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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022174823
(43)【公開日】2022-11-25
(54)【発明の名称】麺線切出装置
(51)【国際特許分類】
   A21C 11/24 20060101AFI20221117BHJP
   B26D 1/24 20060101ALI20221117BHJP
   B26D 3/00 20060101ALI20221117BHJP
【FI】
A21C11/24 A
B26D1/24 A
B26D1/24 E
B26D3/00 601Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021080806
(22)【出願日】2021-05-12
(71)【出願人】
【識別番号】592046851
【氏名又は名称】株式会社高垣製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100149836
【弁理士】
【氏名又は名称】森定 勇二
(72)【発明者】
【氏名】高垣 正雄
【テーマコード(参考)】
3C027
4B031
【Fターム(参考)】
3C027UU01
3C027XX10
4B031CA01
4B031CH09
(57)【要約】
【課題】食感及び味覚に優れる角が立ったシャープな麺線を切り出す麺線切出装置を提供する。
【解決手段】麺線切出装置1は、所定数の環状刃を軸長方向に一定間隔で設けた第1切刃ロール10と、所定数の環状刃を軸長方向に一定間隔で設けた第2切刃ロール20と、を並列配置している。第1切刃ロール10及び第2切刃ロール20の山刃部11、21及び谷刃部12、22の形状は、両端に水平部を設け、かつ、軸長方向中央に向かって円弧上に隆起している。山刃部11、21及び谷刃部12、22の刃幅は、基準寸法としている。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定数の環状刃を軸長方向に一定間隔で設けた第1切刃ロール及び第2切刃ロールを並列配置した麺線切出装置であって、
前記環状刃の山刃部の先端刃形状を、両端部に僅かな水平部を設け、かつ、軸長方向中央に向かって円弧上に隆起させるとともに、前記谷刃部の先端刃形状を、両端部に僅かな水平部を設け、かつ、軸長方向中央に向かって円弧上に隆起させ、さらに、前記山刃部及び前記谷刃部の刃幅を基準寸法とした麺線切出装置。
【請求項2】
前記谷刃部の円弧形状を、前記谷刃部の水平部の内側端をとおり軸長方向中央位置で直角に交わる仮想円弧接線(A)に内接する円弧形状とした請求項1の麺線切出装置。
【請求項3】
前記谷刃部の円弧径を基準寸法の3分の1とした請求項2の麺線切出装置。
【請求項4】
前記山刃部の円弧形状を、前記山刃部の水平部の内側端をとおり軸長方向中央位置で直角に交わる仮想円弧接線(A)に内接する円弧形状とした請求項1から請求項3いずれかに記載の麺線切出装置。
【請求項5】
前記山刃部の円弧径を基準寸法の3分の1とした請求項4の麺線切出装置。
【請求項6】
前記山刃部の水平部から前記谷刃部の水平部までの高さを、基準寸法の1.3倍とした請求項1から請求項5いずれかに記載の麺線切出装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、圧延などにより帯状に形成した麺生地(以下、「麺帯」という。)から任意の太さの麺線を切り出す麺線切出装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
2個のローラ角刃体を並列配置する切断刃ユニットによって断面形状が正方形あるいは長方形といった矩形形状をなすうどん麺線を切り出す場合、麺帯の切断作用はプレスによる押し切りと同等となるため、切り出された麺線の切断面は図11の様に角面がつぶれて丸みを帯び、いわゆる角立ち(エッジ)がない。
【0003】
角立ちのない麺線は、熟練技術者が包丁を滑らせて麺帯を切る、いわゆる包丁切りの切断により角の立った麺線と比較すると、茹でる、蒸す等の加熱調理後において、食する時ののどへの刺激や舌触りが乏しく、触覚的(食感)に劣るものである。また、麺つゆの付着状態に起因する味の変化に乏しく、味覚的にも劣るものであった(特許文献1の段落4)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006-255832号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の様に、角刃による従来の切断刃ユニットでは角立ちがなく、食感や味覚的に劣る麺線となってしまっていた。
【0006】
そこで、切断刃ユニット(麺線切出装置)によって切り出した麺線であっても、熟練技術者による包丁切りの様な角が立ったシャープな麺線となる麺線切出装置を提供することを課題とした。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願発明は、上述の課題を解決するために、所定数の環状刃を軸長方向に一定間隔で設けた第1切刃ロール及び第2切刃ロールを並列配置した麺線切出装置であって、前記環状刃の山刃部の先端刃形状を、両端部に僅かな水平部を設け、かつ、軸長方向中央に向かって円弧上に隆起させるとともに、前記谷刃部の先端刃形状を、両端部に僅かな水平部を設け、かつ、軸長方向中央に向かって円弧上に隆起させ、さらに、前記山刃部及び前記谷刃部の刃幅を基準寸法とした麺線切出装置を提供する。
【0008】
本願発明は、上述の課題を解決するために、さらに、前記谷刃部の円弧形状を、前記谷刃部の水平部の内側端をとおり軸長方向中央位置で直角に交わる仮想円弧接線に内接する円弧形状とした麺線切出装置を提供する。
【0009】
本願発明は、上述の課題を解決するために、さらに、前記谷刃部の円弧径を基準寸法の3分の1とした麺線切出装置を提供する。
【0010】
本願発明は、上述の課題を解決するために、さらに、前記山刃部の円弧形状を、前記山刃部の水平部の内側端をとおり軸長方向中央位置で直角に交わる仮想円弧接線に内接する円弧形状とした麺線切出装置を提供する。
【0011】
本願発明は、上述の課題を解決するために、さらに、前記山刃部の円弧径を基準寸法の3分の1とした麺線切出装置を提供する。
【0012】
本願発明は、上述の課題を解決するために、さらに、前記山刃部の水平部から前記谷刃部の水平部までの高さを基準寸法の1.3倍とした麺線切出装置を提供する。
【発明の効果】
【0013】
本願発明の麺線切出装置は、所定数の環状刃を軸長方向に一定間隔で設けた第1切刃ロール及び第2切刃ロールを並列配置した麺線切出装置であって、前記環状刃の山刃部の先端刃形状を、両端部に僅かな水平部を設け、かつ、軸長方向中央に向かって円弧上に隆起させるとともに、前記谷刃部の先端刃形状を、両端部に僅かな水平部を設け、かつ、軸長方向中央に向かって円弧上に隆起させ、さらに、前記山刃部及び前記谷刃部の刃幅を基準寸法としたことにより、角が立った麺線を切り出すことができ、食感及び味覚に優れた麺線を提供できた。
【0014】
本願発明の麺線切出装置は、さらに、前記谷刃部の円弧形状を、前記谷刃部の水平部の内側端をとおり軸長方向中央位置で直角に交わる仮想円弧接線に内接する円弧形状(前記谷刃部の円弧径を基準寸法の3分の1とすることが好ましい。)としたことにより、角が立った麺線を切り出すことができ、食感及び味覚に優れた麺線を提供できた。
【0015】
本願発明の麺線切出装置は、さらに、前記山刃部の円弧形状を、前記山刃部の水平部の内側端をとおり軸長方向中央位置で直角に交わる仮想円弧接線に内接する円弧形状(前記山刃部の円弧径を基準寸法の3分の1とすることが好ましい。)としたことにより、角が立った麺線を切り出すことができ、食感及び味覚に優れた麺線を提供できた。
【0016】
本願発明の麺線切出装置は、さらに、前記山刃部の水平部から前記谷刃部の水平部までの高さを基準寸法の1.3倍としたことにより、より角が立った麺線を切り出すことができ、食感及び味覚に優れた麺線を提供できた。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1図1は実施例1の麺線切出装置の全体構成を示す全体外観図である。
図2図2は実施例1の第1切刃ロールの環状刃の形状を示す拡大図である。
図3図3は実施例1の第1切刃ロールの山刃部の先端刃形状を示す拡大図である。
図4図4は実施例1の第1切刃ロールの谷刃部の先端刃形状を示す拡大図である。
図5図5は第2切刃ロールの環状刃の形状を示す拡大図である。
図6図6は第2切刃ロールの山刃部の先端刃形状を示す拡大図である。
図7図7は第2切刃ロールの谷刃部の先端刃形状を示す拡大図である。
図8図8は第1切刃ロール及び第2切刃ロールのかみ合わせ部の拡大図である。
図9図9は実施例1の麺線切出装置の作動を示す説明図である。
図10図10は本願の麺線切出装置によって切り出された麺線の断面形状を示す図である。
図11図11は従来の切断刃ユニットによって切り出された麺線の断面形状を示す比較参考図である。
図12図12は実施例2の麺線切出装置の全体構成を示す全体外観図である。
図13図13は実施例2の第1切刃ロールの環状刃の形状を示す拡大図である。
図14図14は実施例2の第1切刃ロールの山刃部の先端刃形状を示す拡大図である。
図15図15は実施例2の第1切刃ロールの谷刃部の先端刃形状を示す拡大図である。
図16図16は実施例2の麺線切出装置の作動を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
麺帯から種々の麺線(うどん、そば、中華めん、素麺等)を切り出す麺線切出装置として実施する。
【実施例0019】
まずは、麺線切出装置の構成について、図1から図8に従い説明する。
【0020】
麺線切出装置(1)は、図1で示す下段に配設した第1切刃ロール(10)と、上段に配設した第2切刃ロール(20)と、を備える(図1)。
【0021】
なお、前記第1切刃ロール(10)及び前記第2切刃ロール(20)の外周には、軸長方向に一定間隔で設けた環状刃を備える。前記環状刃の間隔(後述する、山刃部及び谷刃部の刃幅(L1)。)について、当該麺線切出装置の番手数によって異なるが、例えば、10番手の場合、約3.03ミリメートルである(日本工業規格による)。
【0022】
前記約3.03ミリメートルは、1寸(約30.03ミリメートル)を、番手数で除算した値であり、これを本願書類の中では「基準寸法」と呼ぶ。
【0023】
前記第1切刃ロール(10)の環状刃の形状について、拡大すると山刃部(11)と谷刃部(12)が交互に配列されている(図2)。
【0024】
前記山刃部(11)の形状について、両端部に僅かな幅(L2)の水平部を設け、かつ、軸長方向中央に向かって円弧状に隆起する円弧形状としている(図3)。
【0025】
前記山刃部(11)の円弧径(R1)について、基準寸法の2分の1とすることが好ましい(図3)。
【0026】
前記山刃部(11)の両端部に設けた水平部の幅(L2)について、基準寸法の10分の1としている。
【0027】
前記谷刃部(12)の形状について、両端部に僅かな幅(L2)の水平部を設け、かつ、軸長方向中央に向かって円弧状に隆起する所定の円弧形状としている(図4)。
【0028】
前記谷刃部(12)の円弧形状について、前記谷刃部の水平部の内側端をとおり軸長方向中央位置で直角に交わる仮想円弧接線(A)に内接する円弧形状とすることが好ましい(図2)。
【0029】
前記仮想円弧接線(A)とは、前記谷刃部(12)の各内側端をとおり、かつ、前記谷刃部の軸長方向中央位置で直角に交わる直線のことをいう(図2)。
【0030】
前記谷刃部(12)の円弧径(R2)について、基準寸法の3分の1とすることが好ましい(図4)。
【0031】
前記谷刃部(12)の両端部に設けた水平部の幅(L2)について、基準寸法の10分の1としている(図4)。
【0032】
前記山刃部(11)の水平部から前記谷刃部(12)の水平部までの高さ(T1)について、基準寸法の1.3倍とすることが好ましい(図2)。
【0033】
前記第2切刃ロール(20)の環状刃の形状についても前記第1切刃ロールと同様に、拡大すると山刃部(21)と谷刃部(22)が交互に配列されている(図5)。
【0034】
前記山刃部(21)の形状について、両端部に僅かな幅(L2)の水平部を設け、かつ、軸長方向中央に向かって円弧状に隆起する円弧形状としている(図5)。
【0035】
前記山刃部(21)の円弧径(R3)について、基準寸法の2分の1とすることが好ましい(図6)。
【0036】
前記山刃部(21)の両端部に設けた水平部の幅(L2)について、基準寸法の10分の1としている(図6)。
【0037】
前記谷刃部(22)の形状について、両端部に僅かな幅(L2)の水平部を設け、かつ、軸長方向中央に向かって円弧状に隆起する所定の円弧形状としている(図7)。
【0038】
前記谷刃部(22)の円弧形状について、前記谷刃部の水平部の内側端をとおり軸長方向中央位置で直角に交わる仮想円弧接線(A)に内接する円弧形状とすることが好ましい(図5)。
【0039】
前記仮想円弧接線(A)とは、前記谷刃部(12)の各内側端をとおり、かつ、前記谷刃部の軸長方向中央位置で直角に交わる直線のことをいう(図5)。
【0040】
前記谷刃部(22)の円弧径(R4)について、基準寸法の3分の1とすることが好ましい(図7)。
【0041】
前記谷刃部(22)の両端部に設けた水平部の幅(L2)について、基準寸法の10分の1としている(図7)。
【0042】
前記山刃部(21)の水平部から前記谷刃部(22)の水平部までの高さ(T2)について、基準寸法の1.3倍とすることが好ましい(図5)。
【0043】
前記第1切刃ロール(10)と前記第2切刃ロール(20)は、山刃部と谷刃部が対向する位置で配設される(図8)。
【0044】
次に、麺帯からうどん麺線を切り出す際の作動について、図9に従い説明する。
【0045】
圧延ロール(31)で一定の厚さに圧延された麺帯(N1)を、第1切刃ロール(10)と第2切刃ロール(20)との挟間部に導き入れ、前記第2切刃ロール(20)を時計回り方向に回転させることにより、前記第1切刃ロール(10)が反時計回り方向に従動回転する。
【0046】
前記挟間部に導かれた麺帯(N1)は、前記第1切刃ロール(10)と前記第2切刃ロール(20)との挟間部を通って、図10のごとき角が立った麺線(N2)に切り出される(図9及び図10)。
【実施例0047】
実施例2の麺帯切出装置は、第1切刃ロール及び第2切刃ロールの山刃部の形状が実施例1とは異なるものであり、その異なる部分のみを図12から図15に従い説明する。
【0048】
麺線切出装置(1)は、図12で示す下段に配設した第1切刃ロール(40)と、上段に配設した第2切刃ロール(50)と、を備える(図12)。
【0049】
なお、前記第1切刃ロール(40)及び前記第2切刃ロール(50)の外周には、軸長方向に一定間隔で設けた環状刃を備える。前記環状刃の間隔(山刃部及び谷刃部の刃幅(L1)。)について、当該麺線切出装置の番手数によって異なるが、例えば、10番手の場合、約3.03ミリメートルである(日本工業規格による)。
【0050】
前記約3.03ミリメートルは、1寸(約30.03ミリメートル)を、番手数で除算した値であり、これを本願書類の中では「基準寸法」と呼ぶ。
【0051】
前記第1切刃ロール(40)の環状刃の形状について、拡大すると山刃部(41)と谷刃部(42)が交互に配列されている(図13)。
【0052】
前記山刃部(41)の形状について、両端部に僅かな幅(L2)の水平部を設け、かつ、軸長方向中央に向かって円弧状に隆起する所定の円弧形状としている(図14)。
【0053】
前記山刃部(41)の円弧形状について、前記山刃部の水平部の内側端をとおり軸長方向中央位置で直角に交わる仮想円弧接線(A)に内接する円弧形状とすることが好ましい(図13)。
【0054】
前記仮想円弧接線(A)とは、前記山刃部(41)の各内側端をとおり、かつ、前記山刃部の軸長方向中央位置で直角に交わる直線のことをいう(図13)。
【0055】
前記山刃部(41)の円弧径(R1)について、基準寸法の3分の1とすることが好ましい(図14)。
【0056】
前記山刃部(41)の両端部に設けた水平部の幅(L2)について、基準寸法の10分の1としている(図14)。
【0057】
前記谷刃部(42)の形状について、両端部に僅かな幅(L2)の水平部を設け、かつ、軸長方向中央に向かって円弧状に隆起する所定の円弧形状としている(図15)。
【0058】
前記谷刃部(42)の円弧形状について、前記谷刃部の水平部の内側端をとおり軸長方向中央位置で直角に交わる仮想円弧接線(A)に内接する円弧形状とすることが好ましい(図14)。
【0059】
前記仮想円弧接線(A)とは、前記谷刃部(42)の各内側端をとおり、かつ、前記谷刃部の軸長方向中央位置で直角に交わる直線のことをいう(図13)。
【0060】
前記谷刃部(42)の円弧径(R2)について、基準寸法の3分の1とすることが好ましい(図15)。
【0061】
前記谷刃部(42)の両端部に設けた水平部の幅(L2)について、基準寸法の10分の1としている(図15)。
【0062】
前記山刃部(41)の水平部から前記谷刃部(42)の水平部までの高さ(T1)について、基準寸法の1.3倍とすることが好ましい(図13)。
【0063】
前記第2切刃ロール(50)の環状刃の形状についても前記第1切刃ロール(40)と同様である(図示せず)。
【0064】
前記第2切刃ロール(50)の山刃部の水平部から前記谷刃部の水平部までの高さについて、前記第1切刃ロール及び実施例1と同様の基準寸法の1.3倍とすることが好ましい。
【0065】
なお、麺帯からうどん麺線を切り出す際の作動について、実施例1と同様である(図16)。
【産業上の利用可能性】
【0066】
本願発明の麺線切出装置は、食感及び味覚に優れた角の立ったシャープな麺線を切り出す麺線切出装置であるため、産業上の利用可能性を有する。
【符号の説明】
【0067】
1 麺線切出装置
10 第1切刃ロール
11 山刃部
12 谷刃部
20 第2切刃ロール
21 山刃部
22 谷刃部
31 圧延ロール
40 第1切刃ロール(実施例2)
41 山刃部
42 谷刃部
50 第2切刃ロール(実施例2)
A 仮想円弧接線
L1 山刃部及び谷刃部の刃幅
L2 水平部の幅
T1 第1切刃ロールの山刃部の水平部から谷刃部の水平部までの高さ
T2 第2切刃ロールの山刃部の水平部から谷刃部の水平部までの高さ
N1 麺帯
N2 麺線
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16