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特開2022-174834リフト乗車用プラットフォーム、および、リフトシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022174834
(43)【公開日】2022-11-25
(54)【発明の名称】リフト乗車用プラットフォーム、および、リフトシステム
(51)【国際特許分類】
   A63C 11/08 20060101AFI20221117BHJP
   B61B 11/00 20060101ALI20221117BHJP
【FI】
A63C11/08
B61B11/00 E
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021080821
(22)【出願日】2021-05-12
(71)【出願人】
【識別番号】509027674
【氏名又は名称】株式会社ISホールディングス
(74)【代理人】
【識別番号】100196003
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 太郎
(72)【発明者】
【氏名】遠藤 昭二
(57)【要約】
【課題】ユーザの時間を奪うことなく、また、ユーザに負担を強いることなく、スキー板あるいはスノーボード板の裏面にワックスを塗布可能なリフト乗車用プラットフォーム、および、リフトシステムを提供する。
【解決手段】リフト乗車用プラットフォームは、リフトの搬送ワイヤに取り付けられた椅子に腰掛けた状態のユーザの滑走用板の裏面にワックスを塗布可能なワックス塗布装置を備える。ワックス塗布装置は、椅子が移動する軌道の直下に配置される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
リフトの搬送ワイヤに取り付けられた椅子に腰掛けた状態のユーザの滑走用板の裏面にワックスを塗布可能なワックス塗布装置を備え、
前記ワックス塗布装置は、前記椅子が移動する軌道の直下に配置される
リフト乗車用プラットフォーム。
【請求項2】
前記ワックス塗布装置は、複数のユーザが同時に使用可能である
請求項1に記載のリフト乗車用プラットフォーム。
【請求項3】
前記ワックス塗布装置は、
ワックス塗布ローラと、
前記ワックス塗布ローラを回転軸まわりに回転可能に支持するシャフトと
を具備し、
前記回転軸は、前記椅子の移動方向に対して垂直な方向に延在する
請求項1または2に記載のリフト乗車用プラットフォーム。
【請求項4】
ユーザの乗車位置を示す第1マークを更に具備し、
前記第1マークと前記ワックス塗布装置との間の距離は、2m以上30m以下である
請求項1乃至3のいずれか一項に記載のリフト乗車用プラットフォーム。
【請求項5】
前記ワックス塗布装置の高さは、ユーザが、滑走用板の裏面にワックスを塗布することと、滑走用板を引き上げることにより滑走用板の裏面にワックスを塗布しないこととを選択可能な高さに設定されている
請求項1乃至4のいずれか一項に記載のリフト乗車用プラットフォーム。
【請求項6】
滑走用板から雪を取り除く雪除去装置を更に具備し、
前記雪除去装置は、ユーザの乗車位置と前記ワックス塗布装置との間に配置される
請求項1乃至5のいずれか一項に記載のリフト乗車用プラットフォーム。
【請求項7】
前記ワックス塗布装置の少なくとも一部の利用を禁止するために前記ワックス塗布装置の少なくとも一部を覆うカバー部材を更に具備する
請求項1乃至6のいずれか一項に記載のリフト乗車用プラットフォーム。
【請求項8】
前記カバー部材の上面は、前記椅子の進行方向に向かって高さが高くなる傾斜面を有する
請求項7に記載のリフト乗車用プラットフォーム。
【請求項9】
前記ワックス塗布装置を利用するユーザ用の第1乗車口と、
前記ワックス塗布装置を利用しないユーザ用の第2乗車口と
を更に具備する
請求項1乃至8のいずれか一項に記載のリフト乗車用プラットフォーム。
【請求項10】
請求項1乃至9のいずれか一項に記載のリフト乗車用プラットフォームと、
リフト降車用プラットフォームと、
前記搬送ワイヤと、
前記搬送ワイヤに取り付けられた複数の前記椅子と、
前記搬送ワイヤを駆動するワイヤ駆動装置と、
を具備し、
前記搬送ワイヤ、複数の前記椅子、および、前記ワイヤ駆動装置は、滑走用板の裏面に塗布されたワックスを乾燥させる乾燥設備として機能する
リフトシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、リフト乗車用プラットフォーム、および、リフトシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
スキーヤーが使用するリフト装置が知られている。関連する技術として、特許文献1には、椅子式リフト装置が開示されている。特許文献1に記載の椅子式リフト装置は、牽引ケーブルに取り付けられた椅子と、乗車領域にスキーヤーを搬送するための搬送ベルトとを備える。
【0003】
また、スキー板にワックスを塗布するワックス塗布装置が知られている。関連する技術として、特許文献2には、自動スキー用ワックス塗布装置が開示されている。特許文献2に記載の自動スキー用ワックス塗布装置は、スキーを装着した人が乗る搬送ローラと、雪及び汚れ落しローラと、乾燥ローラと、ワックス塗布ローラと、均しローラとを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2000-135978号公報
【特許文献2】実公昭58-50943号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般に広く知られているように、スキーヤーが使用するリフト装置は、スキーヤーを運搬するための専用装置であり、ワックス塗布装置とは無関係である。他方、ワックス塗布装置は、スキーを楽しむ前またはスキーを楽しんだ後に、スキー板を手入れするための装置であって、リフト装置とは無関係である。リフト装置は、一般的には、スキーヤーが腰掛ける椅子を駆動する駆動装置を有し、上述の特許文献2に記載の自動スキー用ワックス塗布装置は搬送ローラを有するが、椅子を駆動する駆動装置と、特許文献2における搬送ローラとの間には何の関連性もない。
【0006】
本発明の目的は、ユーザの時間を奪うことなく、また、ユーザに負担を強いることなく、スキー板あるいはスノーボード板の裏面にワックスを塗布可能なリフト乗車用プラットフォーム、および、リフトシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下に、発明を実施するための形態で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための形態との対応関係の一例を示すために、参考として、括弧付きで付加されたものである。よって、括弧付きの記載により、特許請求の範囲は、限定的に解釈されるべきではない。
【0008】
いくつかの実施形態におけるリフト乗車用プラットフォームは、リフトの搬送ワイヤ(111)に取り付けられた椅子(113)に腰掛けた状態のユーザ(A)の滑走用板(E)の裏面(E1)にワックスを塗布可能なワックス塗布装置(20)を備える。前記ワックス塗布装置(20)は、前記椅子(113)が移動する軌道の直下に配置される。
【0009】
上記リフト乗車用プラットフォームにおいて、前記ワックス塗布装置(20)は、複数のユーザ(A、B)が同時に使用可能であってもよい。
【0010】
上記リフト乗車用プラットフォームにおいて、前記ワックス塗布装置(20)は、ワックス塗布ローラ(21)と、前記ワックス塗布ローラ(21)を回転軸(AX1)まわりに回転可能に支持するシャフト(23)とを具備していてもよい。前記回転軸(AX1)は、前記椅子(113)の移動方向に対して垂直な方向に延在していてもよい。
【0011】
上記リフト乗車用プラットフォームは、ユーザの乗車位置を示す第1マーク(31)を更に具備していてもよい。前記第1マーク(31)と前記ワックス塗布装置(20)との間の距離(L1)は、2m以上30m以下であってもよい。
【0012】
上記リフト乗車用プラットフォームにおいて、前記ワックス塗布装置(20)の高さは、ユーザが、滑走用板(E)の裏面(E1)にワックスを塗布することと、滑走用板(E)を引き上げることにより滑走用板(E)の裏面(E1)にワックスを塗布しないこととを選択可能な高さに設定されていてもよい。
【0013】
上記リフト乗車用プラットフォームは、滑走用板(E)から雪を取り除く雪除去装置(40)を更に具備していてもよい。また、前記雪除去装置(40)は、ユーザの乗車位置(31)と前記ワックス塗布装置(20)との間に配置されていてもよい。
【0014】
上記リフト乗車用プラットフォームは、前記ワックス塗布装置(20)の少なくとも一部の利用を禁止するために前記ワックス塗布装置(20)の少なくとも一部を覆うカバー部材(70)を更に具備していてもよい。
【0015】
上記リフト乗車用プラットフォームにおいて、前記カバー部材(70)の上面(71)は、前記椅子(113)の進行方向に向かって高さが高くなる傾斜面を有していてもよい。
【0016】
上記リフト乗車用プラットフォームは、前記ワックス塗布装置(20)を利用するユーザ用の第1乗車口(81)と、前記ワックス塗布装置(20)を利用しないユーザ用の第2乗車口(82)とを更に具備していてもよい。
【0017】
いくつかの実施形態におけるリフトシステムは、上述のリフト乗車用プラットフォーム(1)と、リフト降車用プラットフォーム(9)と、前記搬送ワイヤ(111)と、前記搬送ワイヤ(111)に取り付けられた複数の前記椅子(113)と、前記搬送ワイヤ(111)を駆動するワイヤ駆動装置(117)と、を具備する。前記搬送ワイヤ(111)、複数の前記椅子(113)、および、前記ワイヤ駆動装置(117)は、滑走用板(E)の裏面(E1)に塗布されたワックスを乾燥させる乾燥設備として機能する。
【発明の効果】
【0018】
本発明により、ユーザの時間を奪うことなく、また、ユーザに負担を強いることなく、スキー板あるいはスノーボード板の裏面にワックスを塗布可能なリフト乗車用プラットフォーム、および、リフトシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1図1は、第1の実施形態におけるリフト乗車用プラットフォームを模式的に示す概略断面図である。
図2図2は、第1の実施形態におけるリフト乗車用プラットフォームを模式的に示す概略平面図である。
図3図3は、ワックス塗布装置の一例を模式的に示す図である。
図4図4は、第1の実施形態におけるリフト乗車用プラットフォームを模式的に示す概略平面図である。
図5図5は、第1の実施形態におけるリフト乗車用プラットフォームを模式的に示す概略断面図である。
図6図6は、第1の実施形態におけるリフト乗車用プラットフォームを模式的に示す概略断面図である。
図7図7は、第2の実施形態におけるリフト乗車用プラットフォームを模式的に示す概略断面図である。
図8図8は、第2の実施形態におけるリフト乗車用プラットフォームを模式的に示す概略断面図である。
図9図9は、第3の実施形態におけるリフト乗車用プラットフォームを模式的に示す概略断面図である。
図10図10は、第4の実施形態におけるリフト乗車用プラットフォームを模式的に示す概略断面図である。
図11図11は、第4の実施形態におけるリフト乗車用プラットフォームを模式的に示す概略平面図である。
図12図12は、第5の実施形態におけるリフト乗車用プラットフォームを模式的に示す概略側面図である。
図13図13は、第6の実施形態におけるリフトシステムを模式的に示す概略2面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、実施形態におけるリフト乗車用プラットフォーム1、および、リフトシステム100に関して、添付図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、同じ機能を有する部材、部位については、同一の符号が付され、同一の符号が付されている部材、部位について、繰り返しの説明は省略される。
【0021】
(方向の定義)
本明細書において、リフト乗車用プラットフォーム1の後端11(換言すれば、リフト降車用プラットフォームから遠い側の端)から、リフト乗車用プラットフォーム1の前端12(換言すれば、リフト降車用プラットフォームに近い側の端)に向かう方向を「第1方向DR1」と定義し、第1方向DR1と反対の方向を「第2方向DR2」と定義する。図2に例示されるように、第1方向DR1は、ユーザが乗っている椅子113の移動方向と一致する。
【0022】
本明細書において、リフト乗車用プラットフォーム1の幅方向を「第3方向DR3」と定義する。
【0023】
(第1の実施形態)
図1乃至図6を参照して、第1の実施形態におけるリフト乗車用プラットフォーム1Aについて説明する。図1図5、および、図6は、第1の実施形態におけるリフト乗車用プラットフォーム1Aを模式的に示す概略断面図である。図2、および、図4は、第1の実施形態におけるリフト乗車用プラットフォーム1Aを模式的に示す概略平面図である。図3は、ワックス塗布装置20の一例を模式的に示す図である。
【0024】
第1の実施形態におけるリフト乗車用プラットフォーム1Aは、ワックス塗布装置20を備える。
【0025】
図1に記載の例では、ワックス塗布装置20は、リフト110の搬送ワイヤ111に取り付けられた椅子113に腰掛けた状態のユーザAの滑走用板Eの裏面E1にワックスを塗布する。なお、本明細書において、滑走用板Eには、スキー板およびスノーボード板が包含される。また、図1に記載の例において、滑走用板Eは、ブーツFを介してユーザの足に装着されている。
【0026】
図2に記載の例では、ワックス塗布装置20は、椅子113が移動する軌道の直下に配置されている。図2に記載の例では、椅子113が第1方向DR1に移動すると、椅子113に腰掛けた状態のユーザAの滑走用板Eも第1方向DR1に移動する。よって、ワックス塗布装置20に対して滑走用板Eを相対移動させるための搬送装置を新たに設ける必要がない。また、搬送装置を新たに設ける必要がないため、省エネおよび脱炭素に貢献することができる。
【0027】
第1の実施形態では、ユーザがリフト110の椅子113に乗車し、椅子113が移動することにより、滑走用板Eにワックスが塗布される。よって、第1の実施形態では、ユーザの時間を奪うことなく、また、ユーザに負担を強いることなく、滑走用板Eの裏面E1にワックスを塗布可能なリフト乗車用プラットフォーム1Aが提供される。なお、本明細書において「乗車」とは、リフト110(より具体的には、椅子113)に乗り込むことを意味し、「降車」とは、リフト110(より具体的には、椅子113)から降りることを意味する。
【0028】
(任意付加的な構成)
続いて、図1乃至図6を参照して、第1の実施形態において採用可能な任意付加的な構成について説明する。
【0029】
(椅子113)
図2に記載の例では、椅子113は、第1ユーザAおよび第2ユーザBを含む複数のユーザが腰掛け可能である。換言すれば、椅子113は、第1ユーザAが腰掛ける第1座部113Aと、第2ユーザBが腰掛ける第2座部113Bとを有する。図2に記載の例では、ワックス塗布装置20は、第1座部113Aの移動軌道の直下の領域AR1に配置されるとともに、第2座部113Bの移動軌道の直下の領域AR2に配置されている。この場合、ワックス塗布装置20を、複数のユーザ(A、B)が同時に使用することができる。例えば、複数人の友達同士で椅子113を使用する場合、複数人それぞれの滑走用板Eに同時にワックス塗布することが可能である。よって、従来のワックス塗布装置のように、友達の滑走用板Eにワックスが塗布される間、他の友達が待っている必要が生じない。なお、図2に記載の例では、椅子113は、2人用の椅子であるが、椅子113は、3人用の椅子、あるいは、4人用の椅子であってもよい。
【0030】
(ワックス塗布装置20)
図2に記載の例では、ワックス塗布装置20は、ワックス塗布ローラ21と、ワックス塗布ローラ21を回転軸AX1まわりに回転可能に支持するシャフト23と、を備える。図2に記載の例では、回転軸AX1は、椅子113の移動方向に対して垂直な方向(より具体的には、第3方向DR3)に沿って延在している。回転軸AX1が、椅子113の移動方向に対して垂直である場合、ワックス塗布ローラ21と接触する滑走用板Eの向きが、第1方向DR1に平行な方向に維持され易い。
【0031】
図2に記載の例では、1つのワックス塗布ローラ21が、第1座部113Aの移動軌道の直下の領域AR1と、第2座部113Bの移動軌道の直下の領域AR2とに跨って配置されている。この場合、ワックス塗布装置20を構成する部品の部品点数を低減することができる。ただし、実施形態において、第1座部113Aの移動軌道の直下の領域AR1に第1のワックス塗布ローラが配置され、第2座部113Bの移動軌道の直下の領域AR2に、第1のワックス塗布ローラとは別の第2のワックス塗布ローラが配置されても構わない。
【0032】
ワックス塗布ローラ21は、滑走用板Eとの接触により、滑走用板Eによって回転される受動ローラであってもよい。代替的に、リフト乗車用プラットフォーム1Aは、ワックス塗布ローラ21を回転させる(換言すれば、シャフト23を回転させる)駆動装置25を備えていてもよい。
【0033】
図3に記載の例では、駆動装置25は、ワックス塗布ローラ21の上端21eの移動方向ER1が、椅子113の移動方向(換言すれば、第1方向DR1)と一致するように、ワックス塗布ローラ21およびシャフト23を回転軸AX1まわりに回転させる。ワックス塗布ローラ21の上端21eの移動方向ER1が、椅子113の移動方向と一致していることにより、滑走用板Eとワックス塗布ローラ21との間で引っ掛かりが生じにくい。
【0034】
駆動装置25は、ワックス塗布ローラ21の上端21eの第1方向DR1への移動速度が、椅子113の第1方向DR1への移動速度と等しいか、椅子113の第1方向DR1への移動速度よりも速い速度となるように、ワックス塗布ローラ21およびシャフト23を回転軸AX1まわりに回転させてもよい。この場合、滑走用板Eとワックス塗布ローラ21との間で引っ掛かりが更に生じにくくなる。
【0035】
図3に記載の例では、ワックス塗布装置20は、液体ワックスDを貯留する貯留槽27を備え、ワックス塗布ローラ21の下端部21fが、貯留槽27内の液体ワックスDに接触している。
【0036】
ワックス塗布ローラ21は、スポンジローラであってもよいし、回転軸AX1から離れる方向に延在するブラシを備えたブラシローラであってもよい。
【0037】
また、図4に例示されるように、ワックス塗布ローラ21は、第1ローラ21-1と、第1ローラ21-1よりも第1方向側に配置された第2ローラ21-2とを含んでいてもよい。図4に記載の例では、第2ローラ21-2は、第1ローラ21-1と平行に配置されている。
【0038】
図2乃至図4に記載の例では、ワックス塗布装置20は、液体ワックスDを塗布する装置である。代替的に、ワックス塗布装置20は、固体ワックスを滑走用板Eの裏面E1に塗布する装置であってもよい。また、図2乃至図4に記載の例では、ワックス塗布装置20は、ワックス塗布ローラ21を有する。代替的に、あるいは、付加的に、ワックス塗布装置20は、液体ワックスを滑走用板Eの裏面E1に向けて噴射するノズルを有していてもよい。図2乃至図4に記載の例では、ワックス塗布装置20(より具体的には、貯留槽27)が、リフト乗車用プラットフォーム1Aのベース部13内に埋め込まれている。ワックス塗布装置20(より具体的には、貯留槽27)がベース部13内に埋め込まれることにより、ベース部13の上面13uからのワックス塗布装置20の突出量を小さくすることができる。
【0039】
(第1マーク31)
図5に記載の例では、リフト乗車用プラットフォーム1Aは、ユーザの乗車位置を示す第1マーク31を備える。第1マーク31は、例えば、オレンジ色の長方形と緑色の長方形とによって構成される。
【0040】
図5に記載の例では、第1マーク31とワックス塗布装置20との間の距離L1は、2m以上30m以下、あるいは、6m以上20m以下である。距離L1が2m以上あるいは6m以上であることにより、ユーザは、椅子113に腰掛けた後、臀部の位置等を調整し、その後、余裕をもって、滑走用板Eへのワックス塗布に集中することができる。なお、距離L1が2m以上あるいは6m以上であることに対応して、リフト乗車用プラットフォーム1Aの全長が、一般的なリフト乗車用プラットフォームの全長よりも長くなっても構わない。また、距離L1が30m以下あるいは20m以下であることにより、リフト乗車用プラットフォーム1Aの全長が過剰に長くならない。
【0041】
(ワックス塗布装置の高さ)
図6に記載の例では、ワックス塗布装置20の高さ(より具体的には、ワックス塗布ローラ21の上端21eの高さ)は、ユーザが、滑走用板Eの裏面E1にワックスを塗布することと、滑走用板Eを引き上げることにより滑走用板Eの裏面E1にワックスを塗布しないこととを選択可能な高さに設定されている。より具体的には、図6に記載の例において、通常の姿勢のユーザCは、滑走用板Eの裏面E1にワックスを塗布することができ、膝を持ち上げた姿勢のユーザAは、滑走用板Eの裏面E1にワックスが塗布されることを回避できる。例えば、事前に自身の滑走用板Eの裏面E1にワックスを塗布していたユーザAは、滑走用板Eの裏面E1に重畳的にワックスが塗布されることを回避することができる。
【0042】
例えば、ワックス塗布ローラ21の上端21eと椅子113の座面(換言すれば、椅子113の座部の上面)との間の距離H1は、30cm以上75cm以下、あるいは、40cm以上65cm以下に設定される。
【0043】
(第2の実施形態)
図7および図8を参照して、第2の実施形態におけるリフト乗車用プラットフォーム1Bについて説明する。図7および図8は、第2の実施形態におけるリフト乗車用プラットフォーム1Bを模式的に示す概略断面図である。
【0044】
第2の実施形態では、第1の実施形態と異なる点を中心に説明し、第1の実施形態において説明済みの事項についての繰り返しとなる説明は省略する。よって、第2の実施形態において明示的に説明されなかったとしても、第2の実施形態において、第1の実施形態で説明済みの事項を採用可能であることは言うまでもない。
【0045】
第2の実施形態におけるリフト乗車用プラットフォーム1Bは、(1)リフト110の搬送ワイヤ111に取り付けられた椅子113に腰掛けた状態のユーザの滑走用板Eの裏面E1にワックスを塗布可能なワックス塗布装置20を備える。(2)ワックス塗布装置20は、椅子113が移動する軌道の直下に配置される。
【0046】
よって、第2の実施形態におけるリフト乗車用プラットフォーム1Bは、第1の実施形態におけるリフト乗車用プラットフォーム1Aと同様の効果を奏する。
【0047】
(雪除去装置40)
第2の実施形態におけるリフト乗車用プラットフォーム1Bは、滑走用板Eから雪を取り除く雪除去装置40を備える。図7に記載の例では、雪除去装置40は、ユーザの乗車位置(31)とワックス塗布装置20との間に配置されている。
【0048】
雪除去装置40が、ユーザの乗車位置(31)とワックス塗布装置20との間に配置されている場合、ユーザが椅子113に腰掛けた後に、滑走用板Eから雪を取り除くことができる。滑走用板Eから雪が取り除かれることにより、滑走用板Eにワックスを好適に塗布することができる。
【0049】
図7に記載の例では、雪除去装置40は、滑走用板Eの裏面E1に向けてエアを吹き付ける(図7における矢印ER2を参照。)エア吹き付け装置40aを含む。エア吹き付け装置40aが吹き付けるエアは、空気を加温することにより得られるホットエアであってもよい。
【0050】
代替的に、あるいは、付加的に、雪除去装置40は、第2回転軸AX2まわりを回転可能な雪除去ローラ40bを含んでいてもよい。図8に記載の例では、雪除去ローラ40bは、第2回転軸AX2から離れる方向に延在するブラシを備えたブラシローラである。なお、第2回転軸AX2は、第3方向DR3に平行である。リフト乗車用プラットフォーム1Aは、雪除去ローラ40bを回転させる駆動装置を備えていてもよい。
【0051】
雪除去ローラ40bは、常温よりも温度が高い温熱ローラであってもよい。代替的に、あるいは、付加的に、雪除去装置40は、ヒータを含んでいてもよい。
【0052】
図7および図8に記載の例では、雪除去装置40が、リフト乗車用プラットフォーム1Bのベース部13内に埋め込まれている。雪除去装置40がベース部13内に埋め込まれることにより、ベース部13の上面13uからの雪除去装置40の突出量を小さくすることができる。
【0053】
(第3の実施形態)
図9を参照して、第3の実施形態におけるリフト乗車用プラットフォーム1Cについて説明する。図9は、第3の実施形態におけるリフト乗車用プラットフォーム1Cを模式的に示す概略断面図である。
【0054】
第3の実施形態では、第1の実施形態および第2の実施形態と異なる点を中心に説明し、第1の実施形態または第2の実施形態において説明済みの事項についての繰り返しとなる説明は省略する。よって、第3の実施形態において明示的に説明されなかったとしても、第3の実施形態において、第1の実施形態または第2の実施形態で説明済みの事項を採用可能であることは言うまでもない。
【0055】
第3の実施形態におけるリフト乗車用プラットフォーム1Cは、(1)リフト110の搬送ワイヤ111に取り付けられた椅子113に腰掛けた状態のユーザの滑走用板Eの裏面E1にワックスを塗布可能なワックス塗布装置20を備える。(2)ワックス塗布装置20は、椅子113が移動する軌道の直下に配置される。
【0056】
よって、第3の実施形態におけるリフト乗車用プラットフォーム1Cは、第1の実施形態におけるリフト乗車用プラットフォーム1Aと同様の効果を奏する。
【0057】
(乾燥装置50、掻き取り装置60)
第3の実施形態におけるリフト乗車用プラットフォーム1Cは、ワックス塗布装置20よりも第1方向DR1側に配置された乾燥装置50および/または掻き取り装置60を備える。乾燥装置50は、液体ワックスを乾燥させて、滑走用板Eに定着させる。また、掻き取り装置60は、滑走用板Eに付着した余剰のワックスを掻き取る。当該掻き取りにより、滑走用板Eの滑走面がより平滑化される。
【0058】
図9に記載の例では、乾燥装置50は、滑走用板Eの裏面E1に向けてホットエアを吹き付ける(図9における矢印ER3を参照。)エア吹き付け装置50aを含む。代替的に、あるいは、付加的に、乾燥装置50は、ヒータを含んでいてもよい。
【0059】
図9に記載の例では、掻き取り装置60は、第3回転軸AX3まわりを回転可能な掻き取りローラ60aを含む。図9に記載の例では、掻き取りローラ60aは、第3回転軸AX3から離れる方向に延在するブラシを備えたブラシローラである。なお、第3回転軸AX3は、第3方向DR3に平行である。リフト乗車用プラットフォーム1Aは、掻き取りローラ60aを第3回転軸AX3まわりに回転させる第2駆動装置65を備えていてもよい。
【0060】
代替的に、あるいは、付加的に、掻き取り装置60は、へら等のスクレーパを含んでいてもよい。
【0061】
図9に記載の例では、掻き取り装置60は、乾燥装置50よりも第1方向DR1側に配置されている。代替的に、掻き取り装置60は、乾燥装置50よりも第2方向DR2側に配置されていてもよい。また、掻き取り装置60、および、乾燥装置50のうちの一方が省略されてもよい。
【0062】
図9に記載の例では、乾燥装置50および/または掻き取り装置60が、リフト乗車用プラットフォーム1Cのベース部13内に埋め込まれている。乾燥装置50および/または掻き取り装置60がベース部13内に埋め込まれることにより、ベース部13の上面13uからの乾燥装置50および/または掻き取り装置60の突出量を小さくすることができる。
【0063】
(第4の実施形態)
図10および図11を参照して、第4の実施形態におけるリフト乗車用プラットフォーム1Dについて説明する。図10および図11は、第4の実施形態におけるリフト乗車用プラットフォーム1Dを模式的に示す概略断面図である。
【0064】
第4の実施形態では、第1の実施形態乃至第3の実施形態と異なる点を中心に説明し、第1の実施形態、第2の実施形態、または、第3の実施形態において説明済みの事項についての繰り返しとなる説明は省略する。よって、第4の実施形態において明示的に説明されなかったとしても、第4の実施形態において、第1の実施形態、第2の実施形態、または、第3の実施形態で説明済みの事項を採用可能であることは言うまでもない。
【0065】
第4の実施形態におけるリフト乗車用プラットフォーム1Dは、第1の実施形態乃至第3の実施形態のいずれかにおけるリフト乗車用プラットフォーム1の構成に加えて、ワックス塗布装置20(より具体的には、ワックス塗布ローラ21)の一部あるいは全体を覆うカバー部材70を備える。カバー部材70は、ワックス塗布装置20の一部あるいは全体の利用を禁止する。
【0066】
例えば、最寒期では、雪質が良く(例えば、雪がパウダースノーであり)、ワックス塗布装置20が不要となる場合も想定される。この場合、図10に例示されるように、ワックス塗布装置20(より具体的には、ワックス塗布ローラ21)の全体をカバー部材70で覆うことにより、ワックス塗布装置20の利用が禁止されてもよい。
【0067】
ワックス塗布装置20(より具体的には、ワックス塗布ローラ21)の全体がカバー部材70で覆われた状態で、椅子113が搬送ワイヤ111によって牽引されることにより、ユーザの滑走用板Eは、カバー部材70の直上を通過する。よって、滑走用板Eが、ワックス塗布装置20に引っ掛かることがない。
【0068】
滑走用板Eが、カバー部材70に引っ掛かることを防止する観点から、カバー部材70の上面71は、椅子113の進行方向(換言すれば、第1方向DR1)に向かって高さが高くなる傾斜面を有していてもよい。
【0069】
図11に記載の例では、ワックス塗布装置20(より具体的には、ワックス塗布ローラ21)の一部がカバー部材70で覆われ、ワックス塗布装置20の一部の利用が禁止されている。より具体的には、図11に記載の例では、第1座部113Aの移動軌道の直下の領域AR1に第1カバー部材70aが配置されている。他方、第2座部113Bの移動軌道の直下の領域AR2では、ワックス塗布装置20(より具体的には、ワックス塗布ローラ21)が露出されている。この場合、ワックスの塗布が不要なユーザは、第1座部113Aに腰掛け、ワックスの塗布が必要なユーザは、第2座部113Bに腰掛ければよい。
【0070】
なお、ワックス塗布装置20(より具体的には、ワックス塗布ローラ21)のうちのどの領域を覆うかを選択可能にする観点から、カバー部材70は、第1カバー部材70aおよび第2カバー部材70bを含む複数のカバー部材を有していてもよい。図11に記載の例では、第1カバー部材70aは、ワックス塗布装置20の一部を覆うように配置され、第2カバー部材70bは、ワックス塗布装置20から取り外されている。第1カバー部材70aおよび第2カバー部材70bの各々の上面71は、椅子113の進行方向(換言すれば、第1方向DR1)に向かって高さが高くなる傾斜面を有していてもよい。
【0071】
(第5の実施形態)
図12を参照して、第5の実施形態におけるリフト乗車用プラットフォーム1Eについて説明する。図12は、第5の実施形態におけるリフト乗車用プラットフォーム1Eを模式的に示す概略断面図である。
【0072】
第5の実施形態では、第1の実施形態乃至第4の実施形態と異なる点を中心に説明し、第1の実施形態、第2の実施形態、第3の実施形態、または、第4の実施形態において説明済みの事項についての繰り返しとなる説明は省略する。よって、第5の実施形態において明示的に説明されなかったとしても、第5の実施形態において、第1の実施形態、第2の実施形態、第3の実施形態、または、第4の実施形態で説明済みの事項を採用可能であることは言うまでもない。
【0073】
第5の実施形態におけるリフト乗車用プラットフォーム1Eは、第1の実施形態乃至第4の実施形態のいずれかにおけるリフト乗車用プラットフォーム1の構成と、ワックス塗布装置20を利用するユーザ用の第1乗車口81と、ワックス塗布装置20を利用しないユーザ用の第2乗車口82を備える。図12に記載の例では、リフト乗車用プラットフォーム1Eに、第1乗車口81を利用するユーザの乗車位置を示す第1マーク31と、第2乗車口82を利用するユーザの乗車位置を示す第2マーク32とが設けられている。
【0074】
例えば、最寒期では、雪質が良く(例えば、雪がパウダースノーであり)、ワックス塗布装置20が不要となる場合も想定される。この場合、全てのユーザは、第2乗車口82を利用するようにしてもよい。
【0075】
代替的に、ユーザが、第1乗車口81および第2乗車口82のうちの一方を選択できるようにしてもよい。換言すれば、ワックス塗布装置20を利用するユーザが、第1乗車口81から椅子113に搭乗し、ワックス塗布装置20を利用しないユーザが、第2乗車口82から椅子113に搭乗するようにしてもよい。
【0076】
(第6の実施形態)
図13を参照して、第6の実施形態におけるリフトシステム100について説明する。図13は、第6の実施形態におけるリフトシステム100を模式的に示す概略2面図である。図13の上側には、概略平面図が記載され、図13の下側には、概略断面図が記載されている。
【0077】
第6の実施形態におけるリフトシステム100は、(1)第1の実施形態乃至第5の実施形態のいずれかにおけるリフト乗車用プラットフォーム1と、(2)リフト降車用プラットフォーム9と、(3)搬送ワイヤ111と、(4)搬送ワイヤ111に取り付けられた複数の椅子113と、(5)搬送ワイヤ111を駆動するワイヤ駆動装置117と、を具備する。(6)搬送ワイヤ111、複数の椅子113、および、ワイヤ駆動装置117は、滑走用板Eの裏面E1に塗布されたワックスを乾燥させる乾燥設備として機能する。
【0078】
リフト乗車用プラットフォーム1は、搬送ワイヤ111が掛け回される第1ホイール15を備える。第1ホイール15は、ワイヤ駆動装置117として機能する。換言すれば、第1ホイール15は、駆動ホイールである。
【0079】
リフト降車用プラットフォーム9は、リフト乗車用プラットフォーム1よりも高い位置に配置される。リフト降車用プラットフォーム9は、搬送ワイヤ111が掛け回される第2ホイール95を備える。
【0080】
搬送ワイヤ111は、第1ホイール15および第2ホイール95に掛け回され、循環経路に沿って移動する。搬送ワイヤ111には、複数の椅子113が取り付けられる。よって、複数の椅子113は、搬送ワイヤ111とともに循環経路に沿って移動する。搬送ワイヤ111は、ワイヤ駆動装置117(より具体的には、第1ホイール15)によって駆動される。
【0081】
搬送ワイヤ111、複数の椅子113、および、ワイヤ駆動装置117は、ユーザの滑走用板Eを、空中移動させる。搬送ワイヤ111、複数の椅子113、および、ワイヤ駆動装置117は、ユーザの滑走用板Eを、十分な時間(例えば、5分間以上)、空中移動させる。当該空中移動により、滑走用板Eに塗布されたワックスが乾燥され、ワックスが滑走用板Eに定着する。
【0082】
第6の実施形態は、第1の実施形態乃至第5の実施形態のいずれかと同様の効果を奏する。加えて、第6の実施形態では、ユーザがリフト110の椅子113に腰掛けているだけで、ユーザの滑走用板Eに塗布されたワックスが乾燥される。よって、第6の実施形態では、ユーザの時間を奪うことなく、また、ユーザに負担を強いることなく、滑走用板Eの裏面E1に塗布されたワックスを乾燥することができる。なお、第6の実施形態では、滑走用板Eの空中移動により、滑走用板Eの裏面E1に塗布されたワックスが乾燥される。よって、リフト乗車用プラットフォーム1には、ワックス乾燥装置を配置する必要がないか、あるいは、リフト乗車用プラットフォーム1に配置されるワックス乾燥装置を小型化することができる。
【0083】
本発明は上記各実施形態または各変形例に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施形態または各変形例は適宜変形又は変更され得ることは明らかである。また、各実施形態または各変形例で用いられる種々の技術は、技術的矛盾が生じない限り、他の実施形態または他の変形例にも適用可能である。さらに、各実施形態または各変形例における任意付加的な構成は、適宜省略可能である。
【符号の説明】
【0084】
1、1A、1B、1C、1D、1E:リフト乗車用プラットフォーム
9 :リフト降車用プラットフォーム
11 :後端
12 :前端
13 :ベース部
13u :上面
15 :第1ホイール
20 :ワックス塗布装置
21 :ワックス塗布ローラ
21-1 :第1ローラ
21-2 :第2ローラ
21e :上端
21f :下端部
23 :シャフト
25 :駆動装置
27 :貯留槽
31 :第1マーク
32 :第2マーク
40 :雪除去装置
40a :エア吹き付け装置
40b :雪除去ローラ
50 :乾燥装置
50a :エア吹き付け装置
60 :掻き取り装置
60a :掻き取りローラ
65 :第2駆動装置
70 :カバー部材
70a :第1カバー部材
70b :第2カバー部材
71 :上面
81 :第1乗車口
82 :第2乗車口
95 :第2ホイール
100 :リフトシステム
110 :リフト
111 :搬送ワイヤ
113 :椅子
113A :第1座部
113B :第2座部
117 :ワイヤ駆動装置
D :液体ワックス
E :滑走用板
E1 :裏面
F :ブーツ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13