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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022174651
(43)【公開日】2022-11-24
(54)【発明の名称】変電機器のケーブルダクト構造
(51)【国際特許分類】
   H02G 5/08 20060101AFI20221116BHJP
   H02G 9/04 20060101ALI20221116BHJP
   H02B 1/20 20060101ALI20221116BHJP
   H01F 27/04 20060101ALN20221116BHJP
【FI】
H02G5/08 311J
H02G9/04
H02B1/20 F
H01F27/04 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021080599
(22)【出願日】2021-05-11
(71)【出願人】
【識別番号】000003942
【氏名又は名称】日新電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】特許業務法人HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】徳田 一也
【テーマコード(参考)】
5E059
5G016
5G365
5G369
【Fターム(参考)】
5E059JK02
5G016AA06
5G016AA09
5G016DA10
5G016DA45
5G365CA05
5G369BA03
5G369DB06
(57)【要約】
【課題】変電機器のケーブル引出口と接続対象のケーブル引出口との位置関係において、高低差または奥行き方向でのずれがある場合、ケーブルダクトの製作が難航する。
【解決手段】ケーブルダクト構造(1)は、第1接続部(111)および第2接続部(112)を備える第1調整ダクト(11)を含み、第1接続部(111)と他のダクトの一方とを他方に挿入する挿入の度合いが調整可能であるか、または、第2接続部(112)とさらに他のダクトの一方とを他方に挿入する挿入の度合いが調整可能であり、第1接続部の延伸方向(111a)と、第2接続部の延伸方向(112a)とが角度を成している。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
変電機器と接続対象とを接続するケーブルを保護する少なくとも1つの調整ダクトを含む、変電機器のケーブルダクト構造であって、
前記少なくとも1つの調整ダクトとしての第1調整ダクトを含み、
前記第1調整ダクトは、
前記変電機器が備える第1ダクトに連通する第1接続口が形成された第1接続部と、
前記接続対象が備える第2ダクトに連通する第2接続口が形成された第2接続部と、を備え、
前記第1接続部および当該第1接続部に接続される他のダクトの接続部の一方を他方に挿入したときの挿入の度合いが調整可能であるか、または、前記第2接続部および当該第2接続部に接続される他のダクトの接続部の一方を他方に挿入したときの挿入の度合いが調整可能であり、
前記第1接続部の延伸方向と、前記第2接続部の延伸方向とが角度を成している変電機器のケーブルダクト構造。
【請求項2】
前記ケーブルダクト構造を鉛直上側から平面視したときに、前記第1ダクトの延伸方向と、前記第2接続部の延伸方向とが角度を成している、請求項1に記載の変電機器のケーブルダクト構造。
【請求項3】
前記第1ダクトと前記第2ダクトとの間に配置される、前記少なくとも1つの調整ダクトとしての第2調整ダクトをさらに備え、
前記第1調整ダクトと前記第2調整ダクトとについて、前記挿入の度合いが調整可能である、請求項1または2に記載の変電機器のケーブルダクト構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は変電機器のケーブルダクト構造に関する。
【背景技術】
【0002】
変圧器などの変電機器の電源ケーブルを保護するために、ケーブルダクトが用いられている。建屋の壁、配電盤、および地中溝などのケーブル引出口から、変電機器のブッシングまでをケーブルダクトで保護する場合、ケーブルダクトを予め設計寸法で製作し、施工場所にて施工することが一般的である。変電機器とケーブル引出口は、案件ごとに異なっているため、特許文献1に示すようなケーブルダクトの高さ寸法を可変とし、変電機器の高さに合わせ込めるケーブルダクトが用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開昭64-2425号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、変電機器とケーブル引出口との配線の保護のためには、変電機器とケーブル引出口の実体寸法に合わせた合わせ込みが不可欠であり、当該合わせ込みは、高さ方向の寸法だけではなく、平面方向の寸法でも発生する。このため、特許文献1に開示されているケーブルダクトでは、合わせ込みのための寸法の調整範囲および方向が不十分であった。
【0005】
本発明の一態様は、寸法の調整範囲を拡大させ、方向を多様化できるケーブルダクト構造を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る変電機器のケーブルダクト構造は、変電機器と接続対象とを接続するケーブルを保護する少なくとも1つの調整ダクトを含む、変電機器のケーブルダクト構造であって、前記少なくとも1つの調整ダクトとしての第1調整ダクトを含み、前記第1調整ダクトは、前記変電機器が備える第1ダクトに連通する第1接続口が形成された第1接続部と、前記接続対象が備える第2ダクトに連通する第2接続口が形成された第2接続部と、を備え、前記第1接続部および当該第1接続部に接続される他のダクトの接続部の一方を他方に挿入したときの挿入の度合いが調整可能であるか、または、前記第2接続部および当該第2接続部に接続される他のダクトの接続部の一方を他方に挿入したときの挿入の度合いが調整可能であり、前記第1接続部の延伸方向と、前記第2接続部の延伸方向とが角度を成している。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、寸法の調整範囲を拡大させ、方向を多様化できるケーブルダクト構造を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】実施形態1に係るケーブルダクト構造の正面図である。
図2】実施形態1に係るケーブルダクト構造の平面図である。
図3】変形例1に係るケーブルダクト構造の正面図である。
図4】変形例2に係るケーブルダクト構造の正面図である。
図5】変形例3に係るケーブルダクト構造の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
〔実施形態1〕
以下、本発明の1側面に係る実施の形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を、図面に基づいて説明する。具体的には、図1および図2に基づいて、ケーブルダクト構造1の構成例を説明する。図1は、実施形態1に係るケーブルダクト構造の正面図である。図2は、実施形態1に係るケーブルダクト構造の平面図である。各図面において、X軸およびY軸は、水平面内における互いに垂直な2方向の軸である。また、Z軸は、鉛直方向の軸であり、鉛直上方を正とする。
【0010】
(ケーブルダクト構造1の概要)
図1において、変電機器31は、変電所等に設置される高電圧大電力の変圧に使用される変圧器などである。接続対象32は、建屋の壁、配電盤、および地中溝などのケーブル引出口である。ケーブル40は、変電機器31と接続対象32をと接続するケーブルである。変電機器31へのケーブルの接続には、ブッシング311を用いて接続している。変電機器31には、ブッシング311とケーブル40との接続箇所を保護する第1ダクト21が設けられている。第1ダクト21は、Y軸方向から平面視した場合に屈曲した形状を有するダクトである。接続対象32には、接続対象32とケーブル40との接続箇所を保護する第2ダクト22が設けられている。ケーブルダクト構造1は、ケーブル40を保護する変電機器のケーブルダクト構造である。ケーブルダクト構造1によって、内部のケーブル40を、粉塵および雨・雪などの水気から保護し、安全と事故防止を図っている。
【0011】
実施形態1では、変電機器31のブッシング311は、接続対象32のケーブル接続口(ブッシングなど)よりも下方に設けられている。そのため、変電機器31と接続対象32とをケーブル40で接続するためには、高低差を解消するように、ケーブルダクト構造1を設置しなければならない。
【0012】
(ケーブルダクト構造1の構成例)
ケーブルダクト構造1は、第1調整ダクト11と、第2調整ダクト12とを備える。また、図2に示すように、実施形態1に係るケーブルダクト構造1では、水平平面(XY平面)上において、各ダクトおよび機器(ブッシングなどのケーブル接続口)が直線状に配置される。
【0013】
第1調整ダクト11は、Y軸方向から平面視した場合に屈曲した形状を有するダクトである。第1調整ダクト11は、両端に、第1接続部111と第2接続部112とを有する。
【0014】
第1接続部111は、第1ダクト21の断面よりも大きい第1接続口を開口部として形成する。第1接続部111は、第1方向111a(第1接続部の延伸方向)に延伸している。第1方向111aは、第1接続部111の開口部の断面中心軸であってもよい。第1接続部111は、鉛直下向きに開口を形成している。第2接続部112は、第2調整ダクト12の断面よりも大きい第2接続口を開口部として形成する。第2接続部112は、第2方向(第2接続部の延伸方向)112aに延伸している。第2方向112aは、第2接続部112の開口部の断面中心軸であってもよい。図1に示す例では、第1方向111aと第2方向112aとが成す角度θは90°である。
【0015】
第1ダクト21の端部211は、第1接続部111に挿入されている。このため、第1接続部111は、変電機器31が備える第1ダクト21に連通している。端部211の第1接続部111に対する挿入長さがL1であり、挿入箇所には、クリアランスがあってもよい。
【0016】
第2調整ダクト12は、屈曲部を有しないダクトである。第2調整ダクト12は、両端に第3接続部121と第4接続部122とを有する。
【0017】
第3接続部121は、第2接続部112に挿入されており、第2調整ダクト12は、第2接続部112によって第1調整ダクト11に連通している。第3接続部121の第2接続部112に対する挿入長さがL2であり、挿入箇所にはクリアランスがあってもよい。
【0018】
第4接続部122は、第2ダクト22の接続対象側ではない端部221に挿入されており、接続対象32が備える第2ダクト22は、第4接続部122によって第2調整ダクト12に連通している。第4接続部122の端部221に対する挿入長さがL3であり、挿入箇所にはクリアランスがあってもよい。
【0019】
したがって、ケーブルダクト構造1では、第1ダクト21、第1調整ダクト11、第2調整ダクト12、および第2ダクト22がこの順で互いに連通しており、ケーブル40を配線することができる。
【0020】
ここで、第2調整ダクト12が第2ダクト22に対し、第4接続部122から挿入されている場合に限定されず、端部221の断面が第4接続部の開口部よりも小さく、第2ダクト22が第2調整ダクト12に挿入されてもよい。すなわち、第1調整ダクト11の第2接続部と第2調整ダクト12の第3接続部との一方が他方に挿入されており、その挿入の度合いが調整可能であればよい。ただし、ダクト間の挿入関係は、鉛直上側に来るダクトの接続部が鉛直下側に来るダクトの接続部を覆い隠す(オーバーラップする)ように挿入されることが好ましい。
【0021】
第1調整ダクト11において、第1方向111aと第2方向112aとが成す角度θは90度に限定されず、任意の角度(角度θは0°または180°でない)であってよい。また、第2調整ダクト12は、直線に限定されず、第1調整ダクト11のように、第3接続部の延伸方向と第4接続部の延伸方向とが角度を成している任意の形状であってもよい。
【0022】
第1調整ダクト11および第2調整ダクト12の断面形状は、任意の形状であってもよい。特に、矩形または円を用いられることが多い。特に、正方形の場合は、調整ダクトを90°刻みで回転させることができるため、変電機器と接続対象との任意の配置を容易に実現することができる。
【0023】
(ケーブルダクト構造1の使用例)
ケーブルダクト構造1では、各ダクトの挿入箇所にはクリアランスが設けられているため、挿入長さL1,L2,L3、すなわち挿入度合いを調整することができる。その結果、ケーブルダクト構造1では、第1ダクト21と第2ダクト22との間を第1調整ダクト11および第2調整ダクト12とが干渉しない範囲で任意の配置に調整することができる。そのため、第1調整ダクト11および第2調整ダクト12による調整範囲が大きくなる。
【0024】
第1調整ダクト11および第2調整ダクト12のように複数の調整ダクトに分割することで、任意の角度を付けることができ、あらゆる方向への調節が可能になる。
【0025】
(ケーブルダクト構造1による保護)
上述したように、端部211の開口は、鉛直上向きに開いているが、第1調整ダクト11によって塞がっている。同様に、各挿入箇所は、多少のオーバーラップする区間が設けられている。これらにより、上部からの粉塵および雨・雪などの水気から、内部のケーブル40を保護することができる。
【0026】
また、第1接続部111、第2接続部112、第3接続部121、第4接続部122などの他のダクトとオーバーラップする区間には、ダクトの端部にクリアランスを埋めるパッキンなどを設け、粉塵および水気の侵入を防止してもよい。同様に、施工完了後に、パッキンに変えてコーキングを行い、粉塵および水気の侵入を防止してもよい。
【0027】
〔変形例1〕
図3は、変形例1に係るケーブルダクト構造2の正面図である。変形例1では、実施形態1と異なり、変電機器31のブッシング311は、接続対象32のケーブル接続口(ブッシングなど)よりも上方に設けられている。そのため、変電機器31と接続対象32とをケーブル40で接続するためには、高低差を解消するように、ケーブルダクト構造1を設置しなければならない。
【0028】
変形例1では実施形態1と異なり、第1ダクト21の向きと、第1調整ダクト11の向きと、第1調整ダクト11の第1接続部111および第1ダクト21とのオーバーラップの仕方が異なる。
【0029】
第1ダクト21は、Y軸方向から平面視した場合にL字状に屈曲した形状を有するダクトであり、端部211は、鉛直下向きに開口を形成している。第1調整ダクト11はY軸方向から平面視した場合に屈曲した形状を有するダクトであり、第1接続部111は、鉛直上向きに第1接続口(開口)が開いている。また、第1調整ダクト11の第1接続部111は、第1ダクト21の端部211よりも小さく、端部211に挿入長さL1だけ挿入されている。
【0030】
変形例1でも実施形態1と同様に、ダクトは他のダクトとオーバーラップする区間が設けられており、粉塵および雨・雪などの水気から、内部のケーブル40を保護することができる。
【0031】
〔変形例2〕
図4は、変形例2に係るケーブルダクト構造3の正面図である。変形例2では、実施形態1に対し、調整ダクトを1つしか用いず、第2調整ダクトを用いない点が異なる。
【0032】
すなわち、第2接続部112の接続口(開口)は、第2ダクト22の断面よりも大きく、第1調整ダクト11の第2接続部112は、第2調整ダクトの代わりに、第2ダクト22を挿入している。第2ダクト22の挿入長さはL4である。
【0033】
第1調整ダクト11を配置し、挿入長さL1およびL4を調整することにより、第1ダクト21と第2ダクト22との間を適切な間隔でもって連通させることができる。変形例2では実施形態1と異なり、第2調整ダクトを用いないため自由度が低下しており、実施形態1よりは調整代が少ないが、部品点数が少ないことから安価に施工することができる利点もある。
【0034】
また、調整ダクトは少なくとも1つ以上あればよく、個数は限定されない。さらに、調整ダクトの形状は、少なくとも1つが角度θを成せばよく、他の調整ダクトにも角度がついていてもよい。
【0035】
〔変形例3〕
図5は、変形例3に係るケーブルダクト構造4の平面図である。図1に示した実施形態1では、第1調整ダクト11の第2接続部112は、X軸方向に延びている。変形例3は、実施形態1における第2接続部112がY軸方向に延びるように、第1調整ダクト11の第1ダクト21に対する接続方向を90°変更したものである。図5は、そのように変更したケーブルダクト構造4をZ軸方向から見た図である。
【0036】
より詳細には、第1ダクト21は、実施形態1と同様のXZ平面においてL字状に屈曲したダクトである。第1調整ダクト11は、YZ平面においてL字状に屈曲しており、第1接続部111の第1接続口は、鉛直下向き(Z軸負方向)に開口している。
【0037】
変形例3では、ケーブルダクト構造4をZ軸方向から(すなわち、鉛直上側から)平面視したときに、第1ダクト21の延伸方向(第5方向211a)と、第2接続部112の延伸方向(第2方向112a)とが角度を成している。図5に示す例では、当該角度は90°である。角度φは0°および180°以外の任意の角度でよい。
【0038】
このように変形例3では、変電機器31の第1ダクト21の延伸方向と、接続対象32の第2ダクト22の延伸方向とが同一直線上にない場合でも、変電機器31と接続対象32をつなぐケーブル40を適切に保護することができる。
【0039】
〔まとめ〕
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る変電機器のケーブルダクト構造は、変電機器と接続対象とを接続するケーブルを保護する少なくとも1つの調整ダクトを含む、変電機器のケーブルダクト構造であって、前記少なくとも1つの調整ダクトとしての第1調整ダクトを含み、前記第1調整ダクトは、前記変電機器が備える第1ダクトに連通する第1接続口が形成された第1接続部と、前記接続対象が備える第2ダクトに連通する第2接続口が形成された第2接続部と、を備え、前記第1接続部および当該第1接続部に接続される他のダクトの接続部の一方を他方に挿入したときの挿入の度合いが調整可能であるか、または、前記第2接続部および当該第2接続部に接続される他のダクトの接続部の一方を他方に挿入したときの挿入の度合いが調整可能であり、前記第1接続部の延伸方向と、前記第2接続部の延伸方向とが角度を成している。
【0040】
上記の構成によれば、第1接続部および第2接続部における挿入の度合いを調整することにより、変電機器と接続対象との間の寸法を調整することができる。
【0041】
前記ケーブルダクト構造を鉛直上側から平面視したときに、前記第1ダクトの延伸方向と、前記第2接続部の延伸方向とが角度を成していてもよい。
【0042】
上記の構成によれば、複数の屈曲箇所を設けることができ、方向を調整することで、変電機器と接続対象の水平面上の配置を任意の配置にすることができる。
【0043】
前記第1ダクトと前記第2ダクトとの間に配置される、前記少なくとも1つの調整ダクトとしての第2調整ダクトをさらに備え、前記第1調整ダクトと前記第2調整ダクトとについて、前記挿入の度合いが調整可能であってもよい。
【0044】
上記の構成によれば、挿入の度合いを調整できる調整ダクトの数を複数設けることができ、調整代を増やすことができる。
【0045】
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0046】
1、2、3、4 ケーブルダクト構造
11 第1調整ダクト
12 第2調整ダクト
21 第1ダクト
22 第2ダクト
31 変電機器
32 接続対象
40 ケーブル
111 第1接続部
112 第2接続部
121 第3接続部
122 第4接続部
211、221 端部
図1
図2
図3
図4
図5