(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022176699
(43)【公開日】2022-11-30
(54)【発明の名称】エレベータ配線の分岐箱
(51)【国際特許分類】
B66B 7/00 20060101AFI20221122BHJP
B66B 7/06 20060101ALI20221122BHJP
H02G 3/14 20060101ALI20221122BHJP
H02G 3/10 20060101ALI20221122BHJP
【FI】
B66B7/00 F
B66B7/06 Q
H02G3/14
H02G3/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021083251
(22)【出願日】2021-05-17
(71)【出願人】
【識別番号】000236056
【氏名又は名称】三菱電機ビルソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003199
【氏名又は名称】弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】田中 麦平
【テーマコード(参考)】
3F305
5G361
【Fターム(参考)】
3F305BA11
5G361AA02
5G361AC01
5G361AC03
5G361AE01
(57)【要約】
【課題】エレベータ配線の結線部を覆うように設置されるエレベータ配線の分岐箱において、昇降路の壁面への設置作業の効率化及び簡易化を図る。
【解決手段】エレベータ配線の分岐箱は、裏面が壁面に接面され表面に幹配線と分岐配線との結線部が配置される樹脂製の本体部と、本体部の表面を結線部の上から覆う樹脂製のカバー部と、を備える。本体部は、表面の側が有蓋筒形状に突出した複数の篏合凸部を備える。カバー部は、複数の凸部のそれぞれと着脱自在に嵌合するように、本体部と面する側が有蓋筒形状に凹んだ複数の篏合凹部を備える。そして、分岐箱は、複数の篏合凸部と嵌合された複数の篏合凹部の少なくとも何れか1つの上から鋲を打ち込むことにより、壁面に固定される。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エレベータの幹配線と分岐配線との結線部を覆うように昇降路の壁面に鋲で固定されるエレベータ配線の分岐箱であって、
裏面が前記壁面に接面され、表面に前記結線部が配置される樹脂製の本体部と、
前記本体部の前記表面を前記結線部の上から覆う樹脂製のカバー部と、を備え、
前記本体部は、
前記表面の側が有蓋筒形状に突出した複数の篏合凸部を備え、
前記カバー部は、
前記複数の篏合凸部のそれぞれと着脱自在に嵌合するように、前記本体部と面する側が有蓋筒形状に凹んだ複数の篏合凹部を備え、
前記分岐箱は、前記複数の篏合凸部と嵌合された前記複数の篏合凹部の少なくとも何れか1つの上から鋲を打ち込むことにより、前記壁面に固定される
エレベータ配線の分岐箱。
【請求項2】
前記幹配線を前記本体部に固定するための樹脂製の結束部材を備える請求項1に記載のエレベータ配線の分岐箱。
【請求項3】
前記複数の篏合凸部は、前記有蓋筒形状の側面に複数のスリットが設けられている
請求項1又は請求項2に記載のエレベータ配線の分岐箱。
【請求項4】
前記複数の篏合凹部は、前記有蓋筒形状の側面に複数のスリットが設けられている
請求項1から請求項3の何れか1項に記載のエレベータ配線の分岐箱。
【請求項5】
前記カバー部は、前記複数の篏合凹部のそれぞれの周囲を囲むように形成されたなぞり溝を有する
請求項1から請求項4の何れか1項に記載のエレベータ配線の分岐箱。
【請求項6】
前記複数の篏合凸部は、配置された前記結線部を挟んだ両縁部に、それぞれ複数個が並んで設けられている請求項1から請求項5の何れか1項に記載のエレベータ配線の分岐箱。
【請求項7】
エレベータの幹配線と分岐配線との結線部を覆うように昇降路の壁面に鋲で固定されるエレベータ配線の分岐箱であって、
前記結線部の上から覆う樹脂製のカバー部を備え、
前記カバー部は、配置された前記結線部を挟んだ両縁部に、前記壁面に接面する側が有蓋筒形状に凹んだ複数の篏合凹部を備え、
前記分岐箱は、前記複数の篏合凹部の少なくとも何れか1つの上から鋲を打ち込むことにより、前記壁面に固定される
エレベータ配線の分岐箱。
【請求項8】
前記複数の篏合凹部は、前記有蓋筒形状の側面に複数のスリットが設けられている
請求項7に記載のエレベータ配線の分岐箱。
【請求項9】
前記カバー部は、前記複数の篏合凹部のそれぞれの周囲を囲むように形成されたなぞり溝を有する
請求項7又は請求項8に記載のエレベータ配線の分岐箱。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、エレベータ配線の分岐箱に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電気配線工事で用いられるジョイントボックス(登録商標)に関する技術が開示されている。この技術では、結線束をほぼ真っ直のまま収納可能な長さの一体ボックスを設けて電線ケーブル外装とともに結束することにより、取り付け作業が簡易化されるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
エレベータの新設又は改修工事では、新たなエレベータ配線が設置されることがある。エレベータ配線は、昇降路を縦貫する幹配線に、各階に分岐する分岐配線が結線されている。エレベータ配線を昇降路に設置する場合、結線部を覆う分岐箱を昇降路の壁面に固定することが必要となる。特許文献1の技術は、造営材に結束することにより分岐箱の取り付け作業が簡易化されるとしているが、壁面に分岐箱を固定する際の効率化及び簡易化については検討されていない。
【0005】
本開示は、上述のような課題を解決するためになされたもので、エレベータ配線の結線部を覆うように設置されるエレベータ配線の分岐箱において、昇降路の壁面への設置作業の効率化及び簡易化を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の開示のエレベータ配線の分岐箱は、エレベータの幹配線と分岐配線との結線部を覆うように昇降路の壁面に鋲で固定されるエレベータ配線の分岐箱である。分岐箱は、裏面が壁面に接面され、表面に結線部が配置される樹脂製の本体部と、本体部の表面を結線部の上から覆う樹脂製のカバー部と、を備える。本体部は、表面の側が有蓋筒形状に突出した複数の篏合凸部を備える。カバー部は、複数の凸部のそれぞれと着脱自在に嵌合するように、本体部と面する側が有蓋筒形状に凹んだ複数の篏合凹部を備える。分岐箱は、複数の凸部と嵌合された複数の篏合凹部の少なくとも何れか1つの上から鋲を打ち込むことにより、壁面に固定される。
【0007】
第2の開示のエレベータ配線の分岐箱は、エレベータの幹配線と分岐配線との結線部を覆うように昇降路の壁面に鋲で固定されるエレベータ配線の分岐箱である。分岐箱は、結線部の上から覆う樹脂製のカバー部を備える。カバー部は、配置された結線部を挟んだ両縁部に、壁面に接面する側が有蓋筒形状に凹んだ複数の篏合凹部を備える。分岐箱は、複数の篏合凹部の少なくとも何れか1つの上から鋲を打ち込むことにより、壁面に固定される。
【発明の効果】
【0008】
第1の開示のエレベータ配線の分岐箱によれば、本体部の複数の篏合凸部とカバー部の複数の篏合凹部とが篏合される。そして、篏合された複数の篏合凹部のうちの少なくとも1つの上から鋲が打ち込まれることにより、分岐箱が壁面に固定される。このような構成によれば、鋲を打ち込む作業によって、本体部とカバー部とを一度に壁面に固定することができる。また、複数の篏合凸部と壁面との間に形成された中空が潰されることによって、鋲を発射する際の鋲打ち機の衝撃を緩和することができる。これにより、エレベータの昇降路における分岐箱の設置作業の効率化及び簡易化を図ることができる。
【0009】
第2の開示のエレベータ配線の分岐箱によれば、複数の篏合凹部のうちの少なくとも1つの上から鋲が打ち込まれることにより、分岐箱が壁面に固定される。このような構成によれば、篏合凹部と壁面との間に形成された中空が潰されることによって、鋲を発射する際の鋲打ち機の衝撃を緩和することができる。これにより、エレベータの昇降路における分岐箱の設置作業の効率化及び簡易化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】実施の形態における分岐箱が適用されるエレベータ装置の例を示す図である。
【
図3】篏合凹部と篏合凸部による篏合構造の断面を示す模式図である。
【
図4】昇降路の壁面に固定された分岐箱を例示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。なお、各図において共通する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0012】
実施の形態1.
1.実施の形態のエレベータ装置の構成
図1は、実施の形態における分岐箱が適用されるエレベータ装置の例を示す図である。エレベータ装置100は、例えば複数の階床を有する建物に適用される。建物において、エレベータ装置100の昇降路3が設けられる。昇降路3は、複数の階床にわたる鉛直方向に長い空間である。複数の階床のそれぞれには乗場10が設けられる。この例において、昇降路3の上方に機械室3aが設けられる。昇降路3の底部において、ピット3bが設けられる。
【0013】
エレベータ装置100は、かご1及びつり合いおもり2を備える。かご1は、複数のパネル部材を互いに接続して内部空間を形成している。かご1は、昇降路3を上下に移動する。つり合いおもり2は、昇降路3におけるかご1の背面側を上下に移動する。かご1及びつり合いおもり2は、主ロープ4によって昇降路3に吊り下げられる。
【0014】
主ロープ4は、巻上機5の駆動綱車6に巻き掛けられる。駆動綱車6が回転すると、駆動綱車6が回転した方向に応じた方向に主ロープ4が移動する。主ロープ4が移動する方向に応じてかご1は上昇或いは下降する。かご1の移動は、ガイドレール7によって案内される。
【0015】
ガイドレール7は、鉛直方向に一直線状に設けられる。ガイドレール7は、昇降路3のピット3bから昇降路3の頂部に亘って配置される。かご1は、2本のガイドレール7の間に配置される。
【0016】
つり合いおもり2は、かご1の背面側の昇降路3において、かご1が移動する方向とは反対の方向に移動する。つり合いおもり2の移動は、ガイドレール9によって案内される。
【0017】
ガイドレール9は、鉛直方向に一直線状に設けられる。ガイドレール9は、昇降路3のピット3bから昇降路3の頂部に亘って配置される。つり合いおもり2は、2本のガイドレール9の間に配置される。
【0018】
このようにして、かご1及びつり合いおもり2は、主ロープ4によって昇降路3内で互いに相反する方向に昇降するつるべ状に吊持されている。すなわち、主ロープ4は、昇降路3内においてかご1とつり合いおもり2とを1:1ローピング方式で吊り下げている。
【0019】
複数の階床のそれぞれの乗場10の壁には、乗場操作盤12がそれぞれ設置される。乗場操作盤12は、利用者の乗場呼びの操作を受け付ける装置である。エレベータ装置100は、制御盤14によって制御される。制御盤14は、例えば機械室3aに設置される。制御盤14には、エレベータ配線16が接続される。エレベータ配線16は、1つの幹配線16aと複数の分岐配線16bと、を含む。幹配線16aは、機械室3aの制御盤14からピット3bまで昇降路3内を縦引きされる主配線である。幹配線16aには、各階に対応する位置において、それぞれ分岐配線16bが結線される。分岐配線16bは、昇降路3内を横引きされて、それぞれ各階の乗場操作盤12に接続される。
【0020】
幹配線16aと分岐配線16bとの結線部16cには樹脂製の分岐箱20が設置される。分岐箱20は、結線部16cの周囲を覆った状態で昇降路3内の壁面に鋲で固定される。以下、分岐箱20の特徴について更に詳しく説明する。
【0021】
2.分岐箱20の構成
図2は、分岐箱の構成の一例を示す図である。分岐箱20は、正面視において、角が丸められた矩形形状を有し、幹配線16aが長手方向に沿って縦貫する向きに配置される。分岐箱20は、本体部22とカバー部30とを備えている。本体部22は、裏面が壁面に接面し、表面に結線部16cが配置される樹脂製の板材である。本体部22の材料としては、例えばポリプロピレンが例示される。本体部22は、結線部16cを上面側に配置し、幹配線16aが長手方向に沿って縦貫する向きに固定される。
図2に示す例では、幹配線16aにおける結線部16cの前後の位置が、樹脂製の結束部材26によって本体部22に固定されている。
【0022】
カバー部30は、本体部22の上から結線部16cを覆うドーム型の樹脂部材である。カバー部30の材料としては、例えばポリプロピレンが例示される。また、カバー部30は、内部の結線部16cを視認可能な透明又は半透明の色彩が採用される。カバー部30の長手方向の一端側には、幹配線16aを通すための開口が設けられ、長手方向の他端側には、幹配線16aと分岐配線16bとを通すための開口が設けられている。
【0023】
カバー部30は、篏合構造によって本体部22に仮装着される。篏合構造は、本体部22に設けられた複数の篏合凸部24と、カバー部30に設けられた複数の篏合凹部32とにより構成される。複数の篏合凸部24は、複数の篏合凸部24は、本体部22の表面の側から有蓋筒形状に突出する凸構造である。複数の篏合凸部24は、結線部16cを挟んで本体部22の長手方向に沿った両縁部に複数個がそれぞれ並んで設けられている。複数の篏合凹部32は、カバー部30の本体部22と面する側から有蓋筒形状に凹んだ凹構造である。複数の篏合凹部32は、複数の篏合凸部24のそれぞれに重なる位置、つまりカバー部30の長手方向に沿った両縁部に複数個がそれぞれ並んで設けられる。
【0024】
カバー部30の複数の篏合凹部32のそれぞれは、対応するそれぞれの篏合凸部24に篏合される。
図3は、篏合凹部と篏合凸部による篏合構造の断面を示す模式図である。この図に示すように、篏合凸部24の外側面24aは、篏合凹部32の内側面32aに着脱自在に嵌め込まれる。篏合凸部24及び篏合凹部32は、カバー部30が本体部22に仮装着されて自然に外れない篏合強度となるように、寸法が調整されている。
【0025】
3.分岐箱20の固定方法
エレベータ装置100のエレベータ配線16を昇降路3に新たに設置する場合を例に、分岐箱20の固定方法について説明する。エレベータ配線16の結線部16cには、結束部材26によって本体部22が固定されている。また、カバー部30は、篏合凹部32と篏合凸部24による篏合構造によって結線部16cを覆うように仮装着されている。このように、作業現場に持ち込まれるエレベータ配線16は、分岐箱20が結線部16cに仮装着されているので、エレベータ配線16の輸送時において結線部16cを有効に保護することができる。
【0026】
カバー部30が本体部22に仮装着された分岐箱20は、1又は複数本の鋲40によって昇降路3の壁面に固定される。
図4は、昇降路の壁面に固定された分岐箱を例示した図である。鋲40は、カバー部30の篏合凹部32の上から打ち込まれる。鋲40の本数及び配置に限定はない。
図4に示す例では、複数の篏合凹部32のうち、左右それぞれ4か所の篏合凹部32に鋲40が打ち込まれている。篏合凸部24の裏側には中空の空間が形成されている。このため、鋲40が打ち込まれると、篏合凹部32と篏合凸部24とが潰れる。これにより、鋲40を発射する際の鋲打ち機の衝撃が緩和される。
【0027】
分岐箱20は樹脂製の材料で構成されているため、接地回路を別途設ける必要がない。また、結線部16cは、雨滴対策として端子部が上方を向くように配置することが求められる。分岐箱20のカバー部30は、結線部16cを視認可能な透明又は半透明の色彩を有しているため、分岐箱20の固定後も結線部16cの状態を確認することができる。
【0028】
4.分岐箱20の付加的な構造
分岐箱20は、以下のような付加的な構造を更に備えることとしてもよい。
【0029】
4-1.スリット
図5は、
図3中の領域Aを拡大した図である。この図に示すように、篏合凹部32の外側面32bには、周方向に沿って複数本のスリット32cが設けられている。複数のスリット32cの形状及び数量に限定はない。このような篏合構造によれば、鋲40を篏合凹部32の中心に打ち込んだ際に、スリット32cの効果によって篏合凹部32と篏合凸部24とが潰れ易くなる。これにより、鋲40を発射する際の鋲打ち機の衝撃が緩和される効果が安定して得られる。なお、
図3では、篏合凹部32のスリット32cを図示しているが、これに加えて又はこれに替えて、篏合凸部24の外側面にも同様の複数のスリットが設けられていてもよい。
【0030】
4-2.なぞり溝
図6は、
図3中の領域Bを拡大した図である。また、
図7は、カバー部の正面図である。
図6及び
図7に示すように、カバー部30の各篏合凹部32の周囲には、それぞれの篏合凹部32の周囲を囲むようになぞり溝34が設けられている。
図6の例では、なぞり溝34は、カバー部30の裏面に設けられた断面三角形状の溝として構成されている。
【0031】
鋲40によって取り付けたカバー部30を取り外す必要が生じた場合、鋲40によって固定された篏合凹部32の周囲を切り離す方法が考えられる。なぞり溝34が設けられている箇所は他の場所よりも肉厚が薄くなっているため切り離し易い。このため、作業者は、なぞり溝34に沿って切れ込みを入れることにより、鋲40によって固定された篏合凹部32の周囲を容易に切り離すことが可能となる。なお、なぞり溝34は、それぞれの篏合凹部32の周囲を囲むように設けられていればその形状に限定はない。
【0032】
5.分岐箱の変形例
分岐箱20は、以下のような変形した形態を採用してもよい。
【0033】
分岐箱20は、少なくともカバー部30を備えていれば、本体部22を備えていなくてもよい。この場合、カバー部30の篏合凹部32は、壁面に直接接面することになる。鋲40は、カバー部30の篏合凹部32の上から打ち込まれる。鋲40の本数及び配置に限定はない。鋲40が打ち込まれると、篏合凹部32が潰れる。このため、このような変形例の分岐箱20においても、少なくとも鋲40を発射する際の鋲打ち機の衝撃を緩和する効果を奏することができる。
【0034】
なお、変形例の分岐箱20においても、上述のなぞり溝34又はスリット32cを設けることとしてもよい。これにより、上述のなぞり溝34を設けることによる効果、及びスリット32cを設けることによる効果を奏することができる。
【符号の説明】
【0035】
1 かご、 1a かご上、 3 昇降路、 3a 機械室、 3b ピット、 4 主ロープ、 5 巻上機、 6 駆動綱車、 7 ガイドレール、 9 ガイドレール、 10 乗場、12 乗場操作盤、 14 制御盤、 16 エレベータ配線、 16a 幹配線、 16b 分岐配線、 16c 結線部、 20 分岐箱、 22 本体部、 24 篏合凸部、 24a 外側面、 26 結束部材、 30 カバー部、 32 篏合凹部、 32a 内側面、 32b 外側面、 32c スリット、 34 なぞり溝、 40 鋲、 100 エレベータ装置