の一実施例の概略的な構成図である。
【
図11】主流煙通路と圧力感知通路の配置例を示す図面である。
【
図12】主流煙通路と圧力感知通路の配置例を示す図面である。
【
図13】主流煙通路と圧力感知通路の配置例を示す図面である。
【
図14】他の実施例に関するエアロゾル生成装置の断面図である。
【
図15】
図14に示されたエアロゾル生成装置の一部構成要素の結合関係を概略的に示す分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
実施例で使用される用語は、本発明での機能を考慮しつつ、可能な限り、現在広く使用される一般的な用語を選択したが、これは、当業者の意図または判例、新たな技術の出現などによって異なりうる。また、特定の場合、出願人が任意に選定した用語もあり、その場合、当該発明の説明部分において、詳細にその意味を記載する。従って、本発明で使用される用語は、単純な用語の名称ではなく、その用語が有する意味と、本発明の全般にわたる内容とを基に定義されなければならない。
【0033】
明細書全体において、ある部分がある構成要素を「含む」とするとき、それは、特別に反対となる記載がない限り、他の構成要素を除外するものではなく、他の構成要素をさらに含んでもよいということを意味する。また、明細書に記載された「...部」、「...モジュール」などの用語は、少なくとも1つの機能や動作を処理する単位を意味し、これはハードウェアまたはソフトウェアとして具現されるか、ハードウェアとソフトウェアとの結合によって具現される。
【0034】
以下では、添付図面に基づいて本発明の実施例について本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が容易に実施可能なように詳細に説明する。しかし、本発明は、様々な異なる形態として具現され、ここで説明する実施形態に限定されるものではない。
【0035】
以下では、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
【0036】
図1及び
図2は、エアロゾル生成装置にシガレットが挿入された例を示す図面である。
【0037】
図1及び
図2を参照すれば、エアロゾル生成装置10000は、バッテリ11000、制御部12000、ヒータ13000及び蒸気化器14000を含む。また、エアロゾル生成装置10000の内部空間には、シガレット20000が挿入される。
【0038】
図1及び
図2に示されたエアロゾル生成装置10000には、本実施例に関する構成要素のみ示されている。したがって、
図1及び
図2に示された構成要素以外に、他の汎用的な構成要素がエアロゾル生成装置10000にさらに含まれてもよいということは、本実施例に関する技術分野において当業者であるならば、理解することができるであろう。
【0039】
また、
図1及び
図2には、エアロゾル生成装置10000にヒータ13000が含まれているように図示されているが、必要に応じて、ヒータ13000は、省略されてもよい。
【0040】
図1には、バッテリ11000、制御部12000、蒸気化器14000及びヒータ13000が一列に配置されているように図示されている。また、
図2には、蒸気化器14000及びヒータ13000が並列に配置されているように図示されている。しかし、エアロゾル生成装置10000の内部構造は、
図1または
図2に図示されたところに限定されるものではない。言い換えれば、エアロゾル生成装置10000の設計により、バッテリ11000、制御部12000、蒸気化器14000及びヒータ13000の配置は、変更される。
【0041】
シガレット20000がエアロゾル生成装置10000に挿入されれば、エアロゾル生成装置10000は、蒸気化器14000を作動させ、蒸気化器14000からエアロゾルを発生させる。蒸気化器14000によって生成されたエアロゾルは、シガレット20000を通過し、ユーザに伝達される。蒸気化器14000に関する説明は、後述する。
【0042】
バッテリ11000は、エアロゾル生成装置10000の動作に用いられる電力を供給する。例えば、バッテリ11000は、ヒータ13000、または蒸気化器14000が加熱されるように電力を供給し、制御部12000の動作に必要な電力を供給することができる。また、バッテリ11000は、エアロゾル生成装置10000に設けられたディスプレイ、センサ、モータなどの動作に必要な電力を供給することができる。
【0043】
制御部12000は、エアロゾル生成装置10000の動作を全般的に制御する。具体的に、制御部12000は、バッテリ11000、ヒータ13000及び蒸気化器14000のみならず、エアロゾル生成装置10000に含まれた他の構成の動作を制御する。また、制御部12000は、エアロゾル生成装置10000の構成要素のそれぞれの状態を確認し、エアロゾル生成装置10000が動作可能な状態であるか否かを判断することもできる。
【0044】
制御部12000は、少なくとも1つのプロセッサを含む。プロセッサは、多数の論理ゲートのアレイによっても具現され、汎用的なマイクロプロセッサと、該マイクロプロセッサで実行されるプログラムが保存されたメモリとの組み合わせによっても具現される。また、他の形態のハードウェアによっても具現されるということは、本実施例が属する技術分野において当業者であるならば、理解することができるであろう。
【0045】
ヒータ13000は、バッテリ11000から供給された電力によって加熱される。例えば、シガレット20000がエアロゾル生成装置10000に挿入されれば、ヒータ13000は、シガレット20000の外部に位置する。一例として、ヒータ13000は、シガレット20000の外周を取り囲んでもよい。したがって、加熱されたヒータ13000は、シガレット内のエアロゾル生成物質の温度を上昇させうる。
【0046】
ヒータ13000は、電気抵抗性ヒータでもある。例えば、ヒータ13000は、電気伝導性トラック(track)を含み、電気伝導性トラックに電流が流れることにより、ヒータ13000が加熱される。しかし、ヒータ13000は、上述した例に限定されず、希望温度まで加熱されるものであれば、制限なしに該当する。ここで、希望温度は、エアロゾル生成装置10000に既設定のものでもあり、ユーザによって所望温度に設定されてもよい。
【0047】
一方、他の例として、ヒータ13000は、誘導加熱式ヒータでもある。具体的に、ヒータ13000には、シガレット20000を誘導加熱方式で加熱するための電気伝導性コイルを含み、シガレット20000は、誘導加熱式ヒータによって加熱されるサセプタを含んでもよい。
【0048】
図1及び
図2には、ヒータ13000がシガレット20000の外部に配置されると示されているが、それらに限定されるものではない。例えば、ヒータ13000は、管状加熱要素、板状加熱要素、針状加熱要素または棒状加熱要素を含み、加熱要素の形態により、シガレット20000の内部または外部を加熱することができる。
【0049】
また、エアロゾル生成装置10000には、ヒータ13000が複数個配置されてもよい。この際、複数個のヒータ13000は、シガレット20000の内部に挿入されるように配置され、シガレット20000の外部に配置されてもよい。また、複数個のヒータ13000のうち、一部は、シガレット20000の内部に挿入されるように配置され、残りは、シガレット20000の外部に配置される。また、ヒータ13000の形状は、
図1及び
図2に示された形状に限定されず、多様な形状にも作製される。
【0050】
蒸気化器14000は、液相組成物を加熱し、エアロゾルを生成し、生成されたエアロゾルは、シガレット20000を通過し、ユーザに伝達される。言い換えれば、蒸気化器14000によって生成されたエアロゾルは、エアロゾル生成装置10000の気流通路に沿って移動し、気流通路は、蒸気化器14000によって生成されたエアロゾルがシガレットを通過し、ユーザに伝達されるように構成される。
【0051】
例えば、蒸気化器14000は、液体保存部、液体伝達手段及び加熱要素を含んでもよいが、それらに限定されるものではない。例えば、液体保存部、液体伝達手段及び加熱要素は、独立したモジュールとして、エアロゾル生成装置10000に含まれてもよい。
【0052】
液体保存部は、液相組成物を保存することができる。例えば、液相組成物は、揮発性タバコ香成分を含むタバコ含有物質を含む液体でもあり、非タバコ物質を含む液体でもある。液体保存部は、蒸気化器14000から脱/付着するようにも作製され、蒸気化器14000と一体として作製されてもよい。
【0053】
例えば、液相組成物は、水、ソルベント、エタノール、植物抽出物、香料、香味剤、またはビタミン混合物を含んでもよい。香料は、メントール、ペパーミント、スペアミントオイル、各種果物の香り成分などを含んでもよいが、それらに制限されるものではない。香味剤は、ユーザに多様な香味または風味を提供する成分を含んでもよい。ビタミン混合物は、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンC及びビタミンEのうち、少なくとも1つが混合されたものでもあるが、それらに制限されるものではない。また、液相組成物は、グリセリン及びプロピレングリコールのようなエアロゾル形成剤を含んでもよい。
【0054】
液体伝達手段は、液体保存部の液相組成物を加熱要素に伝達する。例えば、液体伝達手段は、綿纎維、セラミック纎維、ガラスファイバ、多孔性セラミックのような芯(wick)にもなるが、それらに限定されるものではない。
【0055】
加熱要素は、液体伝達手段によって伝達される液相組成物を加熱するための要素である。例えば、加熱要素は、金属熱線、金属熱板、セラミックヒータなどにもなるが、それらに限定されるものではない。また、加熱要素は、ニクロム線のような伝導性フィラメントによっても構成され、該液体伝達手段に巻かれる構造によっても配置される。加熱要素は、電流供給によって加熱され、加熱要素と接触された液体組成物に熱を伝達し、液体組成物を加熱することができる。その結果、エアロゾルが生成される。
【0056】
例えば、蒸気化器14000は、カトマイザ(cartomizer)または霧化器(atomizer)とも称されるが、それらに限定されるものではない。
【0057】
一方、エアロゾル生成装置10000は、バッテリ11000、制御部12000及びヒータ13000外に汎用的な構成をさらに含んでもよい。例えば、エアロゾル生成装置10000は、視覚情報の出力が可能なディスプレイ及び/または触覚情報の出力のためのモータを含んでもよい。また、エアロゾル生成装置10000は、少なくとも1つのセンサ(パフ感知センサ、温度感知センサ、シガレット挿入感知センサなど)を含んでもよい。また、エアロゾル生成装置10000は、シガレット20000が挿入された状態でも、外部空気が流入されたり、内部気体が流出されたりする構造にも作製される。
【0058】
図1及び
図2には、示されていないが、エアロゾル生成装置10000は、別途のクレードルと共にシステムを構成してもよい。例えば、クレードルは、エアロゾル生成装置10000のバッテリ11000の充電に用いられる。またはクレードルとエアロゾル生成装置10000とが結合された状態で、ヒータ13000が加熱されてもよい。
【0059】
シガレット20000は、一般的な燃焼型シガレットと類似している。例えば、シガレット20000は、エアロゾル生成物質を含む第1部分と、フィルタなどを含む第2部分とに区分される。またはシガレット20000の第2部分にも、エアロゾル生成物質が含まれてもよい。例えば、顆粒またはカプセルの形態に作られたエアロゾル生成物質が第2部分に挿入されてもよい。
【0060】
エアロゾル生成装置10000の内部には、第1部分全体が挿入され、第2部分は、外部に露出される。またはエアロゾル生成装置10000の内部に、第1部分の一部だけ挿入され、第1部分及び第2部分の一部が挿入されてもよい。ユーザは、第2部分を口にした状態で、エアロゾルを吸入する。この際、エアロゾルは、外部空気が第1部分を通過することで生成され、生成されたエアロゾルは、第2部分を通過して、ユーザの口に伝達する。
【0061】
一例として、外部空気は、エアロゾル生成装置10000に形成された少なくとも1つの空気通路を介して流入される。例えば、エアロゾル生成装置10000に形成された空気通路の開閉、及び/または空気通路の大きさは、ユーザによって調節される。これにより、霧化量、喫煙感などがユーザによっても調節される。他の例として、外部空気は、シガレット20000の表面に形成された少なくとも1つの孔(hole)を介してシガレット20000の内部に流入されてもよい。
【0062】
以下、
図3を参照して、シガレット20000の一例について説明する。
【0063】
【0064】
図3を参照すれば、シガレット20000は、タバコロッド21000及びフィルタロッド22000を含む。
図1及び
図2に基づいて上述した第1部分は、タバコロッド21000を含み、第2部分は、フィルタロッド22000を含む。
【0065】
図3には、フィルタロッド22000が単一セグメントに示されているが、それに限定されない。言い換えれば、フィルタロッド22000は、複数のセグメントで構成されてもよい。例えば、フィルタロッド22000は、エアロゾルを冷却する第1セグメント及びエアロゾル内に含まれた所定の成分をフィルタリングする第2セグメントを含んでもよい。また、必要に応じて、フィルタロッド22000には、他の機能を行う少なくとも1つのセグメントをさらに含んでもよい。
【0066】
シガレット20000は、少なくとも1つのラッパ24000によって包装される。ラッパ24000には、外部空気が流入されたり、内部気体が流出されたりする少なくとも1つの孔(hole)が形成される。一例として、シガレット20000は、1つのラッパ24000によって包装される。他の例として、シガレット20000は、2以上のラッパ24000によって重畳的にも包装される。例えば、第1ラッパによってタバコロッド21000が包装され、第2ラッパによってフィルタロッド22000が包装される。そして、個別ラッパによって包装されたタバコロッド21000及びフィルタロッド22000が結合され、第3ラッパによってシガレット20000全体が再包装される。もし、タバコロッド21000、またはフィルタロッド22000それぞれが複数のセグメントで構成されるならば、それぞれのセグメントが個別ラッパによって包装される。そして、個別ラッパによって包装されたセグメントが結合されたシガレット20000全体が他のラッパによっても再包装される。
【0067】
タバコロッド21000は、エアロゾル生成物質を含む。例えば、エアロゾル生成物質は、グリセリン、プロピレングリコール、エチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール及びオレイルアルコールのうち、少なくとも1つを含んでもよいが、それらに限定されるものではない。また、タバコロッド21000は、風味剤、湿潤剤及び/または有機酸(organic acid)のような他の添加物質を含んでもよい。また、タバコロッド21000には、メントールまたは保湿剤などの加香液が、タバコロッド210に噴射されることによって添加さ
れる。
【0068】
タバコロッド21000は、多様に作製される。例えば、タバコロッド21000は、シート(sheet)によっても作製され、筋(strand)によっても作製される。また、タバコロッド21000は、タバコシートが細かく切られた刻みタバコによっても作製される。また、タバコロッド21000は、熱伝導物質によって取り囲まれる。例えば、熱伝導物質は、アルミニウムホイルのような金属ホイルでもあるが、それに限定されない。一例として、タバコロッド21000を取り囲む熱伝導物質は、タバコロッド21000に伝達する熱を押し並べて分散させ、タバコロッドに加えられる熱伝導率を向上させ、それにより、タバコ味を向上させることができる。また、タバコロッド21000を取り囲む熱伝導物質は、誘導加熱式ヒータによって加熱されるサセプタとしての機能を行うことができる。この際、図面に示されていないが、タバコロッド21000は、外部を取り囲む熱伝導物質以外にも追加のサセプタをさらに含んでもよい。
【0069】
フィルタロッド22000は、酢酸セルロースフィルタでもある。一方、フィルタロッド22000の形状には、制限がない。例えば、フィルタロッド22000は、円柱状ロッドでもあり、内部に中空を含むチューブ状ロッドでもある。また、フィルタロッド22000は、リセス状ロッドでもある。もし、フィルタロッド22000が複数のセグメントで構成された場合、複数のセグメントのうち、少なくとも一つが、異なる形状にも作製される。
【0070】
フィルタロッド22000は、香味が生じるようにも作製される。一例として、フィルタロッド22000に加香液が噴射され、加香液が塗布された別途の纎維がフィルタロッド22000の内部に挿入されてもよい。
【0071】
また、フィルタロッド22000には、少なくとも1つのカプセル23000が含まれる。ここで、カプセル23000は、香味を発生させる機能を行い、エアロゾルを発生させる機能を行うこともできる。例えば、カプセル23000は、香料を含む液体を被膜で覆い込んだ構造でもある。カプセル23000は、球状または円筒状を有することができるが、それらに制限されるものではない。
【0072】
もし、フィルタロッド22000にエアロゾルを冷却するセグメントが含まれる場合、冷却セグメントは、高分子物質または生分解性高分子物質によっても製造される。例えば、冷却セグメントは、純粋なポリ乳酸のみによっても作製されるが、それに限定されない。または冷却セグメントは、複数の孔が穿孔された酢酸セルロースフィルタによっても作製される。しかし、冷却セグメントは、上述した例に限定されず、エアロゾル冷却機能が行えるものであれば、制限なしに該当される。
【0073】
一方、
図3には、示されていないが、一実施例によるシガレット20000は、前段フィルタをさらに含んでもよい。前段フィルタは、タバコロッド21000において、フィルタロッド22000に対向する一側に位置する。前段フィルタは、タバコロッド21000の外部への離脱を防止し、喫煙中、タバコロッド21000から液相化されたエアロゾルがエアロゾル発生装置(
図1及び
図2の10000)に流れて行くことを防止することができる。
【0074】
図4Aは、エアロゾル生成装置10000の一実施例の概略的な構成図である。
【0075】
図4Aを参照すれば、エアロゾル生成装置10000は、外観を形成するケース10001を備える。ケース10001には、シガレット20000が挿入される挿入部10003が設けられる。
【0076】
エアロゾル生成装置10000は、シガレット20000を通過するように吸入される空気の圧力変化を感知する圧力感知センサ60を備える。圧力感知センサ60は、ユーザがシガレット20000を口にくわえて吸い込む動作(パフ動作)によって生成された空気の圧力である吸入圧力を感知して信号を発生させる。
【0077】
圧力感知センサ60の感知信号は、制御部12000に伝達する。圧力感知センサ60を利用することで、制御部12000は、吸入動作(puffing)の既定の回数(例えば、14回)後に蒸気化器14000とヒータ13000の動作を自動的に終了するようにエアロゾル生成装置10000を制御することができる。
【0078】
また、制御部12000は、吸入動作(puffing)の回数が既定の回数(例えば、14回)に到逹しなくても、既定の時間(例えば、6分経過時)が経過された後で蒸気化器14000とヒータ13000の動作を強制終了させてもよい。
【0079】
前述したように、本実施例のエアロゾル生成装置10000では、蒸気化器14000によって生成されたエアロゾルがシガレット20000を通過し、ユーザに伝達される。蒸気化器14000とシガレット20000は、主流煙通路57によって連結される。参照符号14001、14002、14003は、それぞれ液体保存部、液体伝達手段、及び液体を加熱する加熱要素を表示する。液体保存部14001は、個別的に交換可能なカートリッジ形態でもある。液体保存部14001は、液体を補充することができる構造を有することもできる。蒸気化器14000は、全体として交換可能なカートリッジ形態でもある。主流煙通路57は、ユーザがシガレット20000を口にくわえて吸い込む動作(パフ動作)によって外部空気がシガレット20000に流入されるように、シガレット20000の第1端部20001と外部とを連結する。外部空気は、ケース10001に設けられたエアベント10002を通じてケース10001内部に吸入される。空気は、蒸気化器14000を通過する。蒸気化器14000を通過した空気には、液体が霧化されて生成されるエアロゾルが含まれる。蒸気化器14000を通過した空気は、主流煙通路57を介してシガレット20000の第1端部20001、すなわち、フィルタロッド22000の反対側端部に引込まれる。シガレット20000の第1端部20001は、ケース10001の内部に位置された端部である。空気は、タバコロッド21000、フィルタロッド22000を通過して第2端部20002を通じて喫煙者に吸入される。
【0080】
本実施例のエアロゾル生成装置10000は、圧力感知通路58を備える。圧力感知通路58は、圧力感知センサ60がユーザがシガレット20000を口にくわえて吸い込む動作(パフ動作)によって生成された空気の圧力である吸入圧力を感知するように、シガレット20000と第1端部20001と圧力感知センサ60とを連結する。圧力感知通路58は、主流煙通路57と独立して形成される。圧力感知通路58と主流煙通路57とが互いに独立して分離されるように設けられることで、圧力感知センサ60側への液体(漏液)の流入を遮断することができる。
【0081】
圧力感知通路58の直径は、主流煙通路57の直径よりも小さく設定される。また、圧力感知センサ60を取り囲む空間を介してシガレット20000側に空気が流れる時の空気流れ抵抗(圧力感知通路58での吸入抵抗)が主流煙通路57を流れる空気の流れ抵抗(主流煙気流の吸入抵抗)よりも大きく設定されることで、エアロゾルの流れを円滑にすると共に吸入圧力を精密に測定することができる。
【0082】
ケース10001内部には、圧力感知センサ60を収容する収容部56が設けられる。圧力感知センサ60と収容部56との間には、ゴムのような柔軟性材質の素材を有し、圧力感知センサ60の少なくとも一部を取り囲んで圧力感知センサ60を保護する保護膜55が設けられる。
【0083】
以下、主流煙通路57と圧力感知通路58との構成を詳細に説明する。
【0084】
圧力感知通路58と主流煙通路57は、分離され、互いに独立している。主流煙通路57の内側端部57-1は、シガレット20000の第1端部20001と連通される。圧力感知通路58は、第1端部58-1と第2端部58-2を備えることができる。第1端部58-1は、シガレット20000の第1端部20001と連通される。例えば、圧力感知通路58の第1端部58-1は、シガレット20000の第1端部20001に近く位置され、シガレット20000の第1端部20001に接触されてもよい。主流煙通路57の内側端部57-1は、圧力感知通路58の第1端部58-1から離隔される。圧力感知通路58は、主流煙通路57の延長方向に延びる。圧力感知通路58は、シガレット20000の延長方向に延びる。圧力感知通路58は、圧力感知センサ60と連結される圧力感知孔を備える。
図4に示された実施例では、圧力感知通路58の第2端部58-2が開端部であり、圧力感知センサ60に連結される。したがって、
図4Aに示された実施例では、圧力感知通路58の第2端部58-2が圧力感知孔として機能する。
図4Aに示された実施例では、圧力感知センサ60と収容部56の内壁との間に介在されて空気漏出を防止する保護膜55に圧力感知センサ60を露出させる通孔55-1が設けられ、圧力感知孔、すなわち、第2端部58-2は、通孔55-2に連結される。かような構成によって、主流煙通路57から独立した圧力感知通路58が具現される。
【0085】
外部空気が蒸気化器14000を通過すれば、主流煙と共に、エアロゾルが主流煙通路57に流入される。エアロゾルは、主流煙通路57内部で部分的に液化される。本実施例によれば、圧力感知通路58と主流煙通路57とが互いに独立しているので、エアロゾルまたはエアロゾルが液化された液滴が圧力感知通路58に流入されない。したがって、エアロゾルまたはエアロゾルが液化された液滴による圧力感知センサ60の故障または圧力感知エラー可能性を減らしうる。
【0086】
図5及び
図6は、主流煙通路57と圧力感知通路58との配置の例を示す図面である。
図4Aと
図5及び
図6を参照すれば、主流煙通路57の断面積は、シガレット20000の断面積の15%~70%程度でもある。主流煙通路57の断面積がシガレット20000の断面積の約15%より小さければ、過度な吸入抵抗が形成されて十分な量の空気が吸入されず、エアロゾルの吸入量が小さくてユーザに十分な香味を提供し難く、エアロゾルが主流煙通路57内での液化可能性が大きくなる。主流煙通路57の断面積がシガレット20000の断面積の15%~70%程度であるとき、十分な量の空気とエアロゾルが吸入される。また、主流煙通路57の断面積がシガレット20000の断面積の15%~70%程度であるとき、主流煙通路57内でエアロゾルの液化が最小化される。
【0087】
シガレット20000の第1端部20001は、ストッパ54によって支持される。シガレット20000を支持することができるストッパ54の最大断面積は、シガレット20000の断面積から、主流煙通路57の断面積と圧力感知通路58の断面積とを差し引いた値である。主流煙通路57の断面積は、圧力感知通路58の断面積に比べて十分に大きいので、ストッパ54の断面積は、主流煙通路57の断面積に依存される。ストッパ54の断面積は、シガレット20000の第1端部20001を安定して支持するように設定される。主流煙通路57の断面積がシガレット20000の断面積の約70%より大きければ、シガレット20000の第1端部20001を安定して支持することができるストッパ54の断面積が確保され難い。したがって、主流煙通路57の断面積がシガレット20000の断面積の約70%以下にすることができる。
【0088】
圧力感知通路58の断面積は、主流煙通路57の断面積より小さい。かような構成によれば、圧力感知通路58における吸入抵抗が、主流煙通路57における吸入抵抗より大きく、吸入圧力が精密に測定され、主流煙通路57を介した空気とエアロゾルの流れを円滑にするこおとができる。
【0089】
圧力感知通路58の第1端部58-1は、シガレット20000の第1端部20001と連通される。したがって、シガレット20000内部の構成物質、例えば、エアロゾル生成物質またはエアロゾル生成物質を収容する収容体がシガレット20000から分離されて圧力感知通路58を防ぐ。また、シガレット20000がケース10001から除去された状態で、外部から流入された異物による圧力感知通路58の閉塞可能性がある。
【0090】
吸入圧力の測定感度の確保と圧力感知通路58の閉塞防止を勘案して、圧力感知通路58の断面積は、2mm
2以上にすることができる。また、圧力感知通路58の個数を2つ以上にすることで、一部の圧力感知通路58が一時的にまたは永久的に閉塞されても安定して吸入圧力が測定、感知される。
図5と
図6には、3つの圧力感知通路58が示されているが、必要によって、2つまたは4つ以上の圧力感知通路58が設けられてもよい。
【0091】
図5に示されたように、保護膜55には、多数の圧力感知通路58それぞれに対応する多数の通孔55-1が設けられる。また、
図6に示されたように、保護膜55には、多数の圧力感知通路58全体に対応する長孔形態の通孔55-1が設けられてもよい。
【0092】
図5及び
図6において、圧力感知通路58と主流煙通路57の断面形状は、円形と示されているが、圧力感知通路58と主流煙通路57の断面形状が必ずしも円形である必要はない。
【0093】
図4Bに示されたように、
図4Aと
図5及び
図6に示された圧力感知通路58と主流煙通路57の構造及び圧力感知センサ60の配置構造は、
図2に示されたエアロゾル生成装置10000にも適用される。
【0094】
圧力感知通路58と圧力感知センサ60の配置形態は、様々である。
図7Aは、エアロゾル生成装置10000の一実施例の概略的な構成図である。
図7Aを参照すれば、圧力感知通路58の第1端部58-1は、シガレット20000の第1端部20001と連通される。圧力感知通路58は、主流煙通路57の延長方向に延びる。圧力感知通路58は、シガレット20000の延長方向に延びる。圧力感知通路58の第2端部58-2は、閉端部である。第1端部58-1と第2端部58-2との間に圧力感知孔58-3が設けられる。圧力感知孔58-3は、圧力感知センサ60と連結される。
図7Aに示された実施例において、圧力感知センサ60と収容部56の内壁との間に介在されて空気漏出を防止する保護膜55に圧力感知センサ60を露出させる通孔55-1が設けられ、圧力感知孔58-3は、通孔55-2に連結される。
【0095】
かような構成によれば、圧力感知通路58に異物や液体が流入されても、異物や液体が第2端部58-2側に流れるので、異物や液体による圧力感知センサ60の故障または圧力感知エラー可能性を減らすことができる。
【0096】
図7Bに示されたように、
図7Aに示された圧力感知通路58と主流煙通路57の構造及び圧力感知センサ60の配置構造は、
図2に示されたエアロゾル生成装置10000にも適用される。
【0097】
図8Aは、エアロゾル生成装置10000の一実施例の概略的な構成図である。
図8Aを参照すれば、圧力感知通路58は、主通路58aと分岐通路58bとを備える。主通路58aの第1端部58-1は、シガレット20000の第1端部20001と連通される。主通路58aは、主流煙通路57の延長方向に延びる。主通路58aは、シガレット20000の延長方向に延びる。主通路58aの第2端部58-2は、閉端部である。分岐通路58bは、第1端部58-1と第2端部58-2との間に分岐される。分岐通路58bは、シガレット20000の第1端部20001側に斜めに延びる。圧力感知孔58-3は、分岐通路58-4の端部に設けられる。圧力感知孔58-3は、圧力感知センサ60と連結される。
図8Aに示された実施例において、圧力感知センサ60と収容部56の内壁との間に介在されて空気漏出を防止する保護膜55に圧力感知センサ60を露出させる通孔55-1が設けられ、圧力感知孔58-3は、通孔55-2に連結される。
【0098】
かような構成によれば、主通路58aに異物や液体が流入されても、異物や液体が第2端部58-2側に流れるので、異物や液体による圧力感知センサ60の故障または圧力感知エラー可能性を減らすことができる。分岐通路58bによって圧力感知センサ60が主通路58aから離隔されているので、異物や液体による圧力感知センサ60の汚染可能性をさらに減らすことができる。エアロゾル生成装置10000は、シガレット20000が重力方向の上方に向かって立てられた状態で使用される。エアロゾル生成装置10000の通常の使用状態で異物や液体が圧力感知センサ60に到達するためには、重力に逆って分岐通路58bに沿って移動されねばならない。したがって、分岐通路58bがシガレット20000の第1端部20001側に斜めに延びた構造によれば、異物や液体による圧力感知センサ60を汚染させる可能性がさらに減る。
【0099】
図8Bに示されたように、
図8Aに示された圧力感知通路58と主流煙通路57の構造及び圧力感知センサ60の配置構造は、
図2に示されたエアロゾル生成装置10000にも適用される。
【0100】
前記実施例では、圧力感知センサ60がケース10001内部で空気の流れ方向を基準にしてシガレット2000の第1端部20001の上流側に位置される。圧力感知センサ60は、シガレット2000の第1端部20001の下流側に位置されてもよい。
【0101】
図9Aは、エアロゾル生成装置10000の一実施例の概略的な構成図である。
図9Aを参照すれば、圧力感知通路58の第1端部58-1は、シガレット20000の第1端部20001と連通される。圧力感知通路58は、シガレット20000の長手方向に「U」字状である。すなわち、圧力感知通路58は、シガレット20000の第1端部20001からシガレット20000の上流側に延びていて、方向を変えて下流側に延びる。圧力感知通路58の第2端部58-2は、シガレット20000の第1端部20001の下流側に位置されて開端部である。したがって、第2端部58-2は、圧力感知孔として機能する。第2端部58-2は、圧力感知センサ60と連結される。
図9Aに示された実施例において、圧力感知センサ60と収容部56の内壁との間に介在されて空気漏出を防止する保護膜55に圧力感知センサ60を露出させる通孔55-1が設けられ、第2端部58-2は、通孔55-2に連結される。
【0102】
かような構成によれば、エアロゾル生成装置10000は、シガレット20000が重力方向の上方に向かって立てられた状態で使用される。エアロゾル生成装置10000の通常の使用状態で異物や液体が圧力感知センサ60に到達するためには重力を逆って圧力感知通路58に沿って移動されねばならない。したがって、異物や液体による圧力感知センサ60を汚染させる可能性がさらに減る。
【0103】
図9Bに示されたように、
図9Aに示された圧力感知通路58と主流煙通路57の構造及び圧力感知センサ60の配置構造は、
図2に示されたエアロゾル生成装置10000にも適用される。
【0104】
ヒータ13000は、シガレット20000の端部を介してシガレット20000の内部に挿入されてもよい。
図10は、エアロゾル生成装置10000の一実施例の概略的な構成図である。
図10を参照すれば、
図11、
図12、及び
図13は、主流煙通路57と圧力感知通路58の配置の例を示す図面である。
【0105】
図10、
図11、
図12、及び
図13を参照すれば、シガレット20000を加熱するためのヒータ13000がシガレット2000の第1端部20001に挿入される針状(needle shape)である。本実施例の圧力感知通路58と主流煙通路57の構造は、
図8Aに示された形態と類似している。圧力感知通路58は、主流煙通路57と独立して形成され、シガレット20000の第1端部20001と圧力感知センサ60を連結する。
【0106】
ヒータ13000と主流煙通路57の配置形態は、多様である。主流煙通路57は、ヒータ13000を少なくとも部分的に取り囲んでもよい。かような構成によって、ヒータ13000をシガレット20000の中心部または中心部に近い位置に位置させ、主流煙通路57の断面積を最大限大きく確保することができる。
【0107】
例えば、
図11を参照すれば、ヒータ13000は、シガレット20000が中心部に位置される。主流煙通路57は、ヒータ13000を部分的に取り囲む形態でもある。圧力感知通路58は、主流煙通路57と独立して位置される。
【0108】
例えば、
図12を参照すれば、ヒータ13000は、シガレット20000が中心部から一側に偏位された位置にもなる。主流煙通路57は、ヒータ13000を全体として取り囲む形態でもある。圧力感知通路58は、主流煙通路57と独立して位置される。
【0109】
図13を参照すれば、ヒータ13000は、シガレット20000の中心部に位置される。主流煙通路57は、ヒータ13000を全体として取り囲む形態でもある。圧力感知通路58は、主流煙通路57と独立して位置される。
【0110】
【0111】
前記圧力感知通路58が主流煙通路57から独立した構造の実施例は、蒸気化器14000が採用されず、主流煙通路57が外部と直接連結された非燃焼式喫煙装置にも適用される。圧力感知通路58が主流煙通路57から独立しているので、測定圧力が主流煙圧力の影響をさらに少なく受ける。したがって、パフ動作によって形成される吸入圧力の測定感度が向上し、吸入圧力が精密に測定される。
【0112】
図14は、他の実施例に関するエアロゾル生成装置の断面図であり、
図15は、
図14に示されたエアロゾル生成装置の一部構成要素の結合関係を概略的に示す分解図である。
【0113】
図14及び
図15に示された実施例に関するエアロゾル生成装置10000は、外観を形成してシガレット20000が挿入されるケース10001と、ケース10001に配置されてケース10001に挿入されたシガレット20000を加熱するヒータ13000と、シガレット20000の第1端部20001と外部とを連結する主流煙通路57と、シガレット20000を通過するように吸入される空気の圧力変化を感知する圧力感知センサ60と、を含む。
【0114】
ケース10001の内部には、シガレット20000の第1端部20001を支持するシガレット支持部70が配置される。シガレット支持部70は、シガレット20000の第1端部20001が挿入されるシガレット支持孔59を含む。シガレット支持部70は、内部に貫通するように形成される主流煙通路57を含む。シガレット支持部70は、主流煙通路57の一部をシガレット支持部70の外部に露出させる圧力感知用孔75を含む。圧力感知センサ60は、圧力感知用孔75に配置される。
【0115】
本実施例のエアロゾル生成装置10000では、蒸気化器14000によって生成されたエアロゾルがシガレット20000を通過し、ユーザに伝達される。蒸気化器14000とシガレット20000は、主流煙通路57によって連結される。参照符号14001、14002、14003は、それぞれ液体保存部、液体伝達手段、及び液体を加熱する加熱要素を表示する。液体保存部14001は、個別的に交換可能なカートリッジ形態でもある。液体保存部14001は、液体を補充可能な構造を有してもよい。蒸気化器14000は、全体として交換可能なカートリッジ形態でもある。
【0116】
主流煙通路57は、ユーザがシガレット20000を口にくわえて吸い込む動作(パフ動作)によって外部空気がシガレット20000に流入されるように、シガレット20000の第1端部20001と外部とを連結する。外部空気は、蒸気化器14000に設けられたエアベント10002を介してケース10001の内部に吸入される。空気は、蒸気化器14000を通過する。蒸気化器14000を通過した空気には、液体が霧化されて生成されるエアロゾルが含まれる。蒸気化器14000を通過した空気は、主流煙通路57を介してシガレット20000の第1端部20001に引込まれる。シガレット20000の第1端部20001は、ケース10001の内部に位置された端部である。空気は、シガレット20000を通過して第2端部20002を通じて喫煙者に吸入される。
【0117】
圧力感知センサ60は、シガレット支持部70の外側に配置される回路基板67に装着される。回路基板67は、剛性材質や柔軟性材質によって作製された印刷回路基板(printed circuit board)であり、圧力感知センサ60に電気を供給して圧力感知センサ60が生成した感知信号を制御部12000に伝達する機能を行うことができる。
【0118】
回路基板67がボルト68によってシガレット支持部70の外側に結合されれば、回路基板67に装着された圧力感知センサ60が圧力感知用孔75に配置されることで、圧力感知センサ60が主流煙通路57の内部に露出される。
【0119】
圧力感知センサ60と圧力感知用孔75との間には、保護膜55が配置される。保護膜55は、圧力感知センサ60を主流煙通路57に露出させる通孔55-1を含む。シガレット支持部70は、圧力感知用孔75の縁部に沿って拡張されることで、保護膜55を支持する段付き76を含む。
【0120】
保護膜55は、ゴム、柔軟性プラスチック、及びスポンジのような弾性素材によって作製され、圧力感知センサ60の少なくとも一部を取り囲んで圧力感知センサ60を保護して圧力感知センサ60と主流煙通路57との連結部位を介して空気や液体が漏出されないように密封する機能を行う。
【0121】
保護膜55が弾性を有するので、回路基板67がボルト68によってシガレット支持部70に結合されつつ、回路基板67がシガレット支持部70に向かって加圧されれば、保護膜55が加圧されつつ変形されることで、圧力感知センサ60と圧力感知用孔75との連結部位を緊密に密封することができる。
【0122】
上述したように圧力感知センサ60は、主流煙通路57の一部をシガレット支持部70の外部に露出させる圧力感知用孔75に配置されるので、ユーザがシガレット20000を口にくわえて吸い込む動作(パフ動作)によって生成された空気の圧力である吸入圧力を感知することができる。
【0123】
圧力感知センサ60が主流煙通路57と直接連結されるように配置される構造によって、圧力感知センサ60が主流煙通路57を通過して吸入される空気の変化をさらに正確に感知し、感知動作のエラー可能性を減らすことができる。
【0124】
また、圧力感知センサ60が主流煙通路57に直接連結されるように配置される構造によって、圧力感知センサ60が配置された部分に液滴が蓄積される現象を最小化することができる。
【0125】
また、圧力感知センサ60が圧力感知用孔75を介して主流煙通路57に直接露出されるように配置されるので、圧力感知センサ60が配置された位置にさらに容易に接近して便利に掃除作業を実施することもできる。すなわち、蒸気化器14000が交換可能なカートリッジ形態によって作製された場合には、ケース10001から蒸気化器14000を分離した後、主流煙通路57を掃除することができるが、主流煙通路57に直接露出される圧力感知センサ60に容易に接近し、掃除作業を便利に実施することができる。
【0126】
本実施例に関する技術分野において、通常の知識を有する者は、前記記載の本質的な特性から外れない範囲内で変形された形態に具現可能であるということが理解できるであろう。したがって、開示された方法は、限定的な観点ではなく、説明的な観点で考慮されねばならない。本発明の範囲は、前記説明ではなく、請求範囲に示されており、それと同等な範囲内にある全ての相違点は、本発明に含まれていると解釈されねばならない。
【手続補正書】
【提出日】2022-09-06
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シガレットが挿入されるケースと、
前記ケースに配置され、前記ケースに挿入された前記シガレットを加熱するヒータと、
前記シガレットの端部に空気を伝達する主流煙通路と、
前記シガレットを通過するように吸入される空気の圧力変化を感知する圧力感知センサと、
前記シガレットの端部を支持するシガレット支持部と、を含み、
前記主流煙通路は、前記シガレット支持部を貫通するように形成され、前記圧力感知センサは、前記主流煙通路に連結されるように前記シガレット支持部に配置されることを特徴とするエアロゾル生成装置。
【請求項2】
前記シガレット支持部は、前記主流煙通路の一部を外部に露出させる圧力感知用孔を含み、前記圧力感知センサは、前記圧力感知用孔に配置されることを特徴とする請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項3】
前記シガレット支持部の外側に配置される回路基板をさらに含み、前記圧力感知センサは、前記回路基板に装着されることを特徴とする請求項2に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項4】
前記圧力感知センサの少なくとも一部を取り囲むように前記圧力感知センサと前記圧力感知用孔との間に配置される保護膜をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項5】
前記保護膜は、弾性を有し、前記回路基板が前記シガレット支持部に結合されれば、前記保護膜が前記シガレット支持部に対して加圧されて変形されることを特徴とする請求項4に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項6】
前記シガレット支持部は、前記保護膜を支持するように前記圧力感知用孔の縁部に形成される段付きを含む、請求項4に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項7】
前記保護膜には、前記圧力感知センサを前記主流煙通路に露出させるように前記主流煙通路と連結された通孔が設けられたことを特徴とする請求項4に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項8】
前記圧力感知センサは、前記シガレットの前記端部を基準として上流側に位置されることを特徴とする請求項1ないし7のうちいずれか1項に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項9】
液体からエアロゾルを生成し、前記主流煙通路を介して前記シガレット側に伝達する蒸気化器をさらに備えることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項10】
前記蒸気化器は、外部空気が吸入されるエアベントを含む、請求項9に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項11】
前記エアベントによって吸入された空気は、前記蒸気化器を通過し、前記蒸気化器を通過した空気には、前記蒸気化器で生成されたエアロゾルが含まれ、前記蒸気化器を通過した空気は、前記主流煙通路を介して前記シガレットの端部に引込まれる、請求項10に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項12】
前記蒸気化器と前記シガレットとが前記主流煙通路によって連結され、前記蒸気化器によって生成されたエアロゾルが前記シガレットを通過してユーザに伝達される、請求項9乃至11のいずれか1項に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項13】
前記ヒータは、前記シガレットの外周を取り囲むことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項14】
前記ヒータは、前記シガレットの端部を通じて前記シガレットの内部に挿入されることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項15】
前記主流煙通路は、前記ヒータを少なくとも部分的に取り囲むことを特徴とする請求項14に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項16】
前記シガレット支持部は、前記シガレットが挿入されるシガレット支持孔をさらに含む、請求項1乃至15のいずれか1項に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項17】
前記シガレット支持孔は、前記主流煙通路と連結される、請求項16に記載のエアロゾル生成装置。